JP2003215592A - 液晶パネルおよび液晶表示装置 - Google Patents
液晶パネルおよび液晶表示装置Info
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Abstract
を提供すること。 【解決手段】本発明の液晶パネル1Aは、液晶層2と、
液晶層2に隣接して配設された配向膜3A、4Aとを有
し、配向膜3A、4Aのうち少なくとも一方は、光安定
化剤を含むものであることを特徴する。前記光安定化剤
は、ヒンダートアミン系化合物を主とするものである。
前記光安定化剤は、平均分子量が250〜3000であ
るのが好ましい。また、配向膜中における金属イオン濃
度は、5ppm以下であるのが好ましい。配向膜中にお
ける前記光安定化剤の含有量は、0.2〜3.0wt%
であるのが好ましい。
Description
液晶表示装置に関するものである。
示装置が知られている。この投射型表示装置では、その
画像形成に主として液晶パネルが用いられている。
向膜とこれらに挟持された液晶層とを有している。
向状態を規制する機能を有しているが、この配向膜は、
使用環境、使用時間等により、光劣化を生じることがあ
った。このような光劣化が起こると、配向膜の構成材料
が分解し、その分解生成物が液晶の性能等に悪影響を及
ぼすことがある。
い屋外で用いられる場合に、特に顕著に現れることが知
られていたが、近年の投射型表示装置(液晶パネル)の
高輝度化等に伴い、紫外線の照射量の少ない屋内等で用
いる場合でも、大きな問題になりつつある。
性に優れる液晶パネルおよび液晶表示装置を提供するこ
とにある。
(1)〜(18)の本発明により達成される。
設された配向膜とを有する液晶パネルであって、前記配
向膜のうち少なくとも一方は、光安定化剤を含むもので
あることを特徴とする液晶パネル。
上記(1)に記載の液晶パネル。
射する面側に設置された前記配向膜中に前記光安定化剤
が含まれる上記(2)に記載の液晶パネル。
250〜3000である上記(1)ないし(3)のいず
れかに記載の液晶パネル。
化合物、芳香族アミン系化合物、サルファイド系化合
物、リン系化合物、サリシレート系化合物、ベンゾフェ
ノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、ヒンダー
トアミン系化合物、Ni系化合物、シアノアクリレート
系化合物、オキザリックアシッドアニリド系化合物、シ
ュウ酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒドラジド誘導体の
うち少なくとも1種を含むものである上記(1)ないし
(4)のいずれかに記載の液晶パネル。
除去したものである上記(1)ないし(5)のいずれか
に記載の液晶パネル。
濃度は、5ppm以下である上記(1)ないし(6)の
いずれかに記載の液晶パネル。
化剤の含有量は、5wt%以下である上記(1)ないし
(7)のいずれかに記載の液晶パネル。
ドまたはポリアミドイミドで構成されたものである上記
(1)ないし(8)のいずれかに記載の液晶パネル。
2〜0.12μmである上記(1)ないし(9)のいず
れかに記載の液晶パネル。
する面とは反対の面側に、導電膜を有する上記(1)な
いし(10)のいずれかに記載の液晶パネル。
て、前記液晶層と対向する面とは反対の面側に、マイク
ロレンズ基板が配設された上記(1)ないし(11)の
いずれかに記載の液晶パネル。
液晶層と対向する面側に、ブラックマトリックスと、該
ブラックマトリックスを覆う導電膜とが設けられた上記
(12)に記載の液晶パネル。
を有する上記(1)ないし(13)のいずれかに記載の
液晶パネル。
クス状に配設された前記画素電極と、前記画素電極に接
続された薄膜トランジスタとを有するTFT基板である
上記(14)に記載の液晶パネル。
ずれかに記載の液晶パネルを備えたことを特徴とする液
晶表示装置。
ずれかに記載の液晶パネルを備えたライトバルブを有
し、該ライトバルブを少なくとも1個用いて画像を投射
することを特徴とする液晶表示装置。
び青色に対応した3つのライトバルブと、光源と、該光
源からの光を赤色、緑色および青色の光に分離し、前記
各光を対応する前記ライトバルブに導く色分離光学系
と、前記各画像を合成する色合成光学系と、前記合成さ
れた画像を投射する投射光学系とを有する液晶表示装置
であって、前記ライトバルブは、上記(1)ないし(1
5)のいずれかに記載の液晶パネルを備えたことを特徴
とする液晶表示装置。
液晶表示装置について、添付図面を参照しつつ詳細に説
明する。
態を示す模式的な縦断面図である。同図に示すように、
液晶パネル1Aは、液晶層2と、配向膜3A、4Aと、
透明導電膜5、6と、偏光膜7A、8Aと、基材9、1
0とを有している。
れている。液晶層2を構成する液晶分子としては、ネマ
チック液晶、スメクチック液晶など配向し得るものであ
ればいかなる液晶分子を用いても構わないが、TN型液
晶パネルの場合、ネマチック液晶を形成させるものが好
ましく、例えば、フェニルシクロヘキサン誘導体液晶、
ビフェニル誘導体液晶、ビフェニルシクロヘキサン誘導
体液晶、テルフェニル誘導体液晶、フェニルエーテル誘
導体液晶、フェニルエステル誘導体液晶、ビシクロヘキ
サン誘導体液晶、アゾメチン誘導体液晶、アゾキシ誘導
体液晶、ピリミジン誘導体液晶、ジオキサン誘導体液
晶、キュバン誘導体液晶等が挙げられる。さらに、これ
らネマチック液晶分子にモノフルオロ基、ジフルオロ
基、トリフルオロ基、トリフルオロメチル基、トリフル
オロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基などのフッ素系
置換基を導入した液晶分子も含まれる。
配置されている。配向膜3A、4Aは、液晶層2を構成
する液晶分子の(電圧無印加時における)配向状態を規
制する機能を有する。
リイミド、ポリアミドイミド、ポリビニルアルコール、
ポリテトラフルオロエチレン等の高分子材料で構成され
たものである。前記高分子材料の中でも特に、ポリイミ
ド、ポリアミドイミドが好ましい。配向膜3A、4A
が、主として、ポリイミド、ポリアミドイミドで構成さ
れたものであると、製造工程において簡便に高分子膜を
形成できるとともに、耐熱性、耐薬品性などに優れた特
性を有するものとなる。
上記のような材料で構成された膜に、液晶層2を構成す
る液晶分子の配向を規制する配向機能を付与するための
処理が施されたものが用いられる。配向機能を付与する
ための処理法としては、例えば、ラビング法、光配向法
等が挙げられる。
面を一定の方向に擦る(ラビングする)方法である。こ
のような処理を施すことにより、膜はラビングした方向
に異方性を有するものとなり、液晶層を構成する液晶分
子の配向方向を規制することが可能となる。
表面付近に照射することにより、膜を構成する高分子の
うち、特定方向を向いている分子のみを選択的に反応さ
せる方法である。このような処理を施すことにより、膜
は異方性を有するものとなり、液晶層を構成する液晶分
子の配向方向を規制することが可能となる。
常、主として、高分子材料で構成されたものであるが、
本発明では、配向膜中に、光安定化剤を含有することに
特徴を有する。このように、配向膜中に光安定化剤が含
まれることにより、配向膜の耐光性が向上し、光(特に
紫外線、可視光)による配向膜の構成材料等の劣化(分
解、変性等)を効果的に防止することが可能となる。こ
れにより、液晶層2が、配向膜の分解生成物等により汚
損されるのが防止され、結果として、液晶パネル1Aの
長期安定性が向上し、液晶パネル1Aは、長期間にわた
って優れた表示特性を維持することが可能となる。
れた液晶パネルを得ることができる。したがって、本発
明は、紫外線の照射量が多い環境(例えば、屋外)や、
