JP2005229949A - スピニングリールのリール本体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スピニングリールのリール本体において、本体部材と蓋部材との合わせ部における応力集中による不具合を抑えながら、外観の美観を高く維持する。
【解決手段】 スピニングリールの本体部材2cと蓋部材2dとは、蓋部材2dの先端部2lが本体部材2cの段差部2kに外形が係合するように装着されている。蓋部材2dの先端部2lは、外観に露出する第1角部と、外観に露出しない第2角部82とを有している。本体部材2c段差部2kは、外観に露出する第3角部と、外観に露出しない第4角部84とを有している。外観に露出する第1角部と第3角部とは平面で接合している。第4角部84は、第2角部82に対向する合わせ面が曲面になるようにアール面取り加工によるアール面が形成されている。
【選択図】 図9

Description

本発明は、リール本体、特に、釣竿に装着されハンドルの回転に連動して回転するロータによりスプールに釣り糸を巻き付けるスピニングリールのリール本体に関する。
スピニングリールは、一般に、リール本体と、リール本体に回転自在に支持されたロータと、ロータの前方に配置されロータにより外周に釣り糸が巻き付けられるスプールとを有している。リール本体には、ロータを回転させるためのハンドルが設けられている。
この種のリール本体は、釣竿に装着される竿取付脚部と、竿取付脚部と一体成形されたリールボディとを有している。リールボディは、側部が開口し各種の機構が装着される収納空間が形成された本体部材と、本体部材の開口を覆うように着脱自在に装着された蓋部材とを有している。竿取付脚部は、本体部材から上方に延びる脚部と、脚部の先端から両側に延びる釣竿の装着部とを有している。
このようなリール本体では、本体部材と竿取付脚部とが一体的に形成され、本体部材に蓋部材が装着されるものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。ここでは、本体部材と竿取付脚部とが、合成樹脂の射出成形や、アルミニウム合金のダイカスト成形により一体的に形成されている。
また、別のリール本体では、蓋部材と竿取付脚部とを一体的に形成し、単体の本体部材に蓋部材が装着されるものが知られている(たとえば、特許文献2参照)。ここでは、本体部材を薄肉化して精度を高く維持できるとともに、精度をあまり必要としない蓋部材に竿取付脚部を一体化することにより、竿取付脚部を厚肉にでき、竿取付脚部での強度も高く維持できる。
前者の本体部材と竿取付脚部と一体化したリール本体では、本体部材と蓋部材とは竿取付脚部の連設部分にて接合している。また、後者の蓋部材と竿取付脚部と一体化したリール本体においても、本体部材と蓋部材とは竿取付脚部の連設部分にて接合している。本体部材と竿取付脚部との連設部分には、側部開口の竿取付脚部側に凹んだ段差部を有し、段差部の角部がアール面取り加工されている。蓋部材の竿取付脚部側の先端部には、角部がアール面取り加工され、段差部の角部とアール面で接合している。ここでは、本体部材の竿取付脚部の連設部分に大きな力が作用しても、本体部材の段差部の角部と蓋部材の先端部の角部とが互いにアール面で接合しているので、応力集中による不具合を抑えることができる。
特開2003−47373号公報 特開2003−225039号公報
前記従来のリール本体では、本体部材の段差部の角部と蓋部材の先端部の角部とが互いにアール面で接合しているので、応力集中による不具合を抑えることことができる。しかし、本体部材と蓋部材とは別々の金型を用いて射出成形やダイカスト成形により形成されているので、本体部材の段差部の角部のアール面と蓋部材の先端部の角部のアール面とを合わせるのが非常に困難である。このため、本体部材の段差部の角部と蓋部材の先端部の角部との間に隙間が生じてしまい、外観の美観を損ねるおそれが生じる。
