JP2005226478A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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衛 ▲吉▼岡
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Abstract

【課題】 フューエルカット装置と排気ガスを浄化する触媒とを備える車両用内燃機関において燃費、NOx以外の有害成分を悪化させずにNOx発生を抑制すること。
【解決手段】 フューエルカットが解除され(ステップS101でYES)、所定回転数以上であれば(ステップS102でYES)、瞬時吸入空気量Gaを読み込み(ステップS103)、積算値SUMGaを算出し(ステップS104)、瞬時の吸入空気量Gaに対する点火時期遅角量RETGaを求め(ステップS105)、吸入空気量Gaの積算値SUMGaが予め定めた所定値ASUMGaより大きいか、否か、を判定する(ステップS106)。肯定判定された場合は点火時期遅角量RETGaだけ遅角して(ステップS107)から終了する。否定判定された場合は遅角を停止する指令を出して(ステップS108)から終了する。
【選択図】 図2

Description

本発明は内燃機関の制御装置に関する。特には、排気ガスを浄化する触媒と、所定の走行条件において燃料の供給を停止するフューエルカット装置を備える車両用内燃機関の制御装置に関する。
車両用の内燃機関において、燃費を向上させるために、所定の運転条件において、燃料の供給を停止する、所謂フューエルカット装置を備えたものがある。また、最近では排気ガス浄化のために多くの車両用内燃機関に触媒が装着されている。このような触媒を有する内燃機関に上記のようなフューエルカットをおこなうと、フューエルカット中は吸入空気がそのまま触媒に流れ触媒には多量の酸素が吸着し、フューエルカットを解除したときには触媒内がリーン状態にあるために排気ガス中のNOxの浄化能力が低くNOxが浄化されずに排出される。
そこで、特許文献1に記載の車両用の内燃機関ではフューエルカットを解除後に、燃料を増量して空燃比を濃化せしめて上記のNOxの発生を抑制している。ところが、空燃比の濃化は、その時の運転状況に応じて決定される燃料噴射量を増加せしめることによっておこなわれ、燃料噴射量が少なければ、増加量も小さく、NOxの抑制効果は小さく、リーン状態が長く続き、その間に排出されるNOxが浄化できずに排出される。さらに、不必要な燃料が消費されるので燃費が悪化し、排気ガス中のNOx以外の有害成分が増加するおそれもある。
特開平8−193537号公報
本発明は上記問題に鑑み、フューエルカット装置と、排気ガスを浄化する触媒と、を備える車両用内燃機関において、燃費、NOx以外の有害成分を悪化させることなく、フューエルカット解除後のNOx発生を抑制することを目的とする。
請求項1の発明によれば、所定の走行条件において燃料の供給を停止するフューエルカット装置と、排気ガスを浄化する触媒と、を備える車両用内燃機関の制御装置であって、
フューエルカット解除後の触媒内の空燃比を推定する触媒空燃比推定手段と、
内燃機関のNOx発生を抑制するNOx発生抑制手段とを具備し、
触媒空燃比推定手段が推定したフューエルカット解除後の触媒内の空燃比がリーンであればNOx発生抑制手段を作動させ、リーンでなければNOx発生抑制手段を停止せしめるものであって、
触媒空燃比推定手段は、フューエルカット解除後の吸入空気量の積算値、または、フューエルカット解除後の燃料噴射量の積算値、に基いてフューエルカット解除後の触媒内の空燃比を推定するものであり、
NOx発生抑制手段は、点火時期遅角手段、または、EGR量増量手段である、
ことを特徴とする制御装置が提供される。
このように構成される車両用内燃機関の制御装置ではフューエルカット解除後の吸入空気量の積算値、または、フューエルカット解除後の燃料噴射量の積算値、に基いて推定されたフューエルカット解除後の触媒内の空燃比がリーンであれば、点火時期遅角手段、または、EGR量増量手段から成るNOx発生抑制手段が作動せしめられてNOxの発生が抑制され、リーンでなければ点火時期遅角手段、または、EGR量増量手段は停止される。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明において、さらに、フューエルカット解除後の排気ガス中の空燃比を検出し、該検出した排気ガス中の空燃比の出力に基いて触媒内の空燃比を推定する、副触媒空燃比推定手段を備え、
