JP2005221510A - 張力センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】耐久性及び汎用性に富み、且つ高い精度で張力を測定することが可能な張力センサを提供する。
【解決手段】 光4を発する発光素子1と、光4の進行方向と略直交し、光4の少なくとも一部を遮断するように配置され、張力に応じて伸縮することにより光4の遮断量を変化させるバネ2と、バネ2を介して発光素子1に対向配置され、バネ2を通過した光4を受光する受光素子3とを設け、バネ2の伸縮により変化する光4の受光量に基づいて張力の値を算出する。
【選択図】図1
【解決手段】 光4を発する発光素子1と、光4の進行方向と略直交し、光4の少なくとも一部を遮断するように配置され、張力に応じて伸縮することにより光4の遮断量を変化させるバネ2と、バネ2を介して発光素子1に対向配置され、バネ2を通過した光4を受光する受光素子3とを設け、バネ2の伸縮により変化する光4の受光量に基づいて張力の値を算出する。
【選択図】図1
Description
本発明は、張力を検出し、その値や方向を測定する張力センサに関する。
ワイヤ等の張力を測定するための張力センサには多くの種類が存在し、さらなる改良が加えられている。
このような張力センサの一例としては、センサ本体、ワイヤ、アーム、前記のセンサ本体とワイヤとの摩擦を軽減するためのプーリー、ワイヤの張力に応じて生じたセンサ本体のたわみを測定するストレインゲージ等を備えるものが挙げられる(例えば、非特許文献1参照)。
「ワイヤー張力センサの試作とその応用」(http://www.sys.es.osaka-u.ac.jp/paper/B2000/kamisima/)
「ワイヤー張力センサの試作とその応用」(http://www.sys.es.osaka-u.ac.jp/paper/B2000/kamisima/)
しかしながら、上記のような張力センサには以下に示すような解決すべき課題が存在する。
まず、従来の張力センサには装置自体が比較的大型となる傾向があり、使用用途が限定されてしまう場合がある。
また、構造が複雑であり、これによる故障等の可能性もある。
さらには、測定精度の向上も要望されている。
まず、従来の張力センサには装置自体が比較的大型となる傾向があり、使用用途が限定されてしまう場合がある。
また、構造が複雑であり、これによる故障等の可能性もある。
さらには、測定精度の向上も要望されている。
このような事情に鑑み本発明は、耐久性及び汎用性に富み、且つ高い精度で張力を測定することが可能な張力センサを提供することを目的とする。
請求項1に記載の本発明は、光を発する発光手段と、光の進行方向と略直交し、光の少なくとも一部を遮断するように配置され、張力に応じて伸縮することにより光の遮断量を変化させる遮断量変化手段と、遮断量変化手段を介して発光手段に対向配置され、遮断量変化手段を通過した光を受光する受光手段と、遮断量変化手段の伸縮により変化する光の受光量に基づいて張力の値を算出する算出手段とを備えることを要旨とする。
請求項2に記載の本発明は、任意の点を中心として回動可能に構成された回動部材と、光を発する第1の発光手段と、一端が回動部材の短手方向側の側面に接続されるとともに他端が固定され、且つ第1の発光手段から発せられた光の進行方向と略直交し、光の少なくとも一部を遮断するように配置され、回動部材が回動した際に生じる張力に応じて伸縮し、これにより光の遮断量を変化させる第1の遮断量変化手段と、第1の遮断量変化手段を介して第1の発光手段に対向配置され、第1の遮断量変化手段を通過した光を受光する第1の受光手段と、光を発する第2の発光手段と、一端が回動部材における第1の遮断量変化手段が接続された側面とは反対側の側面に接続されるとともに他端が固定され、且つ第2の発光手段から発せられた光の進行方向と略直交し、光の少なくとも一部を遮断するように配置され、回動部材が回動した際に生じる張力に応じて伸縮し、これにより光の遮断量を変化させる第2の遮断量変化手段と、第2の遮断量変化手段を介して第2の発光手段に対向配置され、第2の遮断量変化手段を通過した光を受光する第2の受光手段と、第1及び第2の遮断量変化手段の伸縮により変化する光の受光量に基づいて張力の方向を算出する算出手段とを備えることを要旨とする。
