JP2005224838A - バッテリ併用型エンジン駆動溶接機 - Google Patents

バッテリ併用型エンジン駆動溶接機 Download PDF

Info

Publication number
JP2005224838A
JP2005224838A JP2004036171A JP2004036171A JP2005224838A JP 2005224838 A JP2005224838 A JP 2005224838A JP 2004036171 A JP2004036171 A JP 2004036171A JP 2004036171 A JP2004036171 A JP 2004036171A JP 2005224838 A JP2005224838 A JP 2005224838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
battery
welding machine
welder
driven
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004036171A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4253260B2 (ja
Inventor
Masafumi Kono
雅文 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denyo Co Ltd
Original Assignee
Denyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denyo Co Ltd filed Critical Denyo Co Ltd
Priority to JP2004036171A priority Critical patent/JP4253260B2/ja
Publication of JP2005224838A publication Critical patent/JP2005224838A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4253260B2 publication Critical patent/JP4253260B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Arc Welding Control (AREA)

Abstract

【課題】 大きな溶接電流を出力することができるとともに、小型で底面積が小さく可搬性に優れ、十分な防水性能および防音性能を備えているバッテリ併用型エンジン駆動溶接機を提供することを目的とする。
【解決手段】 バッテリ併用型エンジン駆動溶接機1であって、エンジン溶接機本体がケース13内に収容されている防音型エンジン駆動溶接機10と、バッテリ溶接機本体を有するバッテリ溶接機30とを備え、バッテリ溶接機30において少なくともバッテリは、上面に防音型エンジン駆動溶接機10を取り付け可能な頂板と、四方に立設されている側方部材と、底板とから構成される下部収容体内33に収容され、防音型エンジン駆動溶接機10が下部収容体33上に取り付けられており、防音型エンジン駆動溶接機10およびバッテリ溶接機30の少なくとも一方から出力電流を出力可能であることを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、防音型エンジン駆動溶接機とバッテリ溶接機とを備えるバッテリ併用型エンジン駆動溶接機に関する。
従来から、建設現場等においては、エンジンにより駆動されるエンジン駆動溶接機が使用されている。このエンジン駆動溶接機は、使用時や搬送時の利便性を考慮して、軽量化および小型化されていることが必要とされている。そのため、ディーゼルエンジンよりも軽量、小型のガソリンエンジンを用いることが好ましいが、ガソリンエンジンの場合、騒音の増加や耐用年数の低下、燃料消費率の低下などの要因により、実用的で大きな溶接電流を出力可能なエンジン駆動溶接機を提供することが困難である。
そこで、ガソリンエンジンを用いたエンジン駆動溶接機(エンジン溶接機)にバッテリ溶接機を併設し、エンジン駆動溶接機ではエンジンにより発電機を駆動させるとともに、バッテリ溶接機ではバッテリから溶接電流制御回路を介して出力線を延設させ、エンジン駆動溶接機の出力線と、バッテリ溶接機の出力線とを接続しているバッテリ併用型エンジン駆動溶接機(溶接装置)がある。このバッテリ併用型エンジン駆動溶接機では、エンジン駆動溶接機の出力電流とバッテリ溶接機の出力電流とを同時に出力することによって、溶接電流を高めることができる(例えば、特許文献1参照)。
なお、前記したバッテリ併用型エンジン駆動溶接機では、エンジン駆動溶接機とバッテリ溶接機とを上下方向に重ねて2段に配置することによって、溶接機の底面積を小さくすることができる。例えば、上下方向に2段の棚が形成されているパイプフレームの上段にエンジン駆動溶接機(エンジン発電機)を配置し、下段にバッテリ(蓄電池)を配置したバッテリ併用型エンジン駆動溶接機がある(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−277729号公報(段落0002〜段落0004、図2) 特開昭61−135479号公報(第3頁右上欄第11〜16行目、図2)
ここで、エンジン駆動溶接機では、エンジンの駆動音が外部に漏れることを防ぐとともに、雨水の侵入による絶縁劣化および故障を防ぐため、十分な防水性能および防音性能を備えている必要があり、エンジン駆動溶接機の装置全体がボンネット内に収容されている。このことから、エンジン駆動溶接機およびバッテリ溶接機を1体のフレーム内に配置することにより、エンジン駆動溶接機とバッテリ溶接機とが一体化された構成においても、エンジン駆動溶接機およびバッテリ溶接機の各装置をボンネット内に収容する必要がある。そのため、バッテリ併用型エンジン駆動溶接機においては、ボンネット内におけるエンジン駆動溶接機およびバッテリ溶接機の各装置の配置、および各装置を冷却するための通風経路を考慮しながら開発する必要がある。これにより、エンジン駆動溶接機とバッテリ溶接機とを個々に独立して開発を並行させることができないため、バッテリ併用型エンジン駆動溶接機の開発期間が長期化してしまうという問題がある。