本発明の課題は、スピニングリールのリール本体において、本体部材と蓋部材との合わせ部における応力集中による不具合を抑えながら、外観の美観を高く維持することにある。
発明1に係るスピニングリールのリール本体は、釣竿に装着され前方に釣り糸を繰り出し可能なスピニングリールのリール本体であって、釣竿に装着される竿取付脚部と、側部に開口部が形成された収納空間を有する本体部材と、本体部材に着脱自在に装着され開口部を覆う閉塞部を有する蓋部材とを備えている。本体部材及び蓋部材の一方は、竿取付脚部と一体成形され、竿取付脚部との連設部分に本体部材及び蓋部材の他方の先端部が装着されるように凹んで形成された段差部を有している。先端部は、外観に露出する第1角部と、外観に露出しない第2角部とを有している。段差部は、第1角部に平面で接合し外観に露出する第3角部と、第2角部に対向する合わせ面が曲面になるように形成され外観に露出しない第4角部とを有している。
このリール本体では、本体部材又は蓋部材の段差部の外観に露出する第3角部と、蓋部材又は本体部材の先端部の外観に露出する第1角部とが平面で接合しているので、外観上は本体部材と蓋部材とを隙間なく合わせることができ、このため外観の美観を高く維持することができる。また、本体部材又は蓋部材の段差部の外観に露出しないほとんどの角部である第4角部の先端部の外観に露出しない第2角部に対向する合わせ面が曲面になっているので、たとえばアール面取り加工によるアール面を形成することにより、本体部材又は蓋部材の竿取付脚部の連設部分に大きな力が作用しても、応力集中による不具合を抑えることができる。
発明2に係るスピニングリールのリール本体は、発明1に記載のリール本体において、第2角部は、第4角部に対向する合わせ面が曲面になるように形成されている。この場合、段差部の外観に露出しない第4角部と先端部の外観に露出しない第2角部との合わせ面が曲面になっているので、段差部に先端部を合わせやすくなる。
発明3に係るスピニングリールのリール本体は、発明1又は2に記載のリール本体において、第2角部と第4角部との間には、僅かな隙間が形成されている。この場合、段差部に先端部を装着したとき、段差部の外観に露出しない第4角部と先端部の外観に露出しない第2角部との間に僅かな隙間が形成されているので、外観に露出しない第4角部や第2角部を高精度に形成する必要がなくなるので、外観の美観に悪影響を及ぼすことなく、段差部や先端部の形成が容易になる。
発明4に係るスピニングリールのリール本体は、発明1から3のいずれかに記載のリール本体において、第1角部及び第3角部は、後方視2つの直線が交差するように形成されている。この場合、外観に露出する第1角部及び第3角部が2つの直線が交差して形成されているので、外観に露出する角部を確実に合わせやすくなる。
発明5に係るスピニングリールのリール本体は、発明1から4のいずれかに記載のリール本体において、第4角部は、後方視2つの直線が略円弧状につながるように形成されている。この場合、外観に露出しない第4角部が略円弧形状、すなわちアール形状になっているので、外観に露出しないほとんどの角部をアール面で合わせることにより、応力集中による不具合を抑えることができる。
発明6に係るスピニングリールのリール本体は、発明1から5のいずれかに記載のリール本体において、第2角部及び第4角部の少なくとも一方には、一部が切り欠かれた肉盗み部が形成されている。この場合、外観の美観に悪影響を及ぼすことなく、軽量化を図るとともに、内部のスペースを確保することができる。
発明7に係るスピニングリールのリール本体は、発明1から6のいずれかに記載のリール本体において、竿取付脚部は、本体部材と一体成形されている。この場合、竿取付脚部と本体部材とが一体成形されているので、竿取付脚部と蓋部材とが一体成形されている場合に比して、蓋部材の構成が簡素になる。
