JP2005230200A - 車椅子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
本発明の車椅子は、乗員を乗せた状態の車椅子の重心位置を主輪の接地位置近傍に限りなく接近させるように配置することにより、回転モーメントの発生をできるだけ少なくし、傾斜した歩道等であっても、安定して直進できる。
【選択図】 図1
Description
第1発明の車椅子は、乗員が座る部分を備えているシートフレーム部と、前記シートフレーム部を支える基台フレーム部と、前記基台フレーム部に取り付けられた主輪および補助輪と、から少なくとも構成され、前記乗員を乗せた状態の重心位置が前記主輪の接地位置近傍に限りなく接近させるように配置されていることを特徴とする。
第2発明の乗員が座る部分を備えているシートフレーム部と、前記シートフレーム部の重心位置を前後方向に移動が可能な状態で支えることができる基台フレーム部と、前記基台フレーム部に取り付けられた主輪および補助輪とから少なくとも構成されていることを特徴とする。
第3発明の車椅子は、乗員が座る部分を備えているシートフレーム部と、前記シートフレーム部の重心位置を前後方向に移動が可能な状態で支えることができる基台フレーム部と、前記基台フレーム部に取り付けられた主輪および補助輪と、前記乗員を乗せた状態の重心位置が前記主輪の接地位置近傍に限りなく接近させるように移動できる基台フレーム部に取り付けられた可動取付具とから少なくとも構成されていることを特徴とする。
第4発明の車椅子は、乗員が座る部分を備えているシートフレーム部と、前記シートフレーム部の重心位置を前後方向に移動が可能な状態で支えることができる基台フレーム部と、前記基台フレーム部に取り付けられた主輪および補助輪と、前記乗員を乗せた状態の重心位置が前記主輪の接地位置近傍に限りなく接近させるように移動できるシートフレーム部に取り付けられた可動取付具とから少なくとも構成されていることを特徴とする。
第2発明から第4発明に記載された車椅子において、シートフレーム部または基台フレーム部は、一方に突状部材を、他方にスリットを設けることにより移動可能に取り付けられていることを特徴とする。
第2発明から第5発明に記載された車椅子において、突状部材は、前記スリットに嵌合された状態で前記乗員を乗せた状態の重心位置を移動させた後、固定できる構造になっていることを特徴とする。
第2発明から第6発明の車椅子において、シートフレーム部または基台フレーム部は、一方にスリットを設け、他方に前記スリットが摺動自在に嵌合する周面溝を備えた突状部材を設けることにより所定の範囲だけ移動可能に取り付けられていることを特徴とする。
第2発明から第7発明の車椅子において、基台フレーム部のシートフレーム部に対する移動は、10cmないし15cmであることを特徴とする。
第1発明の車椅子は、乗員が座る部分を備えているフレームによって構成されているシートフレーム部と、前記シートフレーム部を支えるフレームによって構成されている基台フレーム部と、前記基台フレーム部に取り付けられた主輪および補助輪と、その他車椅子として必須の機能を有するものとから構成されている。前記車椅子は、前記乗員を乗せた状態の重心位置を前記主輪の接地位置近傍に限りなく接近させるように配置されている。すなわち、前記乗員を乗せた状態の基台フレーム部の重心位置は、前記主輪の接地位置近傍に限りなく接近させるように配置されることにより、回転モーメントが働かないようにしている。また、第1発明の車椅子は、前記シートフレーム部と基台フレーム部とが一体になっている。
第2発明は、基台フレーム部上で、乗員が座る部分を備えているシートフレーム部が水平方向に移動できるようになっている点で第1発明と異なっている。すなわち、前記基台フレーム部は、前記シートフレーム部と別体に構成されており、前記シートフレーム部の重心位置を水平方向に移動が可能な状態で支えているため、重心位置と主輪の接地位置を限りなく接近させて、回転モーメントを少なくして、傾斜面、あるいは傾斜面を有する歩道等を横切る際に、補助輪が車道方向に曲がることなく、車椅子を真っ直ぐに移動させることができる。
第3発明の車椅子は、シートフレーム部と、基台フレーム部とが可動取付具を介して水平方向で、かつ前後方向に移動が可能な状態で支えられている点で、第2発明と異なっている。また、前記可動取付具は、可動範囲を広く取り過ぎると、車椅子の安定が悪くなるため、傾斜した歩道を真っ直ぐに移動させる際の介護人の負担を軽くできる範囲で、基台フレーム部に対して、シートフレーム部が移動できるようになっている。また、前記可動取付具は、基台フレーム部側に取り付けられている。
第4発明の車椅子は、可動取付具がシートフレーム部側に取り付けられている点で第3発明と異なっている。
第5発明の車椅子は、前記シートフレーム部または基台フレーム部の一方に突状部材を、他方にスリットが設けられている。前記突状部材は、前記スリットに嵌めた後、前記シートフレーム部における重心方向を主輪の接地位置近傍に限りなく接近させるように移動可能に取り付けられている。
第6発明の車椅子は、前記突状部材に、たとえば、ネジが切られており、前記スリットに嵌合された状態で、前記回転モーメントをできるだけ少なくする位置に、前記シートフレーム部または基台フレーム部を移動させた後、ナット等により前記両者が固定される。また、前記突状部材は、ネジとナットにより、前記シートフレーム部および基台フレーム部を固定する以外、ワンタッチで締め付けを行うようなものであってもよい。
