JP2007129599A - データ送信装置、画像表示装置、osdデータ表示システム、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】緊急放送の他、ユーザが設定した状態になった時に、データ送信装置自身のOSDデータを、画像表示装置側で強制表示をさせることを可能にする。
【解決手段】データ送信装置(放送受信装置3で例示)は、OSDデータを生成するOSDデータ生成部38と、生成したOSDデータを画像表示装置1に送信する手段と、画像表示装置1におけるOSD表示に対する表示優先度を設定するOSD表示優先度設定部37とを備え、OSDデータ生成部38は、設定部37で表示優先度が設定された場合、その表示優先度の情報を含むようにOSDデータを生成する手段を有する。画像表示装置1は、放送受信装置3から受信したOSDデータの表示優先度を判定するOSD表示優先度判定部21を備え、OSDデータ表示部19は、判定部21での判定結果に基づき、受信したOSDデータのうち所定の表示優先度をもつものを強制的に画面表示部14に強制表示させる。
【選択図】図1
【解決手段】データ送信装置(放送受信装置3で例示)は、OSDデータを生成するOSDデータ生成部38と、生成したOSDデータを画像表示装置1に送信する手段と、画像表示装置1におけるOSD表示に対する表示優先度を設定するOSD表示優先度設定部37とを備え、OSDデータ生成部38は、設定部37で表示優先度が設定された場合、その表示優先度の情報を含むようにOSDデータを生成する手段を有する。画像表示装置1は、放送受信装置3から受信したOSDデータの表示優先度を判定するOSD表示優先度判定部21を備え、OSDデータ表示部19は、判定部21での判定結果に基づき、受信したOSDデータのうち所定の表示優先度をもつものを強制的に画面表示部14に強制表示させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、データ送信装置、画像表示装置、OSDデータ表示システム、及びプログラムに関し、より詳細には、緊急放送等のOSDデータを画像表示装置側に送信するデータ送信装置、そのOSDデータを表示する画像表示装置、それらの装置を備えたOSDデータ表示システム、及びそれらの装置に組み込まれるプログラムに関する。
従来の緊急放送送信装置と緊急放送受信装置で構成された緊急放送システムは、地震や津波や火災等の警告内容を緊急放送データとして緊急放送送信装置を備えた送信局から地上波やケーブル回線や放送衛星を利用して受信者全てに向けて一斉同報に送信する(例えば、特許文献1を参照)。そして、一斉同報に送信された緊急放送データは、緊急放送データを受信できる全ての受信者の緊急放送受信装置で受信され、自動的にその緊急放送の内容を受信者に知らせるための映像信号及び音声信号に変換してテレビジョン(TV)受像機に出力している。このとき、緊急放送受信装置にはTV受像機の電源コードを接続する電源コンセントがあり、この電源コンセントには緊急放送を受信すると自動的に電源が与えられる。従って、この電源コンセントに電源スイッチを入れた状態のTV受像機の電源コードを接続しておけば、緊急放送受信時には自動的にTV受像機を動作させることができるので、TVを視聴してない深夜等に緊急放送が届いても、受信者に緊急放送を知らせることができる。
また、特許文献2及び3には、緊急放送待機時の省電力化を図ったCATV用放送受信装置が開示されている。これらの受信装置は、受信装置に内蔵された警報ブザーでの告知や、OSD(オンスクリーンディスプレイ)により緊急事態を視聴画面に表示することを想定しているが、表示装置側の電源のON/OFFを考慮したものではない。さらにこれらの受信装置は、緊急放送情報を伝送するチャンネル(第2の放送周波数)と緊急放送が発生していることを示すチャンネル(第1の放送周波数)とがCATV局側に用意されていることを前提としている。
また、特許文献4には、TV放送受信装置からの制御信号を表示装置が受信不可能な主電源OFFの状態に設定されていても、緊急放送の際には表示装置を起動し緊急放送を確実に視聴者に通知可能とする技術が開示されている。この技術では、緊急放送の受信機能を備えたTV放送受信装置に、IR送信機等を介して表示装置を制御するための制御手段と、表示装置へ電力を供給する電力供給手段と、緊急放送受信の際に、表示装置への電力供給を一旦停止し、予め定められた一定中断時間経過後に、電力供給を再開させる電力供給中断手段とからなる電力供給装置とを備える。そして、表示装置に、電力供給中断手段の動作に基づいて、一旦停止された前記電力供給手段からの電力供給が中断された後、予め定められた前記一定中断時間経過後に電力供給が再開されたことを検知する再開検知手段と、再開検知手段により電力供給の再開が検知された際に、制御手段からの制御信号を受信することが可能な待機状態へ移行する待機移行手段とを備える。
特開平7−336662号公報
特開2001−186493号公報
特開2002−77847号公報
特開2004−23591号公報
上述のごとく従来の緊急放送システムでは、緊急放送受信装置にはテレビジョン受像機等の表示装置の電源コードを接続する電源コンセントが備えられ表示装置側の電源をコントロール可能となっているか、或いは表示装置側の電源のON/OFFを考慮したものではない。
実際、米国などのCATV放送システムでは、CATV受信装置(CATVのSTB(Set Top Box))側は基本的に電源が待機状態又はON状態で設置されており、そのSTBに接続されたTV受像機等の表示装置も電源が待機状態又はON状態で設置されていることが多い。しかしながら、緊急放送受信装置には表示装置用の電源コンセントが備えられていない場合や、電源コンセントを差し込めないような離間した位置に受信装置と表示装置とを設置することもある。そのような場合、表示装置が待機状態の場合には、緊急放送を表示装置で表示することができなくなってしまう。ここで、待機状態とは、主電源はONであるが省電力のため待機した状態を指し、リモートコントロール装置(リモコン装置)で電源をONする制御が可能な状態を指す。
