JP2005222485A - 交通標識識別装置および交通標識識別方法 - Google Patents

交通標識識別装置および交通標識識別方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005222485A
JP2005222485A JP2004032436A JP2004032436A JP2005222485A JP 2005222485 A JP2005222485 A JP 2005222485A JP 2004032436 A JP2004032436 A JP 2004032436A JP 2004032436 A JP2004032436 A JP 2004032436A JP 2005222485 A JP2005222485 A JP 2005222485A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traffic sign
information
country
sign
traffic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004032436A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4482794B2 (ja
Inventor
Hiroshi Amano
浩 天野
Takumi Arie
巧 有江
Yuichi Ando
裕一 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004032436A priority Critical patent/JP4482794B2/ja
Publication of JP2005222485A publication Critical patent/JP2005222485A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4482794B2 publication Critical patent/JP4482794B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 国外で車両を運転する場合等に、交通標識を理解できる交通標識識別装置を低コストで提供する。
【解決手段】 交通標識識別装置1は映像入力装置2と演算処理装置3と映像出力装置4とを備える。映像入力装置2は車両の前方を撮影して映像情報を取得する。演算処理装置3は映像情報から交通標識を抽出し、標識データベースと照合して標識の種別を識別し、予め指定された国の交通標識の画像に変換する。映像出力装置4は演算処理装置3で変換処理された交通標識の画像を表示する。これにより、既存の交通標識を利用して、交通標識の意味を利用者が理解できる形態で出力することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、交通標識を撮影して識別する交通標識識別装置および交通標識識別方法に関する。詳しくは、車両の前方を撮影して取得した映像情報から交通標識を抽出し、所望の国の交通標識に変換することで、容易に交通標識を理解できるようにしたものである。
近年では、国際化に加えレンタカーの普及等もあり、海外で運転する機会も増えてきている。しかし、従来より交通標識は国ごとに定められており、その表記は国ごとに異なっているものが多い。近年になり、国際連合による交通標識等、徐々に共通化されているものの、ローカルな言語で書かれている標識も多く使用されており、国外で運転する場合には運転手はその違いを十分に理解して運転する必要がある。
図8および図9は国ごとの標識の違いを示す説明図である。図8は「二輪車以外の自動車通行止め」を示す標識で、図8(a)は英国の標識、図8(b)は日本の標識である。
英国の標識では、自動車のマークが赤丸で囲まれている。一方、日本の標識では、自動車のマークが赤丸で囲まれているところまでは同じであるが、更に赤丸の中に斜線が加えられており、見る人によっては逆の意味に取られる可能性もある。
図9は「追い越し禁止」を示す標識で、図9(a)は英国の標識、図9(b)は米国の標識、図9(c)は日本の標識である。図9に示すように、追い越し禁止の標識は国ごとに全く異なっていた。
このように、国ごとに異なる交通標識を運転者に認識させるため、交通標識を電子化された情報として配信し、車両内で表示出力する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−242887号公報