第7発明の車椅子は、前記シートフレーム部または基台フレーム部の一方の端部に円形孔を有するスリットを設け、他方に前記スリットが摺動自在に嵌合する周面溝を備えた突状部材が設けられている。前記シートフレーム部および基台フレーム部は、前記周面溝を備えた突状部を前記スリットに摺動自在に嵌合するとともに、第6発明の突状部材とナット等により固定される。
第8発明の車椅子は、前記主輪の接地位置と、前記車椅子の重心位置との距離を具体化している。すなわち、本出願人は、前記主輪の接地位置と前記車椅子の重心位置との距離を変えることにより実験した結果、前記距離が10cmないし15cm主輪側に近づくと、傾斜面、あるいは車道方向に傾斜した歩道を走行する際に、略直進することが可能であると同時に、安定した走行が可能である。
111・・・バックフレーム
112・・・シート下部フレーム
113・・・肘掛けフレーム
114・・・握り
115・・・垂直脚フレーム
12・・・基台フレーム部
121・・・基台上部フレーム
122・・・基台下部フレーム
123・・・脚フレーム
124・・・フットレスト
125・・・垂直脚フレーム
126・・・ハブ
127・・・ハブ取付部
13・・・主輪
14・・・補助輪
15・・・可動取付具
151・・・スリット
152・・・大孔付スリット
153・・・大孔
16・・・ナット
161・・・固着部
17・・・ハブ付きネジ
18・・・溝付スリット嵌合突起
181・・・固着部
19・・・安定用キャスター
Claims (8)
- 乗員が座る部分を備えているシートフレーム部と、
前記シートフレーム部を支える基台フレーム部と、
前記基台フレーム部に取り付けられた主輪および補助輪と、
から少なくとも構成され、
前記乗員を乗せた状態の重心位置が前記主輪の接地位置近傍に限りなく接近させるように配置されていることを特徴とする車椅子。 - 乗員が座る部分を備えているシートフレーム部と、
前記シートフレーム部の重心位置を前後方向に移動が可能な状態で支えることができる基台フレーム部と、
前記基台フレーム部に取り付けられた主輪および補助輪と、
から少なくとも構成されていることを特徴とする車椅子。 - 乗員が座る部分を備えているシートフレーム部と、
前記シートフレーム部の重心位置を前後方向に移動が可能な状態で支えることができる基台フレーム部と、
前記基台フレーム部に取り付けられた主輪および補助輪と、
前記乗員を乗せた状態の重心位置が前記主輪の接地位置近傍に限りなく接近させるように移動できる基台フレーム部に取り付けられた可動取付具と、
から少なくとも構成されていることを特徴とする車椅子。 - 乗員が座る部分を備えているシートフレーム部と、
前記シートフレーム部の重心位置を前後方向に移動が可能な状態で支えることができる基台フレーム部と、
前記基台フレーム部に取り付けられた主輪および補助輪と、
前記乗員を乗せた状態の重心位置が前記主輪の接地位置近傍に限りなく接近させるように移動できるシートフレーム部に取り付けられた可動取付具と、
から少なくとも構成されていることを特徴とする車椅子。 - 前記シートフレーム部または基台フレーム部は、一方に突状部材を、他方にスリットを設けることにより移動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載された車椅子。
- 前記突状部材は、前記スリットに嵌合された状態で前記乗員を乗せた状態の重心位置を移動させた後、固定できる構造になっていることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載された車椅子。
- 前記シートフレーム部または基台フレーム部は、一方にスリットを設け、他方に前記スリットが摺動自在に嵌合する周面溝を備えた突状部材を設けることにより所定の範囲だけ移動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項2ないし請求項6のいずれか1項に記載された車椅子。
- 前記基台フレーム部のシートフレーム部に対する移動は、10cmないし15cmであることを特徴とする請求項2ないし請求項7のいずれか1項に記載された車椅子。
Priority Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011182911A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-09-22 | Matsunaga Seisakusho:Kk | 車椅子のリクライニング用の操作レバー装置 |
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JPH07255785A (ja) * | 1993-03-16 | 1995-10-09 | Harald Reinhardt | 車椅子 |
JPH09507785A (ja) * | 1994-11-18 | 1997-08-12 | ドゥゴンダ レアブ ソシエテ アノニム | 身体障害者の運搬用あるいは移動補助用の車椅子 |
JP2000126242A (ja) * | 1998-10-23 | 2000-05-09 | Kawamura Cycle:Kk | 電動車椅子 |
JP2001087318A (ja) * | 1999-09-21 | 2001-04-03 | Sankyo Alum Ind Co Ltd | 車椅子 |
-
2004
- 2004-02-19 JP JP2004042205A patent/JP4211933B2/ja not_active Expired - Fee Related
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