JPWO2005027439A1 - メディアストリームのマルチキャスト配信方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

複数のメディアストリームを送信するメディアストリーム送信装置は、それぞれのメディアストリームを伝達する情報単位の複数を1つのパケットに結合するパケット組立部と、パケットをマルチキャスト送信するマルチキャストパケット送信部と、を有する。メディアストリーム受信装置は、マルチキャスト対応のルータを有するネットワークを介してメディアストリーム送信装置に接続し、マルチキャストパケットを受信するマルチキャストパケット受信部と、受信したパケットから、再生すべき情報要素を1つもしくは複数抽出する情報要素抽出部と、取り出した情報要素を再生する再生部と、を有する。

Description

本発明は、マルチメディアストリームをマルチキャスト配信する方法及び装置に関し、特に、多数のマルチメディアストリームを多数の受信者に配信する場合でも、配信サーバ、経路中のノード及びリンクでの負荷の増加量を小さく抑えることを可能とした方法及び装置に関する。
近年、映画の配信、スポーツ試合の実況中継、コンサートの実況中継など、ブロードバンドネットワークを使用したマルチメディアストリームの配信の利用量が急激に増加している。各視聴者宅へのADSL(asynchronous digital subscriber line)や光ファイバの普及により、いわゆるラスト1マイルの問題は解決しつつあり、これがマルチメディアストリームの配信量の増加の傾向をさらに進める要因となっている。このような配信量の増加に伴って、サービスを提供する配信サーバやネットワークの負荷が増大し、大規模な配信を行うための番組提供者側の設備投資負担が大きくなりつつある。今後、さらにメディアストリーム配信の番組数を増やし、サービスを提供を受ける受信者を増やすためには、メディアストリーム配信を効率的に行うことが必要となる。
メディアストリームの配信に最も基本的な方法は、送信者が、必要なメディアストリームの情報を受信者ごとに組立て、その情報をユニキャストパケットとして受信者側に送信し、受信者が、そのユニキャストパケットを受信してメディアストリームを再生する方法である。この方法は、送信者およびネットワークが、提供するメディアストリームの種類の数や同時に受信する受信者の数に対して、十分な能力を持つ場合に有効である。
しかし、提供するメディアストリームの種類の数や、同時に受信する受信者の数が大きくなると、配信に係わる送信者およびネットワークの負荷がそれに比例して大きくなり、その結果、提供するメディアストリームの種類の数や、同時に受信する受信者の数に制限が生じる。
このような問題を解決する方策として、特開2000−118841号公報(JP,P2000−118841A)には、番組ごとにマルチキャストアドレスを割り当て、同じ番組を視聴する受信者に対してマルチキャストによってその番組を配信する技術が開示されている。
上述した従来のメディアストリーム配信技術では、番組の視聴者ごと、あるいは、圧縮方法や圧縮率の異なるメディアストリームごとに、さらにはそのようなメディアストリームの組合せごとに、パケットを生成する必要がある。そのため、番組数が増加したり、同じ番組でも受信者が異なる時刻に受信したり、受信側の端末に合わせて圧縮方法や圧縮率の異なるメディアストリームの配信が必要になるにつれて、配信サーバの負荷が増大する。生成されるパケットはネットワーク上で中継されるので、ネットワークでの経路上にあるノードの負荷も増大する。さらに、同じ内容を含む複数のパケットがあることやパケットごとにヘッダが付与されるために、必要となる帯域が増大し、ネットワーク上の途中経路にあるリンクの負荷も増大する。完全なデータ受信が必要な場合には、伝送路の途中においてメディアストリームにデータ誤りもしくは欠落を生じたときには、当該データの再送が必要となるので、この再送を考慮すると、必要となる帯域がさらに増大する。
このように、従来のメディアストリーム配信では、番組数やメディアストリーム受信装置の増加に伴って、メディアストリーム送信装置を多数設置したり、ネットワークを構成するルータを高性能化したり、ルータや装置間のリンクを高速化したりする必要がある。
本発明の目的は、複数の番組やメディアストリームを、マルチキャストにより効率的に配信する方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、複数の番組やメディアストリームを、マルチキャストにより効率的に装置する方法を提供することにある。
本発明に基づけば、複数のメディアストリームを送信するメディアストリーム送信方法は、それぞれのメディアストリームを伝達する情報単位の複数を1つのパケットに結合するステップと、パケットをマルチキャスト送信するステップと、を有する。
本発明に基づけば、メディアストリームを受信するメディアストリーム受信方法は、マルチキャストで配信されたパケットを受信するステップと、受信したパケットから再生すべき情報要素を1つもしくは複数抽出するステップと、取り出した情報要素を再生するステップと、を有する。
本発明に基づけば、複数のメディアストリームを送信するメディアストリーム送信装置は、それぞれのメディアストリームを伝達する情報単位の複数を1つのパケットに結合する手段と、パケットをマルチキャスト送信する手段と、を有する。
本発明に基づけば、メディアストリームの受信を行うメディアストリーム受信装置は、マルチキャストで配信されたパケットを受信する手段と、受信したパケットから、再生すべき情報要素を1つもしくは複数抽出する手段と、取り出した情報要素を再生する手段と、を有する。
本発明に基づけば、メディアストリーム配信方法は、本発明のメディアストリーム送信方法によってマルチキャストパケットを送信するステップと、マルチキャスト機能を有するネットワークによってマルチキャストパケットを配信するステップと、本発明のメディアストリーム受信方法によって、マルチキャストパケットを受信するステップと、を有する。
本発明に基づけば、メディアストリーム配信システムは、本発明のメディアストリーム送信装置と、本発明のメディアストリーム受信装置と、1つ以上のマルチキャスト対応ルータで構成されたネットワークと、を備える。
本発明によれば、メディアストリーム送信装置において、それぞれの端末向けにパケットを編集する必要がなく、ただ1つのマルチキャストパケットを編集すればよい。言い換えれば、メディアストリーム受信装置数やそれぞれの端末が視聴する番組やメディアの組み合わせによって異なる編集をする必要がないため、複数の番組、もしくは1つの番組であってもメディアストリームやメディアストリームの組み合わせ、符号化方法が異なるメディアストリームの配信を多数の受信者に提供する場合において、メディアストリームの送信装置の負荷を軽減できる。
また、本発明では、受信するパケット数および次ホップのルータに転送するパケット数が少なくなって、ルータの処理能力の限界を決定する支配項である単位時間当たりの処理パケット数が少なくなり、ネットワークを構成する各ルータなどの中継装置の負荷を軽減することができる。本発明では、パケットヘッダ総量が少なくなっていることと、受信者に合わせて同じ情報単位を含む複数のパケットを生成し伝送する必要がなくなっていることから、各装置とルータの間およびルータ相互間にあるリンクの負荷が軽減される。
本発明の第1の実施形態によるメディアストリーム配信システムの構成を示すブロック図である。 マルチキャストパケットの構成例を示す図である。 同じ内容を異なる符号化手法を用いて符号化するための構成を説明する図である。 時間差を付けて同じ内容を配信する際の構成を説明する図である。 秘匿化部を有するメディアストリーム配信システムを示すブロック図である。 マルチキャストパケットの構成例を示す図である。 送信装置と受信装置との間で整合が必要となる各種のパラメータを決定する処理を説明する図である。 パケットのフォーマット例を示す図である。 パケットのフォーマット例を示す図である。 パケットのフォーマット例を示す図である。 パケットのフォーマット例を示す図である。 パケットのフォーマット例を示す図である。 誤り訂正機能を有するメディアストリーム配信システムの構成を示すブロック図である。 マルチキャストパケットの構成例を示す図である。 送信装置と受信装置との間で整合が必要となる各種のパラメータを決定する処理を説明する図である。
ここで、「メディアストリーム」とは、配信の基本となる単位であり、1つもしくは複数のメディアからなり、同じ符号化手段によって符号化され、一連のまとまった表現を伝達するもので、例えば、一連の画像や音声をある符号化方法によって符号化した情報の単位である。一例を挙げれば、映画の動画映像、映画の音声、コンサートの音声、コンサートの動画像などは、いずれもメディアストリームである。同じ動画映像であっても、異なる符号化方法によって符号化されたものは、異なるメディアストリームである。
「情報単位」とは、1つのメディアストリームの一部を構成する要素であって、処理や伝送の単位となるものである。また、複数の情報単位を1つにまとめて、新たな情報単位とすることも可能である。例えば、音声であれば、一定周期でサンプリングを行ったPCM(pulse code modulation)データおよびそれを一定サンプリング数集めた音声パケットは情報単位であり、それらのPCMデータや音声パケットの圧縮単位、ならびにそのような圧縮単位を複数個まとめたものなども情報単位である。また、画像であれば、1つのフレーム、隣接するフレームの差分情報、およびそれらの集合または部分などが情報単位である。さらに、情報単位には、再生処理や伝送制御に必要な情報、およびそのデータ長を含むこともある。