発明8に係るスピニングリールのリール本体は、発明1から6のいずれかに記載のリール本体において、竿取付脚部は、蓋部材と一体成形されている。この場合、竿取付脚部と蓋部材とが一体成形されているので、厚肉部分と薄肉部分との混在を少なくして本体部材を薄肉にして精度を高く維持し、取付脚部を厚肉にして強度を維持できるようになる。
本発明によれば、スピニングリールのリール本体において、本体部材と蓋部材とは、段差部の外観に露出する第3角部と先端部の外観に露出する第1角部とが平面で接合し、段差部の外観に露出しない第4角部の先端部の外観に露出しない第2角部に対向する合わせ面が曲面になっているので、本体部材と蓋部材との合わせ部における応力集中による不具合を抑えながら、外観の美観を高く維持することができる。
本発明の一実施形態が採用されたスピニングリールは、図1に示すように、釣竿の長手方向に沿う軸芯X回りに釣り糸を巻き取るフロントドラグ型のリールである。スピニングリールは、ハンドル1を備えたリール本体2と、リール本体2の前部に軸芯X回りに回転自在に支持されたロータ3と、ロータ3の前部に配置された釣り糸を巻き取るスプール4とを備えている。
リール本体2は、たとえば金属製又は合成樹脂製である。リール本体2は、図1及び図2に示すように、釣竿に装着される前後に長い装着部を有する略T字形状の竿取付脚部2bと、竿取付脚部2bと連結されるリールボディ2aとを備えている。リールボディ2aは、図1及び図2、図6に示すように、竿取付脚部2bと一体成形された本体部材2cと、本体部材2cに着脱自在に装着された蓋部材2dとを備えている。竿取付脚部2bの下部には、側部を貫通する縦長の貫通孔2eが形成されている。
本体部材2cは、図2、図5及び図6に示すように、側部が開口する開口部2iが形成された収納空間2hを有している。収納空間2hの内部には、ロータ3を回転させるためのロータ駆動機構5と、スプール4をハンドル1の回転に連動して前後に往復移動させるオシレーティング機構6とが設けられている。本体部材2cは、収納空間2hの上部の竿取付脚部2b側の連設部分において、収納空間2h側に凹んだ段差部2kが形成されている。
蓋部材2dは、図1、図6から図8に示すように、本体部材2cの開口部2iを覆い、内部にロータ駆動機構5の一部が配置されるカバー状の閉塞部2jを有している。蓋部材2dは、閉塞部2jの竿取付脚部2b側の連設部分において、上側に突出する先端部2lが形成されている。蓋部材2dの先端部2lは、本体部材2cの段差部2kに外形が係合するように装着されている。
蓋部材2dの先端部2lは、外観に露出する第1角部81(図10参照)と、外観に露出しないほとんどの角部である第2角部82(図6及び図9参照)とを有している。
第1角部81は、図10に示すように、蓋部材2dの閉塞部2jから竿取付脚部2b側に延びる第1合わせ部71と、第1合わせ部71の上端部と直交し外方に延びる第2合わせ部72とが交差する角部である。第1角部81は、後述する第3角部83との合わせ面が平面になるように形成されている。
第2角部82は、図9に示すように、蓋部材2dの閉塞部2jから竿取付脚部2b側に延びる第3合わせ部73と、第3合わせ部73の上端部と直交し外方に延びる第4合わせ部74とが略円弧状につながる角部である。第2角部82は、後述する第4角部84(図9参照)との合わせ面が曲面になるようにアール面取り加工によるアール面が形成されている。
本体部材2cの段差部2kは、外観に露出する第3角部83(図10参照)と、外観に露出しないほとんどの角部である第4角部84(図6及び図9参照)とを有している。
第3角部83は、図10に示すように、本体部材2cの開口部2iから竿取付脚部2b側に延びる第5合わせ部75と、第5合わせ部75上端部と直交し外方に延びる第6合わせ部76とが交差する角部である。第3角部83は、第1角部81との合わせ面が平面になるように形成されており、このため外観に露出する第1角部81と第3角部83とは平面で接合している。
