JP2005226252A - 合成床版及び合成床版の構築方法 - Google Patents

合成床版及び合成床版の構築方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、大型であっても経済的でかつ受け梁の梁成を小さくでる構造物のコーナー部に構築する合成床版及び合成床版の構築方法を提供する。
【解決手段】 第1のPC鋼線が内包されている帯状凸部9と、これに直交し前記シース管を内包した直交方向凸部11を表面上に有する複数のプレキャストモジュール7を帯状凸部9が平行となるよう隣り合わせて構造物のコーナー部に架け渡してハーフプレキャスト床版4を構築する。ハーフプレキャスト床版4に内包された一連のシース管に、第2のPC鋼線5を挿通してポストテンション方式によりハーフプレキャスト床版4の他方向yにプレストレスを導入する。ハーフプレキャスト床版4の表面に現場打ちコンクリート6を打設し、合成床版3を構築する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、合成床版及び合成床版の構築方法に関する。
従来より、超高層集合住宅は、その商品性を向上するために住戸内の柱・梁などの耐震要素をできるだけ最小化することが求められており、超高層鉄筋コンクリート造の計画としては、中央にコアを配置して共用ゾーンを設けるとともに、共用ゾーンを取り囲むように構造物の外周部に面して居室ゾーンを配置する場合が多い。このような構成の構造物は、床スラブを受けることを目的として、居室ゾーン内にコアと外周部を連結する梁を設ける必要が生じるが、居住性の向上やフリープランを可能とするために居室ゾーンにはできるだけ梁を設けない大型スラブとすることが求められている。
一般に床スラブは、特許文献1に示すように、幅1m程度のプレストレス床版を1方向に架け渡し、その上に現場でトッピングコンクリートを打設するいわゆる1方向版タイプのプレキャスト合成床版を用いる場合が多い。しかし、このようなプレキャスト合成床版をコーナー部分に設置する際には大梁が必要であり、特に1方向版タイプのプレキャスト合成床版は荷重が大きく、プレストレスを導入しても900mm程度の大きな梁成が必要となり、居室ゾーン内の住戸プランに制約が生じる。
特開平10−110498号公報(図1参照)
そこで、コーナー部分の床スラブを直交する2方向にプレストレスが導入されているいわゆる2方向版タイプとすれば、荷重が2方向に分散されるのでスラブ受けの梁は成を小さくできる。しかし、プレキャスト合成床版を2方向版とするには、版が大きくなるため現場への搬送等を考慮すると実現は困難であることから、2方向版とする場合には床スラブを現場打ちスラブとし、現場にてポストテンション方式でプレストレスを導入することが望ましい。
しかし、上述するように2方向版タイプの床スラブを現場打ちスラブとすると、ボイドスラブとすることが困難で荷重が大きくなるとともに、プレストレスを導入するためのPC鋼線の設置や張力導入に手間がかかりコストアップの原因となりやすい。
また、プレキャスト版を扇型に成形したコーナー部用のプレキャストスラブも開発されているが、荷重が一点に集中するため、その部分に大きなキャピタル受けが必要になる等の課題が生じている。
上記事情に鑑み、本発明は、大型であっても経済的でかつ受け梁の梁成を小さくすることの可能な、直交する2方向にプレストレスが導入されている合成床版及び合成床版の構築方法を提供することを目的としている。