「番組」とは、配信サービスの基本となる単位であり、1つもしくは複数のメディアストリームから構成されるものである。例えば、映画においては動画像のメディアストリームと、音声のメディアストリームのペアが1つの番組を構成する。また、例えば映画において、1つの動画像のメディアストリームに2ヶ国語の音声のメディアストリームがある場合、動画像のメディアストリームと一ヶ国語のメディアストリームをあわせて1つの番組とするが、語学の学習などのために、動画像のメディアストリームと複数の音声のメディアストリームを1つの番組とすることも可能である。
《第1の実施形態》
図1Aは、本発明の第1の実施形態のメディアストリーム配信システムを示している。この配信システムは、メディアストリーム送信装置100と、メディアストリーム受信装置140〜145と、メディアストリーム送信装置100とメディアストリーム受信装置140〜145を接続するネットワーク130と、から構成されている。ネットワーク130内には、マルチキャスト対応のルータ131〜134が配置している。メディアストリーム送信装置100はルータ131に接続され、メディアストリーム受信装置140、141はルータ132に接続され、メディアストリーム受信装置142、143はルータ133に接続され、メディアストリーム受信装置144、145はルータ133に接続され、ルータ131は、ルータ132〜134と接続されている。
メディアストリーム送信装置100は、各種のメディアストリームを1つのパケットに結合し、そのパケットをネットワーク130に対してマルチキャスト配信するものである。メディアストリーム送信装置100は、それぞれのメディアストリームを伝達する複数の情報単位114〜114、125〜127を1つのパケットに結合するパケット組立部101と、パケット組立部101で組み立てられたパケットをネットワーク130に対してマルチキャスト送信するマルチキャストパケット送信部102と、を備えている。パケット組立部101は、情報単位の属する番組を識別する情報、情報単位の属するメディアストリームのメディアの種類、情報単位の属するメディアストリームの符号化情報のうちの少なくとも1つの情報をパケットに付加するようにしてもよい。マルチキャストを実施するための構成としては、当業者に公知のものを使用できる。
本実施形態において、複数の情報単位は、(a)1つの番組を構成している異なるメディアストリームの構成要素である、互いに異なる複数の情報単位、(b)異なる番組を構成している異なるメディアストリームの構成要素である、互いに異なる複数の情報単位、(c)互いに異なるメディア種別のメディアストリームの構成要素である、互いに異なる複数の情報単位、(d)同じ内容を互いに異なる複数の方法で符号化した、互いに異なる複数の情報単位、(e)同じ内容を同じ符号化方式により、異なる複数の圧縮率で符号化した、互いに異なる複数の情報単位、(f)時間差をもって配信される、互いに異なる複数の情報単位、(g)異なる秘匿化がなされた、互いに異なる複数の情報単位、及び(h)異なる内容であって同じ秘匿化がなされた、互いに異なる複数の情報単位、のうちの少なくとも1つである。情報単位を構成する方法自体としては、当業者に公知の方法を用いることができる。
一方、メディアストリーム受信装置140は、マルチキャストで配信されたパケットを受信するマルチキャストパケット受信部150と、受信したパケットから、再生すべき情報要素を1つもしくは複数抽出する情報要素抽出部151と、取り出された情報要素のうち画像に対応する情報要素を復号する画像復号部152と、復号された画像の情報要素に応じて画像を表示する画像表示装置153と、取り出された情報要素のうち音声に対応する情報要素を復号する音声復号部154と、復号された音声の情報要素に応じて音声を再生する音声再生装置155と、を備えている。言い換えれば、情報要素抽出部151で抽出された情報要素の再生が、画像復号部153と画像表示装置154と音声復号部155と音声再生装置156とによって行われることになる。マルチキャストパケット受信部150は、さらに、情報単位の属する番組を識別する情報、情報単位の属するメディアストリームのメディアの種類、情報単位の属するメディアストリームの符号化情報のうちの少なくとも1つの情報を受信し、その受信した結果に基づいて、画像復号部153と画像表示装置154と音声復号部155と音声再生装置156とは情報要素の再生を行うようになっている。メディアストリーム受信装置141〜145も、メディアストリーム受信装置140と同じ構成であり、いずれも、マルチキャストパケット受信部と情報要素抽出部と画像復号部と画像表示装置と音声復号部と音声再生装置を備えている。
図示した例では、メディアストリーム送信装置100に対し、映画ファイル110から映画番組が提供され、コンサート会場120からコンサート生中継番組が提供されている。映画ファイル110は、映画画像111とその映画の英語音声112とその映画の日本語音声113とを含んでおり、映画画像111から映画画像情報単位114が、英語音声112から映画英語音声情報単位115が、日本語音声113から映画日本語音声情報単位110が、パケット組立部101にそれぞれ入力している。コンサート会場120には、出演者201の音声を集音するマイクロホン122と、出演者201を撮影するカメラA 122及びカメラB 123とが設けられている。マイクロホン122で集音された音声は、符号化部170で符号化され、コンサート音声情報単位としてパケット組立部101に入力する。カメラA 122及びカメラB 123で撮影された画像は、それぞれ、符号化部171、172において符号化され、カメラA画像情報単位126及びカメラB画像情報単位127としてパケット組立部101に入力する。また、複数のメディアストリーム受信装置140〜145がメディアストリーム送信装置100からメディアストリームの配信を受けるようになっているが、これらの受信装置のうち、メディアストリーム受信装置140、142、144では映画画像111とその映画の日本語音声113が視聴され、メディアストリーム受信装置141では映画画像111とその映画の英語音声112が視聴され、メディアストリーム受信装置143ではマイクロホン122によるコンサート音声とカメラA 123によるコンサート画像とが視聴され、メディアストリーム受信装置145ではマイクロホン122によるコンサート音声とカメラB 124によるコンサート画像とが視聴されているものとする。
次に、システムにおけるメディアストリームの配信について説明する。
このようなメディアストリーム配信システムでは、映画ファイル110からは、映画画像111、英語音声112、日本語音声113の情報が、それぞれ、映画画像情報単位114、映画英語音声情報単位115、映画日本語音声情報単位116として、周期的に、メディアストリーム送信装置100に送信される。同様に、コンサート会場120からは、マイクロホン122のコンサート音声、カメラA 123の画像、カメラB124の画像が、それぞれ符号化部170、171、172によって符号化され、コンサート音声情報単位125、カメラA画像情報単位126、カメラB画像情報単位127として、周期的に、メディアストリーム送信装置100に送信される。
メディアストリーム送信装置100は、周期的に送られてくる、もしくは、ファイルから読み込むことで得られる映画画像情報単位114、映画英語音声情報単位115、映画日本語音声情報単位116、コンサート音声情報単位125、カメラA画像情報単位126、カメラB画像情報単位127を、パケット組立部101によって、それぞれの情報単位にRTP(Real time Transport Protocol)ヘッダを付与して1つのUDP(User Datagram Protocol)パケットにまとめ、マルチキャストパケット送信部102によって、ネットワーク130内のルータ131に、マルチキャストパケット160として送出する。このときのマルチキャストパケットのフォーマット例が、図1Bに示すマルチキャストパケット160である。ネットワーク130としてインターネットを想定すると、インターネット内ではIP(Internet Protocol)が用いられることから、マルチキャストパケット160は、マルチキャストIPヘッダで開始し、それに引き続いてUDPヘッダを有する。UDPヘッダの後には、それぞれRTPヘッダを前に置いて、各情報単位が続いている。
ルータ131は、すでに設定されているマルチキャストのルーチングに基づき、マルチキャストパケット160を、ルータ132、ルータ133、ルータ134に送信する。さらに、ルータ132はメディアストリーム受信装置140、141に、ルータ133はメディアストリーム受信装置142、143に、ルータ134は、メディアストリーム受信装置144、145に、それぞれマルチキャストパケット160を送信する。
メディアストリーム受信装置140は、マルチキャストパケット受信部150によって、マルチキャストパケット160を受信し、情報要素抽出部151によって、再生すべきメディアストリームである映画画像情報単位114と映画日本語音声情報単位116を抽出し、画像復号部152および画像表示装置153によって映画画像情報単位114を再生し、音声復号部154および音声再生装置155によって、映画日本語音声情報単位116を再生する。
上記手順が周期的に繰り返し行われることによって、メディアストリーム受信装置140では、映画ファイル110の映画画像111と日本語音声113による視聴が可能となる。
