JP2005225038A - 吐出制御装置、インク吐出装置、吐出制御方法及びプログラム - Google Patents

吐出制御装置、インク吐出装置、吐出制御方法及びプログラム Download PDF

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浩 宇田川
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Abstract

【課題】ラインヘッドの場合、ノズル固有の不良が濃度ムラやスジとして印刷結果で知覚され易い。
【解決手段】被記録対象の印刷方向にノズル群が複数列配置されたヘッドユニットを制御し、少なくとも複数列のノズル群から同色インクを吐出させる吐出制御装置10に、印刷データを各画素領域に吐出するインク滴の数を表現する階調データに変換する階調変換部10Aと、複数列のノズル群から均等にインク滴が吐出されるように、階調データを各ノズル群に割り当てる信号割当部10Bとを設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、インク滴を被記録対象上に吐出するインク吐出装置及びその吐出を制御する吐出制御装置に関する。また、同技術を実現する吐出制御方法及びプログラムに関する。
現在、インク滴を被記録対象に吐出する方式のプリンタ装置が広く用いられている。この種のプリンタ装置には、主に2種類の吐出ヘッドがある。1つは、被記録対象の印刷方向(主走査方向)に対して直交する方向(副走査方向)に吐出ヘッド自体を往復駆動させるシリアル型の吐出ヘッドである。1つは、印刷幅に亘って印刷解像度と同じ密度でノズルを配置した固定型の吐出ヘッドである。固定型の吐出ヘッドは、ラインヘッドとも呼ばれる。
特開2003−226017号公報
ラインヘッドでは、非常に多数のノズルを用い、文字や画像(写真を含む。)を1回のスキャンで印刷する。この際、ノズルと被記録対象との位置関係は固定である。このため、ノズルの一部に不良箇所があると、その影響が印刷方向にある幅をもったスジや濃度差として表れ易い。
図1に、不良箇所が印刷結果にどのような影響を与えるかを示す。領域1は、吐出曲がりを原因とするスジが知覚される部分を示す。本来であれば、等間隔で並ぶべきドット群の間隔が広がることで生じる。領域2は、吐出量のバラツキを原因とする濃度ムラが知覚される部分を示す。図では、1列だけドットの径が小さくなっている。領域3は、不吐出を原因とするスジが知覚される部分を示す。
なお、個々のノズル不良自体は、シリアル型の吐出ヘッドにも存在する。しかし、シリアル型の吐出ヘッドの場合、ノズルと被記録対象との位置関係は動的に変化する。このため、ノズル不良の影響を印刷面の全体に分散できる。すなわち、不良箇所は点(ドット)として、印刷面の全体に分散され、品質低下として知覚され難い。
このように、ラインヘッドは、構造的に吐出不良が知覚され易い特質がある。加えて、非常に多数のノズルを搭載するラインヘッドには、ノズルの製造限界やヘッドチップの組み立て限界もある。また、稼働後も、ヘッドクリーニング時にゴミが混入する可能性など、長期間に亘って完全な吐出状態を維持するのが難しいのが現状である。
本発明は、以上の技術的課題を考慮してなされたものであり、ラインヘッドによる印刷品質の向上を目的とする。
かかる目的を実現するため、本発明の1つでは、被記録対象の印刷方向に対して複数列配置されたノズル群を使用した印刷技術を提案する。すなわち、印刷データを複数のノズル群に割り当てる技術を提案する。
複数のノズル群を使用することにより、不良箇所が印刷方向の同一箇所に連続して現れる可能性を格段に低減できる。この結果、印刷面上で吐出不良が知覚される可能性を低下できる。従って、印刷品質の向上を期待できる。
図2に、この印刷技術を適用した吐出制御装置10の構成例を示す。吐出制御装置10は、同色インクを吐出可能なノズル群N1、N2を少なくとも被記録対象の印刷方向に2列配置したヘッドユニット11を制御対象とする。なお、ノズル群N1とN2のインク濃度は同じものを用いる。
なお、ヘッドユニット11に配置される全てのノズル群から同色インクが吐出される構成である必要はない。例えば、4列あるノズル群のうち2列だけを同色印刷に使用できる構成でも良い。
また、各ノズル群は、特定色のインクの吐出専用である必要はない。例えば、インクセットの選択により、多色インクによる印刷(カラー印刷)と、黒色インクによる印刷(白黒印刷)とを適宜選択できるものでも良い。
また、ヘッドユニット11は、インクタンク(インクカートリッジとも言う。)と一体構造でも良いし、インクタンクを装着可能なものでも良い。同様に、ヘッドユニットは、インク吐出装置の本体内に一体的に組み込まれた構成でも良いし、本体に対して着脱自在なものでも良い。
吐出制御装置10は、階調変換部10Aと信号割当部10Bとを有する。階調変換部10Aは、印刷データを各画素領域に吐出するインク滴の数を表現する階調データに変換する機能を実現する。
最も基本的な階調データは、各画素領域に吐出するインク滴の有無に対応する2値データである。この他、階調データは、各画素領域を最大複数発のインク滴で表現する多値データの形態も採り得る。
信号割当部10Bは、複数列のノズル群又は任意の1つからインク滴が吐出されるように、階調データを各ノズル群に割り当てる機能を実現する。なお、複数列のノズル群の吐出機会は、印刷面全体として均等であるのが望ましい。
階調データの割り当て方法には、幾つかの方法が考えられる。例えば、階調データが2値データか多値データかを問わず、階調データをいずれかのノズル群に割り当てる方法(すなわち、1対1の割り当て方法)がある。
また例えば、階調データが2値データか多値データかを問わず、階調データを全てのノズル群に割り当てる方法(すなわち、1対多の割り当て方法)がある。この場合、吐出されるインク滴数は、割り当てられるノズル群の数を階調データに乗算した値になる。
また例えば、階調データが多値データの場合、その加算値が階調データとなる各値を、同色インクの吐出が可能な全ての又は任意の組み合わせのノズル群に個別に割り当てる方法がある。
この場合、1つの画素領域に着弾するインク滴の数は、階調データが与えるインク滴の数と同じになる。この際、割り当てる複数のノズルは、各ノズル群におけるノズルの配列方向について同じ位置のものを使用する。
なお、この割り当て方法を採用する場合には、各ノズル間でその吐出回数が均等になるように割り当てを決定するのが望ましい。例えば、階調データが“4”で使用可能なノズル群が“4”の場合、各ノズル群にそれぞれ“1”発のインク滴を割り当てるのが望ましい。
