JP2005224869A - 部品供給装置 - Google Patents

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JP2005224869A JP2004033059A JP2004033059A JP2005224869A JP 2005224869 A JP2005224869 A JP 2005224869A JP 2004033059 A JP2004033059 A JP 2004033059A JP 2004033059 A JP2004033059 A JP 2004033059A JP 2005224869 A JP2005224869 A JP 2005224869A
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Abstract

【課題】部品のストックおよび取り出しが簡単で作業効率が高く、多くの部品を同時に供給可能な部品供給装置を提供する。
【解決手段】作業者は、供給台車20を部品棚90に対して位置決めして配置し、操作ペダル84を鉛直下方向(矢印α方向)に踏み込む。すると、各ストッパ部材63a〜63c,65a〜65cが各支持部材61,62に隠れて退縮した状態になるため、各ストッパ部材によって係止されていた各部品Wa〜Wcは、各レール部材46a〜46c,56a〜56cの縦フレーム26,28側(部品取り出し側)から排出され、その自重により各レール部材104a〜104c,106a〜106c上を斜め下方向(矢印ε方向)に滑動する。その結果、供給台車20にストックされていた各部品Wa〜Wcは部品棚90に移し替えられる。
【選択図】 図13

Description

本発明は部品供給装置に係り、詳しくは、ストックした部品を生産ラインに供給するための部品供給装置に関するものである。
従来、被組立物(例えば車両など)の生産ラインにおいて、被組立物の部品を組立作業を行う作業場所に供給するには、まず、牽引車に牽引される供給台車に部品を積載して生産ラインまで移動し、続いて、部品を積載した供給台車をラインサイドの作業場所まで作業者が押して移動し、最後に、供給台車に積載されている部品を1つ1つ作業者が手作業で降ろして作業場所に置かれたパレットなどの収納容器に収納していた。
しかし、供給台車からパレットへ部品を移し替える作業は、特に部品が重い場合には作業者の労力負担が大きい。また、複数種類の部品を供給する際には、部品を種類毎に仕分けして移し替える必要があるため、その移し替え作業は煩雑を窮め、作業効率が低下する。
そこで、部品供給側から部品取り出し側に向かって下方に傾斜角度を持たせて台車に固定した固定パイプと、前記固定パイプの両端に、一端が固定パイプの軸線方向に移動可能に、かつ回転可能に嵌挿したU字の支持部材の他端が嵌挿されて前記固定パイプの下方で固定パイプと平行に傾斜して支持された部品懸架用パイプと、前記部品取り出し側にハンドルが形成され前記部品取り出し側の支持部材に先端を結合し、前記部品取り出し側の支持部材を軸線方向の移動と回転を遠隔操作する操作ロッドと、前記部品供給側の支持部材を部品懸架用パイプから抜脱してその一端を掛け止めする第1ストッパと、前記部品取り出し側の支持部材を部品懸架用パイプから抜脱してその一端を掛け止めする第2ストッパとを備え、前記部品供給側の支持部材を部品懸架用パイプから抜脱して部品を部品懸架用パイプに挿入懸架し、前記部品取り出し側の支持部材を部品懸架用パイプから抜脱して部品懸架用パイプに懸架されている部品を取り出すようにした部品供給装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−154018号公報(第2〜3頁、図1)
特許文献1の技術には以下の問題がある。
(1)部品供給装置に部品をストックするには、部品懸架用パイプに部品を挿入懸架する必要がある。そのため、部品懸架用パイプに挿入懸架可能な穴などを有する部品しか扱うことができない。
(2)部品供給装置に部品をストックするには、作業者が部品供給側の支持部材を部品懸架用パイプから抜脱させた後に、作業者が手作業で部品を部品懸架用パイプに挿入する必要がある。そのため、部品のストック作業に手間がかかり作業効率が悪い。
(3)部品供給装置から部品を取り出すには、作業者が操作ロッドを操作し、その操作ロッドの遠隔操作により部品取り出し側の支持部材を部品懸架用パイプから抜脱させて部品懸架用パイプに懸架されている部品を取り出す。このとき、部品取り出し側の支持部材を軸線方向に移動させた後に回転させるため、作業者は操作ロッドを押した後に回転させる必要がある。そのため、操作ロッドの操作が煩雑を窮め、部品の取り出し作業に手間がかかり作業効率が悪い。