JP2005226687A - 車両用自動変速装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動変速時における機械的要素の衝突音を低減させるのに有利な自動変速装置を提供する。
【解決手段】動力作動体31をもつ動力源30と、変速比を変更するために作動する動力作動体と、動力作動体と動力源30の動力作動体31との間に配設された中間作動体をもつ動力伝達機構33とを備えている。動力源30の動力作動体31の駆動力を、動力伝達機構33の中間作動体を介して変速作動体に伝達させて自動変速を行う。動力源30の動力作動体31及び動力伝達機構33の中間作動体のうちの少なくとも一方が、当該一方の相手部材に衝突するとき、衝突直前において動力源30の動力作動体31の動作速度を低減させる動作速度低減処理を実行する動作速度低減手段が設けられている。
【選択図】 図2

Description

本発明は車両等に用いられる車両用自動変速装置に関する。
近年、車両用自動変速装置として、従来から使用されているマニュアルトランスミッションの基本的要素を用いつつ、自動変速させるものが提供されている(特許文献1)。この車両用自動変速装置は、動力作動体をもつモータと、車両変速装置の変速比を変更するために作動する変速作動体としてのシンクロナイザーリングと、シンクロナイザーリングとモータの動力作動体との間に配設された動力伝達機構とを備えている。このものによれば、変速の際には、モータの駆動力が動力伝達機構に伝達され、シンクロナイザーリングが作動し、変速が自動的に行われる。
特開2002−147590号公報
上記した従来技術によれば、従来のように運転者の手動操作により変速していた場合に比較して、自動変速されるので運転操作が便利である。しかしながらこのような車両用自動変速装置によれば、手動装置の場合に比較して、変速時における機械的要素の作動速度がかなり速くなるため、機械的要素が衝突する衝突音が大きくなる。衝突音は乗員に違和感を与えるため、あまり好ましいものではない。車両の高品質化のためには、自動変速時における機械的要素の衝突音を低減または回避させることが好ましい。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、自動変速時における機械的要素の衝突音を低減させるのに有利な車両用自動変速装置を提供することを課題とする。
(1)様相1に係る車両用自動変速装置は、動力作動体をもつ動力源と、
車両変速機の変速比を変更するために作動する変速作動体と、
変速作動体と動力源の動力作動体との間に配設された中間作動体をもつ動力伝達機構とを備えており、
駆動源の動力作動体の駆動力を動力伝達機構の中間作動体を介して変速作動体に伝達させて自動変速を行う車両用自動変速装置において、
動力源の動力作動体及び動力伝達機構の中間作動体のうちの少なくとも一方が、当該一方の相手部材に衝突するとき、衝突音を低減するように衝突直前において動力源の動作速度を低減させる動作速度低減処理を実行する動作速度低減手段が設けられていることを特徴とするものである。
様相1に係る車両用自動変速装置によれば、動力源の動力作動体及び動力伝達機構の中間作動体のうちの少なくとも一方が、当該一方の相手部材に衝突するとき、動作速度低減手段は、衝突直前において動力源の動作速度を低減させる動作速度低減処理を実行する。このため自動変速時における上記した衝突音は低減または回避される。
(2)様相2に係る車両用自動変速装置は、動力作動体をもつ動力源と、
車両変速機の変速比を変更するために作動する変速作動体と、
動力作動体と動力源の動力作動体との間に配設された中間作動体をもつ動力伝達機構とを備えており、
駆動源の動力作動体の駆動力を動力伝達機構の中間作動体を介して動力作動体に伝達させて自動変速を行う車両用自動変速装置において、
動力源の動力作動体及び動力伝達機構の中間作動体のうちの少なくとも一方が、当該一方の相手部材に衝突するとき、衝突音を低減するように動力源の動作速度を可変とする動作速度可変処理を実行する動作速度可変手段が設けられていることを特徴とするものである。
様相2に係る車両用自動変速装置によれば、動力源の動力作動体及び動力伝達機構の中間作動体のうちの少なくとも一方が、当該一方の相手部材に衝突するとき、動作速度可変手段は、動力源の動作速度を低減させるように可変とする動作速度可変処理を実行する。このため自動変速時における上記した衝突音は低減または回避される。
本発明に係る車両用自動変速装置によれば、動力源の動力作動体及び動力伝達機構の中間作動体のうちの少なくとも一方が、当該一方の相手部材に衝突するときにおける衝突音を低減することができる。従って、乗員に与える違和感を低減または回避することができる。
本発明によれば、動力作動体をもつ動力源と、車両変速機の変速比を変更するために作動する動力作動体と、動力作動体と動力源の動力作動体との間に配設された中間作動体をもつ動力伝達機構とを備えている。そして、駆動源の動力作動体の駆動力を動力伝達機構の中間作動体を介して動力作動体に伝達させて自動変速を行う。
動作速度低減手段は、動力源の動力作動体及び動力伝達機構の中間作動体のうちの少なくとも一方が、当該一方の相手部材に衝突するとき、衝突直前において動力源の動作速度を低減させる動作速度低減処理を実行する。