同様に、メディアストリーム受信装置142、144は、映画ファイル110の映画画像111とその日本語音声113の再生し、メディアストリーム受信装置141は、映画ファイル110の映画画像111とその英語音声112を再生し、メディアストリーム受信装置143はカメラA 123の画像とマイクロホン122の音声を再生し、メディアストリーム受信装置145はカメラB124の画像とマイクロホン122の音声を再生する。
メディアストリーム送信装置100から送られてくるパケットに、情報単位の属する番組を識別する情報、情報単位の属するメディアストリームのメディアの種類、情報単位の属するメディアストリームの符号化情報のうちの少なくとも1つの情報が含まれている場合には、マルチキャストパケット受信部150は、その情報を受信して、受信した結果に基づき、画像復号部153と画像表示装置154と音声復号部155及び音声再生装置156における情報要素の再生を制御する。
この実施形態では、1つのマルチキャストパケットの中に、複数の番組の構成要素である複数のメディアストリームの情報単位が含まれており、このパケットがマルチキャストによって、ネットワーク130を介して、複数のメディアストリーム受信装置140から145に配信されている。それぞれのメディアストリーム受信装置は、それ自身が再生したい部分のみを抽出して再生する。
これを従来技術と比較すると、本実施形態は、以下のような利点を有する。
第1に、メディアストリーム送信装置100では、それぞれの端末向けにパケットを編集する必要がなく、ただ1つのパケットを編集すればよい。メディアストリーム受信装置数やそれぞれの端末が視聴する番組やメディアの組み合わせによって異なる編集をする必要がないため、メディアストリーム送信装置における負荷の低減が図れる。
第2に、ルータ131では、受信するパケット数およびルータ132〜134に転送するパケット数が少なくなり、ルータの処理能力の限界を決定する支配項である単位時間当たりの処理パケット数を少なくできる。したがって、ルータ131の負荷が軽減される。
第3に、ルータ132〜134では、受信するパケット数が少なくてすみ、送信するパケットについても、メディアストリーム受信装置との接続が一般的なシェアドLANである場合には、マルチキャストパケットを一個送出するだけで済む。したがって、送信パケット数を削減でき、ルータ132〜134の負荷が軽減される。
第4に、メディアストリーム送信装置100とルータ131との間およびルータ間にあるリンクを通るパケットのパケットヘッダ総量が少なくなっているので、リンクの負荷が軽減される。
第5に、従来技術では、受信者が視聴するメディアストリームの組み合わせによっては、同じメディアストリームの情報単位が複数の別のパケットに出現するのに対し、本実施形態では同じメディアストリームは一つのマルチキャストパケットにしか現れない。このため、リンクの負荷をさらに軽減することができる。
本実施形態においては、映画の音声が英語と日本語の2ヶ国語で表されている場合を説明したが、二ヶ国語の組合せは、これに限られるものではない。また、3ヶ国語以上の音声が用意されている映画ファイルについても、本発明は適用できるものである。
《第2の実施形態》
本発明の第2の実施形態として、同じ番組を、異なる符号化がなされたメディアストリームで配信する場合、もしくは受信者がメディアストリームの種類を選択できる場合のメディアストリーム配信システムを説明する。
図2に示した第2の実施形態のメディアストリーム配信システムは、コンサート会場200からのコンサート中継番組を、メディアストリーム送信装置210からネットワーク220を介して、複数のメディストリーム受信装置230〜232に配信するものであり、その際、メディアストリーム受信装置230〜232ごとに異なる符号化手法が用いられるものとしている。ネットワーク220は、図1に示したネットワーク130と同様のものである。
コンサート会場200には、出演者201の音声を集音するマイクロホン202と、出演者201を撮影するカメラ203とが設けられている。メディアストリーム送信装置200は、マイクロホン202で集音された音声を符号化する音声符号化部204と、カメラ203で撮影された画像に対して符号化を行う画像タイプ1符号化部205及び画像タイプ2符号化部206と、図1に示したシステムにおけるパケット組立部101と同様のパケット組立部211と、図1に示したシステムにおけるマルチキャストパケット送信部102と同様のマルチキャストパケット送信部212と、を備えている。画像タイプ1符号化部205と画像タイプ2符号化部206とは、画像のサイズ、アスペクト、色数、圧縮方式、圧縮率の一部または全部が相互に異なる符号化を行うものであり、その符号化された画像をそれぞれ画像タイプ1と画像タイプ2とする。音声符号化器204からのコンサート音声情報単位と、画像タイプ1符号化部205からの画像タイプ1情報単位と、画像タイプ2符号化部206からの画像タイプ2情報単位が、パケット組立部211に供給される。
メディアストリーム受信装置230〜232は、図1に示したシステムにおけるメディアストリーム受信装置141〜145と同様の構成のものであるが、本実施形態では、同一の画像を視聴する際に用いる符号化手法が、メディアストリーム受信装置ごとに異なっている。メディアストリーム受信装置230では、画像タイプ1の符号化による画像と音声とが視聴される。メディアストリーム受信装置231では、画像タイプ2の符号化による画像と音声とが視聴される。メディアストリーム受信装置232では、音声のみが視聴される。
次に、システムにおけるメディアストリームの配信について説明する。
このメディアストリーム配信システムでは、マイクロホン202で集音された音声とカメラ203で撮影された画像とがメディアストリーム送信装置210に入力すると、メディアストリーム送信装置210において、音声符号化部204が音声を符号化して音声情報単位を生成し、画像タイプ1符号化部205及び画像タイプ2符号化部206が画像を符号化してそれぞれ画像タイプ1情報単位と画像タイプ2情報単位とを生成する。パケット組立部211は、音声情報単位と画像タイプ1情報単位と画像タイプ2情報単位とをマルチキャストパケット240のフォーマットに編集し、マルチキャストパケット送信部212は、このマルチキャストパケット240をネットワーク220に対してマルチキャスト送信する。マルチキャストパケット240は、マルチキャストIPヘッダで開始し、それに引き続いてUDPヘッダを有する。UDPヘッダの後には、それぞれRTPヘッダを前に置いて、各情報単位が続いている。
ネットワーク220は、マルチキャストパケット240を、メディアストリーム受信装置230、231、232に中継する。その結果、メディアストリーム受信装置230は、受信したマルチキャストパケット240から、画像タイプ1情報単位と音声情報単位のみを抽出して再生する。メディアストリーム受信装置231は、受信したマルチキャストパケット240から、画像タイプ2情報単位と音声情報単位のみを抽出して再生する。メディアストリーム受信装置232は、受信したマルチキャストパケット240から、音声情報単位のみを抽出して再生する。
従来技術によれば、複数のメディアストリーム受信装置が、異なるメディアストリ−ムおよびそれらの組み合わせを抽出する場合には、それぞれの受信装置に応じたパケットを生成し配信する必要があった。しかしながら本実施形態では、画像タイプ1情報要素と画像タイプ2情報要素と音声情報要素とを1つのパケットにまとめ、これをマルチキャストしており、メディアストリーム受信装置は、所望の情報要素をマルチキャストパケットから抽出して再生する。このように本実施形態によれば、1つのマルチキャストパケットだけの生成、配信で、目的を達することができる。これにより、画像の有無、画像の品質、画像のサイズなどについて、メディアストリーム受信装置の能力や番組配信の価格差などによって利用者が選択した組み合わせでの視聴が可能となる。
《第3の実施形態》
本発明の第3の実施形態として、同一の番組を配信する際に、各視聴者の視聴開始時刻が異なっても、それぞれの視聴者が途中からではなく最初から視聴ができるようにするために、同じメディアストリ−ムを時間差をおいて配信するメディアストリーム配信システムを説明する。
図3に示した第3の実施形態のメディアストリーム配信システムは、コンサート会場300からのコンサート中継番組を、メディアストリーム送信装置310からネットワーク320を介して、複数のメディストリーム受信装置330、331に配信するものである。その際、メディアストリーム受信装置330にはコンサートの音声と画像とが生中継で配信され、メディアストリーム受信装置331には音声と画像とが一定時間遅らされて配信されるようにしている。ネットワーク320は、図1に示したネットワーク130と同様のものである。
コンサート会場300には、出演者301の音声を集音するマイクロホン302と、出演者301を撮影するカメラ303とが設けられている。メディアストリーム送信装置300は、マイクロホン302で集音された音声を符号化して生音声情報単位を生成する音声符号化部304と、カメラ303で撮影された画像を符号化して生画像情報単位を生成する画像符号化部305と、生音声情報単位及び生画像情報単位をそれぞれ遅延させて遅延音声情報単位及び遅延画像情報単位を生成する遅延回路306と、図1に示したシステムにおけるパケット組立部101と同様のパケット組立部311と、図1に示したシステムにおけるマルチキャストパケット送信部102と同様のマルチキャストパケット送信部312と、を備えている。生音声情報単位と生画像情報単位と遅延音声情報単位と遅延画像情報単位とは、パケット組立部311に供給されている。
メディアストリーム受信装置330、331は、図1に示したシステムにおけるメディアストリーム受信装置141〜145と同様の構成のものであるが、メディアストリーム受信装置330では、コンサート中継が生中継で視聴され、メディアストリーム受信装置331では、コンサート中継300が一定時間遅れて視聴される。