触媒空燃比推定手段の推定したフューエルカット解除後の触媒内の空燃比、および、副触媒空燃比推定手段の推定したフューエルカット解除後の触媒内の空燃比、にもとづいてNOx発生抑制手段の制御をおこなうようにした、制御装置が提供される。
請求項3の発明によれば、請求項1の発明において、NOx発生抑制手段を作動から停止にするときに、徐々に停止せしめる、ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
各請求項に記載の発明によれば、フューエルカット解除後の触媒内の空燃比がリーンであれば、点火時期遅角手段、または、EGR量増量手段から成るNOx発生抑制手段が作動せしめられるので、出力トルクが低下する。すると、運転者はアクセルの踏み込み量を増し、吸入空気量が増え、それに伴い燃料噴射量が増える。その結果、排気ガスの空燃比がリッチ方向にシフトし触媒内のリーン状態の解消が早くなる。また、
特に請求項2のようにすれば、触媒内の空燃比を二重にもとめ、両方の結果にもとづいてNOx発生手段を作動させるので精度が良い。
特に請求項3のようにすれば、NOx発生抑制手段を作動から停止にするときに、徐々に停止せしめられるのでトルクショックが発生しない。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の各実施の形態に共通のハード構成を示す図である。
1は火花点火式の内燃機関を示し、内燃機関1はシリンダヘッド1aとシリンダブロック1bとを備えて成る。シリンダヘッド1aは吸気ポート5、排気ポート6、吸気弁7、排気弁8、および、点火栓40を備え、点火栓40には点火コイル41から高圧電流が供給される。シリンダブロック1b内をクランク軸3とコンロッド4を介して連結されているピストン2が往復動し、ピストン2とシリンダヘッド1aの間に燃焼室1cが形成される。また、シリンダブロック1bにはクランク角を検出するクランク角センサ50が取付けられている。クランク角、および、回転数はこのクランク角センサ50の出力から算出される。
吸気ポート5には吸気マニホールド10が接続され、排気ポート6には排気管マニホールドホールド20が接続されている。吸気管マニホールド10には、上流に向けて、サージタンク11、吸気管12が順次接続され、最上流端にはエアクリーナ13が取付けられている。
吸気マニホールド10には燃料噴射弁30が配設され、燃料噴射弁30には燃料タンク31から燃料ポンプ32により燃料パイプ33を介して燃料が送給される。吸気管12にはスロットルモータ14aが取付けられているスロットルバルブ14が介装されている。アクセルペダル15にアクセルペダル15の踏み込み量を検出するアクセルペダルセンサ52が付設されていて、アクセルペダルセンサ52が検出したアクセルペダル15の踏み込み量に対応して、スロットルモータ14aによりスロットルバルブ14の開度が変更せしめられる。吸気マニホールド10の燃料噴射弁30より上流側にはEGRガス導入口16が形成されている。
吸入空気は、エアクリーナ13、吸気管12、サージタンク11、吸気マニホールド10を通り、吸気マニホールド10で燃料噴射弁30から噴射される燃料と混合されて混合気となり、吸気弁7で流路が開閉される吸気ポート5を経て燃焼室1c内に供給される。吸入空気量はエアクリーナ13の出口に付設されているエアフローメータ51により検出される。
排気ポート6には排気マニホールド20が接続され、排気マニホールド20には下流に向かって第1排気管21、第2排気管22が順次接続されている。第1排気管21の内部には三元触媒23が配設されている。三元触媒23の上流側近傍には排気ガスの空燃比を検出可能な空燃比センサ24が配設され、三元触媒21の下流側近傍には排気ガスがリッチかリーンかを検出できるO2センサ25が配設されている。
