JP2005227507A - 可視域及び近赤外域用ズームレンズ - Google Patents
可視域及び近赤外域用ズームレンズ Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折率を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群からなり、第1群は少なくとも正負2枚のレンズからなり、第2群は少なくとも負レンズと、正負の接合レンズ1組を含み、第3群は少なくとも非球面を1面、正負の接合レンズ1組を含み、第1群の焦点距離fI、レンズ全系のワイド端焦点距離をfWとするとき、5≦fI/fW≦8を満たすことを特徴とする可視域及び近赤外域用ズームレンズ
【選択図】 図1
Description
本発明は、従来のズームレンズの上述した問題点に鑑みてなされたものであって、可視光と近赤外光の色収差による焦点位置ズレが大きく使用波長切替え毎にピント位置の再調整が必要になっていたものを、可視光域から近赤外域までの色収差を良好に補正し、焦点位置ズレが少ない、色収差による焦点位置ズレを抑え、使用波長の切替え毎にピント再調整が必要ない程度まで色収差を抑えたズームレンズを提供することを目的とする。
本発明はまた、レンズの適切な配置により球面収差を抑えることで、明るさがFno=1.4と従来例のレンズより明るいズームレンズを提供することを目的とする。
第1群は少なくとも正負2枚のレンズからなり、
第2群は少なくとも負レンズと、正負の接合レンズ1組を含み、
第3群は少なくとも非球面を1面、正負の接合レンズ1組を含み、
第1群の焦点距離fI、レンズ全系のワイド端焦点距離をfWとするとき、
5≦fI/fW≦8 …(1)
を満たすことを特徴とする可視域及び近赤外域用ズームレンズである。
前記第2群の焦点距離fII、第3群の焦点距離fIII、第2レンズ群のワイド端・望遠端における結像倍率をβII W・βII T、第3レンズ群のワイド端・望遠端における結像倍率をβIII W、βIII Tとするとき、
βII T /βII W≦2.5 …(2)
βIII T /βIII W≦2.5 …(3)
を満たすことを特徴とする。
(( νIII 1 + νIII 凸 )/2 )≧65 …(4)
を満たすことを特徴とする。
0.5≦fII/fII 1≦1.3 …(5)
を満たすことを特徴とする。
1.1≦fIII/RIII 凹2≦1.7 …(6)
を満たすことを特徴とする。
請求項1に記載の本発明において、第1群の焦点距離fI、レンズ全系のワイド端焦点距離をfWとするとき、
5≦fI/fW≦8 …(1)
である。条件式(1)のfI/fWが5より小さいと、色収差が増大し、倍率の色収差と軸上の色収差のバランスを取ることが困難となる。さらに、可視光域と近赤外域における焦点位置ズレを抑えることが難しくなる。
fI/fWが8を越えると、全長が長くなり、また前玉径が増大しコンパクト性がなくなる。
βII T /βII W≦2.5 …(2)
βIII T /βIII W≦2.5 …(3)
である。条件式(2) (3)は、変倍に際し赤外対応の収差とするための条件であり、可視光域と近赤外域における色収差のバランスを良くするための倍率の範囲を表す。各々の群の結像倍率を条件式(2)(3)のように抑えることにより、収差発生量を分担しズーミングによる収差変動を抑えることができる。
条件式(2)の上限を超えるとズーミングに伴う倍率の色収差、コマ収差の変動が大きくなり補正困難となる。条件式(3)の上限を超えるとズーミングに伴い球面収差と軸上色収差の変動が増大し補正困難となる。
(( νIII 1 + νIII 凸 )/2 )≧65 …(4)
である。条件式(4)は、第3群における可視光域と近赤外域における色収差による焦点位置ズレを抑えるための条件である。(( νIII 1 + νIII 凸 )/2 )が65より小さいと、可視光域と近赤外域の色収差による焦点位置ズレが増大し、補正困難となる。
0.5≦fII/fII 1≦1.3 …(5)
である。条件式(5)のfII/fII 1が0.5より小さくなると、第2群第1レンズのパワーが弱くなり、全長増加となる。条件式(5)のfII/fII 1が1.3より大きくなると、第2群第1ンズのパワーが強くなり過ぎ、ワイド側で色収差、コマ収差が増大し補正が困難となる。
1.1≦fIII/RIII 凹2≦1.7 …(6)
である。条件式(6)のfIII/RIII 凹2が1.1より小さくなると、第3群凹レンズのパワーが弱くなり、球面収差の補正が困難となり、全長増加の原因にもなる。条件式(6)のfIII/RIII 凹2が1.7より大きくなると、RIII 凹2面のパワーが強くなり、テレ側のコマ収差が増大し、補正が困難となる。
本発明の色収差補正結像光学系によればまた、レンズの適切な配置により球面収差を抑えることで、明るさがFno=1.4と従来例のレンズと同等又はそれ以上の明るいズームレンズとすることができる効果を有する。
