JP5160727B2 - 液晶媒体および液晶ディスプレイ - Google Patents

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Description

本発明は、液晶媒体、これらの媒体とポリマーを含む液晶システム、特にPDLC型、具体的にはリバース型PDLC、ならびに液晶ディスプレイ、好ましくはアクティブマトリックス駆動のディスプレイに関する。
液晶ディスプレイ(LCD)は、情報の表示に広く利用されている。使用される電気光学モードには、例えば、ツイステッドネマチック(TN)モード、スーパーツイストネマチック(STN)モードおよび電界制御複屈折(electrically controlled birefringence、ECB)モードとこれらの様々な変形、ならびにその他のモードがある。これらのモードはすべて電界を使用し、この電界は基板に、即ち液晶層それぞれに、実質的に垂直であるが、これらのモードの他に、例えば、インプレーンスイッチング(IPS)モード(例えば、ドイツ特許第4000451号と欧州特許第0588568号を比較されたい)のような、基板に、即ち液晶層それぞれに、実質的に平行な電界を使用した電気光学モードもある。
通常液晶材料の均一な配列が得られるように前処理された液晶媒体を、表面上に配向させるように利用した様々な異なるモードの他に、低分子量の液晶材料と高分子材料を併用した複合系を利用した用途があり、その例としては、例えばWO91/05029に開示されている、高分子分散型液晶(polymer dispersed liquid crystal、PDLC)系、ネマチック曲線整列相(nematic curvilinearily aligned phase、NCAP)系、ポリマーネットワーク(PN)系、または軸対称マイクロドメイン(axially symmetric micro-domain、ASM)系などがある。これらの複合系は、通常、複合層に実質的に垂直な電界を使用する。
LCDは、直視型ディスプレイ、ならびにプロジェクション型ディスプレイに使用される。これらの用途以外に、LCD、特にPDLCなどの複合システム、具体的にはいわゆるリバース型(reverse type)PDLCまたはリバースモード(reverse mode)PDLCを含むLCDが、当分野の技術者に良く知られており、実用的な用途に使用されている。これらリバース型PDLCは逆のコントラストを発生させる、即ち普通のPDLCとは反対に、これらは電圧をかけない状態で透明であり、電圧をかけた状態で散乱する。これは、一般にかつ好ましくは、ポリマー材料として中間相形成性または液晶性のポリマー(mesogenic polymer:以下液晶性ポリマーという)を使用することによって達成される。この液晶性ポリマーは、重合前および重合中に配向可能であり、配向させることが好ましい。したがって、配向は液晶系内に維持される。
複合システムでは、効率的に散乱した状態を達成し、優れたコントラストを実現するために比較的高い複屈折(Δn)を有する液晶媒体が必要である。リバース型PDLCでは、Δnは、液晶性ポリマーのΔn、硬化した液晶系中の液晶性ポリマーの有効Δnとそれぞれ一致しなければならない。
複合系のポリマー前駆体との良好な相溶性、および複合系形成中の容易な層分離は、こうした用途への液晶の明白な必要条件である。
溶媒誘発相分離(spontaneous induced phase separation、SIPS)が生じる系もあるが、大部分の系では相分離が自発的に開始することはない。さらに重要なことは、大部分の系では相分離はこの方法では完了しない。相分離は開始剤を使用して重合を開始させることによって開始する。開始剤は、熱活性化開始剤でも光開始剤でもよい。熱または放射線照射や光照射への露出によって相分離を開始させる系では、特に化学線による硬化では、液晶媒体は露出条件下で安定でなければならない。これは特に他の点では好ましいUV硬化に当てはまる。UV硬化では、UVへの露光に特に安定な液晶媒体を使用することが必要である。同時にこの媒体の複屈折は高くなければならないので、これは難しい要求である。
透明点が十分に高くないこと、ネマチック相の範囲が不都合に狭いこと、ネマチック相の安定性の下限温度がかなり高いこと、誘電異方性が低すぎること、したがって、動作電圧が高すぎること、弾性定数が不適当であること、粘度が高すぎること、そして最後に、UV照射の露光に対する安定性が低すぎること、あるいはこれらの組み合わせは、最も典型的な望ましくないトレードオフである。
LCDで用いられるもう1つの有望な電気光学モードは、光学補償ベント(optically compensated bent、OCB)モードである。このモードは、例えば、Yamaguchi等の「Wide-Viewing-Angle Display Mode for the Active-Matrix LCD Using Bend-Alignment Liquid-Crystal Cell」、SID93、Digest、277頁(1993年)に記載されている。