光源から入射する光量が多い装置(例えば、後述するよ
うな投射型表示装置等)に用いられる液晶パネルのよう
な、従来では長期間にわたって安定した特性を得るのが
困難であった液晶パネルにも、好適に適用することがで
きる。
含まれているのが好ましいが、これらのうち少なくとも
一方に含まれていればよい。
よる配向膜の構成材料、液晶層の構成材料等の劣化、分
解等を防止、抑制する効果を有するものであればいかな
るものであってもよい。
ル系化合物、芳香族アミン系化合物、サルファイド系化
合物、リン系化合物、サリシレート系化合物、ベンゾフ
ェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、ヒンダ
ートアミン系化合物、Ni系化合物、シアノアクリレー
ト系化合物、オキザリックアシッドアニリド系化合物、
シュウ酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒドラジド誘導
体、酸アミン系化合物、グアニジン類、メルカプトベン
ゾチアゾール金属塩(例えば、ナトリウム塩)等が挙げ
られ、これらのうち1種または2種以上を組み合わせて
用いることができる。以下、これらの光安定化剤につい
て詳細に説明する。
リチリデン−1,2−プロパンジアミン、2,6−ジ−
t−ブチルフェノール、2,4−ジ−t−ブチルフェノ
ール、2−t−ブチル−4−メトキシフェノール、2−
t−ブチル−4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジ
−t−ブチル−4−メチルフェノール、2,6−ジ−t
−ブチル−4−エチルフェノール、2,4,6−トリ−
t−ブチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシメチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル
−2−ジメチルアミノ−p−クレゾール、2,5−ジ−
t−ブチルヒドロキノン、2,5−ジ−t−アミルヒド
ロキノン、n−オクタデシル−3−(3’,5’−ジ−
t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)−プロピオネ
ート、2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4
−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−
1,3,5−トリアジン、スチレン化されたフェノー
ル、スチレン化されたクレゾール、2−t−ブチル−6
−(3’−t−ブチル−5’−メチル−2’−ヒドロキ
シベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート、2,
2’−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、2,2’−メチレン−ビス−(4−エチ
ル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン
−ビス−(6−シクロヘキシル−4−メチルフェノー
ル)、2,2’−メチレン−ビス−6−(1−メチルシ
クロヘキシル)−p−クレゾール、2,2’−エチリデ
ン−ビス−(2,4−ジ−t−ブチルフェノール)、
2,2’−ブチリデン−ビス−(2−t−ブチル−4−
メチルフェノール)、4,4’−メチレン−ビス−
(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブ
チリデン−ビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノ
ール)、1,6−ヘキサンジオール−ビス−[3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
−プロピオネート]、トリ−エチレングリコール−ビス
−[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート]、N,N’−ビス−[3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオニル]ヒドラジン、N,N’−ビス−[3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオニル]ヘキサメチレンジアミン、2,2’
−チオ−ビス−(4−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、4,4’−チオ−ビス−(3−メチル−6−t−
ブチルフェノール)、2,2’−チオ−ジエチレン−ビ
ス−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート]、ビス[2−t−ブチル−
4−メチル−6−(3−t−ブチル−5−メチル−2−
ヒドロキシベンジル)フェニル]テレフテート、1,
1,3−トリス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−
t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル
−2,4,6−トリス−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレ
ート、トリス[2−(3’,5’−ジ−t−ブチル−
4’−ヒドロキシヒドロ−シナモイルオキシル)エチ
ル]イソシアヌレート、トリス−(4−t−ブチル−
2,6−ジメチル−3−ヒドロキシベンジル)イソシア
ヌレート、テトラキス−[メチレン−3−(3’,5’
−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]メタン、エチル−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシベンジル)リン酸の金属塩(例えばカ
ルシウム塩)、プロピル−3,4,5−トリ−ヒドロキ
シベンゼンカルボネート、オクチル−3,4,5−トリ
−ヒドロキシベンゼンカルボネート、ドデシル−3,
4,5−トリ−ヒドロキシベンゼンカルボネート、2,
2’−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、4,4’−メチレン−ビス−(2,6−
ジ−t−ブチルフェノール)、1,1−ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−シクロヘキサン、1,1,3−ト
リス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフ
ェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6
−トリス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)ベンゼン、3,9−ビス[1,1−ジメチル
−2−{β−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−
メチルフェニル)プロピオニルオキシ}エチル]−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカ
ンや、これらの誘導体(例えば、アルキル、アリール置
換体)等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上
を組み合わせて用いることができる。
フェニルアミン、N,N’−ジフェニル−p−フェニレ
ンジアミン、N、N’−ジアリール−p−フェニレンジ
アミン、6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,
