JP2005220127A - 主として水を含む媒体中に弾性カチオン性ポリウレタンを含むスタイリング組成物、その使用方法及びその使用 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は、主として水を含む化粧品として受容可能な媒体中に、弾性のある少なくとも一つのカチオン性ポリウレタンを含むスタイリング化粧組成物、本化粧組成物の使用を含むヘアスタイルの形成又は保持のための化粧処置方法、さらに長期間にわたって持続性である毛髪の形成を得るための化粧組成物の使用、及び耐水性である毛髪の形成を得るための化粧組成物の使用に関する。本発明に従う組成物で使用するポリウレタンは、固定ポリウレタンであり、非粘着性のもろくないフィルムを形成し、かつ塑性変形及び弾性変形が可能なものである。
Description
毛髪を固定するエアゾールシステムは、第1に液相(又は流体)、及び第2にプロペラントを含む。液相は固定成分と適切な溶媒を含む。
さらに環境に対する理由から、これらの組成物に存在する揮発性溶媒の量を減らすことも求められる。アルコールのような揮発性溶媒の全部又は一部を水で置換すると、一般に固定特性、時間経過に対するスタイリング作用の持続性及び化粧特性の劇的な減少となって現れる。
特許出願FR 2 815 350は、アルコールを主体とする媒体中の弾性を有するカチオン性のポリウレタンを含むスタイリング組成物を開示する。
さらに、主として水性のベースにより、本発明に従うこれらの組成物は環境上高度に有利なものとなる。
本発明の他の主題は、本化粧組成物の使用を含む、ヘアスタイルの形成又は保持のための化粧処置方法から成る。
本発明の他の主題は、主として水を含む化粧組成物中の弾性のあるカチオン性ポリウレタンの、長時間にわたって保持される毛髪の固定及び/又は良好な耐水性及び/又は良好な化粧特性を得ることにおける使用に関する。
本発明の他の主題、特徴、観点及び利点は、以下の説明及び例を読むことによってより明確となろう。
本特許出願のために、“主として水を含む媒体”という用語は、組成物の全質量に対して、厳密に50質量%を越える、好ましくは70質量%を越える、より好ましくは85質量%を越える水を含む媒体を意味する。好ましくは、この媒体は、組成物の全質量に対して、99.9質量%より少ない水を含む。
化粧品として受容可能な媒体は、主として水と任意に一又は複数の有機溶媒を含む媒体である。
好ましくは、この有機溶媒はアルコールである。このアルコールを特に以下から選択する:C1〜C4低級アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、t−ブタノール又はn−ブタノール;ポリオール、例えばプロピレングリコール、及びポリオールエーテル、及びこれらの混合物、特に好ましいアルコールはエタノールである。
有利には、本発明の組成物はC1〜C4アルコールを含まない。より有利には、該組成物は有機溶媒を含まない。
“固定ポリウレタン”という用語は、ヘアスタイルに所与の形態を与え又はそれを保持する作用を有するポリウレタンを意味する。
“弾性”という用語は、コンパウンドが変形された後にその形又は容量を全体として又は部分的に回復する性質を有するコンパウンドを意味する。
本発明に従う組成物で使用する弾性のあるカチオン性のポリウレタンは、好ましくは特許出願FR 2 815 350に記載されたポリウレタンである。ポリウレタン及びその合成の記載がある該特許出願の部分を、それに言及することによって本明細書に取り込む。
(a1)活性水素を含む少なくとも二つの反応性官能基を含む少なくとも一つの第3又は4級アミンから誘導するカチオン性単位、
(a2)活性水素を含む反応性官能基を末端に有し、示差熱分析で測定して10℃より低いガラス転移温度(Tg)を有するノニオン性ポリマーから誘導するノニオン性単位、
(a3)任意の、活性水素を含む少なくとも二つの官能基を含むノニオン性モノマー化合物から誘導するノニオン性単位、及び
(b)少なくとも一つのジイソシアナートから誘導する単位。
各Raは独立に直鎖又は分岐したC1-6アルキレン基、C3-6シクロアルキレン基又はアリーレン基を表し、全ての基は一又は複数のハロゲン原子で置換されていてもよく、かつO、N、P及びSから選択する一又は複数のヘテロ原子を含んでいてもよく、
各Rbは独立にC1-6アルキル、C3-6シクロアルキル又はアリール基を表し、全ての基は一又は複数のハロゲン原子で置換されていてもよく、かつO、N、P及びSから選択する一又は複数のヘテロ原子を含んでいてもよく、
各Xは独立に酸素原子又はイオウ原子又はNH又はNRc基を表し、式中RcはC1-6アルキル基を表し、かつ
A-は生理学的に受容可能な対イオンを表す。
本発明に従って使用するポリウレタンの(a1)カチオン性単位を形成する第3及び4級アミンはさらに、活性水素を含む反応性官能基を末端に有する第3及び/又は4級アミン官能基を含むポリマーであることができる。第3及び/又は4級アミン官能基を含むこれらのポリマーの質量平均分子量は、好ましくは400〜10,000である。
挙げることができる適切なアミン官能基を含むこれらのポリマーの例は、N−メチルジエタノールアミンとアジピン酸との重縮合から誘導されたポリエステルを含む。
カチオン性単位(a1)を形成するアミンが一又は複数の第3アミン官能基を含む化合物である場合、これらのアミン官能基の一部又は全部は、適切な中和剤、例えば生理学的に受容可能な有機酸又は無機酸で中和されていなければならない。
ポリウレタンの粘弾性は、単位(a2)が0℃、より好ましくは−10℃より低いガラス転移温度を有するポリマー誘導体である場合には、特に有利である。
これらのポリマーの質量平均分子量は好ましくは400〜10,000,より好ましくは1000〜5000である。
ノニオン性単位(a2)を形成することができるノニオン性ポリマーを、例えばエーテル、ポリエステル、ポリシロキサン、エチレンとブチレンとのコポリマー、ポリカーボネート及びフルオロポリマーから選択する。
ポリエーテルが最も好ましく、これらのうちポリ(テトラメチレンオキシド)が特に好ましい。
好ましいジイソシアナートを、メチレンジフェニルジイソシアナート、メチレンシクロヘキサンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナート、トルエンジイソシアナート、ナフタレンジイソシアナート、ブタンジイソシアナート及びヘキシルジイソシアナートから選択する。いうまでもなく、これらのジイソシアナートを単独で又は2若しくはそれより多いジイソシアナートの混合物の形で使用することができる。
本発明に従う組成物の弾性のあるカチオン性ポリウレタンは、本発明に従って使用する組成物に必ず存在する単位(a1)、(a2)及び(b)に加えて、活性水素を含む少なくとも二つの官能基を含むノニオン性モノマー化合物から誘導する単位(a3)をある程度の量含むことができる。
これらの単位(a3)を、例えばネオペンチルグリコール、ヘキサエチレングリコール又はアミノエタノールから誘導する。
単位(a2)を形成するノニオン性ポリマー及び本発明のカチオン性ポリウレタンガラス転移温度(Tg)を、ASTM standard D3418-97に従って示差熱量分析(DSC、示差走査熱量計)によって測定する。
弾性のあるカチオン性ポリウレタンは好ましくは少なくとも二つのガラス転移温度を有し、これらの少なくとも一つは10℃より低く、好ましくは0℃より低く、より好ましくは−10℃より低く、少なくとも他方の一つは室温(20℃)に等しいかそれより高い。
単位(a1)の量は、ケラチン物質に対して良好な親和性をポリマーに生じさせる正の荷電をポリマーに与えるのに十分でなければならない。単位(a2)はポリウレタンが10℃より低い少なくとも一つのガラス転移温度を有し、かつもろいフィルムを形成しないために十分な質量で存在しなければならない。
一般に、ポリマーの全質量に対して、単位(a1)は1質量%〜90質量%、好ましくは5質量%〜60質量%存在し、単位(a2)は10質量%〜80質量%、好ましくは40質量%〜70質量%存在し、かつ単位(a3)は0〜50質量%、好ましくは0〜30質量%存在する。