しかし、交通標識を電子化された情報として配信するためには、道路側に配信システムが必要であり、既存の交通標識は利用できないことから、非常にコストが掛かるという問題がある。また、このような配信システムを持たない国では使用できないことから、実用性が乏しいという問題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、既存の交通標識を利用可能な交通標識識別装置および交通標識識別方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係る交通標識識別装置は、車両の前方を撮影して映像情報を取得する撮影手段と、映像情報から交通標識を抽出し、標識情報を格納したデータベースと照合して標識の種別を識別する識別手段と、映像情報から抽出した交通標識を、識別手段で識別した種別および予め指定された国情報で特定される交通標識認識情報にデータベースを照合して変換する変換手段と、変換手段で変換された交通標識認識情報を出力する出力手段とを備えたものである。
本発明に係る交通標識識別装置では、車両の前方を撮影して映像情報を取得し、この映像情報から交通標識を抽出する。この交通標識の種別を識別し、交通標識の種別および予め指定された国情報で特定される交通標識認識情報に変換して出力する。
また、本発明に係る交通標識識別方法は、車両の前方を撮影して映像情報を取得し、映像情報から交通標識を抽出して標識の種別を識別し、映像情報から抽出した交通標識を、この交通標識の種別および予め指定された国情報で特定される交通標識認識情報に変換して出力する。
本発明に係る交通標識識別方法では、車両の前方を撮影して映像情報を取得すると、映像情報から抽出した交通標識から、予め指定された国情報で特定される交通標識認識情報が出力される。
本発明によれば、車両の前方を撮影して取得した映像情報から交通標識を抽出して標識の種別を識別し、交通標識の種別および予め指定された国情報で特定される交通標識認識情報に変換して出力するので、運転者は国外で運転する場合等でも容易に標識を理解できる。これにより、標識の意味を間違えて理解することがなく、安全に車両を運転できる。例えば、言語に依存する標識の意味を容易に理解できる。
また、車両の前方にある交通標識をリアルタイムで運転者が理解できる形態に変換するので、運転中に標識の意味を調べる必要がなく、安全に車両を運転できる。
更に、道路側の設備は交通標識という既存の設備をそのまま利用できるので、低コストで実現できる。
以下、図面を参照して本発明の交通標識識別装置および交通標識識別方法の実施の形態について説明する。図1は本実施の形態の交通標識識別装置の構成例を示すブロック図である。
本実施の形態の交通標識識別装置1は自動車等の車両に搭載され、交通標識を含む映像情報を取得する映像入力装置2と、映像入力装置2で取得した映像情報を処理する演算処理装置3と、演算処理装置3で処理した結果を出力する映像出力装置4および音声出力装置5等を備える。
映像入力装置2は撮影手段を構成する例えばCCD(charge coupled device)カメラで、車両の前方を撮影できる位置に設置され、交通標識を含む映像情報を取得する。
演算処理装置3はCPU(central processing unit)、メモリおよび周辺機器とのインタフェース等により構成され、映像入力装置2で取得した映像情報の処理およびシステムの制御等を、予め定められたプログラムにより行う。
演算処理装置3のメモリとしては、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)と、例えば電池によりバックアップされたSRAM(staticRAM)、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等を備える。
演算処理装置3は、プログラムにより実行される処理として、画像認識部3a、DB(データベース)照合部3b、変換処理部3cおよび出力処理部3dを備え、映像入力装置2で取得した映像情報の処理を行う。
画像認識部3aは、映像入力装置2で取得した映像情報に対して画像認識処理を行い、交通標識を抽出する。DB照合部3bは、画像認識部3aで抽出した交通標識を、記憶装置6あるいは外部記憶装置7等に格納された後述するデータベースと照合して識別する。
変換処理部3cは、画像認識部3aで抽出した交通標識を、DB照合部3bでの識別結果に基づいて、車両の運転者等のユーザにより指定された国の標識情報に変換する。出力処理部3dは変換処理部3cで変換された標識情報を映像出力装置4、更には音声出力装置5から出力する。
映像出力装置4は例えば液晶ディスプレイ等のフラットパネルディスプレイであり、演算処理装置3で解析した標識情報を映像で出力する。音声出力装置5は例えばスピーカであり、演算処理装置3で解析した標識情報を音声で出力する。
ここで、演算処理装置3の画像認識部3aおよびDB照合部3bは識別手段を構成する。また、DB照合部3bと変換処理部3cは変換手段を構成する。更に、出力処理部3dと、映像出力装置4および音声出力装置5は出力手段を構成する。
記憶装置6は例えばCD−ROMおよびDVD−ROM等の光ディスク装置や、ハードディスク装置等の磁気記録装置で構成され、標識データベースを格納する標識情報格納部6aと、ユーザの設定情報を格納する設定情報格納部6b等を備える。また、記憶装置6には地図データや音楽/映像コンテンツ等のデータを記憶する。
