JP2005229296A - 告知放送システムおよび告知放送方法、並びにパケット中継装置 - Google Patents

告知放送システムおよび告知放送方法、並びにパケット中継装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005229296A
JP2005229296A JP2004035378A JP2004035378A JP2005229296A JP 2005229296 A JP2005229296 A JP 2005229296A JP 2004035378 A JP2004035378 A JP 2004035378A JP 2004035378 A JP2004035378 A JP 2004035378A JP 2005229296 A JP2005229296 A JP 2005229296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
packet
notification broadcast
terminal device
notification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004035378A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihito Inoshita
明史 井ノ下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004035378A priority Critical patent/JP2005229296A/ja
Publication of JP2005229296A publication Critical patent/JP2005229296A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】 IPネットワーク経由で配信する告知放送データに様々なフォーマットを使用でき、告知放送専用の再生回路を含まない端末装置であっても、告知放送を受信し再生することができる告知放送システムを提供する。
【解決手段】 パケット中継装置8は、端末装置が受信可能なデータフォーマットを記憶する管理テーブル23と、告知放送サーバから送信された告知放送データのデータフォーマットを管理テーブル23に記憶されたデータフォーマットに変換するデータフォーマット変換部27と、変換された告知放送データのIPパケットを端末装置に転送するIPパケットフォワーディング部15とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、告知放送システムに関し、特に、サーバから複数の端末装置に対して配信される告知放送データをIPネットワークを介して中継するパケット中継装置、告知放送システム、および告知放送方法に関する。
従来、地震情報などの緊急気象情報などの緊急情報データは放送局などが提供する地上波テレビ放送に重畳してテロップとして通知するのが一般的である。また、集合住宅や地域ネットワークで用いられる告知放送システムでは、センター側に告知放送送信機を設置すると共に端末側の加入者宅に告知放送受信機を設置し、これら各機器をCATV(Community Antenna TeleVision)線路などを利用して接続し、センター側から端末に向けて各種の告知放送を行う。告知放送には、天災や火災などの非常時における非難勧告や防災についての情報を提供する緊急性を有する緊急放送の他に、連絡や催し物の案内に関する情報を提供する特に緊急性を有しない放送も含まれる。
近年のIP(Internet Protocol)ネットワークの発達により、放送局が提供する地上波テレビ放送による全国一律の映像放送サービスとは異なるIPネットワークを介した映像配信サービスが広がりつつあり、このIPネットワークを介した告知放送データの配信も盛んになってきている。
従来のIPネットワークを用いた告知放送システムとしては、告知放送サーバと複数の端末装置をIPネットワークで結び告知放送データを送受信するものがあった(例えば特許文献1参照)。図16に示すように、従来の告知放送システムは、告知放送用の音声を入力するマイク1と、告知放送の音声信号を予め蓄積するとともに、告知放送の音声信号を複数の宛先端末装置に対しIPパケットで送信する告知放送サーバ2と、CATV網などを利用したIPネットワーク3と、スピーカを具備しIPネットワーク3に接続して告知放送の受信が可能な複数の端末装置4とを備えている。
このように構成された従来の告知放送システムにおいて、告知放送サーバ2により音声データが音声パケットに変換され、音声パケットがIPネットワーク3を介して端末装置4に送信され、端末装置4によって受信された音声パケットがアナログ信号に変換されてスピーカへ音声が出力される。
特開2002−368807号公報(第2図)
しかし、このような従来の告知放送システムでは、告知放送サーバ2から出力される告知放送データはIPネットワーク3を介して直接端末装置4に送信されるため、端末装置4は、受信した告知放送データのデータフォーマットを認識し、データフォーマットに合った再生を行うデコード回路を有する必要があり、告知放送専用のデコード回路を備える端末装置が必要となるという問題点があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、IPネットワーク経由で配信する告知放送データに様々なフォーマットを使用でき、告知放送専用の再生回路を含まない端末装置であっても、告知放送を受信し再生することができる告知放送システムを提供することを目的とする。
本発明の告知放送システムは、告知放送データを送信する告知放送サーバと、前記告知放送サーバから送信された前記告知放送データを受信する端末装置と、前記告知放送サーバから送信された前記告知放送データのパケットを中継するパケット中継装置とを備え、前記パケット中継装置は、前記端末装置が受信可能なデータフォーマットを記憶する記憶手段と、前記告知放送サーバから送信された前記告知放送データのデータフォーマットを前記記憶手段に記憶された前記データフォーマットに変換する変換手段と、前記変換手段によって前記データフォーマットが変換された前記告知放送データの前記パケットを前記端末装置に転送する転送手段とを含むことを特徴とする構成を有している。
この構成により、IPネットワーク経由で配信する告知放送データに様々なフォーマットを使用でき、告知放送専用の再生回路を含まない端末装置であっても、告知放送を受信し再生することができる。このように、告知放送専用の端末装置でなくても、告知放送データの再生ができるため、ユーザは高価な専用端末装置を買わずに告知放送を視聴できる。
また、上記告知放送システムにおいて、前記パケット中継装置は、コンテンツを配信するコンテンツ配信サーバと前記端末装置間で送受信されるパケットを中継し、前記パケット中継装置は、前記パケットを受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記パケットが前記端末装置から前記コンテンツ配信サーバに送信されたパケットであるとき、前記パケットから前記端末装置が受信可能なデータフォーマットを取得する取得手段とを含み、前記パケット中継装置において、前記取得手段で取得した前記データフォーマットを前記記憶手段に記憶することができる。
この構成により、パケット中継装置は、各端末装置が受信可能なデータフォーマットを自動的に取得することができる。
また、上記告知放送システムにおいて、前記コンテンツ配信サーバから配信される前記コンテンツは、マルチメディアデータを含むことができ、前記パケット中継装置は、前記受信手段によって前記コンテンツ配信サーバから前記コンテンツの前記パケットを受信中に、さらに前記告知放送サーバから前記告知放送データの前記パケットを受信したとき、前記受信手段により受信した前記コンテンツの前記マルチメディアデータをリアルタイムにデコードするデコード手段と、前記デコード手段でデコードされた前記マルチメディアデータと、前記受信手段により受信した前記告知放送データとを合成して符号化データにエンコードするエンコード手段とを含むことができ、前記パケット中継装置において、前記転送手段は、前記エンコード手段によりエンコードされた前記符号化データのパケットを前記端末装置に転送することができる。
この構成により、告知放送データを、音声や画像などのマルチメディアデータに重畳して、コンテンツ配信サーバから配信された音楽や映像を受信中の端末装置に伝えることができ、地上放送における臨時ニュースのテロップのように告知放送を伝えることができる。このように、ユーザがIPネットワーク内のコンテンツ配信サーバからの画像をネットワークテレビなどの端末装置によって視聴中であっても、視聴を妨げることなくテロップのように告知放送データの情報を配信することができる。
また、前記告知放送データは、テキストデータであってもよい。
この構成により、告知放送サーバから送出されたテキストデータの告知放送データを、音声や画像などのマルチメディアデータに重畳して、コンテンツ配信サーバから配信された音楽や映像を受信中の端末装置に伝えることができ、地上放送における臨時ニュースのテロップのように告知放送を伝えることができる。このように、告知放送データをテキストデータで送信すれば、容量の少ないデータ量で内容を伝えることができるため、通信帯域を節約できる。また、告知放送サーバにおいて、マルチメディアデータ送出に必要な回路(マイクなどの音声入力手段)を削減することができるため、告知放送サーバのコストを抑えることができる。また、電子メールなどによる告知放送の配信も可能となりより利便性が増す。
さらに、上記告知放送システムにおいて、前記パケット中継装置の前記エンコード手段は、前記告知放送データに警告音を付加して前記マルチメディアデータと合成して符号化データにエンコードすることができる。
