JP2003173755A - アクティブ磁場キャンセラーを備える荷電粒子線装置 - Google Patents

アクティブ磁場キャンセラーを備える荷電粒子線装置

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JP2003173755A JP2001372314A JP2001372314A JP2003173755A JP 2003173755 A JP2003173755 A JP 2003173755A JP 2001372314 A JP2001372314 A JP 2001372314A JP 2001372314 A JP2001372314 A JP 2001372314A JP 2003173755 A JP2003173755 A JP 2003173755A
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一 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外乱磁場の打ち消しをより的確に行えるよう
改良を加えたアクティブ磁場キャンセラーを備える荷電
粒子線装置を提供する。 【解決手段】 電子線装置の鏡筒本体50及び基台51
の周囲には、XYZ3軸のキャンセルコイル31が配置
されている。キャンセルコイル31内において、鏡筒本
体50の外側には、センサ41及び補正コイル42を有
するセンサユニット40が配置されている。キャンセル
コイル31及びセンサユニット40は、AMC本体部3
0に接続されている。AMC本体部30は、ガウスメー
ター33や演算・メモリー部35、電源部34等で構成
されている。センサユニット40のセンサ41が感知し
た外乱磁場発生源と関連付けてAMC本体部30がキャ
ンセルコイル31に給電し、外乱磁場をキャンセルする
逆磁場を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
リソグラフィーに用いる露光装置等の荷電粒子線装置に
関する。特には、外乱磁場の打ち消しをより的確に行え
るよう改良を加えたアクティブ磁場キャンセラーを備え
る荷電粒子線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子線露光装置や走査型電子顕微鏡等
は、荷電粒子線束(電子ビーム等)を集光・偏向するた
めのレンズ・偏向器や、被照射体(レチクルやウェハ
等)が載置されるステージの駆動機構やウェハローダ
ー、真空ポンプ等の周辺機器を含んでいる。これら周辺
機器は作動時に外乱磁場を不規則に発生させる。この外
乱磁場の発生によって装置の環境磁場が変化し、荷電粒
子線に悪影響が及ぶのを防ぐため、従来よりアクティブ
磁場キャンセラーが用いられている。アクティブ磁場キ
ャンセラーは、装置の周囲を取り囲むヘルムホルツコイ
ルや、装置の周囲の磁場を測定するガウスメーター等を
備えている。アクティブ磁場キャンセラーは、ガウスメ
ーターの測定値に基づきコイルへの給電をコントロール
し、外乱磁場を打ち消す逆磁場を発生させる。
【0003】前述の環境磁場は、被照射体が載置される
ステージ付近の空間において極力ゼロであることが望ま
しい。そのため、磁場を検知するためのセンサは、ステ
ージのすぐ近くに設置するのが望ましい。ところが、ス
テージ付近に配置されるレンズや偏向器からは巨大な磁
場が発生すること、あるいは、ガウスメーターの小型化
には限界があること等の理由から、本来外乱磁場をキャ
ンセルしたい空間(ターゲット空間)にセンサを設置す
るのが困難であった。そこで、センサの設置空間とター
ゲット空間との磁場の偏差を補正する手段が用いられて
いる。そのような手段の一例として、センサの周囲に小
型の補正コイルを巻き、この補正コイルから偏差をキャ
ンセルする補正磁場を発生させる方式が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のような補正コイ
ルを用いる方式では、外乱磁場の発生源が特定できると
ともに、センサの設置空間における磁場とターゲット空
間における磁場とがそれぞれ1対1に対応している場合
には、原理的に偏差の補正が可能である。ところが、外
乱磁場の発生源(ステージ駆動機構等)が移動するよう
な場合や、複数の外乱源が順次稼動するような系の場合
(例えばウェハローダー機構等)は、センサの設置空間
の磁場とターゲット空間の磁場とが1対1に対応すると
は限らないので、外乱磁場のキャンセルを正確に行うこ
とができないという課題があった。
【0005】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たものであって、外乱磁場の打ち消しをより的確に行え
るよう改良を加えたアクティブ磁場キャンセラーを備え
る荷電粒子線装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、本発明の荷電粒子線装置は、荷電粒子線を被照射体
に当てる荷電粒子線光学系と、 該荷電粒子線の通過す
