JP2002026833A - 緊急放送受信システム - Google Patents

緊急放送受信システム

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JP2002026833A
JP2002026833A JP2000200301A JP2000200301A JP2002026833A JP 2002026833 A JP2002026833 A JP 2002026833A JP 2000200301 A JP2000200301 A JP 2000200301A JP 2000200301 A JP2000200301 A JP 2000200301A JP 2002026833 A JP2002026833 A JP 2002026833A
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emergency broadcast
monitor
tuner
function
unit
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JP2000200301A
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Teruo Tajima
照夫 田島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが既に所有しているネットワーク対応
機器の機能を活用して、緊急放送の受信を可能とした緊
急放送受信システムを提供する。 【解決手段】 チューナ部(セットトップボックス)1
2と、このチューナ部に接続される1以上の接続機器
(16〜24)とを含むネットワークにおいて、チュー
ナ部は、緊急放送を受信する機能を持ち、1以上の接続
機器のうち少なくとも1つ(たとえばデジタルTV1)
は、緊急放送をネットワークユーザに通知するモニタ機
能を持つ。チューナ部が緊急放送を受信すると、モニタ
機能を持つ接続機器は、前記緊急放送のモニタ機器に変
身する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、緊急放送受信シ
ステムに関する。とくに、IEEE1394準拠のシリ
アルバスを利用して構築されたホームネットワークに少
ない費用負担で導入できる緊急放送受信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】放送電波の有効活用の例として、災害発
生時などにおける情報伝達を目的とした緊急放送があ
る。この緊急放送を自動受信するために、従来は、ユー
ザ側の受信機器毎に緊急放送の検出回路を組み込み、そ
の受信機器で受信番組を緊急放送に切り替えるようにし
ている。このような緊急放送受信機器に応用できる技術
を開示した公知例として、たとえば特開平4ー1561
92号公報がある(この公報における特定番組の文字放
送を緊急放送と読み替えればよい)。
【0003】緊急放送受信システムをユーザが利用する
ケースとしては、受信機器側の電源事情を考慮すると、
大きく分けて次の2通りが考えられる。すなわち、 <1>実際に災害を受けた状況で、被災地において災害
に関する情報を得る; <2>被災地ではない場所(被災地の近隣を含む)で災
害に関する情報を受信して、これから被災する可能性を
知るための情報(災害予報)を得たり、被災地に住む親
戚・友人などの被災情報を得る。
【0004】上記<1>の利用方法は、家庭電源(AC
100V)が供給されない状況(停電)が想定され、受
信機器独自に電池などの電源を持ったモバイル機器とし
ての利用方法になる。
【0005】一方、上記<2>の利用方法は、家庭電源
(AC100V)が供給されている状況が想定され、災
害周辺地域への警告・注意、あるいは台風災害に代表さ
れるような今後の注意を要する地域住民への災害事前予
測情報を取得する利用方法になる。
【0006】上記利用方法<1>は緊急状態における局
地的な利用方法であるのに対して、上記利用方法<2>
は通常生活における広域的な緊急放送の活用という側面
が多い。しかも、実際の被災地住民の数よりも被災地以
外の住民の数の方が相対的に多いので、緊急放送受信機
器の一般ユーザは、上記利用方法<2>を利用するケー
スが多くなる。このことから、上記利用方法<2>に対
応した緊急放送受信システムの需要は、今後さらに増大
することが見込まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】緊急放送を受信するに
は専用の受信回路を組み込んだ機器を購入するしか方法
がなく、しかも緊急放送受信回路を組み込んだ機器はそ
のような回路のない一般機器よりも割高になる。そのた
め、緊急放送受信対応機器(通常はテレビジョン)は市
販商品の種類が少なく、ユーザは限られた商品構成の中
から割高な機器を購入せざるを得なかった。
