JP2005224421A - ミシンにおける送り装置 - Google Patents

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KUBOTA TOKUSHU SAWING MASHINE SHOKAI KK
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Abstract

【課題】 機械ミシンにおいて純機械的に手縫い風の縫い目を形成することができるミシンにおける送り装置を提供する。
【解決手段】 上軸の回転により作動する水平送り軸と上下送り軸を有し、水平送り軸により送り歯を水平方向へ移動させるとともに、上下送り軸により送り歯を上下方向へ移動させ、縫製品に対する一定方向への送りを行なうようにしたミシンにおいて、上軸43と連動して回転する取り出し軸15にカム機構を設けて上下するロッド23の運動を制御することによって、上下送り軸25の動作を水平送り軸32による送り歯29の水平動作回数の複数回毎に1動作が行なわれるように設定し、縫製品に対する縫製動作を同一箇所にて複数回ずつ行ない上糸、下糸による縫い目が玉状に形成されるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、上軸の回転により作動する水平送り軸と上下送り軸を有し、水平送り軸により送り歯を水平方向へ移動させるとともに、上下送り軸により送り歯を上下方向へ移動させ、縫製品に対する一定方向への送りに伴ない上糸、下糸による縫製を行なうようにしたミシンに関するものである。
ミシンには家庭用のほか工業用としても夫々に多くの種類があり、その構造も異なる
が、一般的な直線縫いミシンは、本体に、上軸部と、糸経路部、かま部及び送り部を設けた構成を有し、針が1回上下するたびに1縫い目分の縫製品の送りが行なわれて縫製が進むようになっている。ミシンによる縫い目は糸の長さ、目の間隔、方向共全部がきちっと揃っており、それが機械縫製の信頼性を印象付けるものであるが、逆に、工業的、画一的で面白味に欠けるという指摘もある。例えば、背広上衣の裏地の縫製では手縫いによる糸目の目立つ仕上げが珍重されるが、手縫いのような縫製をミシンで行なうことは、上糸と下糸が不可欠のミシンでは不可能である。
ミシンにより手縫い風の縫い目を得ることも試みられており、例えば特開平11−47472号では、縫製品の一面に現出する色付き糸による第1の縫い目と、他の一面に現出する透明糸による第2の縫い目を、交互に形成するようにした発明を開示している。しかしこの発明の場合、糸調子装置及び送り装置を制御するために、中央演算装置(CPU)を用いた電子制御手段が必要であり、電子制御ミシンに属する。
特開平11−47472号
本発明は前記の点に着目してなされたもので、その課題は、機械ミシンにおいて純機械的に手縫い風の縫い目を形成することが可能なミシンにおける送り装置を提供することである。また本発明の他の課題は、既存のミシンの一部に手を加えることによって手縫い風の縫い目が得られるミシンにおける送り装置を提供することである。
前記の課題を解決するため本発明は、上軸の回転により作動する水平送り軸と上下送り軸を有し、水平送り軸により送り歯を水平方向へ移動させるとともに、上下送り軸により送り歯を上下方向へ移動させ、縫製品に対する一定方向への送りを行なうようにしたミシンにおいて、上軸と連動して回転する取り出し軸にカム機構を設けて上下するロッドの運動を制御することによって、上下送り軸の動作を水平送り軸による送り歯の水平動作回数の複数回毎に1動作が行なわれるように設定し、縫製品に対する縫製動作を同一箇所にて複数回ずつ行ない上糸、下糸による縫い目が玉状に形成されるようにするという手段を講じたものである。なお、縫製による縫い目は上糸、下糸によって形成され、玉状の縫い目は下糸によって形成される。
上軸、水平送り軸、上下送り軸及び送り歯は、本件発明に必要不可欠のものであるが、既存の機械ミシンに組み込まれている大部分の送り関係の機構とも一致しており、従っ
て、従来のこの種のミシンをベースに使用し、本発明を適用することができる。上軸は、足踏み、電動機などの駆動装置からの運動によって駆動され、さらに上軸の運動は、糸経路やかま部そして送り部などに伝えられる。