る軌道に作用する外乱磁場を打ち消すアクティブ磁場キ
ャンセラーと、 外乱磁場を不規則に発生させる周辺機
器と、 を備える荷電粒子線装置であって、 前記アク
ティブ磁場キャンセラーが、 前記外乱磁場を打ち消す
逆磁場を発生させるキャンセルコイルと、 前記荷電粒
子線光学系の外側部分における磁場を検知するセンサ
と、 該センサの信号を入力されて前記キャンセルコイ
ルへの給電を制御する制御部と、前記軌道における外乱
磁場と前記センサの検知磁場との偏差を前記周辺機器の
動作に関連付けて記憶しておき、該周辺機器の現在の動
作から前記偏差を計測又は予測して修正する修正機構
と、 を有することを特徴とする。
【0007】前述のように、荷電粒子線軌道内の空間
や、被照射体のすぐ近くの空間(ターゲット空間)にセ
ンサを設置することは極めて困難なため、前記偏差が不
可避的に生じるが、この偏差に最も影響を与えるのが周
辺機器の動作状況である。そこで、前記偏差を前記周辺
機器の動作状況(動作パターン)に対応させて事前に把
握しておき、その偏差を修正して前記センサで磁場を検
知するか、前記キャンセルコイルへの給電を制御してや
れば、前記ターゲット空間における外乱磁場のキャンセ
ルをより完全に行うことができる。
【0008】ここで、前記偏差を把握する一つの方法
は、実際に荷電粒子線装置のビームを照射し、その実際
のビーム位置を測定して正規のビーム位置との差(振
動)を確認しつつ、ビームの位置が最適となるような修
正のパラメーターを得るものである。ビームの振動を確
認する際には、例えば後述するナイフエッジ上でビーム
をスキャンする等の方法がある。
【0009】本発明の荷電粒子線装置においては、前記
修正機構が、前記センサの周囲に配置された補正コイル
を含むものとすることができる。この場合、修正機構を
シンプルに構成することができる利点がある。
【0010】また、本発明の荷電粒子線装置において
は、前記センサ及び前記補正コイルを含むセンサユニッ
トが複数の異なる部位に配置されており、前記周辺機器
の作動に応じて前記複数のセンサユニットのうちの適当
なものを選択して磁場検知することが好ましい。この場
合、外乱源となる周辺機器が複数ある場合に、現実に作
動する機器に応じて用いるセンサを変えることができる
ので、各周辺機器の位置や特性に応じた正確な磁場の検
知が可能となる。
【0011】さらに、本発明の荷電粒子線装置において
は、前記荷電粒子線の照射位置(ビーム位置)を計測す
るビーム位置計測手段をさらに備え、 該ビーム位置計
測手段により計測した実際のビーム位置と正規のビーム
位置の差から、前記軌道における外乱磁場を推定して前
記偏差を求めることが好ましい。また、前記荷電粒子線
装置の立ち上げ当初に、前記周辺機器を各々駆動させな
がら前記ビーム位置計測手段により各々の駆動状態にお
ける前記偏差を把握し、前記修正機構又は補正コイルの
作動条件(パラメータ)及び使用センサの最適化を自動
的に行うことが好ましい。この場合、最終的な制御目標
であるビーム位置を正規の位置に合わせるように、修正
機構を自動的に合わせ込むことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ説明す
る。まず、図2を参照しつつ、荷電粒子線装置の一例で
ある電子線露光装置の全体構成と結像関係の概要につい
て説明する。図2は、分割転写方式の電子線露光装置の
構成例を模式的に示す図である。光学系の最上流に配置
されている電子銃1は、下方に向けて電子線を放射す
る。電子銃1の下方には、コンデンサレンズ2及び照明
レンズ3が備えられており、電子線は、これらのレンズ
2、3を通って、レチクル10を照明する。
【0013】これらのレンズ2、3を主な構成要素とす
る照明光学系中には、図示されていないが、照明ビーム
成形開口やブランキング偏向器、ブランキング開口、照
明ビーム偏向器等が配置されている。照明光学系におい
て成形された照明ビームIBは、レチクル10上で順次
走査され、照明光学系の視野内にあるレチクル10の各
サブフィールドの照明を行う。
【0014】レチクル10は多数のサブフィールドを有
し、移動可能なレチクルステージ11に載置されてい
る。レチクルステージ11を光軸垂直面内で移動させる
ことにより、照明光学系の視野よりも広い範囲に広がる
レチクル上の各サブフィールドを照明する。
【0015】レチクル10の下方には第1投影レンズ1
5、第2投影レンズ19、及び、収差補正や像位置調整
に用いられる偏向器16(16−1〜16−6)が設け
られている。レチクル10の一つのサブフィールドを通
過した電子線は、投影レンズ15、19、偏向器16に
よってウェハ(感応基板)23上の所定の位置に結像さ
れる。ウェハ23上には適当なレジストが塗布されてお
り、レジスト上に電子線のドーズが与えられ、レチクル
10上のパターンが縮小(一例で1/4)されてウェハ
23上に転写される。
【0016】レチクル10とウェハ23の間を縮小率比
で内分する点にクロスオーバーC.O.が形成され、同
クロスオーバー位置にはコントラスト開口18が設けら