燃焼室1aで発生した排気ガスは排気弁8で流路が開閉される排気ポート6を経て、排気マニホールド20に導かれ、さらに第1排気管21内で三元触媒23によって浄化されてから第2排気管22を通って排出される。空燃比センサ24とO2センサ25の出力に基いて所定の空燃比が得られるように燃料噴射弁30から噴射される燃料噴射量がフィードバック制御される。
第1排気管21の触媒23の下流側にEGRガス取入口26が形成されていて、EGRガス取入口26と吸気マニホールド10に形成されたEGRガス導入口15はEGRパイプ27で連通され、EGRガスを吸気管15に還流できるようにされている。EGRパイプ27にはEGRガス量を制御するためのEGR制御弁28が介装されている。
電子制御ユニット(以下、ECUという)100は入力ポート101、出力ポート102、CPU103、ROM104、RAM105等を共通バス106で相互に接続してなる。ECU100には各センサの検出した信号が入力され、本発明に関わる制御をおこなう制御信号が各アクチュエータ類に送出される。また、説明はしないが、その他、多くのセンサ、アクチュエータ類が取付けられており、それらも使用しながら、空燃比のフィ―ドバック制御等の色々な制御がおこなわれる。
以下、上記のようにハード構成される各実施の形態の制御について説明する。
始めにその考え方を説明する。
基本的には、
(1)フューエルカット解除後の時間経過に応じた触媒内空燃比CAFを推定し、推定された触媒内空燃比CAFがリーンか否かを判定する。
(2)触媒内空燃比CAFがリーンであればNOx発生抑制手段を作動させてNOxの発生を抑制し、触媒内空燃比CAFがリーンでなければNOx発生抑制手段の作動を停止する。
(1)については、フューエルカットが解除されるとその時の運転条件に応じて吸気され、吸気量に応じて燃料噴射弁の噴射量が決定され、決定された噴射量の燃料が燃焼室に送りこまれ燃焼し、発生した排気ガスが触媒に到達する。
そこで、以下に説明する各実施の形態では、少なくとも、フューエルカット解除後の時間経過に応じた触媒内空燃比CAFは、フューエルカット解除後の吸気量の積算値、フューエルカット解除後の噴射量の積算値の、いずれか、から推定する。
(2)のNOx発生抑制手段は、本発明では、点火時期の遅角か、EGRガス量の増量でおこない、特許文献1がおこなっているような燃料のリッチ化はおこなわない。
以下、各実施の形態の詳細について説明する。
始めに第1の実施の形態について説明する。第1の実施の形態は、触媒内空燃比CAFを推定するのに吸気量Gaの積算値SUMGaを使用し、NOxの抑制を点火時期の遅角によりおこなうものである。
図2に示すのは第1の実施の形態の制御のフローチャートである。
ステップS101ではフューエルカットが解除されたか、否か、を、例えば、燃料噴射弁の制御信号から、判定する。否定判定された場合は、そのまま終了し、肯定判定された場合はステップS102に進む。ステップS102では機関回転数が予め定めた所定回転数以上であるか、否か、を判定し、否定判定された場合はそのまま終了する。これは、アイドルに近い低い回転数においては、後述の点火時期の遅角をおこなうと運転状態が不安定になるからである。
ステップS102で肯定判定された場合はステップS103に進みその時の瞬時の吸入空気量Gaを読み込み、ステップS104ではステップS103で読み込んだ瞬時の吸入空気量Gaのフューエルカット解除したときから積算した積算値SUMGaを算出する。ステップS105では図9の(A)に示すマップから各瞬時の吸入空気量Gaに対する点火時期遅角量RETGaを求める。ステップS106ではステップS104で算出した吸入空気量Gaの積算値SUMGaが予め定めた所定値ASUMGaより大きいか、否か、を判定する。この所定値ASUMGaは触媒内空燃比CAFがストイキオになるような値であって、図10の(A)に示すような実験データから求めることができる。
ステップS106で肯定判定された場合、すなわち、吸入空気量Gaの積算値SUMGaが予め定めた所定値ASUMGaより大きく触媒内がリッチ化したと判定された場合は、ステップS107に進んでステップS105で算出した点火時期遅角量RETGaだけ遅角してから終了する。一方、ステップS106で否定判定された場合、すなわち、吸入空気量Gaの積算値SUMGaが予め定めた所定値ASUMGaより小さく触媒内がまだリッチ化していないと判定された場合は、ステップS108に進んで遅角を停止する指令を出してから終了する。