この構成により、端末装置で告知放送を再生する際、ユーザの注意を喚起でき、より確実に告知放送を伝えることができる。
さらに、上記告知放送システムにおいて、前記パケット中継装置は、前記告知放送データを解析して優先度を識別する優先度識別手段と、前記優先度識別手段によって取得した前記告知放送データの前記優先度に基づいて、前記告知放送データおよび前記告知放送データ以外のデータを含む複数の転送データの前記転送手段による転送順序を決定する決定手段とを含むことができ、前記パケット中継装置において、前記転送手段は、前記決定手段で決定された前記転送順序で前記複数の転送データを前記端末装置に転送することができる。
この構成により、告知放送データを解析して、例えば、告知放送に含まれる単語(「緊急」や「連絡」など)に応じて優先度を識別することができるので、地震などの災害情報は優先度を高く設定し、地域連絡網や催し物などの緊急性を要しない通常告知放送は優先度を低く設定することで、告知放送の緊急性を区別することができる。このように、優先度に応じた順序で告知放送を伝えることができるので、緊急を要する告知放送をユーザに迅速に伝達することができる。
また、上記告知放送システムにおいて、前記告知放送サーバは、前記告知放送データに、当該告知放送データの優先度を示す情報を付与する優先度付与手段を含んでもよい。
この構成により、告知放送に告知放送サーバの管理者が優先度を付与することができるので、緊急度に応じて優先度を付与することにより、告知放送の緊急性などを区別して配信することが可能となる。例えば、緊急度の高い告知放送には優先度を高く設定し、緊急性を要しない告知放送には優先度を低く設定することにより、告知放送の緊急性を端末装置側に認識させることが可能となり、システムの信頼性が増す。
また、上記告知放送システムにおいて、前記パケット中継装置は、前記優先度識別手段で取得された前記優先度が予め決められた値より高いか否かを判定する判定手段を含むことができ、前記パケット中継装置において、前記転送手段は、前記判定手段で前記優先度が予め決められた値より高いと判定された場合、前記告知放送データ以外のデータの転送を中断し、前記告知放送データの前記パケットのみを前記転送順序で前記端末装置に転送することができる。
この構成により、告知放送データに設けれらた優先度に応じて、優先度を判定し、優先度の高い告知放送の場合、他のデータを遮断することができ、これにより告知放送をユーザに確実に伝えることができる。例えば、端末装置において、IPネットワークを介して音楽データを再生している場合などでも、緊急度の高い告知放送を受信した場合は、音楽再生を停止して告知放送のみを再生することにより告知放送へのユーザの注意を高めることができる。特に、気象庁などの国家機関が発令する各種災害情報などの緊急度が高い告知放送の場合に有用である。
本発明のパケット中継装置は、告知放送サーバから送信された告知放送データを端末装置に中継するパケット中継装置であって、前記端末装置が受信可能なデータフォーマットを記憶する記憶手段と、前記告知放送サーバから送信された前記告知放送データのデータフォーマットを前記記憶手段に記憶された前記データフォーマットに変換する変換手段と、前記変換手段によって前記データフォーマットが変換された前記告知放送データの前記パケットを前記端末装置に転送する転送手段とを含むことを特徴とする構成を有している。
この構成により、告知放送専用の再生回路を含まない端末装置に対しても、様々なフォーマットで配信された告知放送データのパケットを中継することができる。
また、一般家庭における家庭内ネットワークなどを構築する場合に、少なくとも1台のパケット中継装置を設置することで、パケット中継装置に接続される複数の端末装置すべてにおいて、どのようなフォーマットで配信された告知放送データであっても受信することが可能となるため、告知放送専用端末装置を配置するよりもトータルコストを削減できることとなる。
また、本発明の告知放送方法は、告知放送サーバから端末装置にパケット中継装置を経由して告知放送データを送信する告知放送方法であって、前記告知放送データのパケットを前記パケット中継装置が受信する受信ステップと、前記端末装置が受信可能なデータフォーマットを前記パケット中継装置の記憶装置に記憶する記憶ステップと、前記告知放送サーバから送信された前記告知放送データのデータフォーマットを前記記憶装置に記憶された前記データフォーマットに変換する変換ステップと、前記変換ステップで前記データフォーマットが変換された前記告知放送データの前記パケットを前記端末装置に転送する転送ステップとを含むことを特徴とする。
これにより、IPネットワーク経由で配信する告知放送データに様々なフォーマットを使用でき、また、告知放送専用の再生回路を含まない端末装置を使用して、告知放送を受信し再生することができる。このように、告知放送専用の端末装置を使用しなくても、告知放送データの再生ができるため、ユーザは高価な専用端末装置を買わずに告知放送を視聴できる。
本発明の制御プログラムは、告知放送サーバから送信される告知放送データのパケットを端末装置に中継するパケット中継装置を制御する制御プログラムであって、前記端末装置が受信可能なデータフォーマットを前記パケット中継装置の記憶装置に記憶する記憶ステップと、前記告知放送サーバから送信された前記告知放送データのデータフォーマットを前記記憶装置に記憶された前記データフォーマットに変換する変換ステップと、前記変換ステップで前記データフォーマットが変換された前記告知放送データの前記パケットを前記端末装置に転送する転送ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
これにより、IPネットワーク経由で配信する告知放送データに様々なフォーマットを使用でき、また、告知放送専用の再生回路を含まない端末装置を使用して、告知放送を受信し再生することができる。このように、告知放送専用の端末装置を使用しなくても、告知放送データの再生ができるため、ユーザは高価な専用端末装置を買わずに告知放送を視聴できる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明は、IPネットワーク経由で配信する告知放送データに様々なフォーマットを使用でき、告知放送専用の再生回路を含まない端末装置であっても、告知放送を受信し再生することができるという効果を有する告知放送システムを提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態の告知放送システムについて、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様な構成要素は同様な符号を用いて示してある。また、すべての図面において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してある。さらに、すべての図面において、各装置における各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各図は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態の告知放送システムは、告知放送データを配信する告知放送サーバ5と、告知放送サーバ5から送信された告知放送データを受信する複数の端末装置6と、告知放送サーバ5にIPネットワーク7を介して接続され、告知放送サーバ5から送信された告知放送データのパケットを中継するパケット中継装置8とを備えている。また、端末装置6は、IPネットワーク7に接続されたコンテンツ配信サーバ9から配信されたコンテンツをパケット中継装置8を介して受信し再生する。
なお、図1では、コンテンツ配信サーバ9、告知放送サーバ5およびパケット中継装置8は、1台ずつ示してあるがこれに限定されるものではなく、複数台がIPネットワーク7に接続されてもよい。
告知放送サーバ5は、テキストデータフォーマットの告知放送データを予め蓄積することが可能であり、告知放送データをIPパケットで複数の端末装置6宛にパケット中継装置8を経由して送信するものである。
端末装置6は、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、PDA(Personal Digital Assistance)、ネットワークテレビ、ケーブルテレビなどである。端末装置6は、コンテンツ配信サーバ9から配信されるコンテンツをパケット中継装置8を介して受信し、再生するマルチメディアデコーダ機能を有する。端末装置6の詳細については後述する。
IPネットワーク7は、例えばCATV網やインターネット網、プロバイダの閉域網、社内LAN(Local Area Network)、VPN(Virtual Private Network)網などである。
パケット中継装置8は、例えばホームルータなどであり、IPネットワーク7に接続され、告知放送サーバ5やコンテンツ配信サーバ9からIPパケットを受信し、パケット中継装置8に接続されている複数の端末装置6に中継するものである。
本実施の形態において、パケット中継装置8は、端末装置6に中継するIPパケットのデータフォーマットを常時もしくは告知放送データ受信時に判別し、端末装置6が受信可能なデータフォーマットに変換して該当する端末装置6に送信するものである。
コンテンツ配信サーバ9は、音楽や画像などのコンテンツを有し、端末装置6からの要求に応じてコンテンツをIPネットワーク7に接続されたパケット中継装置8を経由して端末装置6宛に配信するものである。
このように、告知放送サーバ5から端末装置6に配信される告知放送データは、パケット中継装置8によって、端末装置6が受信可能なデータフォーマットに変換されて端末装置6に転送されるので、端末装置6側では特に告知放送専用の再生回路を組み込まなくても受信したIPパケットをそのままデコードして告知放送を再生することができる。