動作速度可変手段は 動力源の動力作動体及び動力伝達機構の中間作動体のうちの少なくとも一方が、当該一方の相手部材に衝突するとき、衝突音を低減するように動力源の動作速度を可変とする動作速度可変処理を実行する。
衝突するとき、衝突直前において動力源の動作速度を低減させる程度は、車両の乗員が衝突音を気にならない程度とすることができ、本発明に係る車両用自動変速装置を使用する使用環境に応じて適宜設定される。動作速度低減処理を実行しないときにおける動力源の動作速度を100と相対表示するとき、動作速度低減処理を実行したときにおける動力源の動作速度としては、90以下、70以下、50以下、30以下、10以下等を適宜必要に応じて例示することができる。
本発明によれば、動力源は、車両用自動変速装置を作動させるためのものであり、モータまたは流体圧装置を例示することができる。モータとしては直流モータ、交流モータ、ステッピングモータ、超音波モータ等を例示することができる。直流モータとしては、ブラシレスモータ、ブラシ付きスモータ等を例示することができる。流体圧装置としては油圧装置、空気圧装置を例示することができる。場合によっては動力源としてはエンジンとすることもできる。
動力作動体としては、車両変速機のシンクロ機構の構成部品である形態を例示することができる。シンクロ機構の構成部品としては、スリーブ、スリーブを移動させるフォーク、スリーブで移動されるシンクロナイザーリング等を例示することができる。本発明に係る車両用自動変速装置は車両に搭載される。この場合、車両を駆動させる車両駆動源(一般的にはエンジンまたはモータ等)が設けられている。
本発明によれば、動作速度低減手段または動作速度可変手段は、(a)車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いとき、動力源の動作速度を相対的に速く設定し、(b)車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に低いとき、衝突直前において動力源の動作速度を、車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いときよりも、相対的に遅く設定する形態を例示することができる。
また本発明によれば、動作速度低減手段または動作速度可変手段は、(a)車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いとき、動力源の動作速度を相対的に速く設定し、(b)車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に低いとき、衝突直前において動力源の動作速度を、車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いときよりも、相対的に遅く設定し、(c)車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に両者の中間域とき、衝突直前において動力源の動作速度を、車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いとき及び低いときよりも、相対的に両者の中間域に設定する形態を例示することができる。
本発明によれば、車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いとき、動作速度低減処理をキャンセルするキャンセル手段が設けられている形態を例示することができる。車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いとき、上記した衝突音が乗員に気になりにくいため、変速時間を短縮させるため、動作速度低減処理をキャンセルすることができる。
本発明によれば、車両駆動源(一般的にはエンジンまたはモータ等)の駆動状態を直接的または間接的に検出する車両駆動源駆動状態検出手段が設けられている形態を例示することができる。車両駆動源駆動状態検出手段は、エンジン回転数、クランクシャフト回転数、モータ回転数、車速、アクセル開度、スロットル開度、ホィール回転数、変速シフト位置、車両駆動源起動状態のうちの少なくとも一つを検出する形態を例示することができる。
本発明によれば、車両状態を直接的または間接的に検出する車両状態検出手段が設けられている形態を例示することができる。車両状態検出手段は、エンジン回転数、クランクシャフト回転数、モータ回転数、車速、アクセル開度、スロットル開度、ホィール回転数、変速シフト位置、車両駆動源起動状態、車両用自動変速装置の回転数のうちの少なくとも一つを検出する形態を例示することができる。車両用自動変速装置の回転数としてはインプットシャフトの回転数、アウトプットシャフトの回転数等を例示できる。