請求項1記載の合成床版は、一方向に延在する帯状凸部を所定の離間間隔をもって平行となるよう表面上に複数備える版状のプレキャストモジュール本体、及び前記帯状凸部内に加えてこれと鉛直下方向に同軸な位置の前記プレキャストモジュール本体内の両者各々に延在しプレテンション方式によるプレストレスを導入する第1のPC鋼線とを備えるプレキャストモジュールを、前記帯状凸部が平行となるよう隣り合わせて配置したハーフプレキャスト床版と、該ハーフプレキャスト床版に前記第1のPC鋼線と直交して配置する第2のPC鋼線と、前記ハーフプレキャスト床版の表面に打設する現場打ちコンクリートを備えてなり、前記プレキャストモジュールの表面には、前記帯状凸部と直交する方向に延在するシース管を内包する凸状の直交方向凸部が所定の離間間隔をもって平行に複数形成され、前記第2のPC鋼線が、前記帯状凸部と直交する方向に連続する複数の前記シース管に挿通されて、ポストテンション方式によるプレストレスを導入することを特徴としている。
請求項2記載の合成床版は、前記プレキャストモジュールには、前記シース管を内包した直交方向凸部に代わり、前記帯状凸部を直交する方向に切り欠いて形成した直交方向溝が延在しており、前記第2のPC鋼線が、前記帯状凸部と直交する方向に連続する複数の前記直交方向溝に配置されるとともに、前記現場打ちコンクリートに埋設されてポストテンション方式によるプレストレスを導入することを特徴としている。
請求項3記載の合成床版は、前記ハーフプレキャスト床版の表面で隣り合う前記帯状凸部に挟まれた領域に、硬質発泡材が配置されることを特徴としている。
請求項4記載の合成床版の構築方法は、請求項1に記載の合成床版の構築方法であって、帯状凸部とこれに直交しシース管を内包した直交方向凸部を表面上に有する複数のプレキャストモジュールを前記帯状凸部が平行となるよう隣り合わせて構造物を構成する梁に架け渡し、ハーフプレキャスト床版を構築する第1の工程と、第2のPC鋼線を前記帯状凸部と直交する方向に連続する一連の前記シース管に挿通し、これを緊張してプレストレスを導入する第2の工程と、前記ハーフプレキャスト床版の表面に現場打ちコンクリートを打設する第3の工程により構成されることを特徴としている。
請求項5記載の合成床版の構築方法は、請求項2に記載の合成床版の構築方法であって、帯状凸部とこれに直交する直交方向溝を表面上に有する複数のプレキャストモジュールを前記帯状凸部が平行となるよう隣り合わせて構造物を構成する梁に架け渡し、ハーフプレキャスト床版を構築するする第1の工程と、第2のPC鋼線を前記帯状凸部と直交する方向に連続する一連の前記直交方向溝に配置し、これを埋設するように前記ハーフプレキャスト床版の表面に現場打ちコンクリートを打設する第2の工程と、前記現場打ちコンクリートの硬化後、前記第2のPC鋼線を緊張してプレストレスを導入する第3の工程より構成されることを特徴としている。
請求項1から3に記載の合成床版によれば、一方向にプレテンション方式によるプレストレスを導入するための第1のPC鋼線が延在している複数のプレキャストモジュールを隣り合わせて配置したハーフプレキャスト床版に、ポストテンション方式によりプレストレスを導入するための第2のPC鋼線が、第1のPC鋼線と直交する他方向に延在して配置されるから、プレキャストモジュールの数量を調整することで自在に合成床版の大きさを調整できるため、大型の合成床版を構築した際にも簡略な構成で経済的に直交する2方向にプレストレスが導入された合成床版を構築することが可能となる。
このような直交する2方向にプレストレスが導入される構成を有する合成床版は、合成床版に作用する荷重を直交する2方向に分散できるから、2体の梁が直交して形成される構造物のコーナー部への適用に適しており、これを構造物のコーナー部に構築すると、1方向にプレストレスが導入された従来の床スラブを適用する場合と比較して、合成床版を支持する梁の梁成を大幅に縮小化することが可能となるため、構造物のコーナー部に居室ゾーンを配置する計画であっても、居室ゾーンを自由度の高いプランニングの可能な空間とすることができ、居住性を向上することが可能となる。
さらに、請求項1に記載の合成床版によれば、前記プレキャストモジュールは版状のプレキャストモジュール本体の表面に、第1のPC鋼線を内包した一方向に延在する凸状の帯状凸部とともに、これと直交する方向に延在しシース管を内包した直交方向凸部の両者を備え、シース管に第2のPC鋼線を挿通する。
また、請求項2に記載の合成床版によれば、前記プレキャストモジュールは版状のプレキャストモジュール本体の表面に、第1のPC鋼線を内包した一方向に延在する凸状の帯状凸部とともに、これと直交する方向に延在する直交方向溝の両者を備え、該直交方向溝に第2のPC鋼線を配置する。
これにより、合成床版が2方向にプレストレスを導入される構成であっても、版状のプレキャストモジュール本体は、第1のPC鋼線及び第2のPC鋼線両者の納まりを考慮する必要がないから、部材厚を薄くとることができるため、合成床版全体の重量をより抑制することが可能となる。
請求項3に記載の合成床版によれば、ハーフプレキャスト床版の表面で帯状凸部に挟まれる領域に硬質発泡材を配置するから、該帯状凸部を有することによりハーフプレキャスト床版の表面に形成されていた凹凸面を平面に形成できるため、現場打ちコンクリートの打設量を大幅に削減でき、合成床版全体の重量をより低減できるとともに、コンクリートに係る材料費を大幅に削減できるだけでなく、合成床版に遮音性能を付与することが可能となる。
請求項4及び5に記載の合成床版の構築方法によれば、一方向のプレストレスを導入した前記プレキャストモジュールを現場に搬送しこれを隣り合わせて配置することでハーフプレキャスト床版を構築した後、ポストテンション方式により一方向に対して直交する他方向にプレストレスを導入して直交する2方向にプレストレスを導入した合成床版を構築する。
これにより、現場へはハーフプレキャスト床版を解体した状態のプレキャストモジュールを搬入すればよいから、搬送が容易で運搬手間を省略することが可能となるため運搬に係る費用を大幅に低減できるとともに、搬送条件等の制約を受けることなく必要な大きさの大型の合成床版を自在に構築することが可能となる。
また、簡略な方法で容易に合成床版に対して直交する2方向にプレストレスを導入することができるから、梁が直交する方向に位置するような構造物のコーナー部に対しても、経済的でかつ効率よく直交する2方向にプレストレスを導入した大型の合成床版を構築することが可能となる。
本発明の合成床版及び合成床版の構築方法を図1から図8に示す。本発明は、一方向にプレストレスが導入された複数のプレキャストモジュールを複数連接してハーフプレキャスト床版を形成した上で、該ハーフプレキャスト床版に対して一方向と直交する他方向にプレストレスを導入するPC鋼線を配置することにより、大きさの調整が自在で直交する2方向にプレストレスが導入された合成床版を構築するものである。
(第1の実施の形態)
図1(a)に示すように、構造物1のコーナー部には、表面に現場打ちコンクリート6を打設することで合成床版3を構成するハーフプレキャスト床版4が設置されている。該ハーフプレキャスト床版4は、一方向にプレストレスを導入された複数のプレキャストモジュール7を平行に隣り合わせて配置することにより構成されている。
図2(a)に示すように、該プレキャストモジュール7は、版状のプレキャストモジュール本体8と第1のPC鋼線10を備えてなり、プレキャストモジュール本体8の表面には、一方向xに延在する凸状の帯状凸部9が形成されている。該帯状凸部9は、プレキャストモジュール本体8の表面上に、所定の離間間隔をもって平行となるよう複数備えられており、その内方にはプレキャストモジュール7に対して一方向xにプレストレスを導入する前記第1のPC鋼線10が、帯状凸部9の延在方向と同方向に延在している。
該第1のPC鋼線10は、図2(b)に示すように、帯状凸部9の内方に加えて前記プレキャストモジュール本体8の内部にも同方向に延在するよう、前記帯状凸部9と鉛直下方向で同軸となる位置に配置されている。
これら帯状凸部9及びプレキャストモジュール本体8及び帯状凸部9の両者に内包される第1のPC鋼線10は、プレテンション方式によりプレキャストモジュール7にプレストレスを付与するものである。つまり、プレキャストモジュール7を製造する際に、型枠内にあらかじめ緊張した第1のPC鋼線10を一方向に配置した上でこれを埋設するようにプレキャストモジュール本体8及び帯状凸部9を構成するコンクリートを打設することでプレキャストモジュール7を構成し、一方向xにプレストレスを導入している。
なお、プレキャストモジュール本体8には、図2(b)に示すように、第1のPC鋼線10のみでなく、複数の下端筋16が所定の離間間隔をもって、第1のPC鋼線10が延在する方向と同一の一方向x、及びこれと直交する他方向yの両方向に直交して配設されている。
また、図2(a)に示すように、前記プレキャストモジュール本体8の表面には、前記帯状凸部9に加えて凸状の直交方向凸部11が形成されている。該直交方向凸部11は、前記帯状凸部9が延在する一方向xと直交する他方向yに向けて延在するように形成されるもので、所定の離間間隔をもって平行となるよう複数備えられて、その内方には直交方向凸部11の延在方向と同方向に延在するシース管12が所定の離間間隔をもって複数埋設されている。
これら帯状凸部9及び直交方向凸部11を表面に形成されたプレキャストモジュール本体8と、前記第1のPC鋼線10及びシース管12を備えたプレキャストモジュール7は、図3に示すように、複数を帯状凸部9が平行となるように隣り合わせて配置することによりハーフプレキャスト床版4を形成するものである。
このような構成によりハーフプレキャスト床版4は、一方向xに前記第1のPC鋼線10が延在し、これと直交する他方向yにはプレキャストモジュール7各々に備えられたシース管12が連続して一連となって延在した構成を有することとなり、一連となった該シース管12は、所定の離間間隔をもって平行に複数列形成されている。
上述するハーフプレキャスト床版4は、他方向yに延在する一連のシース管12に第2のPC鋼線5が挿通され、該第2のPC鋼線5を介してポストテンション方式によりプレストレスが導入されることにより、前記第1のPC鋼線10が配置されている一方向xと併せて直交する2方向にプレストレスが導入された構成となる。
なお、ハーフプレキャスト床版4に対してポストテンション方式によりプレストレスを導入している第2のPC鋼線5は、図2(c)に示すように、緊張した状態で前記シース管12の内方にグラウト13を充填され埋設されている。
直交する2方向にプレストレスが導入された該ハーフプレキャスト床版4は、図2(b)(c)に示すように、その表面に上端筋15が、所定の離間間隔をもって一方向x及びこれと直交する他方向yの両方向に配設された上で、これらを埋設するように現場打ちコンクリート6を打設されることにより合成床版3を構成することとなる。
上述する構成の合成床版3は、前記ハーフプレキャスト床版4を構成するプレキャストモジュール7の数量を調整することで自在に合成床版3の大きさを調整することができるものであり、またハーフプレキャスト床版4に対して他方向yにプレストレスを導入するから、何れの大きさに合成床版3を構成しても簡略な構成で直交する2方向にプレストレスを導入することのできるものである。
また、直交する2方向にプレストレスが導入されていることから、合成床版3に作用する荷重は同じく直交する2方向に分散されるため、梁2が直交して配置されているような構造物1のコーナー部に用いるには適した構成であり、該合成床版3を受ける梁2は、1方向にプレストレスが導入されている合成床版3を適用する場合と比較してその梁成を小さくとることができるものである。
したがって、図1(a)に示すように、直交して配置されて構造物1のコーナー部を形成する2体の梁2は、直交する2方向にプレストレスを導入した該合成床版3を設置することでその断面形状を図1(b)に示すような扁平に成形することが可能であり、構造物1のコーナー部に居室ゾーンを設定する場合であっても、居室空間に梁型の影響を出さない構成とすることができるものである。
