JP2005224182A - 茶葉乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】直火バーナー方式による局所加熱を回避する、およびドラム内の位置による温度差の影響を回避する茶葉乾燥機の提供。
【解決手段】茶葉乾燥機Aの回転ドラム2内は、略全長にわたって放熱面部3aを略下向きにした状態の加熱乾燥用のバーナー3が配設されていると共に、回転ドラム2に投入された茶葉を、回転に伴なって内周壁面2e全域に繰返し蛇行拡散させる茶葉の蛇行拡散手段と、回転ドラム2の胴部2aに開口され、この回転ドラム2の逆方向の回転動により、乾燥処理後の茶葉を排出する排出口13を備えて、更には加熱乾燥用のバーナー3を、回転ドラム2の内周壁面における対向面に対して遠近移動させる、遠近移動調整機構B及び、放熱面部3aを、回転ドラム2の内周壁面における対向面に対して角度変向する、放熱方向変向機構Cを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、製茶工程において茶葉を乾燥(火入れ)する茶葉乾燥機に関するものである。
従来の茶葉乾燥機としては、機枠に回転可能に水平支承された回転ドラムと、回転ドラムを外側下方から加熱する直火バーナーと、直火バーナーによる加熱燃焼ガスを再び回転ドラム内に導入する再循環機構を備え、回転ドラムの一方端開口部から投入した茶葉を、ドラム内周面に形成した螺旋溝により、この回転ドラムの回転に伴なって他方端開口部の排出側方向に搬送する過程において、直火バーナーとドラム内に導入した加熱燃焼ガスで茶葉を乾燥処理するものである(例えば特許文献1参照)。
特開平8−196211号公報
横向きに支承された回転ドラム内に茶葉を投入して加熱乾燥処理する形式の茶葉乾燥機は、回転ドラムの外側下方から直火バーナーにより加熱する方式が主流であるが、この直火バーナー方式は、回転ドラムを局所的に加熱するので、ドラム内において極端に高温な部位があることとなり、これがために茶葉がこげるおそれがあると共に全体温度が平均しないので、乾燥むらが生じて均質な製品を得ることができないことから、上記文献技術のごとく、直火バーナーと、その燃焼ガスをドラム内に導入することにより、ドラム内からも加熱する手段が採られている。
しかし、文献技術による加熱手段にあっても、回転ドラム内の中央部位と両開口端付近では温度差がありドラム内の温度バランスが一定しないことと、ドラムの一方端開口から投入した茶葉が、ドラムの回転に伴ない狭い螺旋溝を他方端開口方向へ搬送される過程において乾燥処理するものであることから、茶葉が十分に拡散されず上層部と下層部のみが加熱され中層部が乾燥不足となり、均質な製品が得られず、また茶葉の高級葉とされる玉露や下級葉とされる番茶及び焙じ茶などの茶葉の品質によって異なる加熱温度の調整にあっても、直火バーナー群のうちの燃焼ノズル数を制限する調整手段であり、多段階微調整にはほど遠いものである。
本発明は前記を考慮して、直火バーナー方式による局所加熱を回避するためにバーナーを回転ドラムに内装した、いわゆる内焚き手段と、ドラム内の位置による温度差の影響を回避するために、投入された茶葉をドラムの回転に伴なって内周面全体に拡散させる手段及び茶葉の品質ごとに加熱温度を調整する手段を備えた茶葉乾燥機を提供するものである。
上記課題を解決する茶葉乾燥機は、機枠に略水平支承された回転ドラムを回転させながら、この回転ドラムの一方端開口部から投入された茶葉を加熱乾燥して、乾燥処理後の茶葉を排出口から排出する製茶工程における茶葉乾燥機で、回転ドラム内には、略全長にわたって放熱面部を略下向きにした状態の加熱乾燥用のバーナーが配設されていると共に、回転ドラムに投入された茶葉を、回転に伴なって内周壁面全域に繰返し蛇行拡散させる茶葉の蛇行拡散手段と、回転ドラムの胴部に開口され、この回転ドラムの乾燥処理時回転方向とは逆方向の回転動により、乾燥処理後の茶葉を排出する排出口を備えていることを特徴とし、更には加熱乾燥用のバーナーを、回転ドラムの内周壁面における対向面に対して遠近移動させる、遠近移動調整機構及び、放熱面部を、回転ドラムの内周壁面における対向面に対して角度変向する、放熱方向変向機構を備えていることを特徴とするものである。