図8に示すのが上記の制御における各パラメータの変化を示すタイムチャートである。
(A)はフューエルカットの解除時期を示し、
(B)は点火時期遅角量RETGaを示し、
(C)は瞬時の吸入空気量Gaを示し、
(D)は積算吸入空気量SUMGaを示している。
そして、時刻t1でフューエルカットが解除され、時刻t2で点火時期の遅角が停止される。
第1の実施の形態は上記のように構成され作用し、特許文献1のような燃料のリッチ化ではなく点火時期の遅角がおこなわれ、点火時期を遅角すると出力トルクが低下し、それに対して運転者はアクセルペダル15を踏み込む。その結果、吸入空気量が増加し、それに伴って燃料噴射量が増加する。したがって、触媒内のリーン状態の解消が早く達成される。また、燃費やNOx以外の有害成分の増加もない。また、所謂「後燃え」になるので排気ガスの温度が上昇し、フューエルカットで低下した触媒23、空燃比センサ24、O2センサ25の温度の回復が早くなるという利点もある。
次に第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、触媒内空燃比CAFを推定するのに、燃料噴射量TAUの積算値SUMTAUを使用し、NOxの抑制を点火時期の遅角によりおこなうものである。
図3に示すのが第2の実施の形態の制御のフローチャートである。
これは、第1の実施の形態のフローチャートの瞬時の吸気量Ga、その積算値SUMGa、および、その判定のための所定値ASUMGaの代わりに、燃料噴射量TAU、積算値SUMTAU、所定値ASUMTAUに置き換えたものであるので詳しい説明は省略する。なお、各瞬時の燃料噴射量TAUに対する点火時期遅角量RETTAUは図9の(B)に示すマップから求め、所定値ASUMTAUは図10の(B)に示すような実験データから求める。この第2の実施の形態においても図8のタイムチャートに示したのと同様なパラメータの変化が得られる。
第2の実施の形態は、上記のように構成され作用し、特許文献1のような燃料のリッチ化ではなく点火時期の遅角をおこなわれ、点火時期を遅角すると出力トルクが低下し、それに対して運転者はアクセルペダル15を踏み込む。その結果、吸入空気量が増加し、それに伴って燃料噴射量が増加する。したがって、触媒内のリーン状態の解消が早く達成される。
次に第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、吸気量Gaの積算値SUMGaによる触媒内空燃比の推定に加えて、触媒の酸素吸蔵量による触媒内空燃比の推定もおこない、両方の推定がともにリーンである場合に、NOxの抑制を点火時期の遅角によりおこなうものである。
図4に示すのが第3の実施の形態の制御のフローチャートである。ステップS301〜ステップS306は第1の実施の形態のステップS101〜ステップS106と同じである。ステップS306で肯定判定された場合、すなわち、フューエルカット解除後の吸入空気量Gaの積算値SUMGaから触媒内がリーン状態であると判定された場合はステップS307に進み、否定判定された場合はステップS309に進む。
ステップS307では触媒酸素吸蔵量が所定値以上であって、触媒内がリーン状態であることを示しているかを判定する。ステップS307で肯定判定された場合は、ステップS308で第1の実施の形態のステップS107と同じようにステップS305でもとめた点火時期遅角量RETGaだけ遅角を実行して終了する。ステップS307で否定判定された場合は、ステップS309に進む。ステップS309に進んだ場合はステップS309で遅角を停止する指令を出して終了する。
なお、触媒の酸素吸蔵量は吸入空気量Gaと触媒上流の空燃比センサ24の空燃比からもとめることができる。詳細は省略するが、例えば、ストイキオ空燃比(理論空燃比)と検出した空燃比センサ24の空燃比UAFの差に、吸入空気中の酸素の割合(≒21%)を乗じたものを積分して算出することができる。