【0008】さらに、ユーザが緊急放送の受信を希望し
ても、緊急放送対応機器(緊急放送対応TV)とユーザ
が既に所有している受信機器(通常のTV)とが機能的
に重複するので、ユーザは手持ちの受信機器を緊急放送
受信対応機器に買い換えるのを思い止まってしまう。
【0009】ユーザ心理としては、緊急放送を受信でき
る機能以外にこれといってアピールポイントのない受信
機器よりも、他の新機能を持つ最新受信機器(たとえば
デジタル放送対応・プログレッシブ表示対応の平面ブラ
ウン管ワイドTV)に目を奪われる。このため、受信機
器買い換え時にも多くの一般ユーザには緊急放送受信機
器を買ってもらえず、緊急放送受信システムがなかなか
普及しない問題があった。
【0010】ところで、近年、ホームネットワーク対応
AV機器のための“HAVi(ホーム・オーディオ/ビ
デオ・インターオペラビリティ)”等に代表されるシス
テム技術が内外各社から提案され、今後一般家庭にホー
ムネットワークが普及することが見込まれている。当
然、今後市販されるAV機器(TV、AVアンプ、VC
R、DVDレコーダなど)も、その多くはホームネット
ワーク対応になって行くと予想される。
【0011】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、その目的は、これから一般普及が見込まれるホーム
ネットワークを利用し、ユーザが既に所有しているネッ
トワーク対応機器の機能を活用して、緊急放送の受信を
可能とした緊急放送受信システムを提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係る緊急放送受信システムは、基本的に
は、チューナ部(12)と、このチューナ部(12)に
接続される1以上の接続機器(16〜24)とを含むネ
ットワークを利用するようになっている。ここで、前記
チューナ部(12)は、緊急放送を受信する機能を持
ち、前記1以上の接続機器(16〜24)のうち少なく
とも1つ(たとえばデジタルTV1)は、前記緊急放送
をネットワークユーザに通知するモニタ機能(映像およ
び/または音声で緊急放送内容をユーザに伝える機能)
を持つ。このように構成されたシステムにおいて、前記
チューナ部(12)が、前記緊急放送を受信したときに
だけ、前記モニタ機能を持つ接続機器(16)を、前記
緊急放送のモニタ機器として機能させるように構成され
る。
【0013】以上のシステムでは、前記チューナ部(1
2)は緊急放送を含む放送受信機能だけを持てばよく、
緊急放送のモニタ機能は持たなくてよいので、安価に製
造できる。一方、前記接続機器(16)は緊急放送受信
機能を持つ必要がなく、ユーザ手持ちの機器(16)を
緊急放送のモニタに利用できるようになる。このため、
ユーザに対する費用負担が少なく、緊急放送受信システ
ムの普及に貢献することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施の形態に係る緊急放送受信システムを説明す
る。
【0015】図1は、この発明の一実施の形態に係る緊
急放送受信システムのシステム構成例を説明するブロッ
ク図である。
【0016】緊急放送を含め、通常のテレビジョン放送
を受信する機能を持った緊急放送対応チューナ12は、
セットトップボックス(STB)の形態で商品化でき
る。このチューナ(STB)に接続されるアンテナ10
には、受信する電波の種類に応じて、BS(衛星放送)
アンテナ、UHFアンテナ、VHFアンテナなどが含ま
れる。
【0017】このチューナ(STB)12は、ホームネ
ットワークに対応するため、図示しないが、IEEE1
394インターフェイス(1394I/F)を備えてい
る。このチューナ12の1394I/Fには、IEEE
1394シリアルバス14を介して、複数のホームネッ
トワーク対応機器(いずれもIEEE1394I/Fを
備えた機器A〜E)16〜24が、デジーチェーン接続
(および/またはスター接続)されている。
【0018】機器16はAV/Cコマンド対応のデジタ
ルTV1で構成され、機器18はAV/Cコマンド対応
のデジタルTV2で構成される。機器16と機器18は
家庭内の別々の部屋に設置されている。これらの機器
(TV1とTV2)は、いずれも、緊急放送発生時に、
自動的に緊急放送の映像/音声モニタに変身できる。
【0019】また機器20は、オーディオ/ビデオ信号
のスイッチャ機能およびマルチチャネルオーディオのデ
コード機能などを持つAVアンプで構成される。このA
VアンプはAV/Cコマンド対応でもよいが、あくまで
例示として、ここではAV/Cコマンド非対応としてい
る。この機器(AVアンプ)がAV/Cコマンド対応の
場合は、緊急放送発生時に自動的に緊急放送の音声モニ
タに変身できる。
【0020】さらに、機器22はAV/Cコマンド対応
のビデオカセットレコーダ(アナログ記録でもデジタル