第4角部84は、図9に示すように、本体部材2cの開口部2iから竿取付脚部2b側に延びる第7合わせ部77と、第7合わせ部77上端部と直交し外方に延びる第8合わせ部78とが略円弧状につながる角部である。第4角部84は、第2角部82に対向する合わせ面が曲面になるようにアール面取り加工によるアール面が形成されている。第4角部84のアール角は、図11に拡大して示すように、第2角部82のアール角より大きくなるように形成されており、このため第2角部82と第4角部84との間には、僅かな隙間86が形成されている。さらに、第4角部84は、図5に示すように、本体部材2cの開口部2i側の一部が切り欠かれた肉盗み部85が形成されている。このような肉盗み部85を形成することにより、本体部材2cの軽量化を図れるとともに、収納空間2h内部のスペースを広く確保することができる。
ロータ3は、図1及び図2に示すように、たとえば合成樹脂又は金属製であり、リール本体2に回転自在に支持されている。ロータ3は、図2に示すように、円筒部3aと、円筒部3aの側方に互いに対向して設けられた第1アーム部3b及び第2アーム部3cとを有している。また、円筒部3aの前壁3dの中央部には貫通孔3eを有するボス部3fが形成されている。この貫通孔3eに後述するスプール軸8及びピニオンギア12が貫通している。第1アーム部3bの先端と第2アーム部3cの先端部とには、ベールアーム9が糸巻取姿勢と糸開放姿勢との間で揺動自在に設けられている。このベールアーム9により釣り糸がスプール4に案内される。
ベールアーム9は、第1ベール支持部材40及び第2ベール支持部材41と、それらを連結するベール43とを有している。第1ベール支持部材40及び第2ベール支持部材41は、第1アーム部3b及び第2アーム部3cの先端にそれぞれ揺動自在に装着されている。
ベールアーム9は、第1アーム部3bに装着されたベール反転機構7によりロータの糸巻取方向の回転に連動して糸開放姿勢から糸巻取姿勢に戻るようになっている。ベール反転機構7は、第1アーム部3bの収納空間48内に配置されている。ベール反転機構7は、ベールアーム9を糸開放姿勢から糸巻取姿勢にロータ3の回転に連動して復帰させるとともに、両姿勢でその状態を保持するために設けられている。また、ベール反転機構7は、糸開放姿勢にベールアーム9が配置されているとき、ロータ3の回転を制動する機能も有している。
ベール反転機構7は、図2から図4に示すように、収納空間48内で第1アーム部3bに揺動自在に装着されたトグルばね機構50と、収納空間48内に略前後移動自在に装着された移動部材51と、移動部材51に接触可能にリールボディ2aの前端面に着脱自在に装着された切換部材52(図3参照)と、ロータ3を制動するための制動部材65とを有している。
トグルばね機構50は、ベールアーム9を糸巻取姿勢と糸開放姿勢とに振り分けて付勢するものである。移動部材51は、先端が第1ベール支持部材41に係止されており後端がリールボディ2aの前部に対向して配置された棒状部材であり、ベールアーム9の揺動に応じて前後に移動する。具体的には、移動部材51は、ベールアーム9が糸巻取姿勢にあるとき、後端部が切換部材52に接触不能かつ制動部材65に接触不能な前進位置に配置され、糸開放姿勢にあるとき、後端部が切換部材52に接触可能かつ制動部材65に接触した状態に配置される。この移動部材51が切換部材52に接触して後退位置から前進位置へ移動することにより、ベールアーム9が糸開放姿勢から糸巻取姿勢に戻る。
