JP2005224108A - ペット用スナックフード - Google Patents
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Abstract
【課題】冷蔵又は冷凍保存の必要がなく、おやつやしつけの褒美として、ペットがおいしく食することができる、乳酸菌を含有したペット用スナックフードを提供する。
【解決手段】製品の水分活性(Aw)を0.70〜0.88とし、この製品1g当たり1×105〜1×109個の乳酸菌を含有させることにより、犬や猫にとって硬すぎず、おいしく、楽しく食することができる、整腸効果の高いペット用スナックフードが得られる。
【選択図】なし
【解決手段】製品の水分活性(Aw)を0.70〜0.88とし、この製品1g当たり1×105〜1×109個の乳酸菌を含有させることにより、犬や猫にとって硬すぎず、おいしく、楽しく食することができる、整腸効果の高いペット用スナックフードが得られる。
【選択図】なし
Description
この発明は、犬や猫などのペットに、おやつやしつけの褒美として与えるペット用スナックフードに関するものである。
近年は、小型犬や猫など室内飼育するペットがブームになっている。
室内飼育するペットの場合、特に排泄物の臭いの問題が生じる。
この問題を解決するために、従来、ペットフードに茶葉の生葉もしくは乾燥葉の抽出物からなる排泄物消臭成分を含有させるということを開示した特許文献1がある。
室内飼育するペットの場合、特に排泄物の臭いの問題が生じる。
この問題を解決するために、従来、ペットフードに茶葉の生葉もしくは乾燥葉の抽出物からなる排泄物消臭成分を含有させるということを開示した特許文献1がある。
上記特許文献1には、ペットの排泄物の臭いを軽減させる方法として、乳酸菌を経口的に投与することも記載されている。
したがって、乳酸菌をペットフードに含有させると、ペットの排泄物の臭いを軽減させることが可能であることが考えられる。
しかしながら、ペットフードに乳酸菌を含有させると、短時間で乳酸菌が増殖して変質するため、冷蔵又は冷凍保存が必要であるという問題があった。
また、冷蔵又は冷凍保存されたペットフードは、そのままペットに与えても、ペットがおいしく感じないことが多く、おやつやしつけの褒美として与えるスナックとしては使用できない。
そこで、この発明は、冷蔵又は冷凍保存の必要がなく、おやつやしつけの褒美として、ペットがおいしく食することができる、乳酸菌を含有したペット用スナックフードを提供しようとするものである。
したがって、乳酸菌をペットフードに含有させると、ペットの排泄物の臭いを軽減させることが可能であることが考えられる。
しかしながら、ペットフードに乳酸菌を含有させると、短時間で乳酸菌が増殖して変質するため、冷蔵又は冷凍保存が必要であるという問題があった。
また、冷蔵又は冷凍保存されたペットフードは、そのままペットに与えても、ペットがおいしく感じないことが多く、おやつやしつけの褒美として与えるスナックとしては使用できない。
そこで、この発明は、冷蔵又は冷凍保存の必要がなく、おやつやしつけの褒美として、ペットがおいしく食することができる、乳酸菌を含有したペット用スナックフードを提供しようとするものである。
この発明は、上記の課題を解決するために、製品の水分活性(Aw)を0.70〜0.88とし、この製品1g当たり1×105〜1×109個の乳酸菌を含有させたのである。
製品の水分活性(Aw)が0.70〜0.88であると、ペットにとって硬すぎず、ペットがおいしく、楽しく食することができる。
即ち、水分活性(Aw)が0.70以下であると、硬すぎてペットがおいしく、楽しく食することができない。
また、水分活性(Aw)が0.88以上になると、冷蔵又は冷凍保存しない場合には、乳酸菌が製品中で増殖し、すぐに変質するという問題が生じる。
乳酸菌の含有量は、製品1g当たり1×105〜1×109個が適切である。乳酸菌は、
ペットの腸内環境を整え、体調維持に効果が高く、製品1g当たり1×105個以上含有させると、ペットの腸内環境を整える効果が特に高い。このため、悪臭を出す腸内細菌の比率の少ない正常な便になり、便の臭気を和らげる効果が生じる。
なお、乳酸菌の含有量が製品1g当たり1×109個以上でも、効果は得られるが、商品としての価格が高価になり実用的ではない。
