JP2005223237A - 高強度熱電材料 - Google Patents

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功 岩永
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順子 太田
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義一 松村
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Abstract

【課題】熱電性能をほとんど低下させることなく、熱電材料焼結体の強度を大幅に高め得る手段を提供する。
【解決手段】熱電材料の焼結体、とくにZn−Sb系熱電材料の焼結体中に、2方向以上に分岐した針状枝を有するウィスカー又は短繊維、とくに菱形状の4方向に分岐した針状枝を有するZnOウィスカーを主体とする強化繊維を0.5〜20体積%含有させ、強化繊維を均一分散させて焼結する。また、この強化繊維の針状枝の平均アスペクト比を0.5〜1,000とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱電発電等に用いられる熱電変換材料に関し、とくに熱電材料の焼結体中に強化繊維を混入して強度や熱衝撃耐性を高めた高強度熱電材料に関するものである。
熱電材料は、ゼーベック効果により熱を直接電気に変換する熱電発電、及びペルチェ効果による熱電冷却(電子冷却)に用いることができる材料であって、近年その研究が活溌に行われている。熱電材料は、軽量小型で駆動部分がなくメンテナンスフリーで使えるという特徴から、熱電発電では例えば宇宙探査機の電源や灯台等の僻地利用の電源として使用されている。また最近では、自動車の排熱の有効活用や小型燃焼炉の排熱利用など、幅広い利用分野での検討がなされている。
排熱を利用して熱電発電を行なうには、熱電変換効率を高めることがきわめて重要である。現状ではこの効率は10%程度以下と低いため、より熱電変換効率の高い材料の開発に研究の主力が注がれている。
従来から熱電材料として、鉛テルル系、ゲルマニウム・シリコン系、鉄シリコン系、ビスマス・テルル系等の材料が用いられてきた。このうち前3者は高温域で使用可能であるが、熱電変換効率が低いことが問題である。また、ビスマス・テルル系の材料は、性能指数Zの値は比較的大きいが使用温度が低温域に限定されている。
そのため、新しい熱電材料の開発研究も活発に行なわれており、400℃前後の中温域で高い性能指数を有する熱電材料として、近年スクッテルダイト型結晶構造を有する化合物(CoSb3等)が注目されている(例えば下記特許文献1など)。
また、従来から知られていたZn−Sb系の熱電材料の特性が見直され、とくにβ−Zn4Sb3が優れた熱電性能を有することが報告されている(例えば下記非特許文献1)。しかし、この材料の焼結体は、内部にクラックが発生し易く非常に脆いことが問題であり、粒径の制御により強度を向上させる方法が提案されている(下記特許文献2)。
上述のような熱電材料の成形体は、単結晶成長法や溶解凝固法のように融液から直接製造する場合もあるが、多くは原料粉末をプレス成形し、加熱焼結させる焼結法により製造される。この焼結の条件やその後の熱処理の条件は、焼結体の強度や熱電特性に大きく影響するため、これらの条件についても種々の検討がなされている。
また、熱電モジュ−ルは、いわゆるπ型ユニットにより構成されることが多い。これは、棒状のN型及びP型の熱電素子を高温接点板(通常は金属板)に並列に接合してなるものであるが、接合部の強度や耐熱衝撃性を如何にして確保するかが課題になっており、この問題についても種々の検討がなされている。
特開平8−186294号公報 15-th International Conference on Thermoelectrics,1996,p.151 特開2001−262248号公報
熱電発電のモジュールは、高温接点部の温度変動が激しく、大きな熱応力を受けることが多い。例えば自動車の排熱利用では、エンジンの起動・停止が頻繁に行なわれる。また、その他の熱設備の排熱利用においても、起動・停止の頻度が高かったり、排熱温度の変動が大きかったりすることが多い。
高温接点部付近では、接点板と熱電素子の熱膨張率の差や熱電素子内部の温度分布により熱応力が発生し易い。そのため、上記のような熱サイクル又は熱衝撃により、熱電素子の内部にクラックが発生して、これが熱電モジュールの耐用性を著しく損なうことなる。熱電材料の焼結体も、このような熱応力の繰り返しや熱衝撃に耐え得る強度を如何にして確保するかが、実用化のための重要な課題である。
また、前述のZn−Sb系の熱電材料のように、熱電特性が優れていても、材料自体又はその焼結体の強度が非常に低く、これが実用化の壁になっている場合もある。また、焼結体の強度が不十分なため、熱電素子を所定の形状に加工することが難しい場合も少なくない。したがって、焼結体の強度を高める手段があれば、材料選択の自由度を高め、加工歩留の向上、加工コストの低減等を図る上できわめて有用である。
そこで本発明は、その熱電性能をほとんど低下させることなく、熱電材料とくにZn−Sb系の熱電材料の焼結体の強度を大幅に高める手段を提供し、これにより、熱電材料選択の自由度やその焼結体の加工性を高めるとともに、熱電モジュ−ルの耐熱衝撃性を高め得る手段を提供することを目的とする。
従来から、プラスチックス、セラミックス、金属等の材料を強化繊維で強化した複合材料は広く使用されている。しかし、熱電材料の分野において、繊維強化した複合材料が用いられた事例はない。これは、強化繊維の添加により熱電特性が著しく損われるとの既成観念が強いためでないかと推測される。本発明者らは、熱電材料の焼結体を繊維強化する方法について鋭意検討の結果、ある種の特殊な形状の繊維を用いると、強化繊維の添加量が少なくても、焼結体の強度を大幅に増大させることができ、そのため熱電性能をあまり低下させることなく繊維強化が可能なことを見出した。
本発明は上記の知見に基づいてなされたもので、その要旨は、
熱電材料中に、2方向以上に分岐した針状枝を有するウィスカー又は短繊維を主体とする強化繊維を0.5〜20体積%均一分散させてなることを特徴とする高強度熱電材料である。
熱電材料の焼結体中に、強化繊維として多方向に分岐した針状枝を有するウィスカー又は短繊維を均一分散させて焼結すると、分岐した各枝が熱電材料に絡みついて、粒子相互を繋ぎ止める作用をする。そのため、分岐していない強化繊維を用いる場合よりも、少ない強化繊維の量で、複合材料の強度を大きくすることができる。強化繊維自体は熱電機能を有しないから、強化繊維の量を少なくし得ることは、熱電性能の低下を防止する上で極めて重要である。
また、かかるウィスカー又は短繊維の添加量は、熱電材料と強化繊維からなる複合材料に対する強化繊維の体積比で0.5〜20%とする。添加量の下限を0.5体積%とする理由は、これ未満では、繊維強化の効果が十分でないためである。また添加量の上限を20体積%とする理由は、これを超えても繊維強化の効果はそれ以上はあまり増大せず、熱電性能の低下が大きくなって好ましくないためである。なお、より好ましい添加量の範囲は2〜10体積%である。
上記の強化繊維は、菱形状に4方向に分岐した針状枝からなるZnOウィスカーを主体とするものであることが好ましい。このウィスカーはとくに分岐した針状枝の数が多く、熱電材料の粒子相互を繋ぎ止める効果が大きいためである。
この場合もウィスカーの添加量は、複合材料に対するウィスカーの体積比で0.5〜20%とする。なお、「ZnOウィスカーを主体とする」と規定した理由は、強化繊維中にZnOウィスカー以外の通常の強化繊維が少量含まれていてもよいとの意である。
本発明においては、上記のウィスカー又は短繊維の針状枝の平均アスペクト比(針状枝の長さ/針状枝の径)が0.5〜1,000であることが好ましい。より好ましい範囲は2〜100である。平均アスペクト比がこの範囲内の場合に、針状枝により熱電材料の粒子相互を繋ぎ止める作用が強いためである。
本発明は、従来の技術では、焼結体の強度が低く機械加工が困難なZn−Sb系の熱電材料とくにβ−Zn4Sb3系熱電材料の焼結体に適用した場合に、その効果が大きい。
本発明は上記のように構成されているので、熱電性能をほとんど低下させることなく、熱電材料焼結体の強度や加工性を大幅に向上させることができ、熱電モジュールの耐熱衝撃性や耐久性を高めることができる。とくに優れた熱電性能を有しながら、焼結体が著しく脆いことが実用上の障害になっていたZn−Sb系の熱電材料において本発明の効果が大きい。