なお、記憶装置6がハードディスク装置のように書き換え可能な磁気記録装置である場合は、標識情報格納部6aと設定情報格納部6bを記憶装置6に備える。これに対して、記憶装置6がDVD−ROM等の書き換えができない光ディスク装置である場合は、標識情報格納部6aを記憶装置6に備えるとともに、設定情報格納部6bを例えば演算処理装置3の図示しない不揮発性メモリに備える。
外部記憶装置7は必要に応じて交通標識識別装置1に接続される記憶装置で、光ディスク装置や磁気記録装置等で構成され、標識データベースを格納する標識情報格納部7aと、ユーザの設定情報を格納する設定情報格納部7b等を備える。また、外部記憶装置7には地図データや音楽/映像コンテンツ等のデータを記憶する。
なお、外部記憶装置7がハードディスク装置のように書き換え可能な磁気記録装置である場合は、標識情報格納部7aと設定情報格納部7bを外部記憶装置7に備える。これに対して、外部記憶装置7がDVD−ROM等の書き換えができない光ディスク装置である場合は、標識情報格納部7aを外部記憶装置7に備えるとともに、設定情報格納部7bを例えば演算処理装置3の図示しない不揮発性メモリに備える。
更に、標識情報格納部と設定情報格納部は記憶装置6と外部記憶装置7のどちらか一方に備えられていても良いし、記憶装置6と外部記憶装置7に分割して備えられていても良い。
なお、外部記憶装置7はメモリスティック(R)等の着脱自在な記憶メディアでも良く、記憶装置6の標識情報格納部6aに格納する標識データベースを、外部記憶装置7から後で取得しても良い。
交通標識識別装置1は更にユーザ入力装置8と通信装置9と位置検出装置10を備える。ユーザ入力装置8は例えばスイッチやリモコン(リモートコントローラ)、映像出力装置4に設けられるタッチパネル等で構成され、ユーザの操作を受けて演算処理装置3へ伝達する。
通信装置9は例えばUSB(universal serial bus)等の有線通信装置や、携帯電話、Bluetooth等の無線通信装置であり、他の機器や、LAN(local area network)、WAN(wide area network)等のネットワークと交通標識識別装置1を接続する。
なお、記憶装置6の標識情報格納部6a等に格納する標識データベースを、通信装置9から後で取得しても良い。
位置検出装置10は位置検出手段を構成し、例えばGPS(global positioning system)を使用して車両がどの国にいるか等を検出する。位置検出装置10で検出された車両の位置情報は、記憶装置6等の標識データベースの検索範囲を限定する際や、通信装置9でネットワークから特定の国のデータベース情報を取得する際に利用される。
図2および図3は標識データベースの一例を示す構成図である。標識データベースは図1で説明した記憶装置6の標識情報格納部6aあるいは外部記憶装置7の標識情報格納部7a等に格納される。
図2に示す標識データベース11は、各国の交通標識を関連付けたデータベースで、交通標識の画像パターン12と、各交通標識固有のID13と、標識の種別コード14と、標識がどの国で使用されるか特定する国名情報15とを含む。ここで、同じ意味を持つ交通標識では、同じ種別コード14が付される。
標識データベース11は、図1に示す演算処理装置3で画像認識によって交通標識を特定する処理で使用される。また、標識データベース11の種別コード14と国名情報15は、画像認識で取得した交通標識がユーザにより指定された国ではどの標識に該当するのか検索する処理で使用される。
例えば、画像パターン12aは英国における追い越し禁止の交通標識を示し、画像パターン12bは米国における追い越し禁止の交通標識を示し、画像パターン12cは日本における追い越し禁止の交通標識を示す。
同じ意味を持つ交通標識では同じ種別コード14が付されるので、例えば英国の交通標識から日本あるいは米国の交通標識を検索することができる。
図3に示す標識データベース16は、各交通標識の意味を示す文言を各国の言語で対応付けたデータベースで、図2で説明した標識の種別コード14と、交通標識の意味を示す各国の言語での文言情報17を含む。
標識データベース16は、画像認識で取得した交通標識がユーザにより指定された言語ではどのような文言に相当するのか検索する処理で使用される。
すなわち、図2で説明した標識データベース11を検索して取得した交通標識の種別コード14から、ユーザが指定した言語で標識の意味を示す文言を取得することができる。
図4は本実施の形態の交通標識識別装置における国情報設定画面の一例を示す説明図で、まず、交通標識識別装置1の初期設定動作について説明する。
交通標識識別装置1では、映像入力装置2で取得した映像情報から抽出した交通標識を、予め指定された国の標識に変換して出力すると共に、この標識の意味を、予め指定された言語で出力する。
設定画面21は国情報として変換先の国名および言語を運転者等のユーザに指定させるための画面で、例えば初期設定時に図1に示す演算処理装置3により映像出力装置4に表示出力される。設定画面21は言語を選択する言語選択ボタン21aと、国名を選択する国名選択ボタン21bを備える。
