JP2005225304A - 幼児用着座構造付シート - Google Patents

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Abstract

【課題】子供の体格に応じて足を自然な状態で載せることができる足載せ面を設けた幼児用着座構造付シートを提供すること。
【解決手段】幼児用着座構造付シートは、シートクッション11の前部に形成され且つ少なくとも前記シートクッション11の上面14aに開口する収納空間21と、前記収納空間21に嵌着されたときには通常のシートクッション11の一部として使用され且つ前記収納空間21から取り外されて前記シートクッション11の後部上に装着されたときには幼児用シートとして使用されるクッション部材15を備えている。しかも、前記収納空間内21に足載せ台(20、53)を高さ調整可能に装着している。
【選択図】 図2

Description

この発明は、乗物のシートクッションの前側の一部のクッション部材を後部上に載置することにより幼児用シートを構成できるようにした幼児用着座構造付シートに関するものである。
この種の幼児用着座構造付シートとしては、例えば図15に示したようにシートクッション1の前側の部分に上面(座面)1a及び前面1bに開放する収納凹部2を形成し、この収納凹部2内にクッション部材3を装着した構成のジュニアシート組込みシートが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このジュニアシート組込みシートにおいては、図15に示したようにクッション部材3を収納凹部2内に装着した状態では通常の使用ができ、図16に示したようにクッション部材3を上面(座面)1aの後部上に重ねた状態ではクッション部材3をジュニアシートとして使用できるようにしている。また、この構成においては、収納凹部2の底部4に足を置くことができる。
特開2003−267101号公報
しかしながら、底部4は固定されているために、子供の体格によっては足が底部4に届かず宙に浮いたり、又は足を窮屈に曲げたりすることが余儀なく生ずる場合があった。
そこで、この発明は、子供の体格に応じて足を自然な状態で載せることができる足載せ面を設けた幼児用着座構造付シートを提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、この発明は、シートクッションの前部に形成され且つ少なくとも前記シートクッションの上面に開口する収納空間と、前記収納空間に嵌着されたときには通常のシートクッションの一部として使用され且つ前記収納空間から取り外されて前記シートクッションの後部上に装着されたときには幼児用シートとして使用されるクッション部材を備える幼児用着座構造付シートにおいて、前記収納空間内に足載せ台を高さ調整可能に装着した幼児用着座構造付シートとしたことを特徴とする。
この構成によれば、クッション部材を収納空間から取り外して前記シートクッションの後部上に装着させることにより、クッション部材を幼児用シートとして使用する場合において、収納空間内の足載せ台を高さ調整することで、載せ台の上面を子供の体格に応じて足を自然な状態で載せることができる足載せ面とすることができる。これにより、安定した着座状態を提供できる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[構成]
図1〜図3において、10は例えば自動車等の車両(乗物)のシート、11はシート10のシートクッション、12はシートクッション11後部に装着されたシートバックである。
このシートクッション11は、図1,図2に示したようにクッションフレーム13と、前側中央部に切欠を有する第1のクッション部材14と、前側中央部を覆う第2のクッション部材15を有する。このクッション部材14は、クッションフレーム13の前側中央部以外の上部及び周面を覆っている。また、クッション部材15の上部後縁部はクッション部材14に表皮部材の一部であるヒンジ部15aにより結合されている。
このクッションフレーム13は、図4に示したように、方形枠状のフレーム本体16と、このフレーム本体16の左右の部分に配設された補強パネル(補強部材、補強板)17,17と、補強パネル17,17間に配設された補強パネル(補強部材、補強板)18を有する。
この補強パネル17,17は、前後に向けて延びていると共に、前端部及び後端部がフレーム本体16の前端部及び後端部に溶接固定されている。また、補強パネル18は、左右に向けて延びていると共に、両端部が補強パネル17,17の前後方向の略中央部(中間部)に溶接固定されている。