なお、階調データの値と使用可能なノズル群の数が一致しない場合にも印刷面全体として吐出機会ができるだけ均等にするのが望ましい。
因みに、インク滴を複数のノズル群から均等に吐出させる方法には、ある規則に従って階調データを各ノズル群に順番に割り当てる方法、乱数(疑似乱数を含む。)に従って階調データを各ノズル群に順番に割り当てる方法などがある。
図3〜図7に、階調データの割り当て方法の例を示す。なお、図3〜図7は、いずれも4つのノズル群N1〜N4から同色インクを吐出する場合について表している。なお、考え方は同色インクの吐出に使用するノズル群の数によらず同じである。
また、図3〜図7は、図面の見やすさの関係上、1つの画素領域にインク滴を一発吐出する場合について表している。勿論、1つの画素領域に複数発のインク滴を吐出する場合にも適用できる。
図3は、被記録対象の印刷方向とノズルの配列方向(印刷方向と直交する方向)のそれぞれについて、画素領域ごとに階調データを割り当てるノズル群を巡回的にシフトする場合を表している。
図3では、インク滴の吐出に使用されるノズル群が同じものを破線で結んで示す。すなわち、図3の場合、同一のノズル群から吐出されたインク滴は、被記録対象上に印刷方向に対して斜め45°で配列される。
この場合、例えば第1のノズル群N1のあるノズルが吐出不良を起こしても(図中、画素領域を示す○印に網掛けで示す。)、このノズルがインク滴を吐出するのは4つの画素領域に付き1回である。
他の3つの画素領域は、他の正常な又は吐出不良の性質が異なる他のノズル群N2〜N4からのインク滴によって印刷される。この結果、印刷面の不良箇所は不連続点(離散点又は孤立点)に変換される。
図4は、被記録対象の印刷方向について、画素領域(1ライン)ごとに階調データを割り当てるノズル群を巡回的にシフトする場合を表している。インク滴の吐出に使用されるノズル群が同じものを破線で結んで示す図4に示すように、印刷方向の4ライン毎に同じノズル群が使用される。
この場合も、例えば第1のノズル群N1のあるノズルが吐出不良を起こしても(図中、画素領域を示す○印に網掛けで示す。)、このノズルがインク滴を吐出するのは4ラインに付き1回である。
他の3ラインは、他の正常な又は吐出不良の性質が異なる他のノズル群N2〜N4からのインク滴によって印刷される。この場合も、印刷面上での不良箇所は不連続点(離散点又は孤立点)に変換される。
図5及び図6は、各ノズル群への割当関係を定めたドットパターンに従って、前記階調データを各ノズル群に割り当てる場合を表している。このうち、図5のドットパターンは、2画素(印刷方向)×2画素(ノズルの配列方向)で定義される各画素領域に、4つのノズル群N1〜N4のうちいずれか1つを割り当てる場合である。なお、図中、○印の中の数字は、対応するノズル群を表している。図6についても同様である。
図5の場合、印刷方向にもノズルの配列方向にも、各ノズル群の吐出機会は1画素領域毎になる。印刷面全体では、各ノズル群の吐出機会は4分の1に均等に分散される。なお、各ノズル群をドットパターンのどの位置に割り当てるかは任意である。
また図6のドットパターンは、4画素(印刷方向)×4画素(ノズルの配列方向)で定義される各画素領域に、4つのノズル群N1〜N4のうちいずれか1つを割り当てる場合である。
この例は、ドットパターンを図5より広いブロック領域で定義するものである。図6の場合は、4画素×4画素で定義しているが、n(自然数)×m(自然数)で与えられる任意のドットパターンについても定義できる。
図7は、乱数発生器で発生された乱数に従い、前記階調データを各ノズル群に割り当てる場合を表している。ここでの乱数は、疑似乱数でも良い。使用可能なノズル群のうちいずれに階調データを割り当てるかを乱数で決定するため、各ノズル群の吐出機会はほぼ均等化される。
本発明は、複数のノズル群を使用することにより、不良ノズルの影響を他の正常ノズルで平均化する。これにより、スジや濃度ムラが生じ易いラインヘッド型のインク吐出装置の印刷品質を格段に向上できる。
印刷結果の一例を図8と図9に示す。図8(B)は、図4の割り当て方法を適用する場合の印刷結果である。図9(B)は、階調データが多値データとして与えられる場合に、1つの画素を構成する複数発のインク滴を複数のノズル群の同じノズル位置から吐出させるときの印刷結果である。
なお図8(A)と図9(A)は、いずれも1列分のノズル群からインク滴を吐出する場合の印刷結果(図1)である。これらを図8(B)及び図9(B)と比較して分かるように、本例のように拡大した場合でも、スジや濃度ムラはほとんど目立たない。このように、本発明の技術を適用することにより、ラインヘッド型のインク吐出装置の印刷品質を格段に向上できる。
以下、インク滴を吐出するプリンタ装置を例に、インク吐出装置の実施形態例を説明する。なお、本明細書で特に図示又は記載されない部分には、当該技術分野の周知又は公知技術を適用する。
(1)インク吐出装置(全体構成)
図10に、選択的にカラー印刷又は白黒印刷を実行できるプリンタ装置20の主要構成部を示す。また、プリンタ装置20は、白黒印刷モードとして、複数列のノズル群から同色インクを均等に吐出する均等印刷モードに対応しているものとする。
以下、プリンタ装置20を構成する各部について説明する。なお、ヘッドユニット21は、インク滴を吐出するための構成部である。また、吐出制御部22は、前述した吐出制御装置10に対応する信号処理部である。搬送機構23は、被記録媒体を搬送するための機械的な機構部である。被記録媒体は、例えば、紙、シート、ディスク状の光記録媒体とする。
(2)ヘッドユニット
ヘッドユニット21は、ノズル駆動部21Aと、ラインヘッド21Bを有する。ノズル駆動部21Aは、インク滴の吐出が適切なタイミングで実行されるようにラインヘッド21Bを直接駆動するデバイスである。具体的には、ノズル駆動部21Aは、ノズル底部に配置されたヒーター(抵抗パターン)に駆動電流を流すタイミングを制御する。
ヒーターの加熱によりノズル内部に設けられた液室のインクが沸騰し、気泡が発生する。この実施例におけるノズル駆動部21Aは、気泡の膨張力でインク滴をノズル外部に吐出させる。
ラインヘッド21Bは、印刷方向に対して4列のノズル群N1〜N4が配列されたものを使用する。図11に、ラインヘッド21Bをノズル面の側から見た部分拡大図を示す。ヘッド面には、印刷方向(被記録媒体の移動方向とは逆向き)と直交する方向に4列のノズル群N1〜N4が配置される。