さらに、従来の緊急放送システムでは、OSDを表示装置側に表示する際に、表示装置自身のOSD表示設定について考慮されたものではない。すなわち、従来のシステムでは、表示装置が待機状態やON状態になっていたとしても、表示装置のOSD表示設定が緊急放送受信装置のOSDを表示しない設定になっていた場合には、緊急放送を受信装置側で受け取ったとしても、表示装置でそのOSDデータを表示することが不可能になる。
このように、例えばCATVのSTBなどのOSD画面をネットワーク経由でデジタルTV等の表示装置に表示するシステムにおいて、ユーザが表示装置側で表示設定をOFFにしている場合、OSDが表示されずに必要な情報を見落としてしまう可能性がある。特に、現状では、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394でOSDを送信する場合、そのOSDデータを表示するか否かは表示装置側の依存になっており、また電源が待機状態の場合にはデータ受信すら行なわれず、喩え緊急性を要する情報であっても、表示されない可能性がある。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、緊急放送の他、ユーザが設定した状態になった時に、自身のOSDデータを画像表示装置側で強制表示をさせることが可能なデータ送信装置、そのOSDデータを受信して表示する画像表示装置、それらの装置を備えたOSDデータ表示システム、及び、それらの装置に組み込まれるプログラムを提供することをその目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、OSD表示機能をもった画像表示装置に接続可能なデータ送信装置であって、OSDデータを生成するOSDデータ生成手段と、前記OSDデータ生成手段で生成したOSDデータを前記画像表示装置に送信するOSDデータ送信手段と、前記画像表示装置におけるOSD表示に対する表示優先度を設定する優先度設定手段とを備え、前記OSDデータ生成手段は、前記優先度設定手段で表示優先度が設定された場合、該表示優先度の情報を含むようにOSDデータを生成する手段を有することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、放送受信手段を備え、前記優先度設定手段は、前記放送受信手段で緊急情報を受信した場合に、一番高い表示優先度に設定することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記画像表示手段で強制的に表示する強制表示事項に関するユーザ設定を記憶するユーザ設定記憶手段を備え、前記優先度設定手段は、前記ユーザ設定記憶手段で記憶されたユーザ設定に基づいて前記表示優先度を設定することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第3の技術手段において、前記ユーザ設定記憶手段に記憶させるユーザ設定を、前記画像表示装置から受信するユーザ設定受信手段を備えたことを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第3又は第4の技術手段において、前記ユーザ設定は、前記強制表示事項を表示する時間に関する時間情報を含み、前記優先度設定手段は、前記ユーザ設定記憶手段で記憶された時間情報が示す時刻の到来に合わせて前記表示優先度を設定することを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第1乃至第5のいずれかの技術手段において、前記OSDデータ生成手段は、前記優先度設定手段で表示優先度が設定された場合、ユーザに所定の操作を促すOSDデータを生成する手段を有することを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第1乃至第6のいずれかの技術手段において、前記OSDデータ送信手段は、当該データ送信装置が前記画像表示装置との接続を確立していない場合、前記優先度設定手段で設定された表示優先度に応じて、前記接続の確立を行う手段を備えたことを特徴としたものである。
第8の技術手段は、画像を表示する画像表示手段と、該画像表示手段に映像データを表示する映像データ表示手段と、前記画像表示手段にOSDデータを表示させるOSDデータ表示手段とを備え、データ送信装置に接続可能な画像表示装置であって、前記データ送信装置からOSDデータを受信するOSDデータ受信手段と、前記OSDデータ受信手段で受信したOSDデータの表示優先度を判定する優先度判定手段とを備え、前記OSDデータ表示手段は、前記優先度判定手段での判定結果に基づき、前記OSDデータ受信手段で受信したOSDデータのうち所定の表示優先度をもつものを強制的に前記画像表示手段に表示させる強制表示手段を有することを特徴としたものである。
第9の技術手段は、第8の技術手段において、前記OSDデータ受信手段で受信したOSDデータを表示するか否かの設定を行うOSD表示設定手段を備え、前記強制表示手段は、前記OSDデータ受信手段で受信したOSDデータが前記所定の表示優先度をもつものであった場合に、前記OSD表示設定手段の設定に拘わらず、強制的に前記画像表示手段に表示することを特徴としたものである。