さらに、エンジン駆動溶接機およびバッテリ溶接機を1体のフレーム内に配置した構成では、エンジン駆動溶接機の潤滑油を交換する際に、潤滑油によって各装置が汚れてしまうことを防ぐ必要がある。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、エンジン駆動溶接機とバッテリ溶接機とが上下方向に重ねて2段に配置されており、大きな溶接電流を出力することができるとともに、小型で底面積が小さく可搬性に優れ、十分な防水性能および防音性能を備えているバッテリ併用型エンジン駆動溶接機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、バッテリ併用型エンジン駆動溶接機であって、エンジンおよびエンジンにより駆動されるエンジン溶接機本体がケース内に収容されている防音型エンジン駆動溶接機と、バッテリにより給電されるバッテリ溶接機本体を有するバッテリ溶接機とを備え、バッテリ溶接機において少なくともバッテリは、上面に防音型エンジン駆動溶接機を取り付け可能な頂板と、四方に立設されている側方部材と、底板とから構成される箱状の下部収容体内に収容され、防音型エンジン駆動溶接機が下部収容体上に取り付けられており、防音型エンジン駆動溶接機およびバッテリ溶接機の少なくとも一方から出力電流を出力可能であることを特徴としている。
ここで、溶接機本体とは、発電機や、発電機またはバッテリから給電された電流を制御するための整流器や電流調整器などの制御装置、電動ファンなどの冷却装置、若しくは、溶接出力端子、さらには、各種操作用のスイッチを有する操作盤など、バッテリ併用型エンジン駆動溶接機から溶接作業に適した電流を出力するための各装置を備えている装置類である。
また、バッテリ溶接機は、少なくともバッテリが下部収容体内に収容されるように構成されており、バッテリ溶接機本体の一部または全体を下部収容体内に収容可能となっている。なお、防音型エンジン駆動溶接機のケース内にバッテリ溶接機本体を収容可能な空間を確保することができる場合には、バッテリのみを下部収容体内に収容し、バッテリ溶接機本体を防音型エンジン駆動溶接機のケース内に収容した構成にすることができる。
さらに、防音型エンジン駆動溶接機は、エンジンおよびエンジン溶接機本体がケース内に収容されることによって防音性能を備えるものであり、ケースの内面に吸音材を貼り付けて防音処理を施すことにより、ケースの防音性能を高めてもよい。
また、防音型エンジン駆動溶接機およびバッテリ溶接機の出力電流を同時に出力させる構成としては、例えば、エンジン溶接機本体の出力線とバッテリ溶接機本体の出力線とを接続する構成がある。
この発明では、エンジンおよびエンジン溶接機本体をケース内に収容して、防音型エンジン駆動溶接機の防水性能および防音性能を確保し、また、箱状の下部収容体内にバッテリ溶接機の少なくともバッテリを収容して、バッテリ溶接機の防水性能を確保している。これにより、防音型エンジン駆動溶接機を下部収容体上に取り付けることによって、大きな溶接電流を出力可能であるとともに、小型で底面積が小さく可搬性に優れ、十分な防水性能および防音性能を備えているバッテリ併用型エンジン駆動溶接機を簡易かつ短時間で組み立てることができる。
このように、上下方向に重ねて2段に配置された防音型エンジン駆動溶接機とバッテリ溶接機とが個々に独立して構成されているため、各溶接機の開発を並行させることができ、バッテリ併用型エンジン駆動溶接機を短期間で開発することができる。
また、防音型エンジン駆動溶接機とバッテリ溶接機とは、個々に独立して防水性能を備えているため、下部収容体上に取り付けられた防音型エンジン駆動溶接機が簡易に分離可能な構成であっても、バッテリ併用型エンジン駆動溶接機の防水性能を十分に確保することができる。
さらに、下部収容体が十分な防水性能を備えているため、下部収容体上の防音型エンジン駆動溶接機から潤滑油が漏れた場合であっても、下部収容体内への潤滑油の侵入を防ぐことができる。これにより、下部収容体上に防音型エンジン駆動溶接機を取り付けた状態で潤滑油を交換することができるため、潤滑油の交換作業を簡易化することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のバッテリ併用型エンジン駆動溶接機であって、防音型エンジン駆動溶接機のケースは、上面にエンジン溶接機本体が取り付けられているベース部材と、エンジン溶接機本体を覆うようにしてベース部材上に取り付けられているボンネットとから構成され、バッテリ溶接機において少なくともバッテリを収容するために、下部収容体内に形成された収容空間の上面は、側方部材の上端部よりも下方で側方部材内に取り付けられた頂板によって閉塞されており、ケースのベース部材が側方部材内に挿入された状態で、防音型エンジン駆動溶接機が下部収容体の頂板上に載置され、ボンネットの下端部における外周形状と、側方部材の上端部における外周形状とが同一形状に形成されていることを特徴としている。
このように、防音型エンジン駆動溶接機のベース部材が下部収容体の側方部材内に挿入されるとともに、防音型エンジン駆動溶接機のボンネットの下端部における外周形状と、下部収容体の側方部材の上端部における外周形状とが同一形状に形成されることにより、防音型エンジン駆動溶接機とバッテリ溶接機とが外見上で一体的な構成となるため、バッテリ併用型エンジン駆動溶接機の外観を整えることができる。
また、ケースのベース部材が下部収容体の側方部材内に挿入されることにより、別々に製造された防音型エンジン駆動溶接機とバッテリ溶接機とを簡易にパッケージ化することができるとともに、下部収容体上に取り付けられた防音型エンジン駆動溶接機の安定性を高めることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のバッテリ併用型エンジン駆動溶接機であって、側方部材には、頂板上の液体を排出するために、鉛直方向に貫通している排出通路が設けられているとともに、頂板の縁部には、上方に折り曲げられた止水部が形成されており、止水部の少なくとも一部には切り欠き部が形成され、切り欠き部を通じて、頂板上の液体が下部収容体の排出通路内に流入するように構成されていることを特徴としている。