第3の実施の形態は上記のように構成され作用し、第1の実施の形態に比べて、触媒内の空燃比がリーンであるか、否か、を二重に判定しているので精度がよい。なお、第2の実施の形態に対しても同様にすることができる。
次に第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態は、吸気量Gaの積算値SUMGaによる触媒内空燃比の推定に加えて、触媒23の下流側に配設されたO2センサの出力による触媒内空燃比の推定もおこない、両方の推定がともにリーンである場合に、NOxの抑制を点火時期の遅角によりおこなうものである。
図5に示すのが第4の実施の形態の制御のフローチャートである。ステップS401〜ステップS406は第1の実施の形態のステップS101〜ステップS106と同じである。ステップS406で肯定判定された場合、すなわち、フューエルカット解除後の吸入空気量Gaの積算値SUMGaから触媒内がリーン状態であると判定された場合はステップS407に進み、否定判定された場合はステップS409に進む。
ステップS407ではO2センサの出力から触媒内がリーン状態であることを示しているかを判定する。ステップS407で肯定判定された場合は、ステップS408で第1の実施の形態のステップS107と同じようにステップS405でもとめた点火時期遅角量RETGaだけ遅角を実行して終了する。ステップS407で否定判定された場合は、ステップS409に進む。ステップS409に進んだ場合はステップS309で遅角を停止する指令を出して終了する。
第4の実施の形態は上記のように作用し、第3の実施の形態と同様に、第1の実施の形態に比べて、触媒内の空燃比がリーンであるか、否か、を二重に判定しているので精度がよい。なお、第2の実施の形態に対しても同様にすることができる。
次に、第5の実施の形態について説明する。
この第5の実施の形態は、触媒内の空燃比の推定は第1の実施の形態と同様に吸入空気量の積算値SUMGaでおこなうが、NOxの抑制をEGRガスの増量でおこなうようにしたものである。
図6が第5の実施の形態の制御のフローチャートである。ステップS501では瞬時吸入空気量Gaと回転数Neを読み込む。ステップS502〜ステップS504は第1の実施の形態のステップS102〜ステップS104と同じである。ステップS505では図11の(A)に示すマップから運転状態(回転数Neと吸入空気量Ga)に対するベースEGR率BEGRを算出する。ステップS506では図11の(B)に示すマップから運転状態(回転数Neと吸入空気量Ga)に対するEGR増量率αを算出する。
第5の実施の形態は上記のように構成され作用し、特許文献1のような燃料のリッチ化ではなくEGR増量がおこなわれ、EGR増量をおこなうと出力トルクが低下し、それに対して運転者はアクセルペダル15を踏み込む。その結果、吸入空気量が増加し、それに伴って燃料噴射量が増加する。したがって、触媒内のリーン状態の解消が早く達成される。
ステップS507では第1の実施の形態におけるステップS106と同様な判定をおこなう。ステップS507で肯定判定された場合はステップS508でEGR率をベースEGR率BEGRにEGR増量率αを乗じて算出して終了する。ステップS507で否定判定された場合はステップS509でEGR率をベースEGR率BEGRにして終了する。
次に第6の実施の形態について説明する。この第6の実施の形態は第1の実施の形態においては遅角を停止すると、その時の遅角量が大きいと図8に示すように点火時期が急変し、トルクショックが発生する可能性がある。そこで、徐々に遅角量を小さくする遅角量徐減をおこなうようにしたものである。
図7がこの第6の実施の形態の制御のフローチャートであって、ステップS601〜ステップS607までは第1の実施の形態のフローチャートのステップS101〜ステップS107と同じである。しかし、ステップS606で否定判定された場合はステップS608で点火時期遅角量RETGaが0(ゼロ)に近い所定値aより大きいか、否か、を判定する。そして、ステップS608で肯定判定された場合は、ステップS609に進み、上記の所定値aに近い幅で遅角量徐減をおこない、否定判定された場合は遅角をすぐに停止する。
図8のタイムチャートの(B)で時刻t2以降、破線で示されているのが、この第6の実施の形態における点火時期の遅角量の徐減である。