第10の技術手段は、第1乃至第7のいずれかの技術手段におけるデータ送信装置と、第8又は第9の技術手段における画像表示装置とを接続してなるOSDデータ表示システムである。
第11の技術手段は、第1乃至第7のいずれかの技術手段におけるデータ送信装置に組み込み、前記OSDデータ作成手段及び前記優先度設定手段として、前記データ送信装置の演算処理装置を機能させるためのプログラムである。
第12の技術手段は、第8又は第9における画像表示装置に組み込み、前記優先度判定手段及び前記強制表示手段として、前記画像表示装置の演算処理装置を機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、緊急放送の他、ユーザが設定した状態になった時に、データ送信装置自身のOSDデータを、画像表示装置側で強制表示をさせることを可能にする。
本発明に係るOSDデータ表示システム(以下、本システムという)は、データ送信装置と画像表示装置とが有線/無線を問わず接続可能となっており、データ送信装置側で発生した緊急情報やユーザ設定事項などのOSDデータを、画像表示装置のOSD表示設定に係わらず、画像表示装置で強制的に表示させるシステムである。以下、本システムについて説明を行いながら、本発明に係るデータ送信装置及び本発明に係る画像表示装置について説明する。
本発明に係るデータ送信装置は、少なくともOSDデータ生成手段、OSDデータ送信手段、及び優先度設定手段を備えるものとする。また、本発明に係るデータ送信装置は、少なくともOSD表示機能をもった画像表示装置に何らかの通信手段で接続可能なデータ送信装置であり、放送等を受信して画像表示装置に転送する機能を具備した形態の場合、データ転送装置であるとも言える。
OSDデータ生成手段は、OSDデータを生成する手段である。また、優先度設定手段は、画像表示装置におけるOSD表示に対する表示優先度を設定する手段である。この表示優先度が高い場合には、画像表示装置において設定されているOSD表示設定に拘わらずOSDデータを画面に表示するようにするためのものである。そして、OSDデータ送信手段は、OSDデータ生成手段で生成したOSDデータを画像表示装置に送信する手段である。さらに、OSDデータ生成手段は、優先度設定手段で表示優先度が設定された場合、その表示優先度の情報を含むようにOSDデータを生成する手段を有するものとする。
また、このデータ送信装置は、OSDデータ作成手段、優先度設定手段として、データ送信装置に具備された演算処理装置(CPU等)を機能させるためのプログラムを、装置内に組み込み、OSDデータ送信を実行するようにすることでも実現できる。このようなプログラムは、例えば、ROMに格納され、RAMに読み出してCPUで実行することにより、OSDデータ作成手段及び優先度設定手段として機能させることができる。また、OSDデータ作成手段及び優先度設定手段だけでなく、データ送信装置内の他の各手段も必要なネットワーク機器や表示デバイス等のハードウェアと協働して実行可能なプログラムとして実装できる。以下、このデータ送信装置として、放送受信装置を例示して以下に説明するが、放送受信機能を備える装置に限ったものではない。
本発明に係る画像表示装置は、少なくとも画像を表示する画像表示手段と、その画像表示手段に映像データを表示する映像データ表示手段と、画像表示手段にOSDデータを表示させるOSDデータ表示手段とを備え、データ送信装置に何らかの通信手段で接続可能なものとする。本発明に係る画像表示装置は、この通信手段として少なくともOSDデータ受信手段を備え、さらに優先度判定手段を少なくとも備えるものとする。
OSDデータ受信手段は、データ送信装置からOSDデータを受信する手段である。優先度判定手段は、OSDデータ受信手段で受信したOSDデータの表示優先度を判定する手段である。そして、OSDデータ表示手段は、優先度判定手段での判定結果に基づき、OSDデータ受信手段で受信したOSDデータのうち所定の表示優先度をもつものを強制的に画像表示手段に表示させる強制表示手段を有するものとする。このように、画像表示装置では、受信したOSDデータに含まれる表示優先度の情報を解釈してその表示優先度に応じた処理をOSDデータ表示手段で実行することとなる。なお、OSDデータ受信手段で受信するOSDデータには上述の表示優先度の有無は問わず、例えば表示優先度の無いOSDデータは強制表示を実行しなければよい。
また、本発明に係る画像表示装置は、OSDデータ受信手段で受信したOSDデータを表示するか否かの設定を行うOSD表示設定手段を備えることで、本発明の効果がより得られ、好ましい。そのとき、強制表示手段は、OSDデータ受信手段で受信したOSDデータが所定の表示優先度をもつものであった場合に、OSD表示設定手段の設定に拘わらず、強制的に画像表示手段に表示する。また、所定の表示優先度をもたなかった場合でも、現在のOSD表示設定との比較を実行することとなるが、表示優先度を複数レベル設けておき、現在のOSD表示設定と送信されてきた表示優先度の情報とを比較して、比較結果に応じたOSDデータの表示処理を実行すればよい。
また、上述した画像表示装置は、優先度判定手段、強制表示手段として、画像表示装置に具備された演算処理装置(CPU等)を機能させるためのプログラムを、装置内に組み込み、OSD表示を実行するようにすることでも実現できる。このようなプログラムは、例えば、ROMに格納され、RAMに読み出してCPUで実行することにより、優先度判定手段及び強制表示手段として機能させることができる。また、優先度判定手段及び強制表示手段だけでなく、データ送信装置内の他の各手段も必要なネットワーク機器や表示デバイス等のハードウェアと協働して実行可能なプログラムとして実装できる。
