JP2005220355A - 液晶媒体および液晶ディスプレイ - Google Patents

液晶媒体および液晶ディスプレイ Download PDF

Info

Publication number
JP2005220355A
JP2005220355A JP2005031881A JP2005031881A JP2005220355A JP 2005220355 A JP2005220355 A JP 2005220355A JP 2005031881 A JP2005031881 A JP 2005031881A JP 2005031881 A JP2005031881 A JP 2005031881A JP 2005220355 A JP2005220355 A JP 2005220355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
component
compounds
formula
crystal medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005031881A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5546711B2 (ja
Inventor
Nobuo Kubo
伸夫 久保
Masahiro Iijima
雅裕 飯島
Tsunahiko Okamura
維彦 岡村
Yukiko Hata
由紀子 畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Merck Patent GmbH
Original Assignee
Merck Patent GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Merck Patent GmbH filed Critical Merck Patent GmbH
Publication of JP2005220355A publication Critical patent/JP2005220355A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5546711B2 publication Critical patent/JP5546711B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Abstract

【課題】 実用的な用途に好適な特性、例えば、広いネマチック相範囲、使用するディスプレイモードに応じた適切な光学異方性Δn、適切に高いΔε、特に、低い粘度などを有する液晶媒体を提供することを目的とする。
【解決手段】 下記式Iの誘電的に正の化合物の1種または2種以上と、式IIおよび式IIIの群から選ばれる誘電的に正の化合物の1種または2種以上とを含有する誘電的に正の成分、成分(A)を含有する液晶媒体、それを含む液晶ディスプレイ。
【化60】
Figure 2005220355

(式中、R、RおよびRはアルキル等、Z21、Z22、およびZは単結合等、nおよびmは0〜2、X、XおよびXはハロゲン、ハロゲン化アルキル等、Y21およびY22はHまたはF、Y31およびY32はHまたはF)
【選択図】 なし