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであって、その目的は、部品のストックおよび取り出しが簡単で作業効率が高く、多くの部品を同時に供給可能な部品供給装置を提供することにある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、生産ラインのラインサイドに部品を供給するための部品供給装置であって、部品をストックしておくためのストック手段を備え、そのストック手段は、部品供給側から部品取り出し側に向かって下方に傾斜角度を持たせて配置された少なくとも1つ以上のレール部材と、そのレール部材の部品取り出し側に設けられた係止部材と、その係止部材による部品の係止を解除させる解除手段とを有し、部品供給側から供給されて前記レール部材上に載置された部品は、その部品の自重により前記レール部材上を滑動し、部品取り出し側へ移動して前記係止部材に係止され、前記解除手段により前記係止部材による部品の係止が解除されると、前記係止部材に係止されていた部品は、前記レール部材の部品取り出し側から排出されて取り出されることを技術的特徴とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の部品供給装置において、前記ストック手段はキャスターを備え、部品を積載して移動可能な供給台車であることを技術的特徴とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の部品供給装置において、生産ラインのラインサイドに配置された部品棚を備え、その部品棚は、部品供給側から部品取り出し側に向かって下方に傾斜角度を持たせて配置された少なくとも1つ以上のレール部材と、そのレール部材の部品取り出し側に設けられた係止部材とを有し、前記ストック手段を前記部品棚に対して位置決めして配置すると、前記ストック手段の前記レール部材と前記部品棚の前記レール部材とが連続した状態になり、前記ストック手段の前記レール部材の部品取り出し側から排出された部品は、その部品の自重により前記部品棚の前記レール部材上を滑動し、部品取り出し側へ移動して前記係止部材に係止されて部品棚に載置されることを技術的特徴とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の部品供給装置において、前記レール部材上を部品が滑動する際に、部品の左右方向への移動を規制するガード手段を備えたことを技術的特徴とする。
(請求項1)
請求項1に記載の発明において、部品供給装置が扱うことができる部品はレール部材上に載置可能な形状であればよく、その形状の自由度が大きい。
また、作業者は、ストック手段に部品をストックする際に、ストック手段の部品供給側から部品をレール部材上に載置するだけでよいため、部品のストック作業に手間がかからず作業効率が良い。
そして、作業者は、ストック手段にストックされている部品を排出させて取り出す際に、係止部材による部品の係止を解除手段によって解除させるだけでよく、その操作は極めて簡単であるため部品の取り出し作業に手間がかからず作業効率が良い。
加えて、レール部材を複数設けておけば各レール部材上にそれぞれ部品をストック可能であり、係止部材による部品の係止を解除手段によって解除させると、各レール部材上にストックされていた複数個の部品を同時に排出させて取り出すことができる。
従って、請求項1に記載の発明によれば、部品のストックおよび取り出しが簡単で作業効率が高く、多くの部品を同時に供給可能な部品供給装置を提供できる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、ストック手段は部品を積載して移動可能なキャスターを備えた供給台車であるため、作業者が供給台車を押して生産ラインの所望の場所に移動させることができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、ストック手段にストックされていた部品を部品棚に移し替えることができる。
そして、作業者は、ストック手段から部品棚に部品を移し替える際に、ストック手段の係止部材による部品の係止を解除手段によって解除させるだけでよく、その操作は極めて簡単であるため部品の移し替え作業に手間がかからず作業効率が良い。
加えて、ストック手段および部品棚のレール部材を複数設けておけば各レール部材上にそれぞれ部品をストック可能であり、係止部材による部品の係止を解除手段によって解除させると、ストック手段の各レール部材上にストックされていた複数個の部品を同時に部品棚に移し替えることができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、レール部材上を部品が滑動する際に部品の左右方向への移動をガード手段によって規制することが可能になり、部品がストック手段または部品棚から脱落するのを防止できる。
(用語の説明)
尚、上述した[課題を解決するための手段]に記載した構成要素と、後述する[発明を実施するための最良の形態]に記載した構成部材との対応関係は以下のようになっている。
「ストック手段」は、供給台車20に該当する。
ストック手段の「係止部材」は、ストッパ部材63a〜63c,65a〜65cに該当する。
ストック手段の「部品供給側」は縦フレーム25,27側に該当し、ストック手段の「部品取り出し側」は縦フレーム26,28側に該当する。
「解除手段」は、支持部材61,62,77,79、連結ピン64a〜64c,66a〜66c,67a〜67c,69a〜69c,71,73,75,76,78、連結部材68,70,72,74、支持板80、圧縮コイルばね81,82、操作ロッド83、操作ペダル84、リンク部86から構成される。
部品棚の「係止部材」は、係止部材107a〜107cに該当する。
部品棚の「部品供給側」は縦フレーム95,97側に該当し、部品棚の「部品取り出し側」は縦フレーム96,98側に該当する。
「ガード部材」は、レール部材43a〜43c,53a〜53c,103a〜103c,105a〜105cに該当する。
以下、本発明を具体化した一実施形態の部品供給装置10について図面を参照しながら説明する。部品供給装置10は、供給台車20と部品棚90(図12〜図14参照)から構成されている。