図1は、本発明の一実施形態に係るOSDデータ表示システムの一構成例を示すブロック図、図2は、図1のOSDデータ表示システムが状態Aである場合の概要を説明するための図、図3は、図1及び図2のシステムで用いられるOSDデータの一例を示す図である。また、図4乃至図9は、それぞれ、図1のOSDデータ表示システムが状態B〜Gである場合の概要を説明するための図である。
図1乃至図9において、1はTVや表示モニタ等の画像表示装置、2はリモコン装置、3はデータ送信装置の一例としての放送受信装置、4はOSDデータ、10はOSD表示、14は画面表示部、40は情報部、41はデータ部、42はフラグである。
図1で例示する画像表示装置1は、映像データ生成部11、映像データ表示部12、映像データ蓄積部13、画面表示部14、表示データ結合部15、データ分離部16、通信制御部17、ネットワークインターフェース(ネットワークI/F)18、OSDデータ表示部19、OSDデータ蓄積部20、OSD表示優先度判定部21、OSDデータ生成部(OSDデータ作成部)22、ユーザ操作判定部23、OSD表示設定記憶部24、OSD表示設定部25、及びユーザI/F26を備える。
通信制御部17はネットワークI/F18を介した放送受信装置3との通信を制御する部位で、ネットワークI/F18は放送受信装置3側のネットワークI/F34との通信を行うためのインターフェースである。通信制御部17及びネットワークI/F18は、上述のOSDデータ受信手段を含む通信手段の一例である。
データ分離部16は、通信制御部17の通信制御により放送受信装置3から送信されてきたデータを、映像データとOSDデータとに分離する。映像データ蓄積部13は、データ分離部16で分離された映像データを一時的に蓄積(バッファリング)する。映像データ生成部11は、映像データ蓄積部13で蓄積された映像データ(例えばMPEG2データ)を時系列に表示可能な映像データへと変換する。映像データ表示部12は、映像データ生成部11で時系列に生成した映像データに対し、各種映像処理を施してRGBデータに変換する。映像データ生成部11、映像データ表示部12、映像データ蓄積部13、表示データ結合部15、及びデータ分離部16は、上述の映像データ表示手段の一例である。なお、画像表示装置1は、図示しない音声データに対する処理を実行する部位等も実際には備えられることとなる。
OSDデータ蓄積部20は、データ分離部16で分離されたOSDデータを一時的に蓄積する。OSDデータ生成部22は、OSDデータ蓄積部20で蓄積されたOSDデータから表示可能な画像データを生成する。
OSD表示優先度判定部21は、データ分離部16で分離されたOSDデータ、OSDデータ蓄積部20で蓄積されたOSDデータ、或いはOSDデータ生成部22で生成された画像データのいずれかに付随した表示優先度の情報から、OSD表示優先度を判定する。OSD表示優先度判定部21及びOSD表示設定記憶部24は、上述の優先度判定手段及びその判定結果に基づきOSDデータをOSDデータ表示部19に伝送する上述の強制表示手段に相当する部位である。
ユーザI/F26は、リモコン装置2や画像表示装置1の本体に設けられたユーザ操作部であり、画像表示装置1だけでなく、放送受信装置3から受信したOSDデータに基づき放送受信装置3に対する各種設定も実行可能とする。ユーザ操作判定部23は、ユーザI/F26で入力された操作内容が画像表示装置1自身のものか、放送受信装置3に対するものかを判定し、前者の場合にはOSD表示設定部25へ操作コマンドを伝送し、後者の場合には通信制御部17等を介して放送受信装置3へ操作コマンドを伝送する。OSD表示設定部25は、画像表示装置1自身のOSD表示に関する設定(表示優先度の閾値の設定も含んでよい)を行い、その設定はOSD表示設定記憶部24に記憶させる。OSD表示設定記憶部24で記憶された設定内容に基づき、OSD表示優先度判定部21は、OSD表示優先度の判定を実行することとなる。
OSDデータ表示部19は、OSD表示優先度判定部21での判定結果に基づき、OSDデータの表示を行う場合に、データ分離部16で分離されたOSDデータ、OSDデータ蓄積部20で蓄積されたOSDデータ、或いはOSDデータ生成部22で生成された画像データのいずれかのデータを、画面表示部14で表示可能なRGBデータ等のデータに変換する。
表示データ結合部15は、映像データ表示部12からの映像データと、OSDデータ表示部19からの映像データとを重畳することで適宜結合する。画面表示部14は、液晶パネルやプラズマディスプレイパネル等の各種表示装置でなり、表示データ結合部15で結合した最終的な画像データを表示する。画面表示部14は、上述の画像表示手段の一例である。
OSDデータ表示部19、OSDデータ蓄積部20、OSDデータ生成部22、表示データ結合部15、及びデータ分離部16は、上述のOSDデータ表示手段(上述の強制表示手段を除く)の一例である。また、OSD表示優先度判定部21、ユーザ操作判定部23、OSD表示設定記憶部24、及びOSD表示設定部25は、上述の優先度判定手段の一例である。また、ユーザ操作判定部23、OSD表示設定記憶部24、OSD表示設定部25、及びユーザI/F26は、上述のOSD表示設定手段の一例である。
一方、図1で例示する放送受信装置3は、ユーザ操作判定部31、ユーザ設定記憶部32、受信データ分離部33、ネットワークI/F34、通信制御部35、送信データ結合部36、OSD表示優先度設定部37、OSDデータ生成部(OSDデータ作成部)38、及び放送受信部39を備える。
通信制御部35はネットワークI/F34を介した画像表示装置1との通信を制御する部位で、ネットワークI/F34は画像表示装置1側のネットワークI/F18との通信を行うためのインターフェースである。通信制御部35及びネットワークI/F34は、上述のOSDデータ送信手段を含む通信手段の一例である。
