JP3833722B2 - 扁平縫い兼用オーバーロックミシン - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、オーバーロックミシンに扁平縫い機能を付設して、扁平縫いミシンを兼用できるようにした扁平縫い兼用オーバーロックミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のオーバーロックミシンは、オーバーロック縫いの他、2重環縫い、安全縫い(インターロック)用にも用いられ、扁平縫い専用のミシンとしては、工業用ミシンがあるのみであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、家庭用にオーバーロックミシンが普及するのにつれて、1台のミシンで多様な縫い方をできるようにすることが求めらるようになっており、家庭用のオーバーロックミシンを用いて扁平縫いをできるようにすることがこの種のミシンにおいて解決すべき課題となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するために、オーバーロックミシンにおける2つのオーバーロック縫い用の針位置1、2と2重環縫い用の針位置3の外側方に扁平縫い用の針位置を形成し、前記4つの針位置1、2、3、4の下方においてミシンMのベッドm上に固定される針板5には、扁平爪部6と、この扁平爪部6を中央にして前記2重環縫い用の針位置3と前記扁平縫い用の針位置4に対応して2重環縫い用の針溝扁平縫い用の針溝8を設け、また、押え金9には前記2重環縫い用の針位置3と前記扁平縫い用の針位置4に対応して2重環縫い用の針溝10と扁平縫い用の針溝11を設け、さらに、針止め13には、前記2重環縫い用の針位置3に対応する針16を固定できるようにした針の装着孔前記扁平縫い用の針位置4に対応する針17を固定できるようにした針の装着孔dとを設るとともに前記ミシンのベッド内に、オーバーロック縫い用のルーパーとは別に、扁平縫い用のルーパー21、前記ベッドm内に備えられていて、主回転軸22と一体に回転する糸繰り溝カム25と、この糸繰り溝カム25のカム溝25’に当接子26 を嵌合して揺動自在に備えた作動レバー29と、該作動レバー29の他端に形成した糸繰りレバー30とからなり、上記糸繰り溝カム25に扁平縫い用の糸繰り量を設定して、上記糸繰りレバー30の前後に配置した糸案内31を介して前記扁平縫い用のルーパー21に所定量のルーパー糸20を供給する糸繰り装置24とを備え扁平縫い兼用オーバーロックミシンを提供するものである。
【0005】
【作用】
本発明ミシンは、扁平縫い用の針17と、該針17の内側方に隣接する第3針位置3にある2重環縫い用の針16とに上糸を通し、ベッドm内の扁平縫い用の糸繰り装置24とルーパー21とにルーパー糸20を通して縫成すると、図2に示すように扁平縫いができる。なお、この扁平縫い使用時には、2重環縫い時と同様に、従来からオーバーロックミシンに付設されている切換え装置(図示省略)を操作し、上ルーパー(図示省略)を非作動状態においてミシンを作動させる。
以上のようにして本発明は、オーバーロックミシンに扁平縫いを兼用できるようにしたものである。
【0006】
そして、前記糸繰り装置24は、ミシンのベッドに備えられていて、主回転軸22と一体に回転する糸繰り溝カム25と、この糸繰り溝カム25のカム溝25’に当接子26を嵌合して揺動自在に備えた作動レバー29と、該作動レバー29の他端に形成した糸繰りレバー30とからなり、上記糸繰り溝カム25に扁平縫い用の糸繰り量を設定して、上記糸繰りレバー30の前後に配置した糸案内31を介して前記扁平縫い用のルーパー21に所定量のルーパー糸20を供給するようにしたものであるから、簡単な装置の付設により、扁平縫いの一針毎に繰り出されるべきルーパー糸の糸繰りが所定の糸調子と供給量とを保って、円滑に行われるという利点がある。