次に、システムにおけるメディアストリームの配信について説明する。
このメディアストリーム配信システムでは、マイクロホン302で集音された音声とカメラ303で撮影された画像とがメディアストリーム送信装置310に入力すると、メディアストリーム送信装置310において、音声符号化部304が音声を符号化して生音声情報単位を生成し、画像符号化部205が画像を符号化して生画像情報単位を生成する。これらの生音声情報単位と生画像情報単位とはパケット組立部311に供給されるとともに遅延回路306にも供給され、遅延回路306は、生音声情報単位と生画像情報単位とを一定時間遅延させて遅延音声情報単位と遅延画像情報単位とを生成し、遅延音声情報単位と遅延画像情報単位とをパケット組立部311に供給する。パケット組立部311は、生音声情報単位と生画像情報単位と遅延音声情報単位と遅延画像情報単位とを、マルチキャストパケット340のフォーマットに編集し、マルチキャストパケット送信部312は、このマルチキャストパケット340をネットワーク320に対してマルチキャスト送信する。マルチキャストパケット340は、マルチキャストIPヘッダで開始し、それに引き続いてUDPヘッダを有する。UDPヘッダの後には、それぞれRTPヘッダを前に置いて、生画像情報単位、生音声情報単位、遅延画像情報単位、遅延音声情報単位の順で各情報単位が続いている。
ネットワーク320は、マルチキャストパケット340を、メディアストリーム受信装置330、331に中継する。メディアストリーム受信装置330は、受信したマルチキャストパケット340から、生音声情報単位および生画像情報単位のみを抽出して再生し、メディアストリーム受信装置331は、受信したマルチキャストパケット340から、遅延音声情報単位および遅延画像情報単位のみを抽出して再生する。これによって、メディアストリーム受信装置330とメディアストリーム受信装置331では、同一の番組が時間差を持って視聴されることになる。
本実施形態では、コンサート中継という、リアルタイムの番組を時間差をもって配信する例を説明したが、映画ファイルのように蓄積型の番組においても、同様に、時間差を設けて配信することができる。映画ファイルの場合には、時間差を設ける方法として、遅延回路を設ける方法以外に、映画ファイルからの読み出しに時間差を設ける方法を用いることができる。
《第4の実施形態》
本発明では、情報単位を秘匿化して配信するようにすることができる。図4に示した本発明の第4の実施形態のメディアストリーム配信システムは、図1に示したシステムに対して、秘匿化の機能を付加したものであって、メディアストリーム送信装置100内に秘匿化部400、401が追加され、各メディアストリーム受信装置140〜145内に秘匿解除部402が追加されている。
秘匿化部400は、映画ファイル100に対応する情報単位である映画画像情報単位114、映画英語音声情報単位115及び映画日本語音声情報単位116に対して秘匿化を行い、秘匿化された各情報単位をパケット組立部101に供給する。同様に、秘匿化部401は、コンサート中継に対応する情報単位であるコンサート音声情報単位125、カメラA画像情報単位126及びカメラB画像情報単位127に対して秘匿化を行い、秘匿化された各情報単位をパケット組立部101に供給する。ここで、秘匿化部400と秘匿化部401とは、異なる秘匿化方法を用いるか、同じ秘匿化方法であっても異なる秘匿化キーによって秘匿化を行うものとする。
秘匿解除部402は、情報要素抽出部151から抽出された情報要素に対して秘匿解除の処理を行い、秘匿化が解除された画像情報単位及び音声情報単位をそれぞれ画像復号部152、音声復号部154に供給する。秘匿解除部402が秘匿解除可能なものは、予め設定された秘匿化方法及び秘匿化キーによって秘匿化された情報単位に限定されており、それ以外の秘匿化方法で秘匿化された情報単位や、異なる秘匿化キーによって秘匿化された情報単位については、秘匿解除が行えないようになっている。
次に、システムにおけるメディアストリームの配信について説明する。
このメディアストリーム配信システムにおいて、映画ファイル110の映画画像情報単位114と映画英語音声情報単位115と映画日本語音声情報単位116とがメディアストリーム送信装置100に供給されると、これらの情報単位は秘匿化部400で秘匿化される。同様に、コンサート中継のコンサート音声情報単位125とカメラA画像情報単位126とカメラB画像情報単位127は、秘匿化部401で秘匿化される。パケット組立部101は、秘匿化後の情報単位114〜116、125〜127をマルチキャストパケット403のフォーマットに編集し、マルチキャストパケット送信部102は、ネットワーク130を介し、このマルチキャストパケット403をメディアストリーム受信装置140〜145に送出する。図4Bは、マルチキャストパケット403の構成例を示している。このマルチキャストパケット403が図1Bに示したマルチキャストパケット100と異なるところは、各情報単位が秘匿化されていることである。
メディアストリーム受信装置140は、マルチキャストパケット403を受信すると、これから、映画画像および映画日本語音声についての秘匿化の解除を秘匿解除部402によって行い、再生を行う。このとき、メディアストリーム受信装置140は、秘匿化部400で行われる秘匿化方法およびその解除キーを知っているが、秘匿化部401で行われる秘匿化方法およびその解除キーを知らない。したがって、マルチキャストパケット403に含まれるコンサート中継120に関する情報単位の秘匿化解除ができない。
メディアストリーム受信装置141〜145も同様に、それぞれ自身が再生する番組の秘匿化を解除の方法をあらかじめ知っており、そのような番組の再生を行うことができる。しかしながら、それ以外の番組の秘匿解除の方法を知らないために、秘匿解除の方法を知らない番組についてはその視聴が制限される。
これによって、番組が有料であってメディアストリームによってその課金が異なる場合などには、メディアストリームごとに異なる秘匿化手法や秘匿キーを設定し、それをあらかじめメディアストリーム受信装置に通知しておくことで、各メディアストリーム受信装置が再生する権利を有するメディアストリーム以外を再生できなくすることが可能となる。また、1つの番組を構成する各メディアストリームに同じ秘匿化手法と秘匿化キーを適用することにより、秘匿の復元を簡略化することも可能である。
秘匿化部400と秘匿化部401とが、メディア情報単位ごとに異なった秘匿化方法を用いるか、同じ秘匿化方法であっても異なる秘匿化キーによって秘匿化すれば、それぞれの秘匿化の解除方法の通知の有無により、同じ番組でも、例えば特定の画像のみ、あるいは音声のみの視聴に制限することが可能である。さらに、秘匿化部400と秘匿化部401が、メディア情報単位ごとに秘匿化の有無を選択することによっても、同様の効果を得ることができる。
《第5の実施形態》
本発明のメディアストリーム配信システムにおいては、メディアストリームの配信に際して、メディアストリーム送信装置とメディアストリーム受信装置との間でパラメータの整合が必要となる場合がある。以下では、送信装置と受信装置との間で、整合を必要とする各種のパラメータを決定することができるメディアストリーム配信システムについて説明する。
図5に示した本発明の第5の実施形態のメディアストリーム配信システムは、メディアストリーム送信装置500と、メディアストリーム受信装置530とを有し、送信装置500と受信装置530とは、図1に示したネットワーク130と同様のネットワーク520を介して接続している。ここでは。1個のメディアストリーム受信装置530しか描かれていないが、上述した各実施形態と同様に、複数個の受信装置530が設けられてよいことは、言うまでもない。
メディアストリーム送信装置500は、接続呼制御部501と、送信管理部502と、第1のメディアストリームを生成するメディアストリーム1生成部503と、第2のメディアストリームを生成するメディアストリーム2生成部504と、第3のメディアストリームを生成するメディアストリーム3生成部505と、第1乃至第3のメディアストリームの情報単位についてそれぞれ秘匿化を実行する秘匿化部506、507、508と、パケット組立部509と、パケット送信部510と、から構成されている。
接続呼制御部501は、受信装置530に対して送信するマルチキャストアドレス、メディアストリームのメディアの種類、符号化情報、秘匿化の設定情報、情報単位のデータ長、のうち少なくとも1つについて、受信開始時に受信装置530側にネットワーク520を介して通知する機能を有する。
パケット組立部509は、図1に示したシステムにおけるパケット組立部101と同様の機能を有する。さらにパケット組立部509は、1つのパケットに含まれる1つもしくは複数の情報単位に関する、情報単位の属する番組を識別する情報、情報単位の属するメディアストリームのメディアの種類、情報単位の属するメディアストリームの符号化情報、隣接する2つの情報単位の境界を示す区切りマーカのうち少なくとも1つをパケットに付与する機能を有していてもよい。
パケット送信部510は、図1に示したシステムにおけるマルチキャストパケット送信部102と同様の機能を有するとともに、さらに、送信するマルチキャストアドレス、メディアストリームのメディアの種類、符号化情報、秘匿化の設定情報、情報単位のデータ長、のうち少なくとも1つについて、あらかじめ決定してある情報に基づいてパケットを構成する機能を有する。
送信設定部511は、送信するマルチキャストアドレス、メディアストリームのメディアの種類、符号化情報、秘匿化の設定情報、情報単位のデータ長、のうち少なくとも1つについて、送信装置500内であらかじめ決定して設定しておくためのものである。