受信データ分離部33は、通信制御部35の通信制御により画像表示装置1から送信されてきたデータを、ユーザ操作のデータと例えば映像データとに分離する。ユーザ操作判定部31は、受信データ分離部33で分離されたユーザ操作のデータ(コマンド)が、ユーザ設定記憶部32に記憶すべきOSD強制表示に関するデータであるのか、その他のOSDデータに対する各種設定処理(録画処理等)に関するデータであるのかを判定し、前者であった場合のみ、ユーザ設定記憶部32に記憶させる。
ユーザ設定記憶部32は、画像表示装置1からのユーザ操作(或いは放送受信装置3でのユーザ操作)に基づき、画面表示部14で強制的に表示する強制表示事項に関するユーザ設定を記憶する。ユーザ設定記憶部32で記憶されるユーザ設定としては、例えば、或る特定の条件を満たした場合に通知して欲しいといった要望などが該当する。そのようなユーザ設定をユーザ設定記憶部32に記憶させておくことで、その条件を満たした場合に、OSD表示優先度設定部37にその情報を伝送し、通知内容と表示優先度とからOSDデータ生成部38でOSDデータを作成することとなる。
上述した各実施形態に係る放送受信装置3で例示したデータ送信装置は、このように強制表示事項を記憶するユーザ設定記憶手段を備えることが好ましい。この実施形態の場合、上述の優先度設定手段は、ユーザ設定記憶手段で記憶されたユーザ設定に基づいて表示優先度を設定する。例えば、録画用のキーワード(ジャンルや人名等)を指定し、その指定に合致した番組がEPGデータで送信されてきた場合などに、ユーザに録画するか否かを問うようなOSD表示(EPGそのものの表示でもよい)を行うなどが挙げられる。
ユーザ操作判定部31及びユーザ設定記憶部32は、上述のユーザ設定記憶手段の一例であると言える。また、上述のように、ユーザ設定記憶手段に記憶させるユーザ設定を、画像表示装置1から受信するユーザ設定受信手段を備えることが好ましい。ネットワークI/F34、通信制御部35、及び受信データ分離部33は、上述のユーザ設定受信手段の一例である。
さらに、ユーザ設定記憶手段を備えた実施形態において、ユーザ設定は、強制表示事項を表示する時間(日時)に関する時間情報を含むようにすることが好ましい。このような実施形態の場合、優先度設定手段は、ユーザ設定記憶手段で記憶された時間情報が示す時刻の到来に合わせて表示優先度を設定するようにしておくとよい。この実施形態では、例えば、録画予約が開始した場合にユーザ通知するように強制表示事項を設定しておくなどすることで、予約開始と共にその旨が画面表示部14でユーザ通知できる。
放送受信部39は、放送を受信する部位であり、アンテナやチューナや復調回路等からなる。このように、本発明に係るデータ送信装置は、上述の各実施形態において放送受信手段を備えることが好ましい。このような実施形態の場合、優先度設定手段は、放送受信手段で緊急情報(緊急のデータ放送等)を受信した場合に、一番高い表示優先度に設定するようにすればよい。緊急情報は、例えば同時に或る周波数帯の複数チャンネルを受信可能となっていた場合、その複数チャンネルのいずれかから受信でき、他のチャンネルを視聴していた場合でも緊急情報の放送を見つけることができる。そして、緊急情報があればOSDデータに一番高い表示優先度のフラグを埋め込むなどして、「緊急情報を放送しているチャンネルに切り換えてください」といった文字表示を行うOSDデータを作成して、画像表示装置1に送信し画面表示部14にその文字表示を行わせる。なお、放送受信部39で受信した映像表示用の画像データや音声出力用の音声データも、ユーザ操作に基づき画像表示装置1側に伝送される。
OSD表示優先度設定部37は、OSDデータを生成する際に用いる表示優先度を設定する部位であり、例えばユーザ設定記憶部32に記憶された事項や緊急放送受信に基づくOSDデータの生成の際に設定がなされる。OSDデータ生成部38は、OSD表示優先度設定部37で設定された表示優先度、並びにOSD表示の画像データ等からOSDデータを生成する。
このOSD表示の画像データとしては、ユーザ設定記憶部32に記憶されたユーザ通知事項を表示する画像データや、緊急放送のチャンネル番号を示唆する画像データや、緊急放送の内容そのもので表示されている画像データなどが該当する。このように、上述の各実施形態におけるOSDデータ生成手段は、優先度設定手段で表示優先度が設定された場合、ユーザに所定の操作を促すOSDデータを生成する手段を有することが好ましい。ユーザに所定の操作を促すOSDデータとは、次にユーザが何をすればよいかをOSD表示するためのデータであり、例えばユーザが操作可能なボタン情報を表示するようにしても良い。OSDデータ生成部38は、上述のOSDデータ生成手段の一例であり、OSD表示優先度設定部37は、上述の優先度設定手段の一例である。
図3で例示したように、一般的なOSDデータ4のストリームは、ヘッダ情報、ベンダユニークで定義できるフィールド、及びデータ長などでなる情報部40と、実際のOSD表示データ(画像のメタデータ)が並んだデータ部41とでなる。表示優先度の情報としては、OSDデータ4において、例えば情報部40のいずれかに1又は数bit分のフラグ42として埋め込んでもよいし、上述のフィールドにフラグを埋め込んでもよい。また、表示優先度の情報としては、フラグでなくても情報部40やデータ部41にデータ列として埋め込んでも良い。また、表示優先度には単に強制的に表示させるかどうかの2段階だけではなく優先度のレベルがあっても良く、ユーザによる設定を可能としても良い。