本発明に係る茶葉乾燥機によれば、茶葉の乾燥処理にあたって、バーナーが回転ドラムの略全長にわたって配設された、いわゆる内焚方式であるから、回転ドラム胴部内が平均して加熱されるので局所加熱が回避され、また回転ドラム内に投入された茶葉を、この回転ドラムの回転に伴なう自然撹拌だけでなく、蛇行拡散手段により胴部の両側方向へ蛇行させると共に集合させることを繰返して全域にわたって拡散させながら乾燥するものであり、処理後の茶葉排出にあっても、回転ドラムを逆回転することにより排出口から排出されるので、手間がかからないばかりか、この逆転時にあっても茶葉は蛇行拡散されつつ胴部に開口された排出口から排出されるものであるから、乾燥処理のみならず排出の過程にあっても胴部内における両側や中央部位の温度に差がある場合でも、これに影響されることがないので、茶葉が全体的に均一に乾燥処理され均質な製茶を得ることができ、更には、バーナーの遠近移動調整機構及び放熱面部の放熱方向変向機構により、回転ドラム内の雰囲気と投入された茶葉の品質に適応する条件下に微細調整することができるので、高級茶に要求される香りや中級茶の火香付け、下級茶の渋味、臭みの解消と火香付けなど、微妙調整が可能となる。
図は本発明に係る茶葉乾燥機の一実施例を示すもので、以下各図に基き説明する。
符号Aは茶葉乾燥機を示し、この茶葉乾燥機Aは、機枠1に略水平支承された回転ドラム2と、この回転ドラム2内に配設された茶葉加熱乾燥用のバーナー3と、このバーナー3を、対向する回転ドラム2の内周壁面2eに対して遠近移動させる遠近移動調整機構Bと、バーナー3の放熱面部3aを、対向する回転ドラム2の内周壁面2eに対して角度を変える放熱方向変向機構Cとで概略構成されている。
前記回転ドラム2は、端面視八角形の角筒状の胴部2aと、この両側に一体状に設けられた多角錐状部2bからなり、この多角錐状部2bの狭窄した両端部位に開口部2cが開設され、この各開口部2cの外周には、輪環状の案内レール4が固設されており、機枠1の両側部位に一対ずつ軸支された各ローラー5により案内レール4が受支された態様で、この回転ドラム2が機枠1に対して略水平に支承されているもので、一方側の一対のローラー5,5は、同軸の各スプロケット6,6間に掛架されたチェーン7により連絡され、そのうちの一方ローラ5の駆動用のスプロケット8と変速手段を備えた駆動モータ9軸のスプロケット10間にチェーン11が掛架されており、回転ドラム2はこの駆動モータ9により図1において時計回り及び反時計回り方向に回転動される。
更に回転ドラム2の一方端開口部2c内には、機枠1に固定された茶葉の投入シュート12の供給口端が配置され、胴部2aには、この胴部2aの長手方向中央部位であって、胴芯2dを中心に相対する部位のそれぞれに、回転ドラム2内において乾燥処理された茶葉を排出する排出口13が開設されていると共に、胴部2aの下方位置の機枠1には、排出口13から排出される乾燥処理後の茶葉の取出しシュート14が配設されており、そしてこの回転ドラム2は、中程より上方部位が機枠1に張設されたパネルによるカバー体1aで両開口部2c部位を除き包囲され、その頂部位には開閉排気口1bが設けられている。
更に回転ドラム2の胴部2aに開設された各排出口13には、胴部2a内に開口する茶葉取込み口15を備えた回転ドラム2の逆回転による茶葉排出手段が配装されており、この手段は、図3に示すごとく、回転ドラム2の胴部2aに開口された各排出口13から、胴部2aの内周壁面2eと間隔をもって乾燥時回転方向(時計回り方向)とは逆回転方向(反時計回り方向)に延設された内側周壁部2fにより、排出口13に連通する空隙部16が内周壁面2eに沿って形成され、この空隙部16の排出口13とは反対方向の逆回転方向部位に、胴部2aの全幅におよぶ前記茶葉の取込み口15が開設されているものである。