単位(b)は、単位(a1)、(a2)及び(a3)の合計に対して本質的に化学量論量で存在する。特に、高分子量のポリウレタンを製造する場合、多数のイソシアナート官能基を想定し、この数は事実上活性水素を含む官能基の数に等しい。当業者は、一方又は他方の型の官能基を過剰に選択して分子量を所望の値に調節する方法を承知している。
本発明に従う化粧組成物は、弾性のあるカチオン性ポリウレタンを好ましくは、組成物の全質量に対して、0.1質量%〜20質量%、好ましくは0.5質量%〜12質量%の量で含む。
これらの添加物は本発明に従う化粧組成物中に、化粧組成物の全質量に対して、0〜20質量%の範囲の量で存在する。
当業者は、任意の添加物及びその量を注意して選択して、本発明の組成物の特性を損なわないようにするであろう。
従って、第1の好ましい態様に従うと、本発明に従う組成物は以下の一覧から選択する弾性のあるカチオン性ポリウレタン以外の少なくとも一つの追加の固定ポリマーを含む。
カルボキシル基を含むアニオン性の固定ポリマー、例えば:
A)アクリル酸又はメタクリル酸ホモ−又はコポリマー、又はこれらの塩、特にアライド コロイド(Allied Colloid)社によりVersicol(登録商標)E又はKの名称で市販されている製品、及びBASF社によるUltrahold(登録商標)、アクリル酸とアクリルアミドのコポリマー、ポリヒドロキシカルボン酸のナトリウム塩;
− 以下を含むコポリマー:(i)一又は複数のマレイン酸、フマル酸又はイタコン酸又は無水物及び(ii)ビニルエステル、ビニルエーテル、ビニルハライド、フェニルビニル誘導体、アクリル酸及びそのエステルから選択する少なくとも一つのモノマー、これらのコポリマーの無水物官能基はモノエステル化又はモノアミデート化されていてもよい。これらのポリマーは特に米国特許第2,047,398号、第2,723,248号及び2,102,113号及び英国特許GB839 805に記載されている。市販品は特にISP社によりGantrez(登録商標)AN又はESの名称で市販されているものである。
− 以下を含むコポリマー:(i)一又は複数のマレイン酸、シトラコン酸又はイタコン酸無水物単位、及び(ii)アリルエステル若しくはメタアリルエステルから選択する一又は複数のモノマー、これらは任意に一又は複数のアクリルアミド、メタクリルアミド、α−オレフィン、アクリルエステル又はメタクリルエステル、アクリル酸又はメタクリル酸又はビニルピロリドン基を鎖中に含み、これらのコポリマーの無水物官能基はモノエステル化又はモノアミデート化されていてもよい。
これらのポリマーは例えば本出願人のフランス特許FR2 350 384及びFR2 357 241に記載されている;
F)スルホン基を含むポリマーはビニルスルホン、スチレンスルホン、ナフタレンスルホン又はアクリルアミドアルキルスルホン単位を含むポリマーである。
これらのポリマーを特に以下から選択することができる:
− 分子量が約1000〜100,000であるポリビニルスルホン酸塩、不飽和コモノマー、例えばアクリル酸若しくはメタクリル酸及びこれらのエステル、アクリルアミド若しくはその誘導体、ビニルエーテル及びビニルピロリドンのコポリマー;
− ポリスチレンスルホン酸塩、例えばナトリウム塩、例えばナショナル スターチ(National Starch)によりFlexan(登録商標)130の名称で市販されているもの。これらの化合物は特許FR2 198 719に記載されている;
− ポリアクリルアミドスルホン酸塩、例えば米国特許第4,128,631号に記載されているもの、特にポリアクリルアミドエチルプロパンスルホン酸。
B及びCはさらに、第1、第2、第3又は4級アミン基を含むカチオン性ポリマー鎖を意味することができ、この場合少なくとも一つのアミン基は炭化水素を主体とする基を介して結合したカルボキシル基又はスルホン基を有し、又はB及びCはα,β−ジカルボキシルエチレン単位を含むポリマー鎖の一部を形成し、この場合カルボキシル基の一つが一又は複数の第1又は第2アミン基を含むポリアミンと反応するようになっている。
(1)カルボキシル基を有するビニル化合物、例えば特にアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、α−クロロアクリル酸から誘導したモノマーと、少なくとも一つの塩基性原子を含む置換ビニル化合物、例えば特にジアルキルアミノアルキルメタクリレート及びアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリルアミド及び−アクリルアミドから誘導した塩基性モノマーとの共重合によって得られるポリマー。これらの化合物は米国特許第3,836,537号に記載されている。
a)窒素原子をアルキル基で置換したアクリルアミド及びメタクリルアミドから選択する少なくとも一つのモノマー、
b)一又は複数の反応性カルボキシル基を含む少なくとも一つの酸性コモノマー、及び
c)少なくとも一つの塩基性コモノマー、例えば第1、第2、第3及び4級アミン置換基を含むアクリル酸及びメタクリル酸のエステル並びにジメチルアミノエチルメタクリレートのジメチルスルフェート又はジエチルスルフェートによる4級化生成物。
酸性コモノマーを特にアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸及びフマル酸並びにマレイン酸若しくはフマル酸又は無水物の1〜4の炭素原子を有するアルキルモノエステルから選択する。
好ましい塩基性コモノマーは、アミノエチル、ブチルアミノエチル、N,N'−ジメチルアミノエチル及びN−t−ブチルアミノエチルメタクリレートである。
CTFA(4版、1991年)名がオクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマーであるコポリマー、例えばナショナル スターチ(National Starch)社によりAmphomer(登録商標)又はLovocryl(登録商標)47の名称で市販されている製品を特に使用する。
式中、R10は、飽和ジカルボン酸、エチレン系二重結合を含むモノ−又はジカルボキシル脂肪酸、これらの酸の1〜6の炭素原子を有する低級アルカノールとのエステルから誘導する2価の基、又はこれらのいずれかの酸のビス(第1)又はビス(第2)アミンへの付加から誘導する基を表し、Zはビス(第1)、モノ−又はビス(第2)ポリアルキレン−ポリアミンから誘導する基を意味し、好ましくは以下の基を表す:
この基はジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン又はジプロピレントリアミンから誘導され;
b)0〜40モル%の比率の上記の基(III)
式中、x=2かつp=1であり、これはエチレンジアミンから誘導され、又は以下のピペラジンから誘導される基:
これらのポリアミノアミドは、エピハロヒドリン、ジエポキシド、ジ無水物及びビス−不飽和誘導体から選択する2官能性架橋剤の付加反応によって架橋され、この場合ポリアミノアミドのアミン基当たり0.025〜0.35モルの架橋剤が使用され、かつアクリル酸、クロロ酢酸又はアルカンスルトン又はこれらの塩の作用によってアシル化される。
アシル化で使用するアルカンスルトンは好ましくは、プロパンスルトン又はブタンスルトンであり、アシル化剤の塩は好ましくはナトリウム又はカリウム塩である。
例として、メチルメタクリレート/メチルジメチルカルボキシメチルアンモニオエチルメタクリレートコポリマーを挙げることができる。
又は、q=1の場合、R17、R18及びR19はそれぞれ水素原子を表し、並びにこれらの化合物と塩基又は酸とで形成した塩。
a)以下の式の少なくとも一つの単位を含む化合物に対するクロロ酢酸又はクロロ酢酸ナトリウムの作用によって得られたポリマー:
−D−X−D−X−D− (VI)
式中Dは以下の基を意味し、
−D−X−D−X− (VI')
式中、Dは以下の基を表し、
− ポリアルキルオキサゾリン;
− 酢酸ビニルホモポリマー;
− 酢酸ビニルとアクリル系エステルとのコポリマー;
− 酢酸ビニルとエチレンとのコポリマー;
− 酢酸ビニルとマレイン酸エステル、例えばジブチルマレエートとのコポリマー;