送信データ結合部36は、OSDデータ生成部38で生成されたOSDデータと、放送受信部39で受信した映像データと(及び音声データ等)を結合する。送信データ結合部36で結合された送信データは、通信制御部35及びネットワークI/F34を介して画像表示装置1に送信される。送信データ結合部36は、通信制御部35及びネットワークI/F34と合わせ、上述のOSDデータ送信手段の一例であるとも言える。
以下、図2、図4乃至図9を参照して、IEEE1394ネットワーク上に接続されたデジタルTV等の画像表示装置1とCATVのSTB等の放送受信装置3との間の接続例を挙げて説明する。ここでは、IEEE1394で接続された画像表示装置1と放送受信装置3とを挙げているが、接続されるネットワークはイーサネット(登録商標)であっても無線ネットワークであっても構わない。また、ここでは、画像表示装置1と放送受信装置3とが一対一に接続された例を挙げているが、一対多、多対一、或いは多対多であってもよい。例えば、放送受信装置3のOSDデータを表示する画像表示装置1としては、ユーザが選択した特定の一台であっても良いし、ネットワーク上に存在する全ての画像表示装置1であっても良い。
いずれにしても、ネットワーク上に接続されている画像表示装置1に対して、周辺機器(データ送信装置)が送信するOSDデータに、表示優先度を示す情報をもたせる。本発明は、例えば、北米のDTVとSTBとを接続する規格であるDTV Link(CEA−775)の一機能として、有効に組み込むことも可能である。
図2で例示する状態Aとは、画像表示装置1の電源がONでOSD表示設定(放送受信装置3側のOSDデータを表示するか否かのユーザ設定)もONとなっており、さらに放送受信装置3との1394インターフェースを介した接続が確立している状態を指す。ここで、接続が確立されている状態とは、画像表示装置1と方送受信装置3の間に、映像データの同期転送を行うIsochronousコネクションと、OSDデータ等の非同期転送を行うAsynchronousコネクションが同時に確立され、リモコン装置2によって操作可能な状態を指す。状態Aでは、画像表示装置1側のリモコン装置2によって、放送受信装置3のOSDデータ等を表示させ、放送受信装置3内の各種設定操作を実行できる。この各種設定としては、EPG(電子プログラムガイド)データをOSDデータとして表示させて番組の録画予約を行ったり、放送受信装置3内に録画されるなどして記憶された番組コンテンツの選択視聴も可能である。なお、この状態Aは、従来技術においても同様に採り得る状態である。なお、図2及び図4乃至図9では、放送受信装置3で画像表示装置1へ送信するOSDデータは、基本的に放送受信装置3自らを制御するためのOSDデータであるものとして説明する。
図4で例示する状態Bとは、画像表示装置1の電源がONでOSD表示設定がOFFとなっており、さらに放送受信装置3との1394インターフェースを介した接続が確立している状態を指す。状態Bでは、画像表示装置1側のリモコン装置2によって、放送受信装置3のOSDデータ等を表示させようとしたとしても、OSD表示設定がOFFとなっているので、放送受信装置3から伝送されてきたOSDデータは表示できず、放送受信装置3内の各種設定操作を実行できない。なお、この状態Bも、従来技術においても同様に採り得る状態である。
図5で例示する状態Cとは、画像表示装置1の電源がONでOSD表示設定がOFFとなっており、さらに放送受信装置3との1394インターフェースを介した接続が確立している状態において、緊急放送を放送受信装置3が受信した状態を指す。すなわち、状態Cは、状態Bにおいて、緊急放送などの受信がなされた状態である。
状態Cでは、状態Bと同様に、OSD表示設定がOFFとなっているのでリモコン装置2によって放送受信装置3から伝送されてきた通常のOSDデータは表示できず、放送受信装置3内の各種設定操作を実行できない。しかしながら、緊急放送の受信やユーザ設定事項の時期の到来によって、画像表示装置1の画面表示部14にOSD表示10を強制的に実行できる。この状態Cは、従来技術においては達成できない状態である。
画像表示装置1と放送受信装置3がIEEE1394で接続され、放送受信装置3のOSD画面をIEEE1394経由で画像表示装置1に表示するシステムにおいて、放送受信装置3は緊急放送を受信した場合やユーザが設定した状態になった場合に、図3のOSDデータ4のように、画像表示装置1に強制表示を促すフラグをOSDデータに重畳して送信し、図4で例示した状態Bのように、画像表示装置1側のOSD表示設定がユーザによってOFFにされていたとしても、図5で例示した状態Cのように状態を移行させることで、画像表示装置1に強制的にOSDを表示させ、ユーザに画面に表示された操作を行なうように指示を促す。
このように、喩えユーザが画像表示装置1側でOSD表示設定をOFFにしていたとしても、放送受信装置3がOSDの強制表示フラグをセットして送ることにより、画像表示装置1はそのフラグを判別してOSD表示OFFに設定されている場合にもOSDが表示される。
図6で例示する状態Dとは、画像表示装置1の電源がONでOSD表示設定がOFF又はONとなっており、さらに放送受信装置3との1394インターフェースを介した接続が確立していない状態を指す。状態Dでは、例えば、画像表示装置1内の放送受信手段や他の接続機器などの映像が画面表示部14に表示されている。状態Dでは放送受信装置3とは接続が未確立であるため、放送受信装置3からは通常のOSDデータが伝送されてこない。そのため、画像表示装置1側のリモコン装置2によって、放送受信装置3のOSDデータ等を表示させようとしたとしても、OSDデータを表示できず、放送受信装置3内の各種設定操作を実行できない。この状態Dは、従来技術においても同様に採り得る状態である。
