JP2005223274A - 薄膜半導体素子 - Google Patents

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正清 松村
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Abstract

【課題】 単結晶あるいはそれに近い品質の結晶性Si薄膜を用いたSOI−MOSFET等において、ゲートをオフした時の過渡的なバイポーラ動作の発生を防止する。
【解決手段】 絶縁膜の上に略T字状にシリコン薄膜(31〜35)が形成され、このシリコン薄膜の中に、横方向に薄膜トランジスタ10が形成され、縦方向にダイオード20が形成されている。薄膜トランジスタ10の部分は、中央に位置するチャネル領域11、及びその左右に位置するソース領域12及びドレイン領域13を備えている。チャネル領域11の上方には、ゲート絶縁膜を介してゲート電極15が配置されている。ダイオード20の部分は、薄膜トランジスタ10のチャネル領域11に接するように形成され、p+型半導体層34(アノード)がチャネル領域11に接続され、n型半導体層34(カソード)が、ボディ電極25を介してゲート電極15に接続されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ガラス基板などの絶縁物の表面に形成される薄膜半導体素子、及びこの薄膜半導体素子を用いて構成される液晶表示装置及びDRAMに係る。
ガラスなどの絶縁基板上に形成される薄膜トランジスタ(TFT)は、アクティブマトリクス型の液晶フラットパネル・ディスプレイ等への応用が進展しており、各方面で開発が進められている。また、近年では、マルチメディア通信技術の発展に伴い、システムオンパネルと呼ばれる機能集積型のディスプレイが、次世代のディスプレイとして注目を集めている。システムオンパネルとは、パーソナル用途向けに、ドライバ回路やその他のメモリ回路、DAコンバータ回路、画像処理回路などの画像表示に関わる周辺機能をディスプレイパネル上に集積したもので、小型軽量で、高解像度及び高画質を有している。
この種の機能集積型の平面型ディスプレイにおいては、多様な機能を持つ周辺回路群を構成するため、高性能な薄膜トランジスタが必要となる。このような要求から、ガラス基板上に単結晶化されたあるいはそれに近い結晶品質を有するSi薄膜を形成し、それを用いて薄膜トランジスタを作製する試みが各所でなされている。
そのような例として、例えば、特開2002−237455号公報や特開2003−22969号公報には、レーザ光を用いた再結晶化法により矩形状の結晶化領域を有するシリコン膜を形成する方法が開示されている。また、特開2003−086604号公報、特開2003−031497号公報、特開2003−124230号公報には、レーザ光を用いた再結晶化法により形成された結晶性薄膜上に個別の薄膜トランジスタを配置する方法が開示されている。
このような絶縁物上に形成された高品質の結晶Si膜を用いたSOI型のMOSFETでは、結晶品質の良さから高いキャリア移動度が期待でき、より高速な論理回路を構成することができる。しかし、その一方で、従来あまり考慮されていなかった新たな問題が発生する。即ち、SOI−MOSFETでは、ボディの電位が固定されていないため、ドレイン接合端の高電界領域でのインパクトイオン化により正孔が発生し、それによって寄生バイポーラ・トランジスタが形成され、ソース、ドレイン耐圧の低下や、大きな過渡的なリーク電流が生じて、回路の誤動作を引き起こすことがある。特に、後者の過渡的なリーク電流は、このようなMOSFETをDRAMや液晶セルのスイッチング素子に応用する際に、特に問題となる。
具体的には、次のような問題が発生する。DRAMや液晶画素のセル回路の基本構造は、スイッチング・トランジスタ1個及び容量素子1個から成り、データ線からスイッチング・トランジスタを介して容量素子に電荷が充放電される。このような場合に、容量素子を正の電位に充電した後、スイッチング・トランジスタをオフした状態で、データ線の電位が変動すると、MOSFETのチャネル領域(ボディ)と、データ線が接続されているn型のソース拡散層間のp接合が順方向にバイアスされる。これは、特に、データ線電位がHIGHからLOWへ変化する際に、問題になる。