図4では設定画面21において言語を選択する画面を図示しており、言語選択ボタン21aにスクロールボタン21cが追加表示される。ユーザ入力装置8が例えばタッチパネルであれば、このスクロールボタン21cの表示を押すことで、言語選択ボタン21aに表示される言語が切り替わる。
また、ユーザ入力装置8がリモートコントローラであれば、スクロールボタンに該当するボタン、あるいはジョイスティック等を操作することで、言語選択ボタン21aに表示される言語が切り替わる。
なお、図示しないが国名を選択する画面では、国名選択ボタン21bにスクロールボタンが追加表示される。このスクロールボタンを操作することで、国名選択ボタン21bに表示される国名が切り替わる。
ユーザはこの設定画面21の表示に従いユーザ入力装置8を操作して、変換先の言語および国名を指定する。指定された言語および国名は、記憶装置6の設定情報格納部6bあるいは外部記憶装置7の設定情報格納部7b等に設定情報として保存される。
図5は本実施の形態の交通標識識別装置の動作例を示すフローチャートであり、以下に本実施の形態の交通標識識別方法の一例を、交通標識識別装置1の動作として説明する。
まず、映像入力装置2で車両の前方の映像情報を取得する(ステップSA1)。演算処理装置3は、映像入力装置2で取得した映像情報から画像認識部3aにより交通標識を抽出する(ステップSA2)。なお、映像情報の中から特定の図形や文字等を抽出する技術は画像認識処理で既存の技術であるので、交通標識の抽出も既存の技術を使って行うことができる。
例えば、映像入力装置2で取得した映像情報の中の特定の形、大きさ、色を有する画像パターンを交通標識の候補であると判断する。
演算処理装置3は映像入力装置2で取得した映像情報の中に交通標識が含まれているか判断し(ステップSA3)、交通標識が含まれていない場合は現映像情報に対する処理を終了する。
ステップSA3の判断で、映像入力装置2で取得した映像情報の中に交通標識の画像パターンが含まれている場合は、演算処理装置3は映像情報から抽出した交通標識の画像パターンを記憶装置6の標識情報格納部6aあるいは外部記憶装置7の標識情報格納部7a等に格納された標識データベース11と照合する(ステップSA4)。
すなわち、演算処理装置3は、映像入力装置2で取得した映像情報から抽出した交通標識の画像パターンと、図2で説明した標識データベース11の画像パターン12をDB照合部3bにより照合して、映像情報から抽出した交通標識を識別する。
そして、演算処理装置3は、映像情報から抽出した交通標識の画像パターンと一致する交通標識の種別コードを、標識データベース11の種別コード14から取得する。
また、演算処理装置3は、予めユーザにより指定されている変換先の国名情報を、記憶装置6の設定情報格納部6bあるいは外部記憶装置7の設定情報格納部7b等に格納されているユーザ設定情報から取得する。
更に、演算処理装置3は、映像情報から抽出した交通標識の画像パターンと一致する交通標識と同じ種別コードが付され、かつユーザが指定した国の交通標識を標識データベース11から取得する。
そして、映像情報から抽出した交通標識を、ユーザにより指定された国の同じ意味を持つ交通標識の画像に変換処理部3cで変換する(ステップSA5)。
また、演算処理装置3は、予めユーザにより指定されている変換先の言語情報を、記憶装置6の設定情報格納部6bあるいは外部記憶装置7の設定情報格納部7b等に格納されているユーザ設定情報から取得する。
更に、演算処理装置3は、映像情報から抽出した交通標識と同じ種別コードで、ユーザが指定した言語の文言を標識データベース16から取得する(ステップSA6)。
そして、演算処理装置3はステップSA5で取得した交通標識の画像パターンと、ステップSA6で取得した交通標識の意味を示す文言を、交通標識認識情報として出力処理部3dにより映像出力装置4から表示出力する。更に、交通標識の意味を示す文言を、音声出力装置5から音声出力する(ステップSA7)。
図6は交通標識認識情報の出力例を示す動作説明図で、図6(a)は識別結果を交通標識の画像として表示出力するとともに、意味を示す文言を音声出力した例である。なお、図6ではユーザは米国で車両を運転し、かつユーザは標識の変換先の国名として日本を指定し、言語として日本語を指定したとする。
まず、図1で説明した交通標識識別装置1の具体的な構成例を図6で説明すると、車両である自動車のダッシュボード等、ユーザが目視可能な位置に交通標識識別装置1の映像出力装置(ディスプレイ)4が取り付けられる。
例えば映像出力装置4と一体に設けられている映像入力装置(CCDカメラ)2は、図5のステップSA1で説明した処理で自動車の前方を撮影して映像情報を取得している。
交通標識31を含む映像情報を取得すると、図5のステップSA2で説明した処理で映像情報から交通標識31の画像パターンを抽出し、ステップSA3〜ステップSA6で説明した処理で、米国の交通標識を日本の交通標識に変換すると共に、標識の意味を示す日本語の文言を取得する。
そして、図5のステップSA7で説明した処理で、映像情報から抽出した米国の交通標識の画像32と、米国の交通標識と同じ意味を持つ日本の交通標識の画像33を並列して映像出力装置4に表示出力する。また、日本語の文言34で、交通標識の意味を音声出力装置5から音声出力する。