ここで、頂板上の液体とは、防音型エンジン駆動溶接機と下部収容体との隙間から侵入した雨水や、防音型エンジン駆動溶接機から漏れた潤滑油などであり、頂板上で流動または貯留している液体である。
このように、頂板上の液体を止水部の切り欠き部を通じて排出させることにより、頂板上からの液体の排出箇所が特定されるため、頂板上の液体を確実に下部収容体の排出通路内に流入させることができる。これにより、頂板上の液体を効率良く排出することができ、下部収容体内への液体の侵入を確実に防ぐことができるため、バッテリ溶接機の絶縁劣化や故障を防ぐことができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のバッテリ併用型エンジン駆動溶接機であって、防音型エンジン駆動溶接機は、エンジン内の潤滑油を排出するための排油手段を備え、側方部材には、頂板上の潤滑油を排出するために、鉛直方向に貫通している排出通路が設けられているとともに、頂板において、排油手段からの潤滑油の落下位置の直下に対応する位置には、樋状の受け部が形成されており、排油手段から排出された潤滑油が、受け部を介して、下部収容体の排出通路内に流入するように構成されていることを特徴としている。
ここで、排油手段の構成としては、例えば、エンジン本体に設けられたドレンプラグを外して流出させた潤滑油を、この潤滑油の落下位置の直下に対応する位置に設けられた樋状の通路を通じて、ケースの外部に排出するように構成することができる。
このように、防音型エンジン駆動溶接機の排油手段からの潤滑油の落下位置の直下に対応する位置に、樋状の受け部を形成することにより、防音型エンジン駆動溶接機の潤滑油を交換する際に、潤滑油を排油手段から頂板の受け部に直接排出することができるため、防音型エンジン駆動溶接機を下部収容体上に取り付けた状態で潤滑油を交換することができ、潤滑油の交換作業を簡易化することができる。
さらに、防音型エンジン駆動溶接機のエンジンに設けられたドレンプラグから排油管を延設し、この排油管を通じて潤滑油を外部に排出する必要がないため、排油管の破損による潤滑油の飛散を防止することができる。
このようなバッテリ併用型エンジン駆動溶接機によれば、防音型エンジン駆動溶接機とバッテリ溶接機とが各々独立して防水性能を備えているため、各溶接機を上下方向に重ねて2段に配置した状態で取り付けることにより、小型で底面積が小さく可搬性に優れ、十分な防水性能および防音性能を備えているバッテリ併用型エンジン駆動溶接機を提供することができる。これにより、施工現場が狭隘な場所であっても、小型で底面積が小さいバッテリ併用型エンジン駆動溶接機を簡易に搬入することができるため、実用性を高めることができる。
さらに、防音型エンジン駆動溶接機とバッテリ溶接機とを併用して溶接電流を出力することができるため、同じ大きさの溶接電流を出力可能な従来のディーゼルエンジン駆動溶接機と比較して、小さい出力性能のガソリンエンジンを用いることができ、製作費用を少なくすることができる。
また、防音型エンジン駆動溶接機とバッテリ溶接機とが個々に独立して構成されているため、各溶接機の開発を並行させることができ、さらには、既存の防音型エンジン駆動溶接機を利用することもできるため、バッテリ併用型エンジン駆動溶接機を短期間で開発することができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るバッテリ併用型エンジン駆動溶接機を示した左側方斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係る防音型エンジン駆動溶接機を示した図で、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は平面図である。図3は、本発明の実施形態に係るバッテリ溶接機を示した図で、(a)は正面図、(b)は頂板を取り外した状態の平面図である。図4は、本発明の実施形態に係るバッテリ溶接機を示した図で、(a)は頂板を取り付けた状態の平面図、(b)は頂板上から雨水および潤滑油が排出される態様を示した右側方斜視図である。
なお、以下の説明において、前後方向または左右方向とは、図1から図4に示す前後方向または左右方向に対応している。
まず、バッテリ併用型エンジン駆動溶接機1は、図1に示すように、防音型エンジン駆動溶接機10と、バッテリ溶接機30とを備え、防音型エンジン駆動溶接機10がバッテリ溶接機30上に取り付けられることにより、両者が上下方向に重ねて2段に配置されている。そして、防音型エンジン駆動溶接機10およびバッテリ溶接機30の少なくとも一方から溶接電流を出力可能となっている。
次に、防音型エンジン駆動溶接機10は、図2に示すように、ガソリンを燃料とするエンジン12、およびエンジン12により駆動されるエンジン溶接機本体11がケース13内に収容されており、ケース13によって防音性能が確保されている。本実施形態では、既製品の防音型エンジン駆動溶接機10を用いており、電流調整器の変更、配線用孔および取付孔の追加、ケース13の下面の四隅に設けられている車輪の取り外しなど、その一部を加工して用いられている。
エンジン溶接機本体11は、エンジン12により駆動される発電機14と、整流器、電流調整器などから構成される制御装置(図示せず)と、エンジン12の冷却ファン15と、エンジン12を駆動させるための燃料が貯蔵されている燃料タンク18と、各種操作用のスイッチを有する操作盤16と、溶接出力端子17とを備えており、溶接作業に適した溶接電流を溶接出力端子17から出力可能となっている。
具体的には、エンジン12により発電機14を駆動させ、発電機14から出力された電流を制御装置によって溶接作業に適した電流に調整した後に、この電流を出力線(図示せず)を通じて溶接出力端子17に給電することにより、溶接出力端子17から溶接電流が出力されるように構成されている。