このモードは非常に有望である。満足できる視野角依存性を特徴にしているので、直視用途に特に好適である。応答時間も極めて短い。しかし、変化する階調表示に対するビデオ速度応答については、応答時間はまだ改良を必要としている。従来のTNディプレイと比較して、OCBディスプレイでは、配向ベクトル(director)の変形量がはるかに小さい。TNディスプレイでは、配向ベクトルは、電圧を印可していない状態では基板にほぼ平行に配向しており、駆動電圧を印可するとその方向が基板にほぼ垂直に変わる。一方、OCBディスプレイでは、配向ベクトルの方向は、最終的には同じ配向に変化するが、すでにほとんどホメオトロピックでベントした始動配置からスタートする。即ち、使用する液晶媒体の複屈折がより高いことが必要になる。
LCDディスプレイ、特にAMDディスプレイに適切な、高い複屈折値を有する液晶組成物は、例えば米国特許第5,328,644号および特開平06−264059号公報に開示されている。
ドイツ特許第4000451号明細書 欧州特許第0588568号明細書 米国特許第5,328,644号明細書 特開平06−264059号公報 Yamaguchi等の「Wide-Viewing-Angle Display Mode for the Active-Matrix LCD Using Bend-Alignment Liquid-Crystal Cell」、SID93、Digest、277頁(1993年)
したがって、ネマチック相の範囲が広いこと、粘度が低いこと、使用するディスプレイモードに応じて適当な光学異方性Δnを有すること、特にOCBおよびPDCLなどの複合系に対してΔnが適切に高いこと、ならびに、特に後者について、複合系のポリマー前駆体との相溶性が適切に良好であること、およびポリマー前駆体の硬化条件下、特に化学線による硬化で十分な安定性を有することなど、実用的用途に適切な特性を有する液晶に対する必要性が非常に大きい。
液晶ディスプレイ(LCD)は、情報の表示に広く利用されている。使用される電気光学モードには、例えば、ツイステッドネマチック(TN)モード、スーパーツイストネマチック(STN)モード、光学補償ベント(OCB)モード、および電界制御複屈折(ECB)モードとこれらの様々な変形、ならびにその他のモードがある。これらのモードはすべて電界を使用し、この電界は基板、液晶層にそれぞれ実質的に垂直であるが、これらのモードの他に、例えば、インプレーンスイッチングモード(例えば、ドイツ特許第4000451号および欧州特許第0588568号に開示されている)のような、基板、液晶層にそれぞれ実質的に平行な電界を使用した電気光学モードもある。特に、この電気光学モードは、最新のデスクトップモニター用のLCDに使用されている。
本発明の液晶媒体は、PDLCディスプレイ、特にリバース型PDLCのディスプレイに好適に使用される。
本発明のディスプレイは、好ましくはアクティブマトリックス方式によって駆動(アドレッシング)されるもの(アクティブマトリックスLCD、略してAMD)、好ましくは薄膜トランジスタ(TFT)のマトリックスによって駆動されるものである。しかし、本発明の液晶は、他の駆動手段を有するディスプレイでも有利に使用することができる。
これらのディスプレイには、特性が改良された新しい液晶媒体が必要である。特に、複屈折(Δn)が十分高くなければならない。さらに、誘電異方性(Δε)は、動作電圧を適度に低くできるように、十分高くなければならない。Δεは、6より高いことが好ましく、7より高いこと、または8よりも高いことが特に好ましいが、15以下、特に10以下が好ましい。さもないと、大部分のAMDについて、混合物の固有抵抗が許容できないほど低くなる傾向にある。このパラメータの他に、液晶媒体は、ネマチック相の範囲が適切に広いこと、回転粘度が低いこと、そして上記のように、比抵抗が少なくとも適度に高いことが必要である。
LCDディスプレイ、特にAMDディスプレイに適切な、高い複屈折値を有する液晶組成物は、例えば米国特許第5,328,644号および特開平06−264059号公報に開示されている。しかし、これらの組成物は重大な欠点を持っている。欠陥の中でも、これら組成物の大部分は複屈折の値が低すぎる、かつ/または必要な動作電圧が高すぎる。これら組成物の多くはまた、固有抵抗が低すぎる、かつ/または応答時間が長すぎて不適当であり、かつ/またはポリマー前駆体との相溶性が良くない、かつ/または放射線に対して十分に安定ではない。
したがって、ネマチック相の範囲が広いこと、Δεが高いこと、使用するディスプレイモードに応じて適切に高い光学異方性Δnを有すること、抵抗が十分高いこと、ならびに、特に、粘度が低いこと、および放射線、特に紫外線に対して安定性が優れていることなど、実用的用途に適切な特性を有する液晶に対する必要性が非常に大きい。
本発明の液晶媒体は、特定構造の正の誘電異方性化合物(成分A)の少なくとも1種と、特定構造の正の誘電異方性化合物(成分B)の少なくとも1種を含む。本発明の液晶システム(液晶系)は、この液晶媒体と、ポリマーと、を少なくとも含むものである。また、この液晶システムでは、液晶媒体が、ポリマーで液滴状にカプセル化されているか、あるいは連続状に存在することができる。このポリマーとしては異方性のポリマーを用いることができる。本発明は、更に、この液晶媒体の液晶システムにおける使用にも関する。更に、本発明の液晶ディスプレイは、この液晶媒体を含むことを特徴とする。この液晶ディスプレイは、アクティブマトリックス方式によって駆動されることが好ましい。更に、本発明は、かかる液晶媒体の液晶ディスプレイにおける使用にも関する。