図7で例示する状態Eとは、画像表示装置1の電源がONでOSD表示設定がOFF又はONとなっており、さらに放送受信装置3との1394インターフェースを介した接続が確立していない状態において、緊急放送を放送受信装置3が受信した状態を指す。すなわち、状態Eは、状態Dにおいて、緊急放送などの受信がなされた状態である。
状態Eでは、状態Dと同様に、放送受信装置3とは接続が未確立であるため、放送受信装置3から通常のOSDデータは伝送されてくることはなく、リモコン装置2によって表示や放送受信装置3内の各種設定操作を実行できない。しかしながら、緊急放送の受信やユーザ設定事項の時期の到来によって、画像表示装置1の画面表示部14にOSD表示10を強制的に実行できる。そのため、上述の各実施形態におけるOSDデータ送信手段は、データ送信装置が画像表示装置との接続を確立していない場合、優先度設定手段で設定された表示優先度に応じて、接続の確立を行う手段を備えることが好ましい。例えば、映像データを送信する同期通信ではなく、コマンドや画像データ(ビットマップデータ)を送信するための非同期通信で接続、すなわちAsynchronousコネクション接続を実行するとよい。この状態Eは、従来技術においては達成できない状態である。
図6で例示した状態Dのように、ユーザが放送受信装置3ではなく画像表示装置1本体の映像を見ている場合には、基本的に画像表示装置1−放送受信装置3間でOSDデータを転送するためのAsynchronousコネクションは接続されていない。この時、図7で例示したように、放送受信装置3がOSDデータを強制表示する何らかの要因が発生した場合には、通常画像表示装置1で放送受信装置3の映像を見ている場合には画像表示装置1側から放送受信装置3側に張るコネクションを、放送受信装置3側から画像表示装置1に対して張ることにより、TV番組を視聴中であっても、OSDを表示させることが可能となる。
図8で例示する状態Fとは、画像表示装置1の電源がOFFでOSD表示設定がOFF又はONとなっており、従って放送受信装置3との1394インターフェースを介した接続も確立していない状態を指す。状態Fでは、放送受信装置3とは接続が未確立であるため、まず、画像表示装置1側のリモコン装置2によって画像表示装置1の電源をONにしないと、何ら表示することや設定することもできない。この状態Fは、従来技術においても同様に採り得る状態である。
図9で例示する状態Gとは、画像表示装置1の電源がOFFでOSD表示設定がOFF又はONとなっており、従って放送受信装置3との1394インターフェースを介した接続が確立していない状態において、緊急放送を放送受信装置3が受信した状態を指す。すなわち、状態Gは、状態Fにおいて、緊急放送などの受信がなされた状態である。
状態Gでは、状態Fと同様に、放送受信装置3とは接続が未確立であるため、まず画像表示装置1側のリモコン装置2によって画像表示装置1の電源をONにしない限りは、何ら表示することや設定することもできない。しかしながら、緊急放送の受信やユーザ設定事項の時期の到来によって、画像表示装置1の画面表示部14にOSD表示10を強制的に実行できる。このときの通信を確立する手段としては、例えば、放送受信装置3側から画像表示装置1側へ、POWER ONコマンドを送信した後、Asynchronousコネクション接続を実行するなどが挙げられる。この状態Gは、従来技術においては達成できない状態である。
図8で例示した状態Fのように、常に画像表示装置1の電源がONになっているとは限らず、この場合、当然のこととして、画像表示装置1−放送受信装置3間ではOSDデータを転送するためのAsynchronousコネクションは接続されていない。この場合、図9で例示するように、放送受信装置3はまず画像表示装置1の電源をONするためのPOWERコマンドを送信し、画像表示装置1の電源がONになったことを確認した後、画像表示装置1に対してOSDを送信するためのAsynchronousコネクションを張ることにより、画像表示装置1の電源がOFFになっていてもユーザに必要な情報を与えることが可能となる。このように、画像表示装置1が電源OFFになっている場合には自動的に画像表示装置1の電源を立ち上げてOSDデータ送信用のAsynchronousコネクションを確立する。なお、本発明では、画像表示装置1が放送受信装置3側から電源を得ているか否かは関係なく、画像表示装置1が少なくとも待機状態であれば強制表示可能である。
以上、本発明によれば、緊急放送等を受けた場合にデータ送信装置が画像表示装置に優先的にOSDを表示させる手段を設けることで、緊急放送の他、ユーザが設定した状態になった時に、データ送信装置自身のOSDデータを、画像表示装置側で強制表示をさせることを可能にする。ここでは、上述のごとく、表示優先度が高い場合には、画像表示装置側のユーザ設定や操作に関わらず表示を行ない、喩え機器間がAsynchronousコネクション状態になくても、送出側からAsynchronousコネクションを張ることによりOSD表示可能状態にする。同様に、表示優先度が高い場合には、現在画像表示装置の電源がOFFになっていても、送出側から電源をONしてAsynchronousコネクションを張ることによりOSD表示可能状態にする。
また、本発明に係るOSDデータ表示システムは、TV等の画像表示装置とSTB等の放送受信装置に限らず、携帯電話端末と基地局(携帯電話会社又は携帯サービス会社の基地局)との間であったり、インターネット接続されたパーソナルコンピュータ(PC)とインターネットサービスプロバイダ(ISP)や他のサービス会社のサーバ装置との間で構築されるシステムであっても構わない。
