JP7083490B2 - 猫用健康補助食品および製造方法 - Google Patents

猫用健康補助食品および製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、猫用健康補助食品および製造方法に関する。
従来から、猫がかかりやすい病気は、泌尿器科系の疾患であることが知られている。その中でも、15歳以上の猫の約3割が腎臓病(慢性腎不全)を患っているといわれている。これは、猫の祖先とされているリビヤヤマネコが、砂漠で生活をしていたため、少ない飲水量で生活することに慣れており、一説では飲水量が少ないため尿の凝縮率が高く、それが腎臓に負担をかけてしまい、腎臓病になりやすいのではないかと考えられている。
腎臓病により腎臓の機能が低下すると、老廃物が体外に排出されなくなる。老廃物が体外に排出されなくなると、毒素が体内に蓄積されてしまい、全身の臓器が侵されてしまう。さらに、尿毒症になると、嘔吐や下痢、体重減少など、他の病気の症状も現れてくる。このような腎臓病を含めた尿疾患は、早期に気付き、治療することが重要である。
しかしながら、腎臓病などの病気は、年月をかけて徐々に進行していくため、飼い主が異変に気付くタイミングは、遅くなってしまう。また、腎臓病等の病気は、進行性の病気であるため、発症すると治ることがない。このため、慢性腎不全にならないよう、予防することが好ましい。
一方、猫の腎臓病の治療として、腎臓病用の療法食がある。療法食は、食事の成分や量を調整することで、病気の進行を抑えたり、症状を軽減させたり、病気の臓器を守ることを目的とした食事療法である。しかし、飼い主がこのような食事を継続して与えることは、困難である。
そこで、猫の腎臓の健康をサポートするものとして、サプリメントなどの健康補助食品も開発されている。サプリメントなどの健康補助食品であれば、飼い主に負担がかかることなく、猫に定期的に与えることが可能となる。
このような健康補助食品には、活性炭を含み、猫の腎臓病の進行を遅らせる健康補助食品がある。活性炭は、腸内で尿毒素(有害物質)を吸収して、便として体外に排泄されることから、腎臓の負担を減らす機能を備える。
特許文献1では、ヤシ殻を用いた活性炭を材料とする腸内毒素吸着剤およびその製造方法に関する技術が開示されている。
非特許文献1では、猫腎不全に対する治療方法として、ヘルスカーボンを用いた治療方法に関する技術が開示されている。
特許第5739659号
喜綿和美 他、「MSHT カーボンフードの猫腎不全に対する臨床試験」、小動物臨床Vol.28 No.3(2009.5)、P173-P177
しかしながら、活性炭は無味無臭ではあるが、顆粒状であるため、ざらざらしており、舌触りが悪く、ざらつき感を好まない猫への経口投与が困難である。
特許文献1では、便秘等の副作用を低減させるとともに、活性炭のざらつき感をなくし、少量の水で服用を可能とするため、ヤシ殻を用いた活性炭材料とし、腸内毒素吸着剤をゼリー状のまたはゲル状としているが、猫へ経口投与するためには、より滑らかなペースト状が好ましい。
また、非特許文献1では、猫の腎不全に対する活性炭製剤にヘルスカーボンを用いることによって、ほとんど便秘しないことが実証されているが、猫に活性炭製剤を与える際に、単味または混餌で与えているため、嗜好性においては、徐々に低下しており、長期的に与え続けることは困難である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、活性炭を含み、経口投与しやすいペースト状の猫用健康補助食品を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するため、本発明の猫用健康補助食品は、猫に対し、経口投与により腸内の老廃物を吸着して体外に排出させる猫用健康補助食品であって、少なくとも、平均粒径が300メッシュであるヤシ殻活性炭を0.25~0.40重量%、水あめを30.0重量%、ホタテエキスを0.2~5.0重量%、チーズパウダーを5.0~20.0重量%含み、釜に前記水あめを投入し、続いてヤシ殻活性炭を投入して混合させる第1工程、および、前記第1工程の後、前記チーズパウダーおよび前記ホタテエキスを投入して混合させる第2工程を含む製造工程を経て製造されることを特徴とする。