メディアストリーム受信装置530は、接続呼制御部531と、受信管理部532と、マルチキャストで配信されたパケットを受信するマルチキャストパケット受信部533と、マルチキャストパケット受信部533で受信したパケットから1または複数の情報要素を抽出する情報要素抽出部534と、取り出された情報要素の秘匿化を解除する秘匿解除部535と、秘匿解除された情報要素を復号する復号部536と、復号された情報要素に基づいて画像表示などを行う表示部537と、手動設定部538とから構成されている。
接続呼制御部531は、ネットワーク520を介して送信装置300の接続呼制御部501と接続しており、受信するマルチキャストアドレス、メディアストリームのメディアの種類、符号化情報、秘匿化の設定情報、情報単位のデータ長、のうち少なくとも1つについて、送信装置500の接続呼制御部501から通知された情報を受信する機能を有する。
マルチキャストパケット受信部533は、図1に示したシステムにおけるマルチキャストパケット受信部150と同様のものであるが、さらに、パケットに含まれている、情報単位の属する番組を識別する情報、情報単位の属するメディアストリームのメディアの種類、及び情報単位の属するメディアストリームの符号化情報、のうち少なくとも1つの情報を受信する機能を備えていてもよい。
手動設定部538は、送信するマルチキャストアドレス、メディアストリームのメディアの種類、符号化情報、秘匿化の設定情報、情報単位のデータ長、のうち少なくとも1つについて、あらかじめ受信装置530内で決定して設定しておくためのものである。
次に、システムにおけるメディアストリームの配信について説明する。
メディアストリーム送信装置500において、あらかじめ、配信に用いるマルチキャストアドレス、マルチキャストパケットの構成、各メディアストリームごとの秘匿化情報を送信設定部511によって決定し、それらの情報を、送信管理部502を介して、メディアストリーム1生成部503と、メディアストリーム2生成部504と、メディアストリーム3生成部505と、秘匿化部506、507、508と、パケット組立部509と、マルチキャストパケット送信部510と、に設定しておく。
メディアストリーム受信装置530は、メディアストリームの視聴を開始するときに、接続呼制御部531によって、メディアストリーム送信装置500の接続呼制御部501に対して、メディアストリーム受信の要求を行う。これに対して、メディアストリーム送信装置500は、配信に用いるマルチキャストアドレス、マルチキャストパケットの構成情報、視聴するメディアストリームの秘匿化情報を、接続呼制御部501によって、メディアストリーム受信装置530の接続呼制御部531に通知する。
メディアストリーム受信装置530の接続呼制御部531は、送信装置500の接続呼制御部501から通知された情報に基づき、受信管理部532を介して、マルチキャストパケット受信部533に、配信に用いるマルチキャストパケットアドレスを設定し、情報要素抽出部534にマルチキャストパケットの構成情報を設定し、秘匿解除部535に秘匿化情報を設定する。これによって、メディアストリーム受信装置530は配信を受信することが可能となる。
その後は、上述した各実施形態の場合と同様の処理によって、メディアストリームの配信と視聴とが行われることになる。
なお、メディアストリーム送信装置とメディアストリーム受信装置との間で整合が必要となる、マルチキャストパケットの構成などの各種パラメータを決定する方法としては、
(a)図5に示したメディアストリーム送信装置500とメディアストリーム受信装置530との相互間の通信によってこれらのパラメータを得る方法、
(b)紙媒体による番組表、ウェブなどを使った番組表、メールによる通知などの手段によって受信側に告知しておき、受信側で手動によってあらかじめ決定しておく方法、
(c)メディアストリームの受信開始前に送信側と受信側でユニキャスト通信を行い、必要であればネゴシエーションを行い決定する方法、
(d)マルチキャストパケットの中に、受信側で必要な情報を設定しておき、受信側ではそれを再生のために使用する方法、
(e)(a)〜(d)の方法の任意の組み合わせた方法、
などを採用することが可能であり、配信サービスの性格に応じて、これらの方法の中から適宜に選択することができる。上記(b)の方法の場合には、メディアストリーム受信装置530の手動設定部538を用いて、あらかじめ決められている設定を行うことになる。
本実施形態では、メディアストリーム送信装置のパケット組立部509は、1つのパケットに含まれる1つもしくは複数の情報単位に関する情報単位の属する番組を識別する情報、情報単位の属するメディアストリームのメディアの種類、前記情報単位の属するメディアストリームの符号化情報、隣接する2つの情報単位の境界を示す区切りマーカ、のうち少なくとも1つの情報をパケットに付加するようにしてもよい。そのような情報がパケットに付加されている場合には、メディアストリーム受信装置530では、それらの情報を含むパケットはマルチキャストパケット受信部533によって受信され、受信された情報に基づいて、メディアストリームの再生が行われることになる。
本実施形態では、受信管理部532は、送信装置から通知された、送信するマルチキャストアドレス、メディアストリームのメディアの種類、符号化情報、秘匿化の設定情報などの情報に基づいて、受信者の選択、およびメディアストリーム受信装置530の能力の少なくとも一方に応じて、再生するメディアを選択するようにしてもよい。
図6A〜図6Eは、いずれも、本実施形態で使用されるマルチキャストパケットのフォーマットの例を示すものである。いずれのフォーマット600〜604も、先頭にIPヘッダが設けられ、それに引き続いてUDPヘッダが設けられている。
図6Aに示すフォーマット600では、UDPヘッダに引き続いて1つのRTPヘッダが設けられ、そのRTPヘッダの後ろに3つのメディアの情報単位が続けられている。3つのメディア情報単位は、同一のメディアでありかつ同じ符号化則であって、メディア情報単位長を固定的に決定するかもしくは符号化則の規定による情報単位の分離ができる場合に用いることができる。情報単位の分離ができる場合ととしては、例えば、MPEG−4符号化方式の再同期マーカによるものが挙げられる。そのパケットのタイミングにおいて送信すべきデータがない場合には、メディア情報単位長が固定であれば、そのエリアに、例えばMPEG−4符号化方式でのスタッフィングデータに相当するようなフィルデータを設定し、符号化則の規定による分離を行うときには、そのエリアに、再同期マーカのみを設定する。
受信側で、希望のメディアストリームを抽出するためには、あらかじめどの情報単位にどの内容が送られてくるのかを、上記の(a)〜(c)のうちのいずれかの方法あるいはそれらの方法を組み合わせた方法によって知っておくか、または、内容を見て抽出する必要がある。
フォーマット600を用いた場合には、ヘッダによるオーバヘッドが最も少なくなる。このフィーマット600は、複数の常時設置カメラの映像を多数のメディアストリーム受信装置で閲覧する場合などに適している。
図6Bに示すフォーマット601は、UDPヘッダに引き続いて1つのRTPヘッダが設けられ、さらに3つのメディアの情報単位が、それぞれ結合ヘッダのあとに続いたものである。結合ヘッダは、番組を識別する番組識別子、番組内メディアストリーム識別子、メディア符号化情報、ペイロード長からなる。
番組識別子は、そのメディア情報単位の属する番組を識別する情報である。番組内メディアストリーム識別子は、対応する情報単位が、番組を構成する複数のメディアストリームの構成要素であるメディア情報単位であるかを示す識別子である。メディア符号化情報は、そのメディア情報単位のメディアや符号化方式を示す情報である。これらの情報は、RTPヘッダに格納されたペイロードタイプ情報と重複し、矛盾し、あるいはそれを補完する場合がありうるが、矛盾した場合には、メディア符号化情報を優先して受信処理を行うものとする。ペイロード長は、その結合ヘッダで管理されている内容の長さを示し、ここではメディア情報単位のバイト長が用いられるものとする。
3つのメディア情報単位は、メディアおよび符号化則がそれぞれ異なっていてもよく、ペイロード長が固定長でなく、互いに異なっていてもよい。そのパケットのタイミングに送信すべきデータがない場合は、そのエリアに例えばMPEG−4符号化方式でのスタッフィングデータに相当するようなフィルデータを設定するか、もしくは結合ヘッダのみを設定する。
フォーマット601を用いた場合、受信装置側で番組識別子および番組内メディアストリーム識別子と内容との対応をあらかじめ知っておき、マルチキャストパケット内の番組識別子および番組内メディアストリーム識別子によって希望のメディアストリームを抽出することができる。
図6Cに示すフォーマット602は、3つのメディア情報単位のそれぞれにRTPヘッダを付与したものである。3つのメディア情報単位、およびペイロードの長さは、それぞれ、あらかじめ定められた、もしくは送信側より通知された固定長でなければならない。3つのメディアストリームのフレームレートが異なっていてもよい。そのパケットのタイミングに送信すべきデータがない場合は、そのエリアに、例えばMPEG−4符号化方式でのスタッフィングデータに相当するようなフィルデータを設定する。
フォーマット602では、受信装置側で、上記の(a)〜(c)のうちのいずれかの方法あるいはそれらの方法を組み合わせた方法によって、どの情報単位にどの内容が送られてくるのかを把握しておいて希望のメディアストリームを抽出するか、あるいはRTPヘッダに含まれるペイロードタイプもしくはSSRC(Synchronization Source identifier)もしくはCSRC(Contributing Source identifier)により情報単位に含まれる内容を判断してメディアストリームを抽出することができる。