2−ヒドロキノリン、N−フェニル−N’−イソプロピ
ル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−1,3−
ジメチルブチル−p−フェニレンジアミン、2,2,4
−トリメチル−1,2−ジヒドロキノン(高分子化され
たものを含む)、アルドール−α−ナフチルアミン、N
−フェニル−β−ナフチルアミン、N,N’−ジ−2−
ナフチル−p−フェニレンジアミン、4,4’−ジオク
チル−ジフェニルアミンや、これらの誘導体(例えば、
アルキル、アリール置換体)等が挙げられ、これらのう
ち1種または2種以上を組み合わせて用いることができ
る。
3,3’−チオジプロピオネート、ジトリデシル−3,
3’−チオジプロピオネート、ジミリスチル−3,3’
−チオジプロピオネート、ジステアリル−3,3’−チ
オジプロピオネート、ジステアリル−3,3’−メチル
−3,3’−チオジプロピオネート、ラウリル−ステア
リル−3,3’−チオジプロピオネート、ビス[2−メ
チル−4−{3−n−アルキルチオプロピオニルオキ
シ}−5−t−ブチルフェニル]サルファイド、ペンタ
エリスリトール−テトラキス−(β−ラウリル−チオプ
ロピオネート)、2−メルカプトベンズイミダゾール、
2−メルカプト−5−メチルベンズイミダゾールや、こ
れらの誘導体(例えば、アルキル、アリール置換体)等
が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を組み合
わせて用いることができる。
ホスファイト、トリス(トリデシル)ホスファイト、フ
ェニルジイソオクチルホスファイト、フェニルジイソデ
シルホスファイト、フェニルジ(トリデシル)ホスファ
イト、ジフェニルイソオクチルホスファイト、ジフェニ
ルイソデシルホスファイト、ジフェニルトリデシルホス
ファイト、ホスホナスアシッド[1,1−ジフェニル−
4,4’−ジイルビステトラキス[2,4−ビス(1,
1−ジメチルエチル)フェニル]エステル、トリフェニ
ルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイ
ト、4,4’−イソプロピリデン−ジフェノールアルキ
ルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイ
ト、トリス(ジノニルフェニル)ホスファイト、トリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、ト
リス(ビフェニル)ホスファイト、ジステアリルペンタ
エリスリトールジフォスファイト、ジ(2,4−ジ−t
−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジフォスファ
イト、ジ(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジフ
ォスファイト、フェニル−ビスフェノールA ペンタエ
リスリトールジフォスファイト、テトラトリデシル−
4,4’−ブチリデン−ビス−(3−メチル−6−t−
ブチルフェノール)−ジホスファイト、ヘキサトリデシ
ル1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−
5−t−ブチルフェニル)ブタントリホスファイト、
3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホス
フェート ジエチルエステル、9,10−ジヒドロ−9
−エクサ−10−ホスホフェナンスレン−10−オキシ
ド、ビス(4−t−ブチルフェニル)リン酸の金属塩
(例えば、ナトリウム塩)、2,2’−メチレン−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)リン酸の金属塩
(例えば、ナトリウム塩)、1,3−ビス(ジフェノキ
シホスホニルオキシ)ベンゼンや、これらの誘導体(例
えば、アルキル、アリール置換体)等が挙げられ、これ
らのうち1種または2種以上を組み合わせて用いること
ができる。
シレート、4−t−ブチルフェニルサリシレート、2,
4−ジ−t−ブチルフェニル−3,5’−ジ−t−ブチ
ル−4’−ヒドロキシベンゾエート、4−t−オクチル
フェニルサリシレートや、これらの誘導体(例えば、ア
ルキル、アリール置換体)等が挙げられ、これらのうち
1種または2種以上を組み合わせて用いることができ
る。
ヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メト
キシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−
n−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
n−ドデシルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−
4−ベンジルオキシベンゾフェノン、ビス(5−ベンゾ
イル−4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)メタ
ン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ
ベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキ
シベンゾフェノン、4−ドデシルオキシ−2−ヒドロキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−
2’−カルボキシベンゾフェノンや、これらの誘導体
(例えば、アルキル、アリール置換体)等が挙げられ、
これらのうち1種または2種以上を組み合わせて用いる
ことができる。
トリアゾール、トリルトリアゾール、トリルトリアゾー
ル金属塩(例えば、カリウム塩)、2−(2’−ヒドロ
キシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
−[2’−ヒドロキシ−3’,5’−ビス(α,α−ジ
メチルベンジル)フェニル]ベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
3’−t−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロ
ロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベ
ンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,
5’−ジ−t−アミル)ベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、2,2’−メチレン−ビス[4−
(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2N
−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]や、こ
れらの誘導体(例えば、アルキル、アリール置換体)等
が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を組み合
わせて用いることができる。
−4−ピペリジニルカーボネート、ビス−(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セバケー
ト、ビス−(N−メチル−2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジニル)セバケート、ビス−(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)−2−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