製品の水分活性(Aw)が0.70〜0.88であると、ペットにとって硬すぎず、ペットがおいしく、楽しく食することができる。
即ち、水分活性(Aw)が0.70以下であると、硬すぎてペットがおいしく、楽しく食することができない。
また、水分活性(Aw)が0.88以上になると、冷蔵又は冷凍保存しない場合には、乳酸菌が製品中で増殖し、すぐに変質するという問題が生じる。
乳酸菌の含有量は、製品1g当たり1×105〜1×109個が適切である。乳酸菌は、
ペットの腸内環境を整え、体調維持に効果が高く、製品1g当たり1×105個以上含有させると、ペットの腸内環境を整える効果が特に高い。このため、悪臭を出す腸内細菌の比率の少ない正常な便になり、便の臭気を和らげる効果が生じる。
なお、乳酸菌の含有量が製品1g当たり1×109個以上でも、効果は得られるが、商品としての価格が高価になり実用的ではない。
以上のように、この発明によれば、冷蔵又は冷凍保存の必要がなく、おやつやしつけの褒美として、ペットがおいしく食することができ、ペットの腸内環境を整え、悪臭の少ない正常な便にすることができる乳酸菌を含有したペット用スナックフードを得ることができる。
以下、この発明のペット用スナックフードを、犬用スナック及び猫用スナックを例にして説明する。
(犬用スナック)
〈製造方法〉
鶏ササミ30部、小麦粉30部、牛乳全粉乳15部、炭酸カルシウム5部、オリゴ糖5部、水15部からなる原料に、乳酸菌として有胞子性乳酸菌(三共製薬株式会社製 Bacillus coagulans)を適量加える。適量とは、試料Aが1g当たり1×104個、試料Bが1g当たり1×105個、試料Cが1g当たり1×106個、試料Dが有胞子性乳酸菌を加えないブランクとした。
上記A〜Dの試料原料を、均一に混合し、棒状に成形する。次に、蒸気釜を用いて90℃で20分間クッキングした後、水分活性が0.8程度まで50℃で乾燥させた。
得られた試料A〜Dは、水分値がいずれも25%程度であり、しなやかで、犬がおいしく食べやすいやわらかさであった。
〈効果確認試験〉
室内で飼育されている一般家庭の犬40匹を選び、上記のようにして製造した試料A〜Dのスナックを与える、10匹ずつの4つのグループに分けた。
給餌量は、体重1kg当たり、1日当たり5gずつ7日間毎日、1日に1回か2回とし、主食のペットフードはそれぞれ通常与えているものを使用した。
試験協力者には、各自の試料に、乳酸菌や便の消臭効果のあるスナックであることを予備知識として通知せず、各自のペットに試料を毎日、規定量与え、便の臭気の確認を7日間行うことを依頼した。
その結果は、表1に示すとおりであり、試料A〜Cは、乳酸菌を含有しない試料Dよりも便の臭気の改善効果があることが確認できた。
判断は、大幅に改善した場合を◎、改善した場合を○、効果がなく変わらない場合を×とした。
(犬用スナック)
〈製造方法〉
鶏ササミ30部、小麦粉30部、牛乳全粉乳15部、炭酸カルシウム5部、オリゴ糖5部、水15部からなる原料に、乳酸菌として有胞子性乳酸菌(三共製薬株式会社製 Bacillus coagulans)を適量加える。適量とは、試料Aが1g当たり1×104個、試料Bが1g当たり1×105個、試料Cが1g当たり1×106個、試料Dが有胞子性乳酸菌を加えないブランクとした。
上記A〜Dの試料原料を、均一に混合し、棒状に成形する。次に、蒸気釜を用いて90℃で20分間クッキングした後、水分活性が0.8程度まで50℃で乾燥させた。
得られた試料A〜Dは、水分値がいずれも25%程度であり、しなやかで、犬がおいしく食べやすいやわらかさであった。
〈効果確認試験〉
室内で飼育されている一般家庭の犬40匹を選び、上記のようにして製造した試料A〜Dのスナックを与える、10匹ずつの4つのグループに分けた。
給餌量は、体重1kg当たり、1日当たり5gずつ7日間毎日、1日に1回か2回とし、主食のペットフードはそれぞれ通常与えているものを使用した。
試験協力者には、各自の試料に、乳酸菌や便の消臭効果のあるスナックであることを予備知識として通知せず、各自のペットに試料を毎日、規定量与え、便の臭気の確認を7日間行うことを依頼した。
その結果は、表1に示すとおりであり、試料A〜Cは、乳酸菌を含有しない試料Dよりも便の臭気の改善効果があることが確認できた。