本発明によって、驚くべきことに、Δεが適切に高く、かつ、適切な相の範囲、Δnおよび固有抵抗が適切な液晶媒体を実現できることが見出された。この液晶媒体は、従来技術の材料の欠点、特に高粘度および照射に対する低い安定性を示さないか、あるいは少なくともこれらの欠点が著しく改善されている。
本出願によるこれらの改良された液晶媒体は、少なくとも以下の成分を含む:
・1種または複数の、式Iの正の誘電異方性化合物
Figure 0005160727
(式中、
1は、炭素数1〜7個のアルキル、アルコキシ、フッ素化アルキルまたはフッ素化アルコキシ、炭素数2〜7個のアルケニル、アルケニルオキシ、アルコキシアルキルまたはフッ化アルケニルであり、好ましくはアルキルまたはアルケニルであり、好ましくはn−アルキルまたは1−E−アルケニルであり、特に好ましくはn−アルキルであり、
Figure 0005160727
および、存在する場合、
Figure 0005160727
は、互いに独立に、
Figure 0005160727
であり、好ましくは、
Figure 0005160727
であり、
11およびZ12の一方は、−CF2−O−または−O−CF2−であり、好ましくは−CF2−O−であり、一方、その他方は、存在する場合、単結合、−CH2−CH2−、−CF2−CF2−、−CH2−O−、−O−CH2−、−CF2−O−、−O−CF2−、−CH=CH−、−CF=CF−、−CF=CH−、−CH=CF−または−CO−O−であり、好ましくは単結合または−CH2−CH2−であり、特に好ましくは単結合であり、
1は、ハロゲン、それぞれ炭素数1〜4個のフッ素化アルキルもしくはフッ化素アルコキシ、または炭素数2〜4個のフッ素化アルケニルであり、好ましくはF、Cl、−OCF2H、−OCF3または−CF3であり、特に好ましくはFまたは−OCF3であり、
11およびY12は、互いに独立に、HまたはFであり、好ましくは少なくとも一方はFであり、X1がハロゲンの場合は好ましくは両方ともFであり、
nは、0、1または2であり、好ましくは0または1であり、特に好ましくは1である)
からなる、第1の正の誘電異方性成分である成分Aと;
・1種または複数の、式IIの正の誘電異方性化合物
Figure 0005160727
(式中、
2は、炭素数1〜9個、好ましくは炭素数1〜7個のアルキル、アルコキシ、フッ素化アルキルまたはフッ素化アルコキシ、炭素数2〜7個のアルケニル、アルケニルオキシ、アルコキシアルキルまたはフッ素化アルケニルであり、好ましくはアルキルまたはアルケニルであり、好ましくはn−アルキルまたは1−E−アルケニルであり、特に好ましくはn−アルキルであり、
Figure 0005160727
および、存在する場合、
Figure 0005160727
は、互いに独立に、
Figure 0005160727
であり、好ましくは、
Figure 0005160727
であり、
21および、存在する場合、Z22は、互いに独立に、単結合、−CH2−CH2−、−CF2−CF2−、−CH2−O−、−O−CH2−、−CH=CH−、−CF=CF−、−CF=CH−、−CH=CF−または−CO−O−であり、好ましくは単結合または−CH2−CH2−であり、特に好ましくは単結合であり、
2は、ハロゲン、それぞれ炭素数1〜4個のフッ素化アルキルもしくはフッ素化アルコキシ、または炭素数2〜4個のフッ化アルケニルであり、好ましくはF、Cl、−OCF2H、−OCF3または−CF3であり、特に好ましくはF、Clまたは−OCF3であり、
21およびY22は、互いに独立に、HまたはFであり、好ましくは少なくとも一方はFであり、X1がハロゲンの場合は好ましくは両方ともFであり、
mは、0、1または2であり、好ましくは1または2であり、特に好ましくは1である)
からなる、第2の正の誘電異方性成分である成分Bと;
・任意選択で、1種または複数の、式IIIの中性の誘電異方性化合物
Figure 0005160727
(式中、
31およびR32は、互いに独立に、炭素数1〜7個のアルキル、アルコキシ、フッ素化アルキルまたはフッ素化アルコキシ、炭素数2〜7個のアルケニル、アルケニルオキシ、アルコキシアルキルまたはフッ素化アルケニルであり、好ましくはアルキル、アルコキシまたはアルケニルであり、特に好ましくはn−アルキルまたはn−アルコキシであり、特に好ましくはR31およびR32の少なくとも1つはアルキルであり、
Figure 0005160727
は、互いに独立に、ならびに
Figure 0005160727
が2個存在する場合、これらも互いに独立に、
Figure 0005160727
であり、好ましくは
Figure 0005160727
の少なくとも1つ、またはこれが2個存在する場合、少なくともそれらの1つ、好ましくは両方は、
Figure 0005160727
であり、好ましくは
Figure 0005160727
の少なくとも1つ、好ましくは少なくとも
Figure 0005160727
は、
Figure 0005160727