このように、本発明の猫用健康補助食品は、少なくとも、ヤシ殻活性炭(0.25~0.40重量%)、ホタテエキス(0.2~5.0重量%)、チーズパウダー(5.0~20.0重量%)が含まれているので、ヤシ殻活性炭が老廃物を吸収し、体外に老廃物を排出することが可能となる。その結果、猫の腎機能を支援し、健康維持を図ることが可能となる。また、ホタテエキスおよびチーズパウダーが含まれているため、例えば、好き嫌いの多い猫にも、健康補助食品を経口投与することが可能となる。さらに、最初の工程で、釜に水あめを投入し、続いてヤシ殻活性炭を投入して混合させるので、水あめにより活性炭の粒子が包摂されてコーティング効果が得られ、ざらざら感が極めて少なく、食感の良い猫用健康補助食品を実現することが可能となる。
(2)また、本発明の猫用健康補助食品は、さらに、乳酸菌(0.10重量%)、水あめ(30.0重量%)、トレハロース(8.0重量%)、加工デンプン(0.2~5.0重量%)、酵母エキス(0.25重量%)、水(42.6重量%)、が含まれていることを特徴とする。
このように、乳酸菌(0.10重量%)、水あめ(30.0重量%)、トレハロース(8.0重量%)、加工デンプン(0.2~5.0重量%)、酵母エキス(0.25重量%)、水(42.6重量%)をさらに含むので、ペースト状の健康補助食品を提供することを可能とする。その結果、猫に対し、経口投与がしやすくなる。
(A)本発明の猫用健康補助食品は、猫に対し、経口投与により腸内の老廃物を吸着して体外に排出させる猫用健康補助食品であって、少なくとも、平均粒径が300メッシュであるヤシ殻活性炭を0.25~0.40重量%、水あめを30.0重量%、ホタテエキスを0.2~5.0重量%、チーズパウダーを5.0~20.0重量%含み、10℃~50℃の温度領域における損失正接の値が一定であることを特徴とする。
このように、本発明の猫用健康補助食品は、少なくとも、ヤシ殻活性炭(0.25~0.40重量%)、ホタテエキス(0.2~5.0重量%)、チーズパウダー(5.0~20.0重量%)が含まれているので、ヤシ殻活性炭が老廃物を吸収し、体外に老廃物を排出することが可能となる。その結果、猫の腎機能を支援し、健康維持を図ることが可能となる。また、ホタテエキスおよびチーズパウダーが含まれているため、例えば、好き嫌いの多い猫にも、健康補助食品を経口投与することが可能となる。また、10℃~50℃の温度領域における損失正接の値が一定であるため、本発明の猫用健康補助食品を形成する内部の連続構造が維持することができる。つまり、活性炭のザラザラ感を他の材料でコーティングされた状態を維持することができ、その結果、滑らかな舌触りを実現することが可能となる。
(B)また、本発明の猫用健康補助食品は、前記損失正接の値は、0.01であることを特徴とする。これにより、流動性を有さないゲル状に近いペーストを保つことができる。
(C)また、本発明の猫用健康補助食品は、猫に対し、経口投与により腸内の老廃物を吸着して体外に排出させる猫用健康補助食品であって、少なくとも、平均粒径が300メッシュであるヤシ殻活性炭を0.25~0.40重量%、水あめを30.0重量%、ホタテエキスを0.2~5.0重量%、チーズパウダーを5.0~20.0重量%含み、10℃~50℃の温度領域における弾性率が、2411Pa以上で、3712Pa以下であることを特徴とする。
このように、本発明の猫用健康補助食品は、少なくとも、ヤシ殻活性炭(0.25~0.40重量%)、ホタテエキス(0.2~5.0重量%)、チーズパウダー(5.0~20.0重量%)が含まれているので、ヤシ殻活性炭が老廃物を吸収し、体外に老廃物を排出することが可能となる。その結果、猫の腎機能を支援し、健康維持を図ることが可能となる。また、ホタテエキスおよびチーズパウダーが含まれているため、例えば、好き嫌いの多い猫にも、健康補助食品を経口投与することが可能となる。また、10℃~50℃の温度領域における弾性率が2411Pa以上で、3712Pa以下であるため、本発明の猫用健康補助食品を形成する内部の連続構造が維持することができる。つまり、活性炭のザラザラ感を他の材料でコーティングされた状態を維持することができ、その結果、滑らかな舌触りを実現することが可能となる。