切換部材52は、たとえばポリアミド系合成樹脂やポリアセタールなどの合成樹脂製の部材であり、図3及び図4に示すように、リールボディ2aの前部に形成された装着ボス2mに着脱自在にねじ止めされている。切換部材52は、2つの傾斜面60a、60bを有する山形のカム部60と、カム部60から中心側に延びるアーチ部61と、装着ボス2mにねじ止めされる円筒形状の取付部62とを有している。傾斜面60aは、図4に矢印で示すロータ3の糸巻取回転方向の下流側が上流側によりロータ3に向けて前方に突出する傾斜面である。傾斜面60bは、傾斜面60aの突出部分から糸巻取回転方向下流側に向けて突出量が減少する傾斜面である。傾斜面60a、60bの最も突出した突出端の突出量は、傾斜面60aに後端部が接触した移動部材51がベールアーム9を糸巻取姿勢に向けて押圧したときにトグルばね機構50の死点を超えるように設定されている。なお、カム部60のリールボディ2aと接触する底面には、リールボディ2aの前面に突出して形成された位置決め突起2nに嵌合する凹部が形成されており、ビス止めされた切換部材52が位置決め及び回り止めされるように構成されている。
アーチ部61は、リールボディ2aの前面との間に制動部材65が通過可能に切り欠かれた形状を有している。取付部62は、円筒形状の部材であり、ビスによりリールボディ2aの装着ボス2mに固定される。
制動部材65は、ベールアーム9が糸開放姿勢にあるとき、ロータ3の回転を制動するために設けられている。制動部材65は、合成ゴムからなる弾性体製のリング状の部材である。制動部材65の外周面には、切換部材52を回避する部分を除いて平坦な円周面で構成された制動面65aが形成されている。制動部材65は、断面がD字状のリールボディ2aの前部に装着されている。したがって、制動部材65は、正面視D字状に装着されている。この制動部材65の直線部は、図4に示すように、切換部材52のアーチ部61の後部を後方に湾曲しながら迂回している。このように制動部材65を湾曲させながら切換部材52の後方で内周側に迂回させることにより、制限された空間を有効利用して制動部材65を配置できる。
制動部材65の制動面65aの先端端縁には、導入面65bが制動面65aと連続して形成されている。導入面65bは、糸開放姿勢への揺動に連動した移動部材51の移動方向上流側が下流側より遠ざかるように形成されており、本実施形態では、制動面65aと連続して丸みを帯びたアール面で形成されている。このように制動面65aに連続して傾斜した導入面65bを形成すると、移動部材51が制動部材65に接触するとき、移動部材51の丸みを帯びた後端部が制動部材65の導入面65bを経て制動面65aに滑らかに接触する。このため、ベールアーム9の姿勢の切り換えがスムーズになる。
スプール4は、図2に示すように、たとえば金属製又は合成樹脂製の部材であり、ロータ3の第1アーム部3bと第2アーム部3cとの間に配置されている。スプール4は、軸芯Xに沿って前後に配置されたスプール軸8の先端にドラグ機構53を介して回転自在に装着されている。スプール4は、釣り糸が巻き付けられる筒状の糸巻胴部4aと、糸巻胴部4aの後端部に一体成形された大径筒状のスカート部4bと、糸巻胴部4aの前端部に一体形成された大径の前フランジ部4cとを有している。
ロータ駆動機構5は、ハンドル1が固定されたハンドル軸10とともに回転するマスターギア軸11aを有するマスターギア11と、このマスターギア11に噛み合うピニオンギア12とを有している。マスターギア軸11aは、リール本体2に回転自在に支持されている。ピニオンギア12は筒状に形成されており、中心をスプール軸8が貫通している。ピニオンギア12の前部12aはロータ3の貫通孔3eを貫通してスプール4側に延びている。この前部12aで、ロータ3はナット13によりピニオンギア12に回転不能に固定されている。ピニオンギア12は、前部と中間部とで軸受14a、14bによりリール本体2に回転自在に支持されている。ナット13は、リテーナ36により緩み止めされている。リテーナ36は前壁3dに形成されたねじ孔にねじ止めされたビスにより固定されている。