−2−n−ブチルマロネート、ポリ[[6−(1,1,
3,3−テトラメチルブチル)イミノ−1,3,5−ト
リアジン−2,4−ジイル][(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン
[(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
イミノール]]、テトラキス(2,2,6,6−テトラ
メチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテ
トラカルボキシレート、1,1’−(1,2−エタンジ
イル)ビス(3,3,5,5−テトラメチルピペラジノ
ン)、コハク酸と4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テ
トラメチル−1−ピペリジンエタノールとの共重合体、
2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−1,
2,3,4−ブタン−テトラカルボキシレート、2,
2,6,6−テトラメチル−4−トリデシル−1,2,
3,4−ブタン−テトラカルボキシレート、1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル−1,2,
3,4−ブタン−テトラカルボキシレート、1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−トリデシル−1,2,
3,4−ブタン−テトラカルボキシレート、1,2,
3,4−ブタンテトラカルボン酸と1,2,2,6,6
−ペンタメチル−4−ピペリジノールとβ,β,β,β
−テトラメチル−3,9−(2,4,8,10−テトラ
オキサスピロ[5.5]ウンデカン)ジエタノールとの縮
合物や、これらの誘導体(例えば、アルキル、アリール
置換体)等が挙げられ、これらのうち1種または2種以
上を組み合わせて用いることができる。
ス(4−t−オクチルフェノレート)]−2−エチルヘ
キシルアミンニッケル(II)、ニッケルジブチル−ジチ
オカルバメート、[2,2’−チオ−ビス(4−t−オ
クチルフェノラート)]−n−ブチルアミンニッケル
(II)、ニッケル−ビス(オクチルフェニル)サルファ
イド、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル酸モノエチルエステル−Ni錯体、2,2’−チオ−
ビス(4−t−オクチルフェノラート)トリエタノール
アミンニッケル(II)や、これらの誘導体(例えば、ア
ルキル、アリール置換体)等が挙げられ、これらのうち
1種または2種以上を組み合わせて用いることができ
る。
−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、2−
エチルヘキシル−2−シアノ−3,3’−ジフェニルア
クリレート、ブチル−2−シアノ−3−メチル−3−
(p−メトキシフェニル)アクリレートや、これらの誘
導体(例えば、アルキル、アリール置換体)等が挙げら
れ、これらのうち1種または2種以上を組み合わせて用
いることができる。
化合物 オキザリックアシッドアニリド系化合物としては、例え
ば、2−エトキシ−2’−エチルオキザリックアシッド
ビスアニリド、2−エトキシ−5−t−ブチル−2’−
エチルオキザリックアシッドビスアニリドや、これらの
誘導体(例えば、アルキル、アリール置換体)等が挙げ
られ、これらのうち1種または2種以上を組み合わせて
用いることができる。
ンジリデンヒドラジド)、N,N’−ビス{2−[3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオニルオキシル]エチル}オキサミドや、これら
の誘導体(例えば、アルキル、アリール置換体)等が挙
げられ、これらのうち1種または2種以上を組み合わせ
て用いることができる。
ロイル)アミノ−1,2,4−トリアゾール、1,12
−ドデカン酸−ビス[2−(2−ヒドロキシベンゾイ
ル)ヒドラジド]、N−サリチロイル−N’−サリチリ
デンヒドラジンや、これらの誘導体(例えば、アルキ
ル、アリール置換体)等が挙げられ、これらのうち1種
または2種以上を組み合わせて用いることができる。
[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオニル]ヒドラジン、イソフタル酸−ビス
[2−フェノキシプロピオニルヒドラジド]や、これら
の誘導体(例えば、アルキル、アリール置換体)等が挙
げられ、これらのうち1種または2種以上を組み合わせ
て用いることができる。
物、グアニジン類、メルカプトベンゾチアゾール金属塩
(例えば、ナトリウム塩)等が挙げられ、これらのうち
1種または2種以上を組み合わせて用いることができ
る。
しては、フェノール系化合物、芳香族アミン系化合物、
サルファイド系化合物、リン系化合物、サリシレート系
化合物、ベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール
系化合物、ヒンダートアミン系化合物、Ni系化合物、
シアノアクリレート系化合物、オキザリックアシッドア
ニリド系化合物、シュウ酸誘導体、サリチル酸誘導体、
ヒドラジド誘導体のうち少なくとも1種を含むものが好
ましく、ベンゾトリアゾール系化合物またはヒンダート
アミン系化合物を主とするものがより好ましい。光安定
化剤としてこのような材料を用いることにより、上述し
た効果がさらに顕著なものとなる。
ール系化合物またはヒンダートアミン系化合物を主とす
るものを用いた場合、用いる光源(例えば、後述する投
射型表示装置の光源やバックライト)の波長領域での耐
光性が、特に優れたものとなる。また、耐光性の向上と
ともに、耐熱性も向上し、熱分解反応の発生等も効果的
に防止することができる。その結果、液晶パネル1A全
体としての安定性がさらに優れたものとなる。
ダートアミン系化合物は、上述した配向膜の主成分(例
えば、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリビニルアル
コール、ポリテトラフルオロエチレン等の高分子材料)
との相溶性が特に優れており、また、配向膜の主成分と
の化学反応等を生じ難い。このため、光安定化剤とし
て、ベンゾトリアゾール系化合物またはヒンダートアミ
ン系化合物を主とするものを用いることにより、配向膜
として求められる機能を十分に保持しつつ、液晶パネル
1Aの耐光性をさらに優れたものとすることができる。
00であるのが好ましく、400〜2500であるのが
より好ましい。光安定化剤の平均分子量が前記下限値未
満であると、光安定化剤が液晶層2等に移行し易くな
り、液晶層2の機能が低下する可能性がある。一方、光
安定化剤の平均分子量が前記上限値を超えると、高分子
材料で構成された配向膜との相溶性が低下し、均一な高
分子膜が形成できない可能性がある。
金属イオンを除去したものであるのが好ましい。これに
より、液晶パネル1Aの長期安定性がさらに向上する。
金属イオンの除去は、例えば、イオン交換樹脂を用いた
精製等により行うことができる。
下であるのが好ましく、0.5ppm以下であるのがよ
り好ましく、0.10ppm以下であるのがさらに好ま
しい。このように、金属イオン濃度を十分に低くするこ
とにより、上記のような効果はさらに顕著なものとな
る。一方、配向膜中の金属イオン濃度が大きすぎると、
金属イオンが液晶層2等に移行し易くなり、電圧保持率
の低下等の液晶層2の機能低下を生じる可能性がある。
例えば、5wt%以下であるのが好ましく、0.2〜
3.0wt%であるのがより好ましく、0.5〜1.5
wt%であるのがさらに好ましい。配向膜中における光
安定化剤の含有量が少なすぎると、液晶表示パネルの使
用環境等によっては、本発明の効果が十分に得られない
可能性がある。一方、配向膜中における光安定化剤の含
有量が5wt%を超えると、配向膜としての特性が低下
し、電圧無印加時における液晶分子の配向特性が低下す
る可能性がある。
02〜0.12μmであるのが好ましく、0.03〜
0.08μmであるのがより好ましい。配向膜の平均厚
さが前記下限値未満であると、本発明の効果が十分に得
られない可能性がある。一方、配向膜の平均厚さが前記
上限値を超えると、駆動電圧が高くなり、消費電力が大
きくなる可能性がある。
る面とは反対側の面側)には、透明導電膜5が配置され
ている。同様に、配向膜4Aの外表面側(液晶層2と対
向する面とは反対側の面側)には、透明導電膜6が配置
されている。
行うことにより、液晶層2の液晶分子を駆動する(配向
を変化させる)機能を有する。
明導電膜に接続された制御回路(図示せず)から供給す
る電流を制御することにより行われる。
り、例えば、インジウムティンオキサイド(ITO)、
インジウムオキサイド(IO)、酸化スズ(SnO2)
等で構成されている。
向する面とは反対側の面側)には、基材9が配置されて
いる。同様に、透明導電膜6の外表面側(配向膜4Aと
対向する面とは反対側の面側)には、基材10が配置さ
れている。
膜3A、4A、透明導電膜5、6、および後述する偏光
膜7A、8Aを支持する機能を有している。基材9、1
0の構成材料は、特に限定されず、例えば、石英ガラス
等のガラスやポリエチレンテレフタレート等のプラスチ
ック材料等が挙げられる。この中でも特に、石英ガラス
等のガラスで構成されたものであるのが好ましい。これ
により、そり、たわみ等の生じにくい、より安定性に優
れた液晶パネルを得ることができる。なお、図1では、
シール材、配線等の記載は省略した。
る面とは反対側の面側)には、偏光膜(偏光板、偏光フ
ィルム)7Aが配置されている。同様に、基材10の外
表面側(透明導電膜6と対向する面とは反対側の面側)
には、偏光膜(偏光板、偏光フィルム)8Aが配置され
ている。
えば、ポリビニルアルコール(PVA)等が挙げられ
る。また、偏光膜としては、前記材料にヨウ素をドープ
したもの等を用いてもよい。
された膜を一軸方向に延伸したものを用いることができ
る。
とにより、通電量の調節による光の透過率の制御をより
確実に行うことができる。
常、配向膜3A、4Aの配向方向に応じて決定される。
態を示す模式的な縦断面図である。以下、図2に示す液
晶パネル1Bについて、前記第1実施形態との相違点を
中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略
する。
晶パネル)1Bは、TFT基板(液晶駆動基板)17
と、TFT基板17に接合された配向膜3Bと、液晶パ
ネル用対向基板12と、液晶パネル用対向基板12に接
合された配向膜4Bと、配向膜3Bと配向膜4Bとの空
隙に封入された液晶よりなる液晶層2と、TFT基板
(液晶駆動基板)17の外表面側(配向膜4Bと対向す
る面とは反対側の面側)に接合された偏光膜7Bと、液
晶パネル用対向基板12の外表面側(配向膜4Bと対向
する面とは反対側の面側)に接合された偏光膜8Bとを
有している。配向膜3B、4Bは、前記第1実施形態で
説明した配向膜3A、4Aと同様なものであり、偏光膜
7B、8Bは、前記第1実施形態で説明した偏光膜7
A、8Aと同様なものである。
ンズ基板11と、かかるマイクロレンズ基板11の表層
114上に設けられ、開口131が形成されたブラック
マトリックス13と、表層114上にブラックマトリッ
クス13を覆うように設けられた透明導電膜(共通電
極)14とを有している。
る複数(多数)の凹部(マイクロレンズ用凹部)112
が設けられたマイクロレンズ用凹部付き基板(第1の基
板)111と、かかるマイクロレンズ用凹部付き基板1
11の凹部112が設けられた面に樹脂層(接着剤層)
115を介して接合された表層(第2の基板)114と
を有しており、また、樹脂層115では、凹部112内
に充填された樹脂によりマイクロレンズ113が形成さ
れている。
平板状の母材(透明基板)より製造され、その表面に
は、複数(多数)の凹部112が形成されている。凹部
112は、例えば、マスクを用いた、ドライエッチング
法、ウェットエッチング法等により形成することができ
る。
は、例えば、ガラス等で構成されている。
1の熱膨張係数とほぼ等しいもの(例えば両者の熱膨張
係数の比が1/10〜10程度)であることが好まし
い。これにより、得られる液晶パネルでは、温度が変化
したときに二者の熱膨張係数が違うことにより生じるそ
り、たわみ、剥離等が防止される。
付き基板111と、ガラス基板171とは、同種類の材
質で構成されていることが好ましい。これにより、温度
変化時の熱膨張係数の相違によるそり、たわみ、剥離等
が効果的に防止される。
シリコンのTFT液晶パネルに用いる場合には、マイク
ロレンズ用凹部付き基板111は、石英ガラスで構成さ
れていることが好ましい。TFT液晶パネルは、液晶駆
動基板としてTFT基板を有している。かかるTFT基
板には、製造時の環境により特性が変化しにくい石英ガ
ラスが好ましく用いられる。このため、これに対応させ
て、マイクロレンズ用凹部付き基板111を石英ガラス
で構成することにより、そり、たわみ等の生じにくい、
安定性に優れたTFT液晶パネルを得ることができる。
面には、凹部112を覆う樹脂層(接着剤層)115が
設けられている。
料が充填されることにより、マイクロレンズ113が形
成されている。
用凹部付き基板111の構成材料の屈折率よりも高い屈
折率の樹脂(接着剤)で構成することができ、例えば、
アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリルエポキシ系
のような紫外線硬化樹脂等で好適に構成することができ
る。
14が設けられている。表層(ガラス層)114は、例
えばガラスで構成することができる。この場合、表層1
14の熱膨張係数は、マイクロレンズ用凹部付き基板1
11の熱膨張係数とほぼ等しいもの(例えば両者の熱膨
張係数の比が1/10〜10程度)とすることが好まし
い。これにより、マイクロレンズ用凹部付き基板111
と表層114の熱膨張係数の相違により生じるそり、た
わみ、剥離等が防止される。このような効果は、マイク
ロレンズ用凹部付き基板111と表層114とを同種類
の材料で構成すると、より効果的に得られる。
11が液晶パネルに用いられる場合、必要な光学特性を
得る観点からは、通常、5〜1000μm程度とされ、
より好ましくは10〜150μm程度とされる。
セラミックスで構成することもできる。なお、セラミッ
クスとしては、例えば、AlN、SiN、TiN、BN
等の窒化物系セラミックス、Al2O3、TiO2等の
酸化物系セラミックス、WC、TiC、ZrC、TaC
等の炭化物系セラミックスなどが挙げられる。表層11
4をセラミックスで構成する場合、表層114の厚さ
は、特に限定されないが、20nm〜20μm程度とす
ることが好ましく、40nm〜1μm程度とすることが
より好ましい。なお、このような表層114は、必要に
応じて省略することができる。
有し、例えば、Cr、Al、Al合金、Ni、Zn、T
i等の金属、カーボンやチタン等を分散した樹脂等で構
成されている。
ば、インジウムティンオキサイド(ITO)、インジウ
ムオキサイド(IO)、酸化スズ(SnO2)等で構成
されている。
する基板であり、ガラス基板171と、かかるガラス基
板171上に設けられ、マトリックス状(行列状)に配
設された複数(多数)の画素電極172と、各画素電極