そして、図4の補強パネル17,17及び18で囲まれる部分には、補強パネル17,17に沿わせた昇降板19,19と、昇降板19,19間に配設された足載せ台20が配設されている。この足載せ台20は、図2に示したようにシートクッション11の下端部側に配設されている。
また、シートクッション11には、図2に示したようにクッション部材14の上面(座面)14a及び前面14bに開放する収納空間21が形成されている。この収納空間21にはクッション部材15が嵌合できるようになっている。
この収納空間21は、クッション部材14の部分に形成される上側の部分と、補強パネル17,17,18、昇降板19,19及び足載せ台20で囲まれる下側の部分を有する。
この昇降板19には、図9,図11に示したように前後に延びて前端に開放するガイドスリット22が形成されている(図10参照)。このガイドスリット22は、開放端部側の前スリット部22aと、その後方の後スリット部22bを有する。しかも、前スリット部22aの上下方向の幅(寸法)aは後スリット部22bの幅bより小幅(寸法)に形成されている。
また、昇降板19の後端部には、図9,図11に示したように上方に開放する係止切欠23が形成されている。この係止切欠23の前側の面23aは後側に向けて下方に傾斜させられている。これにより係止切欠23は、上端部の間隔が下端部の間隔よりも広く形成されている。
しかも、昇降板19の外側面(足載せ台20とは反対側の面)の前部にはフランジ24aが設けられた前ガイドピン(ガイド突起)24が一体に設けられ、昇降板19の外側面の後部にはフランジ25aが設けられた前ガイドピン(ガイド突起)25が一体に設けられている。
また、図9,図11に示したように、足載せ台20の側面の前部には前ガイドピン26が一体に設けられ、足載せ台20の側面の後部にはフランジ27aを有する後ガイドピン27が一体に設けられている。そして、通常は、前ガイドピン26及び後ガイドピン27がガイドスリット22の後スリット部22b内に挿入されている。
また、前ガイドピン26は前スリット部22aの幅aより小径に形成されて前スリット部22a内を前側に移動可能に設けられ、後ガイドピン27は前スリット部22aの幅aより大径に形成されて前スリット部22a内を前側に移動不能に設けられている。
更に、図4に示したように、収納空間21の側部、即ち補強パネル17,17の対向面とは反対側の面にはブラケット28,28が配設されている。このブラケット28,28は図5,図6に示した補強パネル17,17に溶接又はネジ等の固定手段で固定されたガイド板29,29と、この各ガイド板29に溶接固定されたスリット形成用の一対のブラケット30,30を有する。
このガイド板29には上下に延びる一対の長孔29a,29aが形成され、各長孔29a,29aに対応してブラケット30がそれぞれ設けられている。また、各ブラケット30は、コ字状折曲部30aと、コ字状折曲部30aの一側部に一体に形成されてガイド板29に固定されたフランジ部30bと、コ字状折曲部30aの他側部に一体に形成され且つ長孔29a内に配設されたスリット形成板部30cを有する。
そして、この長孔29a,29a内に配設されたスリット形成板部30aとガイド板29との間に上下に環状に延びるガイドスリット31が形成されている。このガイドスリット31は、上下に直線状に延びる後側の縦スリット部31aと、上下に直線状に延びる前側の縦スリット部31bと、縦スリット部31aの上下端から縦スリット部31bに対して下方及び上方に傾斜する上傾斜スリット部31c及び下傾斜スリット部31dを有する。
尚、コ字状折曲部30aは、凹部側がガイドスリット31の一部に対向させられている。しかも、各補強パネル17には、一対のガイドスリット31,31に対応する挿通孔17a,17aが形成されている。
そして、昇降板19のガイドピン24,25は、挿通孔17a,17aを介してガイドスリット31,31内に挿通されて、ガイドスリット31,31内を上下動可能(昇降自在)になっている。
また、ガイド板29の両側上部には、ガイドスリット31,31の上端部に対応して補強パネル17とは反対側に突出するチャンネル状(コ字状)のガイド(ガイドバー、ガイド部材)32,32が一体に溶接固定されている。このガイド32,32は互いに対向するガイド溝32a,32aを有する。
そして、ガイド溝32a,32aには可動パネル(可動部材であるスライド部材)33の両側部が図5に示したようにスライド可能に保持されている。これにより可動パネル33はガイド板29に対して進退動可能に設けられている。この可動パネル33は、図4に示した如くこの可動パネル33とガイド板29との間に張設(介装)したコイルスプリング34によりガイド板29側に付勢されている。
この各可動パネル33のガイド板29側の側面には、図5,図6に示したように縦スリット部31bの略上端部に対向する保持ピン(支持ピン、支持部材)35,35が突設されている。この保持ピン35,35は、可動パネル33がコイルスプリング34のバネ力でガイド板29側に付勢されていることにより、先端部が縦スリット部31bの略上端部内に挿入されて、昇降板19のガイドピン(ガイド突起)24,25のフランジ24a,25aを支持できるようになっている。
また、図4に示したように補強パネル(壁部)18の収納空間21とは反対側の面の両側部には折曲したブラケット36,36の両端部が溶接固定されている。この各ブラケット36には図7に示したように斜め下方に傾斜する傾斜板部36aが形成され、この傾斜板部36aには挿通孔37が形成されている。また、補強パネル18とブラケット36との間には空間38が形成され、補強パネル18には挿通孔37より上方に位置させた挿通孔39が形成されている。
そして、挿通孔37,39には軸状のレバー(操作部材)40が挿通されている。これによりレバー40は、一端部が収納空間21内に斜め上方に向けて突出させられている。しかも、このレバー40の中間部には空間38内に位置するフランジ41が設けられ、このフランジ41と傾斜板部36aとの間にはコイルスプリング(付勢手段)42が介装されている。これにより、レバー40は、一端部が収納空間21内に突出する方向に付勢されている。尚、レバー40は、クッション部材14を収納空間21内に収納する際に、クッション部材14で押圧可能に設けられている。
また、図4のレバー(操作部材)40が押圧されたとき、レバー40に連動して保持ピン(支持部材)35,35をガイドスリット31,31から抜き取り保持ピン35,35によるガイドピン(ガイド突起)24,25の支持を解除させる連動解除機構43が設けられている。
この連動解除機構43には、フレーム本体16のブラケット16a及び補強パネル17に保持されたチューブ44と、チューブ44に保持され且つ両端部がレバー40の下端部及び可動パネル33に保持されたワイヤ45を有する。ブラケット16aは可動パネル33の略中央に対応して設けられ、このブラケット16aにチューブの端部が保持されている。
[作用]
次に、このような構成の幼児用着座構造付シートの作用を説明する。
通常、図1に示すように足載せ台20を最下端に位置させると共に、クッション部材15を収納空間21内に嵌合させて、クッション部材14,15の上面同士を面一にしておく。この状態では、シート10を通常の状態で使用できる。
また、幼児等が使用する場合には、ヒンジ部15aを中心に上部後方に回転するようにクッション部材15を収納空間21内から抜き取って、抜き取ったクッション部材15をクッション部材14の後部上に重ねる。この状態では、クッション部材15の下面であった幼児着座面(幼児着座部)15bが上方を向くことになる。
尚、図示は省略したが、クッション部材15の後端部は図示しないベルトや固定金具を用いた固定手段でクッションフレーム13の後縁部等に固定して使用する。
また、図9(イ)の如く足載せ台20を前側に引き出すことにより、足載せ台20の前ガイドピン26を昇降板19の前スリット部22aから引き出すと共に、足載せ台20の後ガイドピン27を昇降板19の後スリット部22bの前端部まで移動させる。
そして、この位置で足載せ台20を図9(ロ)の如く後ガイドピン27を中心に上方に回動させた後、足載せ台20を図9(ハ)の如く後方に反転させて、足載せ台20の前ガイドピン26を昇降板19の係止切欠23に係止させる。
この状態では、足載せ台20の下面であった一面20aが上方を向いて足載せ面(足載せ部)になる。この状態で、例えば幼児46が靴を履いたまま足46aを一面20a上に載せて使用する。この場合、一面20aは泥や埃等で汚れることも考えられる。
この足載せ台20は通常最下部に位置しているが、図2に示した足載せ台20を使用する幼児46にとって足載せ台20が低い場合には、足載せ台20を上述したように反転する前に上方に移動させて高さ調整をする。
この場合、足載せ台20を持ち上げることにより昇降板19を足載せ台20と一体に上方に移動させて、昇降板19のガイドピン24,25を図5,図6の縦スリット部31a,31aに沿って上方に移動させる。
この後、ガイドピン24,25を図5,図6の上傾斜スリット部31c,31cに沿って前側の縦スリット部31b,31b側に移動させて、ガイドピン24,25を図10に示したように可動パネル33の保持ピン35,35上に当接支持させる。これにより、足載せ台20は上部の位置に調整されることになる。この位置で、足載せ台20を上述したように反転させて一面20aを上方に向けて使用する。
また、上述したクッション部材15を収納空間21内に収納する前には、足載せ台20を上述とは逆に反転させて最初の状態に戻し、足載せ台20が泥や埃等で汚れていない他面20bを上方に向ける。この状態で、クッション部材15を収納空間21内に収納する。
この際、クッション部材15が図2,図4,図7,図8のレバー40を図4のコイルスプリング34のバネ力に抗して押して、このレバー40がワイヤ45を下方に引っ張ることになる。この下方に引っ張られるワイヤ45は、図4の可動パネル33をコイルスプリング34のバネ力に抗してガイド板29から離反する方向に移動させる。これにより、図10の可動パネル33の保持ピン35,35は、図中可動パネル33と一体に左方に移動して、昇降板19のガイドピン24,25の下方から左方に外れて、ガイドピン24,25の支持を解除することになる。
この結果、昇降板19及び足載せ台20が下方に降下させられ、ガイドピン24,25が前側の縦スリット部31b,31b内を降下する。この後、ガイドピン24,25は、下傾斜スリット部31d,31d内を後方に移動させられて、後側の縦スリット部31a,31aに臨むことになる。
そして、クッション部材15は、収納空間21内に嵌合されると共に、幼児着座面15bが足載せ台20の泥等で汚れていない他面20b上に当接することになる。従って、次の使用に際しても、クッション部材15の幼児着座面15bは汚れていない状態で使用できる。
<変形例>
以上説明した実施例では、クッション部材15を収納空間内に収納する際、足載せ台20を自動的に最下部の位置に移動させる構成としたが、必ずしもこの構成に限定されるものではない。
例えば、図12示したように、収納空間21の側部に配設するブラケット50に上下に延びるガイドスリット51を形成し、下方に向けて延び且つ上端をガイドスリット51に開放させた係止切欠52をブラケット50に上下に間隔をおいて複数設けると共に、図13の足載せ台53の側部に設けたガイドピン(ガイド突起)54,54を図14のように係止切欠52に係止可能に且つ上下動可能に図12のガイドスリット51内に挿入した構成としても良い。54aはガイドピン54の抜け規制用のフランジである。
尚、ブラケット50は、収納空間21の左右の両側部の挿通孔17a,17aに対応して、補強パネル17,17の対向面とは反対側の面に固定される。
この構成によれば、係止切欠52を図12のように上下に所定ピッチで複数設けることで、足載せ台53の高さを段階的に容易に微調整できる。尚、係止切欠52は一つであっても良い。
尚、この変形例における足載せ台53に代えて上述した足載せ台20及び昇降板19の構成を用いても良い。この場合には、昇降板19のガイドピン24,25の係止位置を複数の係止切欠52のいずれかに係止させて、昇降板19の高さを変えることで、足載せ台20の高さを調整できると共に、足載せ台20を反転させて使用することができる。
以上説明したように、この発明の実施の形態の幼児用着座構造付シートは、シートクッション11の前部に形成され且つ少なくとも前記シートクッション11の上面14aに開口する収納空間21と、前記収納空間21に嵌着されたときには通常のシートクッション11の一部として使用され且つ前記収納空間21から取り外されて前記シートクッション11の後部上に装着されたときには幼児用シートとして使用されるクッション部材15を備えている。しかも、前記収納空間内21に足載せ台(20、53)を高さ調整可能に装着している。
この構成によれば、クッション部材15を収納空間から取り外して前記シートクッション11の後部上に装着させることにより、クッション部材15を幼児用シートとして使用する場合において、収納空間21内の足載せ台(20、53)を高さ調整することで、足載せ台(20、53)の上面(一面20a)を子供の体格に応じて足を自然な状態で載せることができる足載せ面とすることができる。これにより、安定した着座状態を提供できる。
また、発明の実施の形態の前記足載せ台20は上下面を反転可能に前記収納空間21内に配設されている。
この構成によれば、足載せ台20の片面(一面20b)が土足で汚れても、クッション部材15を収納空間21内に収納する前に、足載せ台20を反転させて下方に向けると共に、足載せ台20の残りの片面(他面20a)を上方に向けておくことで、クッション部材15を収納空間21に収納して足載せ台20に当接させても、クッション部材15の幼児着座部(幼児着座面15b)に泥汚れ等が付着するのを防止できる。