この内、本発明に関係する運動は、上軸の回転により水平送り軸を揺動回転させ、軸端に設けられた機構により送り歯を水平移動可能とするもの、及び、上軸の回転により上下送り軸を揺動回転させ、軸端に設けられた機構により送り歯を上下移動可能とするものの二つである。従って、送り歯による縫製品の送り動作は、これまでと同様に水平移動と上下移動の合成運動として与えられる。
上下送り軸による送り歯の上下移動を制御するために取り出し軸が設けられ、取り出し軸の回転から上下送り軸を制御するために、取り出し軸にカム機構が設けられる。機械ミシンでは、上軸と連動する上下方向のロッドにより上下送り軸を揺動させる方式を取っており、この点本発明も同様である。そして、取り出し軸に設けたカム機構により上下方向のロッドが上下して、上下送り軸を揺動させる回数を減数制御し、水平送り軸により送り歯が水平移動しても、上下移動しないために縫製品に接触せず、従って送り動作が実行されないとともに、送り動作が実行されない間、上糸、下糸による複数回の縫製動作が行なわれるように制御する。
カム機構は、例えばカムの突部によりロッドが1回上下することにより上下送り軸を1回揺動させるように作動するが、そのとき水平送り軸は上軸の1回転で1回揺動するものとすると、取り出し軸の上軸に対する減速比を適当に設定することにより、上下送り軸の1動作当たりの水平送り軸の動作回数を設定することができる。取り出し軸の1回転で、例えばカムの突部が1回だけロッドを上下させるとした場合、上軸1回転につき取り出し軸2分の1回転ならば、送り歯は2回の水平送り動作毎に1回上下送り動作することになり、上軸1回転につき取り出し軸3分の1回転ならば、送り歯は3回の水平送り動作毎に1回上下送り動作することになり、以下同様である。
そして何回かの水平送り動作毎にしか上下送り動作がなされないために、何回かの水平送り動作の間、針による何回かの縫製動作が行なわれ、その結果縫製品の同一箇所において何回も繰り返される縫製動作が縫い目を玉状にすることとなる。つまり、下糸による縫い目が肥大し、それが手縫いの風合いを与えるものとなる。もちろん機械ミシンによる縫製であるから、上糸が縫製品上に出るのは避けられないことであるけれども、この点は下糸の色を縫製品の色に対して目立つ色とし、上糸の色を逆に目立たない生地と同色又は透明とすることにより、さらに良く目的を達成できることとなる。
本発明は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、機械ミシンにおいて純機械的に手縫い風の縫い目を形成することが可能となり、また、新品であると中古品であるとを問わず、既存のミシンの一部に手を加えることによって手縫い風の縫い目の得られる送り装置を得ることができるという効果を奏する。
以下図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1において、10はミシン本体、11はそのアームであり、図外の駆動装置からの運動によって駆動される、はずみ車12を有する上軸13がアーム内部に設けられている。
上軸13に対して、直交状に取り出し軸15が設けられており、上軸13と取り出し軸15とは、夫々に固定された歯車14、16により結合されている。例示の歯車は1:3の減速比を持ち、上軸1回転毎に取り出し軸15が3分の1回転するように設定されている。取り出し軸15には回転カム17が取り付けられており、このカム17は図3に示してあるように1箇所の突部18をカム山として有している。カム17に摺接して動くレバー20がアーム部内に支軸21によって軸支されており、レバー先端にはカム面に摺接するカムロール19が設けられている。カム17ないしレバー20は本発明におけるカム機構を構成する。
レバー20の他端は支軸22により上下動可能なロッド23の上端部に結合されてお
り、ロッド23はばねを付勢手段24として下向きに引っ張られ、カムロール19をカム面に押し当てている。ロッド23は下端にて支軸耳金26にて上下送り軸25に結合されており、軸回りに回転可能に軸承されている上下送り軸25を揺動させる構成を有する。上下送り軸25の他の端部には軸心からオフセットした上下送り部27が設けられてい
て、送り歯29に設けられているコの字型のヨーク28との係合下にスライドしながら、送り歯29を上下送りすることができるようになっている。
水平送り部のためには、上軸13に設けられた送りカム30、送りカム30に連繋して揺動するふたまたロッド31、ふたまたロッド31の下端に連結された水平送り軸32、水平送り軸々端に設けたアーム33と、アーム端に連結したレバー34が設けられてお
り、レバー34に前記の送り歯27が設けられている。この水平送り部については、既存のミシン又は従来のミシンの機構をそのまま使用することができる。また上下送り部についても、ロッド23以降上下送り部27までの機構について既存のものを使用することができる。
なお、図中、35は上糸の繰り出し、引き締め等を行なうてんびん、36は縫製の為の針、37は糸経路部であり、上糸により縫製品を貫いて作業を行なう部分である。そのほか、ミシン本体10に大がま、中がまなどから成るかま関係部38が設けられており、ボビン39に収められた下糸を供給する。これらの機構は既存のものをそのまま適用することができる。
このような構成を有する本案装置において、上軸13が回転すると、例えば上軸1回転毎にふたまたロッド31が1回揺動し、水平送り軸32も1回分動くことにより、送り歯29が1回送り方向へ水平移動することとなる(図4の矢印イ)。しかしこの送り歯29の水平移動は、縫製作業面40より下での動きであるから縫製品Wには接触せず、従って縫製品Wの送りは行なわれない。上軸13と連動するカム17が回転し、レバー20が突部18で押されると、ロッド23が上下動し、上下送り軸25が1回揺動する。これに伴ない、上下送り部27が送り歯29を押し上げるため(図4)の矢印ロ)、送り歯29は縫製作業面40よりも上に出て縫製品Wを押し上げ、これと同時に水平の移動が行なわれる。移動させられるまでの間針36による複数回の縫製動作が、縫製品Wの同一箇所に対して繰り返されているので、縫製品Wには、糸立棒43の糸巻から繰り出される上糸41と、ボビン39から繰り出される下糸42とによる縫製が行われ、この内、下糸42による縫い目が玉状に形成されることになる(図5)。一方、上糸41は下糸42による縫い目とともに縫製品に現われるが、縫製品Wの地色に近いか透明性のものとすることにより殆ど目立たなくなる。
上記の実施例では、送り歯は4回の水平移動毎に1回の上下移動するようにカム機構が設定されているので、上糸による縫い目41は同一箇所に対し3回の縫製で形成されたものである。縫製を何回繰り返すかによって玉状の縫い目の大きさをコントロールすることができ、本発明の実施例についてもカム17の形を変えたり、上軸13に対する取り出し軸15の減速比を変えたりすることによって、同一箇所に対する縫製回数を任意に設定することができる。
本発明に係るミシンにおける送り装置の実施例を示す斜視図。 上軸とカム機構等の関係を示す平面説明図。 同じく側面説明図。 送り歯の動作を示す説明図。 本発明により縫製された縫製品の平面説明図。
符号の説明
10 ミシン本体
11 アーム
13 上軸
14、16 歯車
15 取り出し軸
17 カム
18 カムの突部
20 レバー
23 ロッド
25 上下送り軸
27 上下送り部
29 送り歯
31 ふたまたロッド
32 水平送り軸
33 アーム
34 レバー
41 玉状の縫い目を作っている上糸
42 下糸
W 縫製品

Claims (3)

  1. 上軸の回転により作動する水平送り軸と上下送り軸を有し、水平送り軸により送り歯を水平方向へ移動させるとともに、上下送り軸により送り歯を上下方向へ移動させ、縫製品に対する一定方向への送りに伴ない上糸、下糸による縫製を行うようにしたミシンにおい
    て、上軸と連動して回転する取り出し軸にカム機構を設けて上下するロッドの運動を制御することによって、上下送り軸の動作を水平送り軸による送り歯の水平動作回数の複数回毎に1動作が行なわれるように設定し、縫製品に対する縫製動作を同一箇所にて複数回ずつ行ない縫製による縫い目が玉状に形成されるようにしたことを特徴とするミシンにおける送り装置。
  2. カム機構は、取り出し軸に設けた少なくとも1個の突部又は凹部を有する回転カムと、回転カムに接して突部又は凹部に係合し回転してロッドを上下させるレバーとを有している請求項1記載のミシンにおける送り装置。
  3. 取り出し軸は、上軸複数回転に対して1回転するように設定され、カムは1個以上の突部又は凹部を有しており、取り出し軸の回転とカムの突部又は凹部の個数により上下送り軸の上下動作回数を設定するようにした請求項2記載のミシンにおける送り装置。

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