− アクリル系エステルのコポリマー、例えばアルキルアクリレートとアルキルメタクリレートとのコポリマー、例えばローム アンド ハース(Rohm & Haas)社によりPrimal(登録商標)AC-261 K及びEudragit(登録商標)NE 30 Dの名称で市販されている製品、BASF社により8845の名称で市販されている製品、又はヘキスト(Hoechst)社によりAppretan(登録商標)N9212の名称で市販されている製品;
− スチレンホモポリマー;
− スチレンとアルキル(メタ)アクリレートとのコポリマー、例えばヘキスト(Hoechst)社によりMowilith(登録商標)LDM 6911、Mowilith(登録商標)DM 611及びMowilith(登録商標)LDM 6070の名称で市販されている製品、及びローン−プーラン(Rhone-Poulenc)社によりRhodopas(登録商標)SD 215及びRhodopas(登録商標)DS 910の名称で市販されている製品;
− スチレン、アルキルメタクリレート及びアルキルアクリレートとのコポリマー;
− スチレンとブタジエンとのコポリマー;
− スチレン、ブタジエン及びビニルピリジンとのコポリマー;
− アルキルアクリレートとウレタンとのコポリマー;
− ポリアミド;
− ビニルラクタムホモポリマー及びコポリマー。
上記ノニオン性ポリマーのアルキル基は好ましくは1〜6の炭素原子を含む。
ビニルラクタム単位を含むポリマーの数平均分子量は一般に約5000より大きく、好ましくは約10,000〜1,000,000、より好ましくは約10,000〜100,000である。
これらの固定ポリマーのうち、以下を挙げることができる:ポリビニルピロリドン、例えばBASF社によりLuviskol(登録商標)K30の名称で市販されているもの;ポリビニルカプロラクタム、例えばBASF社によりLuviskol(登録商標)Plusの名称で市販されているもの;ポリ(ビニルピロリドン/ビニルアセテート)コポリマー、例えばISP社によりPVPVA(登録商標)S630Lの名称で市販されているもの;BASF社によるLuviskol(登録商標)VA 73、VA 64、VA 55、VA 37及びVA 28;及びポリ(ビニルピロリドン/ビニルアセテート/ビニルプロピオネート)ターポリマー、例えばBASF社によりLuviskol(登録商標)VAP 343の名称で市販されているもの。
(1)アクリル酸若しくはメタクリル酸エステル又はアミドから誘導するホモポリマー又はコポリマーであって、以下の式(VI)、(VII)、(VIII)又は(IX)の単位を少なくとも一つ含むもの:
R3は水素原子又は基CH3を意味し;
Aは1〜6の炭素原子、好ましくは2又は3の炭素原子を含む直鎖又は分岐したアルキル基、又は1〜4の炭素原子を含むヒドロキシアルキル基を表し;
R4、R5及びR6は、同一又は異なってもよく、1〜18の炭素原子を含むアルキル基又はベンジル基を表し、アルキル基は好ましくは1〜6の炭素原子を含み;
R1及びR2は、同一又は異なってもよく、それぞれ水素原子又は1〜6の炭素原子を含むアルキル基を表し、好ましくはメチル又はエチルであり;
X-は無機酸又は有機酸から誘導するアニオン、例えばメトスルフェートアニオン又はハライド、例えばクロリド又はブロミドを意味する。
− ジメチルスルフェート又はジメチルハライドで4級化したジメチルアミノエチルメタクリレートとアクリルアミドとのコポリマー、例えばハーキュリーズ(Hercules)社によりHercoflocの名称で市販されている製品、
− アクリルアミドとメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドとのコポリマー、これは例えば特許出願EP−A−080 976に記載され、チバ ガイギー(Ciba Geigy)社によりBina Quat P 100の名称で市販されている、
− アクリルアミドとメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムメトスルフェートとのコポリマー、例えばハーキュリーズ(Hercules)社によりRetenの名称で市販されている製品、
− ジメチルアミノエチルメタクリレート/ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドンターポリマー、例えばISP社によりGaffix VC 713の名称で市販されている製品、
− ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピルジメチルアミンコポリマー、特にISP社によりStyleze CC 10の名称で市販されているもの、
− 4級化したビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドコポリマー、例えばISP社により“Gafquat HS 100”の名称で市販されている製品。
(3)カチオン性セルロース誘導体、例えばセルロースのコポリマー又は水溶性の4級アンモニウムモノマーでグラフトしたセルロース誘導体であって、特に米国特許第4,131,576号に記載されているもの、例えばヒドロキシアルキルセルロース、例えばヒドロキシメチル−、ヒドロキシエチル−又はヒドロキシプロピルセルロースであって特にメタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム又はジメチルジアリルアンモニウム塩でグラフトされたもの。
この定義に相当する市販製品は、特にナショナル スターチ(National Starch)社により“Celquat L 200”及び“Celquat H 100”の名称で市販されている製品である。
これらの製品はメイホール(Meyhall)社によりJaguar C 13S、Jaguar C 15、Jaguar C 17及びJaguar C 162の商品名で特に市販されている。
(5)直鎖又は分岐した鎖を含み、酸素、イオウ若しくは窒素原子で中断されていてもよく、又は芳香族若しくはヘテロ環で中断されていてもよい2価のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基及びピペラジニル単位から成るポリマー、及びこれらのポリマーの酸化及び/又は4級化生成物。これらのポリマーは特にフランス特許2 162 025及び2 280 361に記載されている。
これらの誘導体のうち、特にアジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピル/ジエチレントリアミンポリマーを挙げることができ、これはサンド(Sandoz)社がCartaretine F、F4又はF8の名称で市販している。
この型のポリマーは、ハーキュリーズ(Hercules)社によりHercisett 57の名称で、又はアジピン酸/エポキシプロリル/ジエチレントリアミンコポリマーの場合には(Hercules)社によりPD 170又はDelsette 101名称で市販されている。
本発明の趣旨に沿って使用することができる他のカチオン性ポリマーは、ポリアルキレンイミン、特にポリエチレンイミン、ビニルピリジン又はビニルピリジニウム単位を含むポリマー、ポリアミンとエピクロロヒドリンとの縮合物、4級ポリウレイレン及びキチン誘導体である。
本発明で使用することができる固定ポリウレタンはさらに有利には、少なくとも一つのポリシロキサンブロック及びそれをベースとする繰り返し単位、例えば以下の式(VII)に対応する繰り返し単位を含む:
−O−P−O−CO−NH−R−NH−CO− (VII)
式中
− Pはポリシロキサンセグメントであり、かつ
− Rは、芳香族、C1〜C20脂肪族又はC1〜C20脂環式型のアルキレン基から選択する2価の基であり、これらの基は置換されていても未置換であってもよい。
− 基Aは、同一又は異なってもよく、これを第1にエチレン系不飽和を含まないか実質的に含まないC1〜C20の1価の炭化水素を主体とする基から選択し、第2に芳香族から選択し、
− Yは2価の炭化水素を主体とする基を表し、かつ