図6Dに示すフォーマット603は、3つのメディアの情報単位それぞれに結合ヘッダとRTPヘッダを付与したものである。3つのメディア情報単位は、任意のものであってよい。フォーマット603では、受信装置側で、上記の(a)〜(c)のうちのいずれかの方法あるいはそれらの方法を組み合わせた方法によって、どの情報単位にどの内容が送られてくるのかを把握しておいて希望のメディアストリームを抽出することができる。また、受信装置側において、番組識別子および番組内メディアストリーム識別子と内容の対応とを知っておいて、番組識別子および番組内メディアストリーム識別子によって希望のメディアストリームを抽出することもできる。
図6Eに示すフォーマット604は、メディア情報要素1、2、3の中には現れないビットまたはビット列を区切りマーカとして使用したフォーマットである。このとき、図6Aに示したフォーマット600とは異なり、それぞれのメディア情報単位は固定長ではなく、任意長であってもよい。希望のメディアストリームを抽出する方法は、フォーマット602の場合と同様である。
なお、複数の情報単位を1つのパケットにまとめる方法としては、上記に述べた方法に限られず、さまざまな方法を採用することができる。送信装置側と受信装置側で、パケットをまとめる方法に関して一致がとれていればよく、サービスの実施の形態にあわせて、パケットの構成方法を適宜に選択することができる。本実施形態においては、パケット組立部509によって上記のパケットフォーマットが組み立てられ、情報要素抽出部534によって、そのパケットが解釈され、必要な情報要素が抽出される。
《第6の実施形態》
本発明では、情報単位に対して誤り訂正符号化を行ってからそれを配信するようにすることができる。図7Aに示した本発明の第6の実施形態のメディアストリーム配信システムは、図1に示したシステムに対して、誤り訂正の機能を付加したものであって、メディアストリーム送信装置100内に誤り訂正符号データ生成部700、701が追加され、各メディアストリーム受信装置140〜145内に誤り訂正符号データ処理部702が追加されている。したがって、本実施形態では、複数の情報単位には、さらに、少なくとも1つのメディアストリームから生成された誤り訂正情報単位、同じメディアストリームから異なる複数の方法で生成された、互いに異なる複数の誤り訂正符号情報単位、のうち、少なくとも1つが含まれる。
誤り訂正符号データ生成部700は、映画ファイル110からの映画画像情報単位114から誤り訂正符号データ(映画画像誤り訂正情報単位)を生成し、誤り訂正符号データ生成部701は、コンサート中継120のカメラA画像情報単位126とカメラB画像情報単位127から誤り訂正符号データ(カメラA画像誤り訂正情報単位及びカメラB画像誤り訂正情報単位)を生成する。そして、これらの誤り訂正符号データは、映画画像情報単位114、映画英語音声情報単位115、映画日本語音声情報単位116、コンサート音声情報単位125、カメラA画像情報単位126及びカメラB画像情報単位127とともに、パケット組立部101において1つのパケットに組み立てられ、このパケットは、マルチキャストパケット703として、マルチキャストパケット送信部102から、ネットワーク130を介してメディアストリーム受信装置140〜145に送出される。
図7Bに示されるように、マルチキャストパケット703は、図1Bに示したマルチキャストパケット160において、さらに、映画画像誤り訂正情報単位、カメラA画像誤り訂正情報単位、カメラB画像誤り訂正情報単位を付加したものである。各誤り訂正情報単位には、それぞれ、RTPヘッダが前置されている。
本実施形態においては、誤り訂正符号データ生成部700と誤り訂正符号データ生成部701は、相互に異なる誤り訂正符号化方式を用いてもよいし、同じ誤り訂正符号化方式を用いていてもよい。誤り訂正符号化方式には、リード・ソロモン符号や、LDPC(Low Density Parity Check)符号など、一般にFEC(Forward Error Correction)と呼ばれる既存の技術を用いるためことができる。
ここでは、説明を簡単にするため、映画画像情報単位114、カメラA画像情報単位126、カメラB画像情報単位127のみに対して誤り訂正符号データを生成しているが、誤り訂正符号データの生成がこれらに限定されるものではないことは当然のことである。
誤り訂正符号データ処理部702は、各メディアストリーム受信装置140〜145において、情報要素検出部151と復号器152、154との間に設けられており、情報要素抽出部151から抽出された誤り訂正情報単位に基づいて、誤り訂正符号処理を実行する。その結果、各メディアストリーム受信装置140〜145は、マルチキャストパケット703を受信し、受信パケットにデータ誤りや欠落がある場合、再生しようとするメディアの他の情報単位および誤り訂正符号データ、あらかじめ得た誤り訂正符号化情報から、そのパケットに含まれている情報単位を復元し、再生を行う。
本実施形態では、誤り訂正符号データ生成部700、701は、メディア情報単位ごとに誤り訂正符号データの生成を選択することによって、特定のメディア情報データにのみ、伝送路での誤り・損失耐性を強化することができ、利用できる帯域に応じた誤り耐性の強化が可能となる。
なお、本実施形態では、メディア情報単位から誤り訂正符号化データを生成しているが、上述した第4の実施形態で示した秘匿化処理と組み合わせて用いることができることは、当然のことである。この場合、秘匿化処理を行ったメディア情報単位から誤り訂正符号データを生成する。各受信装置において受信パケットに誤りや欠落があった場合は、誤り訂正符号によりメディア情報単位の復元を行い、その後、秘匿の復元を行ってメディアを再生する。
本実施形態によれば、誤り訂正符号データを含むパケットを送信することにより、伝送路でのデータ誤りや欠落に対して耐性を有するパケット配信ができ、再送要求によってさらに生じるネットワークへの負荷を軽減できる。
《第7の実施形態》
本発明のメディアストリーム配信システムにおいては、誤り訂正符号を用いる場合であっても、メディアストリームの配信に際して、メディアストリーム送信装置とメディアストリーム受信装置との間でパラメータの整合が必要となる場合がある。以下では、送信装置と受信装置との間で、整合を必要とする各種のパラメータを決定することができるメディアストリーム配信システムについて説明する。
図8に示した本発明の第7の実施形態のメディアストリーム配信システムは、図5に示した第5の実施形態のメディアストリーム配信システムにおいて、秘匿化部506〜508をそれぞれ誤り訂正符号データ生成部800〜802に置き換え、秘匿解除部535を誤り訂正符号データ処理部803に置き換えたものである。もちろん、秘匿化及び秘匿解除の機能を維持しつつ、誤り訂正符号化処理機能を持たせることは可能である。
誤り訂正符号データ生成部800〜802は、第1乃至第3のメディアストリームの情報単位についてそれぞれ誤り訂正符号データを生成する。誤り訂正符号データ処理部803は、情報要素抽出部1534から抽出された誤り訂正情報単位に基づいて、誤り訂正符号処理を実行する。
本実施形態において、接続呼制御部501は、受信装置530に対して送信するマルチキャストアドレス、メディアストリームのメディアの種類、メディアストリームのデータ長、符号化情報、誤り訂正符号化情報、情報単位のデータ長、誤り訂正符号データのデータ長、のうち少なくとも1つについて、受信開始時に受信装置530側にネットワーク520を介して通知する機能を有する。送信装置が秘匿化機能を有する場合には、接続呼制御部501は、受信開始時に、秘匿化情報を受信装置530側に送信してもよい。
パケット組立部509は、図1に示したシステムにおけるパケット組立部101と同様の機能を有する。さらにパケット組立部509は、1つのパケットに含まれる1つもしくは複数の情報単位に関する、情報単位の属する番組を識別する情報、情報単位の属するメディアストリームのメディアの種類、情報単位の属するメディアストリームの符号化情報、隣接する2つの情報単位の境界を示す区切りマーカのうち少なくとも1つをパケットに付与する機能を有していてもよい。
パケット送信部510は、図1に示したシステムにおけるマルチキャストパケット送信部102と同様の機能を有するとともに、さらに、送信するマルチキャストアドレス、メディアストリームのメディアの種類、符号化情報、誤り訂正符号化情報、情報単位のデータ長、秘匿化の設定情報のうち少なくとも1つについて、あらかじめ決定してある情報に基づいてパケットを構成する機能を有する。
送信設定部511は、送信するマルチキャストアドレス、メディアストリームのメディアの種類、符号化情報、誤り訂正符号化情報、情報単位のデータ長、秘匿化の設定情報、メディアストリームのデータ長、誤り訂正符号データのデータ長のうち少なくとも1つについて、送信装置500内であらかじめ決定して設定しておくためのものである。
接続呼制御部531は、ネットワーク520を介して送信装置300の接続呼制御部501と接続しており、受信するマルチキャストアドレス、メディアストリームのメディアの種類、符号化情報、誤り訂正符号の設定情報、情報単位のデータ長、秘匿化の設定情報、メディアストリームのデータ長、誤り訂正符号で他のデータ長、のうち少なくとも1つについて、送信装置500の接続呼制御部501から通知された情報を受信する機能を有する。