以下、本発明の実施例1について図1〜図5を参照しつつ具体的に説明する。本実施例は運転者の手動により変速操作可能なマニュアルトランスミッションに組み込んだ車両用自動変速装置である。図1は自動変速を行う機構の概念図を示す。本実施例によれば、図1に示すように、車両を走行させる車両駆動源1(一般的にはエンジンまたはモータ等)と、車両駆動源1の駆動力を変速させて車輪に伝達させる車両変速機2と、車両変速機2のギヤの切替を行うために動力の断続を行うクラッチ3と、クラッチ3を作動させるクラッチアクチュエータ4と、CPU及びメモリをもつECU6と、自動変速機構8と、変速時に運転者により操作されるシフトレバー10の変速段を検出するシフトセンサ11と、自動変速機構8のセレクト方向のストローク位置を検出するセレクトストロークセンサ13と、自動変速機構8のシフト方向のストローク位置を検出するシフトストロークセンサ14と、変速時に運転者による操作される運転席に装備されているステアリングスイッチ15と、クラッチ3の位置またはクラッチ3の荷重を検出するクラッチセンサ16と、車速を検出する車速センサ17、加速時に運転者により操作されるアクセルペダル等のアクセル要素のアクセル開度を検出するアクセル開度センサ19と、スロットル開度を検出するスロットル開度センサ20と、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ22と、車両自動変速装置のインプットシャフトの回転数を検出する回転数センサ101、車両自動変速装置のアウトプットシャフトの回転数を検出する回転数センサ102とを有する。なお回転数センサ101及び回転数センサ102の双方またはいずれか一方は、必要に応じて設ければ良い。
車両駆動源1がモータであるときには、エンジン回転数センサ22に代えて、モータ回転数を検出するモータ回転数センサとすることもできる。なお、クラッチペダルの装備は必ずしも必要されないが、クラッチペダルを運転席に設けることができる。
図1に示すように、シフトセンサ11、セレクトストロークセンサ13、シフトストロークセンサ14、ステアリングスイッチ15、クラッチセンサ16の各信号は、ECU6に入力される。車速センサ17、アクセル開度センサ19、スロットル開度センサ20、回転数センサ22,101,102の各信号はエンジン用ECU25に入力され、エンジン用ECU25を介してECU6に入力される。ECU6はこれら入力信号に基づいて、自動変速機構8に制御信号を出力し、これらを作動させる。これにより全自動システムによる運転、自動シフトシステムによる運転が可能となる。
図2は本実施例に係る自動変速機構8の概念を模式的に示す。図2に示すように、自動変速機構8は、動力作動体31をもつ動力源30と、変速比を変更するために作動する変速作動体としてのシンクロナイザーリング32と、シンクロナイザーリング32と動力源30の動力作動体31との間に配設された動力伝達機構33とを備えている。
動力源30は、モータまたは流体圧装置(油圧装置等)とされており、矢印A1方向(前進方向),矢印A2方向(後退方向)に移動する動力作動体31をもつ。動力作動体31は、アーム形状をなしており、間隔を隔てて互いに対面する第1当接部34と第2当接部35とをもつ。第1当接部34は動力源30の前進作動用であり、第2当接部35は動力源30の後退作動用である。
動力伝達機構33は、図2に示すように、(a)動力源30の動力作動体31と当接する第1係合部37、減速機構38及び第2係合部39をもつ可動体40と、(b)可動体40の第2係合部39に係合可能な第3係合部42及び第4係合部43をもつと共に第5係合部としてのフォーク44をもつ第1中間部材として機能するフォークシャフト45と、(c)フォークシャフト45のフォーク44に係合する第6係合部として機能すると共にシンクロナイザーリング32を作動させるスリーブ47とをもつ。ここで、第1係合部37、第2係合部39をもつ可動体40、第3係合部42及び第4係合部43、フォーク44、スリーブ47は、動力伝達機構33における中間作動体として機能することができる。
スリーブ47は、シンクロナイザーリング32をこれが変速する方向に作動させ、シンクロ機構の変速を行なう。可動体40の第1係合部37は、動力作動体31の第1当接部34と第2当接部35との間に設けられている。
更に図2に示すように、ギヤ類としての第1ギヤ50をもつ第2中間部材として機能するインプットシャフト51が設けられている。第1ギヤ50に噛合可能なギヤ類としての第2ギヤ52をもつ第3中間部材として機能するアウトプットシャフト53が設けられている。なお、インプットシャフト51及びアウトプットシャフト53は並設されている。
さて、動力源30が一方向に駆動すると、動力作動体31が矢印A1方向(前進方向)に作動し、動力作動体31の第1当接部34が第1係合部37の係合面37aに衝突し、第1係合部37を押圧しつつ矢印A1方向に所定ストローク移動させる。更に、矢印A1方向への第1係合部37の移動は減速機構38により減速され、第2係合部39が矢印A1方向に作動し、ひいては、第2係合部39が第3係合部42に当接し、フォークシャフト45が矢印A1方向にフォーク44と共に作動し、更にスリーブ47が同方向に移動し、シンクロナイザーリング32が変速操作方向に移動し、変速処理が行われる。
この状態では、車両駆動源1(エンジンまたはモータ)で回転駆動されるインプットシャフト51の回転駆動力は、第1ギヤ50,第2ギヤ52を介してアウトプットシャフト53に伝達され、アウトプットシャフト53がこれの軸芯まわりで回転し、その回転駆動力は車輪側に伝達され、車両が走行する。またフォークシャフト45が矢印A1方向に作動すると、フォークシャフト45の先端部45cが、アイドラギヤ等の第4中間部材55の第4当接部56に付勢バネ57の付勢力に抗しつつ当接し、第4中間部材55が矢印A1方向に作動する。