− zはポリシロキサンセグメントの平均分子量が300〜10,000となるように選択した整数を表す。
一般に、2価の基Yを式−(CH2)a−のアルキレン基から選択し、式中aは1〜10であることができる整数を表す。
基Aを以下から選択することができる:アルキル基、特にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル及びオクタデシル基;シクロアルキル基、特にシクロヘキシル基;アリール基、特にフェニル及びナフチル;アリールアルキル基、特にベンジル及びフェニルエチル、及びさらにトリル及びキシリル基。
本発明に従う組成物中の追加の固定ポリマーの濃度は、組成物の全質量に対して、0.05質量%〜10質量%、好ましくは0.1質量%〜5質量%、より好ましくは0.2質量%〜3質量%である。
レオロジー調節剤を以下から選択することができる:脂肪酸アミド(ココナツジエタノールアミド又はモノエタノールアミド、又はカルボン酸アルキルエーテルのオキシエチレン化したモノエタノールアミド)、セルロースを主体とする増粘剤(ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース又はカルボキシメチルセルロース)、グアガム及びその誘導体(ヒドロキシプロピルグア)、微生物起源のガム(キサンタンガム、スクレログルカンガム)、アクリル酸又はアクリルアミドプロパンスルホン酸の架橋したホモポリマー、及び以下に記載する会合性増粘ポリマー。
これらの化学構造は、親水性領域と少なくとも一つの脂肪鎖に特徴付けられる疎水性領域とを含む。
会合性ポリマーは、アニオン性、カチオン性、両性、又は好ましくはノニオン性の型であることができる。
これらの濃度は、本発明に従う組成物の全質量に対して、約0.01質量%〜10質量%、好ましくは0.1質量%〜5質量%の範囲であることができる。
− (I)少なくとも一つの親水性単位と少なくとも一つの脂肪鎖アリルエーテル単位を含むもの、より詳細には、その親水性単位がエチレン系の不飽和アニオン性モノマーより詳細には、ビニルカルボン酸、最も詳細にはアクリル酸及びメタクリル酸又はこれらの混合物から成り、脂肪鎖アリルエーテル単位が以下の式(XV)のモノマーに相当するものである:
CH2=CR'CH2OBnR (XV)
式中、R'はH又はCH3を意味し、Bはエチレンオキシ基を意味し、nは0であり又は1〜100の整数を意味し、Rは8〜30の炭素原子、好ましくは10〜24の炭素原子、より詳細には12〜18の炭素原子を含むアルキル、アリールアルキル、アリール、アルキルアリール及びシクロアルキル基を意味する。特に好ましい式(XV)の単位はR'がHを意味し、nが10に等しくかつRがステアリル(C18)基を意味する単位である。
これらのアニオン性の会合性ポリマーのうち本発明に従って特に好ましいのは、20質量%〜60質量%のアクリル酸及び/又はメタクリル酸、5質量%〜60質量%の低級アルキル(メタ)アクリレート、2質量%〜50質量%の式(XV)の脂肪鎖アリルエーテル、及び0質量%〜1質量%の架橋剤から製造するポリマーであり、該架橋剤は周知の共重合性不飽和ポリエチレン系モノマー、例えばジアリルフタレート、アリル(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン、ポリ(エチレン)グリコールジメタクリレート又はメチレンビスアクリルアミドである。
後者のポリマーのうち最も好ましいのは、メタクリル酸、エチルアクリレート及びポリエチレングリコール(10EO)ステアリルアルコールエーテル(Steareth-10)の架橋したターポリマーであり、特にこれらはアライド コロイド(Allied Colliods)社によりSalcare SC 80(登録商標)及びSalcare SC 90(登録商標)の名称で市販されており、これらはメタクリル酸、エチルアクリレート及びsteareth-10アリルエーテル(40/50/10)の架橋したターポリマーの30%水性エマルションである。
好ましくはこれらのポリマーを、不飽和オレフィン系カルボン酸の親水性単位が以下の式(XVI)のモノマーに相当するものから選択する:
本発明に従う不飽和カルボン酸の(C10〜C30)アルキルエステルは例えば以下を含む:ラウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、デシルアクリレート、イソデシルアクリレート及びドデシルアクリレート、及び対応するメタクリレート、ラウリルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、デシルメタクリレート、イソデシルメタクリレート及びドデシルメタクリレート。
この型のアニオン性会合性ポリマーのうち特に使用されるのは以下を含むモノマー混合物から製造するポリマーである:
(i)必須のアクリル酸、
(ii)上記の式(XVII)のエステルにおいてR2がH又はCH3を意味し、R3が12〜22の炭素原子を含むアルキル基を意味し、及び
(iii)架橋剤、これは周知の共重合性の不飽和ポリエチレン系モノマーであり、例えばジアリルフタレート、アリル(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン、(ポリ)エチレングリコールジメタクリレート及びメチレンビスアクリルアミドである。
上記のポリマーのうち、本発明に従って特に好ましいものは、グッドリッチ(Goodrich)社により商品名Pemulen TR1(登録商標)、Pemulen TR2(登録商標)及びCarbopol 1382(登録商標)で市販されている製品、より好ましいのはPemulen TR1(登録商標)であり、SEPPIC社によりCoatex SX(登録商標)の名称で市販されている製品である。
(a)α,β−モノエチレン系不飽和を含む約20質量%〜70質量%のカルボン酸、
(b)(a)以外のα,β−モノエチレン系不飽和を含む約20質量%〜80質量%の非−界面活性剤モノマー、
(c)一水酸基を有する界面活性剤とモノエチレン系不飽和を含むモノイソシアナートとの反応生成物であるノニオン性モノウレタンの約0.5質量%〜60質量%。
これらは例えば特許出願EP−A−0 173 109に記載されており、より詳細には例3に記載されたターポリマーであり、すなわちメタクリル酸/メチルアクリレート/ベヘニルアルコールジメチル−メタ−イソプロペニルベンジルイソシアナートエトキシル化(40EO)ターポリマーの水性25%分散物である。
特に、これらの化合物はさらに、α,β−モノエチレン系不飽和を含むカルボン酸とC1〜C4アルコールとのエステルをモノマーとして含む。
挙げることができるこの型の化合物の例は、ローム アンド ハース(Rohm & Haas)社によりAculyn 22(登録商標)の名称で市販されている製品であり、これはメタクリル酸/エチルアクリレート/ステアリルメタクリレートのオキシエチレン化したターポリマーである。
− (I)カチオン性会合性ポリウレタン、この群は本出願人によってフランス特許出願第00/09609に記載されており;以下の一般式(XVIII)によって示される:
R−X−(P)n−[L−(Y)m]r−L'−(P')p−X'−R' (XVIII)
式中:
R及びR'は、同一又は異なり、疎水性基又は水素原子を表し;
X及びX'は、同一又は異なり、疎水性基を有していてもよいアミン官能基を含む基、又は基L"を表し;
L、L'及びL"は、同一又は異なり、ジイソシアナートから誘導する基を表し;
P及びP'は、同一又は異なり、疎水性基を有していてもよいアミン官能基を含む基を表し;
Yは親水性基を表し;
rは1〜100、好ましくは1〜50、特に1〜25の整数であり;
n、m及びpの範囲はそれぞれ独立であり、0〜1000の範囲であり;
該分子は少なくとも一つのプロトン化したか又は4級化したアミン官能基及び少なくとも一つの疎水性基を含む。
カチオン性の会合性ポリウレタンの好ましい群は、上記の式(XVIII)に相当するものであり、式中、
R及びR'は共に独立して疎水性基を表し、
X及びX'はそれぞれ基L"を表し、
n及びpは1〜1000であり、かつ