そしてこの回転ドラム2における胴部2aの内周壁面2eには、前記取込み口15のほか、投入シュート12から投入された茶葉を、回転ドラム2の乾燥時回転に伴ない内周壁面2eの全域にわたって蛇行拡散させる手段が配装されており、この茶葉の蛇行拡散手段は(図3,4)、胴部2aの内周壁面2eの周方向線に対して一方は右側方向き、他方は左側方向きのごとく、互いに向きの異なる二様の誘導片列17a,17bが、この内周壁面2eの周方向に交互に配設されていると共に、中央部位方向に誘導する寄集め片17cが配設されているものである。
勿論誘導片17a,17b、寄集め片17cの配列、態様はこれに限るものではない。
冒頭に記した茶葉の加熱乾燥用のバーナー3は、回転ドラム2の胴部2a内を通り、左右の開口部2cから突出させた横架杆18,19に、放熱面部3aを略下向きにした態様で胴部2a内の略全長にわたって配設されており、左右それぞれの開口部2cから突出した横架杆18,19の各杆端と各開口部2cに対向する機枠1との間には、冒頭の遠近移動調整機構Bが配設され、横架杆18,19とバーナー3との間には、冒頭の放熱面部3aの放熱方向変向機構Cが配設されている。
前記遠近移動調整機構Bは、回転ドラム2の左右両開口部2c部位のそれぞれに配装されているもので、一方側の態様を示す図5,6により説明する。
回転ドラム2の開口部2cに対向する機枠1に、右方向に傾倒させた縦ねじ杆20が間隔をもって並設されており、この縦ねじ杆20は、回転ドラム2の胴芯2dからの垂直下線Jに対して乾燥時回転方向(図1,3,5時計回り方向)へ略25°〜28°の回転角度をもって傾倒されているもので(傾斜線M)、これは、回転ドラム2内に投入され胴部2aの内周壁面2eにおける周方向線上の最下位点K付近に堆積した状態の茶葉が、回転ドラム2の乾燥時回転動に伴ない回転方向に上昇され、堆積部位の内周壁面2cが水平面状態から傾斜面状態になることにより堆積された茶葉が自重により最下位点K方向に崩れながら滑り落ちる過程における崩落部位方向を指向するものである。
そして並設された両縦ねじ杆20の間には、各縦ねじ杆20に螺合させた雌ねじ体21を有する昇降板22が架設されており、この昇降板22と反対側の開口部2c部位に配設された他方側の昇降板20との間には、回転ドラム2内に通した二条の横架杆18,19が架設され、その各杆端が昇降板20に固定されているもので、各横架杆18,19は、それぞれが昇降板20における各縦ねじ杆20寄りに配設され、図5において下方位となる横架杆19には、バーナー3の放熱面部3aを下向きに取付けたバーナー支持片3bの一方端部位が揺動可能に軸支され、上方位の横架杆18には、リンク機構Lを介してバーナー支持片3bの他方端部位が取付けられている。
更に前記各縦ねじ杆20の上端には、べべルギア20aが固定され、この各ベベルギア20aは、機枠1に横設された横軸23のベベルギア23aと噛合され、この横軸23の軸端に固定されたベベルギア23bと、反対側の開口部2c部位に配設された同機構Bの同ベベルギア23bは、両側機構B,B間に横架した連絡軸24の各ベベルギア24aと噛合され、この連絡軸24の軸端には、ハンドル25が設けられており、このハンドル25の回転操作により、各ベベルギア24a,23b,23a,20aを介して各縦ねじ杆20が回転され、これに伴ない雌ねじ体21を有する昇降板22がこの縦ねじ杆20に沿って移動されることにより、バーナー3の放熱面部3aが対向する回転ドラム2の内周壁面2e部位方向に遠近移動調整される。
前記バーナー3における方熱面部3aの放熱方向変向機構Cは(図5,6)、回転ドラム2の両開口部2c部位に配設された前記各バーナー3の遠近移動調整機構B付近に配設されているもので、バーナー3が取付けられたバーナー支持片3bの一方端部位が回転ドラム2内に通した一方の横架杆19に揺動可動に軸支され、他方端部位は、リンク機構Lを介して横架杆18に吊持取付けられた構成であって、このリンク機構Lは、4個のリンク片の各リンク片端が枢支された四辺形を呈し、対角となる対向する一方の枢支部間の距離の伸縮により、他方の枢支部間の距離を相対的に変えるリンク機構を採用するもので、図6において各リンク片30,31,32,33のリンク片端が枢支された四辺形リンクの枢支部が上下方向と左右方向に対向する態様に配設され、上下に対向する枢支部34a,34bのうちの上位枢支部34aが横架杆18に取付けられ、下位置の枢支部34bは反対側の開口部2c部位に配設され同機構Cにおける下位置の枢支部34bとの間に架設された横杆35の杆端に取付けられ、この横杆35に前記バーナー支持片3bの他方端部位が取付けられており、左右に対する枢支部36a,36bと、反対側の同機構Cにおける同枢支部36a,36bとの間には操作杆37が架設されており、一方の枢支部36aがこの操作杆37に取付けられ、他方の枢支部36bは、この操作杆37のねじ部37aに螺合され、操作杆37の一端にはハンドル38が設けられている。