マルチキャストパケット受信部533は、図1に示したシステムにおけるマルチキャストパケット受信部150と同様のものであるが、さらに、パケットに含まれている、情報単位の属する番組を識別する情報、情報単位の属するメディアストリームのメディアの種類、及び情報単位の属するメディアストリームの符号化情報、のうち少なくとも1つの情報を受信する機能を備えていてもよい。
手動設定部538は、送信するマルチキャストアドレス、メディアストリームのメディアの種類、符号化情報、誤り訂正符号の設定情報、情報単位のデータ長、メディアストリームのデータ長、誤り訂正符号で他のデータ長、のうち少なくとも1つについて、あらかじめ受信装置530内で決定して設定しておくためのものである。配信システムが秘匿化機能を有する場合には、手動設定部538は、秘匿化の設定情報を決定して設定するようにしてもよい。
次に、システムにおけるメディアストリームの配信について説明する。
メディアストリーム送信装置500において、あらかじめ、配信に用いるマルチキャストアドレス、マルチキャストパケットの構成、各メディアストリームごとの誤り訂正符号化情報を送信設定部511によって決定し、それらの情報を、送信管理部502を介して、メディアストリーム1生成部503と、メディアストリーム2生成部504と、メディアストリーム3生成部505と、誤り訂正符号データ生成部800、801、802と、パケット組立部509と、マルチキャストパケット送信部510と、に設定しておく。
メディアストリーム受信装置530は、メディアストリームの視聴を開始するときに、接続呼制御部531によって、メディアストリーム送信装置500の接続呼制御部501に対して、メディアストリーム受信の要求を行う。これに対して、メディアストリーム送信装置500は、配信に用いるマルチキャストアドレス、マルチキャストパケットの構成情報、視聴するメディアストリームの誤り訂正符号化情報を、接続呼制御部501によって、メディアストリーム受信装置530の接続呼制御部531に通知する。
メディアストリーム受信装置530の接続呼制御部531は、送信装置500の接続呼制御部501から通知された情報に基づき、受信管理部532を介して、マルチキャストパケット受信部533に、配信に用いるマルチキャストパケットアドレスを設定し、情報要素抽出部534にマルチキャストパケットの構成情報を設定し、誤り訂正符号データ処理部803に誤り訂正符号化情報を設定する。これによって、メディアストリーム受信装置530は配信を受信することが可能となる。
その後は、上述した各実施形態の場合と同様の処理によって、メディアストリームの配信と視聴とが行われることになる。
なお、メディアストリーム送信装置とメディアストリーム受信装置との間で整合が必要となる、マルチキャストパケットの構成などの各種パラメータを決定する方法としては、第5の実施形態における方法と同様のものが使用できる。
本実施形態では、メディアストリーム送信装置のパケット組立部509は、1つのパケットに含まれる1つもしくは複数の情報単位に関する情報単位の属する番組を識別する情報、情報単位の属するメディアストリームのメディアの種類、前記情報単位の属するメディアストリームの符号化情報、隣接する2つの情報単位の境界を示す区切りマーカ、のうち少なくとも1つの情報をパケットに付加するようにしてもよい。そのような情報がパケットに付加されている場合には、メディアストリーム受信装置530では、それらの情報を含むパケットはマルチキャストパケット受信部533によって受信され、受信された情報に基づいて、メディアストリームの再生が行われることになる。
本実施形態では、受信管理部532は、送信装置から通知された、送信するマルチキャストアドレス、メディアストリームのメディアの種類、符号化情報、秘匿化の設定情報などの情報に基づいて、受信者の選択、およびメディアストリーム受信装置530の能力の少なくとも一方に応じて、再生するメディアを選択するようにしてもよい。受信管理部532は、受信情報単位の誤りもしくは欠落の状態により、抽出した誤り訂正情報から最適な誤り訂正情報単位を選択するようにしてもよい。
以上説明したメディアストリーム配信システムにおいて、メディアストリーム送信装置及びメディアストリーム受信装置は、いずれも、コンピュータを用いて実現することができる。すなわち、コンピュータ上でプログラムを実行することによって、上述したメディアストリーム送信装置、メディアストリーム受信装置での処理及び制御を実現できる。ここでいうコンピュータには、プロセッサやコントローラも含まれる。プログラムは、ネットワークを介して、あるいは、そのプログラムを格納したCD−ROMのような記録媒体を介して、コンピュータに読み込まれる。本発明は、このようなプログラムあるいはプログラムプロダクトあるいは記録媒体をも包含するものである。さらには、そのようなプログラムを伝送する媒体も、本発明の範疇に含まれる。

Claims (42)

  1. 複数のメディアストリームを送信するメディアストリーム送信方法であって、
    それぞれのメディアストリームを伝達する情報単位の複数を1つのパケットに結合するステップと、
    前記パケットをマルチキャスト送信するステップと、
    を有するメディアストリーム送信方法。
  2. 前記の複数の情報単位に、
    (a)1つの番組を構成している異なるメディアストリームの構成要素である、互いに異なる複数の情報単位、
    (b)異なる番組を構成している異なるメディアストリームの構成要素である、互いに異なる複数の情報単位、
    (c)互いに異なるメディア種別のメディアストリームの構成要素である、互いに異なる複数の情報単位、
    (d)同じ内容を互いに異なる複数の方法で符号化した、互いに異なる複数の情報単位、
    (e)同じ内容を同じ符号化方式により、異なる複数の圧縮率で符号化した、互いに異なる複数の情報単位、
    (f)時間差をもって配信される、互いに異なる複数の情報単位、
    (g)異なる秘匿化がなされた、互いに異なる複数の情報単位、及び
    (h)異なる内容であって同じ秘匿化がなされた、互いに異なる複数の情報単位、
    からなる群に含まれる情報単位のうちの少なくとも1つが含まれる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記の複数の情報単位に、
    少なくとも1つのメディアストリームから生成された誤り訂正情報単位、及び
    同じメディアストリームから異なる複数の方法で生成された、互いに異なる複数の誤り訂正符号情報単位、
    からなる群に含まれる少なくとも1つの情報単位が含まれる、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記パケットに
    (i)情報単位の属する番組を識別する情報、
    (ii)情報単位の属するメディアストリームのメディアの種類、
    (iii)情報単位の属するメディアストリームの符号化情報、及び
    (iv)隣接する2つの情報単位の境界を示す区切りマーカ、
    からなる群に含まれる情報のうちの少なくとも1つの情報を付加するステップを有する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載された方法。
  5. ・送信するマルチキャストアドレス、
    ・メディアストリームのメディアの種類、
    ・符号化情報、
    ・秘匿化の設定情報、
    ・情報単位のデータ長、
    ・誤り訂正符号化情報、及び
    ・メディアストリームおよび、誤り訂正符号データのうち少なくとも1つのデータ長、
    のうち少なくとも1つをあらかじめ決定しておくステップをさらに有する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載された方法。
  6. 受信開始時に、
    ・送信するマルチキャストアドレス、
    ・メディアストリームのメディアの種類、
    ・符号化情報、
    ・秘匿化の設定情報、
    ・情報単位のデータ長、
    ・誤り訂正符号化情報、及び
    ・メディアストリームおよび、誤り訂正符号データのうち少なくとも1つのデータ長、
    のうち少なくとも1つを受信側に通知するステップを有する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
  7. メディア入力に異なる符号化を施し異なる情報要素を生成するステップ、をさらに有する、請求項1または2に記載の方法。
  8. メディア入力もしくは情報単位に一定の遅延をかけ、時間差のある情報単位を生成するステップ、をさらに有する、請求項1または2に記載の方法。
  9. 情報単位に異なる秘匿化を行って異なる情報単位を生成するステップ、をさらに有する、請求項1または2に記載の方法。
  10. 複数の情報単位に同じ秘匿化を行うステップ、をさらに有する、請求項1または2に記載の方法。
  11. メディアストリームを受信するメディアストリーム受信方法であって、
    マルチキャストで配信されたパケットを受信するステップと、
    受信した前記パケットから再生すべき情報要素を1つもしくは複数抽出するステップと、
    取り出した情報要素を再生するステップと、
    を有するメディアストリーム受信方法。
  12. さらに、前記情報要素が秘匿化されているときにはそれを復元して再生するステップを有する、請求項11に記載の方法。
  13. 受信した前記パケットから誤り訂正情報単位を少なくとも1つ抽出するステップと、
    受信情報単位に誤り、もしくは欠落があった場合、取り出した誤り訂正情報単位を用いて当該情報単位を復元するステップと、