オシレーティング機構6は、図2に示すように、スプール4の中心部に固定されたスプール軸8を前後方向に移動させてスプール4を同方向に移動させるための機構である。オシレーティング機構6は、マスターギア軸11aに設けられた駆動ギア15と、駆動ギア15に噛み合う中間ギア部16と、中間ギア部16を介して駆動ギア15に連動して回転するカムギア部17と、カムギア部17に係合してスプール軸8の後端に回転不能かつ移動不能に固定されカムギア部17に係合して前後移動するスライダ部18と、リールボディ2aに設けられ、スライダ部18を前後移動自在に案内するガイド部19とを有している。
駆動ギア15は、図5及び図6に示すように、たとえば歯数が14の平歯車又ははすば歯車等の円形ギアであり、マスターギア軸11aにマスターギア11と間隔を隔てて一体に設けられている。なお、駆動ギア15をマスターギア軸11aと別体で設けてもよい。
中間ギア部16は、円板状の部材であり、マスターギア軸11aと平行な軸回りにリールボディ2aに回転自在に装着されている。具体的には、図6に示すように、リールボディ2aの後部内壁面にマスターギア軸11aと平行に突出して形成された装着軸2fに回転自在に装着されている。装着軸2fは、図5に示すように、マスターギア軸11aより後方(図5において右方)かつ竿取付脚部2bに接近する側(図5において上方)に配置されている。中間ギア部16は、駆動ギア15に噛み合う第1ギア16aと、第1ギア16aと同芯に配置された第2ギア16bとを有している。第1ギア16aは、駆動ギア15より歯数が多くたとえば歯数が22の平歯車又ははすば歯車等の円形ギアである。第2ギア16bは、たとえば歯数が12の2葉の楕円ギア等の非円形ギアである。第1ギア16aと第2ギア16bは、一体形成されていてもよく、また別体で形成されていてもよい。また、間隔を隔てて配置されてもよく密着されてもよい。なお、図5において、第2ギア16bの側面に描かれた2つのマーク16cは、最大歯先円直径の位置を示している。
カムギア部17は、円板状の部材であり、中間ギア部16と平行な軸回りにリールボディ2aに回転自在に装着されている。具体的には、図6に示すように、リールボディ2aの後部内壁面にマスターギア軸11aと平行に突出して形成された装着軸2gに回転自在に装着されている。装着軸2gは、図5に示すように、装着軸2fより後方、装着軸2fより竿取付脚部2bから離反する側、かつマスターギア軸11aより竿取付脚部2bに接近する側(図5において上方)に配置されている。この結果、上下方向における位置関係では、マスターギア軸11aと装着軸2fとの間に装着軸2gが配置されている。また前後方向の位置関係では、マスターギア軸11aと装着軸2gとの間に装着軸2fが配置されている。
カムギア部17は、外周部に形成されたギア部17aとマスターギア軸11aと平行な軸方向に突出して設けられた円柱状のカムピン17bとを有している。ギア部17aは、第2ギア16bより歯数が多い、たとえば歯数が24の4葉の非円形ギアである。ギア部17aは、最大歯先円直径の歯が第2ギア16bの最小歯先円直径の歯と噛み合うように配置されている。なお、図5において、カムギア部17の側面に描かれた4つのマーク17cは、最小歯先円直径の位置を示している。したがって、2つのマーク16c、17cが合うように2つの第2ギア16b及びギア部17aを噛み合わせて組み込めば正規の噛み合いが保証され組み立て作業が容易になる。
スライダ部18は、カムピン17bに係合する貫通する溝状に形成されカムピン17bが係合するカム受け部18aを有し、リールボディ2aにスプール軸方向に往復移動自在に支持されている。カム受け部18aは、スプール軸8より竿取付脚部2bに接近する側かつマスターギア11に接近する側に配置されている。スライダ部18には、スプール軸8の後端部8aがスライダ部18の下部にねじ込まれた皿ねじ21により回転不能かつ前後移動不能に装着されている。スプール軸8のスライダ部18に固定される後端部8aは、他の部分より小径に形成されている。このため、スライダ部18のスプール軸8取付部分を小型化でき、スライダ部18が後退端に位置したときにリールボディ2aとの干渉を最小限に抑えることができる。したがって、リールボディ2a後端部のデザイン形状の自由度を高くすることができる。