そしてハンドル38を回転操作すると、左右に対向する枢支部36a,36bのうちのねじ部37aに螺合された枢支部36bが他方枢支部36a方向に接近離反動し、この移動に相対して上下に対向する枢支部34a,34bのうちの横架杆18に取付けられた枢支部34aを基準として横杆35に取付けられた他方枢支部34bすなわち、この横杆35に吊持取付けられたバーナー支持部3bの他方端部位が接近離反動されるもので、これによりバーナー支持片3bの一方端部位と昇降板22が軸支された横架杆19を支点として、バーナー3の放熱面部3aが、傾斜線M方向から更に回転ドラム2の内周壁面2eにおける最下位点K方向と乾燥時回転方向とに広角度に変向動される。
前記実施例における茶葉乾燥機Aは、機枠1に略水平支承された回転ドラム2を、駆動モータ9により図1,3,5において時計回り方向に回転動させ(乾燥時回転方向)、加熱乾燥用のバーナー3により、回転ドラム2内を加熱して、投入シュート12から回転ドラム2内に乾燥処理する茶葉を投入する。投入された茶葉は、回転ドラム2の胴部2aの内周壁面2eにおける周方向線上の最下位点Kに堆積された状態であるが、この回転ドラム2の乾燥時回転により内周壁面2eが水平面状態から傾斜面、垂直面状態となるに従って、この堆積された茶葉が、自重により上層からしだいに崩れながら最下位点K方向に滑り落ちることにより自然撹拌されると共に、蛇行拡散手段により胴部2aの内周壁面2eに方向を違えて配列された二様の各誘導片列17a,17bと、中央部位方向に向けた寄集め片17cにより、茶葉がこの胴部2aの両側方向(長手方向)への蛇行と中央部位への寄せ集めを繰返しながら胴部2a内の全域にわたって拡散される過程において乾燥処理される(図3、図4符号)。
前記回転ドラム2内に投入された茶葉は、その品質ごとの乾燥条件により処理されるもので、例えば玉露やかぶせ茶などの高級茶は、70°〜90℃、20〜30分が適当とされ、鋏摘一番、二番茶などの中級茶は、90°〜110℃、15〜25分、焙じ茶は、150°〜270℃、2〜5分が適当とされることから、高級茶の乾燥処理にあっては、遠近移動調整機構Bにおけるハンドル25を回転操作することによる、縦ねじ杆20の回転動で昇降板22を上昇動させることにより、バーナー3の放熱面部3aを回転ドラム2の内周壁面2eから遠い位置に移動すると共に、時間を長くするために回転ドラム2の回転速度を遅くすることによる、堆積茶葉の崩落位置が内周壁面2eの最下位点K方向へ変位するのに対し、放熱方向変向機構Cにおけるハンドル38を回転操作してリンク機構Lを介して吊持されたバーナー支持片3bを横架杆19による支点を中心として揺動して、バーナー3の放熱面部3aを適応する崩落位置に変向調整動することにより、遠火(弱火)、長時間乾燥条件として乾燥処理する。
焙じ茶にあっては、前記と逆に遠近移動調整機構Bによりバーナー3を回転ドラム2の内周壁面2eに近づけると共に、短時間とするための回転ドラム2の高速回転による崩落位置の上方変位に対し、放熱方向変向機構Cにより放熱面部3aを上向きに変向させて強火、短時間乾燥条件として乾燥処理する。
またこの乾燥処理は、常に開放状態の回転ドラム2の排出口13から、バーナーの放熱が放出されて回転ドラム2を包囲するカバー1a内に充満することによる、外気から回転ドラム2を隔離遮断した状況下で行なわれる。