L、L'、L"、P、P'、Y及びmは上記の意味を有する。
カチオン性の会合性ポリウレタンの他の好ましい群は、上記の式(XVIII)に相当するものであり、式中、
R及びR'は共に独立して疎水性基を表し、X及びX'はそれぞれ基L"を表し、n及びpは0であり、かつL、L'、L"、Y及びmは上記の意味を有する。
カチオン性の会合性ポリウレタンのさらに他の好ましい群は、上記の式(XVIII)に相当するものであり、式中:
R及びR'は共に独立して疎水性基を表し、
X及びX'は共に独立して4級アミンを含む基を表し、
n及びpは0であり、かつ
L、L'、Y及びmは上記の意味を有する。
カチオン性の会合性ポリウレタンの数平均分子量は400〜500,000、特に1000〜400,000、理想的には1000〜300,000である。
特に、炭化水素を主体とする基を単官能性化合物から誘導する。
例として、疎水性基を脂肪アルコール、例えばステアリルアルコール、ドデシルアルコール又はデシルアルコールから誘導することができる。それは炭化水素を主体とするポリマー、例えばポリブタジエンを意味してもよい。
R2は1〜20の炭素原子を含む直鎖又は分岐したアルキレン基を表し、これは飽和若しくは不飽和の環、又はアリーレン基を含んでもよく、一又は複数の炭素原子はN、S、O及びPから選択するヘテロ原子で置換されていてもよく;
R1及びR3は、同一又は異なることができ、直鎖又は分岐したC1〜C30アルキル若しくはアルケニル基又はアリール基を意味し、少なくとも一つの炭素原子はN、S、O及びPから選択するヘテロ原子で置換されていてもよく;
A-は生理学的に受容可能な対イオンである。
Zは−O−、−S−又は−NH−を表し;かつ
R4は1〜20の炭素原子を含む直鎖又は分岐したアルキレン基を表し、これは飽和又は不飽和の環、又はアリーレン基を含んでもよく、一又は複数の炭素原子はN、S、O又はPから選択するヘテロ原子で置換されていてもよい。
R5及びR7は上記のR2と同じ意味を有し;
R6、R8及びR9は上記のR1及びR3と同じ意味を有し;
R10は、直鎖又は分岐した任意に不飽和のアルキレン基を表し、該基はN、S、O又はPから選択する一又は複数のヘテロ原子を含むことができ;かつ
A-は生理学的に受容可能な対イオンである。
例として、これがポリマーでない場合は、エチレングリコール、ジエチレングリコール及びプロピレングリコールを挙げることができる。
これが親水性ポリマーである場合は、好ましい態様に従うと、例えばポリエーテル、スルホン化したポリエステル、スルホン化したポリアミド又はこれらのポリマーの混合物混合物を挙げることができる。親水性化合物は特にポリエーテル、特にポリ(エチレンオキシド)又はポリ(プロピレンオキシド)である。
式(XVIII)のポリウレタンの製造に含まれる第1の型の化合物は、アミン官能基を含む単位を少なくとも一つ含む化合物である。この化合物は多官能性であることができるが、該化合物は特に2官能性であり、すなわち、好ましい態様の一つに従うと、該化合物は、例えばヒドロキシル、第1アミン、第2アミン又はチオール官能基によって生じた二つの活性水素原子を含む。多官能性化合物と2官能性化合物の混合物であって、多官能性化合物の割合が低いものも使用することができる。
先に述べたように、該化合物は、アミン官能基を含む1より多い単位を含むことができる。この場合、これはアミン官能基を含む繰り返し単位を有するポリマーである。
HZ−(P)n−ZH
又は
HZ−(P')p−ZH
式中、Z、P、P'n及びPは先に定義したものである。
挙げることができるアミン官能基を含む化合物の例は、N−メチルジエタノールアミン、N−t−ブチルジエタノールアミン及びN−スルホエチルジエタノールアミンを含む。
O=C=N−R4−N=C=O
式中、R4は先に定義したものである。
例として、メチレンジフェニルジイソシアナート、メチレンシクロヘキサンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナート、トルエンジイソシアナート、ナフタレンジイソシアナート、ブタンジイソシアナート及びヘキサンジイソシアナートを挙げることができる。
該化合物は、活性水素を含む官能基、例えばヒドロキシル、第1又は第2アミン、又はチオール官能基と疎水性基とから成る。
例として、該化合物は脂肪アルコール、例えば特にステアリルアルコール、ドデシルアルコール又はデシルアルコールであることができる。該化合物がポリマー鎖を含む場合、それは例えばα−ヒドロキシル化した水素添加したポルブタジエンであることができる。
式(XVIII)のポリウレタンの疎水性基を、少なくとも一つの第3アミン単位を含む化合物の第3アミン基の4級化反応から生じることも可能である。このように、疎水性基を4級化剤を経由して導入する。この4級化剤は型RQ又はR'Qの化合物であり、式中、R及びR'は先に定義したものであり、Qは離脱基、例えばハライド、スルフェート等を意味する。
活性水素を含む官能基はアルコール、第1又は第2アミン又はチオール官能基である。この化合物は、鎖の末端が活性水素を含むこれらの官能基の一つであるポリマーであることができる。
例として、これがポリマーでない場合、エチレングリコール、ジエチレングリコール及びプロピレングリコールを挙げることができる。
式(XVIII)中でYによって表される親水性基は任意である。特に、4級アミン又はプロトン化した官能基を含む単位は、水性溶液中でこの型のポリマーが必要とする溶解性又は水分散性を提供するのに十分なものであることができる。
親水性基Yの存在は任意ではあるが、このような基を含むカチオン性のポリウレタンが好ましい。
4級化したセルロース誘導体は、特に以下のものである:
− 少なくとも一つの例えば以下の脂肪鎖を含む基で修飾した4級化セルロース:少なくとも8の炭素原子を含むアルキル、アリールアルキル又はアルキルアリール基、又はこれらの混合物。
− 少なくとも一つの例えば以下の脂肪鎖を含む基で修飾した4級化ヒドロキシエチルセルロース:少なくとも8の炭素原子を含むアルキル、アリールアルキル又はアルキルアリール基、又はこれらの混合物。
上記の4級化セルロース又はヒドロキシエチルセルロースを有するアルキル基は、好ましくは8〜30の炭素原子を含む。アリール基は好ましくはフェニル、ベンジル、ナフチル又はアントリル基を意味する。
本発明に従って好ましい両性の会合性ポリマーは、以下を含むか又は以下を共重合して製造される:
1)以下の式(XIX)又は(XX)の少なくとも一つのモノマー:
ZはNH基又は酸素原子を表し、
nは2〜5の整数であり、
A-は有機酸又は無機酸から誘導したアニオン、例えばメトスルフェートアニオン又はハライド、例えばクロリド又はブロミドであり;
R6−CH=CR7−COOH (XXI)
式中、R6及びR7は、同一又は異なってもよく、水素原子又はメチル基を表し;
及び
3)以下の式(XXII)の少なくとも一つのモノマー:
R6−CH=CR7−COXR8 (XXII)
式中、R6及びR7は、同一又は異なってもよく、水素原子又はメチル基を表し、Xは酸素原子又は窒素原子を意味し、かつR8は1〜30の炭素原子を含む直鎖又は分岐したアルキル基を意味し;
式(XIX)、(XX)又は(XXII)の少なくとも一つのモノマーは少なくとも一つの脂肪鎖を含む。
− ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、
− ジエチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート、
− ジメチルアミノプロピルメタクリレート、ジメチルアミノプロピルアクリレート、
− ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、
これらのモノマーは、例えばC1〜C4アルキルはライド又はC1〜C4ジアルキルスルフェートで4級化されていてもよい。
特に、式(XIX)のモノマーを、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド及びメタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドから選択する。