(D)また、本発明の猫用健康補助食品は、猫に対し、経口投与により腸内の老廃物を吸着して体外に排出させる猫用健康補助食品であって、少なくとも、平均粒径が300メッシュであるヤシ殻活性炭を0.25~0.40重量%、水あめを30.0重量%、ホタテエキスを0.2~5.0重量%、チーズパウダーを5.0~20.0重量%含み、10℃~50℃の温度領域における粘性率が、15Pa以上で、23Pa以下であることを特徴とする。
このように、本発明の猫用健康補助食品は、少なくとも、ヤシ殻活性炭(0.25~0.40重量%)、ホタテエキス(0.2~5.0重量%)、チーズパウダー(5.0~20.0重量%)が含まれているので、ヤシ殻活性炭が老廃物を吸収し、体外に老廃物を排出することが可能となる。その結果、猫の腎機能を支援し、健康維持を図ることが可能となる。また、ホタテエキスおよびチーズパウダーが含まれているため、例えば、好き嫌いの多い猫にも、健康補助食品を経口投与することが可能となる。また、10℃~50℃の温度領域における粘性率が15Pa以上で、23Pa以下であるため、本発明の猫用健康補助食品を形成する内部の連続構造が維持することができる。つまり、活性炭のザラザラ感を他の材料でコーティングされた状態を維持することができ、その結果、滑らかな舌触りを実現することが可能となる。
(E)また、本発明の猫用健康補助食品は、さらに、乳酸菌(0.10重量%)、水あめ(30.0重量%)、トレハロース(8.0重量%)、加工デンプン(0.2~5.0重量%)、酵母エキス(0.25重量%)、水(42.6重量%)、が含まれていることを特徴とする。
このように、乳酸菌(0.10重量%)、水あめ(30.0重量%)、トレハロース(8.0重量%)、加工デンプン(0.2~5.0重量%)、酵母エキス(0.25重量%)、水(42.6重量%)をさらに含むので、ペースト状の健康補助食品を提供することを可能とする。その結果、猫に対し、経口投与がしやすくなる。
(F)また、本願発明の猫用健康補助食品の製造方法は、(A)から(E)のいずれかに記載の猫用健康補助食品の製造方法であって、釜に前記水あめを投入し、続いてヤシ殻活性炭を投入して混合させる第1工程と、前記第1工程の後、前記チーズパウダーおよび前記ホタテエキスを投入して混合させる第2工程を含む製造工程を経て製造されることを特徴とする。
このように、本発明の猫用健康補助食品の製造方法は、少なくとも、ヤシ殻活性炭(0.25~0.40重量%)、ホタテエキス(0.2~5.0重量%)、チーズパウダー(5.0~20.0重量%)が含まれているので、ヤシ殻活性炭が老廃物を吸収し、体外に老廃物を排出することが可能となる。その結果、猫の腎機能を支援し、健康維持を図ることが可能となる。また、ホタテエキスおよびチーズパウダーが含まれているため、例えば、好き嫌いの多い猫にも、健康補助食品を経口投与することが可能となる。さらに、最初の工程で、釜に水あめを投入し、続いてヤシ殻活性炭を投入して混合させるので、水あめにより活性炭の粒子が包摂されてコーティング効果が得られ、ざらざら感が極めて少なく、食感の良い猫用健康補助食品を実現することが可能となる。
本発明によれば、経口投与しやすいペースト状の猫用健康補助食品を提供することができる。
本実施形態に係る猫用健康補助食品の製造手順を示すフローチャートである。 各試料の弾性率の測定結果を示す図である。 各試料の粘性率の測定結果を示す図である。 各試料の粘性係数測定結果を示す図である。 各試料の弾性率および粘性率の関係を示す図である。
(猫の嗜好性)
まず、猫の嗜好性について説明する。猫の嗜好性に影響を与える要素として、(1)「嗅覚」、(2)「触覚」、(3)「味覚」、の3つの要素が大きく影響を与えるとされている。この感覚の中でも、嗅覚は最も鋭い感覚であり、嗜好性に大きく影響を与える。猫は、フードのにおいが受け入れられないと判断した場合は、フードを食べるに至らない。
猫は、嗅覚を確認した後、次に触覚を確認する。触覚は、サイズや形状が影響を与える。フードが大きすぎたり小さすぎたり、食べにくい形であった場合、猫はそのようなフードを避ける傾向にある。食感も嗜好性に影響を与え、フードを少し柔らかい食感とすることにより、嗜好性を向上させることが可能となる。