このように、寄生バイポーラ動作が惹起されると、過渡的に大きなソース・ドレイン領域間にリーク電流が発生し、ドレイン端子に接続された容量に蓄積された正の信号電荷が急速に消失する。その結果、スイッチング・トランジスタがオフしているにも関わらず、電荷の保持ができなくなる。このようなダイナミックなリーク電流は、SOI−DRAMにおいてはビットエラーとなり、薄膜トランジスタを使用する液晶セルにおいては画像のコントラスト比低下などの画質劣化を引き起こす。このようなリーク電流は、過渡的なバイポーラ動作が問題となるような単結晶あるいはそれに近い品質の結晶性Si薄膜を用いたときに顕在化して、問題となる。
なお、Si基板上に形成されたいわゆるバルクMOSFETでは、ボディの電位が強制的に最低電位に固定されているため、p接合が順バイアスされることはなく、上記のようなダイナミックなリーク電流は発生しない。同様に、SOI−MOSFETでも、ボディとゲート電極を短絡させたDTMOS(Dynamic Threshold MOS)構造を採ることによって、ボディの電位が強制的に低電位に固定されるので、ダイナミックなリーク電流は発生しない。しかしながら、DTMOSは、ボディとゲート電極が短絡されているため、ゲート電極に高い電圧を与えると、ソース領域側のp接合が順方向にバイアスされ、ゲート電極からソース領域に大きなリーク電流が流れてしまう。このため、ゲートに与える電位は、0.6V程度が上限となってしまい、2.5Vあるいは3.3Vといった電源電圧で動作する回路に応用することは困難である。
なお、このような4端子構造のMOSFETに関する先行技術としては、例えば、米国特許第5644266号明細書、米国特許第6104040号明細書、特開平7−106581号公報、Technical Digest of International Electron Device Meeting 1994, 809頁−812頁等がある。
特開2002−237455号公報 特開2003−22969号公報 特開2003−086604公報 特開2003−031497公報 特開2003−124230公報 米国特許第5644266号明細書 米国特許第6104040号明細書 特開平07−106581号公報 Technical Digest of International Electron Device Meeting 1994, p.809-812
本発明は、オフ動作期間の漏れ電流を抑制した薄膜半導体素子、及びこの薄膜半導体素子を用いて構成される液晶表示装置及びDRAMを提供することを目的としたものである。
本発明の薄膜半導体素子は、
絶縁基板上に配置され、チャネル領域、ソース領域及びドレイン領域がその中に形成された結晶性の半導体薄膜と、
チャネル領域の上にゲート絶縁膜を挟んで配置されたゲート電極と、
ゲート電極とチャネル領域の間に接続され、ゲートがオンの時には非導通状態となり、ゲートがオフの時には導通状態となる一方向性素子と、
を備えたことを特徴とする。
ここで、前記一方向性素子は、例えば、ダイオード又はMOSトランジスタのダイオード接続である。
一方向性素子としてダイオードを用いた場合、前記チャネル領域がn型の場合には、ダイオードのカソード側がゲート電極に接続され、アノード側がチャネル領域に接続される。これに対して、前記チャネル領域がp型の場合には、ダイオードのアノード側がゲート電極に接続され、カソード側がチャネル領域に接続される。
また、一方向性素子としてMOSトランジスタのダイオード接続を用いた場合、前記チャネル領域がn型の場合には、当該MOSトランジスタにもn型が用いられ、前記チャネル領域が当該MOSトランジスタのゲート及びソース(またはドレイン)に接続される、、前記ゲート電極が当該MOSトランジスタのドレイン(またはソース)に接続される。
本発明の薄膜半導体素子では、MOSFETがオフ状態の時には、前記一方向素子が順方向にバイアスされるので、ボディ電極とゲートの間が短絡状態となり、ボディの電位が強制的にゲート電極の電位に固定される。このため、薄膜トランジスタを、絶縁膜上に形成された単結晶あるいはそれに近い結晶性を有する半導体薄膜を用いて形成した場合にも、前述したような寄生バイポーラ動作が惹起されることがない。従って、半導体薄膜に過渡的なオフ電流が流れることがない。
一方、MOSFETがオン状態の時には、前記一方向素子が逆方向にバイアスされるので、ゲート電極からボディに流れる電流が遮断される。このため、ゲート電極に、例えば0.6V以上の大きな電圧を印加することが可能である。従って、本発明の薄膜半導体素子によれば、従来のDTMOSの欠点であった、大きなゲート電圧を印加することができないと言う問題を解決することができる。