なお、本実施の形態の告知放送システムは、気象庁などの国家機関が発令する緊急度の高い各種災害情報の告知放送システムとして有用である。また、本実施の形態の告知放送システムは、企業内の緊急情報伝達や、町内や学校などの地域情報網の緊急連絡通知などの用途にも応用できる。また、本実施の形態の告知放送システムは、告知放送サーバ5を個人で運用すれば、家族内の緊急連絡網の用途にも応用できる。
図2に示すように、図1の告知放送システムのパケット中継装置8は、IPネットワーク7(図1参照。)を介して告知放送サーバ5(図1参照。)およびコンテンツ配信サーバ9(図1参照。)とIPパケットを送受信する第1のネットワークインタフェース部11と、複数の端末装置6(図1参照。)とIPパケットをそれぞれ送受信する複数の第2のネットワークインタフェース部13と、第1のネットワークインタフェース部11および第2のネットワークインタフェース部13を介して受信したIPパケットを別の経路に向けて再送するIPパケットフォワーディング部15と、IPパケットフォワーディング部15がIPパケットを再送すべき経路と宛先アドレス情報とを対応付けて記憶するルーティングテーブル17と、ルーティングテーブル17の書き換えなどの操作指示をユーザから受け付ける設定部19と、第1のネットワークインタフェース部11および第2のネットワークインタフェース部13で受信したIPパケットの解析を行うIPパケット解析部21と、複数の端末装置6のそれぞれが受信可能なデータフォーマットを複数の端末装置6毎に対応付けて記憶する管理テーブル23と、管理テーブル23に記憶された端末装置6毎のデータフォーマット情報を管理するデータフォーマット管理部25と、告知放送サーバ5から受信した告知放送データを、各端末装置6が受信可能なデータフォーマットに変換するデータフォーマット変換部27とを備えている。
本実施の形態において、第1のネットワークインタフェース部11および第2のネットワークインタフェース部13は、本発明の告知放送システムのパケット中継装置の受信手段を構成する。
IPパケット解析部21は、第1のネットワークインタフェース部11または第2のネットワークインタフェース部13を介して受信したIPパケットが、コンテンツ配信サーバ9、告知放送サーバ5および複数の端末装置6の何れかから送信されたものかを解析する。
図3は、パケット中継装置8を介してIPネットワーク7に接続されたコンテンツ配信サーバ9や告知放送サーバ5と複数の端末装置6との間で送受信されるIPパケットの構造の一例を示す図である。
IPパケット30は、MAC(Media Access Control)ヘッダ31と、IPヘッダ32と、TCP(Transmission Control Protocol)ヘッダ33と、ペイロード部34とを含む。
MACヘッダ31は、パケット中継装置8を宛先とした宛先アドレスおよび送信元アドレス、プロトコルのタイプやフレームの情報を含む。IPヘッダ32は、パケット中継装置8を経由して宛先とされる端末装置6の宛先アドレスおよび送信元アドレス、プロトコルのタイプやパケット長などのパケットの情報を含む。TCPヘッダ33は、発信元および宛先ポート番号などを含む。
ペイロード部34は、端末装置6がコンテンツ配信サーバ9から画像などのストリーミングデータを受信しているときのRTSP(Real Time Streaming Protocol)データやSDP(Session Description Protocol)データを含む。SDPデータには、端末装置6の受信可能なデータフォーマットの情報が記述されている。後述するように、パケット中継装置8はSDPデータに記述されているデータフォーマットの情報を使用して端末装置6が受信可能なデータフォーマットを取得する。
図2に戻り、IPパケット解析部21は、受信したIPパケットが、告知放送サーバ5から送信されたIPパケットであると解析したとき、告知放送サーバ5から受信した告知放送データのIPパケットを解析し、宛先である端末装置6のアドレス情報と、告知放送データのデータフォーマットを取得し、データフォーマット管理部25に通知する。
また、IPパケット解析部21は、受信したIPパケットが、端末装置6からコンテンツ配信サーバ9に対して送信されたIPパケットであると解析したとき、端末装置6がコンテンツ配信サーバ9に対してコンテンツ配信要求を送信する際のIPパケットのペイロード部を解析し、ペイロード部のSDPデータに記述されているデータフォーマットの情報を取得し、データフォーマット管理部25に端末装置6のIPアドレスなどとともに通知する。このように、IPパケット解析部21は、本発明の告知放送システムのパケット中継装置の取得手段を構成する。
なお、IPパケット解析部21は、受信したIPパケットがコンテンツ配信サーバ9から端末装置6に送信されたIPパケットであると解析したときは、IPパケットフォワーディング部15に受信したIPパケットを受け渡す。
ルーティングテーブル17には、図4に示すように、IPパケットに含まれ、IPパケットの宛先となる宛先アドレス情報36と、宛先アドレス情報36に対応するIPパケットの再送先の経路である送信先37とが対応付けて記憶される。
図4のルーティングテーブル17の例では、IPv4(Internet Protocol Version 4)の場合を示しており、宛先アドレス情報36には、ネットワークアドレスとマスク情報が含まれ、送信先37には、第1のネットワークインタフェース部11および第2のネットワークインタフェース部13を示すポート番号が含まれる。ルーティングテーブル17は、これに限定されるものではなく、宛先アドレス情報36にIPv6(Internet Protocol Version 6)アドレスやIPアドレスを含み、送信先37にTCP/UDP(User Datagram Protocol)ポート番号を含んでもよい。
IPパケットフォワーディング部15は、ルーティングテーブル17を参照して、IPパケット解析部21またはデータフォーマット変換部27から受け取ったIPパケットを送信先の端末装置6に該当する第2のネットワークインタフェース部13にフォワーディングする。IPパケットフォワーディング部15および第2のネットワークインタフェース部13は、本発明の告知放送システムのパケット中継装置の転送手段を構成する。
データフォーマット管理部25は、IPパケット解析部21から受け取った端末装置6のアドレス情報と、該当する端末装置6が受信可能なデータフォーマットとを管理テーブル23に対応付けて記憶させる。さらに、データフォーマット管理部25は、IPパケット解析部21から告知放送データの宛先である端末装置6のアドレス情報と告知放送データのデータフォーマットとを受け取り、管理テーブル23を参照して、宛先の端末装置6毎に受信可能なデータフォーマットと、告知放送データのデータフォーマットとを比較する。データフォーマットが異なる場合、データフォーマット管理部25は、管理テーブル23から端末装置6毎に受信可能データフォーマットを取得して、データフォーマット変換部27に通知する。データフォーマットが同じ場合は、データフォーマット管理部25は、IPパケット解析部21に対し、IPパケットフォワーディング部15にIPパケットをそのまま受け渡すよう通知する。
管理テーブル23には、図5に示すように、複数の端末装置6のIPアドレスなどを含む端末装置アドレス情報38と、各端末装置6の受信可能データフォーマット39とがそれぞれ対応付けられて記憶される。このように、データフォーマット管理部25および管理テーブル23は、本発明の告知放送システムのパケット中継装置の記憶手段を構成する。
データフォーマット変換部27は、IPパケット解析部21から告知放送データを受け取るとともに、データフォーマット管理部25から変換すべきデータフォーマットを受け取り、告知放送データを適切なデータフォーマットに変換し、IPパケットフォワーディング部15に受け渡す。データフォーマット変換部27は、各種のデータフォーマットを相互に変換するため変換プログラムを有する。例えば、データフォーマット変換部27は、テキストデータの告知放送データをMPEG2形式のデータフォーマットに変換する変換プログラムや、テキストデータの告知放送データをWMVファイル形式のデータフォーマットに変換する変換プログラムなどを有する。データフォーマット変換部27は、本発明の告知放送システムのパケット中継装置の変換手段を構成する。
図6に示すように、本実施の形態の告知放送システムの端末装置6は、IPネットワーク7にパケット中継装置8(図1参照。)を介して接続するネットワークインタフェース部41と、ネットワークインタフェース部41で受信したIPパケットを分解するIPパケット分解部43と、IPパケット分解部43で分解されたデータを蓄積するデータ蓄積部45と、データ蓄積部45に蓄積されたデータをデコードするデコーダ47と、デコーダ47でデコードされた画像データを表示する表示部49と、デコーダ47でデコードされた音声データを出力するスピーカ51と、コンテンツ配信サーバ9(図1参照。)に対するコンテンツの配信要求などをユーザから受け付ける操作部53と、操作部53で受け付けたコンテンツ配信要求などに応じて、コンテンツ配信サーバ9とのセッションを制御するセッション制御部55と、セッション制御部55からセッション制御情報を受け取りIPパケットに組み立てるIPパケット組立部57とを含む。IPパケット組立部57で組み立てられたIPパケットは、ネットワークインタフェース部41を介してコンテンツ配信サーバ9に送信される。
なお、デコーダ47は、デコードして得られた音声データおよび画像データなどをディジタルデータからアナログデータに変換するD/A変換部を含む。
以上のように構成された告知放送システムについて、図7および図8を用いてその動作を説明する。図7は、パケット中継装置8の動作手順の一例を示すフローチャートであり、図8は、端末装置6の動作手順の一例を示すフローチャートである。