れている。同開口18は、レチクル10の非パターン部
で散乱された電子線がウェハ23に達しないように遮断
する。
【0017】ウェハ23は、静電チャックを介してXY
方向に移動可能なウェハステージ24上に載置されてい
る。レチクルステージ11とウェハステージ24とを互
いに逆方向に同期走査することにより、投影光学系の視
野を越えて広がるデバイスパターンの各部を順次露光す
ることができる。
【0018】次に、電子線束(ビーム)の位置(振動)
を計測する手段の一例について説明する。図3は、電子
線露光装置におけるビーム位置計測手段(ナイフエッジ
式)の構成例を模式的に示す図である。図3の上部に
は、照明ビームIB及びレチクル12が示されている。
照明ビームIBは、前述の電子銃1(図2参照)から発
せられ、照明光学系で成形されたものである。レチクル
12には、矩形開口13が形成されている。レチクル1
2の矩形開口13を通過した照明ビームIBは、直線状
のエッジをもつ矩形ビームEBとなる。
【0019】レチクル12の下方には、前述の2段の投
影レンズ15、19が配置されており、これら投影レン
ズ15、19の間には、コントラスト開口18が配置さ
れている。レチクル12の矩形開口13で成形された矩
形ビームEBは、上段の投影レンズ15によって収束さ
れ、コントラスト開口18にクロスオーバーを形成す
る。コントラスト開口18は、レチクル12を散乱を受
けつつ透過したビームをカットする。
【0020】下段の投影レンズ19の下方には、ウェハ
ステージ24が配置されている。このステージ24上に
は、ナイフエッジ状基準マーク20が配置されている。
ナイフエッジ状基準マーク20は、一例で厚さ約2μm
のSi薄膜から形成されている。なお、ウェハステージ
24には、通常の転写露光時にウェハを載置するチャッ
ク(図示されず)も配置されている。
【0021】このようなレチクル12・ナイフエッジ状
基準マーク20を用いてビーム位置を計測する場合は、
下段の投影レンズ19を通過した矩形ビームEBをナイ
フエッジ状基準マーク20上でスキャン(図3の矢印方
向)する。そして、スキャン波形から矩形ビームEBの
ナイフエッジ状基準マーク20に対する相対位置を求め
る。ウェハステージ24の位置は、干渉計(図示され
ず)を用いて正確に知ることができるので、前記相対位
置からビームの絶対位置を計測できる。そして、実際の
ビーム位置とビームの絶対位置の差(振動)から、ビー
ムの位置が最適となるような修正のパラメータを得る。
【0022】次に、図1を参照して、本発明に係るアク
ティブ磁場キャンセラーを備える電子線装置について説
明する。図1は、本発明に係るアクティブ磁場キャンセ
ラーを備える電子線露光装置を模式的に示す図である。
図1の中央部には、電子線装置の鏡筒50を模式的に示
す。この鏡筒本体50内には、図2を用いて前述した照
明光学系や投影光学系等が内蔵されている。鏡筒本体5
0は、基台51上に置かれている。基台51には、モー
ター52(例えばウェハ交換用ローダーを駆動するモー
ター等)が搭載されている。鏡筒本体50及び基台51
内には、磁場を減衰させたいターゲット空間S(レチク
ルステージから投影光学系を経てウェハステージに至る
軌道)が存在する。
【0023】鏡筒本体50及び基台51の周囲には、X
YZ3軸のキャンセルコイル31が配置されている。こ
のキャンセルコイル31には、電源部34が接続されて
いる。
【0024】キャンセルコイル31内において、鏡筒本
体50の外側には、センサ41及び補正コイル42を有
するセンサユニット40が配置されている。補正コイル
42は、センサ41の周囲に配置されており、センサユ
ニット40の構成がシンプルになっている。図1におい
ては、センサユニット40は2つのみ図示されている
が、鏡筒本体50内や基台51上の各周辺機器に対応し
て設置することもできる。センサ41は、例えば、直交
フラックスゲートの磁界検出方式センサであって、検出
可能磁界は0〜±200μTのものを用いることができ
る。補正コイル42の具体的な仕様は、例えば、発生磁
界が約0.3μT/1mA、抵抗が3Ω程度のものを用
いることができる。
【0025】キャンセルコイル31及びセンサユニット
40は、AMC(Active Magnetics Canceller)本体
部(コントローラー)30に接続されている。AMC本
体部30は、ガウスメーター33や演算・メモリー部3
5、電源部34等で構成されている。ガウスメーター3
3は、コイルの3軸信号を同時に出力することができ、
検出範囲は一例で0〜0〜±200μT、分解能は一例
で10nT等である。演算・メモリー部35は、後述す
る各周辺機器の動作パターンを演算・記憶したり、ガウ
スメーター33の測定した外乱磁界に基づき、キャンセ
ルコイル31及びセンサユニット40の補正コイル42
への給電値をコントロールする。
【0026】次に、本発明の作用について説明する。ま
ず、装置立ち上げ時に、図3を用いて前述したナイフエ
ッジスキャン等でビームの振動を確認しつつ、ステージ
(前述の図2のレチクルステージ11やウェハステージ