このような薄膜半導体素子は、アクティブマトリクス型液晶表示装置の画素のスイッチング素子や、SOI型のDRAMのメモリセルのスイッチング素子に使用することができる。
本発明の薄膜半導体素子によれば、ゲートをオフした時に寄生バイポーラ動作によって過渡的な電流が流れることがないので、ビットエラーの無い、高信頼のDRAMや、画質劣化のない液晶表示装置を構成することができる。また、ゲートに、例えば、2.5Vあるいは3.3V程度の大きな正のゲート電圧を印加することができるので、この薄膜半導体素子を用いて直接、液晶を駆動することが可能であり、また、これまで広く使用されて来た多くの回路で使用することができる。
(例1)
この実施例は、単結晶あるいはそれに近い品質の結晶性Si薄膜を用いたSOI−MOSFETにおける問題点に鑑み成されたもので、SOI−MOSFETにおいて、ゲート電極をオフした時の過渡的なバイポーラ動作の発生を防止する例である。
図1に、本発明に基づく薄膜半導体素子の等価回路図を示す。この薄膜半導体素子は、n型の薄膜トランジスタ10(電界効果トランジスタ)を構成するゲート電極(G)、電流路となるチャネル領域、n型のソース領域(S)及びn型のドレイン領域(D)に加えて、ダイオード20を備えている。ダイオード20は、薄膜トランジスタ10のチャネル領域とゲート電極の間を接続するように設けられ、そのアノード側が、チャネル領域から引き出された端子に接続され、そのカソード側が、ゲート電極から引き出された端子にボディ電極25を介して接続されている。
図2〜図4に、この薄膜半導体素子の構造を示す。ここで、図2はレイアウト図、図3は図2のX−X’部の断面図であって、薄膜トランジスタ部分の断面図、図4は、図2のY−Y’部の断面図であって、ダイオード部分の断面図である。
図2に示すように、絶縁膜(後述)の上に略T字状にシリコン薄膜(31〜35)が形成され、このシリコン薄膜の中に、図中で横方向に薄膜トランジスタ10が形成され、縦方向にダイオード20が形成されている。
ここで、上記のシリコン薄膜(31〜35)は、結晶粒を横方向(基板面に対して平行方向)に成長させた単結晶あるいはそれに近い結晶性を有する薄膜によって構成されている。なお、結晶粒を横方向に成長させる方法自体については、本発明のテーマではなく、また、先に挙げた先行文献に記載されているので、その説明は省略する。
薄膜トランジスタ10の部分は、中央に位置するチャネル領域11、及びその左右に位置するソース領域12及びドレイン領域13を備えている。チャネル領域11の上方には、ゲート絶縁膜(後述)を介してゲート電極15が配置されている。ダイオード20の部分は、薄膜トランジスタ10のチャネル領域11に接するように形成され、図中でチャネル領域11の手前側に配置されている。
この例では、薄膜トランジスタ10はnチャネル型であり、チャネル領域11は真性半導体層31で構成され、ソース領域12及びドレイン領域13は、それぞれn型半導体層32及び33で構成される。ダイオード20の部分は、チャネル領域11に接続されたp型半導体層34(アノード)、及びこのp型半導体層34の手前側に接続されたn型半導体層35(カソード)で構成される。ソース領域12には、絶縁膜(後述)に設けられたコンタクトホール26を介してソース電極22が接続され、ドレイン領域13には、コンタクトホール27を介してドレイン電極23が接続されている。ゲート電極15には、コンタクトホール28を介してボディ電極25の一方の端が接続され、このボディ電極25の他方の端は、コンタクトホール29を介してダイオード20のn型半導体層35(カソード)に接続されている。
図3の断面図に示すように、薄膜トランジスタ10の部分では、ガラス基板1の上に、SiONバッファ膜2が堆積され、その上にシリコン薄膜(31〜33)が形成されている。この断面において、シリコン薄膜は、チャネル領域11を構成する真性半導体層31、及びソース領域12及びドレイン領域13をそれぞれ構成するn型半導体層32及び33で構成されている。
シリコン薄膜(31〜33)の上には、ゲート絶縁膜4が堆積され、その上にゲート電極15が形成されている。ゲート電極15の上には、層間絶縁膜5が堆積され、その上に、ソース電極22、ドレイン電極23及びボディ電極25が形成されている。ソース電極22は、ゲート絶縁膜4及び層間絶縁膜5に形成されたコンタクトホール26を介してn型半導体層32(ソース領域12)に接続され、ドレイン電極23は、ゲート絶縁膜4及び層間絶縁膜5に形成されたコンタクトホール27を介してn型半導体層33(ドレイン領域13)に接続されている。ソース電極22、ドレイン電極23及びボディ電極25の上には、保護絶縁膜6が堆積されている。
図4の断面図に示すように、ダイオード20の部分では、ガラス基板1の上に、SiONバッファ膜2が堆積され、その上にシリコン薄膜(31、34、35)が形成されている。この断面において、シリコン薄膜は、薄膜トランジスタ10のチャネル領域11を構成する真性半導体層31、及びダイオード20のアノード部分を構成するp型半導体層34、及びカソード部分を構成するn型半導体層35で構成されている。
シリコン薄膜(31、34、35)の上には、ゲート絶縁膜4が堆積され、その上にゲート電極15が形成されている。ゲート電極15の上には、層間絶縁膜5が堆積され、その上に、ボディ電極25が形成されている。ボディ電極25は、層間絶縁膜5に形成されたコンタクトホール28を介してゲート電極15に接続されている。ボディ電極25は、更に、ゲート絶縁膜4及び層間絶縁膜5に形成されたコンタクトホール29を介してダイオード20のn型半導体層35(カソード)に接続されている。ボディ電極25の上には、保護絶縁膜6が堆積されている。
(例2)
図5に、本発明に基づく薄膜半導体素子をスイッチング素子として用いた液晶表示装置の回路構成の概略を示す。
信号線120は、図中で縦方向に伸び、水平駆動回路HDRVによって駆動される。走査線110は、図中で横方向に伸び、垂直駆動回路VDRVによって駆動される。更に、各走査線110に対して平行に、共通電極線COMがそれぞれ設けられている。
画素電極Pは、ドレイン電極23を介して薄膜トランジスタ10のドレイン領域に接続されるとともに、電荷蓄積容量Csを介して共通電極COMに接続されている。薄膜トランジスタ10のソース領域は、ソース電極22を介して信号線120に接続されている。薄膜トランジスタ10のゲート電極は、走査線110に接続されている。薄膜トランジスタ10のチャネル領域は、一方向性素子例えばダイオード20のアノード側に接続され、ダイオード20のカソード側は、ボディ電極25を介して、ゲート電極に接続されている。
このように、本発明に基づく薄膜半導体素子をスイッチング素子に用いることによって、前述したような寄生バイポーラ動作が惹起されることがないので、スイッチング素子に過渡的なオフ電流が流れることがない。従って、画質劣化の少ない液晶表示装置を実現することができる。
(例3)
図6に、本発明に基づく薄膜半導体素子をスイッチング素子として用いたDRAMのメモリセルアレイ部分の概略構成を示す。
データ線W_DATAは、図中で縦方向に伸び、IO制御回路IOによって駆動される。ワード線W_WORDは、図中で横方向に伸び、行デコーダ回路YDECによって駆動される。行デコーダ回路YDECは、インターフェイス回路IFに接続され、IO制御回路IOは、列デコーダ回路XDECを介して、インターフェイス回路IFに接続されている。インターフェイス回路IFは、アドレス信号ADR及び制御信号S_CONTを受けて、行デコーダ回路YDECに行アドレス信号LADRを送り、列デコーダ回路XDECに列アドレス信号CADRを送る。データDATAは、インターフェイス回路IF、列デコーダ回路XDEC及びIO制御回路IOを介してメモリセルに書き込まれ、その逆の経路を介して、メモリセルから読み出される。
各メモリセルは、メモリ容量Cm、薄膜トランジスタ10及び一方向性素子例えばダイオード20を備えている。メモリ容量Cmは、ドレイン電極23を介して薄膜トランジスタ10のドレイン領域に接続されている。薄膜トランジスタ10のソース領域は、ソース電極22を介してデータ線W_DARAに接続されている。薄膜トランジスタ10のゲート電極は、ワード線W_WORDに接続されている。薄膜トランジスタ10のチャネル領域は、ダイオード20のアノード側に接続され、ダイオード20のカソード側は、ボディ電極25を介してゲート電極に接続されている。
このように、本発明に基づく薄膜半導体素子をスイッチング素子に用いることによって、前述したような寄生バイポーラ動作が惹起されることがないので、スイッチング素子に過渡的なオフ電流が流れることがない。従って、ビットエラーの無い、信頼性の高いDRAMを実現することができる。
(例4)