【0007】
【実施例】
以下に本発明の実施例を図面について説明する。
図1に示すように、本発明のミシンMは、従来のオーバーロックミシンにおける第1、第2のオーバーロック縫い用の針位置1、2と第3の2重環縫い用の針位置3の外側方に適宜の間隔をおいて扁平縫い用の針位置4を有する。
前記4つの針位置1、2、3、4の下方で、ミシンMのベッドm上に固定される針板5は、図3に示すように、2重環縫い用の針位置3、扁平縫い用の針位置4に対応して中央に扁平爪部6を形成してコ字状に貫通する溝を具え、図示右側を2重環縫い用の針溝7とし、外側方にあたる同左側を扁平縫い用の針溝8としている。
【0008】
また、本発明に使用する押え金9は、図4の(b)に示すように、2重環縫い用の針位置3と扁平縫い用の針位置4に対応する左右一対の針溝を具え、図示右側を2重環縫い用の針溝10とし、外側方にあたる同左側を扁平縫い用の針溝11としている。
さらに、針棒12に装着される針止め13は、図5の(b)(c)に示すように、2つのオーバーロック縫い用の針位置1、2と2重環縫い用の針位置3、扁平縫い用の針位置4に対応する針14、15、16及び17をそれぞれ固定できるようにした針の装着孔a、b、c、dを設けている。
【0009】
このミシンMによって扁平縫いをする場合は、2重環縫い用の針位置3、扁平縫い用の針位置4を使用し、図2に示すように、2本の上糸18、19を用い、これに1本のルーパー糸20を図示のように絡ませる。
また、扁平縫い用の針位置4のみを単独で使用することによって、2重環縫いを行うこともできる。
【0010】
扁平縫い用のルーパー糸20を供給する装置は、図1と図6に示されている。扁平縫い用のルーパー21は、図示省略のオーバーロック縫い用のルーパーとは別に、針板5の下方のベッドm内に備えられ、オーバーロック縫い用の下ルーパーと同様に構成した図示省略の伝動機構を介して、主回転軸22に駆動されるルーパー軸23に固定されて、該主回転軸22の往復反転作動とともに左右へ揺動し、針16、17の1針毎に先端を扁平な楕円形状に回動させる。
【0011】
ルーパー21へルーパー糸20を供給する糸繰り装置24は、図1に示されるようにベッドm内の右側に備えられている。
この糸繰り装置24は、図6に示されるように、上記主回転軸22に固定されて一体に一方回転する糸繰り溝カム25と、この糸繰り溝カム25のカム溝25’に先端のローラ形当接子26を嵌合し、取付けボス部27を介して主回転軸22と平行に横架した支点軸28に縦方向に揺動自在に備えられた作動レバー29と、この作動レバー29の比較的に長尺な他端に形成した糸繰りレバー30とからなる。
【0012】
糸繰りレバー30は、上記カム溝25’に設定したリフトに従って作動レバー29と共に主回転軸22の1回転間に揺動し、図7に示すように糸繰りを行い、糸繰りレバー30の前後に配置した糸案内31と共同して適宜のテンションと送り量を保持しながら上記ルーパー21へルーパー糸20を供給する。
なお、上記ルーパー21は、このミシンのオーバーロック縫い使用時に、下ルーパーと共に揺動するが、その縫成には互いに干渉しない位置にある。
【0013】
【発明の効果】
前記のように、オーバーロックミシンにおける2つのオーバーロック縫い用の針位置1、2と2重環縫い用の針位置3の外側方に扁平縫い用の針位置4を形成し、前記4つの針位置1、2、3、4の下方においてミシンMのベッドm上に固定される針板5には、扁平爪部6と、この扁平爪部6を中央にして前記2重環縫い用の針位置3と前記扁平縫い用の針位置4に対応して2重環縫い用の針溝7扁平縫い用の針溝8を設け、また、押え金9には前記2重環縫い用の針位置3と前記扁平縫い用の針位置4に対応して2重環縫い用の針溝10と扁平縫い用の針溝11を設け、さらに、針止め13には、前記2重環縫い用の針位置3に対応する針16を固定できるようにした針の装着孔cと前記扁平縫い用の針位置4に対応する針17を固定できるようにした針の装着孔dとを設けるとともに前記ミシンのベッド内に、オーバーロック縫い用のルーパーとは別に、扁平縫い用のルーパー21と、前記ベッドm内に備えられていて、主回転軸22と一体に回転する糸繰り溝カム25と、この糸繰り溝カム25のカム溝25’に当接子26を嵌合して揺動自在に備えた作動レバー29と、該作動レバー29の他端に形成した糸繰りレバー30とからなり、上記糸繰り溝カム25に扁平縫い用の糸繰り量を設定して、上記糸繰りレバー30の前後に配置した糸案内31を介して前記扁平縫い用のルーパー21に所定量のルーパー糸20を供給する糸繰り装置24とを備え本発明ミシンは、オーバーロック縫い機能と、2重環縫い機能に扁平縫い機能を兼用させて、簡単な操作で多様な縫い方ができるので需要者の要望に応えることができる。また、扁平縫い機能を備えるための構造も簡単なので経済性にも優れている。
本発明には以上のように優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施例を示す一部切欠正面図である。
【図2】 図2は扁平縫いの上糸とルーパー糸との絡みを説明する斜視図である
【図3】 図3は針板の構造を示す正面図である
【図4】 図4は押え金の側面図(a)と正面図(b)である
【図5】 図5は針止めの側面図(a)と正面図(b)と底面図(c)である
【図6】 図は糸繰り装置の側面図である
【図7】 図7は糸繰り量を説明すグラフである
【符号の説明】
M ミシン
m ベッド
1 オーバーロック縫い用の針位置
2 オーバーロック縫い用の針位置
3 2重環縫い用の針位置
4 扁平縫い用の針位置
5 針板
6 扁平爪部
7 2重環縫い用の針溝
8 扁平縫い用の針溝
9 押え金
10 2重環縫い用の針溝
11 扁平縫い用の針溝
12 針棒
13 針止め
14 針
15 針
16 針
17 針
a 針の装着孔
b 針の装着孔
c 針の装着孔
d 針の装着孔
18 上糸
19 上糸
20 ルーパー糸
21 ルーパー
22 主回転軸
23 ルーパー軸
24 糸繰り装置
25 糸繰り溝カム
25’ カム溝
26 当接子
27 取付けボス部
28 支点軸
29 作動レバー
30 糸繰りレバー
31 糸案内

Claims (1)

  1. オーバーロックミシンにおける2つのオーバーロック縫い用の針位置1、2と2重環縫い用の針位置3の外側方に扁平縫い用の針位置4を形成し、前記4つの針位置1、2、3、4の下方においてミシンMのベッドm上に固定される針板5には、扁平爪部6と、この扁平爪部6を中央にして前記2重環縫い用の針位置3と前記扁平縫い用の針位置4に対応して2重環縫い用の針溝7と扁平縫い用の針溝8を設け、また、押え金9には前記2重環縫い用の針位置3と前記扁平縫い用の針位置4に対応して2重環縫い用の針溝10と扁平縫い用の針溝11を設け、さらに、針止め13には、前記2重環縫い用の針位置3に対応する針16を固定できるようにした針の装着孔cと前記扁平縫い用の針位置4に対応する針17を固定できるようにした針の装着孔dとを設けるとともに前記ミシンMのベッドm内に、オーバーロック縫い用のルーパーとは別に、扁平縫い用のルーパー21と、前記ベッドm内に備えられていて、主回転軸22と一体に回転する糸繰り溝カム25と、この糸繰り溝カム25のカム溝25’に当接子26を嵌合して揺動自在に備えた作動レバー29と、該作動レバー29の他端に形成した糸繰りレバー30とからなり、上記糸繰り溝カム25に扁平縫い用の糸繰り量を設定して、上記糸繰りレバー30の前後に配置した糸案内31を介して前記扁平縫い用のルーパー21に所定量のルーパー糸20を供給する糸繰り装置24とを備えたことを特徴とする扁平縫い兼用オーバーロックミシン。
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