まず、図7に示すように、パケット中継装置8において、IPパケットが受信されると(ステップS11)、IPパケット解析部21により、IPパケットが解析される(ステップS13)。ステップS11で、パケット中継装置8が受信するIPパケットには、第1のネットワークインタフェース部11を介して受信されるコンテンツ配信サーバ9から配信されたコンテンツおよび告知放送サーバ5から配信された告知放送データのパケットと、第2のネットワークインタフェース部13を介して受信される端末装置6からコンテンツ配信サーバ9に送信されたコンテンツ配信要求の制御パケットとが含まれる。
次いで、IPパケット解析部21は、受信したIPパケットが端末装置6から受信した制御パケットであるか否かを判定する(ステップS15)。受信したIPパケットが端末装置6から受信した制御パケットであるとIPパケット解析部21がステップS15で判定した場合、IPパケット解析部21により、制御パケットに含まれるデータフォーマットが取得され、データフォーマット管理部25に通知され、データフォーマット管理部25により、端末装置6毎に受信可能なデータフォーマットが対応付けられて管理テーブル23に記憶される(ステップS17)。次いで、IPパケットは、第1のネットワークインタフェース部11を介してコンテンツ配信サーバ9に送出される(ステップS19)。
一方、受信したIPパケットが端末装置6から受信した制御パケットでないとIPパケット解析部21がステップS15で判定した場合、IPパケット解析部21は、受信したIPパケットが告知放送データであるか否かを判定する(ステップS21)。受信したIPパケットが告知放送データであるとIPパケット解析部21がステップS21で判定した場合は、データフォーマット管理部25は管理テーブル23を参照し、告知放送データの宛先の端末装置6のIPアドレスなどのアドレス情報に基づいて、該当する端末装置アドレス情報38に対応する受信可能データフォーマット39を取得する(ステップS23)。この受信可能データフォーマット39がデータフォーマット変換部27に通知され、データフォーマット変換部27により、告知放送データが、端末装置6毎に受信可能なフォーマットに変換される(ステップS25)。ここで、告知放送データのフォーマットが、端末装置6の受信可能なフォーマットであった場合は、データフォーマットの変換は行わない。
一方、受信したIPパケットが告知放送データでないとIPパケット解析部21がステップS21で判定した場合は、受信したIPパケットはコンテンツ配信サーバ9から配信されたコンテンツであるので、IPパケットフォワーディング部15に受け渡される。また、ステップS25で、端末装置6が受信可能なフォーマットに変換された告知放送データもIPパケットフォワーディング部15に受け渡される。これらのIPパケットは、IPパケットフォワーディング部15によって、ルーティングテーブル17に基づいて複数の第2のネットワークインタフェース部13の中から送信先の端末装置6に該当する第2のネットワークインタフェース部13にフォワーディングされる(ステップS27)。
このようにして、端末装置6毎に適切なデータフォーマットで告知放送データが送信されるので、各端末装置6は、受信した告知放送データを再生できる。また、告知放送サーバ5でも、データフォーマットを端末装置6毎に変更する必要がなく、また、どのようなデータフォーマットの告知放送データでも配信可能となる。
次に、図8に示すように、端末装置6において、操作部53がコンテンツ配信サーバ9に対するコンテンツ配信要求がユーザから受け付けたか否かを監視する(ステップS31)。ステップS31で操作部53によりコンテンツ配信要求が受け付けられたとき、セッション制御部55により、コンテンツ配信サーバ9に対するセッションが開始される(ステップS33)。このとき、端末装置6からコンテンツ配信サーバ9に対して送信されるIPパケットに、端末装置6が受信可能なデータフォーマットの情報が含まれる。一方、ステップS31で操作部53によりコンテンツ配信要求が受け付けられなかった場合、ステップS31およびステップS33の処理はバイパスし、ステップS35へ進む。
その後、コンテンツ配信サーバ9からコンテンツのIPパケットが配信され、配信されたIPパケットがネットワークインタフェース部41を介して受信される(ステップS35)。あるいは、告知放送サーバ5から配信されたIPパケットがネットワークインタフェース部41を介して受信される。IPパケット分解部43により受信したIPパケットが分解され、データ蓄積部45に蓄積される(ステップS37)。データ蓄積部45に蓄積されたデータは、デコーダ47に順に入力され、デコードされ(ステップS39)、D/A変換された音声はスピーカ51を介して出力され、D/A変換された画像は表示部49に表示される(ステップS41)。
ステップS35からステップS41の処理は、セッションが終了するまで繰り返し実行される(ステップS43)。告知放送サーバ5から告知放送データが配信された場合、端末装置6は、通常のコンテンツ配信サーバ9からのコンテンツを受信したときの処理と同様の処理を行えばよく、特別な処理を行う必要はない。すなわち、端末装置6は、受信したIPパケットを普通にデコードするだけで、告知放送を再生できる。
以上のように本発明の第1の実施の形態の告知放送システムによれば、IPネットワーク7経由で配信する告知放送データに様々なフォーマットを使用でき、告知放送専用の再生回路を含まない端末装置6であっても、告知放送を受信し再生することができる。
なお、上記実施の形態の図7のステップS21は省略することができる。この場合、パケット中継装置8のデータフォーマット変換部27は、告知放送以外の通常のコンテンツについても受信したデータフォーマットを適切なデータフォーマットに変換することが可能となる。
(第2の実施の形態)
図9は、本発明の第2の実施の形態の告知放送システムのパケット中継装置の構成の一例を示す概略構成ブロック図を示す。これは図2に示した第1の実施の形態とは、パケット中継装置60がコンテンツ配信サーバ9から受信したマルチメディアデータを含むコンテンツを端末装置6に転送中に、告知放送サーバ5から告知放送データを受信したとき、マルチメディアデータをリアルタイムにデコードし、このデコードされたデータに告知放送データを合成し、再びエンコードして端末装置6に転送する点で相違している。
ここで、マルチメディアデータとは、動画像および静止画を含む画像データと、音声データとを符号化したものである。
図9に示すように、パケット中継装置60は、IPパケットを解析するIPパケット解析部61と、IPパケット解析部61からIPパケットを受け取り、分解するIPパケット分解部63と、IPパケット分解部63から受け取ったデータをリアルタイムにデコードし、データ加工および合成し、再びエンコードするデコーダ/エンコーダ/合成部65と、デコーダ/エンコーダ/合成部65で符号化されたデータをIPパケットに組み立てるIPパケット組立部67とを含む。
デコーダ/エンコーダ/合成部65は、IPパケット分解部63からマルチメディアデータと告知放送データを受け取り、マルチメディアデータをリアルタイムに音声および画像などのデータに戻し、告知放送データと合成し、再びエンコードする。ここで、告知放送データがテキストデータである場合は、デコードされた画像データに重ねて、地上波テレビ放送における緊急ニュースのように告知放送データを点滅して表示させたり、テロップのように流れるように表示させたりするように加工して合成することができる。このようにすれば、端末装置6で再生中のコンテンツの視聴を妨げない範囲で告知放送データを合成することができる。このように、デコーダ/エンコーダ/合成部65は、本発明の告知放送システムのパケット中継装置のデコード手段およびエンコード手段を構成する。
また、デコーダ/エンコーダ/合成部65は、告知放送データが音声データである場合、デコードされた音声データまたは画像データに含まれる音声データに重畳して告知放送データの音声データを合成したり、デコードされた音声データを消去して告知放送データの音声データを合成したりすることができる。あるいは、デコーダ/エンコーダ/合成部65は、告知放送データのテキストデータを音声データに変換する機能を含み、変換した音声データを画像データに合成することもできる。
図10は、本実施の形態の告知放送システムのパケット中継装置60の動作手順の一例を示すフローチャートである。
まず、パケット中継装置60において、IPパケットが受信されると(ステップS51)、IPパケット解析部61により、IPパケットが解析される(ステップS53)。次いで、IPパケット解析部61は、受信したIPパケットが告知放送データであるか否かを判定する(ステップS55)。受信したIPパケットが告知放送データであるとIPパケット解析部61がステップS55で判定した場合は、さらに、IPパケット解析部61は、コンテンツ配信サーバ9から配信されたマルチメディアデータを端末装置6に中継中か否かを判定する(ステップS57)。
マルチメディアデータを中継中であるとIPパケット解析部61がステップS57で判定した場合、マルチメディアデータのIPパケットがIPパケット分解部63により分解されてデコーダ/エンコーダ/合成部65に受け渡され、デコーダ/エンコーダ/合成部65によりリアルタイムにデコードされる(ステップS59)。次いで、告知放送データのIPパケットがIPパケット分解部63を介してデコーダ/エンコーダ/合成部65に受け渡され、デコーダ/エンコーダ/合成部65により告知放送データがマルチメディアデータに合成される(ステップS61)。
合成されたデータがデコーダ/エンコーダ/合成部65によりエンコードされ、IPパケット組立部67に受け渡され、IPパケットに組み立てられる(ステップS63)。このIPパケットがIPパケットフォワーディング部15によりルーティングテーブル17に基づいて複数の第2のネットワークインタフェース部13の中から送信先の端末装置6に該当する第2のネットワークインタフェース部13にフォワーディングされる(ステップS65)。
一方、告知放送データでないとIPパケット解析部61がステップS55で判定した場合、ステップS65で、IPパケットがIPパケットフォワーディング部15によりフォワーディングされる。また、マルチメディアデータを中継中でないとIPパケット解析部61がステップS57で判定した場合、図7に示されたフローチャートのステップS23に進み、第1の実施の形態のパケット中継装置8と同様の動作を行う。
以上のように構成された本実施の形態の告知放送システムについて、端末装置6にコンテンツ配信サーバ9からマルチメディアデータのコンテンツが配信されているときに、パケット中継装置60に告知放送サーバ5から告知放送データが配信された場合の動作を図10を用いて以下に説明する。
まず、パケット中継装置60は、告知放送データのIPパケットが第1のネットワークインタフェース部11を介して受信され(ステップS51)、受信した告知放送データのIPパケットがIPパケット解析部61により解析され(ステップS53)、告知放送データであると判定される(ステップS55)。
このとき、端末装置6にはコンテンツ配信サーバ9から映像コンテンツのMPEG2データが配信中であったとする。すなわち、パケット中継装置60は端末装置6にマルチメディアデータを中継中であるので(ステップS57)、マルチメディアデータのIPパケットがIPパケット分解部63によって分解され、告知放送データとともにデコーダ/エンコーダ/合成部65に受け渡され、マルチメディアデータが、デコーダ/エンコーダ/合成部65によりリアルタイムにデコードされ、画像データが得られる(ステップS59)。
次いで、デコーダ/エンコーダ/合成部65により告知放送データが画像データに合成される(ステップS61)。このとき、警告音を付加して合成することもできる。
このようにして合成された画像データがデコーダ/エンコーダ/合成部65により再びエンコードされ、IPパケット組立部67によって、IPパケットに組み立てられる(ステップS63)。このIPパケットがIPパケットフォワーディング部15によりルーティングテーブル17に基づいて複数の第2のネットワークインタフェース部13の中から送信先の端末装置6に該当する第2のネットワークインタフェース部13にフォワーディングされる(ステップS65)。
一方、マルチメディアデータのコンテンツが配信中でない端末装置6に対しては、ステップS57から図7のステップS23に進み、第1の実施の形態と同様に、告知放送データのデータフォーマットが確認され、端末装置6毎に受信可能なフォーマットに変換されて、該当する端末装置6に告知放送データのみが中継されることとなる。
このようにして告知放送データが合成された画像を含むコンテンツのIPパケットは、該当する端末装置6に送出され、端末装置6によって、このIPパケットが受信され、通常のコンテンツと同様にデコードされて告知放送データや警告音が合成された画像が再生される。
以上のように本発明の第2の実施の形態の告知放送システムによれば、端末装置6において、IPネットワーク7を介したコンテンツ配信サーバ9からの画像などのコンテンツを再生中であっても告知放送データを表示および音声出力することができ、ユーザに告知放送を伝達することができる。また、警告音を付加することにより、端末装置で告知放送を再生する際、ユーザの注意を喚起でき、より確実に告知放送を伝えることができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態の告知放送システムは、上記各実施の形態とは、告知放送データに優先度を設けた点が相違している。優先度とは、例えば、告知放送データの緊急度などを示すための指標である。地震などの災害情報は最優先に設定し、地域連絡網や催し物などの緊急性を要しない通常告知放送と区別することができる。これにより、最優先の告知放送の場合は、他のデータを遮断するなどの処理を施すことが可能となり、緊急の告知放送などをより確実に伝えることができる。
図11に示すように、本発明の第3の実施の形態の告知放送システムのパケット中継装置70は、受信した告知放送データを解析し、告知放送データに含まれる優先度を示す情報を取得する優先度識別部71を備える。なお、優先度識別部71における優先度の取得方法については、後述する。
本実施の形態において、IPパケット解析部73は、図2のパケット中継装置8のIPパケット解析部21と同様の機能を有するが、さらに、第1のネットワークインタフェース部11を介して受信したIPパケットが告知放送データである場合に、IPパケットを優先度識別部71に受け渡す。また、IPパケットフォワーディング部75は、図2のパケット中継装置8のIPパケットフォワーディング部15と同様の機能を有するが、さらに、優先度識別部71で取得した優先度に基づいて、告知放送データおよび告知放送データ以外のデータを含む複数の転送データの転送順序を決定し、その転送順序で複数の転送データを端末装置6に転送する。このように、本実施の形態において、IPパケットフォワーディング部75は、本発明の告知放送システムのパケット中継装置の決定手段と転送手段を構成する。
以下、本実施の形態のパケット中継装置70の動作について、図12を用いて説明する。
まず、パケット中継装置70において、IPパケットが受信されると(ステップS71)、IPパケット解析部73により、IPパケットが解析される(ステップS73)。次いで、IPパケット解析部73は、受信したIPパケットが告知放送データであるか否かを判定する(ステップS75)。受信したIPパケットが告知放送データであるとIPパケット解析部73がステップS75で判定した場合は、IPパケットが優先度識別部71に受け渡され、優先度識別部71により、告知放送データの優先度が取得される(ステップS77)。このとき、IPパケット解析部73は、受信したIPパケットをIPパケットフォワーディング部75にも受け渡す。
次いで、取得した優先度に基づいて、IPパケットフォワーディング部75により、告知放送データおよび告知放送データ以外のデータを含む複数の転送データの転送順序が決定される(ステップS79)。ここで、複数の転送データとは、パケット中継装置70が第1のネットワークインタフェース部11を介してIPネットワーク7から受信しているIPパケットであり、パケット中継装置70は、同時に複数のデータを複数の端末装置6宛に中継することが可能である。
一方、告知放送データでないとIPパケット解析部73がステップS75で判定した場合、IPパケットはIPパケット解析部73からIPパケットフォワーディング部15にそのまま受け渡される。
次いで、ステップS75でIPパケット解析部73からIPパケットフォワーディング部15に受け渡されたIPパケットが、IPパケットフォワーディング部75により、ステップS79で決定された転送順序に従って、ルーティングテーブル17に基づいて複数の第2のネットワークインタフェース部13の中から該当する第2のネットワークインタフェース部13にフォワーディングされる(ステップS81)。
このようにして、パケット中継装置70において、受信したIPパケットは、その優先度に応じて転送順序が決定され、決定された転送順序に従って端末装置6に転送される。
図13に示すように、本実施の形態の告知放送システムの告知放送サーバ80は、IPネットワーク7(図1参照。)を介してパケット中継装置70(図11参照。)とIPパケットを送受信するネットワークインタフェース部81と、告知放送を収録するマイク(図示無し)などからの音声を入力する音声入力部83と、キーボード(図示無し)などからの告知放送データのテキストデータの入力を受け付けるテキスト入力部84と、音声入力部83で入力された音声信号を、アナログ信号からディジタル信号に変換するA/D変換部85と、A/D変換部85でA/D変換された音声データおよびテキスト入力部84で入力されたテキストデータにヘッダを付加してIPパケットに組み立てるIPパケット組立部86と、告知放送サーバ80から送出される告知放送データのIPパケットに対して、少なくとも2段階の優先度を設定し、IPパケットに付与する優先度付与部87と、告知放送データに含まれると想定される単語を、優先度毎に予め登録する優先度登録テーブル88と、音声入力部83およびテキスト入力部84で入力された告知放送データを蓄積する告知放送蓄積部91と、告知放送を配信する複数の宛先をグループ化し対応付けて記憶する放送先管理テーブル92と、管理者などからの告知放送の配信先のグループと放送内容の指定などを受け付ける操作部93と、操作部93で受け付けた配信先のグループや放送内容の指定に応じて、告知放送の配信を制御する配信制御部94と、配信制御部94が告知放送の配信を指示したとき、放送先管理テーブル92を参照して、告知放送の配信先グループに対応する複数の宛先のアドレスを取得するとともに、告知放送蓄積部91から放送内容に対応した告知放送データを取得して、IPパケット組立部86に通知する放送先管理部95と、ネットワークインタフェース部81を介して端末装置6(図1参照。)またはパケット中継装置70から受信した再送要求のIPパケットを分解するIPパケット分解部96とを備えている。
テキスト入力部84は、電子メールや他のアプリケーションプログラムにより入力されたテキストデータを受け付けることもできる。
優先度登録テーブル88は、図14に示すように、2段階以上の優先度89と、優先度89毎に登録された登録単語90とが対応付けられて記憶される。優先度付与部87は、優先度登録テーブル88を参照して、告知放送データの中に登録単語90、例えば「緊急」などが含まれているか否かを判定する。告知放送データに登録単語90が含まれていた場合、優先度登録テーブル88に基づいて、登録単語90に対応する優先度89を取得する。ここでは、「緊急」に対応する優先度89は、「1」である。優先度付与部87は、取得した優先度89をIPパケットに付与し、ネットワークインタフェース部81を介してIPネットワーク7に送出する。
また、告知放送データの中に優先度89の異なる登録単語90が複数、例えば、「緊急」および「避難命令」の両方が含まれていた場合は、優先度89のが高い方を選択するようにすることができる。すなわち、優先度89は、「1」となる。
また、優先度登録テーブル88は、各登録単語90に対して、優先度89を登録するようにしてもよい。また、管理者が操作部93を用いて告知放送データを指定して優先度を設定することもできる。この場合、優先度付与部87は、告知放送データに対する優先度89の設定を操作部93を介して受け付けて、IPパケットに優先度を付与する。なお、
優先度付与部87がIPパケットに優先度を付与する方法としては、例えば、IPパケットのIPヘッダのTOSフィールド(DSCP:Differentiated Services Code Point)の8ビットを用いて優先度を指定することができる。パケット中継装置70は、このIPヘッダのTOSフィールドの8ビットを用いた優先度の指定を予め記憶しておき、優先度識別部71によってIPヘッダを調べることで、優先度を識別することが可能となる。
放送先管理テーブル92には、図15に示すように、複数のグループ97にグループ化されたIPアドレスなどの複数の放送先のアドレス情報98が登録されている。
IPパケット分解部96は、端末装置6またはパケット中継装置70からの再送要求のIPパケットに含まれる再送先のアドレスと、再送すべき放送内容とを取得し、配信制御部94に通知する。
図13に示した告知放送サーバ80では、予め告知放送蓄積部91に蓄積された告知放送データの中から、操作部93を介して管理者から指定された配信先と放送内容に基づいて、配信制御部94により随時告知放送を配信することができるが、このような予め蓄積された告知放送データから配信する必要がない場合は、告知放送蓄積部91、放送先管理テーブル92、操作部93、配信制御部94、および放送先管理部95は省略することができる。
また、図13の告知放送サーバ80において、端末装置6またはパケット中継装置70から告知放送の再送要求をネットワークインタフェース部81を介して受け付け、要求に応じて、既に配信された告知放送データを再度配信することができるが、再送要求を受け付けない構成とする場合は、IPパケット分解部96は省略することができる。
以上のように本発明の第3の実施の形態の告知放送システムによれば、パケット中継装置は、告知放送データを解析して、例えば、告知放送に含まれる単語(「緊急」や「連絡」など)に応じて優先度を識別することができるので、地震などの災害情報は優先度を高く設定し、地域連絡網や催し物などの緊急性を要しない通常告知放送は優先度を低く設定することで、告知放送の緊急性を区別することができる。このように、優先度に応じた順序で告知放送を伝えることができるので、緊急を要する告知放送をユーザに迅速に伝達することができる。
また、告知放送サーバ80は、優先度付与部87により告知放送に告知放送サーバの管理者が優先度を付与することができるので、緊急度に応じて優先度を付与することにより、告知放送の緊急性などを区別して配信することが可能となる。例えば、緊急度の高い告知放送には優先度を高く設定し、緊急性を要しない告知放送には優先度を低く設定することにより、告知放送の緊急性を端末装置側に認識させることが可能となり、システムの信頼性が増す。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明した。これらの実施例はあくまで例示であり、種々の変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、上記各実施の形態では、告知放送データがテキストデータである場合について述べたが、これに限定されるものではなく、告知放送データは音声データを含んでもよい。また、告知放送データは、地上放送におけるニュース番組のように画像データを含んでもよい。また、告知放送データは、電子メールなどのアプリケーションデータであってもよい。
特に、告知放送データがテキストデータである場合、容量の少ないデータ量で内容を伝えることができるため、通信帯域を節約できる。また、告知放送サーバにおいて、マルチメディアデータ送出に必要な回路(マイクなどの音声入力手段)を削減することができるため、告知放送サーバのコストを抑えることができる。
上記各実施の形態では、管理テーブル23には、データフォーマット管理部25によって端末装置6からの情報に基づいて自動的にアドレス情報およびデータフォーマットが記憶されるが、設定部19を介して管理者が指定した端末装置6のアドレス情報と、受信可能なデータフォーマットとを受け付けて記憶するようにしてもよい。あるいは、第2のネットワークインタフェース部13を介してパケット中継装置に対する端末装置6からの管理テーブル23への登録要求を受け付けて記憶するようにしてもよい。
また、管理テーブル23は、各端末装置6が告知放送データに含まれるディジタル音声信号をアナログ音声信号に変換する機能(以下、「音声D/A変換機能」と呼ぶ。)を有しているか否かの情報も含むことができる。これにより、告知放送データが音声データである場合、パケット中継装置は、端末装置6が音声D/A変換機能を有しているか否かを管理テーブル23に基づいて判定し、音声D/A変換機能を有している端末装置6には、受信した告知放送データをそのまま端末装置6に転送することができる。端末装置6では、受信した告知放送データに含まれるディジタル音声信号をそのままアナログ音声信号に変換してスピーカから出力することにより告知放送を再生できる。
なお、上記各実施の形態では、コンテンツ配信サーバ9から配信されるマルチメディアデータとしてMPEG2の画像データの場合について説明しているが、音声および画像を含む他のマルチメディアデータの形式にも適用できる。
また、上記各実施の形態では、コンテンツ配信サーバ9から配信されるマルチメディアデータのコンテンツを中継中でない端末装置6に対しては、告知放送データのデータフォーマット変換のみを行って中継する場合について説明しているが、例えば、デコーダ/エンコーダ/合成部65により警告音を付加してから中継することもできる。
また、上記各実施の形態では、告知放送データの優先度に応じて、転送順序を決定していたが、優先度識別部71は、受信した告知放送データの優先度が所定の値よりの高いか否かを判定し、所定の値よりも高い場合、告知放送以外のデータを端末装置に中継することを停止するようにIPパケットフォワーディング部75を制御し、告知放送データのみを端末装置に対して送信するようにしてもよい。この場合、優先度識別部71は、本発明の告知放送システムのパケット中継装置の優先度識別手段および判定手段を構成する。
また、上記各実施の形態において、優先度は告知放送サーバ80にて付与する構成としたが、パケット中継装置70の優先度識別部71に、図13に示した優先度登録テーブル88と同様なテーブルを設けてもよい。パケット中継装置70は、このテーブルを参照して、受信した告知放送データの中から登録単語を検索し、該当する単語が見つかった場合に告知放送データの優先度を取得することもできる。
また、上記第3の実施の形態のパケット中継装置70は、図2に示した第1の実施の形態のパケット中継装置8の構成に優先度識別部71を追加した構成としたが、図9に示した第2の実施の形態のパケット中継装置60の構成に優先度識別部71を追加した構成とすることもできる。この場合、優先度識別部71で取得した優先度をデコーダ/エンコーダ/合成部65に通知し、デコーダ/エンコーダ/合成部65において、優先度に応じて、告知放送データの加工処理を変えるようにすることもできる。
本発明は、当業者に明らかなように、上記各実施の形態に記載した技術に従ってプログラムされた一般的な市販のデジタルコンピュータおよびマイクロプロセッサを使って実施することができる。また、当業者に明らかなように、本発明は上記各実施の形態に記載した技術に基づいて当業者により作成されるコンピュータプログラムを包含する。また、本発明を実施するコンピュータをプログラムするために使用する命令を含む記憶媒体であるコンピュータプログラム製品が本発明の範囲に含まれる。
以上のように、本発明にかかる告知放送システムは、IPネットワーク経由で配信する告知放送データに様々なフォーマットを使用でき、告知放送専用の再生回路を含まない端末装置であっても、告知放送を受信し再生することができるという効果を有し、サーバから複数の端末装置に対して配信される告知放送データをIPネットワークを介して中継する告知放送システムなどとして有用である。
本発明の第1の実施の形態の告知放送システムの概略構成ブロック図 図1の告知放送システムのパケット中継装置の構成の一例を示す概略構成ブロック図 図2のパケット中継装置で送受信されるIPパケットの構造の一例を示す図 図2のパケット中継装置のルーティングテーブルのデータ構造の一例を示す図 図2のパケット中継装置の管理テーブルのデータ構造の一例を示す図 図1の告知放送システムの端末装置の構成の一例を示す概略構成ブロック図 図2のパケット中継装置の動作手順の一例を示すフローチャート 図6の端末装置の動作手順の一例を示すフローチャート 本発明の第2の実施の形態の告知放送システムのパケット中継装置の構成の一例を示す概略構成ブロック図 図9のパケット中継装置の動作手順の一例を示すフローチャート 本発明の第3の実施の形態の告知放送システムのパケット中継装置の構成の一例を示す概略構成ブロック図 図11のパケット中継装置の動作手順の一例を示すフローチャート 本発明の第3の実施の形態の告知放送システムの告知放送サーバの構成の一例を示す概略構成ブロック図 図13の告知放送サーバの優先度登録テーブルの一例を示す図 図13の告知放送サーバの放送先管理テーブルの構造の一例を示す図 従来の告知放送システムの構成ブロック図
符号の説明
5 告知放送サーバ
6 端末装置
7 IPネットワーク
8 パケット中継装置
9 コンテンツ配信サーバ
11 第1のネットワークインタフェース部(受信手段)
13 第2のネットワークインタフェース部(受信手段、転送手段)
15 IPパケットフォワーディング部(転送手段)
17 ルーティングテーブル
19 設定部
21 IPパケット解析部(取得手段)
23 管理テーブル(記憶手段、記憶装置)
25 データフォーマット管理部(記憶手段)
27 データフォーマット変換部(変換手段)
41 ネットワークインタフェース部
43 IPパケット分解部
45 データ蓄積部
47 デコーダ
49 表示部
51 スピーカ
53 操作部
55 セッション制御部
57 IPパケット組立部
60 パケット中継装置
61 IPパケット解析部(取得手段)
63 IPパケット分解部(デコード手段)
65 デコーダ/エンコーダ/合成部(デコード手段、エンコード手段)
67 IPパケット組立部(エンコード手段)
70 パケット中継装置
71 優先度識別部(優先度識別手段、判定手段)
73 IPパケット解析部(取得手段)
75 IPパケットフォワーディング部(決定手段、転送手段)
80 告知放送サーバ
81 ネットワークインタフェース部
83 音声入力部
84 テキスト入力部
85 A/D変換部
86 IPパケット組立部
87 優先度付与部(優先度付与手段)
88 優先度登録テーブル
91 告知放送蓄積部
92 放送先管理テーブル
93 操作部
94 配信制御部
95 放送先管理部
96 IPパケット分解部

Claims (11)

  1. 告知放送データを送信する告知放送サーバと、前記告知放送サーバから送信された前記告知放送データを受信する端末装置と、前記告知放送サーバから送信された前記告知放送データのパケットを中継するパケット中継装置とを備え、
    前記パケット中継装置は、前記端末装置が受信可能なデータフォーマットを記憶する記憶手段と、前記告知放送サーバから送信された前記告知放送データのデータフォーマットを前記記憶手段に記憶された前記データフォーマットに変換する変換手段と、前記変換手段によって前記データフォーマットが変換された前記告知放送データの前記パケットを前記端末装置に転送する転送手段とを含むことを特徴とする告知放送システム。
  2. 前記パケット中継装置は、コンテンツを配信するコンテンツ配信サーバと前記端末装置間で送受信されるパケットを中継し、
    前記パケット中継装置は、前記パケットを受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記パケットが前記端末装置から前記コンテンツ配信サーバに送信されたパケットであるとき、前記パケットから前記端末装置が受信可能なデータフォーマットを取得する取得手段とを含み、
    前記パケット中継装置において、前記取得手段で取得した前記データフォーマットを前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1に記載の告知放送システム。
  3. 前記コンテンツ配信サーバから配信される前記コンテンツは、マルチメディアデータを含み、
    前記パケット中継装置は、前記受信手段によって前記コンテンツ配信サーバから前記コンテンツの前記パケットを受信中に、さらに前記告知放送サーバから前記告知放送データの前記パケットを受信したとき、前記受信手段により受信した前記コンテンツの前記マルチメディアデータをリアルタイムにデコードするデコード手段と、前記デコード手段でデコードされた前記マルチメディアデータと、前記受信手段により受信した前記告知放送データとを合成して符号化データにエンコードするエンコード手段とを含み、
    前記パケット中継装置において、前記転送手段は、前記エンコード手段によりエンコードされた前記符号化データのパケットを前記端末装置に転送することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の告知放送システム。
  4. 前記告知放送データは、テキストデータであることを特徴とする請求項3に記載の告知放送システム。
  5. 前記パケット中継装置の前記エンコード手段は、前記告知放送データに警告音を付加して前記マルチメディアデータと合成して符号化データにエンコードすることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の告知放送システム。
  6. 前記パケット中継装置は、前記告知放送データを解析して優先度を識別する優先度識別手段と、前記優先度識別手段によって取得した前記告知放送データの前記優先度に基づいて、前記告知放送データおよび前記告知放送データ以外のデータを含む複数の転送データの前記転送手段による転送順序を決定する決定手段とを含み、
    前記パケット中継装置において、前記転送手段は、前記決定手段で決定された前記転送順序で前記複数の転送データを前記端末装置に転送することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の告知放送システム。
  7. 前記告知放送サーバは、前記告知放送データに、当該告知放送データの優先度を示す情報を付与する優先度付与手段を含むことを特徴とする請求項6に記載の告知放送システム。
  8. 前記パケット中継装置は、前記優先度識別手段で取得された前記優先度が予め決められた値より高いか否かを判定する判定手段を含み、
    前記パケット中継装置において、前記転送手段は、前記判定手段で前記優先度が予め決められた値より高いと判定された場合、前記告知放送データ以外のデータの転送を中断し、前記告知放送データの前記パケットのみを前記転送順序で前記端末装置に転送することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の告知放送システム。
  9. 告知放送サーバから送信された告知放送データを端末装置に中継するパケット中継装置であって、
    前記端末装置が受信可能なデータフォーマットを記憶する記憶手段と、
    前記告知放送サーバから送信された前記告知放送データのデータフォーマットを前記記憶手段に記憶された前記データフォーマットに変換する変換手段と、
    前記変換手段によって前記データフォーマットが変換された前記告知放送データの前記パケットを前記端末装置に転送する転送手段とを含むことを特徴とするパケット中継装置。
  10. 告知放送サーバから端末装置にパケット中継装置を経由して告知放送データを送信する告知放送方法であって、
    前記告知放送データのパケットを前記パケット中継装置が受信する受信ステップと、
    前記端末装置が受信可能なデータフォーマットを前記パケット中継装置の記憶装置に記憶する記憶ステップと、
    前記告知放送サーバから送信された前記告知放送データのデータフォーマットを前記記憶装置に記憶された前記データフォーマットに変換する変換ステップと、
    前記変換ステップで前記データフォーマットが変換された前記告知放送データの前記パケットを前記端末装置に転送する転送ステップとを含むことを特徴とする告知放送方法。
  11. 告知放送サーバから送信される告知放送データのパケットを端末装置に中継するパケット中継装置を制御する制御プログラムであって、
    前記端末装置が受信可能なデータフォーマットを前記パケット中継装置の記憶装置に記憶する記憶ステップと、
    前記告知放送サーバから送信された前記告知放送データのデータフォーマットを前記記憶装置に記憶された前記データフォーマットに変換する変換ステップと、
    前記変換ステップで前記データフォーマットが変換された前記告知放送データの前記パケットを前記端末装置に転送する転送ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
JP2004035378A 2004-02-12 2004-02-12 告知放送システムおよび告知放送方法、並びにパケット中継装置 Pending JP2005229296A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004035378A JP2005229296A (ja) 2004-02-12 2004-02-12 告知放送システムおよび告知放送方法、並びにパケット中継装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004035378A JP2005229296A (ja) 2004-02-12 2004-02-12 告知放送システムおよび告知放送方法、並びにパケット中継装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005229296A true JP2005229296A (ja) 2005-08-25

Family

ID=35003678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004035378A Pending JP2005229296A (ja) 2004-02-12 2004-02-12 告知放送システムおよび告知放送方法、並びにパケット中継装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005229296A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007129599A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Sharp Corp データ送信装置、画像表示装置、osdデータ表示システム、及びプログラム
JP2007172226A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Ntt Comware Corp ファイル転送システム及びファイル転送方法
JP2007243658A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Nec Corp デジタル放送システム、受信端末および放送表示方法
JP2009522912A (ja) * 2006-01-03 2009-06-11 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 多重ホップ中継方式無線接続通信システムにおける接続識別子の管理方法及び装置
JP2009225330A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Toshiba Corp 情報配信システムとこのシステムに用いられる緊急情報告知装置及び受信端末
JP2012134801A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Sumitomo Electric Ind Ltd 映像中継装置及びホームゲートウェイ
JP2014150457A (ja) * 2013-02-01 2014-08-21 Panasonic Corp 集合住宅の情報伝送システム、通信制御装置
WO2014162713A1 (ja) * 2013-04-05 2014-10-09 株式会社メディアグローバルリンクス Ip非圧縮映像エンコーダ及びデコーダ
JP2015027004A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 ホーチキ株式会社 告知放送システム
JP2016184884A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 株式会社日立国際電気 送出端末
JP6762682B1 (ja) * 2020-03-17 2020-09-30 株式会社Usen−Next Holdings 非常時消音システム及び非常時消音子機

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007129599A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Sharp Corp データ送信装置、画像表示装置、osdデータ表示システム、及びプログラム
JP2007172226A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Ntt Comware Corp ファイル転送システム及びファイル転送方法
US8351846B2 (en) 2006-01-03 2013-01-08 Samsung Electronics Co., Ltd Method and apparatus for managing connection identifiers in a multi-hop relay wireless access communication system
JP2009522912A (ja) * 2006-01-03 2009-06-11 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 多重ホップ中継方式無線接続通信システムにおける接続識別子の管理方法及び装置
JP4891340B2 (ja) * 2006-01-03 2012-03-07 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 多重ホップ中継方式無線接続通信システムにおける接続識別子の管理方法及び装置
JP2007243658A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Nec Corp デジタル放送システム、受信端末および放送表示方法
JP2009225330A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Toshiba Corp 情報配信システムとこのシステムに用いられる緊急情報告知装置及び受信端末
JP2012134801A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Sumitomo Electric Ind Ltd 映像中継装置及びホームゲートウェイ
JP2014150457A (ja) * 2013-02-01 2014-08-21 Panasonic Corp 集合住宅の情報伝送システム、通信制御装置
WO2014162713A1 (ja) * 2013-04-05 2014-10-09 株式会社メディアグローバルリンクス Ip非圧縮映像エンコーダ及びデコーダ
US9794650B2 (en) 2013-04-05 2017-10-17 Media Global Links Co., Ltd. IP uncompressed video encoder and decoder
US10104451B2 (en) 2013-04-05 2018-10-16 Media Global Links Co., Ltd. IP uncompressed video encoder and decoder
JP2015027004A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 ホーチキ株式会社 告知放送システム
JP2016184884A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 株式会社日立国際電気 送出端末
JP6762682B1 (ja) * 2020-03-17 2020-09-30 株式会社Usen−Next Holdings 非常時消音システム及び非常時消音子機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4649091B2 (ja) 通信端末、サーバ装置、中継装置、放送通信システム、放送通信方法及びプログラム
Hardman et al. Successful multiparty audio communication over the Internet
US6671732B1 (en) Method and apparatus for control of content based rich media streaming
US20090207905A1 (en) Communication processing device, data communication system, method, and computer program
US20070011710A1 (en) Interactive news gathering and media production control system
ATE323380T1 (de) Freier zugang zu ip video-inhalt für mhp digitale anwendungen
JP2005229296A (ja) 告知放送システムおよび告知放送方法、並びにパケット中継装置
US20080312763A1 (en) Ad Hoc Selection of Voice Over Internet Streams
KR20080086262A (ko) 디지털 콘텐츠 공유를 위한 방법 및 장치, 그리고 디지털콘텐츠 공유 시스템
US9661373B2 (en) Internet-based video delivery system
JP4831608B2 (ja) 視聴者端末およびその通信規制方法
US20090274151A1 (en) Broadcast-content transmission apparatus, and broadcast-content transmission method
US8024486B2 (en) Converting data from a first network format to non-network format and from the non-network format to a second network format
JPWO2007043649A1 (ja) 中継装置、通信端末および通信方法
WO2004084516A1 (ja) 送受信システム、送信装置および方法、受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP7377352B2 (ja) 複数メンバーでのインスタントメッセージング方法、システム、装置及び電子機器、並びにコンピュータプログラム
JPWO2005027439A1 (ja) メディアストリームのマルチキャスト配信方法及び装置
US20050185635A1 (en) Virtual service provider system and method for delivering media services to an end user
JP4695146B2 (ja) コンテンツ送出装置、コンテンツ受信装置、コンテンツ送出方法およびコンテンツ受信方法
JP4283186B2 (ja) 双方向映像通信品質制御システム、利用者端末、品質管理サーバ及びプログラム
JP4832784B2 (ja) 放送コンテンツ伝送装置、放送コンテンツ受信装置、放送コンテンツ伝送方法、及び放送コンテンツ受信方法
JP2005039342A (ja) ルータおよびその制御方法
US6539546B1 (en) Transport of digitized signals over a ring network
JP2008219462A (ja) 通信装置
CN101883253B (zh) 一种视频通话中的视频查看方法及系统