24)や、図示せぬローダーを動作するモーター(図1
の符号52)等を各々駆動させ、各々の駆動状態におい
てビームの位置が最適となるような修正のパラメーター
(各周辺機器の動作パターンに対応した定数)を算出す
る。修正のパラメーターは、センサユニット40の補正
コイル42に供給する電流を変化させながら、ビームの
振動が最小となるように合わせ込んで求める。算出され
た修正のパラメーターは、AMC本体部30の演算・メ
モリー部35で記憶される。
【0027】この後、実際に露光を行う際には、露光装
置のシーケンサーから、“どの周辺機器が現在と同じ状
態にあるか”の情報をAMC本体部30に対して発信す
る。そして、この情報に基づき、AMC本体部30の演
算・メモリー部35は、記憶されている修正のパラメー
ターにしたがってセンサユニット42の補正コイル42
へ給電し、ビーム位置を正規のビーム位置に自動的に合
わせ込む。
【0028】外乱磁場のキャンセル動作は、センサユニ
ット40のセンサ41が感知した外乱磁場発生源と関連
付けてAMC本体部30がキャンセルコイル31に給電
し、外乱磁場をキャンセルする逆磁場を発生させる。こ
の際、必要に応じて、複数のセンサユニットのうち、よ
り効果の高い位置に設置されたセンサを選択することも
行う。このようにして、ターゲット空間Sにおける外乱
磁場のキャンセルをより完全に行うことができる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ターゲット空間における外乱磁場を的確に打
ち消すことができるとの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアクティブ磁場キャンセラーを備
える電子線露光装置を模式的に示す図である。
【図2】分割転写方式の電子線露光装置の構成例を模式
的に示す図である。
【図3】電子線露光装置におけるビーム位置計測手段
(ナイフエッジ式)の構成例を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 電子銃 2 コンデ
ンサレンズ 3 照明レンズ 10、12
レチクル 11 レチクルステージ 13 矩形
開口 15 第1投影レンズ 16 偏向
器 18 コントラスト開口 19 第2
投影レンズ 20 ナイフエッジ状基準マーク 23 ウェ
ハ(感応基板) 24 ウェハステージ 30 AMC本体部 31 キャ
ンセルコイル 33 ガウスメーター 34 電源
部 35 演算・メモリー部 40 セン
サユニット 41 センサ 42 補正
コイル 50 鏡筒 51 基台 52 モーター IB 照明ビーム EB 矩形
ビーム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電粒子線を被照射体に当てる荷電粒子
    線光学系と、 該荷電粒子線の通過する軌道に作用する外乱磁場を打ち
    消すアクティブ磁場キャンセラーと、 外乱磁場を不規則に発生させる周辺機器と、 を備える荷電粒子線装置であって、 前記アクティブ磁場キャンセラーが、 前記外乱磁場を打ち消す逆磁場を発生させるキャンセル
    コイルと、 前記荷電粒子線光学系の外側部分における磁場を検知す
    るセンサと、 該センサの信号を入力されて前記キャンセルコイルへの
    給電を制御する制御部と、 前記軌道における外乱磁場と前記センサの検知磁場との
    偏差を前記周辺機器の動作に関連付けて記憶しておき、
    該周辺機器の現在の動作から前記偏差を計測又は予測し
    て該偏差を修正する修正機構と、 を有することを特徴とする荷電粒子線装置。
  2. 【請求項2】 前記修正機構が、前記センサの周囲に配
    置された補正コイルを含むことを特徴とする請求項1記
    載の荷電粒子線装置。
  3. 【請求項3】 前記センサ及び前記補正コイルを含むセ
    ンサユニットが複数の異なる部位に配置されており、前
    記周辺機器の作動に応じて前記複数のセンサユニットの
    うちの適当なものを選択して磁場検知することを特徴と
    する請求項2記載の荷電粒子線装置。
  4. 【請求項4】 前記荷電粒子線の照射位置(ビーム位
    置)を計測するビーム位置計測手段をさらに備え、 該ビーム位置計測手段により計測した実際のビーム位置
    と正規のビーム位置の差から、前記軌道における外乱磁
    場を推定して前記偏差を求めることを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の荷電粒子線装置。
  5. 【請求項5】 前記荷電粒子線装置の立ち上げ当初に、
    前記周辺機器を各々駆動させながら前記ビーム位置計測
    手段により各々の駆動状態における前記偏差を把握し、
    前記修正機構又は補正コイルの作動条件(パラメータ)
    及び使用センサの最適化を自動的に行うことを特徴とす
    る請求項4記載の荷電粒子線装置。
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