第6の実施の形態は上記のように構成され作用するので遅角を解除するときにショックが発生しない。
なお、同様に点火時期の遅角をおこなう第2〜4の実施の形態に対しても同じようにすることができる。また、EGR量を増量する第5の実施の形態では、増量解除を徐々におこなうことで同じ様な効果を得ることができる。
本発明は、所定の走行条件において燃料の供給を停止するフューエルカット装置と、排気ガスを浄化する触媒と、を備える車両用内燃機関に適用することができる。
本発明のハード構成を示す受である。 第1の実施の形態の制御のフローチャートである。 第2の実施の形態の制御のフローチャートである。 第3の実施の形態の制御のフローチャートである。 第4の実施の形態の制御のフローチャートである。 第5の実施の形態の制御のフローチャートである。 第6の実施の形態の制御のフローチャートである。 第1の実施の形態の制御のタイムチャートである。 点火時期遅角量を説明するものであって、(A)は吸入空気量と点火時期遅角量の関係を示す図であり、(B)は燃料噴射量と点火時期遅角量の関係を示す図である。 触媒内空燃比を説明するものであって、(A)フューエルカット解除後の吸入空気量積算値と触媒内空燃比の関係を示す図であり、(B)フューエルカット解除後の燃料噴射量積算値と触媒内空燃比の関係を示す図である。 EGRを説明するものであって、(A)ベースEGR率を示すマップであり、(B)EGR増量率を示すマップである。
符号の説明
1…内燃機関
12…吸気管
23…触媒
24…空燃比センサ
25…Oセンサ
27…EGRパイプ
28…EGR制御弁
30…燃料噴射弁
40…点火栓
50…クランク角センサ
51…エアフローメータ
55…吸気圧センサ
100…ECU(電子制御ユニット)

Claims (3)

  1. 所定の走行条件において燃料の供給を停止するフューエルカット装置と、排気ガスを浄化する触媒と、を備える車両用内燃機関の制御装置であって、
    フューエルカット解除後の触媒内の空燃比を推定する触媒空燃比推定手段と、
    内燃機関のNOx発生を抑制するNOx発生抑制手段とを具備し、
    触媒空燃比推定手段が推定したフューエルカット解除後の触媒内の空燃比がリーンであればNOx発生抑制手段を作動させ、リーンでなければNOx発生抑制手段を停止せしめるものであって、
    触媒空燃比推定手段は、フューエルカット解除後の吸入空気量の積算値、または、フューエルカット解除後の燃料噴射量の積算値、に基いてフューエルカット解除後の触媒内の空燃比を推定するものであり、
    NOx発生抑制手段は、点火時期遅角手段、または、EGR量増量手段である、
    ことを特徴とする制御装置。
  2. さらに、フューエルカット解除後の排気ガス中の空燃比を検出し、該検出した排気ガス中の空燃比の出力に基いて触媒内の空燃比を推定する、副触媒空燃比推定手段を備え、
    触媒空燃比推定手段の推定したフューエルカット解除後の触媒内の空燃比、および、副触媒空燃比推定手段の推定したフューエルカット解除後の触媒内の空燃比、にもとづいてNOx発生抑制手段の制御をおこなう、ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. NOx発生抑制手段を作動から停止にするときに、徐々に停止せしめる、ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
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JP2009162195A (ja) * 2008-01-10 2009-07-23 Nissan Motor Co Ltd エンジンの空燃比制御装置及び空燃比制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007108082A1 (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Ishikawa Prefecture ディーゼルエンジンの電子制御コントローラ
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