Description

本発明は、液晶媒体、およびこれらの媒体を含む液晶ディスプレイに関し、特にアクティブマトリクスにより駆動するディスプレイ、とりわけTNモードで動作するディスプレイに関する。
液晶ディスプレイ(LCD)は、情報を表示するために広く使われている。LCDは、投射型ディスプレイ用と共に、直視型ディスプレイ用として使用されている。用いられる電気光学モードは、例えば最も多用されているねじれネマチック(TN)モード、超ねじれネマチック(STN)モード、光学補償ベンド(OCB)モードおよび電圧制御復屈折(ECB)モードとそれらの種々の変法などである。これらのモードは全て、基板と液晶層にそれぞれ実質的に直角な電界を使用する。
これらのモードの他に、基板と液晶層にそれぞれ実質的に平行な電界を用いる、例えばインプレーンスイッチングモード(例えば、ドイツ国特許第4000451号明細書(特許文献1)、ヨーロッパ特許第0588568号明細書(特許文献2)に開示されている)などもある。とりわけ、この電気光学モードは、最新のデスクトップモニタ用のLCDに使用されており、マルチメディア用途のディスプレイに適用することが考えられている。
本発明の液晶は、好ましくはTNモードで使用される。
これらのディスプレイには、改善された特性を有する新規な液晶媒体が求められている。特に、応答時間は、多くのタイプの用途ために改善される必要がある。したがって、より低い粘度(η)、特により低い回転粘度(γ)を備えた液晶媒体が要求される。回転粘度は好ましくは115mPa・s以下であるべきであり、好ましくは105mPa・s以下、特に95mPa・s以下である。このパラメーターに加えて、媒体は適切に広範囲のネマチック相、やや小さな複屈折(Δn)を示すべきであり、そして誘電異方性(Δε)は適度に低い動作電圧を許容するのに十分高くあるべきである。好ましくは5より大きく、極めて好ましくは6より大きくあるべきであるが、多くの場合に、合理的に高い比抵抗に不利益に働くので同時に好ましくは、18以下、特に15以下であるべきである。
本発明のディスプレイは、アクティブマトリクス(ctive atrix LCs、略してAMD)、好ましくは薄層トランジスタ(TFT)マトリクスにより駆動されるのが好ましい。しかしながら、本発明の液晶は、他の既知の駆動手段によるディスプレイにも有益に使用することができる。
低分子量液晶材料を高分子材料と共に複合系として使用した種々の異なるディスプレイモードが知られている。例えば、WO 91/05 029に開示されたポリマー分散型液晶(PDLC)、曲線配向ネマチック相(nematic curvilinearily
aligned phase)(NCAP)およびポリマーネットワーク(PN)システム、または、軸対称微小領域(axially symmetric microdomain)(ASM)システムなどが存在する。これらとは対照的に、本発明によりとりわけ好ましいのは、表面に配向された、液晶媒体をそのまま使用することである。これらの表面は、典型的には、液晶材料の均一な配向を達成するために前処理されている。本発明によるディスプレイモードは、好ましくは液晶層に対して実質的に平行な電界を使用する。
LCD、特にTNディスプレイに好適な液晶組成物は、当業者に公知である。これらの組成物は、しかしながら、顕著な欠点を有している。それらの組成物の多くは、他の欠点の中でも、応答時間が不都合にも長く、比抵抗値が余りに低く、および/または、余りに高い動作電圧を要する。
ドイツ国特許第4000451号明細書 ヨーロッパ特許第0588568号明細書
したがって、実用的な用途に好適な特性、例えば、広いネマチック相範囲、使用するディスプレイモードに応じた適切な光学異方性Δn、適切に高いΔε、特に、低い粘度などを有する液晶媒体が明らかに求められている。
驚くべきことに、適切な相範囲、適切に高い△ε、適切に低い△n、および速応答性につながる低い回転粘度を有する液晶媒体であって、従来材料の欠点を示さないか、または少なくとも格別により小さな程度しか示さない液晶媒体が実現されることが見いだされた。
本出願のこれらの改善された液晶媒体は、少なくとも次の成分(A)〜(D)を含む。
成分(A):式Iの誘電的に正の化合物の1種または2種以上と、式IIおよび式IIIの群から選ばれる誘電的に正の化合物の1種または2種以上とを含有する誘電的に正の成分、成分(A)。
Figure 2005220355
ここで、R、RおよびRは、互いに独立して、炭素数1〜7のアルキル、アルコキシ、フッ素化アルキルまたはフッ素化アルコキシ、炭素数2〜7のアルケニル、アルケニルオキシ、アルコキシアルキルまたはフッ素化アルケニル、そして好ましくはアルキルまたはアルケニルであり、またRは好ましくはアルキルであり、
Figure 2005220355
は、互いに独立して、且つ
Figure 2005220355
が、2つ存在するときはこれらも互いに独立して、それぞれ
Figure 2005220355
であり、
好ましくは、
Figure 2005220355
の少なくとも1つと、好ましくは、
Figure 2005220355
の少なくとも1つは、
Figure 2005220355
であり、好ましくは、
Figure 2005220355
は、それぞれ、
Figure 2005220355
であり、
21、Z22、およびZは、互いに独立して、且つZ21および/またはZが2つ存在するときはこれらも互いに独立して−CHCH−、−COO−、trans−−CH=CH−、trans−−CF=CF−、−CHO−、−CFO−または単結合であり、好ましくは、Z21およびZ22の少なくとも1つは単結合であり、最も好ましくは、もし存在するならばそれらの少なくとも2つは単結合であり、Zは単結合であり、
nおよびmは、互いに独立して、0、1または2であり、好ましくは、0または1であり、最も好ましくは1であり、
、XおよびXは互いに独立して、ハロゲン、炭素数1〜3のハロゲン化アルキルもしくはアルコキシ、または炭素数2または3のハロゲン化アルケニルもしくはアルケニルオキシであり、好ましくは、F、Cl、炭素数1〜3のフッ素化アルキルもしくはアルコキシ、または炭素数2または3のフッ素化アルケニルもしくはアルケニルオキシであり、より好ましくはF、Cl、−OCFまたは−CFであり、そして最も好ましくはFまたは−OCFであり、
21およびY22は、互いに独立してHまたはF、好ましくは、Y21はFであり、そして、
31およびY32は、互いに独立してHまたはFであり、但し
Figure 2005220355
であるときは、Y31およびY32は両方ともHまたはFのどちらかである。
成分(B):任意成分として誘電的に中性の成分、成分(B)。
成分(C):任意成分としてさらに誘電的に正の成分、成分(C)。
成分(D):任意成分として誘電的に負の成分、成分(D)。
好ましくは、誘電的に正の成分である成分(A)は、1種または2種以上の誘電的に正の化合物を含有し、より好ましくは大部分が、より好ましくは実質的に、特に好ましくは全てが誘電的に正の化合物よりなる。好ましくは、式I〜IIIからなる群より選ばれる1種または2種以上の化合物を含み、好ましくは式IおよびIIの化合物からそれぞれ1種または2種以上含み、最も好ましくは式I、IIおよびIIIのそれぞれの化合物を1種または2種以上含む。
好ましくは、誘電的に正の成分、成分(A)は、式I−1〜I−4の化合物の群より、好ましくは式I−1〜I−3の化合物の群より選ばれる1種または2種以上の化合物を含む。
Figure 2005220355
ここで、Rは、前記の式Iで定義された意味を有する。
好ましくは、誘電的に正の成分、成分(A)は、式I−1およびI−3の化合物の群から選ばれる1種または2種以上の化合物を含み、好ましくは式I−1の1種または2種以上の化合物、最も好ましくはRがn−アルキルまたはアルケニルである式I−1の1種または2種以上の化合物を含む。
好ましくは、誘電的に正の成分、成分(A)は、式II−1〜II−10の化合物の群から選ばれる1種または2種以上の化合物を含み、好ましくは式II−1、II−2、II−4、II−6、II−7、II−8およびII−10からなる群から選ばれ、最も好ましくは式II−2、II−4、II−6、II−7、II−8およびII−10からなる群より選ばれる化合物を含有する。
Figure 2005220355
Figure 2005220355
ここで、RとXはそれぞれ前記式IIについて定義した意味を有する。