172に対応する複数(多数)の薄膜トランジスタ(T
FT)173とを有している。なお、図2では、シール
材、配線等の記載は省略した。
から、石英ガラスで構成されていることが好ましい。
極)14との間で充放電を行うことにより、液晶層2の
液晶を駆動する。この画素電極172は、例えば、前述
した透明導電膜14と同様の材料で構成されている。
る画素電極172に接続されている。また、薄膜トラン
ジスタ173は、図示しない制御回路に接続され、画素
電極172へ供給する電流を制御する。これにより、画
素電極172の充放電が制御される。
172と接合しており、配向膜4Bは、液晶パネル用対
向基板12の透明導電膜14と接合している。
電極172の充放電に対応して、かかる液晶分子、すな
わち液晶の配向が変化する。
個のマイクロレンズ113と、かかるマイクロレンズ1
13の光軸Qに対応したブラックマトリックス13の1
個の開口131と、1個の画素電極172と、かかる画
素電極172に接続された1個の薄膜トランジスタ17
3とが、1画素に対応している。
入射光Lは、マイクロレンズ用凹部付き基板111を通
り、マイクロレンズ113を通過する際に集光されつ
つ、樹脂層115、表層114、ブラックマトリックス
13の開口131、透明導電膜14、液晶層2、画素電
極172、ガラス基板171を透過する。このとき、マ
イクロレンズ基板11の入射側に偏光膜8Bが設けられ
ているため、入射光Lが液晶層2を透過する際に、入射
光Lは直線偏光となっている。その際、この入射光Lの
偏光方向は、液晶層2の液晶分子の配向状態に対応して
制御される。したがって、液晶パネル1Bを透過した入
射光Lを偏光膜7Bに透過させることにより、出射光の
輝度を制御することができる。
レンズ113を有しており、しかも、マイクロレンズ1
13を通過した入射光Lは、集光されてブラックマトリ
ックス13の開口131を通過する。一方、ブラックマ
トリックス13の開口131が形成されていない部分で
は、入射光Lは遮光される。したがって、液晶パネル1
Bでは、画素以外の部分から不要光が漏洩することが防
止され、かつ、画素部分での入射光Lの減衰が抑制され
る。このため、液晶パネル1Bは、画素部で高い光の透
過率を有する。
法により製造されたTFT基板17と液晶パネル用対向
基板12とに、それぞれ、配向膜3B、4Bを接合し、
その後、シール材(図示せず)を介して両者を接合し、
次いで、これにより形成された空隙部の封入孔(図示せ
ず)から液晶を空隙部内に注入し、次いで、かかる封入
孔を塞ぐことにより製造することができる。
基板としてTFT基板を用いたが、液晶駆動基板にTF
T基板以外の他の液晶駆動基板、例えば、TFD基板、
STN基板などを用いてもよい。
て、上記液晶パネル1Bを用いた投射型表示装置(液晶
プロジェクター)について説明する。
示装置)の光学系を模式的に示す図である。同図に示す
ように、投射型表示装置300は、光源301と、複数
のインテグレータレンズを備えた照明光学系と、複数の
ダイクロイックミラー等を備えた色分離光学系(導光光
学系)と、赤色に対応した(赤色用の)液晶ライトバル
ブ(液晶光シャッターアレイ)24と、緑色に対応した
(緑色用の)液晶ライトバルブ(液晶光シャッターアレ
イ)25と、青色に対応した(青色用の)液晶ライトバ
ルブ(液晶光シャッターアレイ)26と、赤色光のみを
反射するダイクロイックミラー面211および青色光の
みを反射するダイクロイックミラー面212が形成され
たダイクロイックプリズム(色合成光学系)21と、投
射レンズ(投射光学系)22とを有している。
ズ302および303を有している。色分離光学系は、
ミラー304、306、309、青色光および緑色光を
反射する(赤色光のみを透過する)ダイクロイックミラ
ー305、緑色光のみを反射するダイクロイックミラー
307、青色光のみを反射するダイクロイックミラー
(または青色光を反射するミラー)308、集光レンズ
310、311、312、313および314とを有し
ている。
ネル1Bを備えている。液晶ライトバルブ24および2
6も、液晶ライトバルブ25と同様の構成となってい
る。これら液晶ライトバルブ24、25および26が備
えている液晶パネル1Bは、図示しない駆動回路にそれ
ぞれ接続されている。
ロイックプリズム21と投射レンズ22とで、光学ブロ
ック20が構成されている。また、この光学ブロック2
0と、ダイクロイックプリズム21に対して固定的に設
置された液晶ライトバルブ24、25および26とで、
表示ユニット23が構成されている。
する。光源301から出射された白色光(白色光束)
は、インテグレータレンズ302および303を透過す
る。この白色光の光強度(輝度分布)は、インテグレー
タレンズ302および303により均一にされる。光源
301から出射される白色光は、その光強度が比較的大
きいものであるのが好ましい。これにより、スクリーン
320上に形成される画像をより鮮明なものとすること
ができる。また、投射型表示装置300では、耐光性に
優れた液晶パネル1Bを用いているため、光源301か
ら出射される光の強度が大きい場合であっても、優れた
長期安定性が得られる。
を透過した白色光は、ミラー304で図5中左側に反射
し、その反射光のうちの青色光(B)および緑色光
(G)は、それぞれダイクロイックミラー305で図5
中下側に反射し、赤色光(R)は、ダイクロイックミラ
ー305を透過する。
色光は、ミラー306で図5中下側に反射し、その反射
光は、集光レンズ310により整形され、赤色用の液晶
ライトバルブ24に入射する。
色光および緑色光のうちの緑色光は、ダイクロイックミ
ラー307で図5中左側に反射し、青色光は、ダイクロ
イックミラー307を透過する。
色光は、集光レンズ311により整形され、緑色用の液
晶ライトバルブ25に入射する。
した青色光は、ダイクロイックミラー(またはミラー)
308で図5中左側に反射し、その反射光は、ミラー3
09で図5中上側に反射する。前記青色光は、集光レン
ズ312、313および314により整形され、青色用
の液晶ライトバルブ26に入射する。
色光は、色分離光学系により、赤色、緑色および青色の
三原色に色分離され、それぞれ、対応する液晶ライトバ
ルブに導かれ、入射する。
晶パネル1Bの各画素(薄膜トランジスタ173とこれ
に接続された画素電極172)は、赤色用の画像信号に
基づいて作動する駆動回路(駆動手段)により、スイッ
チング制御(オン/オフ)、すなわち変調される。
れ、液晶ライトバルブ25および26に入射し、それぞ
れの液晶パネル1Bで変調され、これにより緑色用の画
像および青色用の画像が形成される。この際、液晶ライ
トバルブ25が有する液晶パネル1Bの各画素は、緑色
用の画像信号に基づいて作動する駆動回路によりスイッ
チング制御され、液晶ライトバルブ26が有する液晶パ
ネル1Bの各画素は、青色用の画像信号に基づいて作動
する駆動回路によりスイッチング制御される。
は、それぞれ、液晶ライトバルブ24、25および26
で変調され、赤色用の画像、緑色用の画像および青色用
の画像がそれぞれ形成される。
た赤色用の画像、すなわち液晶ライトバルブ24からの
赤色光は、面213からダイクロイックプリズム21に
入射し、ダイクロイックミラー面211で図5中左側に
反射し、ダイクロイックミラー面212を透過して、出
射面216から出射する。
成された緑色用の画像、すなわち液晶ライトバルブ25
からの緑色光は、面214からダイクロイックプリズム
21に入射し、ダイクロイックミラー面211および2
12をそれぞれ透過して、出射面216から出射する。
成された青色用の画像、すなわち液晶ライトバルブ26
からの青色光は、面215からダイクロイックプリズム
21に入射し、ダイクロイックミラー面212で図5中
左側に反射し、ダイクロイックミラー面211を透過し
て、出射面216から出射する。
25および26からの各色の光、すなわち液晶ライトバ
ルブ24、25および26により形成された各画像は、
ダイクロイックプリズム21により合成され、これによ
りカラーの画像が形成される。この画像は、投射レンズ
22により、所定の位置に設置されているスクリーン3
20上に投影(拡大投射)される。
装置を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明
はこれに限定されるものではない。
部位(例えば、液晶層2中等)にも含まれていてもよ
い。これにより、液晶分子等の光劣化をより効果的に防
止、抑制することが可能となり、液晶パネル、液晶表示
装置としての長期安定性は、さらに優れたものとなる。
置の一例として投射型表示装置について説明したが、本
発明の液晶表示装置は、これに限定されない。本発明を
適用することが可能な液晶表示装置としては、この他
に、例えば、携帯電話や腕時計およびワープロやパソコ
ンなどの電子機器や屋外に設置される液晶ディスプレイ
等が挙げられる。
装置(液晶表示装置)は、3個の液晶パネルを有するも
のであり、これらの全てに本発明の液晶パネル(配向膜
中に光安定化剤を含む液晶パネル)を適用したものにつ
いて説明したが、少なくともこれらのうち1個が、本発
明の液晶パネルであればよい。この場合、少なくとも、
青色用の液晶ライトバルブに用いられる液晶パネルに本
発明を適用するのが好ましい。
2に示すような液晶パネルを製造した。
イクロレンズ基板を製造した。
(透明基板)を母材として用意し、これを85℃の洗浄
液(硫酸と過酸化水素水との混合液)に浸漬して洗浄を
行い、その表面を清浄化した。
裏面に、CVD法により、厚さ0.4μmの多結晶シリ
コンの膜を形成した。
する凹部に対応した開口を形成した。
結晶シリコン膜上に、形成する凹部のパターンを有する
レジスト層を形成した。次に、多結晶シリコン膜に対し
てCFガスによるドライエッチングを行ない、開口を形
成した。次に、前記レジスト層を除去した。
0wt%フッ酸+10wt%グリセリンの混合水溶液)に1
20分間浸漬してウエットエッチング(エッチング温度
30℃)を行い、石英ガラス基板上に凹部を形成した。
ラメチル水酸化アンモニウム水溶液に5分間浸漬して、
表面および裏面に形成した多結晶シリコン膜を除去する
ことにより、マイクロレンズ用凹部付き基板を得た。
板の凹部が形成された面に、紫外線(UV)硬化型アク
リル系の光学接着剤(屈折率1.60)を気泡なく塗布
し、次いで、かかる光学接着剤に石英ガラス製のカバー
ガラス(表層)を接合し、次いで、かかる光学接着剤に
紫外線を照射して光学接着剤を硬化させ、積層体を得
た。
削、研磨して、マイクロレンズ基板を得た。なお、得ら
れたマイクロレンズ基板では、樹脂層の厚みは12μm
であった。
基板について、スパッタリング法およびフォトリソグラ
フィー法を用いて、カバーガラスのマイクロレンズに対
応した位置に開口が設けられた厚さ0.16μmの遮光
膜(Cr膜)、すなわち、ブラックマトリックスを形成
した。さらに、ブラックマトリックス上に厚さ0.15
μmのITO膜(透明導電膜)をスパッタリング法によ
り形成し、液晶パネル用対向基板を製造した。
基板の透明導電膜上に配向膜を以下のようにして形成し
た。
式会社製:AL6256)を用意し、これに光安定化剤とし
て、旭電化工業株式会社製のアデカスタブ LA-63P(ヒ
ンダートアミン系化合物:1,2,3,4−ブタンテト
ラカルボン酸と1,2,2,6,6−ぺンタメチル−4
−ピペリジノールとβ,β,β,β−テトラメチル−
3,9−(2,4,8,10−テトラオキサスピロ
[5.5]ウンデカン)ジエタノールとの縮合物(平均分
子量:約2000)を主とする光安定化剤)を加えた。
このようにして得られた組成物中における光安定化剤の
添加量は、樹脂固形分に対して0.1wt%とした。
スピンコート法により、液晶パネル用対向基板の透明導
電膜上に平均厚さ30nmの膜を形成した。
ドが2〜3°となるように、ラビング処理を施し、配向
膜とした。
ス製)の表面にも、上記と同様にして、配向膜を形成し
た。
と、配向膜が形成されたTFT基板とを、シール材を介
して接合した。この接合は、液晶層を構成する液晶分子
が左ツイストするように配向膜の配向方向が90°ずれ
るように行った。
部の封入孔から液晶(メルク社製:MJ99247)を空隙部
内に注入し、次いで、かかる封入孔を塞いだ。形成され
た液晶層の厚さは、約3μmであった。
と、TFT基板の外表面側とに、それぞれ、偏光膜8
B、偏光膜7Bを接合することにより、図2に示すよう
な構造のTFT液晶パネルを製造した。偏光膜として
は、ポリビニルアルコール(PVA)で構成された膜を
一軸方向に延伸したものを用いた。なお、偏光膜7B、
偏光膜8Bの接合方向は、それぞれ、配向膜3B、配向
膜4Bの配向方向に基づき決定した。すなわち、電圧印
可時には入射光が透過せず、電圧無印可時には入射光が
透過するように、偏光膜7B、偏光膜8Bを接合した。
化剤の含有量を表1に示すように変更した以外は、前記
実施例1と同様にして液晶パネルを製造した。
剤として、金属イオンの除去操作を施したものを用いた
以外は、前記実施例1と同様にして液晶パネルを製造し
た。なお、金属イオンの除去は、イオン交換樹脂を用い
て行った。
定化剤の含有量を表1に示すように変更した以外は、前
記実施例6と同様にして液晶パネルを製造した。
剤として、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製のTI
NUVIN 234(ベンゾトリアゾール系化合物:2−[2’
−ヒドロキシ−3’,5’−ビス(α,α−ジメチルベ
ンジル)フェニル]ベンゾトリアゾール(平均分子量:
448)を主とする光安定化剤)を用いた以外は、前記
実施例1と同様にして液晶パネルを製造した。
安定化剤の含有量を表1に示すように変更した以外は、
前記実施例11と同様にして液晶パネルを製造した。
化剤として、金属イオンの除去操作を施したものを用い
た以外は、前記実施例11と同様にして液晶パネルを製
造した。なお、金属イオンの除去は、イオン交換樹脂を
用いて行った。
安定化剤の含有量を表1に示すように変更した以外は、
前記実施例16と同様にして液晶パネルを製造した。
形成した以外は、前記実施例1と同様にして液晶パネル
を製造した。
比較例で製造した液晶パネルについて、光透過率を連続
的に測定した。光透過率の測定は、各液晶パネルを50
℃の温度下に置き、電圧無印加の状態で、15lm/m
m2の光束密度の白色光を照射することにより行った。
率の測定の結果をまとめて示した。なお、表1中のA
[%]は、製造直後(光透過率の連続測定開始直後)の
光透過率を示し、B[%]は、白色光の照射開始から3
000時間後の光透過率を示す。
ネルにおいては、光透過率はほとんど減少していない。
特に、配向膜中の金属イオン濃度の低い液晶パネルで
は、光透過率の減少が極めて小さい。
白色光の照射を開始してから650時間程度で、目視で
確認できる変色(やけ)を生じ、光透過率が大きく減少
し、白色光の照射開始900時間後程度で、光透過率は
0%になった。
評価]上記各実施例および比較例で製造したTFT液晶
パネルを用いて、図3に示すような構造の液晶プロジェ
クター(投射型表示装置)を組み立て、5000時間連
続駆動させた。
用いて製造された液晶プロジェクター(液晶表示装置)
は、長時間連続して駆動させた場合であっても、鮮明な
投射画像が得られた。
製造された液晶プロジェクター(液晶表示装置)では、
駆動時間に伴い、投射画像の鮮明度が明らかに低下し
た。
合物(トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シベンジル)イソシアヌレート、平均分子量:78
4)、芳香族アミン系化合物(N,N’−ジフェニル−
p−フェニレンジアミン、平均分子量:260)、サル
ファイド系化合物(ジステアリル−3,3’−チオジプ
ロピオネート、平均分子量:683)、リン系化合物
(トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファ
イト、平均分子量:647)、サリシレート系化合物
(4−t−ブチルフェニルサリシレート、平均分子量:
270)、ベンゾフェノン系化合物(2−ヒドロキシ−
4−n−オクトキシベンゾフェノン、平均分子量:32
6)、Ni系化合物(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル酸モノエチルエステル−Ni錯体、平
均分子量:713)、シアノアクリレート系化合物(エ
チル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、
平均分子量:277)、オキザリックアシッドアニリド
系化合物(2−エトキシ−5−t−ブチル−2’−エチ
ルオキザリックアシッドビスアニリド、平均分子量:3
69)、シュウ酸誘導体(シュウ酸−ビス(ベンジリデ
ンヒドラジド)、平均分子量:292)、サリチル酸誘
導体(1,12−ドデカン酸−ビス[2−(2−ヒドロ
キシベンゾイル)ヒドラジド]、平均分子量:49
8)、ヒドラジド誘導体(N,N’−ビス[3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オニル]ヒドラジン、平均分子量:552)に変更した
以外は、前記と同様にして、液晶パネル、液晶表示装置
を製造し、これらについて前記と同様の評価を行った。
が、表1に示すような範囲においては、いずれの液晶パ
ネルも、B/Aの値が0.88以上であり、前記と同様
の効果が確認された。
ロジェクター(投射型表示装置)は、実施例1〜20に
よる液晶プロジェクターと同様、5000時間連続駆動
させた後でも、鮮明な投射画像が得られた。
液晶表示装置は、耐光性に優れ、長期間使用しても安定
した特性が得られるものであることが分かる。
光性に優れた液晶パネルおよび液晶表示装置を提供する
ことができる。
量が多い環境で用いられる液晶パネルおよび液晶表示装
置であっても、特に優れた長期安定性を確保することが
できる。
子量や、配向膜中の金属イオン濃度等を調整することに
より、さらに優れたものとすることができる。
式的な縦断面図である。
式的な縦断面図である。
示す図である。
……配向膜 4A、4B……配向膜 5……透明導電膜
6……透明導電膜 7A、7B……偏光膜 8A、8B……偏光膜 9……基材 10……基材 1
1……マイクロレンズ基板 111……マイクロレンズ
用凹部付き基板112……凹部 113……マイクロレ
ンズ 114……表層 115……樹脂層 12……液
晶パネル用対向基板 13……ブラックマトリックス
131……開口 14……透明導電膜 17……TFT
基板 171……ガラス基板 172……画素電極 1
73……薄膜トランジスタ 300……投射型表示装置
301……光源 302、303……インテグレータ
レンズ 304、306、309……ミラー 305、
307、308……ダイクロイックミラー 310〜3
14……集光レンズ 320……スクリーン 20……
光学ブロック 21……ダイクロイックプリズム 21
1、212……ダイクロイックミラー面 213〜21
5……面 216……出射面 22……投射レンズ 2
3……表示ユニット 24〜26……液晶ライトバルブ
Claims (18)
- 【請求項1】 液晶層と、該液晶層に隣接して配設され
た配向膜とを有する液晶パネルであって、 前記配向膜のうち少なくとも一方は、光安定化剤を含む
ものであることを特徴とする液晶パネル。 - 【請求項2】 光源からの光を入射させて用いる請求項
1に記載の液晶パネル。 - 【請求項3】 少なくとも、前記液晶層の光が入射する
面側に設置された前記配向膜中に前記光安定化剤が含ま
れる請求項2に記載の液晶パネル。 - 【請求項4】 前記光安定化剤は、平均分子量が250
〜3000である請求項1ないし3のいずれかに記載の
液晶パネル。 - 【請求項5】 前記光安定化剤は、フェノール系化合
物、芳香族アミン系化合物、サルファイド系化合物、リ
ン系化合物、サリシレート系化合物、ベンゾフェノン系
化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、ヒンダートアミ
ン系化合物、Ni系化合物、シアノアクリレート系化合
物、オキザリックアシッドアニリド系化合物、シュウ酸
誘導体、サリチル酸誘導体、ヒドラジド誘導体のうち少
なくとも1種を含むものである請求項1ないし4のいず
れかに記載の液晶パネル。 - 【請求項6】 前記光安定化剤は、金属イオンを除去し
たものである請求項1ないし5のいずれかに記載の液晶
パネル。 - 【請求項7】 前記配向膜中における金属イオン濃度
は、5ppm以下である請求項1ないし6のいずれかに
記載の液晶パネル。 - 【請求項8】 前記配向膜中における前記光安定化剤の
含有量は、5wt%以下である請求項1ないし7のいず
れかに記載の液晶パネル。 - 【請求項9】 前記配向膜は、主としてポリイミドまた
はポリアミドイミドで構成されたものである請求項1な
いし8のいずれかに記載の液晶パネル。 - 【請求項10】 前記配向膜の平均厚さが0.02〜
0.12μmである請求項1ないし9のいずれかに記載
の液晶パネル。 - 【請求項11】 前記配向膜の前記液晶層と対向する面
とは反対の面側に、導電膜を有する請求項1ないし10
のいずれかに記載の液晶パネル。 - 【請求項12】 前記配向膜のうちの一方について、前
記液晶層と対向する面とは反対の面側に、マイクロレン
ズ基板が配設された請求項1ないし11のいずれかに記
載の液晶パネル。 - 【請求項13】 前記マイクロレンズ基板の前記液晶層
と対向する面側に、ブラックマトリックスと、該ブラッ
クマトリックスを覆う導電膜とが設けられた請求項12
に記載の液晶パネル。 - 【請求項14】 画素電極を備えた液晶駆動基板を有す
る請求項1ないし13のいずれかに記載の液晶パネル。 - 【請求項15】 前記液晶駆動基板は、マトリックス状
に配設された前記画素電極と、前記画素電極に接続され
た薄膜トランジスタとを有するTFT基板である請求項
14に記載の液晶パネル。 - 【請求項16】 請求項1ないし15のいずれかに記載
の液晶パネルを備えたことを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項17】 請求項1ないし15のいずれかに記載
の液晶パネルを備えたライトバルブを有し、該ライトバ
ルブを少なくとも1個用いて画像を投射することを特徴
とする液晶表示装置。 - 【請求項18】 画像を形成する赤色、緑色および青色
に対応した3つのライトバルブと、光源と、該光源から
の光を赤色、緑色および青色の光に分離し、前記各光を
対応する前記ライトバルブに導く色分離光学系と、前記
各画像を合成する色合成光学系と、前記合成された画像
を投射する投射光学系とを有する液晶表示装置であっ
て、 前記ライトバルブは、請求項1ないし15のいずれかに
記載の液晶パネルを備えたことを特徴とする液晶表示装
置。
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- 2002-01-25 JP JP2002017657A patent/JP2003215592A/ja active Pending
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