そして乾燥処理後は、回転ドラム2を前記乾燥時回転方向とは逆回転させる(排出時回転方向)もので、茶葉は、この回転ドラム2の逆回転にあっても前記乾燥処理時と同様に回転により胴部2aの内周壁面2eを滑落して自然撹拌されると共に、蛇行拡散されるが、この逆転に伴なって内周壁面2eと内側周壁部25とで一部が二重周壁状に設けられ、これにより内周壁面2eに沿って形成された空隙部16における逆回転方向部位の取込み口15に、茶葉がしだいに取込まれて空隙部16を経て胴部2aの中央位に開設された排出口13から取出しシュート14へ排出されるものである(図4、符合N)。
なお、前記のごとく回転ドラム2内の茶葉は、排出時回転においてのみ取込み口15から取込まれ排出されるもので、乾燥時回転にあっては、内側周壁部2f面を滑落し空隙部16や取込み口15には影響されない。
この茶葉乾燥機によれば、茶葉の乾燥処理にあたって、バーナー3が回転ドラム2の略全長にわたって配設された、いわゆる内焚方式であるから、胴部2a内が平均して加熱されるので局所加熱が回避され、また回転ドラム2内に投入された茶葉を、この回転ドラム2の回転に伴なう自然撹拌だけでなく、内周壁面2eに配設された蛇行拡散手段により、胴部2aの両側方向へ蛇行させると共に集合させることを繰返して全域にわたって拡散させながら乾燥するものであり、処理後の茶葉排出にあっても、回転ドラム2を逆回転することにより排出口から排出されるので、手間がかからないばかりか、この逆転時にあっても茶葉は蛇行拡散されつつ胴部2aの中央位に開口された排出口から排出されるものであるから、乾燥処理のみならず排出の過程にあっても胴部2a内における両側や中央部位の温度に差がある場合でも、これに影響されることがないので、茶葉が全体的に均一に乾燥処理され均質な製茶を得ることができる。
更に回転ドラム2の変速とバーナー3の遠近移動調整機構B及び放熱面部3aの放熱方向変向機構Cにより、回転ドラム内の雰囲気と投入された茶葉の品質に適応する条件下に微細調整することができるので、高級茶に要求される香りや中級茶の火香付け、下級茶の渋味、臭みの解消と火香付けなど、微妙調整が可能となる。
茶葉乾燥機の側面図。 カバー体を切欠した状態の正面図。 回転ドラムの簡略断面側面図。 図3におけるX−Y展開図。 バーナーの遠近移動調整機構及び放熱方向変向機構の側面図。 バーナーの遠近移動調整機構及び放熱方向変向機構の一部正面図。
符号の説明
A 茶葉乾燥機
B 遠近移動調整機構
C 放熱方向変向機構
1 機枠
1a カバー体
2 回転ドラム
2a 胴部
2c 開口部
2e 内周壁面
2f 内側周壁部
3 バーナー
3a 放熱面部
3b バーナー支持片
12 投入シュート
13 排出口
14 取出シュート
15 取込み口
16 空隙部
17a,17b 誘導片
17c 寄集め片
18,19 横架杆
20 縦ねじ杆
21 雌ねじ体
22 昇降板
30〜33 リンク片
34a,34b,36a,36b 枢支部
35 横杆
37 操作杆
37a ねじ部

Claims (3)

  1. 機枠に略水平支承された回転ドラムを回転させながら、この回転ドラムの一方端開口部から投入された茶葉を加熱乾燥して、乾燥処理後の茶葉を排出口から排出する製茶工程における茶葉乾燥機であって、
    前記回転ドラム内に配設された略全長にわたる加熱乾燥用のバーナーと、
    前記回転ドラムに投入された茶葉を、前記回転ドラムの回転に伴なって前記回転ドラムの内周壁面全域に繰返し蛇行拡散させる茶葉の蛇行拡散手段と、
    前記回転ドラムの胴部に開口され、この回転ドラムの乾燥処理時回転方向とは逆方向の回転動により、乾燥処理後の茶葉を排出する排出口と、
    を備えていることを特徴とする茶葉乾燥機。
  2. 加熱乾燥用のバーナーは、回転ドラムの略全長にわたって放熱面部を略下向きにして配設され、しかも前記加熱乾燥用のバーナーを、前記回転ドラムの内周壁面における対向面に対して遠近移動させる、遠近移動調整機構を備えていることを特徴とする前記請求項1に記載の茶葉乾燥機。
  3. 加熱乾燥用のバーナーの放熱面部を、回転ドラムの内周壁面における対向面に対して角度変向する、放熱方向変向機構を備えていることを特徴とする前記請求項1又は2に記載の茶葉乾燥機。

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