好ましい実施形態において、誘電的に正の成分、成分(A)は、II−1、II−2、II−3、II−4、II−6、II−7およびII−8からなる群より選ばれる1種または2種以上の化合物を含み、ここでRとXは前記式IIに対して定義された意味を有するが、Rは、好ましくはn−アルキルまたはアルケニルであり、最も好ましくは、式II−1において最も好ましくはアルケニルであることを除いて、アルキルである。
式II−1〜II−10から選ばれる化合物の他に存在する式IIの化合物としては、式II−11〜II−21が挙げられる。
Figure 2005220355
Figure 2005220355
ここで、Rは前記式IIについて定義された意味を有する。
好ましくは、誘電的に正の成分、成分(A)は、III−1〜III−17の化合物の群から選ばれる1種または2種以上の化合物を含み、好ましくはIII−2、III−6、III−7、III−8、III−16およびIII−17からなる群より選ばれる化合物を含有する。
Figure 2005220355
Figure 2005220355
Figure 2005220355
ここでRは前記式IIIに定義された意味を有する。
好ましくは、本発明の液晶媒体は、誘電的に中性の成分、成分(B)を含有する。この成分は、−1.5〜3の範囲の誘電異方性を有する。好ましくはこの成分は、中性の化合物を含み、好ましくは大部分が、より好ましくは実質的に、特に好ましくは全てが誘電的に中性の化合物からなる。好ましくはこの成分は、式IVの誘電的に中性の化合物の1種または2種以上を含み、好ましくは大部分が、より好ましくは実質的に、特に好ましくは全てが式IVの誘電的に中性の化合物からなる。
Figure 2005220355
ここで、R41およびR42は、互いに独立して前記式IのRに定義されものと同じ意味を有し、好ましくは、R41はアルキルまたはアルケニルであり、R42はアルキルである。
Figure 2005220355
は互いに独立して、且つ
Figure 2005220355
が、2つ存在するときはこれらも互いに独立して、
Figure 2005220355
であり、好ましくは、
Figure 2005220355
は、存在するときはそのうちの少なくとも1つは、
Figure 2005220355
である。
41およびZ42は、互いに独立して、且つZ41が2つ存在するときはこれらも互いに独立して、−CHCH−、−COO−、trans−−CH=CH−、trans−−CF=CF−、−CHO−、−CFO−または単結合であり、好ましくはそれらの少なくとも1つは単結合であり、
oは0、1または2、好ましくは0または1である。
好ましくは、誘電的に中性の成分、成分(B)は式IV−1〜IV−7の化合物からなる群より選ばれ、より好ましくはIV−1、IV−3、IV−4、IV−6およびIV−7の化合物からなる群より選ばれる1種または2種以上の化合物を含む。
Figure 2005220355
ここで、R41およびR42は、それぞれ前記式IVで定義された意味を有し、式IV−1、IV−4およびIV−5において、R41は好ましくは、アルキルまたはアルケニル、好ましくはアルケニルであり、そしてR42は好ましくはアルキルまたはアルケニル、好ましくはアルキルであり、式IV−2において、R41およびR42は好ましくはアルキルであり、式IV−3において、R41は好ましくはアルキルまたはアルケニル、好ましくはアルキル、R42は好ましくはアルキルまたはアルコキシ、好ましくはアルキルであり、そして式IV−6およびIV−7においてR41およびR42は好ましくはアルキルである。
好ましくは、誘電的に中性の成分、成分(B)は式IV−1、IV−3〜IV−7の化合物の群から選ばれる1種または2種以上の化合物を含有し、好ましくは、IV−1の化合物の1種または2種以上と式IV−3、IV−4、IV−6およびIV−7の群から選ばれる1種または2種以上の化合物を含有する。
本発明の媒体は、任意に第2の誘電的に正の成分、成分(C)を含む。この成分は、3より大きな誘電異方性を有する。好ましくはこの成分は、誘電的に正の化合物を含み、好ましくは大部分が、より好ましくは実質的に、特に好ましくは全てが誘電的に正の化合物からなる。好ましくはこの成分は、式Vの誘電的に正の化合物の1種または2種以上を含み、好ましくは大部分が、より好ましくは実質的に、特に好ましくは全てが式Vの誘電的に正の化合物よりなる。
Figure 2005220355
ここで、Rは前記式IIのRに定義されたものと同じ意味を有する。
Figure 2005220355
は互いに独立して、且つ
Figure 2005220355
が2つ存在するときはこれらも互いに独立して、
Figure 2005220355
であり、好ましくは、
Figure 2005220355
の少なくとも1つは
Figure 2005220355
である。
51およびZ52は、互いに独立して、且つZ51が2つ存在するときはこれらも互いに独立して−CHCH−、−COO−、trans−−CH=CH−、trans−−CF=CF−、−CHO−、−CFO−または単結合であり、好ましくはこれらの少なくとも1つは単結合であり、最も好ましくは、存在するときはこれらの少なくとも2つは単結合である。
は好ましくは、CN、NCS、SFまたはSOCFであり、より好ましくはCNまたはNCSであり、最も好ましくはCNである。
kは、0、1または2、好ましくは0または1である。
本発明の液晶媒体は、成分(A)に加えてさらなる成分を含有することが好ましい。この第2の成分は、好ましくは成分(B)、成分(C)および成分(D)のどれか1つであってよく、好ましくは、存在する第2の成分は成分(B)または(C)であり、特に好ましいのは成分(B)である。
明らかに、本発明の混合物は、好ましくはこれらの成分のうちの3つを含むことができ、好ましくは成分(A)、(B)および(C)、場合によりそれらの4つの成分すべてを含むことが好ましい。
好ましくは、本発明の液晶混合物は、誘電的に中性の成分、成分(B)を含有する。この成分は、−1.5〜+3の範囲の誘電異方性を有する。好ましくはこの成分は、誘電的に中性の化合物を含み、好ましくは大部分が、より好ましくは実質的に、特に好ましくは全てが誘電的に中性の化合物よりなる。好ましくはこの成分は、式IVの誘電的に中性の化合物の1種または2種以上を含み、好ましくは大部分が、より好ましくは実質的に、特に好ましくは全てが式IVの誘電的に中性の化合物よりなる。
本発明の好ましい実施形態において、本発明の液晶混合物は、式V−1〜V−10の化合物の群から選ばれる式Vの1種または2種以上の化合物を含有する。
Figure 2005220355
Figure 2005220355
ここで、RおよびX前記式Vで定義された意味を有し、
51からL56は互いに独立してHまたはF、好ましくはこれらの少なくとも1つ(好ましくはL51)は、より好ましくはこれらの少なくとも2つ(好ましくはL51、L52およびL53から選ばれる2つ)はFである。
は好ましくは、アルキル、アルコキシまたはアルケニルであり、好ましくはアルキルである。
は好ましくはCNである。
さらに、好ましい1つの実施形態においては、それは前のものと同一でも異なる場合もあるが、本発明の液晶混合物は、成分(B)を含み、この成分は好ましくは大部分が、より好ましくは全てが、上述の通り式IV−1〜IV−7から、さらに任意的に式IV−8〜IV−11から選ばれる式IVの化合物からなる。
Figure 2005220355
ここで、R41およびR42は、互いに独立して、炭素数1〜7のアルキル、アルコキシ、フッ素化アルキルまたはフッ素化アルコキシ、炭素数2〜7のアルケニル、アルケニルオキシ、アルコキシアルキルまたはフッ素化アルケニルである。
は、HまたはFである。
さらに本発明の液晶混合物は、さらに任意成分、成分(D)を含んでよい。この成分は負の誘電異方性を有し、好ましくは誘電的に負の化合物(好ましくは式VIの化合物)を含み、好ましくは大部分が、より好ましくは実質的に、特に好ましくは全てが誘電的に負の化合物(好ましくは式VIの化合物)からなる。
Figure 2005220355
ここで、R61およびR62は、互いに独立して前記式IIのRに定義されたものと同じ意味を有する。
Figure 2005220355
は、
Figure 2005220355
、好ましくは、
Figure 2005220355
である。
Figure 2005220355
は、
Figure 2005220355
である。
61およびZ62は、互いに独立して、−CHCH−、−COO−、trans−−CH=CH−、trans−−CF=CF−、−CHO−、−CFO−または単結合であり、好ましくはそれらの1つは単結合であり、最も好ましくは両方とも単結合である。