本発明の式(XXII)のモノマーを好ましくはC12〜C22、特にC16〜C18アルキルアクリレート又はメタクリレートから成る群から選択する。
本発明の脂肪鎖両性ポリマーを構成するモノマーは好ましくは既に中和されているかかつ/又は4級化されている。
カチオン性電荷/アニオン性電荷の数の比率は、好ましくは約1に等しい。
本発明に従う両性の会合性ポリマーは好ましくは、1モル%〜10モル%、好ましくは1.5モル%〜6モル%の脂肪鎖を含むモノマー(式(XIX)、(XX)又は(XXII)のモノマー)を含む。
本発明に従う両性の会合性ポリマーはさらに他のモノマー、例えばノニオン性モノマー、特に例えばC1〜C4アルキルアクリレート又はメタクリレートを含むことができる。
本発明に従う両性の会合性モノマーは、例えば特許出願WO98/44012に記載されており、これによって製造される。
本発明に従う両性の会合性ポリマーのうち、好ましいのはアクリル酸/(メタ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド/ステアリルメタクリレートターポリマーである。
− (1)少なくとも一つの脂肪鎖を含む基で変性したセルロース;
挙げることができる例は以下を含む:
− 少なくとも一つの脂肪鎖を含む基、例えばアルキル、アリールアルキル又はアルキルアリール基で変性したヒドロキシエチルセルロース、又はこれらの混合物、この場合、アルキル基は好ましくはC8〜C22であり、例えばアクアロン(Aqualon)社が市販する製品Natrosol Plus Grade 330 CS(登録商標)(C16アルキル)、又はベロール ノーベル(Berol Nobel)社が市販する製品Bermocoll EHM 100(登録商標)であり、
− アルキルフェニルポリアルキレングリコールエーテル基で変性したもの、例えばアメルコール(Amerchol)社が市販する製品Amercell HM-1500(登録商標)(ノニルフェニルポリエチレングリコール(15)エーテル)。
− (3)ビニルピロリドンと脂肪鎖疎水性モノマーとのコポリマー;挙げることができる例は以下を含む:
− I.S.P.社が市販する製品Antaron V216(登録商標)又はGanex V216(登録商標)(ビニルピロリドン/ヘキサデセンコポリマー)、
− I.S.P.社が市販する製品Antaron V220(登録商標)又はGanex V220(登録商標)(ビニルピロリドン/エイコセンコポリマー)、
− (5)親水性メタクリレート又はアクリレートと少なくとも一つの脂肪鎖を含む疎水性モノマーとのコポリマー、例えばポリエチレングリコールメタクリレート/ラウリルメタクリレートコポリマー、
− (6)鎖中に親水性ブロック、通常はポリオキシエチレン化した性質を有するもの、及び疎水性ブロック、これは脂肪族配列のみ及び/又は脂環式及び/又は芳香族配列であることができるものであり、を含むポリウレタンポリエーテル、
− (7)すくなくとも一つの脂肪鎖を含むアミノプラストエーテル骨格を有するポリマー、例えばスード−ケミ(Sud-Chemie)社が市販するPure Thix(登録商標)化合物。
ポリウレタンポリエーテルは多ブロック、特にトリブロック型であることができる。疎水性ブロックは鎖の各末端であるってもよく(例えば:中央に親水性ブロックを有するトリブロックコポリマー)、又は両端及び鎖中に分散していてもよい(例えば:多ブロックコポリマー)。これらの同じポリマーはさらにグラフトポリマー又は星形ポリマーであってもよい。
拡張するとノニオン性の脂肪鎖ポリウレタンポリエーテルに含まれるものは、親水性ブロックが他の化学結合を介して親油性ブロックに結合しているものである。
本発明で使用することができるノニオン性の脂肪鎖ポリウレタンポリエーテルの例として、レオックス(Rheox)社が市販するウレア官能基を含むRheolate 205(登録商標)、Rheolate(登録商標)208、204又は212、及びAcrysol RM 184(登録商標)を使用することもできる。
さらに、アクゾ(Akzo)社製のC12-14アルキル鎖を含む製品Elfacos T210(登録商標)、及びC18アルキル鎖を含む製品Elfacos T212(登録商標)を挙げることができる。
これらのポリマーの溶液又は分散物、特に水又は水性−アルコール性溶媒中におけるものを使用することも可能である。挙げることができるこれらのポリマーの例は、レオックス(Rheox)社が市販するRheolate(登録商標)255、Rheolate(登録商標)278及びRheolate(登録商標)244である。ローム アンド ハース(Rohm & Haas)社が市販する製品DW 1206F及びDW 1206Jも使用することができる。
本発明に従って使用することができるポリウレタンポリエーテルは特に、G. Fonnum, J. Bakke及びFk. Hansen, Colloid Polym. Sci. 271, 380-389 (1993)の論文に記載されているものである。
これらのポリウレタンポリオールは、特にローム アンド ハース(Rohm & Haas)社によりAculyn 44(登録商標)及びAculyn 46(登録商標)の名称で市販されている[Aculyn 46(登録商標)は、150〜180モルのエチレンオキシドを含むポリエチレングリコール、ステアリルアルコール及びメチレンビス(4−シクロヘキシルイソシアナート)(SMDI)の重縮合物であり、これはマルトデキストリン(4%)及び水(81%)のマトリックス中に15質量%存在する;Aculyn 44(登録商標)は、150〜180モルのエチレンオキシド、デシルアルコール及びメチレンビス(4−シクロヘキシルイソシアナート(SMDI)の重縮合物であり、プロピレングリコール(39%)と水(26)の混合物中に35質量%存在する]。
本発明を実施するのに適した界面活性剤は特に以下のものである:
(i)アニオン性界面活性剤:
本発明の趣旨に沿って単独で又は混合物として使用することができるアニオン性界面活性剤の例として、以下の化合物の塩(特にアルカリ金属塩、特にナトリウム塩、アンモニウム塩、アミン塩、アミノアルコール塩又はマグネシウム塩)を特に挙げることができるがこれに限定されない:アルキルスルフェート、アルキルエーテルスルフェート、アルキルエーテルスルフェート、アルキルアミドエーテルスルフェート、アルキルアリールポリエーテルスルフェート、モノグリセリドスルフェート;アルキルスルホネート、アルキルホスホネート、アルキルアミドスルホネート、アルキルアリールスルホネート、α−オレフィンスルホネート、パラフィンスルホネート;(C6〜C24)アルキルスルホスクシネート、(C6〜C24)アルキルエーテルスルホスクシネート、(C6〜C24)アルキルアミドスルホスクシネート;(C6〜C24)アルキルスルホアセテート;(C6〜C24)アシルサルコシネート;及び(C6〜C24)アシルグルタメート。以下のものも使用することができる:(C6〜C24)アルキルポリグルコシドカルボン酸エステル、例えばアルキルグルコシドシトレート、アルキルポリグリコシドタータレート及びアルキルポリグリコシドスルホスクシネート、アルキルスルホスクシナメート;アシルイセチオネート及びN−アシルタウレート、これらのそれぞれのアルキル又はアシル基は好ましくは12〜20の炭素原子を含み、アリール基は好ましくはフェニル又はベンジル基を意味する。使用することができるアニオン性界面活性剤のうち、以下のものも挙げることができる:脂肪酸塩、例えばオレイン酸、リシノール酸、パルミチン酸及びステアリン酸塩、ココナツ油酸又は水素添加したココナツ油酸;アシル基が8〜20の炭素原子を含むアシルラクチレート。さらに以下のものも使用することができる:アルキルD−ガラクトシドウロン酸及びその塩、ポリオキシアルキレン化した(C6〜C24)アルキルエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化した(C6〜C24)アルキルアリールエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化した(C6〜C24)アルキルアミドエーテルカルボン酸及びその塩、特に2〜50のアルキレンオキシド基、特にエチレンオキシド基を含むもの、及びこれらの混合物。
ノニオン性界面活性剤は自体周知の化合物であり(特にこの点に関して、“Handbook of Surfactants”, M.R. Porter著, Blackie & Son (Glasgow and London)発行, 1991, pp. 116-178を参照されたい)、かつ本発明の趣旨に沿ってその性質は臨界的な因子ではない。従って、これを特に以下から選択することができるがこれに限定されない:ポリエトキシル化したか又はポリプロポキシル化したアルキルフェノール、α−ジオール又はアルコールであって、これらは例えば8〜18の炭素原子を含む脂肪鎖を有し、エチレンオキシド基又はプロピレンオキシド基の数は特に2〜50の範囲であることができる。以下も挙げることができる:エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリマー、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの脂肪アルコールとの縮合物;好ましくは2〜30モルのエチレンオキシドを有するポリエトキシル化した脂肪アミド、平均で1〜5、特に1.5〜4のグリセロール基を含むポリグリセロール化した脂肪アミド;2〜30モルのエチレンオキシドを有するソルビタンのオキシエチレン化した脂肪酸エステル;スクロースの脂肪酸エステル;ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド、N−アルキルグルカミン誘導体、及びアミンオキシド、例えば(C10〜C14)アルキルアミンオキシド又はN−アシルアミノプロピルモルホリンオキシド。
両性又は双性イオン性界面活性剤の性質は、本発明の趣旨に沿って臨界的な因子ではなく、これらは特に以下のものであることができるが、これに限定されない:脂肪族第2又は第3アミン誘導体、この場合脂肪族基は8〜18の炭素原子を含む直鎖又は分岐した鎖であり、かつ少なくとも一つの水溶性アニオン性基(例えばカルボキシレート、スルホネート、スルフェート又はホスホネート)を含み;さらに以下を挙げることができる:(C8〜C20)アルキルベタイン、スルホベタイン、(C8〜C20)アルキルアミド(C1〜C6)アルキルベタイン又は(C8〜C20)アルキルアミド(C1〜C6)アルキルスルホベタイン。
R2−CONHCH2CH2−N(R3)(R4)(CH2COO-)
式中:R2は加水分解したココナツ油中に存在する酸R2−COOHのアルキル基、ヘプチル、ノニル又はウンデシル基を意味し、R3はβ−ヒドロキシエチル基を意味し、かつR4はカルボキシメチル基を意味し;
及び
R2'−CONHCH2CH2−N(B)(C)
式中:
Bは−CH2CH2OX'を表し、Cは−(CH2)z−Y'を表し、式中z=1又は2であり、
X'は−CH2CH2−COOH基又は水素原子を意味し、
Y'は−COOH又は−CH2−CHOH−SO3H基を意味し、
R2'はココナツ油又は加水分解したココナツ油中に存在する酸R9−COOHのアルキル基、アルキル基、特にC7、C9、C11又はC13アルキル基、C17アルキル基及びそのイソ型、又は不飽和C17アルキル基を表す。
例として、ローディア キミ(Rhodia Chimie)社がMiranol(登録商標)C2M 濃縮物の商品名で市販するココアンホジアセテートを挙げることができる。
カチオン性界面活性剤のうち、特に以下を挙げることができるが、これに限定されない:任意にポリオキシアルキレン化した第1、第2又は第3脂肪アミンの塩;4級アンモニウム塩、例えばテトラアルキルアンモニウム、アルキルアミドアルキルトリアルキルアンモニウム、トリアルキルベンジルアンモニウム、トリアルキルヒドロキシアルキルアンモニウム又はアルキルピリジニウムクロリド又はブロミド;イミダゾリン誘導体;又はカチオン性のアミンオキシド。
本発明に従う組成物に存在する界面活性剤の量は、組成物の全質量に対して0.01%〜40%、好ましくは0.1%〜30%であることができる。
本出願に従う組成物で使用することができる酸化チタンは、一般に2〜500ナノメートル、好ましくは2〜300ナノメートル、より好ましくは2〜50ナノメートルの粒径を有する。
・バイエル(Bayer)社が市販するBayertitan及びTitaniumu Dioxide A、
・カードル(Cardre)社が市販する70110 Cardre UF TIO2、
水性分散物としての被覆していない酸化チタンであって、水性分散物の全質量に対して10質量%、20質量%又は30質量%の酸化チタンを含み、粒径が15、20又は60ナノメートルであるもの:
・キャタリスツ アンド ケミカルズ(Catalysts & Chemicals)社が市販するSunveil 1010、Sunveil 1020、Sunveil 1030、Sunveil 2020、Sunveil 2030、Sunveil 6010及びSunveil 6030、
・カラー テクニクス(Color Techniques)社が市販するMicro Titanium Dioxide-USP Grade。
・ポリジメチルシロキサン−被覆チタンオキシド(カードル(Cardre)社が市販するCardre Ultrafine Titanium Oxide AS)
・ポリメチルヒドロゲノシロキサン−被覆チタンオキシド(ミヨシ(Miyoshi)社がCosmetic White SA-C47-051-10の商品名で市販するポリメチルヒドロゲノシロキサン−被覆未処理チタンオキシド)、
・ペルフルオロポリメチルイソプロピルエーテル−被覆チタンオキシド(カードル(Cardre)社が市販するCardre Mica FHC 70173又は70170 Cardre UF TIO2 FHC)、
・シリカ−被覆チタンオキシド(キャタリスツ アンド ケミカルズ(Catalysts & Chemicals)社が市販するSpherititan AB)
・テフロン(登録商標)−被覆チタンオキシド(クラーク カラーズ(Clark Colors)社が市販するCS-13997 Teflon Coated Titanium Dioxide)
・ポリエステル−被覆チタンオキシド(デソト(Desoto)社が市販するExperimental Desoto Beads)、
・キトサン−被覆チタンオキシド(ダイニホン カセイ(Dainihon Kasei)社が市販するCT-2 Titanium Dioxide MT-500SA)、
・N−ラウリル−L−リジン−被覆チタンオキシド(ダイニホン カセイ(Dainihon Kasei)社が市販するLL-5 Titanium Dioxide A 100、LL-3 Titanium Dioxide MT-100SA又はLL-5 Titanium Dioxide MT-500SA)
・エッカート(Eckart)社が市販する、Flonac FS 20 C、Flonac ME 10 C、Flonac MG 10 C、Flonac MI 10 C、Flonac ML 10 C及びFlonac MS 10 C、
・エンゲルハート(Engelhard)社が市販するTimica Iridescent Red又はMattina Green、
・メルク(Merck)社が市販するTimiron Green MP-165 (17212)、Timiron Starluster MP-115 (17200)又はTimiron Super Sparkle MP-148 (17297)。
本発明に従う組成物で使用することができるマイカとして、ウィタッカー クラーク D(Whittaker Clark D)製のCosmetic Mica 280 BC及びエンゲルハート(Engelhard)社製のMearlmica MMSVを挙げることができるが、これに限定されない。
本発明に従う組成物で使用することができる脂肪エーテルとして、ジステアリルエーテル及びヒドロキシステアリルセチルエーテルを挙げることができる。