[供給台車20の主要構成]
図1は、供給台車20の正面図である。
図2は、供給台車20の左側面図である。
図3は、供給台車20の上面図である。
図4〜図9は、供給台車20の要部正面図である。
供給台車20は、鉄製角パイプからなる各フレーム21〜32および補強材33が溶接固定されて組み立てられ、4つのキャスタ34〜37を備えている。各横フレーム21〜24は矩形状に組み合わされて基台38を構成し、その基台38の4つの頂点部分には各縦フレーム25〜28が横フレーム21〜24に対して垂直上方に立設され、各縦フレーム25〜28の上端には矩形状に組み合わされた各横フレーム29〜32が架設されて梁を構成している。
各横フレーム21〜24には十字状の補強材33が取付固定されている。基台38の4つの頂点部分の底面側には、自在に方向を可変可能なキャスタ34〜37が取り付けられている。各キャスタ34〜37には、キャスタを回転不能に固定するための各ストッパ(固定具)34a〜37aが設けられている。
各縦フレーム25,26には、各支持部材41a,42aを介してレール部材43aが取付固定され、各支持部材41b,42bを介してレール部材43bが取付固定され、各支持部材41c,42cを介してレール部材43cが取付固定されている。
また、各縦フレーム25,26には、各支持部材44a,45aを介してレール部材46aが取付固定され、各支持部材44b,45bを介してレール部材46bが取付固定され、各支持部材44c,45cを介してレール部材46cが取付固定されている。
つまり、各縦フレーム25,26における上方から下方に向かって、各レール部材が、レール部材43a,46a,43b,46b,43c,46cの順番で配置されている。
尚、各支持部材41a〜41c,42a〜42cはL字型の同一寸法形状鉄製であり、各支持部材44a〜44c,45a〜45cはL字型の同一寸法形状鉄製であり、各レール部材43a〜43c,46a〜46cは同一寸法形状の直管鉄製丸パイプからなる。
各縦フレーム27,28には、各支持部材51a,52aを介してレール部材53aが取付固定され、各支持部材51b,52bを介してレール部材53bが取付固定され、各支持部材51c,52cを介してレール部材53cが取付固定されている。
また、各縦フレーム27,28には、各支持部材54a,55aを介してレール部材56aが取付固定され、各支持部材54b,55bを介してレール部材56bが取付固定され、各支持部材54c,55cを介してレール部材56cが取付固定されている。
つまり、各縦フレーム27,28における上方から下方に向かって、各レール部材が、レール部材53a,56a,53b,56b,53c,56cの順番で配置されている。
尚、各支持部材51a〜51c,52a〜52cはL字型の同一寸法形状鉄製であり、各支持部材54a〜54c,55a〜55cはL字型の同一寸法形状鉄製であり、各レール部材53a〜53c,56a〜56cは同一寸法形状の直管鉄製丸パイプからなる。
各レール部材43a〜43cは各縦フレーム25,26の近傍に配置され、各レール部材46a〜46cは各縦フレーム25,26から離れた位置に配置されている。
そして、各レール部材43a〜43c,46a〜46cは、互いに平行に配置されると共に、縦フレーム25側(後述する部品供給側)から縦フレーム26側(後述する部品取り出し側)に向かって下方に所定傾斜角度を持つように配置されている。
各レール部材53a〜53cは各縦フレーム27,28の近傍に配置され、各レール部材56a〜56cは各縦フレーム27,28から離れた位置に配置されている。
そして、各レール部材53a〜53c,56a〜56cは、互いに平行に配置されると共に、縦フレーム27側(部品供給側)から縦フレーム28側(部品取り出し側)に向かって下方に所定傾斜角度を持つように配置されている。
図2に示すように、各レール部材43a,53aと各レール部材43b,53bと各レール部材43c,53cとは水平方向から見て平行に配置され、各レール部材46a,56aと各レール部材46b,56bと各レール部材46c,56cとは水平方向から見て平行に配置されている。
そして、各レール部材43a〜43c,53a〜53cは各レール部材46a〜46c,56a〜56cに対して所定高さだけ高い位置に配置されている。
各縦フレーム26,28の対向する側には、同一寸法形状の長尺鉄製板材からなる各支持部材61,62が溶接固定されている。
支持部材61の長手方向(垂直方向)には、上方から下方に向かって各ストッパ部材63a〜63cがこの順番で取り付けられている。各ストッパ部材63a〜63cは各連結ピン64a〜64c(図4および図5参照)により、支持部材61に対して垂直面内で傾動自在に連結されている。
支持部材62の長手方向(垂直方向)には、上方から下方に向かって各ストッパ部材65a〜65cがこの順番で取り付けられている。各ストッパ部材65a〜65cは各連結ピン66a〜66c(図4および図5参照)により、支持部材62に対して垂直面内で傾動自在に連結されている。
尚、各ストッパ部材63a〜63c,65a〜65cは同一寸法形状の鉄製板材からなる。
各ストッパ部材63a〜63cは各連結ピン67a〜67cにより、縦フレーム26に沿って配置された連結部材68に対して垂直面内で傾動自在に連結されている。各ストッパ部材65a〜65cは各連結ピン69a〜69cにより、縦フレーム28に沿って配置された連結部材70に対して垂直面内で傾動自在に連結されている。
尚、各連結部材68,70は同一寸法形状の長尺鉄製板材からなる。
連結部材68の下端は連結ピン71により、連結部材72の左端部に対して回転自在に連結されている。連結部材70の下端は連結ピン73により連結部材74の右端部に対して回転自在に連結されている。
尚、各連結部材72,74は同一寸法形状の長尺鉄製板材からなる。
連結部材72の右端部および連結部材74の左端部は、連結ピン75により回転自在に連結されている。
連結部材72の長手方向中央部は連結ピン76により、支持部材77を介して横フレーム21に対して回転自在に連結されている。連結部材74の長手方向中央部は連結ピン78により、支持部材79を介して横フレーム21に対して回転自在に連結されている。
尚、各支持部材77,79は同一寸法形状鉄製である。
補強材33における横フレーム21に接続されている部分近傍の底面側には、支持板80が取付固定されている。
連結部材72の右端部近傍と支持板80とは、圧縮コイルばね81を介して接続されている。連結部材74の左端部近傍と支持板80とは、圧縮コイルばね82を介して接続されている。
尚、各圧縮コイルばね81,82の寸法形状および圧縮力は同じである。
図1〜図7に示すように、縦フレーム26と縦フレーム28、各レール部材43a〜43cと各レール部材53a〜53c、各レール部材46a〜46cと各レール部材56a〜56c、支持部材61と支持部材62、各ストッパ部材63a〜63cと各ストッパ部材65a〜65c、連結部材68と連結部材70、連結部材72と連結部材74、各連結ピン64a〜64cと各連結ピン66a〜66c、各連結ピン67a〜67cと各連結ピン69a〜69c、連結ピン71と連結ピン73、連結ピン76と連結ピン78、圧縮コイルばね81と圧縮コイルばね82はそれぞれ、供給台車20の正面側(後述する部品供給側)から見て左右対称構造である。
連結部材72には、長尺鉄製板材からなる操作ロッド83が平行な位置に取付固定されている。そして、操作ロッド83の右端部は連結ピン75により、連結部材74の左端部に対して回転自在に連結されている。また、操作ロッド83の長手方向略中央部は連結ピン76により、支持部材77を介して横フレーム21に対して回転自在に連結されている。
操作ロッド83の左端部は連結部材72の左端部から左方へ延出され、その操作ロッド83の左端部にはL字型の鉄製板材からなる操作ペダル84が溶接固定されている。
図8および図9は、縦フレーム26、支持部材61、連結部材68、各ストッパ部材63a,63bの要部正面図である。
各ストッパ部材63a〜63c,65a〜65cは、略円弧状の係止部85と、その係止部85の一端側に接続されたリンク部86とから形成されている。
各ストッパ部材63a〜63cにおいて、各リンク部86の右端部は各連結ピン64a〜64cにより支持部材61に対して連結され、各リンク部86の左端部は各連結ピン67a〜67cにより連結部材68に対して連結されている。
各ストッパ部材65a〜65cにおいて、各リンク部86の左端部は各連結ピン66a〜66cにより支持部材62に対して連結され、各リンク部86の右端部は各連結ピン69a〜69cにより連結部材70に対して連結されている。
[供給台車20の動作]
次に、供給台車20における各ストッパ部材63a〜63c,65a〜65cの突出動作および退縮動作について図1〜図9を参照しながら説明する。
<各ストッパ部材63a〜63c,65a〜65cの突出動作>
作業者が操作ペダル84から足を離している場合(踏み込み操作を行っていない場合)には、図4および図6に示すように、各連結部材72,74の連結ピン75の取付箇所は、各圧縮コイルばね81,82の圧縮力によって鉛直下方向(矢印α方向)に付勢されている。
そのため、各連結部材72,74は、圧縮コイルばね81,82の取付箇所が力点、各連結ピン76,78の取付箇所が支点、各連結ピン71,73の取付箇所が作用点となる梃子の原理により、各連結ピン71,73の取付箇所が鉛直上方向(矢印β方向)に付勢される。すると、各連結ピン71,73に接続されている各連結部材68,70も鉛直上方向(矢印β方向)に付勢される。
ここで、縦フレーム26に溶接固定された支持部材61、各ストッパ部材63a〜63cのリンク部86、連結部材68は3節リンク機構を構成し、支持部材61は固定リンクであり、各ストッパ部材63a〜63cのリンク部86と連結部材68とはそれぞれ対偶をなす。
そのため、図4,図6,図8に示すように、連結部材68が鉛直上方向(矢印β方向)に移動するのに伴い、各連結ピン64a〜64cを回転軸として、各ストッパ部材63a〜63cが時計回り方向(矢印γ方向)に回動し、各ストッパ部材63a〜63cの係止部85が支持部材61から突出して各レール部材43a〜43cに掛けられた状態になる。
また、縦フレーム28に溶接固定された支持部材62、各ストッパ部材65a〜65cのリンク部86、連結部材70は3節リンク機構を構成し、支持部材62は固定リンクであり、各ストッパ部材65a〜65cのリンク部86と連結部材70とはそれぞれ対偶をなす。
そのため、図4および図6に示すように、連結部材70が鉛直上方向(矢印β方向)に移動するのに伴い、各連結ピン66a〜66cを回転軸として、各ストッパ部材65a〜65cが反時計回り方向(矢印δ方向)に回動し、各ストッパ部材65a〜65cの係止部85が支持部材62から突出して各レール部材53a〜53cに掛けられた状態になる。