61およびL62は互いに独立して、C−FまたはNであり、好ましくはそれらの少なくとも1つはC−F、最も好ましくは両方がC−Fである。
pは0または1である。
本発明の液晶媒体は、好ましくは成分(A)〜(D)(特に式I〜VIの化合物の群より選ばれる化合物)を含み、好ましくは大部分が、最も好ましくは全てが成分(A)〜(D)(特に式I〜VIの化合物の群より選ばれる化合物)からなる。
本出願において「含む」は、組成物の文脈において、例えば媒体または成分等の言及される物が特定の各成分(単数または複数)または各化合物(単数または複数)を含有していることであり、好ましくは合計濃度で10%以上、最も好ましくは20%以上含有していることを意味する。
文脈中、「大部分が・・からなる」は、言及される物が特定の各成分(単数または複数)または各化合物(単数または複数)を55%以上、好ましくは60%以上、最も好ましくは70%以上を含有することを意味する。
文脈中、「実質的に・・からなる」は、言及される物が特定の各成分(単数または複数)または各化合物(単数または複数)を80%以上、好ましくは90%以上、最も好ましくは95%以上を含有することを意味する。
文脈中、「全てが・・からなる」は、言及される物が特定の各成分(単数または複数)または各化合物(単数または複数)を98%以上、好ましくは99%以上、最も好ましくは100%を含有することを意味する。
特に、好ましい液晶媒体は、成分(A)が式I〜IIIの化合物の群より選ばれる化合物を含み、より好ましくは大部分が、最も好ましくは全てがそれらからなる。
成分(D)は、好ましくは式VIの化合物の1種または2種以上を含み、好ましくは大部分が、最も好ましくは全てがそれらからなり、式VIの化合物は、好ましくは式VI−1〜VI−3の化合物の群から選ばれる。
Figure 2005220355
ここで、R61およびR62は、前記式VIで定義されものと同じ意味を有する。
式VI−1〜VI−3において、R61はn−アルキルまたは1−Eアルケニルであり、R62は好ましくはn−アルキルまたはアルコキシである。
また、本発明の媒体の中で、上では明確には述べていないが、その他のメソーゲン性化合物を任意成分として、有利に使用することもできる。そのような化合物は当業者に知られている。
成分(A)は、好ましくは全混合物の30%〜90%の濃度で使用され、より好ましくは40%〜80%、さらに好ましくは50%〜75%、最も好ましくは65%〜73%の範囲で使用される。
成分(B)は、好ましくは全混合物の0%〜45%の濃度で使用され、より好ましくは10%〜40%、さらに好ましくは15%〜35%、最も好ましくは20%〜30%の範囲で使用される。
成分(C)は、好ましくは全混合物の0%〜50%の濃度で使用され、より好ましくは0%〜40%、さらに好ましくは0%〜30%、最も好ましくは1%〜25%の範囲で使用される。
成分(D)は、好ましくは全混合物の0%〜30%の濃度で使用され、より好ましくは0%〜20%、最も好ましくは2%〜10%の範囲で使用される。
追加の任意成分として、本発明の媒体の物理的性質を調節するために、さらに液晶化合物を含むことができる。そのような化合物は当業者に知られている。本発明の媒体中におけるそれらの濃度は、好ましくは0%〜30%、より好ましくは0%〜20%、最も好ましくは1%〜15%である。
好ましくは、液晶媒体は、成分(A)、(B)、(C)および(D)(好ましくは成分(A)、(B)および(C))を合計で、50%〜100%、好ましくは70〜100%、最も好ましくは80%〜100%、特に90%〜100%を含有する。各成分は、それぞれ好ましくは式I、II、III、IV、VおよびVIの化合物の1種または2種以上を含み、好ましくは大部分が、最も好ましくは全てがそれらの化合物からなる。
本発明の好ましい実施形態において、
−本発明の媒体の中で、式Iの化合物の濃度は、好ましくは1%〜40%、より好ましくは2%〜30%、さらに好ましくは3%〜20%、最も好ましくは5%〜15%であり;
−本発明の媒体の中で、式IIの化合物の濃度は、好ましくは20%〜90%、より好ましくは30%〜80%、さらに好ましくは40%〜70%、最も好ましくは50%〜65%であり;
−本発明の媒体の中で、式IIIの化合物の濃度は、好ましくは0%〜50%、より好ましくは0%〜40%、さらに好ましくは0%〜30%、最も好ましくは10%〜25%であり;
−本発明の媒体の中で、式IVの化合物の濃度は、好ましくは0%〜50%、より好ましくは10%〜40%、さらに好ましくは20%〜30%、最も好ましくは25%〜35%である。
本発明の液晶媒体は、70℃以上の、好ましくは75℃以上の、より好ましくは80℃以上の、特に90℃以上の透明点によって特徴付けられる。
本発明の液晶媒体のΔnは、好ましくは0.16以下、より好ましくは0.080〜0.15の範囲、最も好ましくは0.090〜0.140の範囲であり、特に0.095〜0.155の範囲である。
本発明の第1の好ましい実施形態において、液晶媒体のΔnは、好ましくは0.12以下、より好ましくは0.080〜0.115の範囲、最も好ましくは0.090〜0.110の範囲であり、特に0.095〜0.105の範囲である。
本発明の第2の好ましい実施形態において、液晶媒体のΔnは、好ましくは0.12以上、より好ましくは0.120〜0.150の範囲、最も好ましくは0.125〜0.145の範囲であり、特に0.130〜0.135の範囲である。
Δnについて上述の2つの好ましい実施形態のうちの第1の形態に従う液晶媒体は、グーチ・タリーの第1次透過極小で動作するTNディスプレイ(透過モードで動作し、比較的広いセルギャップを有する)に特に適している。これら実施形態のうちの第2の形態に従う液晶媒体は、代わりに、グーチ・タリーの第2次透過極小で動作するTNディスプレイに使用することができ、あるいは、好ましくは第1の形態と同様に第1次透過極小で動作するTNディスプレイで使用することもできる。それらでは、それぞれより狭いセルギャップが必要であるが、より速い応答時間が得られる。このタイプのディスプレイは、例えばカメラのビューファインダー等の用途に有益に使用される。
本発明の液晶媒体の1kHz、20℃におけるΔεは、好ましくは4.0以上、より好ましくは6.0以上、最も好ましくは10.0以上であり、特に6.0〜20.0である。
好ましい実施形態において、それは上述の液晶媒体のΔnについての第1の好ましい形態と同じであってもよい(同じであることが好ましい)が、液晶媒体の1kHz、20℃におけるΔεは、好ましくは4.0以上、より好ましくは5.0以上、最も好ましくは6.0以上であり、特に6.0〜10.0である。これらの媒体は、いわゆる5Vドライバーを備えたディスプレイに特に適している。
異なる好ましい実施形態において、それは上述の液晶媒体のΔnについての第2の好ましい形態と同じであってもよい(同じであることが好ましい)が、液晶媒体の1kHz、20℃におけるΔεは、好ましくは10.0以上、より好ましくは15.0以上、最も好ましくは16.0以上であり、特に17.0〜19.0である。この実施形態の液晶媒体の20℃のV10は、好ましくは1.3V以下、より好ましくは1.2V、特に好ましくは1.05V以下である。この実施形態に従う媒体は、いわゆる3.3Vドライバーを備えたディスプレイに特に適している。
本発明の液晶媒体の20℃におけるγは、好ましくは115mPa・s以下であり、より好ましくは105mPa・s以下であり、特に95mPa・s以下である。これは、上述の液晶媒体のΔnについての第1の好ましい形態による媒体に特に適用される。
本発明の媒体のネマチック相は、少なくとも0℃から70℃、好ましくは少なくとも−20℃から75℃まで、最も好ましくは少なくとも−30℃から80℃まで、とくに少なくと−40℃から85℃まで(あるいは90℃までさえも)広がることが好ましい。ここで、「ネマチック相が、少なくとも低温限界から高温限界まで広がる」とは、ネマチック相が、低温限界の温度までさらにはそれを超えて広がること、そして高温限界までまたはそれを超えて広がることを意味する。
本発明において、本発明において、「誘電的に正」という用語は、化合物または成分が△ε>3.0であること、「誘電的に中性」という用語は、−1.5≦△ε≦3.0であること、「誘電的に負」という用語は、△ε<−1.5であることをそれぞれ意味する。△εは、1kHz、20℃で決められる。化合物の誘電異方性は、ネマチックホスト混合物中での、個別の化合物の10%の溶液の結果から決定される。それぞれの化合物の、ホスト混合物中での溶解性が10%未満であるときは、濃度を5%まで低下して測定する。試験混合物の容量は、ホメオトロピックを有するセル、およびホモジニアス配向を有するセルの両方において決定する。両方の型のセルのセルギャップは、およそ20μmである。印加される電圧は、1kHzの周波数および典型的には0.5V〜1.0Vの二乗平均平方根値を有する矩形波であるが、しかしながら、常にそれぞれの試験混合物の容量のしきい値よりも低く選択される。