記録でもよい)で構成され、機器24はAV/Cコマン
ド対応のDVDレコーダ(DVD−RWなど)で構成さ
れる。これらの機器(VCRおよびDVDレコーダ)
は、緊急放送の自動録画手段(あるいはタイムシフト視
聴手段)として利用できる。
【0021】なお、図示しないが、図1のIEEE13
94シリアルバスには、その他の機器(たとえばパーソ
ナルコンピュータ)が接続されていても構わない。
【0022】図1の構成において重要なことは、チュー
ナ(STB)12はその他の機器(16〜24)から独
立した商品であり、ユーザはチューナ(STB)12を
単独で購入できることである。チューナ(STB)12
とその他の機器(16〜24)は同一メーカの製品であ
る必要はなく、ユーザは好みのメーカの好みの機器と緊
急放送対応チューナ12とを組み合わせて利用できる。
【0023】IEEE1394インターフェイスを用い
ると、ネットワーク接続された各機器間で、相手がどん
な機機であるかの確認をとることができる。
【0024】たとえば、各機器(16〜24)は、IE
EE1394バス14を介して、チューナ(STB)1
2の内容を、下記情報から、知ることができる。
【0025】*チューナ(STB)12のIDはXXX
………XXX、ベンダ名はT社、機種名は「モデル名A
BC」; *チューナサブユニットを持っている。
【0026】同様に、デジタルTV1が、以下の内容で
あることを知ることができる。
【0027】*デジタルTV1のIDはYYY………Y
YY、ベンダ名はM社、機種名は「モデル名XYZ」; *チューナサブユニットとモニタサブユニットを持って
いる。
【0028】上記情報を取得したチューナ(STB)1
2は、IEEE1394に基づき、所定チャネル番号を
用いて、デジタルTV1との間で、アイソクロナス転送
(あるいは非同期転送)によりデータ交換ができるよう
になる。
【0029】IEEE1394では、リセットしてから
通常のパケット転送を行なう状態になるまでに、以下の
項目が決定される。
【0030】(1)IEEE1394バスに接続される
ノードの識別(ノード間の親子関係を決定する); (2)ルートノード(図1ではチューナ(STB)12
がルートノード); (3)自己識別(図1ではSTBおよびデジタルTV1
それぞれのノードIDの決定); (4)アイソクロナス・リソースマネージャ; (5)サイクルマスタ; (6)バスマネージャ。
【0031】IEEE1394バスに接続されるノード
(例えばSTBおよびデジタルTV1)が決定される
と、通常のパケット転送(アイソクロナス転送または非
同期転送)が開始される。
【0032】ここで、アイソクロナス転送とは、一定周
期(125μs)毎にデータを送受信する転送方式をい
う。アイソクロナス転送されるパケットのフォーマット
では、転送先のIDは付与されず、チャネル番号が付与
される。一方、非同期転送は、任意の時間にデータを送
受信する転送方式である。
【0033】図示しないが、各機器に装備されたIEE
E1394通信コントローラは、IEEE1394の処
理(上記項目の決定等)に必要なハードウエアおよびソ
フトウエア(ファームウエア)を備えている。
【0034】図1の構成では、モニタ機能を持つ接続機
器(たとえばデジタルTV1)を緊急放送のモニタ機器
に変身させるために、各種AV/Cコマンドに代表され
るIEEE1394の非同期転送を利用した通信を行
う。
【0035】図2は、図1に例示されるような緊急放送
受信システムにおいて、緊急放送が受信された場合のシ
ステム動作の一例を説明するフローチャートである。こ
のフローチャートの処理は、チューナ部(STB)12
内の図示しないROMにファームウエアとして書き込ま
れており、チューナ部(STB)12内の図示しないマ
イクロコンピュータ(MPU)により実行される。
【0036】チューナ部(STB)12は、緊急放送を
受信していないとき(ステップST10ノー)は、通常
のTV放送チューナとして機能している。
【0037】受信した放送電波から緊急放送であること
を示す緊急放送フラグが検出されたとき、または放送電
波に含まれる電子プログラムガイド(EPG)のデータ
が緊急放送であることを示すときに、チューナ部(ST
B)12は緊急放送を検知する(ステップST10イエ
ス)。
【0038】緊急放送を検知すると、チューナ部(ST
B)12は、IEEE1394バスをリセットした後
に、接続機器(16〜24)各々のノード番号のたとえ
ば若い順に、接続相手を調べる。この接続相手調査にお
いて、たとえばAV/C対応機器A(16)およびAV
/C対応機器B(18)が緊急放送モニタとして機能で
きるデジタルTVであると判明する。この場合、機器A
および機器Bのうち少なくとも1つ(ここでは一番若い
ノード番号が割り当てられた機器AのデジタルTV1を
例にとる)が、緊急放送モニタとして動作させる相手機
器として特定される(ステップST12)。もし、機器