なお、映像情報から抽出した米国の交通標識の画像32と、米国の交通標識と同じ意味を持つ日本の交通標識の画像33を並列して表示するのは、実際のどの交通標識を識別したか、ユーザに通知するためである。
例えば、映像情報中に複数の交通標識が含まれる場合は、順次識別結果を出力するが、映像情報から抽出した交通標識と、識別結果の交通標識を並列表示することで、複数の交通標識の中のどの交通標識を識別したか、ユーザは理解できる。
なお、映像情報中に複数の交通標識が含まれる場合は、例えば上側に位置する交通標識から順に識別する等の優先順位をつけても良い。
図6(b)は識別結果を意味を示す文言として表示出力した例である。すなわち、図5のステップSA7で説明した処理で、映像情報から抽出した米国の交通標識の画像32と、交通標識の意味を示す日本語の文言35を並列して映像出力装置4に表示出力する。
次に、本実施の形態の交通標識識別装置1の変形例について説明する。第1の変形例として、標識データベースを該当する国に限定することにより、検索処理の高速化、データサイズの少量化を実現する。
すなわち、第1の変形例では、図2および図3で説明した標識データベースに格納される情報を、交通標識識別装置1が使用されるであろう国と、ユーザの国および言語に限定することにより、検索処理の高速化、検索データサイズを減らす。
このため、まず製品出荷時に、記憶装置6の標識情報格納部6a等に、販売国向けの標識データベースを格納する。販売国向けの標識データベースとは、例えば日本国内向けの製品の場合には、図2で説明した標識データベース11内の日本に関する部分だけを抽出したものや、図3で説明した標識データベース16内の種別コード14と日本語の文言情報17を抽出したものである。
そして、ユーザは自分が必要とする国および言語の標識データベースを、フラッシュメモリやメモリスティック等の外部記憶装置7、携帯電話等の通信装置9を利用して記憶装置6の標識データベースと関連付ける。
例えば、ユーザが米国人であれば、外部記憶装置7等を使用して米国の標識データベースを記憶装置6の標識情報格納部6a等の標識データベースに関連付ける。
米国人のユーザが日本で車両を運転する場合、映像情報から交通標識を抽出して識別するためには日本の標識データベースがあれば良く、変換先の標識情報としては米国の標識データベースがあれば良い。
これにより、全世界の標識情報という膨大なデータは不要となり、交通標識識別装置1が使用される国とユーザが必要な国および言語のデータベースだけになるため、記憶装置6の容量を少量化することが可能となる。
また、図4で説明したユーザによる言語および国名設定は不要となり、設定の簡素化が可能となる。更に、全ての国の標識情報から該当する国のものを検索する必要がなくなるため、交通標識を識別する精度が向上する。
第2の変形例は、位置検出装置10を使用して検索処理の高速化を図るものである。すなわち、第2の変形例では、GPS等の位置検出装置10によって現在走行中の国を特定し、検索対象を絞り込むことで検索処理の高速化を図るものである。
このため、交通標識識別装置1は位置検出装置10を使用して位置情報を取得する。この位置情報から、現在走行している国名を決定する。
そして、画像認識によって抽出した交通標識を、図2の標識データベース11の中から特定する際に、位置情報から特定した国名情報で検索対象を予め絞り込んでおくことによって、データの検索処理を高速化できる。
また、全ての国の標識情報から該当する国のものを検索する必要がなくなるため、標識を識別する精度が向上する。
さて、位置情報から車両がどの国を走行しているかを特定する方法はいくつか考えられる。ここでは、その中で2つの例を説明する。
図7は走行している国の特定方法例を示す説明図である。いわゆる島国のように他の国と離れているような国は、図7(a)の第1の方法例に示すように東西南北の端の緯度経度によって国名を判断できる。
例えば、領土41を持つA国では、その国の北端の緯度42、南端の緯度43、東端の経度44および西端の経度45を地図データと比較することによって、国名を特定できる。
ただし、近接している国同士では、この方法で国を判別するのは難しい。GPSの精度によっては国情報を誤ってしまう可能性がある。
このような場合は、図7(b)に示す第2の方法例で国を特定する。第2の方法例は、車両は道路上を走行するという前提が成り立つ場合に、道路にマップマッチング(道路上に推測航法を行い、自車位置を論理的に表示道路上に合わせ込む技術)をした自車位置が、国境地点と比較してどちら側の国にあるかを調べるものである。
図7(b)の例では、自車位置がB国とC国のどちらにあるかを調べている。B国とC国は国境50で接しており、道路51と道路52が国境50において2つの国にまたがっている。道路51における国境は国境地点53で、道路52における国境は国境地点54である。
マップマッチングで自車位置が道路51上にあると判断した場合、例えば自車位置が位置55である場合は、国境地点53と比較してB国とC国のどちらにいるのか判断できる。また、自車位置が位置56である場合は、国境地点53と比較してB国とC国のどちらにいるのか判断できる。