請求項3に記載の本発明は、移動可能且つ任意の点を中心として回動可能に構成された移動回動部材と、光を発する第1の発光手段と、一端が回動部材の短手方向側の側面に接続されるとともに他端が固定され、且つ第1の発光手段から発せられた光の進行方向と略直交し、光の少なくとも一部を遮断するように配置され、回動部材が回動した際に生じる張力に応じて伸縮し、これにより光の遮断量を変化させる第1の遮断量変化手段と、第1の遮断量変化手段を介して第1の発光手段に対向配置され、第1の遮断量変化手段を通過した光を受光する第1の受光手段と、光を発する第2の発光手段と、光を発する第2の発光手段と、一端が回動部材における第1の遮断量変化手段が接続された側面とは反対側の側面に接続されるとともに他端が固定され、且つ第2の発光手段から発せられた光の進行方向と略直交し、光の少なくとも一部を遮断するように配置され、回動部材が回動した際に生じる張力に応じて伸縮し、これにより光の遮断量を変化させる第2の遮断量変化手段と、遮断量変化手段を介して第2の発光手段に対向配置され、第2の遮断量変化手段を通過した光を受光する第2の受光手段と、光を発する第3の発光手段と、一端が移動回動部材の長手方向側の端部に接続されるとともに他端が固定され、且つ第3の発光手段から発せられた光の進行方向と略直交し、光の少なくとも一部を遮断するように配置され、移動回動部材が移動した際に生じる張力に応じて伸縮し、これにより光の遮断量を変化させる第3の遮断量変化手段と、第3の遮断量変化手段を介して第3の発光手段に対向配置され、第3の遮断量変化手段を通過した光を受光する第3の受光手段と、第1、第2及び第3の遮断量変化手段の伸縮により変化する光の受光量に基づいて張力の値及び方向を算出する算出手段とを備えることを要旨とする。
本発明によれば、耐久性及び汎用性に富み、且つ高い精度で張力を測定することが可能な張力センサを提供することができる。
まず、本発明の張力センサの原理について説明する。
図1は、本発明の張力センサの構成図である。
図1(a)に示すように、この張力センサは、発光素子1(本例では、発光ダイオード)と、バネ2と、バネ2を介して発光素子1に対向して配置され、発光素子1から発せられた光4を受光する受光素子3(本例では、フォトトランジスタ)とを備える。
図1は、本発明の張力センサの構成図である。
図1(a)に示すように、この張力センサは、発光素子1(本例では、発光ダイオード)と、バネ2と、バネ2を介して発光素子1に対向して配置され、発光素子1から発せられた光4を受光する受光素子3(本例では、フォトトランジスタ)とを備える。
バネ2は、発光素子1から発せられる光4の少なくとも一部を遮断するように配置されており、張力に応じて伸縮すると光4の遮断量が変化する。つまり、図1(b)に示すように、バネが伸びると受光素子3の受光量及び出力電圧が増加し、バネが縮むと受光素子3の受光量及び出力電圧が減少する。
したがって、受光素子3の出力電圧値からバネ2の張力の値(大きさ)を求めることができる。
次に、本発明の実施例について説明するが、これらの実施例は、あくまでも本発明の説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であれば、これらの各要素又は全要素を含んだ各種の実施例を採用することが可能であるが、これらの実施例も本発明の範囲に含まれる。
図2は、本発明の第1の実施例(実施例1)に係る張力センサ5の構成を示す図である。
この張力センサ5は、張力の値(大きさ)を測定するためのものであり、テーブル部材6、発光素子7、受光素子8、固定部材9、上記のように光の遮断量を変化させるための手段であるバネ10、ケーブル12、図示しない算出部からなる。
この張力センサ5は、張力の値(大きさ)を測定するためのものであり、テーブル部材6、発光素子7、受光素子8、固定部材9、上記のように光の遮断量を変化させるための手段であるバネ10、ケーブル12、図示しない算出部からなる。
バネ10は、その一端が固定部材9によりテーブル部材6に固定され、他端がケーブル12に接続されており、ケーブル12にかかる張力に応じてA−A’の方向に伸縮する。
発光素子7と受光素子8は、テーブル部材6上にバネ10を介して対向配置されており、バネが伸縮すると、受光素子8の受光量及び出力電圧値が変化する
算出部は、受光量が変化した際の出力電圧値に基づいて張力の値を算出する。
算出部は、受光量が変化した際の出力電圧値に基づいて張力の値を算出する。
以上の構成を有する張力センサ5は、プーリー、ストレインゲージ等の大型部品を用いないため小型化が可能であり、耐久性に富み、さらに発光素子及び受光素子を用いるため高い精度で張力の値を測定することができる。
図3は、本発明の第2の実施例(実施例2)に係る張力センサ11の構成を示す図である。