さらに、エンジン溶接機本体11では、発電機14に接続された制御装置(図示せず)を介して、バッテリ溶接機30(図3(b)参照)に交流電流を給電可能となっており、バッテリ溶接機30(図3(b)参照)内の制御装置35を介してバッテリ32を充電可能となっている。
また、冷却ファン15は、ケース13に形成されている吸気口22(図1参照)から外気をケース13内に吸入し、ケース13内の空気を排風口23から排出させることにより、エンジン12、発電機14、および制御装置の発熱によるケース13内の温度上昇を防ぐための冷却装置である。なお、本実施形態では、ケース13内に電動式のファンを設けることなく、エンジン12の冷却ファン15によってケース13内を冷却しているため、防音型エンジン駆動溶接機10を簡易な構成にすることができ、製作費用を少なくすることができる。
なお、エンジン12の左側方に設けられている燃料タンク18には、ケース13の上面に設けられている給油口18aから給油可能となっている。
ケース13は、エンジン12およびエンジン溶接機本体11を収容している略直方体の箱状部材であり、エンジン12の駆動音が外部に漏れることを防ぐとともに、雨水の侵入によるエンジン溶接機本体11の絶縁劣化や故障を防いでいる。このケース13は、上面にエンジン溶接機本体11が取り付けられているベース部材19と、エンジン溶接機本体11を覆うようにしてベース部材19上に取り付けられているボンネット20とから構成されている。ベース部材19は舟形形状の板状部材であり、凹部を上方に向けた状態で、ボンネット20の下端部から突出するようにして、ボンネット20の下端部に取り付けられている。なお、ケース13の内面に吸音材を貼り付けて防音処理を施すことにより、ケース13の防音性能を高めることもできる。
また、ベース部材19の右側面の中央下部には、エンジン12内の潤滑油をケース13の外部に排出させるための排油手段21が設けられている。この排油手段21では、エンジン12本体に設けられたドレンプラグ(図示せず)を外して流出させた潤滑油を、この潤滑油の落下位置の直下に対応する位置に設けられた樋状の通路(図示せず)を通じて、ベース部材19の右側面の中央下部に設けられた排油口21aからケース13の外部に排出するように構成されている。なお、符号21bは、潤滑油の交換時に、ケース13の外部からエンジン12のドレンプラグを着脱させるための開口部であり、通常時はゴム栓が嵌められている。
さらに、ベース部材19の下面には、バッテリ溶接機30との配線を行うための配線用孔(図示せず)が貫通している。
次に、バッテリ溶接機30は、図3および図4に示すように、複数のバッテリ32により給電されるバッテリ溶接機本体31を有しており、複数のバッテリ32およびバッテリ溶接機本体31が下部収容体33内に収容されている。この下部収容体33は、雨水の侵入によるバッテリ溶接機30の絶縁劣化や故障を防ぐための直方体の箱状部材であり、その内部には、複数のバッテリ32およびバッテリ溶接機本体31を収容するための収容空間33aが形成されている。そして、下部収容体33内の収容空間33aにおいて、左側の半分の領域には複数のバッテリ32が並設されており、右側の半分の領域にはバッテリ溶接機本体31が配置されている。
なお、バッテリ溶接機30は、下部収容体33の下面の四隅に取り付けられている4体の車輪34により走行可能となっている。
バッテリ溶接機本体31は、電流調整器を有する制御装置35と、電動ファン36とを備えており、各バッテリ32から給電された電流を制御装置によって溶接作業に適した電流に調整した後に、出力線(図示せず)を通じて防音型エンジン駆動溶接機10(図1参照)に給電するように構成されている。具体的には、バッテリ溶接機本体31の出力線が防音型エンジン駆動溶接機10内で溶接出力端子17(図2(a)参照)に接続されることにより、防音型エンジン駆動溶接機10に給電可能となっている。
また、バッテリ溶接機本体31の制御装置35には、バッテリ充電回路が組み込まれており、防音型エンジン駆動溶接機10からの給電によって、各バッテリ32が充電されるように構成されている。
また、電動ファン36は、下部収容体33に形成されている吸気口33b(図1参照)から外気を下部収容体33内に吸入し、下部収容体33内の空気を排風口(図示せず)から排出させることにより、バッテリ32およびバッテリ溶接機本体31の発熱による下部収容体33内の温度上昇を防ぐための冷却装置である。
下部収容体33は、底板37と、四方を囲むようにして底板37上に立設されている側方部材38と、側方部材38に支持されている頂板39とから構成されている略直方体の箱状部材であり、下部収容体33内への雨水等の液体の浸入が防止されるように構成されている。
そして、側方部材38は、各バッテリ32およびバッテリ溶接機本体31の四方を囲むようにして、底板37上に立設されている内側パネル40と、内側パネル40との間に厚さ方向の隙間が形成されるようにして、下部収容体33の四隅に設けられている4枚の隅部パネル41と、隣り合う隅部パネル41の間に収まるようにして、内側パネル40の外面に取り付けられている外側パネル42とから構成されている。
また、隅部パネル41は、平面視で略C形状に形成されており、中間部には内側パネル40の隅部に沿うようにして曲面が形成され、両端部は下部収容体33に向けて折り曲げられた形状となっている。この隅部パネル41の内面と内側パネル40との間に形成された隙間によって、鉛直方向に貫通している排水通路43(請求項における「排出通路」)が、下部収容体33の四隅に設けられている。
また、右側の外側パネル42の上面において、図3(b)の上下方向における中央には、右側の外側パネル42を鉛直方向に貫通している排油通路44(請求項における「排出通路」)が設けられている。
ここで、各隅部パネル41および各外側パネル42の上端部は、内側パネル40よりも突出しており、その突出量は、防音型エンジン駆動溶接機10のベース部材19の高さと同一になっている。
また、外側パネル42の厚さは、内側パネル40からの隅部パネル41の突出量と同一に形成されているため、側方部材38の外周面は平坦になっている。
さらに、側方部材38の上端部における外周形状は、防音型エンジン駆動溶接機10のボンネット20(図1参照)の下端部における外周形状と同一形状に形成されている。
また、頂板39は、下部収容体33の内部に形成された収容空間の上面を閉塞するための平面視で長方形の板状部材であり、その上面は、防音型エンジン駆動溶接機10(図1参照)のベース部材19をボルトによって取り付け可能となっている。この頂板39は、各隅部パネル41および各外側パネル42の上端部よりも下方で、内側パネル40の上面に取り付けられることによって、下部収容体33の内部に形成された収容空間の上面を閉塞している。このとき、各隅部パネル41および各外側パネル42の上端部は、防音型エンジン駆動溶接機10のベース部材19と同一の高さで突出しているため、頂板39の上面に取り付けられた防音型エンジン駆動溶接機10のベース部材19は、側方部材38内に挿入された状態となる。
さらに、頂板39の周縁部には、上方に折り曲げられた止水部45が形成されており、防音型エンジン駆動溶接機10のボンネット20とバッテリ溶接機30(図1参照)との隙間から侵入した雨水(請求項における「液体」)や、防音型エンジン駆動溶接機10から漏れた潤滑油や燃料(請求項における「液体」)が頂板39上に貯留されるように構成されている。
また、頂板39の四隅に対応させて、止水部45には4箇所の切り欠き部46が形成されている。そのため、頂板39を側方部材38に取り付けた状態では、下部収容体33の四隅に設けられている排水通路43に各々対応する位置に各切り欠き部46が配置される。これにより、頂板39上に貯留した液体が切り欠き部46を通じて排水通路43内に流入し、排水通路43を通じて下部収容体33の下面から排出されるように構成されている。
また、頂板39において、防音型エンジン駆動溶接機10の排油口21aからの潤滑油の落下位置の直下に対応する位置には、右側方に延長された樋状の受け部47が形成されている。この受け部47は右側方に向けて斜め下方に傾斜しており、先端部は右側の外側パネル42に設けられている排油通路44の直上に配置されている。これにより、防音型エンジン駆動溶接機10の排油口21aから排出された潤滑油が、受け部47を介して排油通路44に流入し、排油通路44を通じて下部収容体33の下面から排出されるように構成されている。
なお、符号48は、頂板39と防音型エンジン駆動溶接機10のベース部材19との取り付けに用いるボルトを挿通させるための取付孔であり、この取付孔48に対応するようにして、防音型エンジン駆動溶接機10のベース部材19の下面にネジ孔が形成されている。
また、符号49は、頂板39と内側パネル40との取り付けに用いるボルトを挿通するための取付孔であり、この取付孔49に対応するようにして、内側パネル40にネジ孔50が形成されている。
さらに、符号51は、バッテリ溶接機30と防音型エンジン駆動溶接機10との配線を行うための配線用孔であり、防音型エンジン駆動溶接機10のベース部材19の下面に設けられている配線用孔に対応するようにして形成されている。
次に、防音型エンジン駆動溶接機10とバッテリ溶接機30とを取り付ける作業について説明する。
まず、図1、図3および図4に示すように、下部収容体33から取り外された状態の頂板39の下方から、各取付孔48にボルトを挿通させ、このボルトを防音型エンジン駆動溶接機10のベース部材19の下面に形成されているネジ孔に螺着させることによって、頂板39を防音型エンジン駆動溶接機10の下面に取り付ける。
続いて、頂板39を内側パネル40の上面に載置し、頂板39の上方から、各取付孔49にボルトを挿通させ、このボルトを内側パネル40に形成されているネジ孔50に螺着させることにより、防音型エンジン駆動溶接機10を下部収容体33上に取り付ける。このとき、防音型エンジン駆動溶接機10のベース部材19が下部収容体33の側方部材38内に挿入されることにより、防音型エンジン駆動溶接機10とバッテリ溶接機30とを簡易にパッケージ化することができるとともに、バッテリ溶接機30上に取り付けられた防音型エンジン駆動溶接機10の安定性を高めることができる。
また、防音型エンジン駆動溶接機10のボンネット20の下端部における外周形状と、下部収容体33の側方部材38の上端部における外周形状とが同一形状に形成されており、防音型エンジン駆動溶接機10とバッテリ溶接機30とが外見上で一体的な構成となるため、バッテリ併用型エンジン駆動溶接機1の外観が整えられた状態となっている。
さらに、頂板39が防音型エンジン駆動溶接機10に取り付けられた状態で、下部収容体33上から防音型エンジン駆動溶接機10および頂板39を取り外すことにより、下部収容体33内に収容されている各バッテリ32およびバッテリ溶接機本体31の保守、点検作業を簡易に行うことができる。
次に、バッテリ溶接機本体31の出力線を、頂板39の配線用孔51および防音型エンジン駆動溶接機10のベース部材19の配線用孔を通じて溶接出力端子17(図2参照)に接続することにより、エンジン溶接機本体11(図2参照)の出力線と、バッテリ溶接機本体31の出力線とを溶接出力端子17で接続する。
また、エンジン溶接機本体11の制御装置を、防音型エンジン駆動溶接機10のベース部材19の配線用孔および頂板39の配線用孔51を通じてバッテリ溶接機本体31の制御装置35に接続し、制御装置35を介して各バッテリ32に接続する。
なお、配線用孔51には、膜付きグロメットなどの止水部材を設けることにより、頂板39上の液体が配線用孔51から下部収容体33内に侵入することを防止している。
このようにして、防音型エンジン駆動溶接機10とバッテリ溶接機30とを上下方向に重ねて2段に配置することにより、小型で底面積が小さく可搬性に優れ、十分な防音性能および防水性能を備えているバッテリ併用型エンジン駆動溶接機1を提供することができる。これにより、施工現場が狭隘な場所であっても、小型で底面積が小さいバッテリ併用型エンジン駆動溶接機1を簡易に搬入することができるため、実用性が高まっている。
また、防音型エンジン駆動溶接機10とバッテリ溶接機30とが個々に独立して構成されているため、各溶接機10,30の開発を並行させることができ、短期間で開発することができる。さらに、既製品の防音型エンジン駆動溶接機10を大幅に加工することなく用いることができるため、防音型エンジン駆動溶接機10の開発期間を除くこともでき、この場合には、バッテリ併用型エンジン駆動溶接機1の製作費用を大幅に削減することができる。
また、防音型エンジン駆動溶接機10とバッテリ溶接機30とが個々に独立して防水性能を備えているため、各溶接機10,30を上下方向に重ねて2段に配置した状態で取り付けることにより、大きな溶接電流を出力可能であるとともに、小型で底面積が小さく、十分な防水性能および防音性能を備えているバッテリ併用型エンジン駆動溶接機1を短時間で製造することができる
さらに、防音型エンジン駆動溶接機10とバッテリ溶接機30とを簡易に分離させることもできるため、防音型エンジン駆動溶接機10とバッテリ溶接機30を別々に搬送することができ、搬送する部材単体を軽量化および小型化することができる。これにより、バッテリ併用型エンジン駆動溶接機1の搬送を簡易化することができる。なお、防音型エンジン駆動溶接機10とバッテリ溶接機30とは個々に独立して防水性能を備えているため、各溶接機10,30が簡易に分離可能な構成であっても、バッテリ併用型エンジン駆動溶接機1の防水性能を十分に確保することができる。
また、溶接機10,30ごとに冷却装置が設けられているため、冷却装置を小型化することができ、バッテリ併用型エンジン駆動溶接機1内の構成を簡素化することができる。
次に、バッテリ併用型エンジン駆動溶接機1を用いた溶接作業について説明する。
まず、図2および図3に示すように、バッテリ溶接機30が組み付けられた状態の防音型エンジン駆動溶接機10の出力端子17に溶接器具(図示せず)を接続する。
そして、防音型エンジン駆動溶接機10のエンジン12を駆動させて発電機14から出力線を通じて溶接出力端子17に給電するとともに、バッテリ溶接機本体31の各バッテリ32から出力線を通じて溶接出力端子17に給電する。
このように、エンジン溶接機本体11(図2参照)の出力線と、バッテリ溶接機本体31の出力線とが溶接出力端子17で接続されているため、防音型エンジン駆動溶接機10から出力された出力電流と、バッテリ32から出力された出力電流とを溶接出力端子17から同時に出力することができ、溶接出力端子17から溶接器具に大きな溶接電流を給電することができる。また、防音型エンジン駆動溶接機10またはバッテリ溶接機30の一方から溶接電流を出力することもできるため、作業状況に応じて、バッテリ併用型エンジン駆動溶接機1を効率良く使用して溶接作業を行うことができる。
ここで、溶接作業においては、溶接箇所の移動や、溶接棒の交換を行うため、溶接が断続的に行われている。このとき、溶接が行われていない期間は、バッテリ併用型エンジン駆動溶接機1を駆動させて発電を行う必要はないが、防音型エンジン駆動溶接機10を断続的に停止した場合には、頻繁にエンジン12を再始動させることになり、作業が煩雑になってしまう。そのため、通常は、溶接が行われていない期間もエンジン12を駆動させた状態となっている。すなわち、防音型エンジン駆動溶接機10は、溶接が行われていない期間も給電可能な状態となっている。
そこで、本実施形態のバッテリ併用型エンジン駆動溶接機1では、溶接が行われていない期間は自動的にバッテリ溶接機30の各バッテリ32が充電されるように構成されている。具体的には、防音型エンジン駆動溶接機10からバッテリ溶接機30の制御装置35を介して各バッテリ32に給電されることによって、各バッテリ32が充電される。これにより、バッテリ溶接機30の各バッテリ32を効率良く充電することができるため、溶接時にバッテリ溶接機30の出力低下を防止することができ、溶接作業の作業効率を高めることができる。
また、図4(b)に示すように、防音型エンジン駆動溶接機10とバッテリ溶接機30との隙間から雨水が侵入した場合や、防音型エンジン駆動溶接機10から潤滑油などが漏れた場合には、これらの液体は頂板39上に貯留された後に、止水部45の切り欠き部46を通じて側方部材38の排水通路43に流入して、下部収容体33の下部から外部に排出される。これにより、下部収容体33内への液体の侵入が確実に防止されるため、バッテリ溶接機30の絶縁劣化や故障を防止することができる。
次に、防音型エンジン駆動溶接機10におけるエンジン12の潤滑油の交換作業について説明する。
まず、図4(b)に示すように、ベース部材19の開口部21bのゴム栓を取り外し、開口部21bを通じてエンジン12のドレンプラグを外して、エンジン12から潤滑油を流出させる。この潤滑油は、エンジン12からの潤滑油の落下位置の直下に対応する位置に設けられた樋状の通路を通じて、ベース部材19の排油口21aから頂板39の受け部47上に直接排出された後に、受け部47を介して右側の外側パネル42(図3(b)参照)の排油通路44に流入して、下部収容体33の下部から外部に排出される。これにより、防音型エンジン駆動溶接機10を下部収容体33上に取り付けた状態で潤滑油の交換することができるため、潤滑油の交換作業を簡易化することができる。
さらに、頂板39上において、エンジン12から排出させた潤滑油の排出経路と、防音型エンジン駆動溶接機10とバッテリ溶接機30との隙間から侵入した雨水の排出経路とが区分されており、雨水と潤滑油とが混合された状態で排水されないため、排出後の雨水または潤滑油を簡易に処理することができる。
また、右側の外側パネル42を、外方に向けて開閉可能な扉となるように構成し、防音型エンジン駆動溶接機10の潤滑油を交換する際に、右側の外側パネル42を開けることにより、排油口21aから排出された潤滑油を、頂板39の受け部47を介して容器内に直接排出することもできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されるものではない。例えば、下部収容体33内には、バッテリ溶接機30全体が収容されている必要はなく、特に重量が大きいバッテリ32が収容されていればよく、防音型エンジン駆動溶接機10および下部収容体33の内部空間の大きさに対応させて、適宜に配置を設定することが好ましい。
また、本実施形態では、下部収容体33の四隅に排水通路43を設けたが、この排水通路43の配置や数は限定されるものではなく、頂板39上の液体が効率良く排出されるようにして、適宜に設定することが好ましい。
本発明の実施形態に係るバッテリ併用型エンジン駆動溶接機を示した左側方斜視図である。 本発明の実施形態に係る防音型エンジン駆動溶接機を示した図で、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は平面図である。 本発明の実施形態に係るバッテリ溶接機を示した図で、(a)は正面図、(b)は頂板を取り外した状態の平面図である。 本発明の実施形態に係るバッテリ溶接機を示した図で、(a)は頂板を取り付けた状態の平面図、(b)は頂板上から雨水および潤滑油が排出される態様を示した右側方斜視図である。
符号の説明
1 バッテリ併用型エンジン駆動溶接機
10 防音型エンジン駆動溶接機
11 エンジン溶接機本体
12 エンジン
13 ケース
14 発電機
19 ベース部材
20 ボンネット
30 バッテリ溶接機
31 バッテリ溶接機本体
32 バッテリ
33 下部収容体
38 側方部材
39 頂板
43 排水通路
44 排油通路
45 止水部

Claims (4)

  1. エンジンおよび前記エンジンにより駆動されるエンジン溶接機本体が、ケース内に収容されている防音型エンジン駆動溶接機と、
    バッテリにより給電されるバッテリ溶接機本体を有するバッテリ溶接機と、を備え、
    前記バッテリ溶接機において少なくとも前記バッテリは、上面に前記防音型エンジン駆動溶接機を取り付け可能な頂板と、四方に立設されている側方部材と、底板とから構成される箱状の下部収容体内に収容され、
    前記防音型エンジン駆動溶接機が前記下部収容体上に取り付けられており、前記防音型エンジン駆動溶接機および前記バッテリ溶接機の少なくとも一方から出力電流を出力可能であることを特徴とするバッテリ併用型エンジン駆動溶接機。
  2. 前記防音型エンジン駆動溶接機の前記ケースは、上面に前記エンジン溶接機本体が取り付けられているベース部材と、前記エンジン溶接機本体を覆うようにして前記ベース部材上に取り付けられているボンネットと、から構成され、
    前記バッテリ溶接機において少なくとも前記バッテリを収容するために、前記下部収容体内に形成された収容空間の上面は、前記側方部材の上端部よりも下方で前記側方部材内に取り付けられた前記頂板によって閉塞されており、
    前記ケースの前記ベース部材が前記側方部材内に挿入された状態で、前記防音型エンジン駆動溶接機が前記下部収容体の前記頂板上に載置され、
    前記ボンネットの下端部における外周形状と、前記側方部材の上端部における外周形状とが同一形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバッテリ併用型エンジン駆動溶接機。
  3. 前記側方部材には、前記頂板上の液体を排出するために、鉛直方向に貫通している排出通路が設けられているとともに、
    前記頂板の縁部には、上方に折り曲げられた止水部が形成されており、
    前記止水部の少なくとも一部には切り欠き部が形成され、前記切り欠き部を通じて、前記頂板上の液体が前記下部収容体の前記排出通路内に流入するように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のバッテリ併用型エンジン駆動溶接機。
  4. 前記防音型エンジン駆動溶接機は、前記エンジン内の潤滑油を排出するための排油手段を備え、
    前記側方部材には、前記頂板上の潤滑油を排出するために、鉛直方向に貫通している排出通路が設けられているとともに、
    前記頂板において、前記排油手段からの潤滑油の落下位置の直下に対応する位置には、樋状の受け部が形成されており、
    前記排油手段から排出された前記潤滑油が、前記受け部を介して、前記下部収容体の前記排出通路内に流入するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のバッテリ併用型エンジン駆動溶接機。
JP2004036171A 2004-02-13 2004-02-13 バッテリ併用型エンジン駆動溶接機 Expired - Lifetime JP4253260B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004036171A JP4253260B2 (ja) 2004-02-13 2004-02-13 バッテリ併用型エンジン駆動溶接機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004036171A JP4253260B2 (ja) 2004-02-13 2004-02-13 バッテリ併用型エンジン駆動溶接機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005224838A true JP2005224838A (ja) 2005-08-25
JP4253260B2 JP4253260B2 (ja) 2009-04-08

Family

ID=34999953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004036171A Expired - Lifetime JP4253260B2 (ja) 2004-02-13 2004-02-13 バッテリ併用型エンジン駆動溶接機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4253260B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010144604A1 (en) * 2009-06-11 2010-12-16 Illinois Tool Works Inc. Welding systems powered by hybrid vehicles comprising an engine and an energy storage device
CN103128425A (zh) * 2012-11-30 2013-06-05 浙江容大电力工程有限公司 便携式电焊机
JP2015527207A (ja) * 2012-09-07 2015-09-17 イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド 溶接システムのパネル