であり、好ましくは
Figure 0005160727
の少なくとも1つ、好ましくは少なくとも
Figure 0005160727
は、
Figure 0005160727
であり、
31およびZ32は、互いに独立に、ならびにZ31が2個存在する場合、これらも互いに独立に、−CH2−CH2−、−CO−O−、トランス−CH=CH−、トランス−CF=CF−、−CH2−O−、−CF2−O−または単結合であり、好ましくはこれらの内少なくとも1つは単結合であり、特に好ましくはすべてが単結合であり、
kは、0、1または2であり、好ましくは0または2である)
からなる、第1の中性の誘電異方性成分である成分Cと;
・さらに任意選択で、1種または複数の、式Iおよび式II以外の正の誘電異方性化合物からなる、第3の正の誘電異方性成分である成分Dと;
・さらに任意選択で、1種または複数の中性の誘電異方性化合物からなる、第2の中性の誘電異方性成分である成分Eと;
・さらに任意選択で、負の誘電異方性化合物からなる負の誘電異方性成分である成分F
を用いることができる。
本発明はまた、本発明の液晶媒体の、液晶媒体と重合材料を含む複合システムにおける使用、ならびに、これらのシステム、電気光学ディスプレイにおけるその使用、およびそれぞれの電気光学ディスプレイにも関する。
本発明による液晶混合物は、上記の中性の誘電異方性成分である成分Cを含むことが好ましい。この成分は、誘電異方性が−1.5〜+3の範囲にある。この成分は、基本的に、特に好ましくは、全てが正の誘電異方性化合物からなる。この成分は、1種または複数の、式IIIの中性の誘電異方性化合物を含むことが好ましい。
任意選択で、本発明による液晶混合物は負の誘電異方性を有する成分Fを含む。この成分は、誘電異方性が−1.5未満であり、負の誘電異方性化合物からなり、式IVの化合物を含む。
Figure 0005160727
(式中、
41およびR42は、互いに独立に、上記の式IIIにおいてR31に対して与えた意味を有し、
Figure 0005160727
は、
Figure 0005160727
であり、好ましくは
Figure 0005160727
であり、
Figure 0005160727
は、
Figure 0005160727
であり、
41およびZ42は、互いに独立に、−CH2−CH2−、−COO−、トランス−CH=CH−、トランス−CF=CF−、−CH2O−、−CF2O−または単結合であり、好ましくはこれらの内少なくとも1つは単結合であり、特に好ましくは両方が単結合であり、
41およびL42は、互いに独立に、=C(−F)−または=N−であり、好ましくはこれらの少なくとも1つは=C(−F)−であり、特に好ましくはその両方が=C(−F)−であり、
iは0または1である)
式Iの化合物は、式I−1からI−3、好ましくはI−2、の化合物の群
Figure 0005160727
(式中、各パラメータは、上記の式Iにおいて与えたそれぞれの意味を有する)
から選択することが好ましい。
式I−2の化合物は、式I−2aからI−2i、好ましくはI−2b、I−2c、I−2hおよびI−2i、特にI−2bおよびI−2i、の群
Figure 0005160727
(式中、各パラメータは、上記の式I−2において与えたそれぞれの意味を有する)から選択することが好ましい。
本発明による液晶媒体は、式I−1からI−3、好ましくはI−2aからI−2iの群から選択される化合物を含む、好ましくは大部分がこれらからなる、特に好ましくは全部がこれらからなる、成分Aを含有することが好ましい。
本出願において、組成物に関して、「含む」とは、言及された実体、例えば媒体または成分が、1種または複数の当該成分、あるいは1種または複数の当該化合物を、好ましくは合計濃度10%以上、特に好ましくは20%以上含有することを意味する。
これに関して、「大部分がこれからなる」とは、言及された実体が、1種または複数の当該成分、あるいは1種または複数の当該化合物を、80%以上、好ましくは90%以上、特に好ましくは95%以上含有することを意味する。
これに関して、「全部がこれらからなる」とは、言及された実体が、1種または複数の当該成分、あるいは1種または複数の当該化合物を、98%以上、好ましくは99%以上、特に好ましくは100.0%含有することを意味する。
式IIの化合物は、式II−1からII−6、好ましくはII−2、II−3、II−4およびII−5の化合物の群
Figure 0005160727
(式中、各パラメータは、上記の式IIにおいて与えたそれぞれの意味を有する。また、フェニル環は、任意選択で、さらにFで置換することができる。好ましくは、式II−3とII−4の中央のフェニル環、ならびに式II−4の左側のフェニル環は、任意選択で、Fで置換することができる)
から選択することが好ましい。
式II−1の化合物は、式II−1aからII−1d、好ましくはII−1aからII−1c、特に好ましくはII−1aおよびII−1cの群
Figure 0005160727
(式中、各パラメータは、上記の式II−1において与えたそれぞれの意味を有する。また、R2は、炭素数5〜9個、好ましくは炭素数5〜7個のアルキルであることが好ましい)
から選択することが好ましい。