この張力センサ11は、上記の張力センサ5とは異なり、張力の方向を測定するためのものであり、棒状部材33、テーブル部材22、受光素子16及び20、固定部材13、14及び18、バネ15及び19、ケーブル12、図示しない算出部からなる。
この張力センサ11は、上記の張力センサ5とは異なり、張力の方向を測定するためのものであり、棒状部材33、テーブル部材22、受光素子16及び20、固定部材13、14及び18、バネ15及び19、ケーブル12、図示しない算出部からなる。
棒状部材33は、その一端がケーブル12に接続され、他端が固定部材13によりテーブル部材22に回動可能な状態で固定されており、ケーブル12に張力がかかると、その方向に応じてB−B’の方向に回動する。
バネ15は、その一端が固定部材14によりテーブル部材22に固定され、他端が棒状部材33の側面に接続されている。
バネ19は、その一端が固定部材18によりテーブル部材22に固定され、他端が棒状部材33におけるバネ15が接続されていない側の側面に接続されている。
発光素子16と受光素子17は、テーブル部材22上にバネ15を介して対向配置されており、また、発光素子20と受光素子21は、テーブル部材22上にバネ19を介して対向配置されている。
上記のケーブル12に張力がかかると、その張力の方向、つまりケーブル12が引かれた方向に応じて棒状部材33が固定部材13の位置を中心に回動し、これに応じてバネ15及び19が伸縮し、受光素子17及び21の受光量及び出力電圧値が変化する。
算出部は、受光量が変化した際の出力電圧値に基づいて張力の方向を算出する。
なお、棒状部材33におけるバネ15及び19の取付位置と固定部材13との距離は自由に変更可能であり、これにより張力方向の測定感度を自由に変更することができる。これは、てこの原理を利用したものである。
以上の構成を有する張力センサ11は、プーリー、ストレインゲージ等の大型部品を用いないため小型化が可能であり、耐久性に富み、さらに発光素子及び受光素子を用いるため高い精度で張力の方向を測定することができる。
図4は、本発明の第3の実施例(実施例3)に係る張力センサ23の構成を示す図である。
この張力センサ23は、張力の値(大きさ)と方向の両方を測定するためのものであり、上記の張力センサ11の構成部品に加えて、発光素子7、受光素子8、固定部材9、バネ10が設けられており、固定部材13に代えて固定部材24が設けられている。
この張力センサ23は、張力の値(大きさ)と方向の両方を測定するためのものであり、上記の張力センサ11の構成部品に加えて、発光素子7、受光素子8、固定部材9、バネ10が設けられており、固定部材13に代えて固定部材24が設けられている。
バネ10は、その一端が固定部材9によりテーブル部材6に固定され、他端が棒状部材33の端部に接続されている。
発光素子7と受光素子8は、テーブル部材6上にバネ10を介して対向配置されている。
固定部材24は、これを中心にして棒状部材がB−B’の方向に回動し、さらにケーブル12の方向に移動可能となるように構成されている。
上記のケーブル12に張力がかかると、その張力の値及び方向、つまりケーブル12が引かれた強さと方向に応じて棒状部材33が固定部材24の位置を中心に回動するとともにケーブル12の方向に向かって移動し、これに応じてバネ10、15及び19が伸縮し、受光素子8、17及び21の受光量及び出力電圧値が変化する。
算出部は、受光量が変化した際の出力電圧値に基づいて張力の値及び方向を算出する。
なお、棒状部材33におけるバネ15及び19の取付位置と固定部材13との距離は自由に変更可能であり、これにより張力の値及び方向の測定感度を自由に変更することができる。これは、てこの原理を利用したものである。
以上の構成を有する張力センサ23は、プーリー、ストレインゲージ等の大型部品を用いないため小型化が可能であり、耐久性に富み、さらに発光素子及び受光素子を用いるため高い精度で張力の値及び方向を測定することができる。
本発明の張力センサは、上記のとおり小型化が可能であり、耐久性にも富み、また、張力測定以外の目的にも使用できる。本実施例では、その一例として、本発明の張力センサを管内移動ロボットに適用した場合を示す。
管内移動ロボットは、ガス管、水道管、化学プラントや原子炉などの配管(管体)等を点検・補修する際に用いられるものであり、空間・環境的な要因から小型であることと耐久性が要求される。
また、この管内移動ロボットは、図16に示すとおり、直径が小である管体100内を移動するため、ケーブル104により接続された複数個の本体101、102、103からなり、補修・点検作業に必要なCCD(Charge Coupled Device)カメラ、電源機構、制御機構等が分散配置されている。