カム受け部18aは、図5に示すように、カムピン17bに係合し、釣竿装着側の第1端部Q1が逆側の第2端部Q2より前方に位置し、かつ第1端部Q1から前方に凸に湾曲して形成された湾曲部18bと、湾曲部18bから後方に向かって直線的に斜めに形成された第1直線部18cと、第1直線部18cから第2端部Q2に向けて直線的に延びる第2直線部18dとを含むカム溝を有している。
ガイド部19は、リールボディ2aに上下に間隔を隔てて平行に配置された2本のガイド軸19a、19bにより、スプール軸に沿った前後方向に案内されている。
ここでは、駆動ギア15が設けられたマスターギア軸11aより釣竿装着側にカムギア部17を配置したので、カムギア部17の位置が釣竿に近づくことになる。このため、従来のものより重心が釣竿装着側に移動し、体感荷重が軽減する。また、カムギア部17が釣竿装着側に配置されるので、逆側、つまりリール本体2の下部の薄型化を図ることができる。
次に、リールの操作及び動作について説明する。
キャスティング時には、釣り糸を人差し指で引っ掛けた状態でベールアーム9を糸開放姿勢側に倒してキャスティングを行う。
釣り糸巻き取り時には、ベールアーム9を糸巻き取り姿勢側に倒す。この状態でハンドル1を糸巻き取り方向に回転させると、この回転力はハンドル軸10及びマスターギア11を介してピニオンギア12に伝達される。このピニオンギア12に伝達された回転力は、ピニオンギア12の前部12aを介してロータ3に伝達される。
一方、マスターギア11の回転に伴い駆動ギア15に噛み合う第1ギア16aにより中間ギア部16が回転し、第2ギア16bとギア部17aとの噛み合いによりカムギア部17が回転し、この回転がカムピン17bによりスライダ部18に伝達される。この結果、スライダ部18がスプール軸8の軸芯Xに沿って前後に往復移動する。
このときの駆動ギア15と第1ギア16aとの間で減速されるとともに、第2ギア16bとギア部17aとの間でも減速され、ハンドル1の回転が大きく減速されてカムギア部17の回転が従来に比べて遅くなる。このため、スプール4の往復移動速度が遅くなり、スプール4に釣り糸を密に巻き付けできる。また、第2ギア16bとギア部17aとは非円形ギアであるので、等速円運動を不等速円運動に変換できる。このため、スプール4の前後移動速度の変動による糸巻き形状の乱れを円形ギアを使用する場合に比べて抑えることができる。
このようなスピニングリールでは、蓋部材2dの先端部2lの外観に露出する第1角部81と、本体部材2cの段差部2kの外観に露出する第3角部83とが平面で接合しているので、外観上は本体部材2cと蓋部材2dとを隙間なく合わせることができ、このため外観の美観を高く維持することができる。また、本体部材2cの段差部2kの外観に露出しないほとんどの角部である第4角部84の合わせ面が曲面になっているので、本体部材2cの竿取付脚部2bの連設部分に大きな力が作用しても、応力集中による不具合を抑えることができる。
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、フロントドラグ式のスピニングリールを例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、レバーブレーキ式のスピニングリールや、リアドラグ式のスピニングリールや、クローズドフェイス型のスピニングリール等全てのスピニングリールに本発明を適用できる。
(b) 前記実施形態では、竿取付脚部2bと本体部材2cとが一体成形されていたが、図12に示すように、竿取付脚部2bと蓋部材2dとを一体成形するような構成にしてもよい。