また動力源30が他方向に駆動すると、動力作動体31が矢印A2方向(後退方向)に作動し、動力作動体31の第2当接部35が第1係合部37の係合面37bに衝突し、第1係合部37を矢印A2方向に押圧して移動させる。矢印A2方向への第1係合部37の移動は減速機構38により減速され、第2係合部39が矢印A2方向に作動し、ひいては、第2係合部39が第4係合部43に当接し、フォークシャフト45が矢印A2方向にフォーク44と共に作動し、スリーブ47が同方向に移動し、シンクロナイザーリング32が移動し、変速が終了する。この状態では、フォークシャフト45が矢印A2方向に後退作動するため、付勢バネ57の付勢力により、アイドラギヤ等の第4中間部材55の第4当接部56が矢印A2方向に付勢される。この結果、アイドラギヤ等の第4中間部材55の第4当接部56がフォークシャフト45の先端部45cに当接しつつ、矢印A2方向に作動すると共に、第4中間部材55の第5当接部58が自動変速機構8のケーシング60のストッパ部位60aに当接し、移動量が規制される。
更に図3を参照して説明を加える。図3に示すように、動力作動体31の第1当接部34及び第2当接部35が第1係合部37の両側に隙間37c,37dを介して設けられている。変速の際に、動力源30が一方向に駆動を開始するとき、駆動開始直後に動力作動体31が矢印A1方向(前進方向)に作動し、動力作動体31の第1当接部34が第1係合部37の係合面37aに衝突する。衝突した後に、動力作動体31の第1当接部34が第1係合部37の係合面37aを押圧しつつ矢印A1方向に向けて所定ストローク前進移動させる。そして、動力作動体31の第1当接部34が矢印A1方向に所定ストローク移動すると、ストローク移動終了となり、動力源30の駆動が停止する。この場合、動力作動体31の移動が停止し、本来的には第1係合部37も直ちに停止するはずである。しかしながら、質量を有する第1係合部37には、矢印A1方向に向かう慣性力が作用している。殊に、変速時間の短縮化を図るため、動力源30の動作速度は速く、慣性力を無視できない。
このため、動力源30の駆動停止により動力作動体31が停止するにもかかわらず、第1係合部37に作用する慣性力により、第1係合部37が同方向(矢印A1方向)に慣性移動する。この結果、第1係合部37の係合面37bが動力作動体31の第2当接部35に衝突してしまうおそれがある。変速処理を高速で行うべく、動力源30の駆動速度、動力作動体31の移動速度を速くすると、衝突音が大きくなる傾向が認められる。
同様に、変速の際に、動力源30が他方向に駆動を開始するとき、図3において、駆動開始直後に動力作動体31が矢印A2方向(後退方向)に作動し、動力作動体31の第2当接部35が第1係合部37の係合面37bに衝突する。衝突した後に、動力作動体31の第2当接部35が第1係合部37の係合面37bを押圧しつつ矢印A2方向に向けて所定ストローク前進移動させる。そして、動力作動体31の第2当接部35が矢印A2方向に所定ストローク移動すると、ストローク移動終了となり、動力源30の駆動が停止する。この場合、動力作動体31の移動が停止し、本来的には第1係合部37も直ちに停止するはずである。しかしながら、質量を有する第1係合部37には、矢印A2方向に向かう慣性力が作用している。このため、動力源30の駆動停止により動力作動体31が停止するにもかかわらず、第1係合部37に作用する慣性力により、第1係合部37が同方向(矢印A2方向)に慣性移動する。この結果、第1係合部37の係合面37aが動力作動体31の第1当接部34に衝突してしまうおそれがある。
ここで、前述したように、従来のように運転者の手動操作により変速していた場合には、変速時における機械的要素の作動速度が遅いため、衝突音は小さくあまり問題とならない。これに対して、自動変速機構8の場合には、動力源30の駆動速度、動力作動体31の移動速度が速いため、変速時における機械的要素の作動速度がかなり速くなり、機械的要素が衝突する衝突音が大きくなる傾向が認められる。このことを考慮すると、動力源30の駆動開始直後には、動力源30の駆動速度、動力作動体31の移動速度は、低速であることが好ましい。更に、動力源30の駆動の停止直前においても、動力源30の駆動速度、動力作動体31の移動速度は、低速であることが好ましい。
そこで本実施例によれば、変速の際において、動力源30の駆動開始時には、動力源30の駆動速度、動力作動体31の移動速度を、相対的に低速化するように設定されている。更に、動力源30の停止直前においても、動力源30の駆動速度、動力作動体31の移動速度を、相対的に低速化するように設定されている。
換言すると、動力源30が駆動を開始して動力源30の動力作動体31の第1当接部34が第1係合部37に衝突する直前には、動力源30の動力作動体31の動作速度を低減させる動作速度低減処理を実行する動作速度低減手段が制御装置であるECU6に制御則として設けられている。また、動力源30の停止直前においても、動力源30の駆動速度、動力作動体31の移動速度を低減させる動作速度低減処理を実行する動作速度低減手段が制御装置であるECU6に制御則として設けられている。