このような管体ロボットが管体内で作業を行うにあたっては、他の本体102及び103が先頭を進む本体101を追従し続ける必要がある。これが適切に行われないと、図16に示すように、ケーブル104が伸びきり、本体101が移動できなくなってしまう。
上記の追従動作を正確に行うためには、本体の位置関係(距離、角度)を正確に測定することが不可欠である。また、これを行うための測定装置も小型であり堅牢である必要があるが、本発明の張力センサは、前記のとおり、小型であり、さらに耐久性にも富み、距離及び角度の測定にも用いることもできるため、上記の要求を満たすことができる。以下、その詳細について説明する。
図5は、本発明の第4の実施例(実施例4)に係る管内移動ロボット25の斜視図である。
この管内移動ロボット25は、CCDカメラ部30を有する本体26、これを追随する本体27及び28、本体をつなぐケーブル12からなり、本体のそれぞれには走行用の車輪29が設けられている。
この管内移動ロボット25は、CCDカメラ部30を有する本体26、これを追随する本体27及び28、本体をつなぐケーブル12からなり、本体のそれぞれには走行用の車輪29が設けられている。
なお、本実施例においては、本体が3個である場合を示したが、これに限定されず、その数量は必要に応じて増減できる。
本発明の張力センサは、上記の本体26から28のそれぞれに搭載されている。その詳細を図6に示す。
図示するとおり、本体26の本体27側には張力センサ23が、本体27の本体26側には張力センサ11が配置されている。これらは本体27が本体26を追従するためのものであり、以降の説明においてはセンサグループ31と呼称する。
また、本体27の本体28側には張力センサ23が、本体28の本体27側には張力センサ11が配置されている。これらは本体28が本体27を追従するためのものであり、以降の説明においてはセンサグループ32と呼称する。なお、バネの伸縮度合に基づいて距離、角度を算出する演算部の記載は省略している。
次に張力センサグループの動作について説明する。なお、以降の説明においては、センサグループ31を例として行う。
このセンサグループ31(32)は、ケーブル12に張力Tがかかった際に、相対距離L、角度θ1及びθ2といった本体同士の位置情報を同時に測定できる。
このセンサグループ31(32)は、ケーブル12に張力Tがかかった際に、相対距離L、角度θ1及びθ2といった本体同士の位置情報を同時に測定できる。
図7は、本体26及び27の進行方向が一致している場合を示しており、張力センサ23を備える本体26が前進すると本体27との距離が広がり、これがLに達するとケーブル12に張力がかかり、さらに前進すると、図8に示すようにバネ10がΔL分伸びることとなる。
なお、棒状部材33とバネ10は十分な強度を有し、互いは強固に接続され、さらにバネ10はテーブル部材22に強固に固定されているため、本体26と27の間隔がL+ΔLより大となることはない。
また、本体26と27が図9から11に示すような位置関係にある場合は、これを角度θ1及びθ2、上記のLもしくはL+ΔLに基づいて測定する。
また、図12に示すように、管内移動ロボット25が移動する管体100は、湾曲あるいは直立している部分も多く、このため、車輪29が常に管体100の内壁面と密着していなくてはならない。
したがって、管内移動ロボット25の車輪29の内部には、車軸34を中心として自在に回転可能な振り子式の磁石35が設けられている。これにより車輪29を管体100の内壁面に絶えず密着させることができ、管体100の急斜面や垂直部分における上昇・下降が可能となる。
次に、図13を参照して管内移動ロボット25の内部構成について説明する。
操作部36は、ユーザが管内移動ロボットを操作するためのものであり、操作スイッチ、管内移動ロボット25や管体100内部の状態等を表示するディスプレイなどからなる。
操作部36は、ユーザが管内移動ロボットを操作するためのものであり、操作スイッチ、管内移動ロボット25や管体100内部の状態等を表示するディスプレイなどからなる。
本体26は、CCDカメラ部30と、張力センサ23と、この本体26の動作を制御するための制御部37と、制御部37の制御を受けて本体26を走行させる駆動部38からなる。
本体27及び28は、張力センサ11及び23(28は11のみ)と、上記の算出部を含み、他の本体の追従動作を行うための制御部37と、制御部37の制御を受けて本体26を走行させる駆動部38からなる。