同様に、自車位置が道路52上にあると判断した場合、例えば自車位置が位置57である場合は、国境地点54と比較してB国とC国のどちらにいるのか判断できる。また、自車位置が位置58である場合は、国境地点54と比較してB国とC国のどちらにいるのか判断できる。
第3の変形例は、交通標識の過去の識別結果から車両が走行中の国を特定し、検索処理の高速化を図るものである。すなわち、第3の変形例では、画像認識によって抽出した交通標識から現在走行中の国を特定し、以降の検索対象を絞り込むことで検索処理の高速化を図るものである。
例えば、映像情報から抽出した交通標識を識別した結果、日本固有の「追越し禁止」標識であると判断した場合には、現在、車両は日本国内を走行していると判断できる。これにより、以降の画像識別処理は、図2の標識データベース11において国名情報15で日本の標識であると特定されている交通標識だけを抽出して検索すれば良くなり、処理の高速化を図ることができる。
また、1つの標識だけで判断できないような場合には、複数の標識から判別させ、徐々に学習させることも考えられる。
このように、車両が走行している国が特定されると、全ての国の標識情報から該当する標識を検索する必要がなくなるため、標識を認識する精度が向上する。
本発明は、道路に設置されている交通標識をユーザの理解し得る形態で出力することで、車両の運転を支援するシステムに適用できる。
本実施の形態の交通標識識別装置の構成例を示すブロック図である。 標識データベースの一例を示す構成図である。 標識データベースの一例を示す構成図である。 本実施の形態の交通標識識別装置における国情報設定画面の一例を示す説明図である。 本実施の形態の交通標識識別装置の動作例を示すフローチャートである。 交通標識認識情報の出力例を示す動作説明図である。 走行している国の特定方法例を示す説明図である。 国ごとの標識の違いを示す説明図である。 国ごとの標識の違いを示す説明図である。
符号の説明
1・・・交通標識識別装置、2・・・映像入力装置、3・・・演算処理装置、3a・・・画像認識部、3b・・・DB照合部、3c・・・変換処理部、3d・・・出力処理部、4・・・映像出力装置、5・・・音声出力装置、6・・・記憶装置、6a・・・標識情報格納部、6b・・・設定情報格納部、7・・・外部記憶装置、7a・・・標識情報格納部、7b・・・設定情報格納部、8・・・ユーザ入力装置、9・・・通信装置、10・・・位置検出装置、11・・・標識データベース、12・・・画像パターン、13・・・ID、14・・・種別コード、15・・・国名情報、16・・・標識データベース、17・・・文言情報、21・・・設定画面、21a・・・言語選択ボタン、21b・・・国名選択ボタン、21c・・・スクロールボタン

Claims (12)

  1. 車両の前方を撮影して映像情報を取得する撮影手段と、
    前記映像情報から交通標識を抽出し、標識情報を格納したデータベースと照合して標識の種別を識別する識別手段と、
    前記映像情報から抽出した交通標識を、前記識別手段で識別した種別および予め指定された国情報で特定される交通標識認識情報に前記データベースを照合して変換する変換手段と、
    前記変換手段で変換された交通標識認識情報を出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする交通標識識別装置。
  2. 前記交通標識認識情報は、前記国情報で指定される国の交通標識を示す画像情報である
    ことを特徴とする請求項1記載の交通標識識別装置。
  3. 前記出力手段は、前記画像情報を前記映像情報から抽出した交通標識の画像と並列して表示する
    ことを特徴とする請求項2記載の交通標識識別装置。
  4. 前記交通標識認識情報は、前記国情報で指定される言語で交通標識の意味を表現した文言情報である
    ことを特徴とする請求項1記載の交通標識識別装置。
  5. 前記出力手段は、前記文言情報を前記映像情報から抽出した交通標識の画像と並列して表示する
    ことを特徴とする請求項4記載の交通標識識別装置。
  6. 前記出力手段は、前記文言情報を音声で出力する
    ことを特徴とする請求項4記載の交通標識識別装置。
  7. 前記車両の位置を検出する位置検出手段を更に備え、
    前記識別手段および前記変換手段は、前記位置検出手段で特定された国情報に応じて前記データベースを照合する
    ことを特徴とする請求項1記載の交通標識識別装置。
  8. 前記識別手段および前記変換手段は、前記映像情報から抽出した交通標識を識別して取得した国情報に応じて前記データベースを照合する
    ことを特徴とする請求項1記載の交通標識識別装置。
  9. 前記データベースは、車両が走行する国に関連する標識情報と、ユーザが指定した国情報に関連する標識情報を少なくとも格納する
    ことを特徴とする請求項1記載の交通標識識別装置。
  10. 車両の前方を撮影して映像情報を取得し、
    前記映像情報から交通標識を抽出して標識の種別を識別し、