ここで、『衝突直前』とは、本実施例に係る自動変速機構8の機械的構成要素の設計寸法値、あるいは、動力源30が駆動を開始した開始時刻からの経過時間等といったパラメータに基づいて決定することができる。従って、例えば、『衝突直前』とは、本実施例に係る自動変速機構8の動力源30の動力作動体31の移動量、あるいは、自動変速機構8の機械的構成要素の衝突する前の距離、あるいは、動力源30が駆動を開始した開始時刻からの経過時間に基づいて決定することができる。
以下、更に説明を加える。図4は、前記した本実施例に係る動作速度低減処理が実行されないときにおける動力源30の動力作動体31の動作速度VAの特性(従来技術の特性)を示す。図4の横軸は時間、図4の縦軸は動力源30の動力作動体31のストロークを示す。図4に示すように、動作速度低減処理が実行されないときにおける動力源30の動作速度VAはかなり速いものであり、機械的要素の衝突音を無視することができない。殊に、車速の変速はかなり頻繁に行われるため、変速の際に機械的要素の衝突音を無視することができない。
図5は、本実施例に係る動作速度低減処理を実行したときにおける動力源30の動作速度VBの特性を示す。図5の横軸は時間を示す。図5の縦軸は動力源30のストロークを示す。図5に示すように、動力源30の動作速度VBは、変速操作開始直後における動作速度V2と、変速操作中間状態における動作速度V3と、停止直前において動作速度V4とを示す。
変速動作を開始した直後における動力源30の動作速度V2は、シフト動作開始直後から第1仮目標ストロークSAに到達するまでの速度変化を示しており、動作速度低減処理の実行により低速化されている。また、停止直前における動作速度V4は、第2仮目標ストロークSB(SB>SA)を到達した後から停止するまでの速度変化を示しており、動作速度低減処理の実行により低速化されている。
これに対して、変速操作の中間状態における動作速度V3は、動作速度低減処理が実行されておらず、高速である。このように動作速度V3は高速であるため、変速に要する時間が過剰に長くなることを防止することができる。ここで動作速度については、V2<V3,V4<V3の関係に設定されている。このように変速動作開始直後における動作速度V2(V2<V3)は、動作速度低減処理を実行されて低速化されているため、駆動開始直後における機械的要素の衝突音を低減または回避することができる。
また、停止直前における動作速度V4(V4<V3)は、変速操作中間状態における動作速度V3よりも低速とされているため、停止直前における機械的要素の衝突音を低減または回避することができる。従って本実施例によれば、車速の変速が頻繁になされたときであっても、機械的要素の衝突音を低減することができ、乗員に与える違和感を低減または解消することができる。
上記した説明は、動力源30の動力作動体31が相手部材(第1係合部37)に衝突するとき、衝突音を低減または回避させるようにように動力源30の動作速度を低減させる場合について説明している。しかしこれに限らず、動力伝達機構33の中間作動体のうちの少なくとも一方が、当該一方の相手部材に衝突するとき、衝突音を低減させるように動力源30の動作速度を低減させるようにしても良いことは勿論である。なお、前述したように、第1係合部37、第2係合部39をもつ可動体40、第3係合部42及び第4係合部43、フォーク44、スリーブ47は、動力伝達機構33における中間作動体として機能することができる。
換言すれば、本実施例によれば、動力源30の動力作動体31、動力伝達機構33の上記した各中間作動体のうち、最も大きな衝突音を発生させる機械的要素について、その機械的要素の衝突音を低減または回避させるように設定する形態を採用することができる。
以下、本発明の実施例2について図6を参照しつつ具体的に説明する。本実施例は前記した実施例1と基本的には同様の構成、作用効果を有する。従って図1〜図3を準用することができる。以下、実施例1と相違する部分を中心として説明する。本実施例によれば、前記した衝突音を低減するように、動力源30の動力作動体31の動作速度を可変とする動作速度可変処理を実行する動作速度可変手段がECU6に制御則として設けられている。
図6の特性線VCは、本実施例に係る動力源30の動力作動体31の動作速度を示す。図6の横軸は時間を示す。図6の縦軸は動力源30の動力動力作動体31のストロークを示す。
本実施例によれば、動力源30の動作速度を示す特性線VCは、基本的にはリニア性を示している。特性線VCの傾きθ1は、車両状態(一般的には、車速、エンジン回転数等)に応じて可変とされている。あるいは、特性線VCの傾きθ1は、車両駆動源であるエンジンの駆動状態(一般的には、エンジン回転数等)に応じて可変とされている。
従って本実施例によれば、車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に低いとき、機械的要素の衝突音は乗員に伝達され易いため、衝突御を低減または回避すべく、ECU6は、特性線VCの傾きθ1を相対的に小さく設定する。これにより動力源30の動力作動体31の動作速度を低減させ、乗員に違和感を与える機械的要素の衝突速度を低減させ、衝突音の低減を図る。