なお、上記の各機能部の他に、管体100の補修等を行うための各種工具や、本体同士が接近しており、ケーブル12に張力が生じていない際に、本体同士が衝突することを防止するための電波式センサなどを設けることもできる。
次に、図13及び14を参照して管内移動ロボット25の動作を説明する。
まず、CCDカメラ部30により管体100内の画像が撮影され(S1)、これが制御部37のディスプレイに表示されると(S2)、ユーザが表示画像を視認しながら本体26へ動作指令信号を送信し(S3)、この指令を受信した本体26は制御部37の制御に基づいて動作を行う(S4)。
まず、CCDカメラ部30により管体100内の画像が撮影され(S1)、これが制御部37のディスプレイに表示されると(S2)、ユーザが表示画像を視認しながら本体26へ動作指令信号を送信し(S3)、この指令を受信した本体26は制御部37の制御に基づいて動作を行う(S4)。
本体26が動作を開始すると、本体27の制御部37によりセンサグループ31の状態が確認され(S5)、これにより本体26との距離、角度が測定されるとともに、これらを示す情報が生成される(S6)。
上記の情報が生成されると、これに基づいて本体27への追従動作指令がなされ、本体27は指令に基づいて本体26を追従する(S8)。
本体27が追従動作を開始すると、本体28の制御部37によりセンサグループ32の状態が確認され(S9)、これにより本体27との距離、角度が測定されるとともに、これらを示す情報が生成される(S10)。
上記の情報が生成されると、これに基づいて本体28への追従動作指令がなされ、本体28は指令に基づいて本体26を追従する(S11)。
なお、上記のS7及び11の追従動作司令は、操作部36、本体26の制御部37、本体27及び28の制御部37のいずれかが行えばよい。
また、操作部36の指令により本体27及び28を個別に動作させることも可能である。この際の動作制御もセンサグループ31及び32により測定された距離及び角度に基づいて行われるため、ケーブル12の切断等を防止することができる。
以上のとおり、本発明の管内移動ロボットは、上記の張力センサを備えるため、ロボット本体間の距離及び角度の測定、追従動作等を正確に行うことが可能となる。
上記の実施例4においては、管内移動ロボット25のセンサグループ31及び32が張力センサ11と23とからなる場合を示したが、これに限定されず、図15に示すように
、管内移動ロボット25がセンサグループ39及び40を備える構成としてもよい。
、管内移動ロボット25がセンサグループ39及び40を備える構成としてもよい。
このセンサグループ39及び40は、図2の張力センサ5と、図3の張力センサ11とからなり、張力センサ5によりロボット本体間の距離を測定し、張力センサ23により相対位置関係を測定する。
なお、本実施例と実施例4との差異は上記の点のみであり、その他の機能、構成、効果等に差異はない。
また、上記の実施例1から5においては、光の遮断量を変化させる手段としてバネを用いる場合を示したが、これに限定されず、伸縮性のあるメッシュ状の部材等を用いてもよい。
1…発光素子、2…バネ、3…受光素子、4…光、5…張力センサ、6…テーブル部材、7…発光素子、8…受光素子、9…固定部材、10…バネ、11…張力センサ、12…ケーブル、13…固定部材、14…固定部材、15…バネ、16…発光素子、17…受光素子、18…固定部材、19…バネ、20…発光素子、21…受光素子、22テーブル部材、223…張力センサ、24…固定部材、25…管内移動ロボット、26…ロボット本体、27…ロボット本体、28…ロボット本体、29…車輪、30…CCDカメラ部、31…センサグループ、32…センサグループ、33…棒状部材、34…車軸、35…磁石、36…操作部、37…制御部、38…駆動部、39…センサ群、40…センサ群、100…管体、101…ロボット本体、102…ロボット本体、103…ロボット本体、104…ケーブル
Claims (3)
- 光を発する発光手段と、
前記光の進行方向と略直交し、該光の少なくとも一部を遮断するように配置され、張力に応じて伸縮することにより前記光の遮断量を変化させる遮断量変化手段と、
前記遮断量変化手段を介して前記発光手段に対向配置され、前記遮断量変化手段を通過した光を受光する受光手段と、
前記遮断量変化手段の伸縮により変化する前記光の受光量に基づいて前記張力の値を算出する算出手段と
を備えることを特徴とする張力センサ。 - 任意の点を中心として回動可能に構成された回動部材と、
光を発する第1の発光手段と、