ノズル群N1〜N4には、それぞれ印刷幅に亘って印刷解像度と同じ密度でノズル21B1が配置されている。ノズル群N1〜N4は、印刷方向に規定ピッチで配置されている。ノズル群N1〜N4は、インクが充填された容器(すなわち、インクカートリッジ)を装着するインクスロットに対応する。
例えば、第1のノズル群N1は、インクスロット1に対応する。同様に、第2、第3及び第4のノズル群N2〜N4は、それぞれインクスロット2、3及び4に対応する。
図12に、ヘッドユニット21の上面を示す。上面には、インクカートリッジ21B6(図13)を装着するための4つのインクスロット21B2〜21B5が設けられている。インクスロット21B2は、ノズル群N1に対応する。また、インクスロット21B3〜21B5は、ノズル群N2〜N4にそれぞれ対応する。
インクスロット21B2〜21B5の底面には、インク供給用の開口が形成されている。各開口は、対応するノズル群N1〜N4とインク流路でつながっている。なお、開口は、底面の中央付近に形成されている。この開口に、インクカートリッジ21B6(図13)のインク供給口21B7が挿入される。
各ノズル21B1は、1つの画素に対して最大q発(qは自然数)のインク滴を吐出できるものとする。自然数qが大きいほど、階調を高くできる。なお、複数のノズルから吐出されたインク滴により1つの画素を形成することもできる。
(3)吐出制御部
吐出制御部22は、文字や画像その他の印刷データをインク滴の吐出に適したノズル駆動データに変換する信号処理部である。図10に示すように、吐出制御部22は、輝度/濃度変換部22A、ガンマ変換部22B、階調変換部22C、駆動信号割当部22D、システム制御部22Eを有する。
輝度/濃度変換部22Aは、印刷データの濃度信号への変換処理を実行する。変換後の濃度信号は、ガンマ変換部22Bに出力される。この実施例の場合、印刷データは、ビットマップ形式の画像信号Vinとする。輝度/濃度変換部22Aには、既知の技術を使用する。
ガンマ変換部22Bは、原画像の濃度信号を濃度再現特性に応じた濃度信号に変換する信号処理を実行する。この変換の際、ガンマ特性曲線を使用する。ガンマとは、被記録媒体のインク吸収率や被記録媒体に対するインクの面積充填率等によって変わる濃度再現の飽和特性曲線のことをいう。
階調変換部22Cは、ガンマ変換後の濃度信号の階調数を低減する信号処理を実行する。すなわち、階調変換部22Cは、原画像が持つ中間階調の再現性を極力保ちつつ、階調数を低減した階調データに変換する。すなわち、階調変換部22Cは、量子化処理を実行する。
一般に、濃度信号の階調数nは、8ビット(256値)である。一方、階調数mは、1個のノズルが1つの画素領域に対して表現できる濃度に対応する。例えば、1個のノズルが1画素の形成に最大q発のインク滴を吐出できる場合、mは、q+1かそれ以下となる。
駆動信号割当部22Dは、階調データを適切なノズル群に割り当てる信号処理を実行する。この駆動信号割当部22Dは、前述した信号割当部10Bに対応する。すなわち、駆動信号割当部22Dは、階調データを同色インクの吐出が可能な複数のノズル群に割り当てる処理動作を実行する。
もっとも、通常の印刷モード(例えばカラー印刷モード、白黒印刷モード)では、駆動信号割当部22Dは、色別に発生された階調データを対応するノズル群に固定的に出力する処理動作を実行する。
システム制御部22Eは、装置全体の制御動作を実行する。例えば、印刷モードの検知と、検知した印刷モードに応じた各部の制御を実行する。また例えば、搬送機構23の駆動制御も実行する。システム制御部22Eは、コンピュータ構成でなり、所定のファームウェアに従って各部の制御動作を実行する。
(4)階調データの割当処理
以下、駆動信号割当部22Dで実行される階調データの割当処理の具体例を説明する。なお、以下の説明では、ヘッドユニット21に配置された4列全てのノズル群から同色インクを吐出する印刷モードが選択されているものとする。
(4−1)階調データをいずれかのノズル群に割り当てる場合
この処理動作は、階調データが2値データの場合にも多値データ(1つの画素領域を複数発のインク滴で表現する場合)にも適用できる。ここでは、2値データの場合について説明する。
(a)実施例1
まず、図3に示す割当手法の実施例を説明する。すなわち、階調データの割当先となるノズル群を、被記録対象の印刷方向とノズルの配列方向のそれぞれについて画素領域ごとにシフトする場合について説明する。
図14に、概略的な構成例を示す。駆動信号割当部22Dは、スイッチ30とスイッチ制御部31でなる。スイッチ30により、入力された階調データは、4つの出力端のいずれかに出力される。なお、4つの出力端は、ノズル群N1〜N4にそれぞれ対応する。
スイッチ制御部31は、2種類のカウンタ31A及び31Bでなる。割当カウンタ31Aとスタート位置カウンタ31Bの2つである。割当カウンタ31Aは、4つのノズル群N1〜N4に対応する“0”〜“3”の値を巡回的に発生するカウンタである。
カウント値の更新は、画素クロックに同期して実行される。すなわち、吐出対象とする画素領域がノズルの配列方向に1つ進むたびにカウント値が更新される。なお、カウント値は巡回的に更新され、カウント値が“3”に達した後は再び“0”からカウントアップされる。
スタート位置カウンタ31Bは、割当カウンタ31Aのカウント初期値を与えるカウンタである。カウント値は、吐出対象とする画素領域が印刷方向に1ライン進む度に更新される。この結果、階調データは、図3に示したように、印刷方向にもノズルの配列方向にも画素領域毎に異なるノズル群へと供給される。
なお、カウント値は巡回的に更新され、カウント値が“3”に達した後は再び“0”からカウントアップされる。カウント値の更新方向は反対でも良い。
(b)実施例2
次に、図4に示す割当手法の実施例を説明する。すなわち、階調データの割当先となるノズル群を、吐出対象とする画素領域が印刷方向に進む度(1ライン進む度)にシフトする場合について説明する。
図15に、概略的な構成例を示す。駆動信号割当部22Dは、スイッチ30とスイッチ制御部33でなる。スイッチ30の構成は、図14と同じである。一方、スイッチ制御部33は、前述したスタート位置カウンタ31Bと同じ構成のラインカウンタ33Aでなる。
ラインカウンタ33Aは、1ライン毎に階調データの割当先となるノズル群N1〜N4をシフトするカウンタである。カウント値は、吐出対象とする画素領域が印刷方向に1ライン進む度に更新される。この結果、階調データは、図4に示したように、印刷方向に1ライン進む毎に異なるノズル群へと供給される。
この場合も、カウント値は巡回的に更新され、カウント値が“3”に達した後は再び“0”からカウントアップされる。
(c)実施例3
次に、図5及び図6に示す割当手法の実施例を説明する。すなわち、階調データの割当先となるノズル群を、各ノズル群への割当関係を定めたドットパターンに従ってシフトする場合について説明する。
図16に、概略的な構成例を示す。駆動信号割当部22Dは、スイッチ30とスイッチ制御部34でなる。スイッチ30の構成は、図14と同じである。一方、スイッチ制御部34は、ドットパターンメモリ34A1と、その読み出しアドレスを与える2種類のカウンタ34A2及び34A3でなる。
ドットパターンメモリ34A1は、n(自然数)画素×m(自然数)画素で与えられるブロック領域について各画素領域とノズル群N1〜N4との割当関係を格納するメモリデバイスである。図5の場合には、2画素×2画素のドットパターンが用いられる。図6の場合には、4画素×4画素のドットパターンが用いられる。
2種類のカウンタは、行カウンタ34A2と列カウンタ34A3の2つである。行カウンタ34A2は、“0”〜“n”の値を巡回的に発生するカウンタである。行カウンタ34A2は、吐出対象とする画素領域が印刷方向に1ライン進むたびにカウント値を1つ進める。
一方、列カウンタ34A3は、“0”〜“m”の値を巡回的に発生するカウンタである。列カウンタ34A3は、吐出対象とする画素領域がノズルの配列方向に1つ進むたびカウント値を更新する。
スイッチ制御部34は、行カウンタ34A2と列カウンタ34A3が発生するカウント値で求まるアドレス位置に記録された“0”〜“3”の番号を読み出してスイッチ30に与える。かくして、階調データは、予め定めたドットパターンに従って4つのノズル群のいずれかに割り当てられる。
(d)実施例4
次に、図7に示す割当手法の実施例を説明する。すなわち、階調データの割当先となるノズル群を、乱数発生器で発生された乱数に従って決定する場合について説明する。
図17に、概略的な構成例を示す。駆動信号割当部22Dは、スイッチ30とスイッチ制御部35でなる。スイッチ30の構成は、図14と同じである。一方、スイッチ制御部35は、乱数発生器35Aでなる。乱数発生器35Aは、“0”〜“3”のいずれかの値をランダムに発生する。この結果、階調データは、4つのノズル群に平等に割り当てられる。
(4−2)階調データを複数のノズル群に割り当てる場合
この処理動作は、階調データが多値データ(1つの画素領域を複数発のインク滴で表現する場合)に適用される。なお、吐出回数は、複数のノズル間でできるだけ均等になるように割り当てる。
(a)実施例1
まず、複数のノズルに割り当てる吐出回数を、階調データの値を基に割当テーブルを参照して決定する場合について説明する。図18に、駆動信号割当部22Dとして使用する割当テーブルの一例を示す。
図18に示す割当テーブルは、1つの画素領域を最大8発のインク滴で構成する場合について表したものである。割当テーブル内の数値“0”、“1”、“2”は、それぞれ吐出回数の0発、1発、2発に対応する。
図18の場合、インク滴は、階調データの値が大きくなるに従って、ノズル群N1→ノズル群N2→ノズル群N3→ノズル群N4の順に割り当てられる。例えば、階調データ“3”(PNM=3)の場合、1つの画素領域に吐出する3発のインク滴は、1発ずつ3つのノズル群N1〜N3に割り当てられる。
また例えば、階調データ“4”(PNM=4)の場合、1つの画素領域に吐出する4発のインク滴は、1発ずつ4つのノズル群N1〜N4に割り当てられる。また例えば、階調データ“5”(PNM=5)の場合、1つの画素領域に吐出する5発のインク滴は、各1発が3つのノズル群N2〜N4に割り当てられ、2発がノズル群N1に割り当てられる。
このように、1つの画素領域を複数のノズル群を用いて描画することにより、単一のノズル群だけを用いて印刷面全体を印刷する場合に比してノズル固有のスジや濃度ムラを格段に低下させることが可能となる。
(b)実施例2
次に、複数のノズルに割り当てる吐出回数を、複数通りの割当パターンの中からその都度決定する場合について説明する。この点が、実施例1との違いである。すなわち、実施例1では、階調データの値に対する割当パターンが1対1の関係であった。これに対し、この実施例は、階調データの値に対する割当パターンが1対多の関係になる。
すなわち、実施例2は、階調データの各値に対して割り当て可能な割当パターンを網羅的に記録した複数通りのサブテーブルを用意する。そして、実施例2は、階調データの値に対応するサブテーブルの中から割当パターンの1つを選択して使用する。この選択には例えば、乱数を使用する。
図19に、概略的な構成例を示す。この場合、駆動信号割当部22Dは、割当テーブル41と、読出アドレス発生部42とでなる。図20に、割当テーブル41の一例を示す。割当テーブル41は、9つのサブテーブルの集合でなる。すなわち、階調データ“0”〜“8”に対応する9つである。
例えば、階調データ“1”の場合(図20)、1発のインク滴を4つのノズル群N1〜N4のいずれに割り当てるかで4通りの割当パターンが考えられる。これら4通りの割当パターンが割当テーブル41のアドレス1〜4に記録されている。
また例えば、階調データ“2”の場合(図20)、2発のインク滴を4つのノズル群N1〜N4にどのように割り当てるかは10通りの割当パターンが考えられる。これら10通りの割当パターンが割当テーブル41のアドレス5〜14に記録される。他の階調データ値についても同様である。
読出アドレス発生部42は、例えばオフセット生成部42Aと、乱数最大値テーブル42Bと、乱数生成部42Cと、乗算器42Dと、加算器42Eで構成する。このうち、オフセット生成部42Aは、階調データ(PNM値)に対応するサブテーブルの先頭アドレスの発生に用いられる。オフセット値は、階調データの値から読み出せるようにメモリに記録されている。
オフセット生成部42Aには、例えば、階調データ“0”のオフセット値として“0”が、階調データ“1”のオフセット値として“1”が、階調データ“2”のオフセット値として“5”が記録される。
オフセット値は加算器42Eに与えられ、乱数を用いて決定された値と加算される。加算結果が、階調データに対する割当パターンの読出アドレスとなる。ところで、発生すべき乱数の最大値は、前述したように階調データの値に応じて異なる。
例えば、階調データ“1”に対する乱数の最大値は“4”(割当パターンが4通りのため)であり、階調データ“2”に対する乱数の最大値は“10”(割当パターンが10通りのため)である。
乱数最大値テーブル42Bは、これら階調データ毎に採り得る乱数の最大値を格納するテーブルである。そして、読み出された最大値と乱数Rの乗算結果が、階調データが採り得る割当パターンのうちに任意の1つを与えるアドレスとなる。
因みに、乱数生成部42Cは、0≦R<1の条件を満たす乱数Rを発生する。従って、乗算器42Dの出力は、0(階調データ“0”のとき)又は0〜乱数の最大値−1までの自然数となる。乗算出力に0が含まれることで、表現可能なアドレスの数は、乱数の最大値と同じになる。
階調データ“2”の場合を例に、読出アドレスの発生例を示す。このとき、オフセット生成部42Aは、オフセット値として“5”を発生する。また、乱数最大値テーブル42Bは、最大値“10”を発生する。この結果、乗算器42Dからは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9のいずれかの値が出力される。
仮に、乗算出力として“4”が出力されたとすると、加算器42Eからは読出アドレスとして“9”が出力される。読出アドレス“9”に対応する割当パターンは、ノズルN3とノズルN4のそれぞれから1発のインク滴を吐出させるパターンである。この結果、駆動信号割当部22Dからノズル群N1〜N4には、“0”、“0”、“1”、“1”が出力されることになる。
このように、同じ階調データの場合にも、様々な割当パターンが適用されるため、4つのノズル群を均等に使用することが可能になり、吐出不良の影響が現れる確率を減らすと共に、印刷品質の向上を実現できる。
(c)実施例3
この実施例も、複数のノズルに割り当てる吐出回数を、複数通りの割当パターンの中からその都度決定する場合について説明する。ただし、この実施例では、より簡易な手法により、割当パターンを決定する。
この実施例では、階調データとして採り得る全ての値(この例の場合、“0”〜“8”)にそれぞれ1つの割当パターンを対応付けたサブテーブルを複数組用意し、それらサブテーブルの1つを、予め定めた選択規則に従って選択的に適用する手法を採用する。この手法は、前述した(4−1)項の実施例3と類似した手法である。ただし、この実施例の場合には、ノズル群を選択するのではなく、サブテーブルを選択する。
図21に、概略的な構成例を示す。駆動信号割当部22Dは、割当テーブル45と、選択用テーブル46と、2種類のカウンタ47A及び47Bでなる。図22に、割当テーブルの例を示す。図22の場合、4種類のサブテーブルA〜Dを用意する。
サブテーブルA〜Dのそれぞれには、階調データ“0”〜“8”と1対1の関係で対応付けられた割当パターンが格納されている。これら4つのサブテーブルA〜Dは、相互に異なる割当パターンを含んでいる。すなわち、サブテーブル全体として同じものはない。
選択用テーブル46は、n(自然数)画素×m(自然数)画素で与えられるブロック領域について各画素領域とサブテーブルA〜Dとの割当関係を格納するメモリデバイスである。すなわち、選択用テーブル46は、被記録対象の印刷方向に対する位置情報とノズルの配列方向に対する位置情報とで定まる吐出位置情報と、サブテーブルA〜Dとを対応付ける役割を果たす。
図23に、選択用テーブル46の一例を示す。図23の場合、2画素×2画素の割当関係を格納する。勿論、より広いブロック領域について割り当て関係を定義することもできる。
2種類のカウンタは、行カウンタ47Aと列カウンタ47Bの2つである。行カウンタ47Aは、“0”〜“n”の値を巡回的に発生するカウンタである。行カウンタ47Aは、吐出対象とする画素領域が印刷方向に1ライン進むたびにカウント値を1つ進める。
一方、列カウンタ47Bは、“0”〜“m”の値を巡回的に発生するカウンタである。列カウンタ47Bは、吐出対象とする画素領域がノズルの配列方向に1つ進むたびカウント値を更新する。
このように、この実施例では、階調データの値とは無関係に(吐出位置情報に基づいて)サブテーブルA〜Dのいずれかが選択される。そして、選択されたサブテーブルの中から、階調データに対応する割当パターンが読み出されて出力される。このような割当方法を採用することで、用意すべき割り当て関係の数を減らすことができる。また、その結果、割当テーブル45に要求される記憶領域も小さくできる。
(d)実施例4
この実施例では、同色インクの吐出に使用するノズル群の数をm、階調データの値をnとする場合に、nがmで割り切れるとき、除算演算時の商p(=n/m)を各ノズルに均等に割り当て、nがmで割り切れないとき、除算演算時の商p(=n/m)を各ノズルに均等に割り当てた上で、剰余を乱数に基づいて選択した一部のノズルに1発単位で割り当てる場合について説明する。
図24に、本実施例の基本的な考え方を示す。図24の場合、階調データ“0”、“4”、“8”が(すなわちPNM=0、4、8が)、ノズル群の数“4”で割り切れる。従って、これらの階調データの場合、除算演算時の商である“0”、“1”、“2”が全てのノズル群N1〜N4に割り当てられる。
これに対し、余りqが“1”、“2”、“3”のいずれかである場合、余りの数分の任意のノズル群にそれぞれ1発を割り当てる。図24の記号xは、吐出回数“1”がランダムに割り当てられることを表している。
図25に、かかる割当を実現する駆動信号割当部22Dの概略的な構成例を示す。駆動信号割当部22Dは、基本情報テーブル51と、乱数生成部52と、乗算器53と、減算器54と、剰余割当テーブル55と、4つの加算器56〜59とでなる。
基本情報テーブル51は、この割当回路を動作させるための基本情報を格納するテーブルである。図26に一例を示す。基本情報は、商p、乱数最大値rm、オフセット情報ofstを一組とする。これらの基本情報は、階調データの値毎に対応付けられて格納されている。
ここで、乱数最大値rmは、階調データの値に対応する剰余分の割当パターン数を与える。また、オフセット情報ofstは、階調データ(PNM値)に対応する剰余割当テーブルの最高位アドレスを与える。
例えば、基本情報テーブル51は、階調データ“3”に対し、商p=“0”、乱数最大値rm=“4”、オフセット情報ofst=“14”を格納する。これらの情報が階調データの値を読出アドレスに用いて読み出され、それぞれ対応する回路部に供給される。
因みに、商pは、ノズル群N1〜N4に対応する加算器56〜59の全てに与えられる。また、乱数最大値rmは、乗算器53に与えられる。また、オフセット情報ofstは、減算器54に与えられる。
乱数生成部52は、0≦R<1の条件を満たす乱数Rを発生する。従って、乗算器53の出力は、0(階調データ“0”のとき)又は0〜乱数最大値rm−1までの自然数となる。乗算出力に0が含まれることで、表現可能なアドレスの数は、乱数の最大値と同じになる。
減算器54は、オフセット情報ofstから乗算出力を減算する演算子である。この減算出力が剰余割当テーブル55の読出アドレスになる。図27に、剰余割当テーブル55の一例を示す。
剰余割当テーブル55は、剰余“0”の場合の割当パターンを1種類(アドレス0)、剰余“1”の場合の割当パターンを4種類(アドレス1〜4)、剰余“2”の場合の割当パターンを6種類(アドレス5〜10)、剰余“3”の場合の割当パターンを4種類(アドレス11〜14)記録する。
階調データの値に対応する商pは、基本情報テーブル51から各加算器56〜59に与えられているため、この剰余割当テーブル55から読み出された値との加算結果が、各ノズル群に割り当てられる吐出回数になる。
図25では、ノズルN1用の階調データをN1pnm、ノズルN2用の階調データをN2pnm、ノズルN3用の階調データをN3pnm、ノズルN4用の階調データをN4pnmと示す。
最後に、階調データが“6”の場合について、図25の駆動信号割当部22Dの処理動作を示す。階調データが“6”のとき、商pは“1”、乱数最大値rmは“6”、オフセット値は“10”となる。
このとき、乗算器53の出力が仮に“3”だとすると、減算器54の出力は“7(=10−3)”となる。従って、剰余割当テーブル55からは、ノズル群N1とN4に各1発を、ノズル群N2とN3に0発を割り当てる情報が出力される。この結果、各ノズル群に対応する加算器56〜59からは、“2”、“1”、“1”、“2”が出力される。
勿論、乱数生成器52が発生する値が異なれば、同じ階調データ“6”の場合でも、ノズル群N1〜N4に対する割当は異なるものになる。このように、同じ階調データの場合にも、様々な割当パターンが適用される。これにより、4つのノズル群を均等に使用することが可能になり、吐出不良の影響が現れる確率を減らすと共に、印刷品質の向上を実現できる。
(e)実施例5
この実施例も、同色インクの吐出に使用するノズル群の数をm、階調データの値をnとする場合に、nがmで割り切れないときに、剰余分を一部のノズルに1発単位で割り当てる場合について説明する。
ただし、この実施例では、剰余割当テーブルを使用して剰余分の割当を決定する。なお、割当が固定化しないように、被記録対象の印刷方向に対する位置情報とノズルの配列方向に対する位置情報とで定まる吐出位置情報を基に、複数通りの割当パターンの中から1つを選択する手法を採用する。
図28に、駆動信号割当部22Dの概略的な構成例を示す。駆動信号割当部22Dは、除算情報テーブル61と、選択用テーブル62と、加算器63と、剰余割当テーブル64と、4つの加算器65〜68とでなる。
除算情報テーブル61は、各階調データに対応する商と剰余の情報を組として格納するメモリである。例えば、階調データ“3”は、商pが“0”で剰余qが“3”という情報が格納される。因みに、商pは、ノズル群N1〜N4に対応する加算器65〜68の全てに与えられる。
選択用テーブル62は、n(自然数)画素×m(自然数)画素で与えられるブロック領域について各画素領域とサブテーブルA〜Dとの割当関係を格納するメモリデバイスである。すなわち、選択用テーブル62は、被記録対象の印刷方向に対する位置情報とノズルの配列方向に対する位置情報とで定まる吐出位置情報と、サブテーブルA〜Dとを対応付ける役割を果たす。
この例の場合、図23と同様の割当関係を適用する。勿論、より広いブロック領域について割り当て関係を定義することもできる。この実施例では、印刷方向の位置情報を与えるアドレスの最下位ビットVと、ノズルの配列方向の位置情報を与えるアドレスの最下位ビットHとに基づいて、サブテーブルA〜Dとの対応関係を特定する。この位置情報をアドレス(V,H)として表す。
位置情報には、サブテーブルの先頭アドレスを与えるオフセット値ofstが対応付けられている。例えば、アドレス(0,0)の組には、オフセット値“0”が対応付けられている。また例えば、アドレス(1,0)の組には、オフセット値“8”が対応付けられている。
加算器63は、前述のオフセット値ofstに剰余qを加算する演算子である。この加算結果が、剰余割当テーブル64の読み出しアドレスになる。なお、剰余qは“0”〜“3”の4種類である。図29に、剰余割当テーブル64の一例を示す。図29の場合、剰余割当テーブル64には、吐出位置情報の数“4”×剰余qの種類“4”で与えられる16個のアドレス領域が設けられる。
なお、剰余割当テーブル64から読み出された値は、それぞれ対応する加算器65〜68に与えられる。加算器65〜68では、除算情報テーブル61から与えられた商pと、剰余割当テーブル64からの割当とが加算される。この加算結果が、各ノズル群に割り当てられる吐出回数になる。
図28の場合も、ノズルN1用の階調データをN1pnm、ノズルN2用の階調データをN2pnm、ノズルN3用の階調データをN3pnm、ノズルN4用の階調データをN4pnmと示す。
最後に、階調データが“5”の場合について、図28の駆動信号割当部22Dの処理動作を示す。階調データが“5”のとき、商pは“1”、剰余qは“1”となる。このとき、加算器63の出力は、吐出位置情報の値に応じて“1”、“5”、“9”、“13”のいずれかになる。
従って、剰余割当テーブル64からは、その吐出位置情報に応じてノズル群N1〜N4のいずれか1発を割り当てる情報が出力される。この結果、各ノズル群に対応する加算器65〜68の出力は、いずれか1つだけに2発のインク滴が割り当てられ、他の3つには1発のインク滴が割り当てた出力となる。かかる構成によっても、前述の他の実施例と同様、均等な割当を可能にできる。
(f)実施例6
この実施例では、同色インクの吐出に使用する全てのノズル群から1つの画素領域に同数のインク滴を吐出させる場合について説明する。この実施例の実現方法としては、例えば、前述の各実施例に置いて剰余値を無視する方法がある。
また例えば、階調変換部22Cの量子化閾値を間引く方法もある。すなわち、後段の吐出処理を考慮し、閾値を2つとする方法もある。この場合、階調データは“0”、“1”、“2”の3種類となる。
この場合、駆動信号割当部22Dは、入力された階調データを全てのノズル群N1〜N4に与える。例えば、階調データが“1”のとき、全てのノズル群N1〜N4は、各1発のインク滴を被記録媒体に吐出する(図30(A))。同様に、階調データが“2”のとき、全てのノズル群N1〜N4は、各2発のインク滴を被記録媒体に吐出する(図30(B))。
図30に示すように、この場合の階調データ“1”は、前述の実施形態の階調データ“4”に対応する。また階調データ“2”は、前述の実施形態の階調データ“8”に対応する。勿論、この場合において、いずれかのノズル群に吐出不良ノズルがあったとしても、他のノズル群から正確な位置にインク滴が吐出される。従って、単一のノズル群だけを使用する場合に比して印刷品質の低下を防止できる。
(5)実施形態の効果
以上のように、複数のノズル群を使用して印刷することにより、ノズル固有の濃度ムラやスジの発生を格段に目立ちにくくできる。これは、複数列のノズル群間では、同一箇所に同じ吐出不良の症状を示すノズルが存在する可能性が非常に小さいことによる。
また、1つの画素領域に吐出される複数のインク滴を複数のノズル群を用いて吐出させることにより、画素単位でも画質を均等化できる。またこの際、特定のノズル群にインク滴の吐出が偏らないようにすることで、画質低下の起こりにくい印刷手法を実現できる。
(6)他の実施形態
(a)実施形態に係るインク吐出装置は、前述した全ての割当手法に対応する必要はなく、その1つ又は任意の複数に対応すれば良い。
(b)また、各割当手法は、印刷対象に応じて選択的に適用しても良い。例えば、写真画像の印刷モードの際には、前述した実施形態による割当手法を適用し、文字の印刷モード時には単一のノズル群を用いた印刷モードを適用しても良い。
なお、印刷対象に応じた自動変更機能を搭載する場合には、印刷対象を自動判定する機能を搭載し、その判定結果に応じて印刷モードを切り替えられるようにしても良い。また、印刷モードは、ユーザの指定により切り替えられるようにしても良い。
(c)また前述した割当手法は、同色インクを吐出するノズル群が複数存在することが前提となる。従って、インクの種類とそれが吐出されるノズル群の位置又は識別情報を取得して、同色インクを複数のノズル群から吐出可能か否かを判定する機能を搭載することが望ましい。
この場合、前述した割当手法は、同色インクの吐出が複数のノズル群から吐出可能な場合にのみ選択できるようにすれば良い。もっとも、同色インクが複数のインクスロットに装着されたこと及びその位置関係は、入力手段を通じてユーザが指定できるようにしても良い。
(d)前述の実施形態では、階調データの割当処理をハードウェア的に実現する場合について説明した。しかし、同機能をソフトウェアとして実現することもできる。この場合、割当処理のバージョンアップも容易に実現できる。
(e)前述の実施形態では、被記録対象を搬送機構で搬送する場合について説明した。しかし、被記録対象自体は静止した状態で保持し、ノズル群側を相対的に移動させて印刷する場合にも適用できる。
(f)前述の実施形態では、気泡の膨張力でインク滴を吐出するバブル方式を適用したが、バルブを開閉して加圧したインク滴を吐出するバルブ方式やピエゾ素子の振動によってインク滴を吐出するインパクト方式にも適用できる。
(g)前述の実施形態では、文字や画像を印刷するプリンタ装置について説明したが、表示パネルのパターンの描画にも適用できる。また前述の実施形態では、カラー印刷にも適用できるプリンタ装置について説明したが、白黒写真や医療用のレントゲン写真等の印刷専用の装置にも適用できる。
(h)前述の実施形態では、4本のノズル群全てを用いて同色インクを吐出させることとしたが、2つのノズル群だけを用いても良い。また、前述の実施形態では、同色インクとして黒インクを吐出する場合を前提としたが(白黒印刷)、同色インクであれば白インクや他のカラーインクでも良い。
(i)前述の実施形態に係る技術は、プリンタ機能のみを有するプリンタ装置だけでなく、光学的な画像読取機能を備える複合機にも適用できる。
ノズル固有の吐出不良に基づく濃度ムラ及びスジを表す図である。 発明に係る吐出制御装置の概略構成を示す図である。 1画素ずらしによる階調データの割当を説明する図である。 1ライン交代による階調データの割当を説明する図である。 ドットパターンによる階調データの割当を説明する図である(その1)。 ドットパターンによる階調データの割当を説明する図である(その2)。 乱数による階調データの割当を説明する図である。 4列のノズル群を1ライン交代で使用する場合の印刷結果例を示す図である。 1つの画素領域を4列のノズル群を用いて描画する場合の印刷結果例を示す図である。 プリンタ装置の構成例を示す図である。 ラインヘッドをノズル面からみた部分拡大図である。 ヘッドユニットを上方から見た図である。 インクカートリッジを示す図である。 いずれか1つのノズル群に階調データを選択的に割り当てる第1の実施例を示す図である。 いずれか1つのノズル群に階調データを選択的に割り当てる第2の実施例を示す図である。 いずれか1つのノズル群に階調データを選択的に割り当てる第3の実施例を示す図である。 いずれか1つのノズル群に階調データを選択的に割り当てる第4の実施例を示す図である。 階調データを4つのノズル群に割り当てる第1の実施例で使用する割当テーブル例を示す図である。 階調データを4つのノズル群に割り当てる第2の実施例を示す図である。 図19の実施例で使用する割当テーブル例を示す図である。 階調データを4つのノズル群に割り当てる第3の実施例を示す図である。 図21の実施例で使用する4つのサブテーブル例を示す図である。 図21の実施例で使用する選択用テーブル例を示す図である。 階調データを4つのノズル群に割り当てる第4の実施例の考え方を示す図である。 階調データを4つのノズル群に割り当てる第4の実施例を示す図である。 図25の実施例で使用する基本情報テーブル例を示す図である。 図25の実施例で使用する剰余割当テーブル例を示す図である。 階調データを4つのノズル群に割り当てる第5の実施例を示す図である。 図28の実施例で使用する剰余割当テーブル例を示す図である。 階調データを4つのノズル群に割り当てる第6の実施例を示す図である。
符号の説明
10 吐出制御装置
10A 階調変換部
10B 信号割当部
11、21 ヘッドユニット
20 プリンタ装置
21A ノズル駆動部
21B ラインヘッド
22 吐出制御部
22A 輝度/濃度変換部
22B ガンマ変換部
22C 階調変換部
22D 駆動信号割当部
22E システム制御部
23 搬送機構

Claims (20)

  1. 被記録対象の印刷方向にノズル群が複数列配置されたヘッドユニットを制御し、少なくとも複数列のノズル群から同色インクを吐出させることができる吐出制御装置であって、
    印刷データを各画素領域に吐出するインク滴の数を表現する階調データに変換する階調変換部と、
    前記複数列のノズル群を使用して印刷するように、前記階調データを各ノズル群に割り当てる信号割当部と
    を有することを特徴とする吐出制御装置。
  2. 請求項1に記載の吐出制御装置において、
    前記階調変換部は、各画素領域に着滴するインク滴の有無で表現する2値データに変換する
    ことを特徴とする吐出制御装置。
  3. 請求項1に記載の吐出制御装置において、
    前記階調変換部は、各画素領域を最大複数発のインク滴で表現する多値データに変換する
    ことを特徴とする吐出制御装置。
  4. 請求項1に記載の吐出制御装置において、
    前記信号割当部は、前記複数列のノズル群から均等にインク滴が吐出されるように、前記階調データを各ノズル群に割り当てる
    ことを特徴とする吐出制御装置。
  5. 請求項1に記載の吐出制御装置において、
    前記信号割当部は、被記録対象の印刷方向とノズルの配列方向のそれぞれについて、画素領域ごとに前記階調データを割り当てるノズル群を巡回的にシフトする
    ことを特徴とする吐出制御装置。
  6. 請求項1に記載の吐出制御装置において、
    前記信号割当部は、被記録対象の印刷方向について、画素領域ごとに前記階調データを割り当てるノズル群を巡回的にシフトする
    ことを特徴とする吐出制御装置。
  7. 請求項1に記載の吐出制御装置において、
    前記信号割当部は、各ノズル群への割当関係を定めたドットパターンに従って、前記階調データを各ノズル群に割り当てる
    ことを特徴とする吐出制御装置。
  8. 請求項1に記載の吐出制御装置において、
    前記信号割当部は、乱数発生器で発生された乱数に従い、前記階調データを各ノズル群に割り当てる
    ことを特徴とする吐出制御装置。
  9. 請求項4に記載の吐出制御装置において、
    前記信号割当部は、異なるノズル群から吐出されたインク滴で1つの画素領域が形成されるように、各画素領域に対応する階調データを複数のノズルに割り当てる
    ことを特徴とする吐出制御装置。
  10. 請求項9に記載の吐出制御装置において、
    前記信号割当部は、前記複数のノズル間で吐出回数が均等になるように、前記階調データの割り当てを決定する
    ことを特徴とする吐出制御装置。
  11. 請求項9に記載の吐出制御装置において、
    前記信号割当部は、前記階調データの値を基に割当テーブルを参照し、前記複数のノズルに対する吐出回数の割当を決定する
    ことを特徴とする吐出制御装置。
  12. 請求項11に記載の吐出制御装置において、
    前記割当テーブルは、前記階調データの各値に対して採り得る割り当て関係を規定した複数通りのサブテーブルでなり、
    前記信号割当部は、前記階調データの各値について用意したサブテーブル内の割り当て関係の数を最大値とする乱数を前記階調データの値に基づいて発生し、当該乱数に対応する割り当て関係を階調データの値に対応するサブテーブルの中から選択することにより、階調データの値に対応する吐出回数の割当を決定する
    ことを特徴とする吐出制御装置。
  13. 請求項11に記載の吐出制御装置において、
    前記割当テーブルは、前記階調データが採り得る各値と各値に対応する吐出回数の割り当て関係を一組とする複数通りのサブテーブルと、被記録対象の印刷方向に対する位置情報とノズルの配列方向に対する位置情報とで定まる吐出位置情報と、前記サブテーブルとを対応付ける選択用テーブルとでなり、
    前記信号割当部は、前記吐出位置情報に応じて選択した特定の選択用テーブルを参照し、前記階調データの値に対応する吐出回数の割当を決定する
    ことを特徴とする吐出制御装置。
  14. 請求項9に記載の吐出制御装置において、
    前記信号割当部は、同色インクの吐出に使用するノズル群の数をm、階調データの値をnとする場合に、nがmで割り切れるとき、除算演算時の商p(=n/m)を各ノズルに均等に割り当て、nがmで割り切れないとき、除算演算時の商p(=n/m)を各ノズルに均等に割り当てた上で、剰余を乱数に基づいて選択した一部のノズルに1発単位で割り当てることにより、前記階調データの値に対応する吐出回数の割当を決定する
    ことを特徴とする吐出制御装置。
  15. 請求項9に記載の吐出制御装置において、
    前記信号割当部は、同色インクの吐出に使用するノズル群の数をm、階調データの値をnとする場合に、nがmで割り切れるとき、除算演算時の商p(=n/m)を各ノズルに均等に割り当て、nがmで割り切れないとき、除算演算時の商p(=n/m)を各ノズルに均等に割り当てた上で、剰余を剰余割当テーブルに規定された一部のノズルに1発単位で割り当てることにより、前記階調データの値に対応する吐出回数の割当を決定する
    ことを特徴とする吐出制御装置。
  16. 請求項15に記載の吐出制御装置において、
    前記剰余割当テーブルは、被記録対象の印刷方向に対する位置情報とノズルの配列方向に対する位置情報とで定まる吐出位置情報と、剰余の割り当て関係を規定する
    ことを特徴とする吐出制御装置。
  17. 請求項9に記載の吐出制御装置において、
    前記信号割当部は、同色インクの吐出に使用する全てのノズル群から1つの画素領域に同数のインク滴を吐出させる
    ことを特徴とする吐出制御装置。
  18. 被記録対象の搬送機構と、
    請求項1に記載の吐出制御装置と
    を有することを特徴とするインク吐出装置。
  19. 被記録対象の印刷方向にノズル群が複数列配置されたヘッドユニットを制御し、少なくとも複数列のノズル群から同色インクを吐出させて被記録対象上に印刷する吐出制御方法であって、
    印刷データを各画素領域に吐出するインク滴の数を表現する階調データに変換する処理と、
    前記複数列のノズル群を使用して印刷するように、前記階調データを各ノズル群に割り当てる信号割当処理と
    を有することを特徴とする吐出制御方法。
  20. 被記録対象の印刷方向にノズル群が複数列配置されたヘッドユニットを制御し、少なくとも複数列のノズル群から同色インクを吐出させて被記録対象上に印刷する吐出制御装置として機能するコンピュータに、
    印刷データを各画素領域に吐出するインク滴の数を表現する階調データに変換する処理と、
    前記複数列のノズル群を使用して印刷するように、前記階調データを各ノズル群に割り当てる信号割当処理と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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