最後に、猫は味覚を確認する。味覚は、舌の表面にある味蕾細胞で感じることができるが、猫の味蕾細胞の数は、人間の味蕾細胞の数に比べて非常に少ない。そのため、猫は苦味に対し最も感度が高く、その他、うまみ、酸味、塩味を感じることができ、甘味を感じることはできない。一方、形や色は、猫の嗜好性には、あまり影響はない。
(構成)
本実施形態に係る猫用健康補助食品は、以上のような嗜好性を有する猫に対し、容易に活性炭を経口投与するために、以下のように構成されている。すなわち、本実施形態に係る猫用健康補助食品は、ヤシ殻活性炭、ホタテエキス、チーズパウダーを少なくとも含む原材料から組成され、ペースト状である。表1は、本実施形態に係る猫用健康補助食品の配合の一例を示す表である。
Figure 0007083490000001
表1に示す原材料について、以下に説明する。本実施形態の原材料である活性炭として、原料としてヤシ殻由来の植物系原料(以下、ヤシ殻活性炭)を用いることができる。
活性炭は、肝機能低下症、腎不全において多量に発生し様々な症状を引き起こす尿毒症性物質、胆汁酸などの猫にとって有害となる物質を吸着する機能を備える。また、ヤシ殻は、天然物であるため、猫などの動物への適用に際し、安全性を向上させることができる。さらに、ヤシ殻活性炭を用いることによって、腸内毒素の選択吸着性を向上させることができる。つまり、ヤシ殻活性炭は、ミネラルに対する吸着作用は弱く、猫にとって有益なミネラルの吸着を抑制することが可能となる。
ヤシ殻活性炭は、ヤシ殻由来の植物系原料を、乾燥させ、炭化処理、粉砕、賦活処理等の加工を行なうことによって製造される。ヤシ殻活性炭パウダーの含有量は、0.25重量%がより好ましいが、0.25重量%~0.40重量%が好ましい。
本実施形態では、平均300メッシュ程度の粒度を有する植物性ヤシ殻活性炭パウダー(ヤシ殻活性炭粉末)を用いるが、一例であり、これに限られるわけではない。例えば、ヘルスカーボン等を用いた活性炭であっても良い。
本実施形態の原材料であるチーズパウダー(チーズ粉末)として、カマンベールチーズ75%以上を含有するナチュラルチーズを用いることができる。原材料にチーズを含めることによって、猫の嗅覚を刺激し、食欲を増進させることを可能とする。チーズパウダー含有量は、5.0重量%~20.0重量%が好ましく、10.0重量%であるとより好ましい。表2は、本実施形態で用いるチーズパウダーを組成する成分を示す表である。
Figure 0007083490000002
なお、本実施形態では、上記説明した成分を有するチーズパウダーを用いるが、一例であり、これに限られるわけではない。
本実施形態の原材料であるホタテエキスとして、ホタテを原料としたホタテエキスを87%以上含有し、食塩、デキストリンから組成されるホタテエキスを用いることができる。原材料にホタテエキスを含めることによって、猫の味覚を刺激し、食欲を増進させることを可能とする。ホタテエキスの含有量は、0.2重量%~0.5重量%が好ましく、0.3重量%であるとより好ましい。表3は、本実施形態で用いるホタテエキスを組成する成分を示す表である。
Figure 0007083490000003
なお、本実施形態では、上記説明した成分を有するホタテエキスを用いるが、一例であり、これに限られるわけではない。
本実施形態の原材料である加工デンプンは、表4に示す成分で組成される加工デンプンを用いることができる。原材料に加工デンプンを含めることにより、健康補助食品をペースト状に加工することができる。加工デンプンの含有量は、0.2重量%~5.0重量%が好ましく、0.5重量%であるとより好ましい。
Figure 0007083490000004
なお、本実施形態では、上記説明した成分を有する加工デンプンを用いるが、一例であり、これに限られるわけではない。
本実施形態の原材料であるpH調整剤製剤として、表5に示す成分で組成されるpH調整剤製剤を用いることができる。原材料にpH調整剤製剤を含めることによって、微生物や菌の繁殖を抑えることを可能とする。pH調整剤製剤の含有率は、0.5重量%~1.0重量%が好ましく、1.0重量%であるとより好ましい。
Figure 0007083490000005
なお、本実施形態では、上記説明した成分を有するpH調整剤製剤を用いるが、一例であり、これに限られるわけではない。
本実施形態の原料である水あめは、表6に示す成分で組成される水あめを用いることができる。原材料に水あめを含めることによって、水分活性値を下げ、糖度を上げることが可能となる。さらに、微生物や菌の繁殖を抑えることも可能となる。
Figure 0007083490000006
なお、本実施形態では、上記説明した成分を有する水あめを用いるが、一例であり、これに限られるわけではない。
本実施形態の原料であるトレハロースは、表7に示す成分で組成されるトレハロースを用いることができる。原材料にトレハロースを含めることによって、水分活性値を下げ、糖度を上げることが可能となる。さらに、微生物や菌の繁殖を抑えることも可能となる。
Figure 0007083490000007
なお、本実施形態では、上記説明した成分を有するトレハロースを用いるが、一例であり、これに限られるわけではない。
本実施形態の原材料である酵母エキスとして、表8に示す成分で組成される酵母エキスを用いることができる。原材料に酵母エキスを含めることにより、雑味を加え、味にコクや深みを加えることが可能となる。その結果、嗜好性を向上させることが可能となる。
Figure 0007083490000008
なお、本実施形態では、上記説明した成分を有する酵母エキスを用いるが、一例であり、これに限られるわけではない。
本実施形態の原料である乳酸菌は、KT-11を用いることができる。原材料に乳酸菌を含めることにより、猫の腸の働きを整え、活性炭に吸着した有害物質を便として体外に排泄させることを可能とする。
(特性値)
以上の成分により構成された本実施形態に係る猫用健康補助食品は、次のような物性値を有する。すなわち、粘度は、36000mPa・sである。である。これにより、活性炭を含み、経口投与しやすいペースト状の猫用健康補助食品を実現することが可能となる。なお、上記粘度は、B型回転粘度計を用いて、温度38℃、回転速度6r/minの条件のもと、30秒間回転させた後、測定された値である。
(製造方法)
次に、本発明の製造方法について、説明する。図1は、本実施形態に係る猫用健康補助食品の製造手順を示すフローチャートである。ここで、使用する原材料としては、上記のものが挙げられるが、これに限られるわけではなく、マグロ、カツオ、アジ、イワシなどの魚介類や、鶏肉、牛肉などの肉類であっても良い。猫の嗜好性から、チーズ、ホタテがより好ましい。
図1において、まず、第1の混合を行なう。すなわち水あめ、ヤシ殻活性炭、乳酸菌末を混合する(ステップS1)。次に、第2の混合として、ステップS1で得られた混合物にチーズパウダー、トレハロース、酵母エキス、ホタテエキス、pH調整剤製剤をさらに混合する(ステップS2)。次に、第3の混合として、加工デンプンを水で分散させた上で、ステップS2で得られた混合物に混合する(ステップS3)。ステップS3の後、水を加え、90℃加熱達温、15分保温しながら撹拌し、糊化したデンプンの安定化を図る(ステップS4)。その後、80℃まで冷却し、香料製剤を混合する(ステップS5)。
ステップS1において、最初に釜に水あめを投入し、続いてヤシ殻活性炭を投入して混合させるので、水あめにより活性炭の粒子が包摂されてコーティング効果が得られ、ざらざら感が極めて少なく、食感の良い食品を実現することが可能となる。ここで、ステップS2を先に行なってからヤシ殻活性炭を混合しようとした場合は、チーズパウダー等による「ダマ」ができている状態に少量のヤシ殻が投入されることとなり、ヤシ殻活性炭がこの「ダマ」に付着し、ヤシ殻活性炭の均一性を失うことがある。このような状況で加熱処理を行なうと、熱が偏って加わることとなり、製品全体の均一性も失われる可能性がある。また、ステップS2を先に行なう場合は、白濁した状態の溶液に少量のヤシ殻活性炭が入ることとなり、目視による混合状態の確認がし難くなる。本発明は、ステップS1を先に行なうことで、これらの不具合をすべて解消し、ヤシ殻活性炭が良く混ざり、「ざらざら感」が極めて少なく、食感の良い猫用健康補助食品を実現することが可能となる。
(嗜好性評価)
表9は、上記説明した製造方法で製造した猫用健康補助食品のサンプルを20匹の猫に対し、試食させた結果をまとめた表である。
Figure 0007083490000009
実施例4の猫用健康補助食品サンプルは、チーズの香りが強いため、猫の嗅覚を刺激し、食欲を増進させることができた。また、実施例1~実施例4の猫用健康補助食品サンプルは、粘度が36000mPa・sであり、ペースト状に仕上げていることから、活性炭のザラザラ感をなくし、滑らかな舌触りを実現しており、猫の触覚を満足させることができた。