誘電的に正の化合物については、混合物ZLI−4792が、誘電的に中性および誘電的に負の化合物については、混合物ZLI−3086(両方ともMerk KGaA, Germany)が、それぞれホスト混合物として使用される。化合物の誘電率は、注目化合物の添加によるそれぞれのホスト化合物の値の変化から決定される。その値を、注目化合物の濃度100%に外挿する。20℃の測定温度でネマチック相を有する成分は、そのように測定され、他の全ての点についても化合物の測定と同様に処理される。
本出願において「しきい値電圧」という用語は、明示的に別のことを述べなければ、光学的しきい値を意味し、そして10%相対的コントラスト(V10)について与えられる。また、「飽和電圧」という用語は、光学的飽和を意味し、そして90%相対的コントラスト(V90)について与えられる。容量的しきい値電圧(V、またはフレデリクスしきい値VFrと呼ぶ)は、特に明示的に述べる場合にのみ使用する。
本出願で与えられたパラメータの範囲は、他に明示的に述べなければすべて限界値を含むが、好ましくは限界値を除外したものである。
本出願を通じて、他に特に述べなければ、全ての濃度は、質量パーセントで与えられ、それぞれの完全の混合物に関連付けられる。全ての温度は、摂氏度で与えられ、全ての温度差も摂氏度で与えられる。すべての物理的な特性は、”Merk Liquid Crystals, Physical
Properties of Liquid Crystals”Status Nov. 1997, Merk KGaA, Germanyにより決定されたか、または決定され、および他に特に述べなければ、20℃の温度に対して与えられる。光学異方性(△n)については、589.3nmの波長で決定される。誘電異方性(△ε)については、1kHzの周波数で決定される。しきい値電圧、並びに他の電気光学的特性は、Merk KGaA, Germanyで作成された試験セルで決定された。△εの決定のための試験セルは、約20μmのセルギャップを有していた。電極は、1.13cmの面積およびガードリングを有する円形ITO電極であった。配向層は、ホメオトロピック配向(ε‖)用にはレシチン、および均一配向(ε⊥)用には日本合成ゴムからのポリイミドAL−1054であった。容量は、0.3Vrmsの電圧を有する正弦波を使用した周波数応答分析装置ソラトロン(Solatron)で決定した。電気光学的測定において使用した光は、白色光であった。用いた構成は、日本国、Otsukaの商業的に入手可能な装置であった。特性電圧は、垂直観察の下で決定した。しきい値(V10)−中間灰色(Mid grey)(V50)−および飽和(V90)電圧は、それぞれ10%、50%および90%相対コントラストで決定した。
本発明による液晶媒体は、通常の濃度で添加剤およびキラルドーパントをさらに含むことができる。これらのさらなる構成成分の合計濃度は、混合物の合計を基礎として0%〜10%の範囲、好ましくは、0.1%〜6%である。それぞれ使用される個別の化合物の濃度は、好ましくは0.1%〜3%の範囲である。これらおよび類似の添加物の濃度は、本出願の液晶媒体の液晶成分および化合物の濃度の値および範囲には考慮されない。
本出願による発明の液晶媒体は、数種の化合物、好ましくは3〜30、より好ましくは8〜20、および最も好ましくは10〜16の化合物からなる。これらの化合物は、慣用的な方法で混合される。原則として、より少ない量で使用される化合物の所定量を、より大きい量として用いられる化合物に溶解する。温度がより高い濃度で用いられる化合物の透明点を越える場合には、溶解の課程の完了を観察するのは、特に容易である。しかしながら、他の慣用の方法、たとえば、たとえば同族化合物または共融混合物であることができる、いわゆるプレ混合物の使用や、構成成分がレディー−トゥ−ユース混合物自身である、いわゆるマルチ・ボトル・システムにより媒体を調製することもできる。
適当な添加物の添加により、本発明による液晶媒体は、すべての既知型の液晶ディスプレイ、例えばTN−、TN−AMD、IPSおよびOCB LCDのような液晶媒体をそのまま使用するもの、PDLC、NCAP、PN LCDなどの複合システム、そして特にASM−PA LCDにおいて使用可能であるように、変更することができる。
液晶の融点T(C、N)、スメクティック相(S)からネマティック(N)相への転移T(S、N)および透明点T(N、I)は、摂氏度で与えられる。
本出願において、および特に以下に示す例において、液晶化合物の構造は頭文字で示されており、その化学式への変換は下記表AおよびBに従って行われる。基C2n+1およびC2m+1は全部が、n個またはm個の炭素原子をそれぞれ有する直鎖状アルキル基である。表Bのコードは、それ自体で明らかである。表Aには、親構造にかかわる頭文字のみが示されている。それぞれの場合において、この親構造の頭文字の後に、ハイフンにより分離されて、置換基R、R、LおよびLを特定するコードが続く。
Figure 2005220355
表A:
Figure 2005220355
Figure 2005220355
表B:
Figure 2005220355
Figure 2005220355
Figure 2005220355
Figure 2005220355
Figure 2005220355
本発明の液晶媒体は、好ましくは、
− 7または8種以上、好ましくは、8または9種以上の化合物、好ましくは表AおよびBの式で表される化合物の群から選択される、異なる式で表される化合物、および/または
− 3種または4種以上、より好ましくは4または5種以上の化合物、好ましくは表Aの式で表される化合物の群から選択される、異なる式で表される化合物、および/または
− 1または2種以上、より好ましくは2または3種以上、さらに好ましくは3または4種以上の化合物、好ましくは表Bの式で表される化合物の群から選択される、異なる式で表される化合物、
を含む。
下記の例は、制限することなく、本発明を説明するものである。
しかしながら、物理的特性の構成は、当業者にどの特性が達成できるか、そして、どの範囲でそれらを変更できるかを説明する。特に、好ましく達成することができる種々の特性の組合せが、このように当業者のために明確にされる。
例1
次表に与えられた組成と特性を有する液晶媒体を調製した。
Figure 2005220355
この混合物は、有利に低いΔn値、適度に高いΔε値および非常に低い回転粘度を有する。従って、TNモードで動作するアクティブマトリックス駆動ディスプレイに非常によく適している。
例2
次表に与えられた組成と特性を有する液晶媒体を調製した。
Figure 2005220355
この混合物は、有利に低いΔn値、適度に高いΔε値および低い回転粘度を有する。従って、TNモードで動作するアクティブマトリックス駆動ディスプレイに非常によく適している。
例3
次表に与えられた組成と特性を有する液晶媒体を調製した。
Figure 2005220355
この混合物は、適度に高いΔn値、かなり高いΔε値および低い回転粘度を有する。従って、TNモードで動作するアクティブマトリックス駆動ディスプレイに非常によく適している。
例4
次表に与えられた組成と特性を有する液晶媒体を調製した。
Figure 2005220355
この混合物は、適度に高いΔn値、非常に高いΔε値および低い回転粘度を有する。従って、TNモードで動作するアクティブマトリックス駆動ディスプレイに非常によく適している。
例5
次表に与えられた組成と特性を有する液晶媒体を調製した。
Figure 2005220355
この混合物は、適度に高いΔn値、中庸のΔε値および極めて低い回転粘度を有する。従って、TNモードで動作するアクティブマトリックス駆動ディスプレイに非常によく適している。
例6
次表に与えられた組成と特性を有する液晶媒体を調製した。
Figure 2005220355
この混合物は、有利に低いΔn値、かなり高いΔε値および非常に低い回転粘度を有する。従って、TNモードで動作するアクティブマトリックス駆動ディスプレイに非常によく適している。
例7
次表に与えられた組成と特性を有する液晶媒体を調製した。
Figure 2005220355
この混合物は、有利に低いΔn値、かなり高いΔε値および非常に低い回転粘度を有する。従って、TNモードで動作するアクティブマトリックス駆動ディスプレイに非常によく適している。