式II−2の化合物は、式II−2aからII−2d、好ましくはII−2bおよびII−2cの群
Figure 0005160727
(式中、各パラメータは、上記の式II−2において与えたそれぞれの意味を有する)
から選択することが好ましい。
式II−3の化合物は、式II−3aからII−3d、好ましくはII−3aおよびII−3cの群
Figure 0005160727
(式中、各パラメータは、上記の式II−3において与えたそれぞれの意味を有する)
から選択することが好ましい。
式II−4の化合物は、式II−4aからII−4h、好ましくはII−4dおよびII−4hの群
Figure 0005160727
(式中、各パラメータは、上記の式II−4において与えたそれぞれの意味を有する)
から選択することが好ましい。
式II−5の化合物は、式II−5aからII−5d、好ましくはII−5bおよびII−5d、好ましくはII−5dの群
Figure 0005160727
(式中、各パラメータは、上記の式II−5において与えたそれぞれの意味を有する)
から選択することが好ましい。
式II−6の化合物は、式II−6aからII−6g、好ましくはII−6dおよびII−6fの群
Figure 0005160727
(式中、各パラメータは、上記の式II−6において与えたそれぞれの意味を有する)
から選択することが好ましい。
成分Aは、1種または複数の式Iの化合物、好ましくは式I−2の化合物、好ましくは式I−2dおよびI−2iの群から選択される化合物(式中X1がFである)を含むことが好ましい。
成分Bは、1種または複数の式IIの化合物、好ましくはX2がFまたはClの式IIの群から選択される化合物、好ましくは式II−2、II−3およびII−5の群から選択される化合物、更に好ましくは式II−2b、II−3a、II−4d、II−4hおよびII−5dの群から選択される化合物を含むことが好ましい。
別の好ましい実施形態では、液晶媒体は、1種または複数の式IIIの化合物からなる液晶成分Cを含有する。
式IIIの化合物は、式III−1からIII−3の群、好ましくはIII−1および/またはIII−3
Figure 0005160727
(式中、パラメータは、上記の式IIIにおいて与えたそれぞれの意味を有し、kは2である)
から選択されることが好ましい。
式III−1の化合物は、式III−1aからIII−1dの群、好ましくはIII−1aおよび/またはIII−1c
Figure 0005160727
(式中、パラメータは、上記の式III−1において与えたそれぞれの意味を有する)
から選択されることが好ましい。
式III−2の化合物は、式III−2aからIII−2fの群、好ましくはIII−2aおよびIII−2dの群
Figure 0005160727
(式中、パラメータは、上記の式III−2において与えたそれぞれの意味を有する)
から選択されることが好ましい。
式III−3の化合物は、式III−3aからIII−3cの群、好ましくはIII−3aおよび/またはIII−3c
Figure 0005160727
(式中、パラメータは、上記の式III−3において与えたそれぞれの意味を有する)
から選択されることが好ましい。
その他の液晶性化合物も、ならびに非液晶性化合物も、ここまで明確には記述されていないが、本発明による媒体において、任意選択でかつ有利に使用することができる。こうした化合物は、当分野の技術者には公知である。
物性を調整するために、本発明の媒体は、任意選択で別の液晶化合物を含むことができる。こうした化合物は、当分野の技術者には公知である。本発明による媒体中のこれらの濃度は、好ましくは0%〜30%、より好ましくは0%〜20%、特に好ましくは0.5%〜15%である。
好ましくは、本発明による液晶媒体の成分DおよびEは、合計濃度50%まで使用される。
液晶媒体は、成分A、BおよびCを合わせて、50%〜100%含有することが好ましく、より好ましくは70%〜100%、特に好ましくは80%〜100%、特に90%〜100%含有する。液晶媒体は、それぞれ1種または複数の、式I〜IIIの化合物を含み、好ましくは大部分がこれらからなり、特に好ましくは全部がこれらからなる。
本発明の好ましい実施形態では、本発明による液晶媒体は、成分A、BおよびCを含み、好ましくは大部分がこれらからなり、特に好ましくは全部がこれらからなる。
成分Aは、混合物全体の3%〜80%の濃度で使用することが好ましく、好ましくは4%〜60%、より好ましくは9%〜50%、特に好ましくは11%〜45%の濃度で使用される。
成分Bは、混合物全体の0%〜80%の濃度で使用することが好ましく、好ましくは5%〜70%、より好ましくは10%〜65%、特に好ましくは20%〜63%の濃度で使用される。
成分Cは、混合物全体の0%〜60%の濃度で使用することが好ましく、好ましくは10%〜55%、より好ましくは25%〜50%、特に好ましくは30%〜45%の濃度で使用される。
本発明による液晶媒体は、透明点が85℃以上、より好ましくは90℃以上、特に95℃以上であることであることに特徴がある。透明点は、110℃以下であることが好ましく、より好ましくは100℃以下である。