(粘弾性評価)
本実施形態に係る猫用健康補助食品は、上述した通り、活性炭のザラザラ感をなくし、滑らかな舌触りを実現している。ここで、本実施形態に係る猫用健康補助食品の滑らかさについて、本実施形態に係る猫用健康補助食品と市販されている従来品に活性炭を混合させたものとを比較しながら、検証する。
本実施形態に係る猫用健康補助食品および従来品に活性炭を混合させたもの(比較試料A)の、動的粘弾性を測定した。
1.検証対象
(1)本実施形態に係る猫用健康補助食品
(2)市販されている従来品に活性炭を混合させたもの(以下、比較試料A)
(3)市販されている従来品に活性炭を混合させていないもの(以下、比較試料B)
なお、比較試料Aは、従来品に本実施形態に係る猫用健康補助食品にも用いているヤシ殻活性炭パウダー(0.25wt%)を加え、乳棒を用いて一様になるまで混合して作製したが、混合する際に、本来備えている構造を壊してしまう可能性があるため、比較試料Bとして、ヤシ殻活性炭パウダーを混合していない従来品についても、同様に測定した。
2.測定方法
動的粘弾性の測定には、動的粘弾性測定装置(PZ-Rheo NDS-1000、(株)タイセー)を用いて、各試料約2mLをせん断試験治具に充填し、振幅10μm、周波数3Hzのせん断変形モードにて、昇温速度2℃/分にて加温しながら、10℃~50℃における弾性率(G´)および粘性率(G´´)を測定した。
3.測定結果
図2は、弾性率の測定結果を示す図である。図2に示す通り、10℃~50℃の温度域(以下、測定温度域ともいう)において、弾性率(G´)には、いずれの試料も温度上昇による極端な変化はみられず、徐々に低下した。本実施形態に係る猫用健康補助食品の弾性率(G´)は、比較試料A、Bの弾性率(G´)に比べ、約4倍の差があった。
図3は、粘性率の測定結果を示す図である。図3に示す通り、10℃~50℃の温度域の粘性率(G´´)は、比較試料A、Bでは、14℃以上に加温すると変動がみられた。特に、比較試料Aは、大幅な変動がみられ、35℃~40℃の温度域で最大となった。
また、測定温度域全域において、弾性率(G´)および粘性率(G´´)とも、比較試料Bよりも比較試料Aがやや高い値が測定された。
図4は、粘性係数測定結果を示す図である。図3に示した通り、粘性率(G´´)に変化が見られたため、粘度に相当する指標値(粘性係数:η´)として、図4に示した。なお、粘性係数(η´)は、式(1)によって計算される。
η´=(G´´)/(2πf)(f:特定周波数)[Pa・s]・・・(1)
図5(a)(b)は、各試料の弾性率(G´)および粘性率(G´´)の関係を示す図である。図5(b)は、図5(a)の分布域を拡大した図である。図5(a)に示す通り、いずれの試料も弾性率(G´)が高く、粘性率(G´´)が非常に低いゲルの特徴を有している。一方、本実施形態に係る猫用健康補助食品は、図5(b)に示す通り、昇温により弾性率(G´)のみが低下したが、比較試料A、Bでは、弾性率(G´)の低下に加え、粘性率(G´´)が増大した。
表10は、上述した粘弾性計測結果をまとめた表である。各値は、10℃毎の測定値を示す。
Figure 0007083490000010
表10に示す損失正接(tanδ)は、弾性率(G´)(貯蔵弾性率ともいう)を粘性率(G´´)(損失弾性率ともいう)で除算して求められる粘弾性の性質を示す指標である。
損失正接(tanδ)=弾性率(G´)/粘性率(G´´)・・・(2)
本実施形態に係る猫用健康補助食品の損失正接(tanδ)は、10℃~50℃の温度域において一定の値であり、加温してもゲルを形成する連続構造は維持されていることが分かった。一方、比較試料A、Bは、ともに、加温中の14℃付近から粘性の増大がみられ、粘性が増大することにより、ゲルを形成する連続構造が弱まり、流動性を有することが分かった。
本実施形態に係る猫用健康補助食品および比較試料A、Bの粘弾性試験を行なった結果、いずれも弾性率が高く、成分間で連続構造を形成したゲルの特徴を有していることが分かった。しかし、図2に示す通り、本実施形態に係る猫用健康補助食品の弾性率は、比較試料A、Bの弾性率の4倍であり、より強い連続構造を形成したゲルの特徴を有することが分かった。