    前記映像情報から抽出した交通標識を、この交通標識の種別および予め指定された国情報で特定される交通標識認識情報に変換して出力する
    ことを特徴とする交通標識識別方法。
  11. 前記交通標識認識情報は、前記国情報で指定される国の交通標識を示す画像情報である
    ことを特徴とする請求項10記載の交通標識識別方法。
  12. 前記交通標識認識情報は、前記国情報で指定される言語で交通標識の意味を表現した文言情報である
    ことを特徴とする請求項10記載の交通標識識別方法。
JP2004032436A 2004-02-09 2004-02-09 交通標識識別装置および交通標識識別方法 Expired - Fee Related JP4482794B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004032436A JP4482794B2 (ja) 2004-02-09 2004-02-09 交通標識識別装置および交通標識識別方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004032436A JP4482794B2 (ja) 2004-02-09 2004-02-09 交通標識識別装置および交通標識識別方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005222485A true JP2005222485A (ja) 2005-08-18
JP4482794B2 JP4482794B2 (ja) 2010-06-16

Family

ID=34998041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004032436A Expired - Fee Related JP4482794B2 (ja) 2004-02-09 2004-02-09 交通標識識別装置および交通標識識別方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4482794B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008066796A (ja) * 2006-09-04 2008-03-21 Sharp Corp 映像表示装置
JP2009109404A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Equos Research Co Ltd 道路標識表示装置
US8370755B2 (en) 2007-12-27 2013-02-05 Core Wireless Licensing S.A.R.L. User interface controlled by environmental cues
JP2015146119A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 株式会社デンソー 標識認識装置、通行区分および距離単位判定方法
JP2016225838A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 株式会社デンソー 単位設定装置、単位設定方法
US10773731B2 (en) 2016-01-06 2020-09-15 Denso Corporation Driving assistance apparatus
JP2020176838A (ja) * 2019-04-15 2020-10-29 株式会社Soken 道路標識認識装置
JP2022046075A (ja) * 2020-09-10 2022-03-23 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 道路標識表示装置、道路標識表示方法、および道路標識表示プログラム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008066796A (ja) * 2006-09-04 2008-03-21 Sharp Corp 映像表示装置
JP4744400B2 (ja) * 2006-09-04 2011-08-10 シャープ株式会社 映像表示装置
JP2009109404A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Equos Research Co Ltd 道路標識表示装置
US8370755B2 (en) 2007-12-27 2013-02-05 Core Wireless Licensing S.A.R.L. User interface controlled by environmental cues
JP2015146119A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 株式会社デンソー 標識認識装置、通行区分および距離単位判定方法
