JP2005221553A - 空間光変調装置及びプロジェクタ - Google Patents

空間光変調装置及びプロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】安価、長寿命、かつ高い光利用効率で、高コントラストな画像を得られる空間光変調装置、及びこれを備えるプロジェクタを提供すること。
【解決手段】複数の開口領域APを有し、光を画像信号に応じて変調して射出する液晶層209と、液晶層209の入射側に開口領域APに対応して設けられ、入射する光を開口領域APを通過させるように集光するマイクロレンズ素子203とを有する。そして、マイクロレンズ素子203は、光軸AXを中心とする複数の略輪帯状部R1、R2ごとに異なる複数の焦点位置f1、f2を有し、複数の輪帯状部のうち何れか一の輪帯状部R2の焦点位置f2は、一の輪帯状部R2を基準として光軸AXに近い側の輪帯状部R1の焦点位置f1よりもマイクロレンズ素子203に近い位置であり、複数の焦点位置f1、f2は、何れの焦点位置も液晶層209よりも射出側に位置する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、空間光変調装置、特に液晶型の空間光変調装置、及びこれを備えるプロジェクタに関するものである。
プロジェクタは、近年ホームユースの用途が拡大している。このため、プロジェクタの空間光変調装置には、安価、長寿命、かつ高い光利用効率で、高コントラストな画像を得られることが望まれている。空間光変調装置の代表例として、例えば液晶パネルが用いられている。液晶パネルには、その画像表示領域内に、データ線、走査線、容量線等の各種配線や、薄膜トランジスタ、薄膜ダイオード等の各種電子素子が作り込まれている。このため、各画素において、画像表示に寄与する光が透過又は反射できる領域は、各種配線や電子素子等の存在により制限される。各画素の開口率は、各画素の領域に対する画像表示に寄与する光が透過又は反射できる領域、即ち開口領域の面積比率で定義される。一般的に、液晶パネルの開口率は略70%程度である。また、液晶パネルに入射する光源からの光は、略平行光の状態で液晶層等の電気光学物質層を透過又は反射する。このため、液晶パネルを略平行光で照明するときは、全光量のうち各画素の開口率に応じた光量だけ利用できる。利用されない光は光量損失となる。
そこで、従来は、各画素に対応するマイクロレンズ素子を含むマイクロレンズアレイを、液晶パネルの対向基板に形成している。マイクロレンズ素子は、光源からの照明光を画素単位で開口領域へ向かって集光する。マイクロレンズ素子で集光された照明光は、効率良く画素の開口領域を透過できる。このため、液晶パネルにマイクロレンズアレイを用いると、光の利用効率を向上できる。
ここで、照明光を集光すると、液晶層近傍の配向膜に対して局所的に光エネルギーが集中する。光エネルギーの集中により、配向膜が局所的に劣化してしまう。配向膜が劣化すると、空間光変調装置の寿命を縮めてしまい、長寿命化のニーズを満足できない。このため、マイクロレンズアレイを用いるときに、配向膜の劣化を低減するための構成が、例えば特許文献1に提案されている。
特開2003−215592号公報
特許文献1に提案されている構成では、配向膜に光安定剤を添加して耐特性を変更している。光安定剤は配向膜の耐光性を向上させる機能を有する。
しかしながら、配向膜の耐光特性を変更すると、添加剤のコストや添加工程の増大等により空間光変調装置の製造コストが上昇してしまい問題である。また、従来技術のマイクロレンズアレイを用いると、照明光を単に集光するため、液晶パネルの基板に対して垂直入射する成分が減少する。このため、画像のコントラストが低下してしまうため問題である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、安価、長寿命、かつ高い光利用効率で、高コントラストな画像を得られる空間光変調装置、及びこれを備えるプロジェクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、第1の発明によれば、複数の画素開口部を有し、光を画像信号に応じて変調して射出する変調部と、変調部の入射側に画素開口部に対応して設けられ、入射する光を画素開口部を通過させるように集光するレンズ部とを有し、レンズ部は光軸を中心とする複数の略輪帯状部ごとに異なる複数の焦点位置を有し、複数の輪帯状部のうち何れか一の輪帯状部の焦点位置は、一の輪帯状部を基準として光軸に近い側の輪帯状部の焦点位置よりもレンズ部に近い位置であり、複数の焦点位置は、何れの焦点位置も前記変調部よりも射出側に位置することを特徴とする空間光変調装置を提供できる。