一端が前記回動部材の短手方向側の側面に接続されるとともに他端が固定され、且つ前記第1の発光手段から発せられた光の進行方向と略直交し、該光の少なくとも一部を遮断するように配置され、前記回動部材が回動した際に生じる張力に応じて伸縮し、これにより前記光の遮断量を変化させる第1の遮断量変化手段と、
前記第1の遮断量変化手段を介して前記第1の発光手段に対向配置され、前記第1の遮断量変化手段を通過した光を受光する第1の受光手段と、
光を発する第2の発光手段と、
一端が前記回動部材における前記第1の遮断量変化手段が接続された側面とは反対側の側面に接続されるとともに他端が固定され、且つ前記第2の発光手段から発せられた光の進行方向と略直交し、該光の少なくとも一部を遮断するように配置され、前記回動部材が回動した際に生じる張力に応じて伸縮し、これにより前記光の遮断量を変化させる第2の遮断量変化手段と、
前記第2の遮断量変化手段を介して前記第2の発光手段に対向配置され、前記第2の遮断量変化手段を通過した光を受光する第2の受光手段と、
前記第1及び第2の遮断量変化手段の伸縮により変化する前記光の受光量に基づいて前記張力の方向を算出する算出手段と
を備えることを特徴とする張力センサ。 - 移動可能且つ任意の点を中心として回動可能に構成された移動回動部材と、
光を発する第1の発光手段と、
一端が前記回動部材の短手方向側の側面に接続されるとともに他端が固定され、且つ前記第1の発光手段から発せられた光の進行方向と略直交し、該光の少なくとも一部を遮断するように配置され、前記回動部材が回動した際に生じる張力に応じて伸縮し、これにより前記光の遮断量を変化させる第1の遮断量変化手段と、
前記第1の遮断量変化手段を介して前記第1の発光手段に対向配置され、前記第1の遮断量変化手段を通過した光を受光する第1の受光手段と、
光を発する第2の発光手段と、
光を発する第2の発光手段と、
一端が前記回動部材における前記第1の遮断量変化手段が接続された側面とは反対側の側面に接続されるとともに他端が固定され、且つ前記第2の発光手段から発せられた光の進行方向と略直交し、該光の少なくとも一部を遮断するように配置され、前記回動部材が回動した際に生じる張力に応じて伸縮し、これにより前記光の遮断量を変化させる第2の遮断量変化手段と、
前記遮断量変化手段を介して前記第2の発光手段に対向配置され、前記第2の遮断量変化手段を通過した光を受光する第2の受光手段と、
光を発する第3の発光手段と、
一端が前記移動回動部材の長手方向側の端部に接続されるとともに他端が固定され、且つ前記第3の発光手段から発せられた光の進行方向と略直交し、該光の少なくとも一部を遮断するように配置され、前記移動回動部材が移動した際に生じる張力に応じて伸縮し、これにより前記光の遮断量を変化させる第3の遮断量変化手段と、
前記第3の遮断量変化手段を介して前記第3の発光手段に対向配置され、前記第3の遮断量変化手段を通過した光を受光する第3の受光手段と、
前記第1、第2及び第3の遮断量変化手段の伸縮により変化する前記光の受光量に基づいて前記張力の値及び方向を算出する算出手段と
を備えることを特徴とする張力センサ。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US54225504P | 2004-02-05 | 2004-02-05 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005221510A true JP2005221510A (ja) | 2005-08-18 |
Family
ID=34997237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005221510A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101843880B1 (ko) * | 2016-09-21 | 2018-03-30 | 이용길 | 안전장구 체결 감지기 |
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2005
- 2005-02-07 JP JP2005031055A patent/JP2005221510A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101843880B1 (ko) * | 2016-09-21 | 2018-03-30 | 이용길 | 안전장구 체결 감지기 |
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