本特許出願の目的のために使用することができる真珠光沢剤又は不透明化剤の濃度は、組成物の全質量に対して0.05質量%〜10質量%、好ましくは0.1質量%〜5質量%である。
本発明はさらに、本発明に従う組成物の、毛髪を形成又は保持するためのヘアローション、ヘアジェル、ヘアムース、ヘアクリーム及びヘアラッカーから選択する配合物における使用に関する。
本発明の変形は、本発明の組成物を、ポンプ−ディスペンサー式ボトル又はエアゾールにおいて使用することからなる。これらの容器は、一区画容器であってもよく、液化又は圧縮ガス、例えば窒素、ジメチルエーテル又は炭化水素から選択する噴射剤を使用することもできる。これらは、空気噴射バッグを有するエアゾール型の2区画容器であってもよい。
以下の例は本発明を説明するものであり、いずれの方法によっても本発明を制限するものと考えるべきではない。
以下の例で使用する弾性のあるカチオン性のポリウレタンはポリウレタン PU1であり、モル比が2に等しいN−メチルジエタノールアミン/ポリ(テトラメチレンオキシド)を有し、FR 2 815 350に記載されている。
Claims (29)
- 組成物の全質量に対して50質量%を越える水を含む化粧品として受容可能な媒体中に、少なくとも一つの弾性のあるカチオン性ポリウレタンを含む、スタイリング化粧組成物。
- 化粧品として受容可能な媒体が組成物の全質量に対して70質量%を越える、好ましくは85質量%を越える水を含む、請求項1に記載の組成物。
- 弾性のあるカチオン性ポリウレタンが本質的に以下からなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の組成物:
(a1)活性水素を含む少なくとも二つの反応性官能基を含む少なくとも一つの第3又は4級アミンから誘導するカチオン性単位、
(a2)活性水素を含む反応性官能基を末端に有し、示差熱分析で測定して10℃より低いガラス転移温度(Tg)を有するノニオン性ポリマーから誘導するノニオン性単位、
(a3)任意の、活性水素を含む少なくとも二つの官能基を含むノニオン性モノマー化合物から誘導するノニオン性単位、及び
(b)少なくとも一つのジイソシアナートから誘導する単位。 - ノニオン性単位(a2)を形成するノニオン性ポリマーが示差熱分析で測定して0℃、好ましくは−10℃より低いガラス転移温度を有することを特徴とする、請求項3に記載の組成物。
- 弾性のあるカチオン性ポリウレタンが好ましくは少なくとも二つのガラス転移温度(Tg)を有し、これらのTgの少なくとも一つが10℃より低く、少なくとも他方の一つが20℃に等しいかそれより高いことを特徴とする、請求項3又は4に記載の組成物。
- 弾性のあるカチオン性ポリウレタンが5質量%〜95質量%、好ましくは20質量%〜90質量%、特に35質量%〜85質量%の即時回復を有することを特徴とする、請求項3ないし5のいずれか1項に記載の組成物。
- カチオン性単位(a1)を活性水素を含む二つの反応性官能基を含む少なくとも一つの第3又は4級アミンから誘導することを特徴とする、請求項3ないし6のいずれか1項の記載の組成物。
- カチオン性単位(a1)を以下の6個の式の一つに対応するアミンから誘導することを特徴とする、請求項3ないし7のいずれか1項に記載の組成物:
各Raは独立に直鎖又は分岐したC1-6アルキレン基、C3-6シクロアルキレン基又はアリーレン基を表し、全ての基は一又は複数のハロゲン原子で置換されていてもよく、かつO、N、P及びSから選択する一又は複数のヘテロ原子を含んでいてもよく、
各Rbは独立にC1-6アルキル、C3-6シクロアルキル又はアリール基を表し、全ての基は一又は複数のハロゲン原子で置換されていてもよく、かつO、N、P及びSから選択する一又は複数のヘテロ原子を含んでいてもよく、
各Xは独立に酸素原子又はイオウ原子又はNH又はNRc基を表し、式中RcはC1-6アルキル基を表し、かつ
A-は生理学的に受容可能な対イオンを表す。 - カチオン性単位(a1)がN−メチルジエタノールアミン及びN−t−ブチルジエタノールアミン誘導体であることを特徴とする、請求項8に記載の組成物。
- −OH、−NH2、−NRc及び−SHから選択する活性水素を含む反応性官能基を末端に有し、かつ400〜10,000の質量平均分子量を有し、Rcが請求項8に規定するものである第3及び/又は4級アミン官能基を含むポリマーから単位(a1)を誘導することを特徴とする、請求項7に記載の組成物。
- ノニオン性単位(a2)を形成するポリマーをポリエーテル、ポリエステル、ポリシロキサン、エチレンとブチレンとのコポリマー、ポリカーボネート及びフルオロポリマーから選択することを特徴とする、請求項3ないし10のいずれか1項に記載の組成物。
- ノニオン性単位(a2)を形成するポリマーの質量平均分子量が400〜10,000、好ましくは1000〜5000であることを特徴とする、請求項3ないし11のいずれか1項に記載の組成物。
- ノニオン性単位(a2)をポリ(テトラメチレンオキシド)から誘導することを特徴とする、請求項11又は12に記載の組成物。
- 単位(b)を以下から選択するジイソシアナートから誘導することを特徴とする、請求項3ないし13のいずれか1項に記載の組成物:メチレンジフェニルジイソシアナート、メチレンシクロヘキサンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナート、トルエンジイソシアナート、ナフタレンジイソシアナート、ブタンジイソシアナート及びヘキシルジイソシアナート。
- 存在してもよいノニオン性モノマー単位(a3)形成するノニオン性化合物をネオペンチルグリコール、ヘキサエチレングリコール及びアミノエタノールから選択することを特徴とする、請求項3ないし14のいずれか1項に記載の組成物。
- ポリマーの全質量に対して、単位(a1)は1質量%〜90質量%、好ましくは5質量%〜60質量%存在し、単位(a2)は10質量%〜80質量%、好ましくは40質量%〜70質量%存在し、かつ単位(a3)は0〜50質量%、好ましくは0〜30質量%存在し、単位(b)は、単位(a1)、(a2)及び(a3)の合計に対して本質的に化学量論量で存在することを特徴とする、請求項3ないし15のいずれか1項に記載の組成物。
- 組成物が追加の固定ポリマーを含むことを特徴とする、請求項1ないし16のいずれか1項に記載の組成物。
- 追加の固定ポリマーの濃度が組成物の全質量に対して0.05質量%〜10質量%、好ましくは0.1質量%〜5質量%、より好ましくは0.2質量%〜3質量%であることを特徴とする、請求項17に記載の組成物。
- 組成物が増粘ポリマーを含むことを特徴とする、請求項1ないし18のいずれか1項に記載の組成物。
- 増粘ポリマーが会合性増粘ポリマーであることを特徴とする、請求項19に記載の組成物。
- 増粘ポリマーの濃度が組成物の全質量に対して0.01質量%〜10質量%、好ましくは0.1質量%〜5質量%であることを特徴とする、請求項19又は20に記載の組成物。
- 組成物が界面活性剤を含むことを特徴とする、請求項1ないし18のいずれか1項に記載の組成物。
- 界面活性剤の濃度が組成物の全質量に対して0.01質量%〜40質量%、好ましくは0.1質量%〜30質量%であることを特徴とする、請求項22に記載の組成物。
- 組成物が少なくとも一つの真珠光沢剤又は不透明化剤を含むことを特徴とする、請求項1ないし19のいずれか1項に記載の組成物。
- 真珠光沢剤又は不透明化剤の濃度が組成物の全質量に対して0.05質量%〜10質量%、好ましくは0.1質量%〜5質量%であることを特徴とする、請求項24に記載の組成物。
- 請求項1ないし25のいずれか1項に記載の組成物の使用を含む、ヘアスタイルの形成又は保持のための化粧処置方法。
- 組成物の全質量に対して50質量%を越える水を含む組成物における、少なくとも一つの弾性のあるカチオン性ポリウレタンの、毛髪を形成し又は保持するための使用。
- 長期間持続する毛髪の形成を得るための、請求項27に記載の使用。
- 耐水性である毛髪の形成を得るための、請求項27又は28に記載の使用。
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