判断は、大幅に改善した場合を◎、改善した場合を○、効果がなく変わらない場合を×とした。
(猫用スナック)
この発明に係る猫用スナックの一例を示すと次のとおりである。
タラすり身50部、小麦粉30部、炭酸カルシウム5部、オリゴ糖5部、水10部からなる原料に、乳酸菌として有胞子性乳酸菌(三共製薬株式会社製 Bacillus coagulans)を1g当たり1×106個加え、原料を、均一に混合し、棒状に成形する。次に、蒸気釜を用いて90℃で20分間クッキングした後、水分活性が0.8程度まで50℃で乾燥させた。得られたスナックは、水分値が25%程度であり、しなやかで、猫がおいしく食べやすいやわらかさであった。
この発明に係る猫用スナックの一例を示すと次のとおりである。
タラすり身50部、小麦粉30部、炭酸カルシウム5部、オリゴ糖5部、水10部からなる原料に、乳酸菌として有胞子性乳酸菌(三共製薬株式会社製 Bacillus coagulans)を1g当たり1×106個加え、原料を、均一に混合し、棒状に成形する。次に、蒸気釜を用いて90℃で20分間クッキングした後、水分活性が0.8程度まで50℃で乾燥させた。得られたスナックは、水分値が25%程度であり、しなやかで、猫がおいしく食べやすいやわらかさであった。
Claims (1)
- 製品の水分活性(Aw)が0.70〜0.88で、製品1g当たり1×105〜1×109個の乳酸菌を含有するペット用スナックフード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004033215A JP2005224108A (ja) | 2004-02-10 | 2004-02-10 | ペット用スナックフード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004033215A JP2005224108A (ja) | 2004-02-10 | 2004-02-10 | ペット用スナックフード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005224108A true JP2005224108A (ja) | 2005-08-25 |
Family
ID=34999302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004033215A Pending JP2005224108A (ja) | 2004-02-10 | 2004-02-10 | ペット用スナックフード |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005224108A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000125780A (ja) * | 1998-10-20 | 2000-05-09 | Nisshoku Shoji Kk | 無添加ペットフードの製造方法 |
JP3427158B2 (ja) * | 1998-02-27 | 2003-07-14 | 日本ハム株式会社 | 伴侶動物用飼料及びその製造方法 |
JP2003527125A (ja) * | 2000-03-22 | 2003-09-16 | ソシエテ デ プロデユイ ネツスル ソシエテ アノニム | ペットフード組成物およびその製造方法 |
JP2003534003A (ja) * | 2000-05-25 | 2003-11-18 | ソシエテ デ プロデユイ ネツスル ソシエテ アノニム | ペットフード用新規プロバイオチックス |
US20030228400A1 (en) * | 2002-04-18 | 2003-12-11 | Dahl Stephen R. | Pet snack |
-
2004
- 2004-02-10 JP JP2004033215A patent/JP2005224108A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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