Aが緊急放送モニタとして利用できない状況にあれば、
次の機器Bが緊急放送モニタ用の相手機器として特定さ
れる。
【0039】なお、ユーザが所定のガイド操作により特
定の機器(たとえばデジタルTV1)を緊急放送モニタ
用に予め指定しておいたときは、上記ステップST12
の「緊急放送モニタとして動作させる相手機器を特定」
する処理は省略できる。ここで、ユーザが所定のガイド
操作により特定する相手機器(通常はテレビジョン)の
数は1つに限られることはなく、複数の相手機器が緊急
放送モニタ用の機器として予め指定されてもよい。
【0040】特定された相手機器16の電源がオフされ
ている場合は(ステップST14イエス)、チューナ部
(STB)12は、AV/Cコマンド中の「パワー」コ
マンドを機器16へ非同期転送して、機器16の電源を
オンさせる(ステップST16)。(相手機器が複数台
あればそれら全てが電源オンされる。)特定された相手
機器(1台または複数台)の電源が既にオンされておれ
ば(ステップST14ノー)、電源オンとなっている機
器に対するステップST16の処理は、スキップされ
る。
【0041】相手機器16の電源がオンされモニタ機器
として稼働可能になると、そのときの機器16のステー
タス(電源オン/オフ状態、受信チャネル情報、音量情
報など)が、チューナ部(STB)12内の図示しない
メモリに一時記憶される(ステップST18)。
【0042】そのあと、チューナ部(STB)12は相
手機器16にアイソクロナス接続され(ステップST2
0)、相手機器のサブユニットの内部接続が調べられる
(ステップST22)。
【0043】接続機器16がチューナサブユニットおよ
びモニタサブユニットを含むテレビジョンユニットとし
て構成されている場合において、モニタサブユニットが
チューナサブユニットに内部接続されているときは、チ
ューナ部(STB)12は、モニタサブユニットとチュ
ーナサブユニットとの内部接続を切り離す(ステップS
T22)。
【0044】チューナ部(STB)12は、機器16内
で切り離されたモニタサブユニットに、IEEE139
4シリアルバスを介して、受信した緊急放送の内容を転
送する(ステップST24)。この緊急放送内容の転送
にはIEEE1394のアイソクロナス転送が利用され
るが、状況によりIEEE1394の非同期転送を利用
することも不可能ではない。
【0045】ステップST24の緊急放送内容の転送に
より、選択された相手機器(1台または複数台)は、緊
急放送の映像および/または音声をユーザに伝えるモニ
タとして機能できるようになる。
【0046】ここで、緊急放送のモニタ機器として選択
された相手機器が全て緊急放送モニタとして機能できな
かった場合(相手機器がVCRまたはDVDレコーダな
ら、その機器にセットされた録画媒体の残量不足などが
原因で緊急放送の自動録画が完了できなかった場合も含
む)(ステップST26ノー)、チューナ部(STB)
12の図示しないフロントパネルにおいて、エラーメッ
セージが表示され、または警告アイコンが点滅され、若
しくは警告音が発生される(ステップST28)。その
あと、図2の処理は終了(または中断)される。
【0047】上記「緊急放送のモニタ機器として選択さ
れた相手機器が全て緊急放送モニタとして機能できなか
った場合」の例としては、その機器のACプラグがAC
コンセントから抜けていたり、その機器自体あるいはそ
の機器へのIEEE1394接続系に異常が生じた場合
が考えられる。もっとも、このような異常事態はステッ
プST12の処理において発見することもできる。ステ
ップST12の処理において、IEEE1394バス上
の全ての緊急放送モニタ可能機器に異常があること(ま
たはチューナ部12の1394I/Fの異常)が発見さ
れた場合は、ステップST12の処理からステップST
28の処理にジャンプしてもよい。
【0048】なお、ステップST28のエラーメッセー
ジ処理のあと、緊急放送システムの動作を終了する代わ
りに、ステップST28からステップST10に戻り、
その後も異常事態が修復されていないならステップST
12からステップST28にジャンプするような処理ル
ープを構成してもよい。
【0049】緊急放送のモニタ機器として選択された相
手機器のうち少なくとも1つが緊急放送モニタとして機
能できた場合(相手機器がVCRまたはDVDレコーダ
なら、その機器にセットされた録画媒体に緊急放送の自
動録画ができた場合も含む)(ステップST26イエ
ス)、緊急放送が終了するまで(ステップST30ノ
ー)、ステップST24〜ST26イエスの処理が継続
される。
【0050】緊急放送が終了すると(ステップST30
イエス)、ステップST18でチューナ(STB)の内
部メモリに一時記憶された相手機器のステータス情報
(電源オン/オフ状態、受信チャネル情報、音量情報な
ど)が読み出され、相手機器が緊急放送モニタに変身す
る前の状態に戻される(ステップST32)。