これに対して、車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いとき、機械的要素の衝突音が乗員に伝達されにくいため、ECU6は、特性線VCの傾きθ1を相対的に大きく設定する。これにより動力源30の動力作動体31の動作速度を増加させ機械的要素の衝突速度を速め、変速時間の短縮化を図る。この結果、本実施例によれば、自動変速機構8の変速に必要する速度をできるだけ速めつつ、乗員に違和感を与える機械要素の衝突音をできるだけ低減させるのに有利となる。
上記のようにすれば、車両状態または車両駆動源駆動状態(車速、エンジン回転数等)が高いときであっても、低いときであっても、乗員は、機械的要素の衝突音を気にならないことになる。
以下、本発明の実施例3について図7及び図8参照しつつ具体的に説明する。本実施例は前記した実施例1,2と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下、実施例1,2と相違する部分を中心として説明する。従って本実施例は図1〜図3を準用することができる。
本実施例によれば、機械的要素の衝突音が発生したとしても、車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いときには、衝突音は乗員に伝達されにくいことに着目している。その結果、車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いとき、動力源30の動力作動体31の動作速度を相対的に速め、機械的要素の衝突速度を速めつつ、変速速度を速め、変速を短時間で済ませることにしている。
即ち、動作速度低減手段または動作速度可変手段は、(a)車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いとき、衝突直前において動力源30の動力作動体31の動作速度を相対的に速く設定し、(b)車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に低いとき、衝突直前において動力源の動作速度を、車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いときよりも、相対的に遅く設定し、(c)車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に両者の中間域とき、衝突直前において動力源30の動力作動体31の動作速度を、車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いとき及び低いときよりも、相対的に両者の中間域に設定する。
更に説明を加える。図7は車両駆動源がエンジンである場合を示す。図7の横軸はエンジン回数数を示す。図7の縦軸は動力源30の動力作動体31のストローク速度を示す。本実施例によれば、図7の特性線X1に示すように、エンジン回数数がN2を越えて相対的に高いとき(つまり、車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いとき)には、機械的要素の衝突直前において、動力源30の動力作動体31の動作速度をVαとし、相対的に速く設定する。この場合、変速に要する時間が短縮化される。
また、エンジン回数数がN1未満であり、相対的に低いとき(つまり、車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に低いとき)には、機械的要素の衝突直前において、動力源30の動力作動体31の動作速度をVγ(Vγ<vα)とし、相対的に遅く設定する。この場合、衝突音が低減または回避される。
また、エンジン回数数がN1以上でN2以下のとき(車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に中間域)とき、動力源30の動力作動体31の動作速度をVβ(Vγ<Vβ<Vα)とし、相対的に中間速度に設定する。一般的には、動作速度Vβとしては、エンジン回数数の数値に比例的に増加するように設定する。このように本実施例によれば、機械的要素の衝突音が発生したとしても、車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いとき、衝突音は乗員に伝達されにく、衝突音が大きくても特に支障がないため、動力源30の動力作動体31の動作速度を相対的に速め、機械的要素の衝突速度を速め、変速速度を速めることにしている。
これに対して、車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に低いとき、所領の静粛性が高く、衝突音は乗員に伝達され易く、衝突音が大きいと支障があるため、動力源30の動力作動体31の動作速度を相対的に遅め、機械的要素の衝突速度を遅くし、機械的要素の衝突音をできるだけ抑えている。