図7に、本発明に基づく薄膜半導体素子の他の例の等価回路図を示す。この薄膜半導体素子は、p型の薄膜トランジスタ41を構成するゲート電極(G)、チャネル領域、p型のソース領域(S)及びドレイン領域(D)に加えて、ダイオード42を備えている。ダイオード42は、薄膜トランジスタ41のチャネル領域とゲート電極(G)の間を接続するように設けられ、そのカソード側が、チャネル領域から引き出された端子に接続され、そのアノード側が、ゲート電極(G)から引き出された端子にボディ電極43を介して接続されている。
(例5)
図8に、本発明に基づく薄膜半導体素子の更に他の例の等価回路図を示す。この薄膜半導体素子は、n型の薄膜トランジスタ51を構成するゲート電極(G)、チャネル領域、n型のソース領域(S)及びドレイン領域(D)に加えて、ダイオード接続されたMOSトランジスタ52を備えている。このMOSトランジスタ52もn型であり、このMOSトランジスタ52のゲート及びソース(またはドレイン)は薄膜トランジスタ51のチャネル領域に接続され、このMOSトランジスタ52のドレイン(またはソース)は、薄膜トランジスタ51のゲート電極(G)から引き出された端子にボディ電極53を介して接続されている。
本発明に基づく薄膜半導体素子の一例の等価回路図。 本発明に基づく薄膜半導体素子のレイアウト図。 図2に示した薄膜半導体素子のX−X’線による断面図。 図2に示した薄膜半導体素子のY−Y’線による断面図。 本発明に基づく薄膜半導体素子をスイッチング素子に使用したアクティブマトリクス型液晶表示装置の画素部分の回路図。 本発明に基づく薄膜半導体素子をスイッチング素子に使用したDRAMのメモリセルアレイ部分の回路図。 本発明に基づく薄膜半導体素子の他の例の等価回路図。 本発明に基づく薄膜半導体素子の更に他の例の等価回路図。
符号の説明
1・・・ガラス基板、2・・・SiONバッファ膜、4・・・ゲート絶縁膜、5・・・層間絶縁層、6・・・保護絶縁膜、10・・・薄膜トランジスタ、11・・・チャネル領域、12・・・ソース領域、13・・・ドレイン領域、15・・・ゲート電極、20・・・ダイオード、22・・・・ソース電極、23・・・ドレイン電極、25・・・ボディ電極、26〜29・・・コンタクトホール、31・・・真性半導体層、32、33、35・・・n型半導体層、34・・・p型半導体層、41・・・薄膜トランジスタ、42・・・ダイオード、43・・・ボディ電極、51・・・薄膜トランジスタ、52・・・薄膜トランジスタ、53・・・ボディ電極。

Claims (4)

  1. 絶縁基板上に配置され、チャネル領域、ソース領域及びドレイン領域がその中に形成された結晶性の半導体薄膜と、
    チャネル領域の上にゲート絶縁膜を挟んで配置されたゲート電極と、
    ゲート電極とチャネル領域の間に接続され、ゲートがオンの時には非導通状態となり、ゲートがオフの時には導通状態となる一方向性素子と、
    を備えたことを特徴とする薄膜半導体素子。
  2. 前記一方向性素子は、ダイオード又はMOSトランジスタのダイオード接続であることを特徴とする請求項1記載の薄膜半導体素子。
  3. 絶縁基板上に配列された信号線と、
    信号線に直交して配列された走査線と、
    信号線と走査線によりマトリクス状に区画される各領域に配置された画素電極と、
    前記各領域に配置され、ソースおよびドレインの内の一方が信号線に接続され、ソースおよびドレインの内の他方が画素電極に接続された薄膜トランジスタと、
    前記薄膜トランジスタのチャネルとゲートの間に接続され、ゲートがオンの時には非導通状態となり、ゲートがオフの時には導通状態となる一方向性素子と、
    を備えたことを特徴とするアクティブマトリクス型液晶表示装置。
  4. 絶縁基板上に配列されたデータ線と、
    データに直交して配列されたワード線と、
    データ線とワード線によりマトリクス状に区画される各領域に配置されたメモリ容量と、
    前記各領域に配置され、ソースおよびドレインの内の一方がデータ線に接続され、ソースおよびドレインの内の他方がメモリ容量に接続された薄膜トランジスタと、
    前記薄膜トランジスタのチャネルとゲートの間に接続され、ゲートがオンの時には非導通状態となり、ゲートがオフの時には導通状態となる一方向性素子と、
    を備えたことを特徴とするダイナミックランダムアクセスメモリ。
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