【0051】たとえば、デジタルTV1(16)が緊急
放送開始前に放送受信チャネルCH3にセットされてお
り、音量レベル25%にセットされており、その状態で
電源オフであったとする。このデジタルTV1が緊急放
送モニタとして機能しているときは音量レベルが50%
であったとしても、ステップST32の処理で音量レベ
ルは25%に戻される。また放送受信チャネルはCH3
にリセットされ、その状態でデジタルTV1は電源オフ
されることになる。
【0052】なお、この発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱
しない範囲で種々な変形・変更が可能である。また、各
実施の形態は可能な限り適宜組み合わせて実施されても
よく、その場合組み合わせによる効果が得られる。
【0053】さらに、上記実施の形態には種々な段階の
発明が含まれており、この出願で開示される複数の構成
要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出
され得る。たとえば、実施の形態に示される全構成要件
から1または複数の構成要件が削除されても、この発明
の効果が得られるときは、この構成要件が削除された構
成が発明として抽出され得るものである。
【0054】以上説明した実施の形態の特徴をまとめる
と、次のようになる。すなわち、 <01>緊急放送受信機能を持つチューナ(STB)を
IEEE1394シリアルバスに代表されるAVネット
ワークに接続し、緊急放送が開始された場合に、予め指
定した機器を、自動的に、緊急放送受信モニタ機器に変
身させることができる。
【0055】<02>上記緊急放送受信モニタ機器用に
指定される機器は、AVネットワーク上で動作可能な機
器であれば、現在は市販されていない未来製品でもよ
い。つまり、この発明は使用機器に対する依存性が低
く、汎用性が高い。
【0056】<03>AVネットワークを活用すること
で、設置場所の異なる複数の機器を同時に緊急放送モニ
タ機器に変身させることもできる。このため、家庭内の
どの部屋(どの場所)にいても、家族の誰もが緊急放送
を知ることができる可能性が高まる。
【0057】<04>AVネットワークに接続された緊
急放送受信対応の機器が1台あれば、ネットワーク上の
複数機器(単独では緊急放送に非対応な機器)を緊急放
送対応機器に自動的に変身させることができる。このた
め、緊急放送システムの構築にあたってユーザにかかる
費用負担が(システム規模の割には)少なくなる。
【0058】<05>現在使用している機器がAVネッ
トワークにも緊急放送にも非対応の場合、その買い換え
に当たっては、AVネットワークにさえ対応しておれ
ば、ユーザが望む新製品を購入すればよい。その新製品
は緊急放送受信機能を持つ必要がないから、そのために
割高になることはない。AVネットワークに対応してい
るだけで、AVネットワークに接続された緊急放送対応
チューナによりその新製品を緊急放送モニタ機器に変身
させることができるので、その新製品で緊急放送の自動
受信サービスを受けることができるようになる。
【0059】<07>緊急放送モニタ機器が家屋内の部
屋毎または場所毎に複数設置されることが必要な場合で
も、(1台の緊急放送対応チューナが必要なことを除
き)AVネットワーク対応機器はいずれも緊急放送受信
機能を持たなくてよい。このため、緊急放送受信システ
ムの規模が大きいときでも、システム全体としてのコス
トは安くなる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の緊急放
送受信システムによれば、チューナ部(STB)12は
緊急放送を含む放送受信機能だけを持てばよく、緊急放
送のモニタ機能は持たなくてよいので、安価に製造でき
る。一方、チューナ部(STB)12への接続機器(1
6〜24)は緊急放送受信機能を持つ必要がなく、ユー
ザ手持ちの機器(16〜24)のいずれか(たとえば1
6)を緊急放送のモニタに利用できるようになる。この
ため、ユーザに対する費用負担が少なく、緊急放送受信
システムの普及に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る緊急放送受信シ
ステムのシステム構成例を説明するブロック図。
【図2】この発明の一実施の形態に係る緊急放送受信シ
ステムの動作例を説明するフローチャート図。
【符号の説明】
10…アンテナ(BS/UHF/VHF);12…緊急
放送対応チューナ(セットトップボックスSTB);1
4…IEEE1394シリアルバス;16、18…デジ
タルTV(AV/Cコマンド対応機器);20…AVア
ンプ(AV/Cコマンド非対応機器);22…VCR
(AV/Cコマンド対応機器);24…DVDレコーダ
(AV/Cコマンド対応機器)。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チューナ部と、このチューナ部に接続され