第1実施態様中の非球面形状は、面の中心部の曲率半径をR、xを光の進行方向を正とした光軸からの高さY位置での光軸方向(全レンズ中心を通る軸)の変位を、Xとした場合次式で表される。
条件式(1)fI/fW =6.87
条件式(2)fI/fW =1.87
条件式(3)βII T /βII W=2.05
条件式(4)(( νIII 1 + νIII 凸 )/2 )=71.4
条件式(5)fII/fII 1 =0.75
条件式(6)fIII/RIII 凹2 =1.46
条件式(1)fI/fW =6.14
条件式(2)fI/fW =1.96
条件式(3)βII T /βII W=1.95
条件式(4)(( νIII 1 + νIII 凸 )/2 )=71.4
条件式(5)fII/fII 1 =1.03
条件式(6)fIII/RIII 凹2 =1.35
条件式(1)fI/fW =6.23
条件式(2)fI/fW =1.94
条件式(3)βII T /βII W=1.97
条件式(4)(( νIII 1 + νIII 凸 )/2 )=71.4
条件式(5)fII/fII 1 =0.92
条件式(6)fIII/RIII 凹2 =1.37
r1 第1面
r2 第2面
r3 第3面
r4 第4面
r5 第5面
r6 第6面
r7 第7面
r8 第8面
r9 第9面
r10 第10面
r11 第11面
r12 第12面
r13 第13面
r14 第14面
r15 第15面
r16 第16面
r17 第17面
r18 第18面
r19 第19面
r20 第20面
r21 第21面
r22 第22面
r23 第23面
Claims (6)
- 物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折率を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群からなり、広角端から望遠端への変倍に際し、第1群は固定であり、第3群は変倍を行い、第2群は変倍に伴う像面ズレを補正するように移動し、
第1群は少なくとも正負2枚のレンズからなり、
第2群は少なくとも負レンズと、正負の接合レンズ1組を含み、
第3群は少なくとも非球面を1面、正負の接合レンズ1組を含み、
第1群の焦点距離fI、レンズ全系のワイド端焦点距離をfWとするとき、
5≦fI/fW≦8 …(1)
を満たすことを特徴とする可視域及び近赤外域用ズームレンズ。 - 前記第2群の焦点距離fII、第3群の焦点距離fIII、第2レンズ群のワイド端・望遠端における結像倍率をβII W・βIIT、第3レンズ群のワイド端・望遠端における結像倍率をβIII W、βIII Tとするとき、
βII T /βII W≦2.5 …(2)
βIII T /βIII W≦2.5 …(3)
を満たすことを特徴とする請求項1に記載の可視域及び近赤外域用ズームレンズ。 - 前記第3群中の物体側に近い第1凸レンズのアッベ数をνIII 1、3群中の張り合わせレンズ中の凸レンズのアッベ数をνIII 凸とするとき、
(( νIII 1 + νIII 凸 )/2 )≧65 …(4)
を満たすことを特徴とする請求項1に記載の可視域及び近赤外域用ズームレンズ。 - 前記第2群レンズ中の第1レンズの焦点距離をfII 1とするとき、
0.5≦fII/fII 1≦1.3 …(5)
を満たすことを特徴とする請求項1に記載の可視域及び近赤外域用ズームレンズ。 - 前記第3群中の最も像面に近い凹レンズにおいて、像側面の曲率半径の大きさをRIII 凹2とするとき、
1.1≦fIII/RIII 凹2≦1.7 …(6)
を満たすことを特徴とする請求項1に記載の可視域及び近赤外域用ズームレンズ。 - 前記可視域及び近赤外域用ズームレンズが、樹脂とレンズのハイブリッドレンズまたはガラスモールドレンズの非球面レンズを包含することを特徴とする請求項1に記載の可視域及び近赤外域用ズームレンズ。
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US8670187B2 (en) | 2011-10-21 | 2014-03-11 | Tamron Co., Ltd. | Zoom lens |
CN111538147A (zh) * | 2020-04-13 | 2020-08-14 | 苏州德创测控科技有限公司 | 可变工作距的小景深远心光学镜头 |
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2004
- 2004-02-12 JP JP2004035595A patent/JP4076964B2/ja not_active Expired - Fee Related
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