本実施形態に係る猫用健康補助食品は、50℃まで加温してもゲルの特性に変化はなかった。つまり、本実施形態に係る猫用健康補助食品は、粘性の増大がほぼみられなかったことから、加温してもゲルを形成する連続構造は維持されていることが分かった。
一方、比較試料A、Bは加温中の14℃付近から粘性の増大がみられ、粘性係数η´も増大した。つまり、比較試料A、Bは、粘性が増大することにより、ゲルを形成する連続構造が弱まり、流動性を有していることが分かった。
このように、比較試料A、Bは、常温において液体の性質が強く現れることから、活性炭を混合すると、液体の性質が強いゲル中に活性炭が浮遊した状態で存在することとなる。その結果、猫にザラザラした食感を与えることとなる。一方、本実施形態に係る猫用健康補助食品は、少なくとも10℃~50℃の温度領域において、比較試料A、Bの約4倍も高い固体の性質を示すことから、猫に活性炭由来のザラザラした食感を与えずに、滑らかな舌触りを実現することが可能となる。このことは、本実施形態に係る猫用健康補助食品を製造過程において、最初に釜に水あめを投入し、続いてヤシ殻活性炭を投入して混合させる工程を経るので、水あめにより活性炭の粒子が包摂されてコーティング効果が得られることから、流動性を有さないゲル状に近いペーストを保つことができ、ざらざら感が極めて少なく、食感の良い食品を実現することが可能となったといえる。
以上説明したように、本実施形態によれば、活性炭を含み、経口投与しやすいペースト状の猫用健康補助食品を提供することができる。

Claims (6)

  1. 猫に対し、経口投与により腸内の老廃物を吸着して体外に排出させる猫用健康補助食品であって、
    少なくとも、
    平均粒径が300メッシュであるヤシ殻活性炭を0.25~0.40重量%、
    水あめを30.0重量%、
    ホタテエキスを0.2~5.0重量%、
    チーズパウダーを5.0~20.0重量%含み、
    10℃~50℃の温度領域における損失正接の値が一定であることを特徴とする猫用健康補助食品。
  2. 前記損失正接の値は、0.01であることを特徴とする請求項1記載の猫用健康補助食品。
  3. 猫に対し、経口投与により腸内の老廃物を吸着して体外に排出させる猫用健康補助食品であって、
    少なくとも、
    平均粒径が300メッシュであるヤシ殻活性炭を0.25~0.40重量%、
    水あめを30.0重量%、
    ホタテエキスを0.2~5.0重量%、
    チーズパウダーを5.0~20.0重量%含み、
    10℃~50℃の温度領域における弾性率が、2411Pa以上で、3712Pa以下であることを特徴とする猫用健康補助食品。
  4. 猫に対し、経口投与により腸内の老廃物を吸着して体外に排出させる猫用健康補助食品であって、
    少なくとも、
    平均粒径が300メッシュであるヤシ殻活性炭を0.25~0.40重量%、
    水あめを30.0重量%、
    ホタテエキスを0.2~5.0重量%、
    チーズパウダーを5.0~20.0重量%含み、
    10℃~50℃の温度領域における粘性率が、15Pa以上で、23Pa以下であることを特徴とする猫用健康補助食品。
  5. さらに、
    乳酸菌(0.10重量%)、
    トレハロース(8重量%)、
    加工デンプン(0.2~5.0重量%)、
    酵母エキス(0.25重量%)、
    水(42.6重量%)、が含まれていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の猫用健康補助食品。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の猫用健康補助食品の製造方法であって、
    釜に前記水あめを投入し、続いてヤシ殻活性炭を投入して混合させる第1工程と、
    前記第1工程の後、前記チーズパウダーおよび前記ホタテエキスを投入して混合させる第2工程を含む製造工程を経て製造されることを特徴とする猫用健康補助食品の製造方法。
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