本発明による液晶媒体のΔnは、想定される用途によって決まる。液晶媒体のΔnは、好ましくは0.090〜0.280の範囲、より好ましくは0.100〜0.250の範囲、特に好ましくは0.120〜0.200の範囲である。第1の好ましい実施形態では、液晶媒体のΔnは、0.090〜0.150の範囲、より好ましくは0.100〜0.140の範囲、特に好ましくは0.110〜0.130の範囲である。第2の好ましい実施形態では、液晶媒体のΔnは、0.130〜0.190の範囲、より好ましくは0.140〜0.180の範囲、特に好ましくは0.150〜0.170の範囲である。
本発明による液晶媒体の1kHzおよび20℃でのΔεは、好ましくは6.0以上、より好ましくは7.5以上、特に好ましくは8.0以上、特に8.5以上である。しかし、このΔεは、好ましくは15.0以下、より好ましくは10.0以下、特に好ましくは9.0以下である。
本発明の媒体のネマチック相は、好ましくは、少なくとも0℃〜90℃、より好ましくは、少なくとも−20℃〜90℃、特に好ましくは、少なくとも−30℃〜90℃、特に少なくとも−30℃〜90℃の温度範囲に延在する。ここで、少なくとも低温〜高温の温度範囲に延在するとは、本発明の媒体のネマチック相が、少なくともこの低温限界まで、好ましくはこの低温限界より低い温度まで延在すること、同様に、少なくともこの高温限界まで、好ましくはこれより高い温度まで延在することを意味する。
本出願では、用語「正の誘電異方性化合物」とはΔε>3.0の化合物を記述するものであり、「中性の誘電異方性化合物」とは−1.5≦Δε≦3.0の化合物であり、「負の誘電異方性化合物」とはΔε<−1.5の化合物である。同じことが「成分」についても適用される。Δεは1kHzおよび20℃で測定される。化合物の誘電異方性、および、状況に応じて、対象とする成分の誘電異方性は、ネマチックホスト混合物(nematic host mixture)に個々の化合物を10%添加した溶液の結果から求める。これらの試験混合物の容量は、ホメオトロピック配列のセルと、ホモジニアス配列のセルの両方で測定する。両方のタイプのセルのセルギャップは約10μmである。印加する電圧は、周波数が1kHzで、実効値(平均二重根値)が通常0.5V〜1.0Vの矩形波である。しかし、この電圧は、常にそれぞれの試験混合物の容量閾値未満になるように選択される。
ホスト混合物としては、正の誘電異方性化合物には混合物ZLI−4792が、中性の誘電異方性化合物および負の誘電異方性化合物には混合物ZLI−3086(いずれもドイツ国、Merck KGaA製)がそれぞれ用いられる。化合物の誘電率は、対象とする化合物を添加したときのホスト混合物のそれぞれの値の変化から測定し、対象とする化合物の濃度100%に外挿する。測定温度20℃でネマチック相を有する成分は同様に測定し、その他のすべての成分は化合物と同じように扱われる。
液晶混合物および液晶成分については、20℃でそれ自体のネマチック相を持たない単一の化合物および成分の検査とは異なり、Δεの測定にはセルギャップが22μmの試験セルが使用され、印可する電圧は0.3Vである。
用語「閾値電圧」とは、本出願では、光学的閾値のことであり、明確な提示がない限り相対コントラスト10%(V10)の場合に用いる。また、用語「飽和電圧」とは、光学的飽和のことであり、別段の明確な提示がない限り相対コントラスト90%(V90)の場合に用いる。容量閾値電圧(V0、フレデリクス転移閾値VFrとも呼ばれる)は、明確に提示された場合にのみ使用する。
本出願において提示されたパラメータの範囲は、別段の明確な提示がない限りすべて限界値を含む。
本出願全体にわたって、別段の明確な提示がない限り、すべての濃度には質量パーセントが用いられ、これはそれぞれの完全な混合物に関するものであり、すべての温度には摂氏温度(セルシウス)が用いられ、すべての温度差にも摂氏温度が用いられる。すべての物性は、別段の明確な提示がない限り、「Merck Liquid Crystals、Physical Properties of Liquid Crystals」、Status 1997年11月、Merck KGaA、ドイツ国」に従って温度20℃で測定される。光学的異方性(Δn)は、波長589.3nmで測定される。誘電異方性(Δε)は、周波数1kHzで測定される。閾値電圧、およびその他すべての電気光学特性は、Merck KGaA(ドイツ国)で作られた試験セルを用いて測定された。Δε測定用の試験セルは、セルギャップが22μmであった。電極は、面積が1.13cm2で、ガードリングを有する円形電極であった。配向層は、ホメオトロピック配向
Figure 0005160727
については日産化学(日本国)製のSE−1211、ホモジニアス配向
Figure 0005160727
については日本合成ゴム(日本国)製のポリイミドAL−1054であった。容量は、Hewlet Packard(米国)製の周波数応答分析器HP4274Aで、電圧0.3Vrmsのサイン波を用いて測定した。電気光学測定で用いた光は白色光であった。使用した装置は大塚(日本国)製の市販の装置であった。特性電圧は垂直観察で求めた。閾値(V10)−ミッドグレイ(V50)−および飽和(V90)電圧は、それぞれ相対コントラスト10%、50%および90%で測定した。
本発明による液晶媒体は、その他の添加剤およびキラルドーパントを通常の濃度で含有することができる。これらその他成分の合計濃度は、混合物全体に対して、0%〜10%、好ましくは0.1%〜6%の範囲である。使用される個々の化合物の濃度は、それぞれ0.1%〜3%の範囲であることが好ましい。これらの濃度、および類似の添加物の濃度は、本出願における液晶媒体の液晶成分および液晶化合物の濃度値および濃度範囲には加えない。
本発明の液晶媒体は、数種類の化合物からなり、好ましくは3〜30種、より好ましくは8〜20種、特に好ましくは10〜16種の化合物からなる。
これらの化合物は通常の方法で混合する。一般に、使用量が少ない化合物の必要量を、使用量が多い化合物の中に溶解する。その際の温度が、高濃度で使用する化合物の透明点より高い場合は、溶解過程の完了が特に容易に観察できる。しかし、その他の通常の方法で媒体を調製することも可能である。例えば、化合物の同族または共融混合物などの、いわゆる予備混合物の使用、あるいは、その成分がそれ自体そのまま使用できる混合物である、いわゆるマルチボトル方式の使用も可能である。
適切な添加剤を添加することによって、この液晶媒体がすべての既知の液晶ディスプレイで使用可能であるように、本発明の液晶媒体を改良することができる。この液晶媒体は、TN−、TN−AMD、ECB−AMD、VAN−AMD、IPSおよびOCB LCDなどにそのまま使用することができる。例えば、本発明のかかる液晶混合物の層を2つの電極間に配置した構成を有する液晶ディスプレイとすることができる。更に、特に、ASM−PA LCD、そして特にPDLC、NCAPおよびPN LCDなどの複合系において使用される。PDLCとしては、例えば、光学的に等方性の、透明なポリマーマトリックスの中で液晶混合物がミクロ液滴(カプセル化された微小液滴)を形成した構造を有するシート状の層を電極間に配置した構成を有するものを挙げることができ、ポリマーとしては公知のポリマーが利用できる。
液晶の、融点T(C、N)、スメクチック(S)相からネマチック(N)相への転移T(S、N)および透明点T(N、I)には、本発明のすべての温度と同様、摂氏温度(セルシウス)が用いられる。温度差には温度(摂氏)が用いられる。
本出願においては、特に以下の実施例においては、液晶化合物の構造は、頭字語とも呼ばれる略語で表される。略語の相当する構造への変換は、以下の表A−1〜A−2およびB−1〜B−3に従えば簡単明瞭である。すべてのCn2n+1およびCm2m+1基は、それぞれn個およびm個のC原子を有する直鎖アルキル基である。表Bの判読は自明である。表Aは構造のコアの略語のみを示している。個々の化合物は、コアの略語によって表され、次にハイフンがあり、そして置換基R1、R2、L1およびL2を特定する符号が続く。
Figure 0005160727
Figure 0005160727
Figure 0005160727
Figure 0005160727
Figure 0005160727
Figure 0005160727
本発明による液晶媒体は、好ましくは、
−表AおよびBの式の化合物群から選択される、好ましくは異なる式の、7種以上、好ましくは8種以上の化合物、および/または
−表Aの式の化合物群から選択される、好ましくは異なる式の、1種、2種以上、好ましくは3種以上の化合物、および/または
−表Bの式の化合物群から選択される、好ましくは異なる式の、2種、3種、4種以上、好ましくは5種以上の化合物を含む。
以下の実施例は、本発明を全く限定することなしに、本発明を例証するものである。
しかし、実施例は代表的な好ましい実施形態を例証するものである。実施例は、代表的かつ好ましい成分の使用を示しており、その濃度を例示している。さらに、実施例は、組成物の物性の可能な変動を示し、当分野の技術者に対して、どの特性を得ることができるか、どのような範囲でそれを変更できるかを例示している。特に、実現できることが好ましい様々な特性の組み合せを、こうして当分野の技術者に明示している。
(実施例1)
以下の表に示した組成と特性を有する液晶混合物を得た。
Figure 0005160727
注:n.d.:未同定
この混合物は、Δn値が好都合に低く、Δε値が適切に高く、回転粘度が特に低い。さらに、この混合物は、紫外線に対する安定性が優れている。この混合物は、PDLCディスプレイ、特にリバース型PDLCに好適である。
(実施例2)
以下の表に示した組成と特性を有する液晶混合物を得た。
Figure 0005160727
注:n.d.:未同定
この混合物は、Δn値が好都合に高く、Δε値が適切に高く、回転粘度が特に低い。さらに、この混合物は、紫外線に対する安定性が優れている。この混合物は、PDLCディスプレイ、特にリバース型PDLCに好適である。
(比較例)
以下の表に示した組成と特性を有する液晶混合物を得た。
Figure 0005160727
この混合物の複屈折は実施例2と同等である。しかし、回転粘度が高いので好ましくない。
(実施例3)
以下の表に示した組成と特性を有する液晶混合物を得た。
Figure 0005160727
注:n.d.:未同定
この混合物は、Δnが好都合に高く、PDLCディスプレイ、特にリバース型のPDLCに非常に好適である。