なお、図1(b)に示すように前記梁2には、梁2のたわみを抑制し長大スパンであっても居室空間に無柱空間を形成できるよう、その延在方向に第3のPC鋼線17を介してプレストレスを導入している。
以下に、上述する構成の合成床版3を構造物1のコーナー部に設置する場合を例に挙げて、合成床版3の構築方法を図4及び図2(b)(c)を参照しながら詳述する。
なお、上述した一方向xにプレストレスが導入されている前記プレキャストモジュール7は、工場等であらかじめ製造しておき、現場に搬入するものとする。
また、構造物1の角部近傍で直交する2体の梁2を断面形状が扁平となるように成形するとともに、上向きの力を付与するよう延在方向にプレストレスを導入し、構造物1のコーナー部を形成しておく。しかし、梁2は、必ずしもこれにこだわるものではなく、例えば、後に述べる第3の工程で、前記ハーフプレキャスト床版4の表面に現場打ちコンクリート6を打設する際に同時にコンクリートを打設して、現場にて構築する方法としても良い。
本実施の形態では、該梁2へのプレストレスの導入を図1(b)に示すような第3のPC鋼線17によるポストテンション方式により行っているが、梁2へのプレストレスの導入方法は必ずしもこれにこだわるものではない。また、扁平に構成した該梁2の成の大きさは、合成床版3に作用する荷重を考慮し適宜設計する。
(第1の工程)
図4(a)に示すように、前記第1のPC鋼線10により一方向xにプレストレスが導入されている複数の前記プレキャストモジュール7を前記帯状凸部9が平行となるよう隣り合わせて前記構造物1のコーナー部に架け渡し、ハーフプレキャスト床版4を構築する。
このとき、プレキャストモジュール7は、帯状凸部9が直交する前記梁2の何れか一方に平行となるよう配置する。
(第2の工程)
前記ハーフプレキャスト床版4に内包され、一方向xと直交する他方向yに延在する一連の前記シース管12に、図4(b)に示すように、第2のPC鋼線5を挿通してハーフプレキャスト床版4の他方向yにプレストレスを導入する。
このとき、前記第2のPC鋼線5は、ハーフプレキャスト床版4に対してポストテンション方式によりプレストレスを導入するものであり、第2のPC鋼線5を一連の前記シース管12に挿通した後、緊張させた状態で図示しない固定治具を介して両端を仮固定し、図2(c)に示すように、シース管12の内方にグラウト13を充填して第2のPC鋼線5を固定する。
(第3の工程)
図4(c)に示すように、前記ハーフプレキャスト床版4の表面に現場打ちコンクリート6を打設し、合成床版3構築する。
このとき、ハーフプレキャスト床版4の表面には、帯状凸部9に挟まれた領域に硬質発泡材18を配置するとともに、図2(b)(c)に示すように、前記上端筋15を配設しておく。なお、硬質発泡材18は、構築後の合成床版3の重量を軽量化し、また遮音性能を付与することを目的に用いるものであり、必ずしも用いる必要はない。
第1の実施の形態では、合成床版3に2方向のプレストレスを付与するにあたり、他方向yにシース管12を用いたポストテンション方式でプレストレスを導入することのできる構成を有するプレキャストモジュール7及びハーフプレキャスト床版4を例にとり、合成床版3及びその構築方法を示したが、かならずしもこれにこだわるものではない。
第2の実施の形態では、合成床版3に2方向のプレストレスを付与するにあたり、第1の実施の形態と異なる構成及び方法により他方向yにポストテンション方式でプレストレスを導入することのできるプレキャストモジュール7及びハーフプレキャスト床版4を示すとともに、これを用いた合成床版3及びその構築方法を詳述する。
(第2の実施の形態)
図5(a)に示すように、構造物1のコーナー部には、表面に現場打ちコンクリート6を打設することで合成床版3を構成するハーフプレキャスト床版4が設置されている。該ハーフプレキャスト床版4は、第1の実施の形態と同様で、一方向にプレストレスを導入された複数のプレキャストモジュール7を平行に隣り合わせて配置することにより構成されており、該プレキャストモジュール7は、前記プレキャストモジュール本体8と第1のPC鋼線10を備えている。
ところで、該プレキャストモジュール7を構成する前記プレキャストモジュール本体8の表面には、図6(a)に示すように、一方向xに延在する前記帯状凸部9に加えて、これと直交する他方向yに向けて延在する直交方向溝14が形成されている。
該直交方向溝14は、帯状凸部9を直交する方向に切り欠くことにより形成されており、所定の離間間隔をもって平行となるよう複数備えられている。
これら表面に帯状凸部9及び直交方向溝14が形成されたプレキャストモジュール本体8と第1のPC鋼線10を備えたプレキャストモジュール7は、第1の実施の形態と同様で図7に示すように、複数を帯状凸部9が平行となるように隣り合わせて配置することによりハーフプレキャスト床版4を形成するものであり、
このような構成によりハーフプレキャスト床版4は、一方向xに前記第1のPC鋼線10が延在し、これと直交する他方向yには前記直交方向溝14が連続して一連となって延在した構成を有することとなり、一連となった直交方向溝14は、所定の離間間隔をもって平行に複数列形成されている。
上述するハーフプレキャスト床版4は、図6(b)に示すように、他方向yに延在する一連の直交方向溝14に第2のPC鋼線5を配置され、また図6(c)に示すように、これを埋設するように現場打ちコンクリートが打設された上で、該第2のPC鋼線5を介してポストテンション方式によりプレストレスが導入される。これにより、合成床版3は、前記第1のPC鋼線10が配置されている一方向xと併せて直交する2方向にプレストレスが導入された構成となる。
なお、該合成床版3は、第1の実施の形態と同様で、図6(b)(c)に示すように、ハーフプレキャスト床版4の表面に上端筋16が、一方向x及びこれと直交する他方向yの両方向に配設されるものである。
以下に、上述する構成の合成床版3を構造物1のコーナー部に設置する場合を例に挙げて、合成床版3の構築方法を図8及び図6(b)(c)を参照しながら詳述する。
なお、第1の実施の形態と同様で、一方向xにプレストレスを導入されているプレキャストモジュール7は、工場等であらかじめ製造しておき、現場に搬入する。
また、構造物1の角部近傍で直交する2体の梁2を扁平でかつ延在方向にプレストレスを導入し構造物1のコーナー部を形成しておく工程、及び第1の工程は、第1の実施の形態と同様であるため省略し、第2の工程より詳述する。
(第2の工程)
図8(a)に示すように、複数のプレキャストモジュール7を帯状凸部9が平行となるよう隣り合わせて配置することにより構築した前記ハーフプレキャスト床版4の表面で、一方向xと直交する他方向yに延在する一連の前記前記直交方向溝14に、図8(b)に示すように、第2のPC鋼線5を配置した後、図8(c)に示すように、これらを埋設するように現場打ちコンクリート6を打設する。
このとき、前記第2のPC鋼線5は、後に緊張させることを考慮し、図6(b)に示すように弛ませた状態で配置し、両端部を露出しておく。
また、ハーフプレキャスト床版4の表面には、帯状凸部9に挟まれた領域に硬質発泡材18を配置するとともに、図6(b)(c)に示すように前記上端筋15を配設しておく。なお、硬質発泡材18は、構築後の合成床版3の重量を軽量化し、また遮音性能を付与することを目的に用いるものであり、必ずしも用いる必要はない。
(第3の工程)
前記ハーフプレキャスト床版4の表面に打設した現場打ちコンクリート6が硬化した後、前記第2のPC鋼線5を緊張した上で両端部を図示しない固定具で固定してプレストレスを導入し、合成床版3構築する。
上述する構成によれば、合成床版3は、一方向xにプレテンション方式によるプレストレスを導入するための第1のPC鋼線10が延在している複数のプレキャストモジュール7を隣り合わせて配置したハーフプレキャスト床版4に、ポストテンション方式によりプレストレスを導入するための第2のPC鋼線5が、第1のPC鋼線10と直交する他方向yに延在して配置されるから、プレキャストモジュール7の数量を調整することで自在に合成床版3の大きさを調整できるため、大型の合成床版3を構築した際にも簡略な構成で経済的に直交する2方向にプレストレスが導入された合成床版3を構築することが可能となる。
このような直交する2方向にプレストレスが導入される構成を有する合成床版3は、合成床版3に作用する荷重を直交する2方向に分散できるから、2体の梁2が直交して形成される構造物1のコーナー部への適用に適しており、これを直交する梁2により形成されている構造物1のコーナー部に構築すると、1方向にプレストレスが導入された従来の床スラブを適用する場合と比較して、合成床版3を支持する梁2の梁成を大幅に縮小化することが可能となるため、構造物1のコーナー部に居室ゾーンを配置する計画であっても、居室ゾーンを自由度の高いプランニングの可能な空間とすることができ、居住性を向上することが可能となる。
さらに、第1の実施の形態では、前記プレキャストモジュール7は版状のプレキャストモジュール本体8の表面に、第1のPC鋼線10を内包した一方向に延在する凸状の帯状凸部9と、これと直交する方向に延在しシース管12を内包した直交方向凸部11の両者を備え、シース管12に第2のPC鋼線5を挿通する。
また、第2の実施の形態では、前記プレキャストモジュール7は版状のプレキャストモジュール本体8の表面に、第1のPC鋼線10を内包した一方向に延在する凸状の帯状凸部9と、これと直交する方向に延在する直交方向溝14の両者を備え、該直交方向溝14に第2のPC鋼線5を配置する。
これにより、合成床版3が2方向にプレストレスを導入される構成であっても、版状のプレキャストモジュール本体8は、第1のPC鋼線10及び第2のPC鋼線5の両者の納まりを考慮する必要がないから、部材厚を薄くとることができるため、合成床版3全体の重量をより抑制することが可能となる。
さらに、ハーフプレキャスト床版4の表面で、帯状凸部9に挟まれる領域に硬質発泡材18を配置する構成とすれば、該帯状凸部9を有することによりハーフプレキャスト床版4の表面に形成されていた凹凸面を平面に形成できるため、現場打ちコンクリート6の打設量を大幅に削減でき、合成床版3全体の重量をより低減できるとともに、コンクリートに係る材料費を大幅に削減できるだけでなく、合成床版3に遮音性能を付与することが可能となる。
また、これら合成床版3の構築方法は、一方向のプレストレスを導入した前記プレキャストモジュール7を現場に搬送しこれを隣り合わせて配置することでハーフプレキャスト床版4を構築した後、ポストテンション方式により一方向xに対して直交する他方向yにプレストレスを導入して直交する2方向にプレストレスを導入した合成床版3を構築する。
これにより、現場へはハーフプレキャスト床版4を解体した状態のプレキャストモジュール7を搬入すればよいから、搬送が容易で運搬手間を省略することが可能となるため運搬に係る費用を大幅に低減できるとともに、搬送条件等の制約を受けることなく必要な大きさの大型の合成床版3を自在に構築することが可能となる。
また、簡略な方法で容易に合成床版3に対して直交する2方向にプレストレスを導入することができるから、梁2が直交する方向に位置するような構造物1のコーナー部に対しても、経済的でかつ効率よく直交する2方向にプレストレスを導入した大型の合成床版3を構築することが可能となる。
本発明に係る第1の実施の形態に示す合成床版を構成するハーフプレキャスト床版の配置状況を示す図である。 本発明に係る第1の実施の形態に示すハーフプレキャストモジュールの詳細を示す図である。 本発明に係る第1の実施の形態に示すハーフプレキャスト床版の詳細を示す図である。 本発明に係る第1の実施の形態に示す合成床版の構築方法を示す図である。 本発明に係る第2の実施の形態に示す合成床版を構成するハーフプレキャスト床版の配置状況を示す図である。 本発明に係る第2の実施の形態に示すハーフプレキャストモジュールの詳細を示す図である。 本発明に係る第2の実施の形態に示すハーフプレキャスト床版の詳細を示す図である。 本発明に係る第2の実施の形態に示す合成床版の構築方法を示す図である。