従って、図8によれば、ECU6は、自動変速するか否か判定し(ステップS102)、自動変速しないときには、メインルーチンにリターンする。自動変速するときには、ステップS104に進み、エンジン回数数の信号を入力し(ステップS104)、エンジン回数数の信号に基づいて現在の車両状態または現在の車両駆動源駆動状態を判定する(ステップS106)。そして、ECU6は、エンジン回数数がN2を越えているとき、衝突直前において動力源30の動力作動体31の動作速度をVαとして相対的に速く設定する(ステップS110)。また、エンジン回数数がN1未満であるとき、ECU6は、衝突直前において動力源30の動力作動体31の動作速度をVγとし、相対的に遅く設定する(ステップS112)。また、エンジン回数数がN1以上でN2以下のとき、ECU6は、衝突直前において動力源30の動力作動体31の動作速度をVβとし、相対的に両者の中間速度に設定する(ステップS114)。
上記のようにすれば、車両状態または車両駆動源駆動状態が高いときであっても、遅いときであっても、乗員は、機械的要素の衝突音を気にならないことになる。図7及び図8は車両駆動源がエンジンである場合について説明しているが、車両駆動源がモータある場合についても同様である。
以下、本発明の実施例4について図9を参照しつつ具体的に説明する。本実施例は前記した実施例3と基本的には同様の構成、作用効果を有する。従って本実施例は図1〜図3を準用することができる。以下、実施例3と相違する部分を中心として説明する。本実施例においても、機械的要素の衝突音が発生したとしても、車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いとき、車両の乗員に衝突音は伝達されにくいことに着目している。その結果、車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いとき、動作速度低減処理をキャンセルするキャンセル手段が設けられている。
従って、図9によれば、ECU6は、自動変速の指令が出力されているとき(ステップS102)には、エンジン回数数の信号を入力し(ステップS104)、エンジン回数数の信号に基づいて、現在の車両状態または現在の車両駆動源駆動状態を判定する(ステップS106)。そして、エンジン回数数がN2を越えているとき、ECU6は、動作速度低減処理をキャンセルし(ステップS110,キャンセル手段)、従来どおり、動力源30の動力作動体31の動作速度を高速と、機械的要素の衝突速度を速く維持し、変速処理に要する時間の短縮化を図る。衝突音が発生したとしても、車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いとき、車両の乗員には衝突音は伝達されにくいためである。なお、自動変速の指令が出力されていないときには、メインルーチンにリターンする。
また、エンジン回数数がN1未満であるとき、車室内の静粛性が高く、乗員に衝突音が伝達され易いため、ECU6は、衝突直前において動力源30の動力作動体31の動作速度をVγとし、相対的に遅く設定し、機械的要素の衝突速度を低減させる(ステップS112)。また、エンジン回数数がN1以上でN2以下のときには、乗員に衝突音が多少気になるおそれがあるため、ECU6は、衝突直前において動力源30の動力作動体31の動作速度をVβとし(ステップS114)、相対的に中間速度に設定する。上記のようにすれば、車両状態または車両駆動源駆動状態が高いときであっても、遅いときであっても、乗員は、機械的要素の衝突音を気にならないことになる。なお図9は車両駆動源がエンジンである場合について説明しているが、車両駆動源がモータある場合についても同様である。
(他の例)
その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できるものである。
本発明は車両に搭載される自動変速装置に利用することができる。
自動変速装置を有する駆動系を模式的に示す構成図である。 自動変速装置の概念を模式的に示す構成図である。 動力作動体の付近の衝突関係を説明する構成図である。 動作速度低減処理が実行されないときにおける動力源の動作速度VAの特性を示すグラフである。 実施例1に係る動作速度低減処理を実行したときにおける動力源の動作速度VBの特性を示すグラフである。 実施例2に係る動力源の動作速度を示すグラフである。 実施例3に係り、エンジン回転数とストローク速度との関係を示すグラフである。 実施例3に係り、エンジン回転数に応じて動力源の動作速度を可変とする制御を示すフローチャートである。 実施例4に係り、エンジン回転数に応じて動力源の動作速度を可変とする制御を示すフローチャートである。
符号の説明
図中、1は車両駆動源、11はシフトセンサ、13はセレクトストロークセンサ、15はステアリングスイッチ、16はクラッチセンサ、17は車速センサ、17は車速センサ、19はアクセル開度センサ、20はスロットル開示センサ、19はアクセル開度センサ、20はスロットル開度センサ、22はエンジン回転数センサ、25はエンジン用ECU、30は動力源、31は動力作動体、32はシンクロナイザーリング(変速作動体)、33は動力伝達機構、34は第1当接部、35は第2当接部、38は減速機構、40は可動体、44はフォーク、45はフォークシャフト、47はスリーブ、6はECUを示す。

Claims (12)

  1. 動力作動体をもつ動力源と、