Claims (12)

  1. 液晶媒体であって、
    1種または複数の式I−2iの化合物
    Figure 0005160727

    (式中、
    は、炭素数1〜7個のアルキル、アルコキシ、フッ素化アルキルまたはフッ素化アルコキシ、炭素数2〜7個のアルケニル、アルケニルオキシ、アルコキシアルキルまたはフッ素化アルケニルである)
    を含む、正の誘電異方性化合物からなる、第1の正の誘電異方性成分である成分Aと;
    1種または複数式IIの正の誘電異方性化合物
    Figure 0005160727

    (式中、
    は、炭素数1〜9個のアルキル、アルコキシ、フッ素化アルキルまたはフッ素化アルコキシ、炭素数2〜7個のアルケニル、アルケニルオキシ、アルコキシアルキルまたはフッ素化アルケニルであり、
    Figure 0005160727

    および
    Figure 0005160727

    は、互いに独立に、
    Figure 0005160727

    であり、
    21 および22単結合であり、
    はFであり、
    21およびY22 Fであり、
    mは、または2である)
    と、1種または複数の式II−4dの正の誘電異方性化合物
    Figure 0005160727

    式中、は式IIにおいて与えた意味を有する)
    とからなる第2の正の誘電異方性成分である成分Bと
    を含むことを特徴とする液晶媒体。
  2. 1種または複数の、式IIIの化合物
    Figure 0005160727

    (式中、
    31およびR32は、互いに独立に、炭素数1〜7個のアルキル、アルコキシ、フッ素化アルキルまたはフッ素化アルコキシ、炭素数2〜7個のアルケニル、アルケニルオキシ、アルコキシアルキルまたはフッ素化アルケニルであり、
    Figure 0005160727

    は、互いに独立に、ならびに
    Figure 0005160727

    が2個存在する場合、これらも互いに独立に、
    Figure 0005160727

    であり、
    31およびZ32は、互いに独立に、ならびにZ31が2個存在する場合、これらも互いに独立に、−CH−CH−、−CO−O−、トランス−CH=CH−、トランス−CF=CF−、−CH−O−、−CF−O−または単結合であり、
    kは、0、1または2である)
    を含む、中性の誘電異方性成分である成分C、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の液晶媒体。
  3. 式II−1からII−6の化合物の群
    Figure 0005160727

    (式中、 、X 、Y 21 及びY 22 は、請求項1の式IIにおいて与えたそれぞれの意味を有する)
    から選択される1種または複数の化合物を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の液晶媒体。
  4. 式I−2aからI−2hの化合物の群
    Figure 0005160727

    式中、R は請求項1の式I−2iにおいて与えた意味を有する)
    から選択される1種または複数の化合物を含むことを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載の液晶媒体。
  5. 式II−3c、II−3d、II−4g、II−4h、II−5c、II−5d、II−6e、II−6f及びII−6gの化合物の群
    Figure 0005160727

    Figure 0005160727

    (式中、R は請求項1の式IIにおいて与えた意味を有する)
    から選択される1種または複数の化合物を含むことを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載の液晶媒体。
  6. ポリマーと、請求項1からのいずれか1項に記載の液晶媒体とを含むことを特徴とする液晶システム。
  7. 液晶媒体が、ポリマーで液滴状にカプセル化されているか、あるいは連続状に存在することを特徴とする、請求項に記載の液晶システム。
  8. 前記ポリマーが異方性のポリマーであることを特徴とする、請求項またはに記載の液晶システム。
  9. 請求項1からのいずれか1項に記載の液晶媒体の、液晶システムにおける使用。
  10. 請求項1からのいずれか1項に記載の液晶媒体を含むことを特徴とする液晶ディスプレイ。
  11. アクティブマトリックスによって駆動されることを特徴とする、請求項10に記載の液晶ディスプレイ。
  12. 請求項1からのいずれか1項に記載の液晶媒体の、液晶ディスプレイにおける使用。
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