まず、レンズ部は、変調部の入射側に画素開口部に対応して設けられている。そして、レンズ部は、入射する光を画素開口部を通過させるように集光する。これにより、光源からの照明光は、効率良く画素開口部を通過でき、画素開口部でけられてしまう光量を低減できる。このため、高い効率で光を利用できる。また、レンズ部は、光軸を中心とする複数の略輪帯状部ごとに異なる複数の焦点位置を有している。そして、複数の輪帯状部のうち何れか一の輪帯状部の焦点位置は、一の輪帯状部を基準として光軸に近い側の輪帯状部の焦点位置よりもレンズ部に近い位置である。さらに、複数の焦点位置は、何れの焦点位置も前記変調部よりも射出側に位置している。このような構成により、レンズ部は、入射光を複数の略輪帯状部ごとに異なる位置へ集光する。従来技術のマイクロレンズ素子では、一の画素開口部において、1つの焦点位置へ全ての照明光を集光させる。これに対して、本発明では、各輪帯状部ごとに複数の焦点位置へ照明光を集光させる。これにより、変調部近傍において、光線の分布密度を略均一にできる。この結果、変調部近傍での光エネルギーの局所的な集中を低減できため、配向膜の劣化を低減できる。従って、長寿命な空間光変調装置を得ることができる。また、従来技術のように、配向膜に耐光性向上のための添加剤を加える必要がなくなる。このため、製造コストが安価な空間光変調装置を得ることができる。さらに、複数の焦点位置は、何れの焦点位置も変調部よりも射出側に位置している。これにより、変調部に対して略垂直に入射する成分、即ち光軸に平行な成分が多くなる。この結果、高コントラストな画像を得ることができる。
また、第1の発明の好ましい態様によれば、レンズ部は、複数の頂点曲率半径を有する非球面レンズであることが望ましい。これにより、変調部近傍において、光線の分布密度をさらに均一にできる。
また、第1の発明の好ましい態様によれば、光軸に最も近い前記略輪帯状部の焦点距離を、光軸から最も遠い略輪帯状部の焦点距離で除した比が1.1よりも大きいことが望ましい。これにより、変調部近傍において、光線の分布密度をさらに略均一にできる。また、変調部に対して略垂直に入射する成分、即ち光軸に平行な成分がさらに多くなる。この結果、高コントラストな画像を得ることができる。好ましくは、光軸に最も近い前記略輪帯状部の焦点距離を、光軸から最も遠い略輪帯状部の焦点距離で除した比が1.2よりも大きいことが望ましい。さらに好ましくは、光軸に最も近い前記略輪帯状部の焦点距離を、光軸から最も遠い略輪帯状部の焦点距離で除した比が1.3よりも大きいことが望ましい。これにより、変調部近傍において、光線の分布密度をさらに略均一にできる。加えて、さらに高コントラストな画像を得ることができる。
また、第1の発明の好ましい態様によれば、レンズ部により前記画素開口部を通過する光の、画素開口部の領域内における光量の標準偏差は0.1未満であることが望ましい。光量の標準偏差は、分散の正の平方根である。分散とは、画素開口部における複数の光量データの散らばりの度合をいう。具体的には、分散は、光量データの平均値と各光量データとの差(偏差)を二乗し、それを算術平均したものをいう。分散の数値が小さいほど光量データは平均値のまわりに集まっている。このため、分散の平方根である標準偏差の値も小さいほど、光量データは平均値のまわりに集まり、光量分布が均一な状態に近づく。本態様では、光量の標準偏差が0.1よりも小さい。これにより、画素開口部内において、光量を略均一にすることができる。さらに好ましくは、光量の標準偏差は0.085未満であることが望ましい。これにより、画素開口部内において、さらに光量を均一にできる。
また、第2の発明によれば、光を供給する光源と、上述の空間光変調装置と、空間光変調装置からの光を投写する投写レンズとを有することを特徴とするプロジェクタを提供できる。これにより、安価、長寿命、かつ高い光利用効率で、高コントラストな投写像を得られるプロジェクタを提供できる。
以下に、本発明に係る空間光変調装置を備えるプロジェクタの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例1に係るプロジェクタ100の概略構成を示す。
(プロジェクタ全体説明)
初めに図1を参照して、本発明の実施例1に係るプロジェクタの概略構成を説明する。次に、図2以降を参照して、本実施形態の特徴的な構成を説明する。まず、図1において、光源部である超高圧水銀ランプ101は、第1色光である赤色光(以下、「R光」という。)、第2色光である緑色光(以下、「G光」という。)、及び第3色光である青色光(以下、「B光」という。)を含む光を供給する。インテグレータ104は、超高圧水銀ランプ101からの光の照度分布を均一化する。照度分布を均一化された光は、偏光変換素子105にて特定の振動方向を有する偏光光、例えばs偏光光に変換される。
s偏光光に変換された光は、色分離光学系を構成するR光透過ダイクロイックミラー106Rに入射する。以下、R光について説明する。R光透過ダイクロイックミラー106Rは、R光を透過し、G光、B光を反射する。R光透過ダイクロイックミラー106Rを透過したR光は、反射ミラー107に入射する。反射ミラー107は、R光の光路を90度折り曲げる。光路を折り曲げられたR光は、第1色光であるR光を画像信号に応じて変調する第1色光用空間光変調装置110Rに入射する。第1色光用空間光変調装置110Rは、R光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。なお、ダイクロイックミラーを透過しても、光の偏光方向は変化しないため、第1色光用空間光変調装置110Rに入射するR光は、s偏光光のままの状態である。
第1色光用空間光変調装置110Rは、λ/2位相差板123R、ガラス板124R、第1偏光板121R、液晶パネル120R、及び第2偏光板122Rを有する。液晶パネル120Rの詳細な構成については後述する。λ/2位相差板123R及び第1偏光板121Rは、偏光方向を変換させない透光性のガラス板124Rに接する状態で配置される。これにより、第1偏光板121R及びλ/2位相差板123Rが、発熱により歪んでしまうという問題を回避できる。なお、図1において、第2偏光板122Rは独立して設けられているが、液晶パネル120Rの射出面や、クロスダイクロイックプリズム112の入射面に接する状態で配置しても良い。
第1色光用空間光変調装置110Rに入射したs偏光光は、λ/2位相差板123Rによりp偏光光に変換される。p偏光光に変換されたR光は、ガラス板124R及び第1偏光板121Rをそのまま透過し、液晶パネル120Rに入射する。液晶パネル120Rに入射したp偏光光は、画像信号に応じた変調により、R光がs偏光光に変換される。液晶パネル120Rの変調により、s偏光光に変換されたR光が、第2偏光板122Rから射出される。このようにして、第1色光用空間光変調装置110Rで変調されたR光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112に入射する。
次に、G光について説明する。R光透過ダイクロイックミラー106Rで反射された、G光とB光とは光路を90度折り曲げられる。光路を折り曲げられたG光とB光とは、B光透過ダイクロイックミラー106Gに入射する。B光透過ダイクロイックミラー106Gは、G光を反射し、B光を透過する。B光透過ダイクロイックミラー106Gで反射されたG光は、G光を画像信号に応じて変調する第2色光用空間光変調装置110Gに入射する。第2色光用空間光変調装置110GはG光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。第2色光用空間光変調装置110Gは、液晶パネル120G、第1偏光板121G及び第2偏光板122Gを有する。液晶パネル120Gの詳細に関しては後述する。
第2色光用空間光変調装置110Gに入射するG光は、s偏光光に変換されている。第2色光用空間光変調装置110Gに入射したs偏光光は、第1偏光板121Gをそのまま透過し、液晶パネル120Gに入射する。液晶パネル120Gに入射したs偏光光は、画像信号に応じた変調により、G光がp偏光光に変換される。液晶パネル120Gの変調により、p偏光光に変換されたG光が、第2偏光板122Gから射出される。このようにして、第2色光用空間光変調装置110Gで変調されたG光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112に入射する。
次に、B光について説明する。B光透過ダイクロイックミラー106Gを透過したB光は、2枚のリレーレンズ108と、2枚の反射ミラー107とを経由して、B光を画像信号に応じて変調する第3色光用空間光変調装置110Bに入射する。第3色光用空間光変調装置110Bは、B光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。
なお、B光にリレーレンズ108を経由させるのは、B光の光路の長さがR光及びG光の光路の長さよりも長いためである。リレーレンズ108を用いることにより、B光透過ダイクロイックミラー106Gを透過したB光を、そのまま第3色光用空間光変調装置110Bに導くことができる。第3色光用空間光変調装置110Bは、λ/2位相差板123B、ガラス板124B、第1偏光板121B、液晶パネル120B、及び第2偏光板122Bを有する。なお、第3色光用空間光変調装置110Bの構成は、上述した第1色光用空間光変調装置110Rの構成と同様なので、詳細な説明は省略する。
第3色光用空間光変調装置110Bに入射するB光は、s偏光光に変換されている。第3色光用空間光変調装置110Bに入射したs偏光光は、λ/2位相差板123Bによりp偏光光に変換される。p偏光光に変換されたB光は、ガラス板124B及び第1偏光板121Bをそのまま透過し、液晶パネル120Bに入射する。液晶パネル120Bに入射したp偏光光は、画像信号に応じた変調により、B光がs偏光光に変換される。液晶パネル120Bの変調により、s偏光光に変換されたB光が、第2偏光板122Bから射出される。第3色光用空間光変調装置110Bで変調されたB光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112に入射する。このように、色分離光学系を構成するR光透過ダイクロイックミラー106RとB光透過ダイクロイックミラー106Gとは、超高圧水銀ランプ101から供給される光を、第1色光であるR光と、第2色光であるG光と、第3色光であるB光とに分離する。
色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112は、2つのダイクロイック膜112a、112bをX字型に直交して配置して構成されている。ダイクロイック膜112aは、B光を反射し、R光、G光を透過する。ダイクロイック膜112bは、R光を反射し、B光、G光を透過する。このように、クロスダイクロイックプリズム112は、第1色光用空間光変調装置110R、第2色光用空間光変調装置110G、及び第3色光用空間光変調装置110Bでそれぞれ変調されたR光、G光及びB光を合成する。投写レンズ114は、クロスダイクロイックプリズム112で合成された光をスクリーン116に投写する。これにより、スクリーン116上でフルカラー画像を得ることができる。
なお、上述のように、第1色光用空間光変調装置110R及び第3色光用空間光変調装置110Bからクロスダイクロイックプリズム112に入射される光は、s偏光光となるように設定される。また、第2色光用空間光変調装置110Gからクロスダイクロイックプリズム112に入射される光は、p偏光光となるように設定される。このようにクロスダイクロイックプリズム112に入射される光の偏光方向を異ならせることで、クロスダイクロイックプリズム112において各色光用空間光変調装置から射出される光を有効に合成できる。ダイクロイック膜112a、112bは、通常、s偏光光の反射特性に優れる。このため、ダイクロイック膜112a、112bで反射されるR光及びB光をs偏光光とし、ダイクロイック膜112a、112bを透過するG光をp偏光光としている。
(液晶パネルの構成)
次に、図2を用いて液晶パネルの詳細について説明する。図1で説明したプロジェクタ100では、3つの液晶パネル120R、120G、120Bを備えている。これら3つの液晶パネル120R、120G、120Bは変調する光の波長領域が異なるだけであり、基本的構成は同一である。このため、液晶パネル120Rを代表例にして以後の説明を行う。
図2は液晶パネル120Rの一部の構成の斜視断面図である。液晶パネル120Rは、複数の開口領域APが略直交する格子状に配置されている。画素開口部である開口領域APは、遮光機能を有するブラックマトリックス205に形成されている矩形の開口部である。開口領域APは一つの画素に対応する。図2では、液晶パネル120Rの複数の開口領域APのうち一の開口領域APの部分のみを示す。他の開口領域に対応する液晶パネル120Rの構成は図2に示す構成と同一なので重複する説明は省略する。超高圧水銀ランプ101からのR光は、図2の上側から液晶パネル120Rに入射し、下側からスクリーン116の方向へ射出する。入射側防塵透明プレート201の内側(射出側)には、マイクロレンズアレイ基板202と光学的に透明な接着剤層204とでレンズ部であるマイクロレンズ素子203が形成されている。マイクロレンズ素子203の詳しい構成と作用については、図3を用いて後述する。一のマイクロレンズ素子203は対応する一の開口領域APに対応して設けられている。液晶パネル120Rの全体について見ると、複数のマイクロレンズ素子203が複数の開口領域APに対応して平面上に配列されて屈折光学部であるマイクロレンズアレイを構成する。
マイクロレンズ素子203の内側(射出側)には、ITO膜からなる透明電極207等を有する対向基板206が形成されている。また、対向基板206と透明電極207との間には、遮光部であるブラックマトリックス205が形成されている。ブラックマトリックス205には、上述したように画素に対応する矩形の開口領域APが設けられている。さらに、透明電極207の射出側には、ラビング処理等の所定の配向処理が施された配向膜208が設けられている。配向膜208は、例えばポリイミド膜の透明な有機膜からなる。
また、射出側防塵透明プレート213の内側(入射側)にはTFT基板212が形成されている。TFT基板212の内側には、透明電極やTFT(薄膜トランジスタ)形成層211が設けられている。TFT形成層211のさらに内側(入射側)には配向膜210が設けられている。配向膜208のラビング方向と、配向膜210のラビング方向とは略直交するように配置されている。そして、対向基板206とTFT基板212とを対向させて、入射側防塵透明プレート201と射出側防塵透明プレート213とを貼り合わせる。対向基板206とTFT基板212との間には、画像表示のための液晶層209が封入されている。
なお、図1で示した構成では、第1偏光板121R、第2偏光板122Rを、液晶パネル120Rに対して別体に設けている。しかし、これに代えて、入射側防塵透明プレート201と対向基板206との間、射出側防塵透明プレート213とTFT基板212との間などにも偏光板を設けることもできる。
次に、図3に基づいて、マイクロレンズ素子203の構成と作用を説明する。光学的に透明なマイクロレンズアレイ基板202と、光学的に透明な接着剤層204とで、レンズ部であるマイクロレンズ素子203を構成する。略平行光束である入射光は、マイクロレンズアレイ基板202と接着剤層204との界面で屈折する。ここで、マイクロレンズ素子203の構成を図4に基づいて説明する。図4は、一の開口領域APに対応する一のマイクロレンズ素子203を光軸AX方向から見た構成を示す。マイクロレンズ素子203は、正方形形状の開口領域APに対して、4分割された非球面サブレンズASP1、ASP2、ASP3、ASP4から構成される。各非球面サブレンズASP1、ASP2、ASP3、ASP4は、それぞれ複数の、本実施例では4つの頂点曲率半径V1、V2、V3、V4を有する。そして、4つの頂点曲率半径V1、V2、V3、V4を中心として、それぞれ輪帯状部が形成されている。このとき、4つの非球面サブレンズASP1、ASP2、ASP3、ASP4は、それぞれ輪帯状部ごとに焦点位置を制御して設計されている。このように、各非球面サブレンズの領域ごとに輪帯状部が最適化された設計がされている。さらに、4つの各非球面サブレンズASP1、ASP2、ASP3、ASP4を図4に示すように配列したときに、光軸AXを中心として合成された合成輪帯状部が形成される。以下、本実施例では、合成された合成輪帯状部を、単に略輪帯状部又は輪帯状部という。また、光軸AX近傍には、後述する凹面レンズR0が形成される。
図3に戻って、4つの各非球面サブレンズASP1、ASP2、ASP3、ASP4を合成したマイクロレンズ素子203について説明する。上述したように、4つの各非球面サブレンズは、それぞれ輪帯状部が後述するような焦点位置を有するように設計されている。そして、4つの非球面サブレンズASP1、ASP2、ASP3、ASP4を合成したマイクロレンズ素子203は、光軸AXを中心とする複数の略輪帯状部R1、R2ごとに異なる複数の焦点位置f1、f2を有する1つの非球面レンズとして機能する。そして、マイクロレンズ素子203へ入射する光軸AX近傍の光線L1は、輪帯状部R1により屈折されて、焦点位置f1へ集光する。また、輪帯状部R1よりも光軸AXから離れている他の輪帯状部R2で屈折された光線L2は、焦点位置f2へ集光する。
さらに、マイクロレンズ素子203の作用を説明する。上述したように、マイクロレンズ素子203は、全ての光線L1、L2を開口領域APを通過するように集光する。これにより、超高圧水銀ランプ101からの照明光は、効率良く開口領域APを通過でき、開口領域APでけられてしまう光量を低減できる。この結果、高い効率で光を利用できる。
また、マイクロレンズ素子203は、光軸AXを中心とする複数の略輪帯状部R1、R2ごとに異なる複数の焦点位置f1、f2を有している。そして、複数の輪帯状部のうち何れか一の輪帯状部R2の焦点位置f2は、一の輪帯状部R2を基準として光軸AXに近い側の輪帯状部R1の焦点位置f1よりもマイクロレンズ素子203に近い位置である。さらに、複数の焦点位置f1、f2は、何れの焦点位置f1、f2も変調部である液晶層209よりも射出側に位置している。このような構成により、マイクロレンズ素子203は、入射光を複数の略輪帯状部R1、R2ごとに異なる位置へ集光する。
これにより、液晶層209近傍において、光線の分布密度を略均一にできる。この結果、液晶層209近傍での光エネルギーの局所的な集中を低減できため、配向膜208、210の劣化を低減できる。従って、長寿命な液晶パネル120Rを得ることができる。
また、光軸AX近傍の中央部のマイクロレンズ素子203のレンズ形状は、光の入射側に凹面を向けた凹面レンズR0である。凹面レンズR0は、入射側に凸面を向けた4つの非球面サブレンズASP1、ASP2、ASP3、ASP4を配置したときに、光軸AX近傍に形成される谷部である。そして、谷部は、マイクロレンズ素子203の一部に必然的に形成されてしまう領域である。光軸AX近傍の略平行な光線L0は、凹面レンズR0により、発散光へ変換される。これにより、光線L0は、液晶層209近傍で集光することはない。なお、上述したように、本実施例において、複数の焦点位置f1、f2は、何れの焦点位置f1、f2も変調部である液晶層209よりも射出側に位置している。これに対して、凹面レンズR0は負の屈折力を有するレンズあるため、その焦点位置は液晶層209よりも入射側に存在する。谷部である凹面レンズR0は、マイクロレンズ素子203全体からみると、一部分に過ぎず主要部分ではない。このため、凹面レンズR0の焦点位置が、液晶層209よりも入射側に位置していても、本発明の趣旨を逸脱するものではない。さらに、上述したように、凹面レンズR0で屈折された光線L0は、液晶層209近傍で集光せずに発散する。このため、凹面レンズR0も、液晶層209近傍でのエネルギー集中を低減する機能を果たしている。
また、本実施例では、液晶層209近傍での光エネルギーの局所的な集中を低減できるため、配向膜208、210に耐光性向上のための添加剤を加える必要がなくなる。このため、製造コストが安価な液晶パネル120Rを得ることができる。さらに、複数の焦点位置f1、f2は、何れの焦点位置f1、f2も液晶層209よりも射出側に位置している。これにより、液晶層209に対して略垂直に入射する成分、即ち光軸AXに平行な成分が多くなる。この結果、高コントラストな画像を得ることができる。
次に、本実施例における光線密度の均一性、コントラストの数値例を挙げる。図5は、開口領域APにおける輝度分布を示す。図5の横軸は開口領域APにおける光軸AXに垂直な断面内の任意の位置、縦軸は輝度をそれぞれ示す。曲線Aは、マイクロレンズ素子を設けないときの輝度分布を示す。曲線Bは、従来技術の非球面マイクロレンズ素子を設けたときの輝度分布を示す。そして、曲線Cは、本実施例のマイクロレンズ素子203を設けたときの輝度分布を示す。
マイクロレンズ素子を全く設けないときは、照明光が開口領域APへ有効に導かれない。このため、曲線Aから明らかなように、輝度分布は全体として低いレベルである。このときの、光量分布の標準偏差は0.038108である。
また、従来技術の非球面マイクロレンズ素子を設けたときは、曲線Bから明らかなように、光が有効に開口領域APへ集光されるため輝度分布のピークレベルとその積分値(=総光量)は大きくなる。しかしながら、開口領域APの中央部に光量が集中し、周辺部で光量が低下している。このときの、光量分布の標準偏差は0.117735である。このため、配向膜において局所的なエネルギー集中が生じてしまう。この結果、配向膜が劣化してしまう。
これらに対して、本実施例のマイクロレンズ素子203を設けたときは、曲線Cに示すように、輝度分布の輝度レベルは開口領域全体にわたって、略均一な状態である。このときの、光量分布の標準偏差は、0.081955である。さらに、曲線Aに比較して、輝度レベルも大きくなっている。このことから、本実施例では、局所的なエネルギー集中がなく、略均一な輝度分布で、かつ有効に光を利用していることがわかる。本実施例では、略均一な輝度分布のため、液晶パネルの耐光性に関しては、従来技術に比較して4.6倍程度の長寿命化を実現できる。なお、本実施例では、一のマイクロレンズ素子203は、4分割された非球面サブレンズASP1、ASP2、ASP3、ASP4から構成される。しかしながら、これに限らず、5つ以上の非球面サブレンズで構成しても良い。
図6は、実施例2に係るプロジェクタのうち液晶パネル620Rの一部の構成の斜視断面図である。液晶パネル620Rは、複数の開口領域APが略直交する格子状に配置されている。画素開口部である開口領域APは、遮光機能を有するブラックマトリックス205に形成されている矩形の開口部である。開口領域APは一つの画素に対応する。図6では、液晶パネル620Rの複数の開口領域APのうち一の開口領域APの部分のみを示す。他の開口領域に対応する液晶パネル620Rの構成は図6に示す構成と同一なので重複する説明は省略する。また、上記実施例1と同一の部分には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施例におけるマイクロレンズ素子603は、光軸AXを中心として回転対称な形状である。マイクロレンズ素子603は、光軸AXを中心とする複数の略輪帯状部R10、R20ごとに異なる複数の焦点位置f10、f20を有する。そして、複数の輪帯状部R10、R20のうち何れか一の輪帯状部R20の焦点位置f20は、一の輪帯状部R20を基準として光軸AXに近い側の輪帯状部R10の焦点位置f10よりもマイクロレンズ素子603に近い位置である。さらに、複数の焦点位置f10、f20は、何れの焦点位置f10、f20も変調部である液晶層209よりも射出側に位置している。
図7は、一の開口領域APに対応する一のマイクロレンズ素子603を光軸AX方向から見た構成を示す。マイクロレンズ素子603は、光軸AXを中心として回転対称な形状である。そして、光軸AXに近い側から順に、輪帯状部R10と輪帯状部R15と輪帯状部R20とを有する。
図6に戻って、光軸AXに近い光線L1は、輪帯状部R10で屈折されて、焦点位置f10へ集光する。光軸AXから遠い光線L2は、輪帯状部R20で屈折されて、焦点位置f20へ集光する。焦点位置f20は、焦点位置f10よりもマイクロレンズ素子603に近い位置である。これにより、液晶層209近傍において、光線の分布密度を略均一にできる。この結果、液晶層209近傍での光エネルギーの局所的な集中を低減できため、配向膜208、210の劣化を低減できる。従って、長寿命な液晶パネル620Rを得ることができる。
さらに、複数の焦点位置f10、f20は、何れの焦点位置f10、f20も液晶層209よりも射出側に位置している。これにより、液晶層209に対して略垂直に入射する成分、即ち光軸AXに平行な成分が多くなる。この結果、高コントラストな画像を得ることができる。
また、マイクロレンズ素子603は、入射する光を開口領域APを通過させるように集光する。これにより、超高圧水銀ランプ101からの照明光は、効率良く開口領域APを通過でき、開口領域APでけられてしまう光量を低減できる。これにより、高い効率で光を利用できる。
本実施例では、光軸AXに最も近い輪帯状部R10の焦点距離FL10を、光軸AXから最も遠い輪帯状部R20の焦点距離FL20で除した比が1.1よりも大きいことが望ましい。図6においては、各焦点距離は、マイクロレンズ素子603の後側主点とレンズ面の近軸曲率頂点とが略一致している状態で図示している。これにより、変調部である液晶層209近傍において、光線の分布密度をさらに略均一にできる。また、液晶層209に対して略垂直に入射する成分、即ち光軸AXに平行な成分がさらに多くなる。この結果、高コントラストな画像を得ることができる。
また、好ましくは、光軸AXに最も近い輪帯状部R10の焦点距離FL10を、光軸AXから最も遠い輪帯状部R20の焦点距離FL20で除した比が1.2よりも大きいことが望ましい。さらに好ましくは、光軸AXに最も近い輪帯状部R10の焦点距離FL10を、光軸AXから最も遠い輪帯状部R20の焦点距離FL20で除した比が1.3よりも大きいことが望ましい。これにより、液晶層209近傍において、光線の分布密度をさらに略均一にできる。加えて、さらに高コントラストな画像を得ることができる。
なお、本実施例のマイクロレンズ素子603は、3つの輪帯状部R10、R15、R20で構成されている。しかしながら、これに限られず、4つ以上の輪帯状部から構成されていても良い。
(製造方法)
次に、上記各実施例に係るマイクロレンズ素子の3つの異なる製造方法を説明する。第1の製造方法は、グレースケールリソグラフィ法を用いる。実施例1で述べた4つの非球面サブレンズASP1、ASP2、ASP3、ASP4からなるマイクロレンズ素子203を製造する場合を例に説明する。図8−1は、グレースケールマスク800のグレーレベルの例を示す。グレースケールマスク800は、面積階調マスクや感光性硝子を用いる階調に応じた濃淡パターンを有するマスクである。
図8−2に示すように、硝子基板や合成石英基板からなるマイクロレンズアレイ基板202上にスピンコート法やスプレーコート法によりレジスト層801を積層する。そして、グレースケールマスク800を用いて、フォトリソグラフィ技術により、レジスト膜に所望のマイクロレンズ素子の形状パターンを形成する。その後、例えばC48のようなフッ素系ガスを用いてドライエッチングを行う。これにより、図8−3に示すように、マイクロレンズアレイ基板202に形状パターンが形成される。次に、図8−4に示すように、マイクロレンズアレイ基板202と、対向基板206とを、光学的に透明な接着剤層204を介して固着する。 マイクロレンズアレイ基板202との間で所定の屈折率差を生じる材料を用いる。その後、従来知られている手順により、ブラックマトリックス205、ITO膜からなる透明電極207等を順次形成する。これにより、複数のマイクロレンズ素子203からなるマイクロレンズアレイを有する液晶パネル120Rを製造できる。
次に、第2の製造方法について説明する。実施例1で述べた4つの非球面サブレンズASP1、ASP2、ASP3、ASP4からなるマイクロレンズ素子203を製造する場合を例に説明する。図9−1に示すように、例えば、硝子基板からなるマイクロレンズアレイ基板202上にHTO膜901を形成する。HTO膜901は、硝子よりもエッチングレートが速い材料で構成される。HTO膜901上には、Crマスク902が形成される。Crマスク902には、図4で示した頂点曲率半径V1、V2、V3、V4の位置に対応して、4つの開口部902aがフォトリソグラフィ工程でパターニングされている。そして、図9−2に示すように、フッ酸溶液でウエットエッチングを行うと、開口部902aを中心としてエッチングが進行する。このとき、HTO膜901はマイクロレンズアレイ基板202よりもエッチング進行速度が速い。エッチングがさらに進行すると、図9−3、9−4に示すように隣接する開口部902aに対応するエッチング領域どうしが重複するようになる。そして、図9−5に示す正面図のように、4つの非球面サブレンズASP1、ASP2、ASP3、ASP4を形成できる。その後、従来知られている手順により、ブラックマトリックス205、ITO膜からなる透明電極207等を順次形成する。これにより、複数のマイクロレンズ素子203からなるマイクロレンズアレイを有する液晶パネル120Rを製造できる。
次に、第3の製造方法について説明する。実施例2で述べたマイクロレンズ素子603を製造する場合を例に説明する。図10−1に示すように、例えば、硝子基板からなるマイクロレンズアレイ基板202上に第1のCrマスク1000を形成する。第1のCrマスク1000には、第1の開口部1000aがフォトリソグラフィ工程でパターニングされている。そして、図10−2に示すように、フッ酸溶液でウエットエッチングを行うと、第1の開口部1000aを中心としてエッチングが進行する。この結果、球面状の第1のレンズ形状1001が形成される。次に、第1のCrマスク1000をマイクロレンズアレイ基板202から剥離する。そして、第2のCrマスク1100を形成する。ここで、スプレーコート法により不図示のレジスト層を形成する。図10−3に示すように、パタニ−ングを行い、第1の開口部1000aよりも大きな第2の開口部1100aを形成する。再度、フッ酸溶液でエッチングを行う。この結果、図10−4で示すような、非球面である第2のレンズ形状1002が形成される。そして、図10−5に示すように、第2のCrマスク1100を剥離する。その後、従来知られている手順により、ブラックマトリックス205、ITO膜からなる透明電極207等を順次形成する。これにより、複数のマイクロレンズ素子603からなるマイクロレンズアレイを有する液晶パネル620Rを製造できる。
以上のように、本発明に係る空間光変調装置は、液晶型の空間光変調装置に有用である。
実施例1に係るプロジェクタの概略構成を示す図。 実施例1の液晶パネルの斜視構成を示す図。 実施例1の液晶パネルの断面構成を示す図。 実施例1の液晶パネルの正面構成を示す図。 開口領域内の輝度分布を示す図。 実施例2の液晶パネルの断面構成を示す図。 実施例2の液晶パネルの正面構成を示す図。 グレースケールマスクの構成を示す図。 マイクロレンズ素子の製造手順を示す図。 マイクロレンズ素子の製造手順を示す他の図。 マイクロレンズ素子の製造手順を示すさらに他の図。 マイクロレンズ素子の他の製造手順を示す図。 マイクロレンズ素子の他の製造手順を示す他の図。 マイクロレンズ素子の他の製造手順を示すさらに他の図。 マイクロレンズ素子の他の製造手順を示す別の図。 マイクロレンズ素子の他の製造手順を示すさらに別の図。 他のマイクロレンズ素子の製造手順を示す図。 他のマイクロレンズ素子の製造手順を示す他の図。 他のマイクロレンズ素子の製造手順を示すさらに他の図。 他のマイクロレンズ素子の製造手順を示す別の図。 他のマイクロレンズ素子の製造手順を示すさらに別の図。
符号の説明
100 プロジェクタ、101 超高圧水銀ランプ、104 インテグレータ、105 偏光変換素子、106R R光透過ダイクロイックミラー、106G B光透過ダイクロイックミラー、107 反射ミラー、108 リレーレンズ、110R、110G、110B 各色光用空間光変調装置、112 クロスダイクロイックプリズム、112a、112b ダイクロイック膜、114 投写レンズ、116 スクリーン、120R、120G、120B 液晶パネル、121R、121G、121B 偏光板、122R、122G、122B 偏光板、123R、123B 位相差板、124R、124B ガラス板、201 入射側防塵透明プレート、202 マイクロレンズアレイ基板、203 マイクロレンズ素子、204 接着剤層、205 ブラックマトリックス、206 対向基板、207 透明電極、208 配向膜、209 液晶層、210 配向膜、211 TFT形成層、212 TFT基板、213 射出側防塵透明プレート、603 マイクロレンズ素子、620R 液晶パネル、800 グレースケールマスク、801 レジスト層、901 HTO膜、902 Crマスク、902a 開口部、1000 第1のCrマスク、1000a 第1の開口部、1001 第1のレンズ形状、1002 第2のレンズ形状、1100 第2のCrマスク、1100a 第2の開口部、AP 開口領域、ASP1、ASP2、ASP3、ASP4 非球面サブレンズ、AX 光軸、f1、f10、f2、f20 焦点位置、FL10、FL20 焦点距離、R0 凹面レンズ、R1、R10、R2、R20、R15 輪帯状部、V1、V2、V3、V4 頂点曲率半径

Claims (5)

  1. 複数の画素開口部を有し、光を画像信号に応じて変調して射出する変調部と、
    前記変調部の入射側に前記画素開口部に対応して設けられ、入射する光を前記画素開口部を通過させるように集光するレンズ部とを有し、
    前記レンズ部は光軸を中心とする複数の略輪帯状部ごとに異なる複数の焦点位置を有し、
    前記複数の輪帯状部のうち何れか一の輪帯状部の前記焦点位置は、前記一の輪帯状部を基準として前記光軸に近い側の前記輪帯状部の前記焦点位置よりも前記レンズ部に近い位置であり、
    前記複数の焦点位置は、何れの前記焦点位置も前記変調部よりも射出側に位置することを特徴とする空間光変調装置。
  2. 前記レンズ部は、複数の頂点曲率半径を有する非球面レンズであることを特徴とする請求項1に記載の空間光変調装置。
  3. 前記光軸に最も近い前記略輪帯状部の焦点距離を、前記光軸から最も遠い前記略輪帯状部の焦点距離で除した比が1.1よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の空間光変調装置。
  4. 前記レンズ部により前記画素開口部を通過する光の、前記画素開口部の領域内における光量の標準偏差は0.1未満であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の空間光変調装置。
  5. 光を供給する光源と、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の空間光変調装置と、
    前記空間光変調装置からの光を投写する投写レンズとを有することを特徴とするプロジェクタ。
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