<各ストッパ部材63a〜63c,65a〜65cの退縮動作>
作業者が操作ペダル84に足を置いて鉛直下方向(矢印α方向)に踏み込む踏み込み操作を行った場合、図5および図7に示すように、操作ロッド83は、操作ペダル84の取付箇所である左端部が力点、連結ピン76の取付箇所が支点、連結ピン75の取付箇所が作用点となる梃子の原理により、連結ピン75の取付箇所が鉛直上方向(矢印β方向)に付勢される。
ここで、操作ロッド83は、連結部材72に平行な位置に取付固定されると共に、連結部材72と各連結ピン75,76を共有し、連結部材74と連結ピン75を共有している。
そのため、操作ロッド83により連結ピン75の取付箇所が鉛直上方向(矢印β方向)に付勢されると、連結部材72は、圧縮コイルばね81の圧縮力に抗して圧縮コイルばね81の取付箇所が鉛直上方向(矢印β方向)に付勢される。その結果、連結部材72は、連結ピン75の取付箇所が力点、連結ピン76の取付箇所が支点、連結ピン71の取付箇所が作用点となる梃子の原理により、連結ピン71の取付箇所が鉛直下方向(矢印α方向)に付勢される。
また、操作ロッド83により連結ピン75の取付箇所が鉛直上方向(矢印β方向)に付勢されると、連結部材74は、圧縮コイルばね82の圧縮力に抗して圧縮コイルばね82の取付箇所が鉛直上方向(矢印β方向)に付勢される。その結果、連結部材74は、連結ピン75の取付箇所が力点、連結ピン78の取付箇所が支点、連結ピン73の取付箇所が作用点となる梃子の原理により、連結ピン73の取付箇所が鉛直下方向(矢印α方向)に付勢される。
すると、各連結ピン71,73に接続されている各連結部材68,70も鉛直下方向(矢印α方向)に付勢される。
その結果、図5,図7,図9に示すように、連結部材68が鉛直下方向(矢印α方向)に移動するのに伴い、各連結ピン64a〜64cを回転軸として、各ストッパ部材63a〜63cが反時計回り方向(矢印δ方向)に回動し、各ストッパ部材63a〜63cの係止部85が支持部材61に隠れて退縮した状態になる。
また、図5および図7に示すように、連結部材70が鉛直下方向(矢印α方向)に移動するのに伴い、各連結ピン66a〜66cを回転軸として、各ストッパ部材65a〜65cが時計回り方向(矢印γ方向)に回動し、各ストッパ部材65a〜65cの係止部85が支持部材62に隠れて退縮した状態になる。
[部品棚90の主要構成]
図12〜図14は、供給台車20と部品棚90から構成される部品供給装置10の左側面図である。
部品棚90は、鉄製角パイプからなる各フレーム91〜102が溶接固定されて組み立てられ、被組立物(例えば車両など)の生産ラインのラインサイドの床G上に配置されている。各横フレーム91〜94は矩形状に組み合わされ、各フレーム91〜94の接続部分には各縦フレーム95〜98が横フレーム91〜94に対して垂直上方に立設され、各縦フレーム95〜98の上端には矩形状に組み合わされた各横フレーム99〜102が架設されて梁を構成している。
各縦フレーム95,96には、各支持部材(図示略)を介して各レール部材103a〜103c,104a〜104cが取付固定されている。つまり、各縦フレーム95,96における上方から下方に向かって、各レール部材が、レール部材103a,104a,103b,104b,103c,104cの順番で配置されている。
各縦フレーム97,98には、各支持部材(図示略)を介して各レール部材105a〜105c,106a〜106cが取付固定されている。つまり、各縦フレーム97,98における上方から下方に向かって、各レール部材が、レール部材105a,106a,105b,106b,105c,106cの順番で配置されている。尚、各レール部材103a〜103c,104a〜104c,105a〜105c,106a〜106cは同一寸法形状の直管鉄製丸パイプからなり、その直径は供給台車20の各レール部材43a〜43c,46a〜46c,53a〜53c,56a〜56cと同じである。
各レール部材103a〜103cは各縦フレーム95,96の近傍に配置され、各レール部材104a〜104cは各縦フレーム95,96から離れた位置に配置されている。
そして、各レール部材103a〜103c,104a〜104cは、互いに平行に配置されると共に、縦フレーム95側(後述する部品供給側)から縦フレーム96側(後述する部品取り出し側)に向かって下方に、供給台車20の各レール部材43a〜43c,46a〜46cと同一傾斜角度を持つように配置されている。
各レール部材105a〜105cは各縦フレーム97,98の近傍に配置され、各レール部材106a〜106cは各縦フレーム97,98から離れた位置に配置されている。
そして、各レール部材105a〜105c,106a〜106cは、互いに平行に配置されると共に、縦フレーム97側(部品供給側)から縦フレーム98側(部品取り出し側)に向かって下方に、供給台車20の各レール部材53a〜53c,56a〜56cと同一傾斜角度を持つように配置されている。
各レール部材103a,105aと各レール部材103b,105bと各レール部材103c,105cとは水平方向から見て平行に配置され、各レール部材104a,106aと各レール部材104b,106bと各レール部材104c,106cとは水平方向から見て平行に配置されている。
そして、各レール部材103a〜103c,105a〜105cは各レール部材104a〜104c,106a〜106cに対して所定高さだけ高い位置に配置されている。