符号の説明
1 構造物
2 梁
3 合成床版
4 ハーフプレキャスト床版
5 第2のPC鋼線
6 現場打ちコンクリート
7 プレキャストモジュール
8 プレキャストモジュール本体
9 帯状凸部
10 第1のPC鋼線
11 直交行方向凸部
12 シース管
13 グラウト
14 直交方向溝
15 上端筋
16 下端筋
17 第3のPC鋼線
18 硬質発泡材

Claims (5)

  1. 一方向に延在する帯状凸部を所定の離間間隔をもって平行となるよう表面上に複数備える版状のプレキャストモジュール本体、及び前記帯状凸部内に加えてこれと鉛直下方向に同軸な位置の前記プレキャストモジュール本体内の両者各々に延在しプレテンション方式によるプレストレスを導入する第1のPC鋼線とを備えるプレキャストモジュールを、前記帯状凸部が平行となるよう隣り合わせて配置したハーフプレキャスト床版と、
    該ハーフプレキャスト床版に前記第1のPC鋼線と直交して配置する第2のPC鋼線と、
    前記ハーフプレキャスト床版の表面に打設する現場打ちコンクリートを備えてなり、
    前記プレキャストモジュールの表面には、前記帯状凸部と直交する方向に延在するシース管を内包するの直交方向凸部が所定の離間間隔をもって平行に複数形成され、
    前記第2のPC鋼線が、前記帯状凸部と直交する方向に連続する複数の前記シース管に挿通されて、ポストテンション方式によるプレストレスを導入することを特徴とする合成床版。
  2. 請求項1に記載の合成床版において、
    前記プレキャストモジュールには、前記シース管を内包した直交方向凸部に代わり、前記帯状凸部を直交する方向に切り欠いて形成した直交方向溝が延在しており、
    前記第2のPC鋼線が、前記帯状凸部と直交する方向に連続する複数の前記直交方向溝に配置されるとともに、前記現場打ちコンクリートに埋設されてポストテンション方式によるプレストレスを導入することを特徴とする合成床版。
  3. 請求項1または2に記載の合成床版において、
    前記ハーフプレキャスト床版の表面で隣り合う前記帯状凸部に挟まれた領域に、硬質発泡材が配置されることを特徴とする合成床版。
  4. 請求項1に記載の合成床版の構築方法であって、
    帯状凸部とこれに直交しシース管を内包した直交方向凸部を表面上に有する複数のプレキャストモジュールを前記帯状凸部が平行となるよう隣り合わせて構造物を構成する梁に架け渡し、ハーフプレキャスト床版を構築する第1の工程と、
    第2のPC鋼線を前記帯状凸部と直交する方向に連続する一連の前記シース管に挿通し、これを緊張してプレストレスを導入する第2の工程と、
    前記ハーフプレキャスト床版の表面に現場打ちコンクリートを打設する第3の工程により構成されることを特徴とする合成床版の構築方法。
  5. 請求項2に記載の合成床版の構築方法であって、
    帯状凸部とこれに直交する直交方向溝を表面上に有する複数のプレキャストモジュールを前記帯状凸部が平行となるよう隣り合わせて構造物を構成する梁に架け渡し、ハーフプレキャスト床版を構築するする第1の工程と、
    第2のPC鋼線を前記帯状凸部と直交する方向に連続する一連の前記直交方向溝に配置し、これを埋設するように前記ハーフプレキャスト床版の表面に現場打ちコンクリートを打設する第2の工程と、
    前記現場打ちコンクリートの硬化後、前記第2のPC鋼線を緊張してプレストレスを導入する第3の工程より構成されることを特徴とする合成床版の構築方法。
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