    を有する、請求項11または12に記載の方法。
  14. さらに、受信情報単位の誤りもしくは欠落の状態に基づき、抽出した誤り訂正情報から最適な誤り訂正情報単位を選択するステップ、を有する、請求項13に記載の方法。
  15. (i)情報単位の属する番組を識別する情報、
    (ii)情報単位の属するメディアストリームのメディアの種類、及び
    (iii)情報単位の属するメディアストリームの符号化情報、
    のうち少なくとも1つの情報を受信するステップと、
    受信した情報に基づいて再生を行うステップと、
    を有する、請求項11乃至14のいずれか1項に記載の方法。
  16. ・送信するマルチキャストアドレス、
    ・メディアストリームのメディアの種類、
    ・符号化情報、
    ・秘匿化の設定情報、
    ・情報単位のデータ長、
    ・誤り訂正符号化情報、及び
    ・メディアストリームおよび、誤り訂正符号データのうち少なくとも1つのデータ長、
    のうち少なくとも1つをあらかじめ決定しておくステップを有する、請求項11乃至15のいずれか1項に記載の方法。
  17. ・送信するマルチキャストアドレス、
    ・メディアストリームのメディアの種類、
    ・符号化情報、
    ・秘匿化の設定情報、
    ・情報単位のデータ長、
    ・誤り訂正符号化情報、及び
    ・メディアストリームおよび、誤り訂正符号データのうち少なくとも1つのデータ長、
    のうち少なくとも1つについての送信側から通知された情報を受信するステップを有する、請求項11乃至16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記送信側から通知された前記情報をもとに、利用者の選択により、再生するメディアを選択するステップを有する、請求項17に記載の方法。
  19. 複数のメディアストリームを送信するメディアストリーム送信装置であって、
    それぞれのメディアストリームを伝達する情報単位の複数を1つのパケットに結合する手段と、
    前記パケットをマルチキャスト送信する手段と、
    を有するメディアストリーム送信装置。
  20. 前記の複数の情報単位に、
    (a)1つの番組を構成している異なるメディアストリームの構成要素である、互いに異なる複数の情報単位、
    (b)異なる番組を構成している異なるメディアストリームの構成要素である、互いに異なる複数の情報単位、
    (c)互いに異なるメディア種別のメディアストリームの構成要素である、互いに異なる複数の情報単位、
    (d)同じ内容を互いに異なる複数の方法で符号化した、互いに異なる複数の情報単位、
    (e)同じ内容を同じ符号化方式により、異なる複数の圧縮率で符号化した、互いに異なる複数の情報単位、
    (f)時間差をもって配信される、互いに異なる複数の情報単位、
    (g)異なる秘匿化がなされた、互いに異なる複数の情報単位、及び
    (h)異なる内容であって同じ秘匿化がなされた、互いに異なる複数の情報単位、
    からなる群に含まれる情報単位のうちの少なくとも1つが含まれる、請求項19に記載の装置。
  21. 前記の複数の情報単位に、
    少なくとも1つのメディアストリームから生成された誤り訂正情報単位、及び
    同じメディアストリームから異なる複数の方法で生成された、互いに異なる複数の誤り訂正符号情報単位、
    からなる群に含まれる少なくとも1つの情報単位が含まれる、請求項19または20に記載の装置。
  22. さらに、メディア入力に異なる符号化を施し異なる情報要素を生成する手段を有する、請求項19乃至21のいずれか1項に記載の装置。
  23. さらに、メディア入力もしくは情報単位に一定の遅延をかけ、時間差のある情報単位を生成する手段を有する、請求項19乃至21のいずれか1項に記載の装置。
  24. さらに、情報単位に異なる秘匿化を行って異なる情報単位を生成する手段を有する、請求項19乃至21のいずれか1項に記載の装置。
  25. さらに、複数の情報単位に同じ秘匿化を行う手段を有する、請求項19乃至21のいずれか1項に記載の装置。
  26. (i)情報単位の属する番組を識別する情報、
    (ii)情報単位の属するメディアストリームのメディアの種類、
    (iii)情報単位の属するメディアストリームの符号化情報、及び
    (iv)隣接する2つの情報単位の境界を示す区切りマーカ、
    のうち少なくとも1つを前記パケットに付加する手段を有する、請求項19乃至25のいずれか1項に記載の装置。
  27. ・送信するマルチキャストアドレス、
    ・メディアストリームのメディアの種類、
    ・符号化情報、
    ・秘匿化の設定情報、
    ・情報単位のデータ長、
    ・誤り訂正符号化情報、及び
    ・メディアストリームおよび、誤り訂正符号データのうち少なくとも1つのデータ長、
    のうち少なくとも1つについて、あらかじめ決定してある情報に基づいて、パケットを構成する手段を有する、請求項19乃至26に記載の装置。
  28. 受信開始時に、
    ・送信するマルチキャストアドレス、
    ・メディアストリームのメディアの種類、
    ・符号化情報、
    ・秘匿化の設定情報
    ・誤り訂正符号化情報、及び
    ・メディアストリームおよび、誤り訂正符号データのうち少なくとも1つのデータ長、
    のうち少なくとも1つについて、受信側に通知する手段を有する、請求項19乃至27のいずれか1項に記載の装置。
  29. メディアストリームの受信を行うメディアストリーム受信装置であって、
    マルチキャストで配信されたパケットを受信する手段と、
    受信した前記パケットから、再生すべき情報要素を1つもしくは複数抽出する手段と、
    取り出した情報要素を再生する手段と、
    を有するメディアストリーム受信装置。
  30. さらに、情報要素が秘匿化されているときにはそれを復号する手段を有する、請求項29に記載の装置。
  31. 受信した前記パケットから誤り訂正情報単位を少なくとも1つ抽出する手段と、
    受信情報単位に誤り、もしくは欠落があった場合、取り出した誤り訂正情報単位を用いて当該情報単位を復元する手段と、
    をさらに有する、請求項29または30に記載の装置。
  32. 受信情報単位の誤りもしくは欠落の状態に基づき、抽出した誤り訂正情報から最適な誤り訂正情報単位を選択する手段、を有する、請求項31に記載の装置。
  33. (i)情報単位の属する番組を識別する情報、
    (ii)情報単位の属するメディアストリームのメディアの種類、及び
    (iii)情報単位の属するメディアストリームの符号化情報、
    のうち少なくとも1つの情報を受信する手段と、
    受信した情報に基づいて再生を行う手段と、
    を有する、請求項29乃至32のいずれか1項に記載の装置。
  34. ・送信するマルチキャストアドレス、
    ・メディアストリームのメディアの種類、
    ・符号化情報、
    ・秘匿化の設定情報、
    ・情報単位のデータ長、
    ・誤り訂正符号化情報、及び
    ・メディアストリームおよび、誤り訂正符号データのうち少なくとも1つのデータ長、
    のうち少なくとも1つについてあらかじめ決定しておく手段を有する、請求項29乃至33のいずれか1項に記載の装置。
  35. ・受信するマルチキャストアドレス、
    ・メディアストリームのメディアの種類、
    ・符号化情報、
    ・秘匿化の設定情報、
    ・情報単位のデータ長、及び
    ・誤り訂正符号化情報、
    ・メディアストリームおよび、誤り訂正符号データのうち少なくとも1つのデータ長、
    のうち少なくとも1つについて、送信側から通知された情報を受信する手段を有する、請求項29乃至34のいずか1項に記載の装置。
  36. 前記送信側から通知された前記情報に基づいて、受信者の選択、および前記メディアストリーム受信装置の能力の少なくとも一方に応じて、再生するメディアを選択する手段を有する、請求項34に記載の装置。
  37. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のメディアストリーム送信方法によって前記マルチキャストパケットを送信するステップと、
    マルチキャスト機能を有するネットワークによって前記マルチキャストパケットを配信するステップと、
    請求項11乃至18のいずれか1項に記載のメディアストリーム受信方法によって、前記マルチキャストパケットを受信するステップと、
    を有するメディアストリーム配信方法。
  38. 請求項19乃至28のいずれか1項に記載のメディアストリーム送信装置と、
    請求項29乃至35のいずれか1項に記載のメディアストリーム受信装置と、
    1つ以上のマルチキャスト対応ルータで構成されたネットワークと、
    を備えるメディアストリーム配信システム。
  39. コンピュータを請求項19乃至28のいずれか1項に記載のメディアストリーム送信装置として機能させるプログラム。
  40. コンピュータを請求項29乃至35のいずれか1項に記載のメディアストリーム受信装置として機能させるプログラム。
  41. コンピュータが読み取り可能な記録媒体であって、請求項39に記載のプログラムを格納した記録媒体。
  42. コンピュータが読み取り可能な記録媒体であって、請求項40に記載のプログラムを格納した記録媒体。
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