    る1以上の接続機器とを含むネットワークにおいて、 前記チューナ部は、緊急放送を受信する機能を持ち、 前記1以上の接続機器のうち少なくとも1つは、前記緊
    急放送をネットワークユーザに通知するモニタ機能を持
    ち、 前記チューナ部が、前記緊急放送を受信したときにだ
    け、前記モニタ機能を持つ接続機器を、前記緊急放送の
    モニタ機器として機能させるように構成されたことを特
    徴とする緊急放送受信システム。
  2. 【請求項2】 前記チューナ部は、前記緊急放送を受信
    したときに、前記モニタ機能を持つ接続機器のステータ
    スを記憶してから、前記モニタ機能を持つ接続機器を前
    記緊急放送のモニタ機器として機能させ、前記緊急放送
    が終了したら、前記記憶したステータスに基づき、前記
    モニタ機能を持つ接続機器を、前記緊急放送のモニタ機
    器になる前のステータスに戻すように構成されることを
    特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記モニタ機能を持つ接続機器を前記緊
    急放送のモニタ機器として機能させるためのコマンド転
    送手段として、IEEE1394の非同期転送が利用さ
    れることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    システム。
  4. 【請求項4】 前記チューナ部から前記モニタ機能を持
    つ接続機器への緊急放送内容の転送が、IEEE139
    4のアイソクロナス転送または非同期転送により行われ
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか
    1項に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記モニタ機能を持つ接続機器が、AV
    /Cコマンド対応のテレビジョンで構成されることを特
    徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載
    のシステム。
  6. 【請求項6】 前記モニタ機能を持つ接続機器が、AV
    /Cコマンド対応の記録装置を含み、前記チューナ部
    が、前記緊急放送を受信したときに、前記記録装置が前
    記緊急放送の内容を記録するように構成されたことを特
    徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載
    のシステム。
  7. 【請求項7】 前記モニタ機能を持つ接続機器が前記緊
    急放送のモニタ機器として機能できなかった場合、前記
    チューナ部において、エラーメッセージが表示され、ま
    たは警告音が発せられるように構成されたことを特徴と
    する請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のシ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記モニタ機能を持つ接続機器がチュー
    ナサブユニットとモニタサブユニットを含むユニットと
    して構成されている場合において、前記モニタサブユニ
    ットが前記チューナサブユニットに接続されているとき
    は、前記モニタサブユニットと前記チューナサブユニッ
    トとの接続を切り離し、切り離された前記モニタサブユ
    ニットに、前記緊急放送の内容を、IEEE1394バ
    スを介して、前記チューナ部から転送するように構成し
    たことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか
    1項に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記チューナ部が、受信した放送電波中
    に含まれる緊急放送フラグまたは緊急放送を示すデータ
    を含む電子プログラムガイドに基づいて、前記緊急放送
    を受信したことを検知するように構成されたことを特徴
    とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の
    システム。
  10. 【請求項10】 前記チューナ部は、それ自身ではユー
    ザが緊急放送の内容をモニタできるような機能を持た
    ず、このようなチューナ部が、前記1以上の接続機器か
    ら独立して製造・販売できるような製品形態をもつよう
    に構成されることを特徴とする請求項1ないし請求項9
    のいずれか1項に記載のシステム。
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