画像表示装置を携帯電話に適用した場合には、データ送信装置はメールサーバや基地局などに具備され、携帯電話の契約者の情報(例えばネットワークの暗証番号やメールアドレス等)をサーバ上で更新するためのOSDデータがそれに該当する。PCとISPサーバ等のサーバとでなるシステムも同様であり、PCのユーザ用のユーザ情報をISPサーバやそれに接続されたユーザ情報管理サーバ等に書き換えるときに、PCの表示モニタでのGUI(グラフィカルユーザインターフェース)として用いられるOSDデータとなる。
なお、データ送信装置で画像表示装置へ送信するOSDデータは、基本的にデータ送信装置自らを制御するためのOSDデータであることを前提として説明してきたが、送信するOSDデータは、データ送信装置自らを制御するためのOSDデータである必要はない。また、送信するデータはOSDデータでなくても、送信されてきたデータをその表示優先度を判定して強制表示するような機能をもたせることで、本発明と同様の効果が得られる。
1…画像表示装置、2…リモコン装置、3…放送受信装置、4…OSDデータ、10…OSD表示、11…映像データ生成部、12…映像データ表示部、13…映像データ蓄積部、14…画面表示部、15…表示データ結合部、16…データ分離部、17,35…通信制御部、18,34…ネットワークI/F、19…OSDデータ表示部、20…OSDデータ蓄積部、21…OSD表示優先度判定部、22,38…OSDデータ生成部、23,31…ユーザ操作判定部、24…OSD表示設定記憶部、25…OSD表示設定部、26…ユーザI/F、32…ユーザ設定記憶部、33…受信データ分離部、36…送信データ結合部、37…OSD表示優先度設定部、39…放送受信部、40…情報部、41…データ部、42…フラグ。
Claims (12)
- OSD表示機能をもった画像表示装置に接続可能なデータ送信装置であって、OSDデータを生成するOSDデータ生成手段と、前記OSDデータ生成手段で生成したOSDデータを前記画像表示装置に送信するOSDデータ送信手段と、前記画像表示装置におけるOSD表示に対する表示優先度を設定する優先度設定手段とを備え、前記OSDデータ生成手段は、前記優先度設定手段で表示優先度が設定された場合、該表示優先度の情報を含むようにOSDデータを生成する手段を有することを特徴とするデータ送信装置。
- 放送受信手段を備え、前記優先度設定手段は、前記放送受信手段で緊急情報を受信した場合に、一番高い表示優先度に設定することを特徴とする請求項1に記載のデータ送信装置。
- 前記画像表示手段で強制的に表示する強制表示事項に関するユーザ設定を記憶するユーザ設定記憶手段を備え、前記優先度設定手段は、前記ユーザ設定記憶手段で記憶されたユーザ設定に基づいて前記表示優先度を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ送信装置。
- 前記ユーザ設定記憶手段に記憶させるユーザ設定を、前記画像表示装置から受信するユーザ設定受信手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載のデータ送信装置。
- 前記ユーザ設定は、前記強制表示事項を表示する時間に関する時間情報を含み、前記優先度設定手段は、前記ユーザ設定記憶手段で記憶された時間情報が示す時刻の到来に合わせて前記表示優先度を設定することを特徴とする請求項3又は4に記載のデータ送信装置。
- 前記OSDデータ生成手段は、前記優先度設定手段で表示優先度が設定された場合、ユーザに所定の操作を促すOSDデータを生成する手段を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のデータ送信装置。
- 前記OSDデータ送信手段は、当該データ送信装置が前記画像表示装置との接続を確立していない場合、前記優先度設定手段で設定された表示優先度に応じて、前記接続の確立を行う手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のデータ送信装置。
- 画像を表示する画像表示手段と、該画像表示手段に映像データを表示する映像データ表示手段と、前記画像表示手段にOSDデータを表示させるOSDデータ表示手段とを備え、データ送信装置に接続可能な画像表示装置であって、前記データ送信装置からOSDデータを受信するOSDデータ受信手段と、前記OSDデータ受信手段で受信したOSDデータの表示優先度を判定する優先度判定手段とを備え、前記OSDデータ表示手段は、前記優先度判定手段での判定結果に基づき、前記OSDデータ受信手段で受信したOSDデータのうち所定の表示優先度をもつものを強制的に前記画像表示手段に表示させる強制表示手段を有することを特徴とする画像表示装置。
- 前記OSDデータ受信手段で受信したOSDデータを表示するか否かの設定を行うOSD表示設定手段を備え、前記強制表示手段は、前記OSDデータ受信手段で受信したOSDデータが前記所定の表示優先度をもつものであった場合に、前記OSD表示設定手段の設定に拘わらず、強制的に前記画像表示手段に表示することを特徴とする請求項8に記載の画像表示装置。
- 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のデータ送信装置と、請求項8又は9に記載の画像表示装置とを接続してなるOSDデータ表示システム。
- 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のデータ送信装置に組み込み、前記OSDデータ作成手段及び前記優先度設定手段として、前記データ送信装置の演算処理装置を機能させるためのプログラム。
- 請求項8又は9に記載の画像表示装置に組み込み、前記優先度判定手段及び前記強制表示手段として、前記画像表示装置の演算処理装置を機能させるためのプログラム。
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