    車両変速機の変速比を変更するために作動する変速作動体と、
    前記変速作動体と前記動力源の前記動力作動体との間に配設された中間作動体をもつ動力伝達機構とを備えており、
    前記動力源の前記動力作動体の駆動力を前記動力伝達機構の前記中間作動体を介して前記変速作動体に伝達させて自動変速を行う自動変速装置において、
    前記動力源の前記動力作動体及び前記動力伝達機構の前記中間作動体のうちの少なくとも一方が、当該一方の相手部材に衝突するとき、衝突音を低減させるように前記衝突直前において前記動力源の動作速度を低減させる動作速度低減処理を実行する動作速度低減手段が設けられていることを特徴とする車両用自動変速装置。
  2. 動力作動体をもつ動力源と、
    車両変速機の変速比を変更するために作動する変速作動体と、
    前記変速作動体と前記動力源の前記動力作動体との間に配設された中間作動体をもつ動力伝達機構とを備えており、
    前記動力源の前記動力作動体の駆動力を前記動力伝達機構の前記中間作動体を介して前記変速作動体に伝達させて自動変速を行う車両用自動変速装置において、
    前記動力源の前記動力作動体及び前記動力伝達機構の前記中間作動体のうちの少なくとも一方が、当該一方の相手部材に衝突するとき、衝突音を低減するように前記動力源の動作速度を可変とする動作速度可変処理を実行する動作速度可変手段が設けられていることを特徴とする車両用自動変速装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記動力源はモータまたは流体圧装置であることを特徴とする車両用自動変速装置。
  4. 請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項において、前記変速作動体は車両変速機のシンクロ機構の構成部品であることを特徴とすることを特徴とする車両用自動変速装置。
  5. 請求項1〜請求項4のうちのいずれか一項において、車両に搭載されるものであり、車両を駆動させる車両駆動源が設けられていることを特徴とする車両用自動変速装置。
  6. 請求項5において、前記動作速度低減手段または動作速度可変手段は、
    車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いとき前記動力源の動作速度を相対的に速く設定し、
    車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に低いとき、前記衝突直前において動力源の動作速度を、車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いときよりも、相対的に遅く設定することを特徴とする車両用自動変速装置。
  7. 請求項5において、前記動作速度低減手段または動作速度可変手段は、
    車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いとき前記動力源の動作速度を相対的に速く設定し、
    車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に低いとき、前記衝突直前において動力源の動作速度を、車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いときよりも、相対的に遅く設定し、
    車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に両者の中間域のとき、前記衝突直前において動力源の動作速度を、車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いとき及び低いときよりも、相対的に両者の中間域に設定することを特徴とする車両用自動変速装置。
  8. 請求項5において、車両状態または車両駆動源駆動状態が相対的に高いとき、前記動作速度低減処理をキャンセルするキャンセル手段が設けられていることを特徴とする車両用自動変速装置。
  9. 請求項1〜請求項8のうちのいずれか一項において、車両駆動源の駆動状態を直接的または間接的に検出する車両駆動源駆動状態検出手段が設けられていることを特徴とする車両用自動変速装置。
  10. 請求項9において、前記車両駆動源駆動状態検出手段は、エンジン回転数、クランクシャフト回転数、モータ回転数、車速、アクセル開度、スロットル開度、ホィール回転数、変速シフト位置、車両駆動源起動状態、車両用自動変速装置の回転数のうちの少なくとも一つを検出することを特徴とする車両用自動変速装置。
  11. 請求項1〜請求項10のうちのいずれか一項において、前記車両状態を直接的または間接的に検出する車両状態検出手段が設けられていることを特徴とする車両用自動変速装置。
  12. 請求項11において、前記車両状態検出手段は、エンジン回転数、クランクシャフト回転数、モータ回転数、車速、アクセル開度、スロットル開度、ホィール回転数、変速シフト位置、車両駆動源起動状態のうちの少なくとも一つを検出することを特徴とする車両用自動変速装置。
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