(c) 前記実施形態では、第1角部81及び第3角部83の断面を直線形状に形成し、第2角部82及び第4角部84の断面を略円弧形状に形成していたが、いずれもこれらの形状に限定されるものではない。たとえば、外観に露出しない第2角部82の断面を略円弧形状でなく、直線状に形成してもよい。
(d) 前記実施形態では、肉盗み部85は、本体部材2c側の第4角部84の一部が切り欠かれて形成されていたが、蓋部材2d側の第2角部82の一部を切り欠いて形成してもよいし、第2角部82及び第4角部84両側の一部を切り欠いて形成してもよい。あるいは、肉盗み部85を設けない構成にしてもよい。
本発明の一実施形態を採用したスピニングリールの側面図。 前記スピニングリールの側面断面図。 ベール反転機構の拡大断面図。 図3のIV−IV断面図。 本体部材の側面拡大断面図。 前記本体部材の拡大背面断面図。 蓋部材の裏側側面拡大断面図。 前記蓋部材の拡大正面図。 前記本体部材と前記蓋部材との合わせ部の拡大背面断面図。 前記本体部材と前記蓋部材との合わせ部の拡大背面図。 前記本体部材と前記蓋部材との合わせ部の拡大模式図。 他の実施形態の図6に相当する図。
符号の説明
1 ハンドル
2 リール本体
2a リールボディ
2b 竿取付脚部
2c 本体部材
2d 蓋部材
2h 収納空間
2i 開口部
2j 閉塞部
2k 段差部
2l 先端部
3 ロータ
4 スプール
5 ロータ駆動機構
6 オシレーティング機構
7 ベール反転機構
8 スプール軸
9 ベールアーム
71〜78 第1合わせ部〜第8合わせ部
81〜84 第1角部〜第4角部
85 肉盗み部
86 隙間

Claims (8)

  1. 釣竿に装着され、前方に釣り糸を繰り出し可能なスピニングリールのリール本体であって、
    前記釣竿に装着される竿取付脚部と、
    側部に開口部が形成された収納空間を有する本体部材と、
    前記本体部材に着脱自在に装着され、前記開口部を覆う閉塞部を有する蓋部材とを備え、
    前記本体部材及び前記蓋部材の一方は、前記竿取付脚部と一体成形され、前記竿取付脚部との連設部分に前記本体部材及び前記蓋部材の他方の先端部が装着されるように凹んで形成された段差部を有し、
    前記先端部は、外観に露出する第1角部と、外観に露出しない第2角部とを有し、
    前記段差部は、前記第1角部に平面で接合し外観に露出する第3角部と、前記第2角部に対向する合わせ面が曲面になるように形成され外観に露出しない第4角部とを有している、スピニングリールのリール本体。
  2. 前記第2角部は、前記第4角部に対向する合わせ面が曲面になるように形成されている、請求項1に記載のスピニングリールのリール本体。
  3. 前記第2角部と前記第4角部との間には、僅かな隙間が形成されている、請求項1又は2に記載のスピニングリールのリール本体。
  4. 前記第1角部及び前記第3角部は、後方視2つの直線が交差するように形成されている、請求項1から3のいずれか1項に記載のスピニングリールのリール本体。
  5. 前記第4角部は、後方視2つの直線が略円弧状につながるように形成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載のスピニングリールのリール本体。
  6. 前記第2角部及び前記第4角部の少なくとも一方には、一部が切り欠かれた肉盗み部が形成されている、請求項1から5のいずれか1項に記載のスピニングリールのリール本体。
  7. 前記竿取付脚部は、本体部材と一体成形されている、請求項1から6のいずれか1項に記載のスピニングリールのリール本体。
  8. 前記竿取付脚部は、蓋部材と一体成形されている、請求項1から6のいずれか1項に記載のスピニングリールのリール本体。
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