JP2016225838A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 株式会社デンソー 単位設定装置、単位設定方法
US10132642B2 (en) * 2015-05-29 2018-11-20 Denso Corporation Unit setting apparatus and unit setting method
US10773731B2 (en) 2016-01-06 2020-09-15 Denso Corporation Driving assistance apparatus
JP2020176838A (ja) * 2019-04-15 2020-10-29 株式会社Soken 道路標識認識装置
JP7204571B2 (ja) 2019-04-15 2023-01-16 株式会社Soken 道路標識認識装置
JP2022046075A (ja) * 2020-09-10 2022-03-23 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 道路標識表示装置、道路標識表示方法、および道路標識表示プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4482794B2 (ja) 2010-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100587404C (zh) 导航设备与对车辆导航的方法
EP2728313B1 (en) Method of displaying objects on a navigation map
JP4770702B2 (ja) 経路案内システム及び経路案内方法
US6169956B1 (en) Vehicle navigation system providing for determination of a point on the border of a map stored in memory on the basis of a destination remote from the area covered by the map
US6694252B2 (en) Method of displaying landmark in navigation device
CN107430815B (zh) 用于显示停车区的方法和系统
CN105393087B (zh) 用于运行导航设备的方法、导航设备和机动车
JP2009186372A (ja) ナビゲーション装置およびナビゲーション方法
JP2007240198A (ja) ナビゲーション装置
JP5078677B2 (ja) ナビゲーションシステム
JP2005100274A (ja) 情報提供システム、情報検索装置及び情報提供方法
US9322664B2 (en) Map display device
EP1626250A1 (en) Vehicle navigation system
JP4482794B2 (ja) 交通標識識別装置および交通標識識別方法
JP2009020091A (ja) ナビゲーションシステム、ナビゲーション方法、およびナビゲーションプログラム
JP6721846B2 (ja) 教師データ候補抽出プログラム、教師データ候補抽出装置、及び教師データ候補抽出方法
JPWO2009133651A1 (ja) ナビゲーション装置
JP2006317286A (ja) 車載ナビゲーション装置
CN104101357A (zh) 导航系统以及在导航系统上显示影像地图的方法
JP2007241122A (ja) 音声認識装置、音声認識方法、音声認識プログラム、および記録媒体
JP2008045893A (ja) カーナビゲーション装置
JPWO2008047449A1 (ja) 画像表示装置、表示制御方法、表示制御プログラムおよび記録媒体
JP5962442B2 (ja) 標識認識システム、標識認識方法、及び標識認識プログラム
JP2005140636A (ja) ナビゲーション装置、方法及びプログラム
TW201309519A (zh) 車道定位系統與方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060606

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090512

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090713

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090910

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100225

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100310

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees