JP2005223232A - 荷電粒子線露光装置 - Google Patents

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【課題】 AVISを使用した場合でも、そのボイスコイルに流れる電流の変化によって露光特性が変化しにくい荷電粒子線露光装置を提供する。
【解決手段】 支持台5の下部にはボイスコイルモータ6が設けられており、このボイスコイルモータ6は防震台7によって支えられて基礎GL上に設置されている。支持台5の姿勢センサ(図示せず)によって支持台5の姿勢を検出し、図示しない制御装置によって、それが一定に保たれるように、各ボイスコイルモータ6に流す電流が操作されている。ボイスコイルモータ6のボイスコイルに流れる電流値を検出し、それに相当する電流(通常はそれに比例する電流値)を補正用コイル9に流すことにより、ボイスコイルモータ6のボイスコイルが発生する漏洩磁束を打ち消すようにしている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子線等の荷電粒子線を使用して、レチクル(マスクを含む)に形成されたパターンをウエハ等の感応基板に露光転写する荷電粒子線露光装置に関するものである。
半導体デバイスの高密度化に伴い、その製造工程においてレチクルからウエハに露光転写すべきパターンが微細化している。このような微細なパターンを露光転写するには、光学式露光転写装置ではその解像度が不足しており、光学式露光転写装置に変わるものとして、電子線等の荷電粒子線を使用した荷電粒子線露光転写装置の開発が進められている。
このような荷電粒子線露光装置の1種である電子線露光装置の概要を図3に示す。電子線露光装置の上部には、光学鏡筒(真空チャンバ)21が示されている。光学鏡筒21には、真空ポンプ22が接続されており、光学鏡筒21内を真空排気している。
光学鏡筒21の上部には、電子銃23が配置されており、下方に向けて電子線を放射する。電子銃23の下方には、順にコンデンサレンズ24、電子線偏向器25、レチクルRが配置されている。電子銃23から放射された電子線は、コンデンサレンズ24によって収束される。続いて、偏向器25により横方向に順次走査され、光学系の視野内にあるレチクルRの各小領域(サブフィールド)の照明が行われる。
レチクルRは、レチクルステージ31の上部に設けられたチャック30に静電吸着等により固定されている。レチクルステージ31は、定盤36に載置されている。
レチクルステージ31には、図の左方に示す駆動装置32が接続されている。駆動装置32は、ドライバ34を介して、制御装置35に接続されている。また、レチクルステージ31の側方(図の右方)にはレーザ干渉計33が設置されている。レーザ干渉計33は、制御装置35に接続されている。レーザ干渉計33で計測されたレチクルステージ31の正確な位置情報が制御装置35に入力される。それに基づき、制御装置35からドライバ34に指令が送出され、駆動装置32が駆動される。このようにして、レチクルステージ31の位置をリアルタイムで正確にフィードバック制御することができる。
定盤36の下方には、ウエハチャンバー(真空チャンバ)41が示されている。ウエハチャンバー41の側方(図の右側)には、真空ポンプ42が接続されており、ウエハチャンバー41内を真空排気している。ウエハチャンバー41内には、上方からコンデンサレンズ44、偏向器45、ウエハWが配置されている。
レチクルRを通過した電子線は、コンデンサレンズ44により収束される。コンデンサレンズ44を通過した電子線は、偏向器45により偏向され、ウエハW上の所定の位置にレチクルMの像が結像される。
ウエハWは、ウエハステージ51の上部に設けられたチャック50に静電吸着等により固定されている。ウエハステージ51は、定盤56に載置されている。
ウエハステージ51には、図の左方に示す駆動装置52が接続されている。駆動装置52は、ドライバ54を介して、制御装置35に接続されている。また、ウエハステージ51の図の右方にはレーザ干渉計53が設置されている。レーザ干渉計53は、制御装置35に接続されている。レーザ干渉計53で計測されたウエハステージ51の正確な位置情報が制御装置35に入力される。それに基づき、制御装置35からドライバ54に指令が送出され、駆動装置52が駆動される。このようにして、ウエハステージ51の位置をリアルタイムで正確にフィードバック制御することができる。
このような電子線露光装置の設置状況の概要を図4に示す。照明光学系真空容器1内には照明光学系が、レチクルステージ真空容器2内にはレチクルステージが、投影光学系真空容器3内には投影光学系が、ウエハステージ真空容器4内にはウエハステージが、それぞれ収納されている。照明光学系真空容器1、レチクルステージ真空容器2、投影光学系真空容器3、ウエハステージ真空容器4は互いに結合され、支持台5によって支持されている。
支持台5の下部にはボイスコイルモータ6が設けられており、このボイスコイルモータ6は防震台7によって支えられて基礎GL上に設置されている。ボイスコイルモータ6は、レチクルステージ内でのレチクルの動き、ウエハステージ内でのウエハの動き等によって支持台5に発生する偏荷重により支持台5が傾いたり、微小な振動が発生した場合に、支持台5を一定の姿勢に保つためのもので、支持台5の姿勢センサ(図示せず)によって支持台5の姿勢を検出し、図示しない制御装置によって、それが一定に保たれるように、各ボイスコイルモータ6に流す電流が操作されている。このような支持台5の姿勢制御方式をAVIS(Active Vibration Isolation System)と呼んでいる。なお、図4ではボイスコイルモータ6、防震台7は2つ図示しているが、実際には3点支持とするため3個設けられている。
しかしながら、前述のAV1Sを用いて支持台5の姿勢制御を行った場合に、レチクルステージとウエハステージの移動に伴って、各ボイスコイルモータ6に流れる電流値が大きく変化し、それに伴ってボイスコイルモータ6のコイルが発生する磁束が大きく変化する。ボイスコイルモータ6のコイルが発生する磁束は外部に漏洩し、その一部は荷電粒子線の鏡筒内に入り込むので、この漏洩磁束が変化すると、荷電粒子線光学系の特性が変化し、露光特性に悪影響を与えるという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、AVISを使用した場合でも、そのボイスコイルに流れる電流の変化によって露光特性が変化しにくい荷電粒子線露光装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための第1の手段は、ボイスコイルモータを介して支持された荷電粒子線露光装置であって、前記ボイスコイルモータの近傍に、前記ボイスコイルモータが発生する漏れ磁束をキャンセルするような磁束を発生する補正用コイルが設けられていることを特徴とする荷電粒子線露光装置(請求項1)である。
本手段においては、ボイスコイルモータの近傍に、ボイスコイルモータが発生する漏れ磁束をキャンセルするような磁束を発生する補正用コイルが設けられているので、ボイスコイルモータが発生する漏れ磁束が変化しても、それがキャンセルされて、荷電粒子線の鏡筒内での磁束の変化は小さく抑えられるようになる。よって、AVISを使用した場合でも、ボイスコイルモータに流れる電流の変化によって露光特性が変化しにくい荷電粒子線露光装置とすることができる。
前記課題を解決するための第2の手段は、前記第1の手段であって、前記補正用コイルに流す電流値を、前記ボイスコイルモータに流す電流値に関連させて制御する制御装置を有することを特徴とするもの(請求項2)である。
ボイスコイルモータからの漏洩磁束の大きさは、ボイスコイルモータに流す電流の大きさに比例すると考えられる。よって、本手段においては、制御装置により、補正用コイルに流す電流値を、ボイスコイルモータに流す電流値に関連させて制御するようにしている。よって、特別の漏洩磁束センサを設けることなく、漏洩磁束の変化をキャンセルすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、AVISを使用した場合でも、そのボイスコイルに流れる電流の変化によって露光特性が変化しにくい荷電粒子線露光装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態の例について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態の1例である荷電粒子線露光装置の設置状況の概要を示す図である。照明光学系真空容器1内には照明光学系が、レチクルステージ真空容器2内にはレチクルステージが、投影光学系真空容器3内には投影光学系が、ウエハステージ真空容器4内にはウエハステージが、それぞれ収納されている。照明光学系真空容器1、レチクルステージ真空容器2、投影光学系真空容器3、ウエハステージ真空容器4は互いに結合され、支持台5によって支持されている。
支持台5の下部にはボイスコイルモータ6が設けられており、このボイスコイルモータ6は防震台7によって支えられて基礎GL上に設置されている。ボイスコイルモータ6は、レチクルステージ内でのレチクルの動き、ウエハステージ内でのウエハの動き等によって支持台5に発生する偏荷重により支持台5が傾いたり、微小な振動が発生した場合に、支持台5を一定の姿勢に保つためのもので、支持台5の姿勢センサ(図示せず)によって支持台5の姿勢を検出し、図示しない制御装置によって、それが一定に保たれるように、各ボイスコイルモータ6に流す電流が操作されている。すなわち、支持台5の姿勢はAVISによって制御されている。なお、図1ではボイスコイルモータ6、防震台7は2つ図示しているが、実際には3点支持とするため3個設けられている。
以上の構成は、図4に示す従来の荷電粒子線露光装置と同じであるが、本実施の形態においては、支持台8の上に補正用コイル9が設けられている。この補正用コイル9は、ボイスコイルモータ6のボイスコイルが発生する漏洩磁束を打ち消すためのものである。
すなわち、ボイスコイルモータ6のボイスコイルに流れる電流値を検出し、それに相当する電流(通常はそれに比例する電流値)を補正用コイル9に流すことにより、ボイスコイルモータ6のボイスコイルが発生する漏洩磁束を打ち消すようにしている。実際には、各ボイスコイルモータ6のボイスコイルに流す電流を変化させた場合の鏡筒内での磁束の変化を測定し、その変化が0に近くなるような、補正用コイル9に流す電流値を決定する。そして、荷電粒子線露光装置の使用中には、このようにして求めた電流値を、各ボイスコイルモータ6のボイスコイルの電流値に合わせて、補正用コイル9に流すようにする。
図2に、本発明の実施の形態の1例である荷電粒子線露光装置を上方から見た概要図を示す。但し、図1、図2とも概念図であるので、図1と図2の形状、寸法は異なっているが、本発明に関係する技術的事項は、両者に共通である。なお、図2に示された構成要素のうち、図1に示された構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付している。
照明光学系真空容器1とレチクルステージ真空容器2を含む荷電粒子線露光装置用の真空チャンバは、図2に示すように支持台5によって支持されているが、支持台5の底部5bは、その頂部5aに比して広くなっており、そのうち3箇所が特に張り出した構造をしている。そして、この張り出した部分が、それぞれボイスコイルモータ6によって支えられ、3点支持構造となっている。補正用コイル9は、それぞれ対応するボイスコイルモータ6の近傍に設けられているが、鏡筒内への漏洩磁束を効率的に打ち消すために、ボイスコイルモータ6と鏡筒の間に設置されている。もちろん、補正用コイル9はボイスコイルモータ6の近傍に設ければ、必ずしもボイスコイルモータ6と鏡筒の間に設置する必要はない。
本発明の実施の形態の1例である荷電粒子線露光装置の設置状況の概要を示す図である。 本発明の実施の形態の1例である荷電粒子線露光装置を上方から見た概要図である。 電子線露光装置の概要を示す図である。 電子線露光装置の設置状況の概要を示す図である。
符号の説明
1…照明光学系真空容器、2…レチクルステージ真空容器、3…投影光学系真空容器、4…ウエハステージ真空容器、5…支持台、6…ボイスコイルモータ、7…防震台、8…支持台、9…補正用コイル

Claims (2)

  1. ボイスコイルモータを介して支持された荷電粒子線露光装置であって、前記ボイスコイルモータの近傍に、前記ボイスコイルモータが発生する漏れ磁束をキャンセルするような磁束を発生する補正用コイルが設けられていることを特徴とする荷電粒子線露光装置。
  2. 前記補正用コイルに流す電流値を、前記ボイスコイルに流す電流値に関連させて制御する制御装置を有することを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線露光装置。
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