長尺鉄製板材からなる各係止部材107a〜107cは各縦フレーム96,98間に差し渡され、各係止部材107a〜107cの両端部はそれぞれ各縦フレーム96,98に取付固定されている。そして、係止部材107aは各レール部材103a,105aの上方近傍に配置され、係止部材107bは各レール部材103b,105bの上方近傍に配置され、係止部材107cは各レール部材103c,105cの上方近傍に配置されている。
[実施形態の動作]
次に、本実施形態の部品供給装置10の使用状態について図1〜図14を参照しながら説明する。
被組立物の生産ラインにおいて、被組立物の部品を組立作業を行う作業場所に供給するには、まず、部品置場にある部品を牽引車(図示略)に牽引される供給台車20に積み込む。
図10および図11は、供給台車20に被組立物の部品Wa〜Wcを積み込んだ状態を説明するための供給台車20の左側面図である。
尚、各部品Wa〜Wcの高さは、各レール部材46a〜46c(56a〜56c)の間隔よりも十分に小さく設定されている。また、各部品Wa〜Wcの横幅は、各レール部材43a,53a(43b,53b、43c,53c)の間隔よりも若干小さく設定されている。そして、各部品Wa〜Wcの奥行きは、各縦フレーム25,26(27,28)の間隔よりも十分に小さく設定されている。
作業者は、各ストッパ34a〜37aによって各キャスタ34〜37を回転不能に固定することにより、供給台車20を移動不能に固定する。
そして、作業者は、供給台車20の部品供給側(縦フレーム25,27側)から、部品Waを各レール部材46a,56a上に載置し、部品Wbを各レール部材46b,56b上に載置し、部品Wcを各レール部材46c,56c上に載置する。
ここで、各レール部材46a〜46c,56a〜56cは、縦フレーム25,27側(部品供給側)から縦フレーム26,28側(部品取り出し側)に向かって下方に所定傾斜角度を持つように配置されている。
そのため、図10に示すように、部品Waはその自重により各レール部材46a,56a上を斜め下方向(矢印ε方向)に滑動し、部品Wbはその自重により各レール部材46b,56b上を矢印ε方向に滑動し、部品Wcはその自重により各レール部材46c,56c上を矢印ε方向に滑動する。
ここで、各部品Wa〜Wcの横幅は各レール部材43a,53a(43b,53b、43c,53c)の間隔よりも若干小さく設定されている。
そのため、各レール部材46a〜46c,56a〜56c上を各部品Wa〜Wcが滑動する際に、各部品Wa〜Wcの左右方向への移動は各レール部材43a〜43c,53a〜53cによって規制され、各部品Wa〜Wcが供給台車20から脱落することはない。
このとき、作業者は、供給台車20の部品供給側から各部品Wa〜Wcを供給して各レール部材46a〜46c,56a〜56c上に載置する作業を行っているため、操作ペダル84から足を離しており、踏み込み操作を行っていない。
そのため、図4および図6に示すように、各ストッパ部材63a〜63cの係止部85が支持部材61から突出して各レール部材43a〜43cに掛けられた状態になっており、各ストッパ部材65a〜65cの係止部85が支持部材62から突出して各レール部材53a〜53cに掛けられた状態になっている。
従って、図11に示すように、各部品Wa〜Wcは、各レール部材46a〜46c,56a〜56c上を滑動して縦フレーム26,28側(部品取り出し側)まで移動すると、突出した各ストッパ部材63a〜63c,65a〜65cの係止部85によって移動不能に係止される。つまり、部品Waの左右両側が各ストッパ部材63a,65aに当接して係止され、部品Wbの左右両側が各ストッパ部材63b,65bに当接して係止され、部品Wcの左右両側が各ストッパ部材63c,65cに当接して係止される。
その結果、供給台車20には各部品Wa〜Wcが積載されてストックされる。
続いて、作業者は、各ストッパ34a〜37aによる各キャスタ34〜37の固定を解除して供給台車20を移動可能にし、各部品Wa〜Wcをストックした供給台車20を牽引車によって牽引し、生産ラインのラインサイドへ移動する。その後、作業者は、供給台車20を生産ラインのラインサイドに配置された部品棚90の場所まで押して移動する。
そして、作業者は、図12に示すように、供給台車20を部品棚90に対して位置決めし、その位置決めした状態で、各ストッパ34a〜37aによって各キャスタ34〜37を回転不能に固定することにより、供給台車20を移動不能に固定する。
尚、供給台車20を位置決めするには、床Gに位置決め用レール(図示略)を設置しておき、その位置決め用レールに供給台車20の各キャスタ35,37を嵌合させればよい。また、供給台車20を更に確実に移動不能に固定するには、部品棚90と供給台車20とを接続部材(図示略)によって接続すればよい。
図12に示すように、供給台車20を部品棚90に対して位置決めして配置すると、供給台車20の各レール部材43a〜43c,53a〜53c,46a〜46c,56a〜56cと部品棚90の各レール部材103a〜103c,105a〜105c,104a〜104c,106a〜106cとが連続した状態になる。つまり、各レール部材43a〜43cと各レール部材103a〜103c、各レール部材53a〜53cと各レール部材105a〜105c、各レール部材46a〜46cと各レール部材104a〜104c、各レール部材56a〜56cと各レール部材106a〜106cとがそれぞれ連続した状態になる。
最後に、作業者は、操作ペダル84に足を置いて鉛直下方向(矢印α方向)に踏み込む。
すると、図5および図7に示すように、各ストッパ部材63a〜63cの係止部85が支持部材61に隠れて退縮した状態になると共に、各ストッパ部材65a〜65cの係止部85が支持部材62に隠れて退縮した状態になる。
そのため、各ストッパ部材63a〜63c,65a〜65cの係止部85によって移動不能に係止されていた各部品Wa〜Wcは、各レール部材46a〜46c,56a〜56cの縦フレーム26,28側(部品取り出し側)から排出されて取り出される。
ここで、供給台車20の各レール部材43a〜43c,53a〜53c,46a〜46c,56a〜56cと部品棚90の各レール部材103a〜103c,105a〜105c,104a〜104c,106a〜106cとが連続した状態になっている。また、各レール部材104a〜104c,106a〜106cは、縦フレーム95,97側(部品供給側)から縦フレーム96,98側(部品取り出し側)に向かって下方に所定傾斜角度を持つように配置されている。
そのため、図13に示すように、各レール部材46a〜46c,56a〜56cの縦フレーム26,28側から排出された各部品Wa〜Wcは、その自重により各レール部材104a〜104c,106a〜106c上を斜め下方向(矢印ε方向)に滑動する。つまり、部品Waは各レール部材104a,106a上を矢印ε方向に滑動し、部品Wbは各レール部材104b,106b上を矢印ε方向に滑動し、部品Wcは各レール部材104c,106c上を矢印ε方向に滑動する。
ここで、各部品Wa〜Wcの横幅は、各レール部材43a,53a(43b,53b、43c,53c)と連続する各レール部材103a,105a(103b,105b、103c,105c)の間隔よりも若干小さく設定されている。
そのため、各レール部材104a〜104c,106a〜106c上を各部品Wa〜Wcが滑動する際に、各部品Wa〜Wcの左右方向への移動は各レール部材103a〜103c,105a〜105cによって規制され、各部品Wa〜Wcが部品棚90から脱落することはない。
そして、図14に示すように、各部品Wa〜Wcは、各レール部材104a〜104c,106a〜106c上を滑動して縦フレーム96,98側(部品取り出し側)まで移動すると、各係止部材107a〜107cに当接して移動不能に係止される。
その結果、供給台車20にストックされていた各部品Wa〜Wcは、部品棚90に移し替えられて部品棚90に載置される。
その後、作業者は、各ストッパ34a〜37aによる各キャスタ34〜37の固定を解除して供給台車20を移動可能にし、各部品Wa〜Wcが取り出されて空になった供給台車20を前記牽引車の場所まで押して戻り、牽引車によって供給台車20を牽引して部品置場へ戻る。その後、作業者は上記の作業を繰り返す。
[実施形態の作用・効果]
以上詳述した本実施形態の部品供給装置10によれば、以下の作用・効果を得ることができる。
[1]部品供給装置10が扱うことができる部品Wa〜Wcは、各レール部材46a〜46c,56a〜56c,104a〜104c,106a〜106c上に載置可能な形状であればよく、その形状の自由度が大きい。
[2]供給台車20に各部品Wa〜Wcをストックする際に、作業者は、供給台車20の部品供給側(縦フレーム25,27側)から、各部品Wa〜Wcを各レール部材46a〜46c,56a〜56c上に載置するだけでよい。そのため、各部品Wa〜Wcのストック作業に手間がかからず作業効率が良い。
[3]供給台車20から各部品Wa〜Wcを排出させて取り出す際に、作業者は操作ペダル84を踏み込み操作するだけでよく、その操作は極めて簡単であるため、各部品Wa〜Wcの取り出し作業に手間がかからず作業効率が良い。
そして、作業者が操作ペダル84を1回踏み込み操作するだけで、供給台車20から3段分の部品Wa〜Wcを同時に排出させて取り出すことができる。
[4]供給台車20は、自在に方向を可変可能なキャスタ34〜37を備えている。また、各キャスタ34〜37には、キャスタを回転不能に固定するための各ストッパ34a〜37aが設けられている。
そのため、各キャスタ34〜37によって供給台車20を生産ラインの任意の場所に移動させることができ、その移動した場所で各ストッパ34a〜37aによって供給台車20を床に固定できる。
[5]供給台車20から部品棚90に各部品Wa〜Wcを移し替える際に、作業者は供給台車20の操作ペダル84を踏み込み操作するだけでよく、その操作は極めて簡単であるため、各部品Wa〜Wcの移し替え作業に手間がかからず作業効率が良い。
そして、作業者が操作ペダル84を1回踏み込み操作するだけで、供給台車20から部品棚90へ3段分の部品Wa〜Wcを同時に移し替えることができる。
[6]各レール部材43a〜43c,53a〜53cを設けたことにより、各レール部材46a〜46c,56a〜56c上を各部品Wa〜Wcが滑動する際に、各部品Wa〜Wcの左右方向への移動は各レール部材43a〜43c,53a〜53cによって規制されるため、各部品Wa〜Wcが供給台車20から脱落するのを防止できる。
また、各レール部材103a〜103c,105a〜105cを設けたことにより、各レール部材104a〜104c,106a〜106c上を各部品Wa〜Wcが滑動する際に、各部品Wa〜Wcの左右方向への移動は各レール部材103a〜103c,105a〜105cによって規制されるため、各部品Wa〜Wcが部品棚90から脱落するのを防止できる。