US10144083B2 (en) 2013-02-22 2018-12-04 Illinois Tool Works Inc. Multi-operator engine driven welder system
CN113953614A (zh) * 2021-10-28 2022-01-21 国网山东省电力公司淄博供电公司 便捷式碳阻焊接装置
CN113977036A (zh) * 2021-11-19 2022-01-28 中国人民解放军海军潜艇学院 一种无供电接地电缆的水下湿法焊接电源及焊接控制方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010144604A1 (en) * 2009-06-11 2010-12-16 Illinois Tool Works Inc. Welding systems powered by hybrid vehicles comprising an engine and an energy storage device
US9333583B2 (en) 2009-06-11 2016-05-10 Illinois Tool Works Inc. Welding systems powered by hybrid vehicles
US9737949B2 (en) 2009-06-11 2017-08-22 Illinois Tool Works Inc. Welding systems powered by hybrid vehicles
JP2015527207A (ja) * 2012-09-07 2015-09-17 イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド 溶接システムのパネル
US10183355B2 (en) 2012-09-07 2019-01-22 Illinois Tool Works Inc. Welding system panels
US10207352B2 (en) 2012-09-07 2019-02-19 Illinois Tool Works Inc. Welding system with terminal cover piece
CN103128425A (zh) * 2012-11-30 2013-06-05 浙江容大电力工程有限公司 便携式电焊机
US10144083B2 (en) 2013-02-22 2018-12-04 Illinois Tool Works Inc. Multi-operator engine driven welder system
CN113953614A (zh) * 2021-10-28 2022-01-21 国网山东省电力公司淄博供电公司 便捷式碳阻焊接装置
CN113953614B (zh) * 2021-10-28 2023-08-11 国网山东省电力公司淄博供电公司 便捷式碳阻焊接装置
CN113977036A (zh) * 2021-11-19 2022-01-28 中国人民解放军海军潜艇学院 一种无供电接地电缆的水下湿法焊接电源及焊接控制方法
CN113977036B (zh) * 2021-11-19 2023-03-07 中国人民解放军海军潜艇学院 一种无供电接地电缆的水下湿法焊接电源及焊接控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4253260B2 (ja) 2009-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8037963B2 (en) Hybrid working vehicle
US6660967B2 (en) Power box
CN101922166B (zh) 混合动力作业机械
JP5983054B2 (ja) ハイブリッド自動車のバッテリパック冷却構造
JP5194687B2 (ja) バッテリユニット
JP2010106697A (ja) エンジン発電機
JP5338479B2 (ja) ハイブリッド作業機械
JP2009154826A (ja) バッテリ収納部の換気構造
JP2008069759A (ja) エンジン駆動型作業機
JP2014058249A (ja) ハイブリッド車両
JP4253260B2 (ja) バッテリ併用型エンジン駆動溶接機
US20200298331A1 (en) Engine driven welder
JP2020045630A (ja) 電動式建設機械
JP2020045701A (ja) 電動式建設機械
JP2009090685A (ja) 産業車両のフードインターロック装置
US10744586B2 (en) Engine driven welder
CN101446234A (zh) 车载发电机组的风冷结构
JP4272965B2 (ja) 電力供給装置
JP2006347318A (ja) 電気機器の冷却構造
JP7436353B2 (ja) 建設機械
KR101804196B1 (ko) 패키지 수납형 엔진 발전기
JP3977231B2 (ja) 燃料電池車両の換気構造
JP2022072237A (ja) レンジエクステンダ車両用発電ユニットの構造
JP2008287912A (ja) バッテリボックス及びバッテリボックスの収納構造
CN201329799Y (zh) 车载发电机组的风冷结构

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080916

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090123

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4253260

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140130

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250