本発明は、その成形体が焼結法によって製造され、強度、加工性や耐熱衝撃性の改善が必要な総ての熱電材料焼結体に適用可能である。さらに、成形体が粉末焼結法によるものでなくても、半凝固状態のような高粘性状態の原料に強化繊維を均一分散させること等により、本発明は広く適用できる。しかし、本発明の適用がより効果的なのは、通常の方法では十分な強度を有する焼結体の製造が困難な場合で、その例としてZn−Sb系の熱電材料があげられる。すなわち、とくに熱電性能の優れるβ−Zn4Sb3系は、ハンドリングや加工に耐える強度を有する成形体の製造が困難であった。この材料に本発明を適用することにより、後記実施例に示すように、実用に耐える強度の焼結体を得ることが可能になった。
本発明において、熱電材料の原料粉末に添加する強化繊維としては、2方向以上に分岐した針状枝を有するウィスカー又は短繊維を主体とする強化繊維を用いる。
中でも特に好適なのは、菱形状に4方向に分岐した針状枝からなるZnOウィスカーである。このウィスカーの走査電子顕微鏡写真を図1に示す。写真に見られるとおり、このウィスカーの結晶は、太さ0.2〜3μm程度、長さ2〜50μm程度の針状枝が4方向に伸びて、いわゆる「まき菱」のような形状をしている。すでに述べたとおり、このウィスカーは分岐した針状枝の数が多く、熱電材料を繋ぎ止める効果が大きいため、繊維の添加量が比較的少くなくても、強度の向上効果が大きいという特長を有する。
なお、本発明に用いるZnOウィスカーの製造方法等は、とくに限定する必要は無く、例えば気相反応により単結晶を成長させる一般的方法等により製造されたものを用いれば良い。また、本発明においては、必ずしも強化繊維の全量が、ZnOウィスカーのような2方向以上に分岐した針状枝を有するウィスカー又は短繊維である必要は無く、少量(例えば30体積%程度以下)の通常の(2方向以上に分岐した針状枝を有しない)強化繊維、例えば酸化物系セラミックス、非酸化物系セラミックス、金属及び炭素等の繊維又はウィスカーを含んでいても良い。
本発明において、ZnOウィスカーの添加量は、複合材料に対する体積比で0.5〜20%とする。この範囲を選択する理由は、すでに述べたとおりである。また、分岐した針状枝の平均アスペクト比は、0.5〜1,000の範囲内であることが好ましい。一般に、熱電材料の原料粉末中に強化繊維を均一に分散させるためには、繊維のアスペクト比が小さい短繊維の方が有利である。しかし、分岐枝のアスペクト比が極端に小さいと、分岐枝により熱電材料を繋ぎ止める作用が弱くなる。このような混合の容易さと繋ぎ止め作用とのバランスから、針状枝の平均アスペクト比は上記の範囲内であることが好ましい。
本発明において、強化繊維を含有する焼結体を製造する工程は、通常の熱電材料焼結体を製造する工程、すなわち原料の微粉砕−混合−プレス成形−加熱焼結というステップを基本とする点は同じであるが、プレス成形や加熱焼結の方法や条件は、熱電材料粉末と強化繊維の種類により、個別に適正条件を検討する必要がある。一般論として言えることは、熱電材料粉末と強化繊維の接着が十分進行するように、ホットプレスやプラズマ焼結等の方法が有用である。また、同じ目的から、強化繊維の表面に予め金属酸化物や金属水酸化物の極微粒子をコーティングしておくような方法も有用である。
β‐Zn4Sb3粉末を、ガスアトマイズ法によって作製した。まず総質量が約4kgとなるように原料を秤量配合し、それをグラファイト製るつぼ内で高周波加熱により溶解した。溶解雰囲気は、室温から100℃までは真空、それ以上では高純度アルゴンとした。溶湯の粘性が十分に低下した800℃まで加熱し、るつぼ上部から2kgf/cm2の圧力でアルゴンガスを流すとともに、るつぼ下部に設けたノズル先端の細孔を開放して、アルゴン雰囲気の密閉容器内に溶湯を勢い良く落下させた。なお、ノズルの周囲には、アルゴンガスを用いた高速のガス流が発生させてあり、溶湯は微細な球状粒子(粉末)として急速に凝固・落下した。
回収した粉末をふるいに掛け、100μm以下のZn4Sb3粉末を用いて、これに強化繊維を添加した。本発明例は、この粉末に4方向に分岐した針状枝からなるZnOウィスカーを添加し、比較例1は分岐枝を有しない(1方向の針状の)SiCウィスカー、比較例2もは分岐枝を有しないAl23短繊維を添加した。添加量の範囲は0.2〜35体積%で、表1に示すとおり、本発明例で6段階(内2例は含有量が適正範囲外)、比較例1及び2は5段階に変えた。また、強化繊維を添加しないZn4Sb3粉末単独の場合についてもテストした。燒結には65mm角のグラファイト製燒結型を用い、圧力40Mpaで470℃に5時間保持した。燒結雰囲気はアルゴンガスとし、燒結時間終了後は自然冷却を行った。なお、添加量の体積%は、熱電材料と添加繊維の重量と比重から算出した。
このようにして得られたZn4Sb3粉末のみの燒結体の一部を採取して化学成分分析を行ったところ、結果は原料秤量組成とほとんど同じであった。また、上記のウィスカーや短繊維を含有させた燒結体の断面組織を、走査電子顕微鏡で調査した結果、これらのウィスカーや短繊維はほぼ均一かつランダムに分散していた。
これらの本発明例及び比較例の燒結体について、以下の要領で電極のロウ付けを想定した熱衝撃試験を行った。試験には、図2にその縦断面を模式的に示すジグを用いた。すなわち、所定の寸法に切断した熱電材料4を銅製基盤6上に配置したホルダー5にセットした後、内部に発熱体2と測温素子3を設けた温度制御可能な銅製ブロック1を上部から所定時間押し付ける方法である。それぞれの燒結体からは6mm×4mm×4mmの直方体を切り出した。これを、ジグのホルダー5に入れ、470℃に保持した銅製ブロック1を10秒間押し付けた。押し付け荷重は、4.9Nとした。また、試験後の試料を取り出して、実体顕微鏡で観察を行い、クラックの発生した試験体数からクラック発生率(=クラックが発生した試験体数/全試験体数×100)(%)を求めた。
この試験を、各燒結体について20体ずつ行い、試験後の燒結体のクラック発生状況を観察した結果を表1にまとめて示す。Zn4Sb3粉末のみからなる燒結体では、クラック発生率は95%と非常に高かった。一方、SiCウィスカーやAl23短繊維を含有させた燒結体の場合は、約5体積%以上含有させると、クラック発生率は25%以下と顕著に減少した。しかし、ZnOウィスカーを含有させた燒結体の場合は、わずか0.5体積%含有させただけで、クラック発生率は30%以下となり、著しい強度改善が認められた。
一方、各燒結体について、400℃における熱電変換性能指数(以下、Zと記す)を測定した。ここで、Zは、単位温度差当たりの熱起電力(ゼーベック係数、α)、電気伝導率(σ)、および熱伝導率(κ)を用いて
Z=α2×σ/κ
の関係式から得られるもので、α、σおよびκの測定を別々に行い、Zを求めた。Zn4Sb3粉末のみからなる燒結体のZの値をZ0とし、100×(Z0−Z)/Z0の値と熱電性能劣化率と定義した。繊維強化した各焼結体の熱電性能劣化率の値も表1に示す。SiCウィスカーやAl23短繊維で強化した場合、クラック発生率を20%程度以下にするには、10体積%以上の強化繊維を添加する必要があり、これによる熱電性能劣化率は10%程度又はそれ以上になる。これに対して、ZnOウィスカーの場合は、2.4体積%の繊維添加でクラック発生率を20%にすることができ、これによる熱電性能劣化率は僅か3%であった。
以上のことから、ZnOウィスカーの場合は、0.5体積%程度以上含有させるだけで著しく強度が向上することが確かめられた。また、ZnOウィスカーの添加量が5体積%程度以下であれば、熱電性能の劣化率は5%程度以下に抑えることができ、実用上ほとんど問題にならない程度にすることができる。このように、本発明によれば、熱電性能の劣化を僅かに抑えて、強度を著しく向上させることができるため、高性能熱電材料(例えばZn−Sb系熱電材料)の加工技術、製品耐久性およびコスト面から、その実用化が容易になった。
本実施例で用いたZnOウィスカーの電子顕微鏡写真の例である。 本実施例で用いた熱衝撃試験装置を示す模式図である。
符号の説明
1 銅製ブロック
2 発熱体
3 測温素子
4 熱電材料
5 ホルダー
6 銅製基盤

Claims (4)

  1. 熱電材料中に、2方向以上に分岐した針状枝を有するウィスカー又は短繊維を主体とする強化繊維を0.5〜20体積%含有することを特徴とする高強度熱電材料。
  2. 前記強化繊維が、菱形状に4方向に分岐した針状枝からなるZnOウィスカーを主体とするものである請求項1記載の高強度熱電材料。
  3. 前記ウィスカー又は短繊維の針状枝の平均アスペクト比が0.5〜1,000であることを特徴とする請求項1又は2記載の高強度熱電材料。
  4. 前記熱電材料がZn−Sb系の熱電材料である請求項1乃至3のいずれかに記載の高強度熱電材料。
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