[7]各レール部材46a〜46c,56a〜56c,104a〜104c,106a〜106cは、部品供給側から部品取り出し側に向かって下方に所定傾斜角度を持つように配置されているが、その所定傾斜角度は部品Wa〜Wcの寸法形状に合わせてカット・アンド・トライで実験的に最適値を見つけて設定すればよい。
[8]各レール部材43a〜43c,53a〜53c,103a〜103c,105a〜105cは各レール部材46a〜46c,56a〜56c,104a〜104c,106a〜106cに対して所定高さだけ高い位置に配置されているが、その所定高さは部品Wa〜Wcの寸法形状に合わせてカット・アンド・トライで実験的に最適値を見つけて設定すればよい。
[9]各レール部材43a〜43c,46a〜46c,53a〜53c,56a〜56c,103a〜103c,104a〜104c,105a〜105c,106a〜106cは、直管鉄製丸パイプからなるが、その表面に、防錆性を高めると共に摩擦を少なくするための加工(例えば、メッキ加工、フッ素樹脂の塗装加工など)を施すようにすれば、部品Wa〜Wcが滑動しやすくなるため、上記[2][3][5][6]の作用・効果を確実に得られる。
[別の実施形態]
ところで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、上記実施形態と同等もしくはそれ以上の作用・効果を得ることができる。
(1)供給台車20から各キャスタ34〜37を取り除き、部品Wa〜Wcをストックしておくための部品棚として使用してもよい。
(2)部品供給装置10は3段分の部品Wa〜Wcをストック可能に構成してあるが、2段分以下または4段分以上の部品をストック可能に構成してもよい。
(3)上記実施形態では供給台車20と部品棚90とを組み合わせて使用しているが、供給台車20のみを単独で使用してもよい。
本発明を具体化した一実施形態の部品供給装置10を構成する供給台車20の正面図。 供給台車20の左側面図。 供給台車20の上面図。 供給台車20の要部正面図。 供給台車20の要部正面図。 供給台車20の要部正面図。 供給台車20の要部正面図。 供給台車20の要部正面図。 供給台車20の要部正面図。 部品供給装置10を構成する供給台車20の左側面図。 供給台車20の左側面図。 供給台車20と部品棚90から構成される部品供給装置10の左側面図。 部品供給装置10の左側面図。 部品供給装置10の左側面図。
符号の説明
10…部品供給装置
20…供給台車
25〜28,95〜98…縦フレーム
43a〜43c,46a〜46c,53a〜53c,56a〜56c,103a〜103c,104a〜104c,105a〜105c,106a〜106c…レール部材
61,62,77,79…支持部材
63a〜63c,65a〜65c…ストッパ部材
64a〜64c,66a〜66c,67a〜67c,69a〜69c,71,73,75,76,78…連結ピン
68,70,72,74…連結部材
80…支持板
81,82…圧縮コイルばね
83…操作ロッド
84…操作ペダル
86…リンク部
107a〜107c…係止部材

Claims (4)

  1. 生産ラインのラインサイドに部品を供給するための部品供給装置であって、
    部品をストックしておくためのストック手段を備え、
    そのストック手段は、
    部品供給側から部品取り出し側に向かって下方に傾斜角度を持たせて配置された少なくとも1つ以上のレール部材と、
    そのレール部材の部品取り出し側に設けられた係止部材と、
    その係止部材による部品の係止を解除させる解除手段と
    を有し、
    部品供給側から供給されて前記レール部材上に載置された部品は、その部品の自重により前記レール部材上を滑動し、部品取り出し側へ移動して前記係止部材に係止され、前記解除手段により前記係止部材による部品の係止が解除されると、前記係止部材に係止されていた部品は、前記レール部材の部品取り出し側から排出されて取り出されることを特徴とする部品供給装置。
  2. 請求項1に記載の部品供給装置において、
    前記ストック手段はキャスターを備え、部品を積載して移動可能な供給台車であることを特徴とする部品供給装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の部品供給装置において、
    生産ラインのラインサイドに配置された部品棚を備え、
    その部品棚は、部品供給側から部品取り出し側に向かって下方に傾斜角度を持たせて配置された少なくとも1つ以上のレール部材と、
    そのレール部材の部品取り出し側に設けられた係止部材と
    を有し、
    前記ストック手段を前記部品棚に対して位置決めして配置すると、前記ストック手段の前記レール部材と前記部品棚の前記レール部材とが連続した状態になり、前記ストック手段の前記レール部材の部品取り出し側から排出された部品は、その部品の自重により前記部品棚の前記レール部材上を滑動し、部品取り出し側へ移動して前記係止部材に係止されて部品棚に載置されることを特徴とする部品供給装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の部品供給装置において、
    前記レール部材上を部品が滑動する際に、部品の左右方向への移動を規制するガード手段を備えたことを特徴とする部品供給装置。
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