尚、従来であると、収納凹部の底部(足載せ面)が固定されていたため、底部に泥汚れ等がある場合において、クッション部材を収納凹部(収納空間)内に収納したとき、底部に泥汚れ等がクッション部材の幼児着座部に付着して、幼児着座部が汚れるが、この発明の実施例ではクッション部材15の幼児着座部(幼児着座面15b)が汚れることがない。
更に、この発明の実施の形態においては、前記収納空間21が前記シートクッション11の上面14a及び前面に開放させられ、前記収納空間21の左右側方に昇降板19,19が高さ調整可能にそれぞれ装着され、前記足載せ台20が前後動可能に前記昇降板19,19に保持されていると共に、前記足載せ台20は前記収納空間21から前側に引き出された後に後縁部を中心に上方及び後方に反転回動可能に前記昇降板19,19に保持されている。この構成によれば、足載せ台20を簡単な構成で容易に反転させることができる。
また、この発明の実施の形態において、前記昇降板19には前後に延びて前端に開放し且つ開放端部の前スリット部22aの幅aがそれより後方の後スリット部22bの幅bより小幅に形成されたガイドスリット22が設けられている。しかも、前記足載せ台20の側面の前部及び後部には前記後スリット部22bに挿入された前ガイドピン26及び後ガイドピン27がそれぞれ設けられている。更に、前記前ガイドピン26は前記前スリット部22aの幅aより小径に形成されて前記前スリット部22a内を前側に移動可能に設けられ、前記後ガイドピン27は前記前スリット部22aの幅aより大径に形成されて前記前スリット部22a内を前側に移動不能に設けられている。この構成によれば、足載せ台20を反転させる構造を簡単にできる。
また、この発明の実施の形態の前記足載せ台20は前記クッション部材15を前記収納空間21内に収納する際に前記収納空間21の最下部に自動復帰可能に設けられている。この構成によれば、幼児着座部(幼児着座面15b)を有するクッション部材15の収納空間21への収納時に、足載せ台20を最下部に移動させる操作を簡略化できる。
また、この発明の実施の形態では、前記収納空間21の側部に配設されたブラケット28に上下に延びるガイドスリット31が形成されている。しかも、前記足載せ台20の側部に設けられたガイド突起(ガイドピン24,25)が前記ガイドスリット31内に上下動可能に挿入されている。また、前記ガイドスリット31に対して挿脱可能に設けられて前記ガイドスリット31に挿入されたときには前記ガイド突起(ガイドピン24,25)を支持可能な支持部材(保持ピン35,35)が前記収納空間21の外側に配設されている。更に、前記クッション部材15を前記収納空間21内に収納する際に前記クッション部材15で押圧可能な操作部材(レバー40)が前記収納空間21の壁部(補強パネル18)に設けられている。また、前記操作部材(レバー40)が押圧されたとき前記操作部材(レバー40)に連動して前記支持部材(保持ピン35,35)を前記ガイドスリット31から抜き取り前記支持部材(保持ピン35,35)による前記ガイド突起(ガイドピン24,25)の支持を解除させる連動解除機構43が設けられている。
この構成によれば、幼児着座部を有するクッション部材の収納空間への収納時に、足載せ台を最下部に自動的に移動(降下)させる操作を簡単な構成で実現できる。
また、この発明の実施の形態では、前記収納空間21の側部に配設されたブラケット50に上下に延びるガイドスリット51が形成され、下方に向けて延び且つ上端を前記ガイドスリット51に開放させた係止切欠52が前記ブラケット50に設けられていると共に、前記足載せ台(20,53)の側部に設けられたガイド突起(ガイドピン24,25、54,54)が上下動可能に且つ前記係止切欠52に係止可能に前記ガイドスリット51内に挿入されている。
この構成によれば、係止切欠を複数設けることで、足載せ台の高さを段階的に容易に調整できる。
この発明に係る幼児用着座構造付シートの斜視図である。 図1に示した幼児用着座構造付シートの使用例を示す部分拡大斜視図である。 図1の幼児用着座構造付シートの使用例を示す側面図である。 図1〜図3のシートクッションのクッションフレームの平面図である。 図4のブラケットと可動パネルとの関係を示す正面図である。 図5のブラケットと可動パネルとの関係を示す分解斜視図である。 図4のA1−A1線に沿う断面図である。 図1,2のサブのクッション部材とレバーとの関係を示す作用説明図である。 図1,2の足載せ台と昇降板の関係を示す側面図である。 図5のA2−A2線に沿う断面図である。 図9,10の昇降板とサブのクッション部材との関係を示す分解斜視図である。 この発明の変形例を示すブラケットの斜視図である。 この発明の足載せ台の他の例を示す斜視図である。 図12のブラケットに図13の足載せ台を組み込んだ状態で図12をA3−A3線に沿って断面した断面図である。 従来の幼児用着座構造付シートの一例を示す斜視図である。 図15の幼児用着座構造付シートの使用例を示す斜視図である。
符号の説明
11…シートクッション
14a…上面
15…クッション部材
15b…幼児着座面(幼児着座部)
18…補強パネル(壁部)
19…昇降板
20…足載せ台
20a…一面(上面)
20b…他面(片面)
21…収納空間
22…ガイドスリット
22a…前スリット部
22b…後スリット部
24…前ガイドピン(ガイド突起)
25…後ガイドピン(ガイド突起)
26…前ガイドピン(ガイド突起)
27…後ガイドピン(ガイド突起)
28…ブラケット
31…ガイドスリット
35…保持ピン(支持部材)
40…レバー(操作部材)
50…ブラケット
51…ガイドスリット
52…係止切欠
53…足載せ台
54…ガイドピン(ガイド突起)

Claims (7)

  1. シートクッションの前部に形成され且つ少なくとも前記シートクッションの上面に開口する収納空間と、前記収納空間に嵌着されたときには通常のシートクッションの一部として使用され且つ前記収納空間から取り外されて前記シートクッションの後部上に装着されたときには幼児用シートとして使用されるクッション部材を備える幼児用着座構造付シートにおいて、
    前記収納空間内に足載せ台を高さ調整可能に装着したことを特徴とする幼児用着座構造付シート。
  2. 前記足載せ台は上下面を反転可能に前記収納空間内に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の幼児用着座構造付シート。
  3. 前記収納空間が前記シートクッションの上面及び前面に開放させられ、前記収納空間の左右側方に昇降板が高さ調整可能にそれぞれ装着され、前記足載せ台が前後動可能に前記昇降板に保持されていると共に、前記足載せ台は前記収納空間から前側に引き出された後に後縁部を中心に上方及び後方に反転回動可能に前記昇降板に保持されていることを特徴とする請求項2に記載の幼児用着座構造付シート。
  4. 前記昇降板には前後に延びて前端に開放し且つ開放端部の前スリット部の幅がそれより後方の後スリット部の幅より小幅に形成されたガイドスリットが設けられ、前記足載せ台の側面の前部及び後部に前記後スリット部に挿入された前ガイドピン及び後ガイドピンがそれぞれ設けられていると共に、前記前ガイドピンは前記前スリット部の幅より小径に形成されて前記前スリット部内を前側に移動可能に設けられ、前記後ガイドピンは前記前スリット部の幅より大径に形成されて前記前スリット部内を前側に移動不能に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の幼児用着座構造付シート。
  5. 前記足載せ台は前記クッション部材を前記収納空間内に収納する際に前記収納空間の最下部に自動復帰可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の幼児用着座構造付シート。
  6. 前記収納空間の側部に配設されたブラケットに上下に延びるガイドスリットが形成され、前記足載せ台の側部に設けられたガイド突起が前記ガイドスリット内に上下動可能に挿入され、前記ガイドスリットに対して挿脱可能に設けられて前記ガイドスリットに挿入されたときには前記ガイド突起を支持可能な支持部材が前記収納空間の外側に配設されていると共に、前記クッション部材を前記収納空間内に収納する際に前記クッション部材で押圧可能な操作部材が前記収納空間の壁部に設けられ、前記操作部材が押圧されたとき前記操作部材に連動して前記支持部材を前記ガイドスリットから抜き取り前記支持部材による前記ガイド突起の支持を解除させる連動機構が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の幼児用着座構造付シート。
  7. 前記収納空間の側部に配設されたブラケットに上下に延びるガイドスリットが形成され、下方に向けて延び且つ上端を前記ガイドスリットに開放させた係止切欠が前記ブラケットに設けられていると共に、前記足載せ台の側部に設けられたガイド突起が上下動可能に且つ前記係止切欠に係止可能に前記ガイドスリット内に挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の幼児用着座構造付シート。
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