Claims (10)

  1. 次の成分(A)〜(D)を含む液晶媒体。
    成分(A):式Iの誘電的に正の化合物の1種または2種以上と、式IIおよび式IIIの群から選ばれる誘電的に正の化合物の1種または2種以上とを含有する誘電的に正の成分、成分(A)
    Figure 2005220355
    (式中、
    、RおよびRは、互いに独立して、炭素数1〜7のアルキル、アルコキシ、フッ素化アルキルまたはフッ素化アルコキシ、炭素数2〜7のアルケニル、アルケニルオキシ、アルコキシアルキルまたはフッ素化アルケニルであり、
    Figure 2005220355
    は、互いに独立して、且つ
    Figure 2005220355
    が、2つ存在するときはこれらも互いに独立して、それぞれ
    Figure 2005220355
    であり、
    21、Z22、およびZは、互いに独立して、且つZ21および/またはZが2つ存在するときはこれらも互いに独立して−CHCH−、−COO−、trans−−CH=CH−、trans−−CF=CF−、−CHO−、−CFO−または単結合であり、
    nおよびmは、互いに独立して、0、1または2であり、
    、XおよびXは互いに独立して、ハロゲン、炭素数1〜3のハロゲン化アルキルもしくはアルコキシ、または炭素数2または3のハロゲン化アルケニルもしくはアルケニルオキシであり、
    21およびY22は、互いに独立してHまたはFであり、そして
    31およびY32は、互いに独立してHまたはFであり、但し、
    Figure 2005220355
    であるときは、Y31およびY32は両方ともHまたはFのどちらかである。)
    成分(B):任意成分として誘電的に中性の成分、成分(B)
    成分(C):任意成分としてさらに誘電的に正の成分、成分(C)
    成分(D):任意成分として誘電的に負の成分、成分(D)
  2. 下記式IVの化合物の1種または2種以上を含む誘電的に中性の成分、成分(B)を含有することを特徴とする請求項1記載の液晶媒体。
    Figure 2005220355
    (式中、R41およびR42は、互いに独立して請求項1の式IのRに定義されたものと同じ意味を有し、
    Figure 2005220355
    は互いに独立して、且つ
    Figure 2005220355
    が、2つ存在するときはこれらも互いに独立して、
    Figure 2005220355
    であり、
    41およびZ42は、互いに独立して、且つZ41が2つ存在するときはこれらも互いに独立して、−CHCH−、−COO−、trans−−CH=CH−、trans−−CF=CF−、−CHO−、−CFO−または単結合であり、
    oは0、1または2である。)
  3. 前記式IIの化合物の1種または2種以上を含有することを特徴とする請求項1または2記載の液晶媒体。
  4. 前記式IIIの化合物の1種または2種以上を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液晶媒体。
  5. 前記成分(A)が、式I−1の誘電的に正の化合物の1種または2種以上を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の液晶媒体。
    Figure 2005220355
    (式中、Rは、請求項1で定義されたものと同じ意味を有する。)
  6. 下記式IV−1、IV−4、IV−6およびIV−7の化合物の群から選ばれる1種または2種以上の化合物を含む誘電的に中性の成分、成分(B)を含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の液晶媒体。
    Figure 2005220355
    (式中、R41およびR42は、請求項2で定義された意味を有する。)
  7. 41およびR42がアルキルである式IV−1およびIV−4の化合物の群から選ばれる1種または2種以上化合物を含む誘電的に中性の成分、成分(B)を含有することを特徴とする請求項6記載の液晶媒体。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の液晶媒体を含むことを特徴とする液晶ディスプレイ。
  9. アクティブマトリックス駆動される請求項8記載の液晶ディスプレイ。
  10. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の液晶媒体の液晶ディスプレイにおける使用。
JP2005031881A 2004-02-09 2005-02-08 液晶媒体および液晶ディスプレイ Expired - Fee Related JP5546711B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP04002824 2004-02-09
EP04002824.3 2004-02-09
EP04003469.6 2004-02-17
EP04003469 2004-02-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005220355A true JP2005220355A (ja) 2005-08-18
JP5546711B2 JP5546711B2 (ja) 2014-07-09

Family

ID=34996230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005031881A Expired - Fee Related JP5546711B2 (ja) 2004-02-09 2005-02-08 液晶媒体および液晶ディスプレイ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5546711B2 (ja)
TW (1) TWI405839B (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008133470A (ja) * 2006-10-31 2008-06-12 Chisso Corp 液晶組成物および液晶表示素子
KR20120059384A (ko) * 2010-11-29 2012-06-08 메르크 파텐트 게엠베하 액정 혼합물
CN103224799A (zh) * 2013-04-16 2013-07-31 西安彩晶光电科技股份有限公司 一种液晶组合物
US8506842B2 (en) 2009-05-14 2013-08-13 Jnc Corporation Liquid crystal composition and liquid crystal display device
JP5477502B1 (ja) * 2013-08-09 2014-04-23 Dic株式会社 フルオロビフェニル含有組成物
WO2014091555A1 (ja) * 2012-12-11 2014-06-19 Dic株式会社 ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示素子
JP5534110B1 (ja) * 2012-12-27 2014-06-25 Dic株式会社 フルオロビフェニル含有組成物
JP5561438B1 (ja) * 2012-12-27 2014-07-30 Dic株式会社 フルオロビフェニル含有組成物
WO2014155479A1 (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Dic株式会社 液晶組成物及びそれを使用した液晶表示素子
JP2016102222A (ja) * 2016-02-24 2016-06-02 Dic株式会社 ネマチック液晶組成物
JP2018035371A (ja) * 2017-11-13 2018-03-08 Dic株式会社 ネマチック液晶組成物
US10000700B2 (en) 2014-07-31 2018-06-19 Dic Corporation Nematic liquid crystal composition
US10253258B2 (en) 2014-07-31 2019-04-09 Dic Corporation Nematic liquid crystal composition
US10544365B2 (en) 2013-08-30 2020-01-28 Dic Corporation Nematic liquid crystal composition

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10204016A (ja) * 1996-11-22 1998-08-04 Chisso Corp ポリハロアルキルエーテル誘導体とそれらを含む液晶組成物及び液晶表示素子
JPH10204436A (ja) * 1996-11-22 1998-08-04 Chisso Corp 液晶組成物および液晶表示素子
JP2001288470A (ja) * 2000-02-04 2001-10-16 Chisso Corp 液晶組成物および液晶表示素子
JP2002155280A (ja) * 2000-11-20 2002-05-28 Chisso Corp 液晶組成物および液晶表示素子
JP2003518154A (ja) * 1999-12-21 2003-06-03 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング 液晶媒体
JP2004182883A (ja) * 2002-12-04 2004-07-02 Chisso Corp 液晶組成物および液晶表示素子
JP2004182881A (ja) * 2002-12-04 2004-07-02 Chisso Corp 液晶組成物および液晶表示素子

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10204016A (ja) * 1996-11-22 1998-08-04 Chisso Corp ポリハロアルキルエーテル誘導体とそれらを含む液晶組成物及び液晶表示素子
JPH10204436A (ja) * 1996-11-22 1998-08-04 Chisso Corp 液晶組成物および液晶表示素子
JP2003518154A (ja) * 1999-12-21 2003-06-03 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング 液晶媒体
JP2001288470A (ja) * 2000-02-04 2001-10-16 Chisso Corp 液晶組成物および液晶表示素子
JP2002155280A (ja) * 2000-11-20 2002-05-28 Chisso Corp 液晶組成物および液晶表示素子
JP2004182883A (ja) * 2002-12-04 2004-07-02 Chisso Corp 液晶組成物および液晶表示素子
JP2004182881A (ja) * 2002-12-04 2004-07-02 Chisso Corp 液晶組成物および液晶表示素子

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008133470A (ja) * 2006-10-31 2008-06-12 Chisso Corp 液晶組成物および液晶表示素子
US8506842B2 (en) 2009-05-14 2013-08-13 Jnc Corporation Liquid crystal composition and liquid crystal display device
KR20160130325A (ko) 2009-05-14 2016-11-10 제이엔씨 주식회사 액정 조성물 및 액정 표시 소자
JP2016153486A (ja) * 2010-11-29 2016-08-25 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングMerck Patent Gesellschaft mit beschraenkter Haftung 液晶混合物
KR20120059384A (ko) * 2010-11-29 2012-06-08 메르크 파텐트 게엠베하 액정 혼합물
JP2012117062A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Merck Patent Gmbh 液晶混合物
JP7126821B2 (ja) 2010-11-29 2022-08-29 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 液晶混合物
KR101950511B1 (ko) * 2010-11-29 2019-02-20 메르크 파텐트 게엠베하 액정 혼합물
JP2018070892A (ja) * 2010-11-29 2018-05-10 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングMerck Patent Gesellschaft mit beschraenkter Haftung 液晶混合物
WO2014091555A1 (ja) * 2012-12-11 2014-06-19 Dic株式会社 ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示素子
US9404039B2 (en) 2012-12-11 2016-08-02 Dic Corporation Nematic liquid crystal composition and liquid crystal display device using the same
CN103987808A (zh) * 2012-12-11 2014-08-13 Dic株式会社 向列型液晶组合物以及使用该组合物的液晶显示元件
JP5561438B1 (ja) * 2012-12-27 2014-07-30 Dic株式会社 フルオロビフェニル含有組成物
US9441160B2 (en) 2012-12-27 2016-09-13 Dic Corporation Fluorobiphenyl-containing composition
JP5534110B1 (ja) * 2012-12-27 2014-06-25 Dic株式会社 フルオロビフェニル含有組成物
CN104884576A (zh) * 2013-03-25 2015-09-02 Dic株式会社 液晶组合物和使用其的液晶显示元件
WO2014155479A1 (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Dic株式会社 液晶組成物及びそれを使用した液晶表示素子
CN103224799A (zh) * 2013-04-16 2013-07-31 西安彩晶光电科技股份有限公司 一种液晶组合物
JP5477502B1 (ja) * 2013-08-09 2014-04-23 Dic株式会社 フルオロビフェニル含有組成物
US10544365B2 (en) 2013-08-30 2020-01-28 Dic Corporation Nematic liquid crystal composition
US10000700B2 (en) 2014-07-31 2018-06-19 Dic Corporation Nematic liquid crystal composition
US10253258B2 (en) 2014-07-31 2019-04-09 Dic Corporation Nematic liquid crystal composition
JP2016102222A (ja) * 2016-02-24 2016-06-02 Dic株式会社 ネマチック液晶組成物
JP2018035371A (ja) * 2017-11-13 2018-03-08 Dic株式会社 ネマチック液晶組成物

Also Published As

Publication number Publication date
TWI405839B (zh) 2013-08-21
JP5546711B2 (ja) 2014-07-09
TW200602466A (en) 2006-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5546711B2 (ja) 液晶媒体および液晶ディスプレイ
JP5122086B2 (ja) 液晶媒体および液晶ディスプレイ
JP5591441B2 (ja) 液晶媒体および液晶ディスプレイ
JP5627857B2 (ja) 液晶媒体および液晶ディスプレイ
JP5512079B2 (ja) 液晶媒体および液晶ディスプレイ
JP2007246906A (ja) 液晶媒体および液晶ディスプレイ
JP5165869B2 (ja) Tftディスプレイのための低い周波数依存性を有するlc混合物
JP2007277557A (ja) 液晶媒体および液晶ディスプレイ
JP4738739B2 (ja) 液晶媒体および液晶ディスプレイ
JP4472241B2 (ja) 液晶媒体および液晶ディスプレイ
JP5220653B2 (ja) 液晶媒体および液晶ディスプレイ
US6692796B2 (en) Liquid crystalline medium and liquid crystal display
JP5160727B2 (ja) 液晶媒体および液晶ディスプレイ
JP2008144167A (ja) 液晶媒体および液晶ディスプレイ
EP1213337A1 (en) Liquid crystalline medium and liquid crystal display
JP2004182986A (ja) 液晶媒体および液晶ディスプレイ
JP5405034B2 (ja) 液晶媒体および液晶ディスプレイ
JP7034901B2 (ja) 液晶媒体
JP4430849B2 (ja) 液晶媒体および液晶ディスプレイ
JP4738707B2 (ja) 液晶媒体および液晶ディスプレイ
JP2004131705A (ja) 液晶媒体および液晶ディスプレイ
EP1298184B1 (en) Liquid crystalline medium and liquid crystal display
JP2020512424A (ja) 液晶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110511

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110801

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110804

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110909

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120619

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120914

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120920

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121017

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121022

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121116

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121217

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130604

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130613

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20130816

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131212

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140318

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140514

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5546711

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees