JP2005219823A - シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置並びに画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シート給送手段の駆動力伝達と、停止位置制御を低コストで実現することのできるシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置並び画像読取装置を提供する。
【解決手段】 クラッチ手段により駆動手段40からの駆動力を第1駆動伝達部30,33,29,43に伝達してシート給送手段15に駆動力を伝達し、クラッチ手段により第1駆動伝達部30,33,29,43からの駆動力の伝達を遮断したときに第2駆動伝達部37,28,36により駆動力をシート給送手段15に伝達してシート給送手段15を所定の回転位置に移動させる。そして、この後、第2駆動伝達部37,28,36に設けた欠歯ギア37によりシート給送手段15の回転を停止させるようにする。
【選択図】 図7

Description

本発明は、シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置並びに画像読取装置に関し、特にシート給送装置に設けられたシート給送手段を駆動すると共に、シートの給送が終了した後は、シート給送手段を所定の待機位置に移動させるための構成に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置、或はスキャナ等の画像読取装置には、シートを画像形成部、或は画像読取部に給送するシート給送装置を備えている。そして、このようなシート給送装置としては、例えばシート積載部に積載されたシートをシート給送手段により給送した後、このシートを分離ローラと分離パッドにより構成される分離部により1枚ずつ分離して画像形成部、或は画像読取部に搬送するようにしている。
ところで、このような従来のシート給送装置としては、分離ローラの駆動伝達手段としてクラッチばねの構成を応用し、さらにシート給送手段の一例であるプリフィードローラの回転制御を目的として駆動伝達経路を二つ設けているものがある(特許文献1参照。)。
ここで、この駆動伝達経路のひとつは、プリフィードローラに搬送力を与える経路で、ギアを経由する経路である。また、もうひとつは、プリフィードローラの回転位置を初期化する、即ちプリフィードローラを所定の待機位置に移動停止するための経路であり、駆動源が逆転することによって動作し、ギアを経由してクラッチばねの締まりトルクでプリフィードローラを回転させ、所定の位相に達したとき、クラッチばねに緩みを生じさせてプリフィードローラを板ばねで停止させる構成のものである。
なお、プリフィードローラの回転位置を初期化するための他の構成としては、欠歯ギアとクラッチとアクチュエータを利用して、駆動源を回転させたまま欠歯ギアを1回転ごとに停止させ、従動ギアへの駆動伝達の接続と切断を制御するようにしたものがある(特許文献2参照。)。
特開2000−344368号公報 特開平5−201565号公報
しかしながら、このような従来のシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置並び画像読取装置においては、欠歯ギアを所定の位相で停止させ、プリフィードローラの回転位置を初期化するためには、電磁クラッチやソレノイドなどからなる電気的制御手段を使用したアクチュエータが必要であるため、部品コストが上昇するという問題があった。
また、プリフィードローラの搬送駆動力伝達と、初期化のために2系統の駆動伝達経路を設けた場合、所定の位相でプリフィードローラを停止させるためには、分離ローラの駆動制御のためのクラッチばね以外に、もうひとつのクラッチばねを設ける必要があり、これによっても部品コストが上昇するという問題があった。
そこで本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、プリフィードローラ(シート給送手段)の駆動力伝達と、停止位置制御を低コストで実現することのできるシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置並び画像読取装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シート積載部に積載されたシートをシート給送手段により給送するシート給送装置において、前記シート給送手段を回転駆動する駆動力を発生する駆動手段と、前記駆動手段から前記シート給送手段に、該シート給送手段をシート給送方向に回転駆動する駆動力を伝達する第1駆動伝達部と、前記第1駆動伝達部に配置され、該第1駆動伝達部を介して前記駆動手段から伝達される駆動力を前記シート給送手段に伝達又は遮断するクラッチ手段と、前記駆動手段から前記シート給送手段に、該シート給送手段をシート給送方向に回転駆動する駆動力を伝達するための前記第1駆動伝達部とは異なる第2駆動伝達部と、を備え、前記第2駆動伝達部は、前記駆動手段からの駆動が前記クラッチ手段により前記第1駆動伝達部を介して前記シート給送手段に伝達されないときに、該駆動手段の駆動力を前記シート給送手段に伝達して該シート給送手段を所定の位置に回転させて停止させる欠歯ギアを有することを特徴とするものである。
本発明のように、クラッチ手段により駆動手段からの駆動力を第1駆動伝達部に伝達してシート給送手段に駆動力を伝達し、クラッチ手段により第1駆動伝達部からの駆動力の伝達を遮断したときに第2駆動伝達部により駆動力をシート給送手段に伝達してシート給送手段を所定の回転位置に移動させて第2駆動伝達部に設けた欠歯ギアにより回転を停止させることにより、シート給送装置の停止位置制御を行うことができる。これにより、シート給送手段の駆動力伝達と、停止位置制御を低コストで実現することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明のシート給送装置を備えた画像形成装置の一例である電子写真方式の画像記録(形成)部を有する多機能周辺装置(Multiple Function Peripheral:以下、MFPという)の外観斜視図、図2はその断面図である。
このMFPは、コピー機能、ファクシミリ機能、コンピュータ周辺機器としてのプリンタ機能、同じくコンピュータ周辺機器としてのイメージスキャナ機能の4つの機能を有しており、装置本体100と、記録シート給送部101と、電子写真方式の画像記録部102と、原稿読み取り部105と、操作部106とを備えている。
ここで、記録シート給送部101は記録紙カセット7に載置された記録シートSを、分離ローラ101aと、不図示の分離爪と摩擦パッド101bからなる分離手段によって一枚ずつ分離、給送し、その記録シートSをレジストローラ対101cによって画像記録部102に供給するためのものである。
なお、記録シートSは、紙や樹脂シート及びその他の材質であって、静電乾式記録トナーを転写しうるものを用いることが可能である。また、記録紙カセット7には150枚の定型サイズ普通紙を収容可能で、記録紙カセット7は装置本体100の手前方向(図2方向B)に引き出すことが可能で、装置本体100から引き出した後、記録シートSを交換または補充することができる。
また、図2において、8は前カバーであり、この前カバー8に設けられた開口部8aからは記録シートが1枚だけ挿入可能である。なお、挿入された記録シートは、記録紙カセット7に接続される通紙屈曲路101dとレジストローラ対101cにおいて合流し、下流の転写部102aへ搬送されるようになっている。
画像記録部102は他の装置から伝送された画信号、或いは後述する原稿読み取り部105から伝送された画信号、或いはコンピュータ等から出力されるデータに応じて、記録シート給送部101より供給された記録シートSに電子写真方式にて画像を記録(形成)するものであり、この画像記録部102は本体フレーム9内に収められると共に、レーザースキャナ102bと、トナー一体型カートリッジ102cと、転写部102aと、定着部102dと、排紙部103とを備えている。
なお、トナー一体型カートリッジ102cは、図3に示すように装置本体100の前カバー8を矢印Cの方向に回動させて開いた開口部から出し入れ可能であり、トナー一体型カートリッジ102cが装置本体100に装填され、前カバー8が閉じられると、前カバー8に連動した不図示のクランク機構により、不図示の記録部駆動手段とトナー一体型カートリッジ102cの回転軸のカップリングとが接続され、駆動が伝達されるようになっている。
また、排紙部103は、Uターンパス103aと、排紙ローラ対103bと、記録紙過積載検知部103cと、排紙トレイ103dとを備えている。なお、この排紙部103と原稿読み取り部105との間には排熱ダクト10が設けられており、この排熱ダクト10により、定着部102dからの熱を装置本体100の前後へ放出している。
原稿読み取り部105は原稿Pに光を照射してその反射光を電気信号に変換し、この信号を所定の画像処理を施した後、他の装置に伝送、又は自己の記録制御部104に伝送するものであり、シートである原稿を画像読取部に給送する原稿給紙部(シート給送装置)を備えている。
なお、図2において、11は画像読み取り部105を支持する樹脂製のフレームであり、このフレーム11の底面11aは排紙部103とで構成される排熱ダクトを兼ねている。ここで、この底面11aは、定着部102dにおいて、記録シートSから発する水蒸気が画像読み取り内部に侵入しないように、一切の穴を設けていない。
12は後述する図5に示す原稿幅規制板13a,13bを設けたシート積載部である原稿積載台、14は支点14aを中心に回動自在の延長トレイ、15はプリフィードローラ、16は分離ローラ、18は着脱可能な原稿排紙トレイ、17は画像読取部を構成する光電変換素子、20は搬送ローラ、21は排紙ローラである。なお、本実施の形態では、光電変換素子17として、装置の小型化を狙いとしてCIS(Contact Image Sensor:密着型イメージセンサ)を用いている。
また、1は上原稿ガイドであり、この上原稿ガイド1内にはフォトインタラプタと樹脂製アクチュエータで構成した原稿有無検知センサ2と、原稿端部検知センサ3とが設けられている。なお、2a,3aは各センサ2,3の束線であり、それぞれの束線2a,3aは上原稿ガイド1の後方から上原稿ガイド1外に出た後、図4に示す束線保持部1aを経由し、操作部基板4に設けたコネクタ4aに接続されるようになっている。
なお、このようにセンサ2,3の束線2a,3aを一旦外に出すのは、組み立て性を向上させるためで、束線2a,3aを操作部基板4の面積内で配置して接続するには、接続作業のために冗長な束線にしたり、束線や組み立て工具を操作部基板4に貫通させるための穴を設けたりする必要がある。
しかし、前者は、冗長な束線が基板裏面の素子足に接触して破損、短絡する恐れがある。また、後者は操作部基板4に余分な開口部が存在することになり、操作性を重視した操作キーのレイアウトの自由度が阻害される恐れがある。そのため、本実施の形態では、両者の課題を解決するために、束線2a,3aを操作部基板4の投影面外に出し、操作部基板4と、図2に示す操作部カバー5とを組み立て、それらを上原稿ガイド1に取り付けた後、束線2a、3aを操作部基板4に接続する構成にしている。
また、上原稿ガイド1内には、図5に示すように板ばね19a,19bにより、それぞれ搬送ローラ20及び排紙ローラ21に圧接するバックアップローラ20a,21a、および分離ローラ16にばね22aにより付勢される摩擦パッド22が設けられている。なお、23a,23bは、ロック部であり、このロック部23a,23bにより、上原稿ガイド1がフレーム11に弾性的に係止されるようになっている。
ここで、この上原稿ガイド1は、支点1bを中心としてフレーム11に回動自在に保持されており、図2に示す原稿積載台12の延長部分の下原稿ガイド12aと、上原稿ガイド1との間の部分にジャムが発生した場合には、図6に示すように上原稿ガイド1を矢印A方向に回動させることにより、各ローラの付勢力を開放してジャム処理を行うようにしている。
なお、上原稿ガイド1内には静電ノイズの原因となる金属部品、例えば図5に示すバックアップローラ20a,21aの金属軸20b,21b及び金属軸20b,21bを付勢するステンレスの板ばね19a,19bが設けられているため、これら金属部品を接地するための接地手段としてアース板25を設けている。
また、原稿読み取り部105において、原稿PをCIS17に付勢する鋼板の原稿付勢板24(図2参照)は、圧縮コイルばね24aで付勢しているが、この圧縮コイルばね24aの座は上原稿ガイド1の樹脂壁に設けた穴を通してアース板25と接触している。さらに、排紙部103には導電性繊維で構成された除電ブラシ26(図2参照)を設け、上原稿ガイド1に設けた開口部1cを通してアース板25と接触させている。
ここで、アース板25は板ばね19a,19b、および被覆電線と丸型端子で構成されるアース線26と共にねじで上原稿ガイド1に締結されており、アース線26は上原稿ガイド1の回転支持部1b近傍に設けた開口部1cを通してフレームグラウンドに接地されている。
操作部106は、既述したMFPのコピー機能等の4つの機能に関して使用者が装置に対して指示を行うものであり、この操作部106は、原稿読み取り部105の上部(上原稿ガイド1)に設けられている。なお、この操作部106は、図4に示す電力、キーマトリックス信号、LCD信号、センサ信号が伝達されるフレキシブルフラットケーブル6によって本体制御基板107に接続されている。
ここで、このフレキシブルフラットケーブル6は、読み取りユニットのフレーム11に設けた係止部においてその位置が固定され、係止部から操作部基板4との間では屈伸可能な余裕部を設けている。これにより、原稿Pのジャム解除の際に上原稿ガイド1を開放した際、フレキシブルフラットケーブル6の屈伸余裕部が操作部基板上のフラットケーブルコネクタ4bの位置移動を吸収することができる。
なお、本体制御基板107は、本体側面に設けられると共に、画像処理部107c、通信制御部107d、CPU107e、ROM107f、RAM107gを備えている。ここで、通信制御部107dには不図示のネットワーク接続端子、電話線接続端子、周辺機器接続端子(USB、IEEE1394、メモリデバイスなど)が設けられており、これにより本装置がスタンドアロンとして機能したり、ネットワーク機器やコンピュータ周辺機器として機能することができるようになっている。また、この本体制御基板107は、図2に示すように記録紙カセット7の上方に設けられた電源104aと記録制基板104bと束線107a,107bを介して接続されている。
図7は、原稿給紙部の詳細を示す図であり、同図及び図5に示すように、読み取りフレーム11には、シート(分離)搬送手段である分離ローラ16、シート給送手段であるプリフィードローラ15、第1アイドラギア28、第2アイドラギア29、搬送ローラ20、排紙ローラ21、CIS17、正逆転可能な駆動手段であるモータ40が取り付けられている。
ここで、分離ローラ16が取り付けられている分離ローラ軸30には、図8の(a)に示すように、樹脂カラー30aが圧入されており、この樹脂カラー30aは常に分離ローラ軸30と一体に回転するようになっている。
さらに、図8の(b)に示すように、分離ローラ軸30の一端部である駆動入力側には、即ちモータ側にはメカニカルタイマー31が回転可能に設けられると共に、分離駆動ギア32が嵌入されている。なお、本実施の形態において、メカニカルタイマー31と分離駆動ギア32とは、駆動の伝達を遅延させるように回転方向に遊びを持って分離ローラ軸30の端部に設けられている。
また、分離ローラ軸30の、樹脂カラー30aを挟んで分離駆動ギア32の反対側には分離ローラ16が回転可能に取り付けられている。さらに、分離ローラ軸30の他端部には出力ギア33が固定されており、これにより出力ギア33は分離ローラ軸30と一体回転するようになっている。
図8(c)は、これらメカニカルタイマー31、分離ローラ16等を組み込んだ後、メカニカルタイマー31、樹脂カラー30a、分離ローラ16のスリーブ16aの3箇所にクラッチばね34を外接させて取り付けた状態を示しており、このクラッチばね34により、分離駆動ギア32の駆動力を分離ローラ軸30と、分離ローラ16に夫々独立に伝達することができるようになっている。これらメカニカルタイマー31、樹脂カラー30a、分離ローラ16のスリーブ16a、クラッチばね34により構成されるばねクラッチが本発明のクラッチ手段である。
なお、この樹脂カラー30aは、クラッチばね34を介してモータ40からの駆動力をプリフィードローラ15に伝達するシート給送手段用駆動供給部であり、分離ローラ16のスリーブ16aは、モータ40からの駆動力を分離ローラ16に伝達するシート搬送手段用駆動供給部である。
なお、本実施の形態において、クラッチ手段を構成するクラッチばね34の巻き方向は、例えばモータ40からの駆動力が供給される駆動供給部である分離駆動ギア32がモータ40の正回転により図7に示す矢印D方向に回転すると、樹脂カラー30a及び分離ローラ16のスリーブ16aを介して、出力ギア33と分離ローラ16に動力が伝達されるような巻方向となっている。
また、分離駆動ギア32が同じく矢印D方向に回転しているとき、後述するように搬送速度が第2のシート給送手段である分離ローラ16よりも速いシート搬送手段である搬送ローラ20に原稿Pが到達し、この搬送ローラ20との速度差により原稿Pを介して分離ローラ16に強制力が働いて分離ローラ16が分離駆動ギア32よりも速い速度で回転した場合には、クラッチばね34は緩むようになっている。そして、このようにクラッチばね34が緩んだ場合には、樹脂カラー30aには駆動力が伝達されず、出力ギア33は回転しない。
なお、このように緩んだ場合、クラッチばね34は最も外径の大きい分離ローラ16のスリーブ16aに連れ回り、またメカニカルタイマー31は、クラッチばね34の緩みトルクによって分離駆動ギア32より速い速度でクラッチばね34に連れ回る。ここで、このようにメカニカルタイマー31が分離駆動ギア32より速い速度で回転すると、メカニカルタイマー31と分離駆動ギア32の間に設けられた遊びが回転方向片側によっていく状態、即ち遊びが回転方向に、徐々に小さくなる状態となる。
そして、さらにメカニカルタイマー31が回転していくと、遊びは完全に回転方向片側によった状態、即ち遊びがなくなった状態となり、その後はクラッチばね34の緩みトルクが微小なためメカニカルタイマー31の回転速度は分離駆動ギア32と同じになり、遊びが回転方向片側によった状態が維持される。
一方、この後、原稿Pが通過し、分離ローラ16に強制力が働かなくなると、メカニカルタイマー31と分離駆動ギア32の間に設けられた遊びが片側によっているため、分離駆動ギア32が回転しても、分離駆動ギア32が遊び分だけ回転するまでは、クラッチばね34を介して分離駆動ギア32から駆動力が伝達されず、分離ローラ16は回転しない。なお、分離駆動ギア32を逆方向である矢印E方向に回転した場合には、クラッチばね34が緩み、樹脂カラー30aに駆動力が伝わらない。このため、分離ローラ16、出力ギア33には駆動力が伝達されない。
一方、プリフィードローラ15は、円周面の一部が切り欠いて形成された切り欠き部15A(図5参照)を有する断面Dカット形状をしており、プリフィードローラ軸39の一端部には、出力ギア33から第2アイドラギア29を介して駆動が伝達されるギア43が、また他端部には欠歯ギア37が設けられている。
ここで、この欠歯ギア37の欠歯部分とプリフィードローラ15の切り欠き部15Aとの位相関係は、欠歯ギア37の欠歯部分が緩衝ギア36に臨む位置にあるとき、プリフィードローラ15の切り欠き部15Aが、原稿載置台12(に積載された原稿P)に臨む、原稿載置台12から突出しない待機位置となるような関係となっている。
なお、この欠歯ギア37は、回転を始めると中間ギアである緩衝ギア36と噛合するが、回転を始めて最初に緩衝ギア36と噛合う1歯目は、緩衝ギア36と噛み合い易くなるように小さくなっており、即ち歯の高さが低くなっており、徐々に大きくなる形状となっている。また、この1歯目から、例えば4歯目までは噛み合い易いように歯の先端部が円弧形状をしている。
さらに、欠歯ギア37と噛合う緩衝ギア36も噛み合い易いように同様に歯先が全て円弧形状を有している。なお、このような円弧形状は、欠歯ギア37と緩衝ギア36の少なくとも一方に形成されていれば良い。
また、この緩衝ギア36と、分離駆動ギア32と噛合する伝達ギアである第1アイドラギア28とは、図9の(a)に示すように同軸上に設けられてギア列を構成すると共に、緩衝ギア36と第1アイドラギア28との間には遅延部が設けられており、これにより緩衝ギア36には第1アイドラギア28からの駆動が遅延して伝達されるようになっている。
なお、この遅延部は、図9の(b)に示すように、緩衝ギア36と第1アイドラギア28の間に設けられた、例えばねじりコイルである緩衝ばね35と、緩衝ギア36に設けられた穴36aと、第1アイドラギア28に設けられた円弧溝28aにより構成されるものである。
そして、第1アイドラギア28が分離駆動ギア32の回転方向Dに順ずる方向に無負荷で回転した場合、つまり欠歯ギア37が緩衝ギア36に噛み合わない状態で回転した場合には、駆動力は、第1アイドラギア28が所定量回転し、第1アイドラギア28と緩衝ギア36との相対位相が所定量以下となったときトルクを発生する緩衝ばね35を介して第1アイドラギア28から緩衝ギア36に伝達される。なお、緩衝ギア36は、緩衝ばね35の撓みに応じて第1アイドラギア28に対してどの方向にも回転する。
また、このプリフィードローラ15は、図7に示す保持手段の一例である弾性部材である回転制御ばね38により、待機位置で保持されるようになっている。なお、本実施の形態において、この回転制御ばね38は、断面コ字形状を有しており、この回転制御ばね38により、図10に示すようにプリフィードローラ軸39に設けられた二つの平面39aを挟持することにより保持する構成となっている。
なお、クラッチばね34、分離ローラ軸30、出力ギア33、第2アイドラギア29、入力ギア43などにより本発明の第1駆動伝達部が構成され、欠歯ギア37と、第1アイドラギア28と、緩衝ギア36などにより本発明の第2駆動伝達部が構成される。
また、クラッチ手段により第1駆動伝達部からの駆動力が遮断されるまでは第1駆動伝達部と第2駆動伝達部とのそれぞれからプリフィードローラ15に駆動力を伝達させているため、プリフィードローラ15のプリフィードローラ軸35に同じ回転数の駆動力が伝達されるように各駆動伝達部の各ギアのギア数が設定されている。これにより、円滑にプリフィードローラ15は回転される。
ところで、原稿給紙部には原稿Pが挿入された際、原稿Pを所定位置に保持するためのストッパ機構が設けられており、このストッパ機構は、図11に示すように、原稿搬送面上側に回動中心41dを支点として回動自在に保持されたストッパ41と、ストッパ41の回動端に回動中心42dを支点として回動自在に保持された制御爪42を備えている。
ここで、このストッパ41は、図12において破線で示す待機位置41aから、上原稿ガイド1に設けた規制部1kで制限される上限位置41bまで揺動し、制御爪42はストッパ41に対して待機位置42aから上限位置42bまで揺動するようになっている。
ところで、このストッパ41は、待機状態では、原稿Pが挿入され、この原稿Pにより図11に示すように、矢印K方向に押圧された場合、制御爪42の先端が分離駆動ギア32の歯の谷間に係合するため固定された状態となり、原稿Pの先端を所定の位置で整列させることができる。
一方、図13の(a)に示すように分離駆動ギア32が矢印D方向に回転すると、制御爪42の分離駆動ギア32との係合状態が解除され、これに伴いストッパ41は支点41dを中心に回動自在となる。そして、この分離駆動ギア32の回転に伴ってプリフィードローラ15が矢印G方向に回転すると、原稿Pが図13の(b)に示すようにストッパ41を矢印M方向に押圧しながら矢印方向に進み、この後、分離ローラ16と、摩擦パッド22(図5参照)により下流方向へ分離、搬送できるようになる。
なお、図14に示す、ストッパ41の回転中心41dに対して、ストッパ41と制御爪42とを合わせた重心41eは、分離駆動ギア32側に設けられている。同様に、制御爪42の回転中心42dに対しても制御爪42の重心42eは分離駆動ギア32側に設けられている。なお、本実施の形態では制御爪42の重量はストッパ41の1/2以下である。
このため、ストッパ41と制御爪42は常に自重により待機位置に戻るように構成されることとなり、原稿Pの搬送が終わると、原稿ストッパ41は待機位置(初期位置)41a(図12参照)まで戻るようになる。
ここで、このようにストッパ41が待機位置41aに戻る時、あるいは待機位置41aに戻っている時、後述するようにモータ40の逆回転により、分離駆動ギア32はプリフィードローラ15の位相初期化のために逆方向(矢印N方向)に回転していることがあり、その際には制御爪42の先端が分離駆動ギア32の谷に係合する可能性がある。しかしながら、待機位置41aでは、制御爪42と分離駆動ギア32との間には爪42gが係合を回避するための遊びが設けられているため、制御爪42の先端に負荷が加わることがない。
また、原稿搬送路に原稿Pが残っている時に上原稿ガイド1を閉めた場合、ストッパ41と制御爪42において最初に原稿Pに当接する部分は、ストッパ41の回動中心41dよりも原稿搬送方向下流側になるように構成されている。このため、上原稿ガイド1を閉めてもストッパ41はスムーズに回動し、原稿Pを傷つけることがない。
次に、原稿読み取り部105の原稿給紙部における原稿給送動作について説明する。
まず、図2の矢印F方向に複数枚の原稿Pが挿入され、原稿有無検知センサ2がONとなった後、図11に示すように原稿Pの先端がストッパ41に当接する。
次に、使用者が操作部106から、もしくは外部周辺機器から読み取り開始の指示を出すと、図7に示すモータ40が(正)回転し、これに伴い搬送ローラ20、排紙ローラ21が矢印G方向に回転すると共に、分離ローラ軸30上の分離駆動ギア32が矢印D方向に回転する。そして、このように分離駆動ギア32が回転すると、図11に示すようにストッパ41の制御爪42が分離駆動ギア32の回転に従って揺動し、ストッパ41の固定状態が解除されて原稿Pの分離ローラ16への進入が可能となる。
また、このように分離駆動ギア32が回転すると、クラッチばね34が締まり、これにより分離ローラ16に搬送方向(矢印G方向)の駆動が伝達され、分離ローラ16が回転する。同時にクラッチばね34によって樹脂カラー30aを介して分離ローラ軸30に駆動が伝達され、分離ローラ軸30が回転する。
そして、このように分離ローラ軸30が回転すると、出力ギア33及び第2アイドラギア29を介してプリフィードローラ15の入力ギア43に駆動が伝達され、プリフィードローラ15が搬送方向に回転する(矢印G方向)。
つまり、モータ40が正回転すると、このモータ40の回転(駆動力)がクラッチばね34、分離ローラ軸30、出力ギア33、第2アイドラギア29、入力ギア43などにより構成される第1駆動伝達部によりプリフィードローラ15に伝達され、プリフィードローラ15が原稿Pを給送する方向に回転する。
次に、プリフィードローラ15が所定の量だけ回転したところで、プリフィードローラ15は原稿Pに当接し、搬送を開始する。さらに、このプリフィードローラ15の回転に伴って、やがて欠歯ギア37と緩衝ギア36が噛合する。この際、欠歯ギア37と緩衝ギア36の位相が合っていなくても、これらのギア36,37は、既述した各ギア36,37の歯先の形状によりスムーズに噛み合いが行われる。
さらに、欠歯ギア37と緩衝ギア36の位相差は、第1アイドラギア28に対して回転方向に遊びをもった緩衝ギア36が第1アイドラギア28に対して回転することで吸収される。そして、このように欠歯ギア37、緩衝ギア36及び第1アイドラギア28を構成することにより、プリフィードローラ15が回転した場合でも、分離駆動ギア32の回転を妨げることなく、欠歯ギア37、緩衝ギア36及び第1アイドラギア28は回転することができる。
次に、このようにプリフィードローラ15の回転により原稿Pが送り出され、この送り出された原稿Pは、分離ローラ16と摩擦パッド22とによって一枚ずつ分離されて、搬送ローラ20へと送られる。
ところで、搬送ローラ20の周速はジャム防止と、次の原稿Pのとの間を空けるために分離ローラ16の周速よりも早く設定している。このため、搬送ローラ20が原稿Pを搬送し始めると、分離ローラ16が原稿Pに従動して分離駆動ギア32よりも速く回転するようになる。
ここで、このように分離ローラ16が分離駆動ギア32よりも速く回転すると、クラッチばね34が緩んで分離ローラ軸30の締め付けが解放され、分離ローラ16は搬送される原稿Pに負荷をかけることなく搬送ローラ20と等しい速度で回転する。また、このようにクラッチばね34による分離ローラ軸30に対する締め付けが解除されると、出力ギア33にはほとんど駆動力が伝達されなくなり、第2アイドラギア29を介したプリフィードローラ15への駆動力伝達はほとんどなくなる。
なお、このように第2アイドラギア29を介した駆動力伝達がなくなった場合でも、欠歯ギア37と、分離駆動ギア32に噛合して回転している第1アイドラギア28とが緩衝ギア36を介して噛み合っているため、欠歯ギア37の欠歯部分が緩衝ギア36に臨む位置にくるまでは、これらのギアを介してプリフィードローラ15への駆動力伝達が引き続き行われる。
この結果、プリフィードローラ15は、下原稿搬送路から突出しない待機位置まで回転し、待機位置近くに来たところで回転制御ばね38に挟持されて待機位置まで回転して停止する。
つまり、第2アイドラギア29を介した駆動力伝達がなくなった場合でも、欠歯ギア37と、第1アイドラギア28と、緩衝ギア36などにより構成される第2駆動伝達部により、モータ40の回転がプリフィードローラ15に引き続き伝達され、プリフィードローラ15は待機位置まで回転した後、停止する。
そして、このようにプリフィードローラ15を待機位置で停止させることにより、搬送ローラ20によって原稿Pが搬送される際には必ずプリフィードローラ15とプリフィード押圧板44との間が解放状態となり、負荷がかかることなく原稿Pを搬送することができ、画像の乱れを生じるおそれがない。
次に、原稿端部検知センサ3(図2参照)が原稿Pの先端を検知すると、所定のタイミングでCIS17によって画像情報の読み取りが開始され、原稿Pの読み取りが終了した部分については排紙ローラ21によって排出される。
なお、分離ローラ16の高速回転に伴い、既述したようにクラッチばね34は分離ローラ16のスリーブ16aに連れ回っていることから、プリフィードローラ15が停止した時でも、樹脂カラー30aに対してわずかな空転トルクを生じている。このため、実際には出力ギア33、第2アイドラギア29を介してプリフィードローラ15にわずかな駆動力が伝達されてしまう。しかし、回転制御ばね38の保持力>>クラッチばね34の緩みトルク、となっているために、プリフィードローラ15が回転することはない。
また、分離ローラ16が原稿Pに従動して分離駆動ギア32よりも速く回転すると、その速度差によりメカニカルタイマー31と分離駆動ギア32の間に設けられた遊びが片側によった状態となり、その状態が維持される。この際、原稿一枚を通紙する間に、遊びが十分に片側によるような速度差となっている。
一方、原稿Pの後端が分離ローラ16を抜けると、分離ローラ16の外周は原稿Pから引っ張り力を受けなくなる。この時、分離駆動ギア32とメカニカルタイマー31の間に設けられた遊びが片側によっているので、分離駆動ギア32がD方向に回転していても遊びがなくなるまで分離ローラ16、あるいはプリフィードローラ15は回転をしない。そして、このようにプリフィードローラ15等を回転させないようにして給紙動作を行わない時間を設けることにより、原稿読み取りの間隔が制御される。
次に、このように分離ギア32とメカニカルタイマー31の間に設けられた遊びがなくなった時点で、再びクラッチばね34が締まり、これにより分離ローラ16は分離駆動ギア32から伝達される駆動力によって回転することとなる。同時に、樹脂カラー30aを介して分離ローラ軸30にも駆動が伝達され、プリフィードローラ15にも再び駆動が伝達される。
なお、このとき、回転制御ばね38の保持力は、クラッチばね34が締まった際に伝達されるプリフィードローラ15の駆動力に対しては十分小さい値となっているので、プリフィードローラ15は確実に回転することができる。
この後、原稿有無検知センサ2が次の原稿Pを検知していれば上記動作を繰り返し、順に画像読取が行われる。また、原稿有無検知センサ2が次の原稿Pの存在を検知せず、かつ原稿端部検知センサ3が原稿の通過を検知すると、不図示の制御手段は、読み取りを行っている原稿Pの読み取りと排紙が終了し、一連の画像読取が終了したと判断する。
なお、この制御手段は、このようなセンサ2,3の出力から、一連の画像読取が終了したと判断した場合には、プリフィードローラ15を待機位置に戻す初期化動作として、モータ40を逆回転させるようにしている。
そして、このようにモータ40を逆回転させると、図8の(c)に示すように、分離駆動ギア32がE方向に回転し、これに伴いクラッチばね34が緩んで分離ローラ16、分離ローラ軸30への駆動伝達が切られる。この結果、分離ローラ16は回転せず、また第2アイドラギア29を介したプリフィードローラ15への駆動伝達もカットされる。
ここで、プリフィードローラ15が待機位置にない場合、既述したように緩衝ギア36と欠歯ギア37とは噛み合っているため、第1アイドラギア28、緩衝ギア36及び欠歯ギア37を介してプリフィードローラ15に駆動力が伝達される。
この結果、プリフィードローラ15は待機位置近くまで回転し、待機位置まで回転したところで回転制御ばね38に保持されて停止する。なお、プリフィードローラ15が待機位置に既に位置している場合には、プリフィードローラ15には駆動力が伝達されずプリフィードローラ15は回転しない。
以上の動作により、プリフィードローラ15を初期化すること、即ち待機位置に戻すことが出来る。なお、ストッパ41については、原稿Pがストッパ部からなくなった時点で、自重で待機位置まで戻るため、初期化動作を必要としない。
このように、モータ40が正回転したときにはクラッチばね34により、モータ40の駆動を第1駆動伝達部を介してプリフィードローラ15に伝達し、モータ40が逆回転したときにはクラッチばね34により、第1駆動伝達部への駆動力の伝達を行わないようにすると共に、第2駆動伝達部により駆動力をプリフィードローラ15に伝達してプリフィードローラ15を待機位置に移動させるようにすることにより、一つのクラッチばね34により、プリフィードローラ15の駆動力伝達と、停止位置制御を行うことができる。これにより、プリフィードローラ15の駆動力伝達と、停止位置制御を低コストで実現することができる。
次に、緩衝ギア36と第1アイドラギア28の間に設けられた緩衝ばね35の組み間違い防止機構について説明する。
緩衝ばね35は、既述した図9の(b)に示すように、両端部の先端が折り曲げられており、緩衝ばね35を組み込む場合は、まず緩衝ギア36の軸36bに緩衝ばね35を挿入し、次に緩衝ばね35の一端35aを緩衝ギア36に設けられた穴36aに挿入する。次に、第1アイドラギア28を緩衝ギア36の軸36bに回転自在に挿入し、緩衝ばね35の他端35bを第1アイドラギア28に設けられた円弧溝28aに挿入する。なお、緩衝ばね35の外径は、ギアの歯あたりを避けるため、ギアの歯底円よりも小さくしている。
ここで、本実施の形態において、第1アイドラギア28の円弧溝28aの角度はメカニカルタイマーに必要な回転角よりも大きくしており、円弧溝28aの角度をこのような範囲とすることにより、緩衝ばね35は無負荷で移動が可能である。
また、図15の(a)に示す、円弧溝28aの開始点と穴36aがなす角θと、図15の(b)に示す、緩衝ばね35の2本の腕(両端)のなす角ψとの関係は、θ<ψとすると、緩衝ばね35が逆向きに組み立てられる可能性があり、この場合メカニカルタイマー31が働かなくなることから、緩衝ばね35が逆向きに取り付けられないようθ>ψとなっている。
なお、これまでの説明においては、本発明に係るシート給送装置を、原稿Pを原稿読み取り部105に搬送する原稿給紙部に適用した場合について述べてきたが、本発明は、これに限らず、記録シートSを画像記録部102に供給する記録シート給送部101に適用することもできる。
また、クラッチ手段として、クラッチばね34を用いたが、本発明は、これに限らず、他の構成のクラッチを用いても良い。さらに、欠歯ギア37を第1アイドラギア28と同軸上に設け、緩衝ギア36をプリフィードローラ15に設ける構成としても良い。
本発明のシート給送装置を備えた画像形成装置の一例である多機能周辺装置の外観斜視図。 上記多機能周辺装置の断面図。 上記多機能周辺装置の前カバーを開けた状態を示す斜視図。 上記多機能周辺装置の電装系を説明する図。 上記多機能周辺装置の原稿読み取り部の構成を説明する図。 上記多機能周辺装置の操作部を開けた状態を示す斜視図。 上記原稿読み取り部に設けられた原稿給紙部の詳細を示す図。 上記原稿給紙部に設けられた分離ローラ軸に取り付けられたクラッチばね等を示す図。 上記原稿給紙部に設けられた緩衝ギア、第1アイドラギア等の構成を説明する図。 上記原稿給紙部に設けられた回転制御ばねによりプリフィードローラ軸を挟持する様子を示す図。 上記原稿給紙部に設けられたストッパ機構を説明する図。 上記ストッパ機構の動作を説明する第1の図。 上記ストッパ機構の動作を説明する第2の図。 上記ストッパ機構の動作を説明する第3の図。 上記緩衝ギアと第1アイドラギアとの間に設けられる緩衝ばねの組み間違い防止機構を説明する図。
符号の説明
12 原稿積載台
15 プリフィードローラ
15A プリフィードローラの切り欠き部
16 分離ローラ
16a 分離ローラのスリーブ
20 搬送ローラ
28 第1アイドラギア
28a 第1アイドラギアに設けられた円弧溝
29 第2アイドラギア
30 分離ローラ軸
30a 樹脂カラー
31 メカニカルタイマー
32 分離駆動ギア
33 出力ギア
34 クラッチばね
35 緩衝ばね
36 緩衝ギア
36a 緩衝ギアに設けられた穴
37 欠歯ギア
38 回転制御ばね
40 モータ
43 入力ギア
100 装置本体
101 記録シート給送部
102 画像記録部
105 原稿読み取り部
P 原稿

Claims (12)

  1. シート積載部に積載されたシートをシート給送手段により給送するシート給送装置において、
    前記シート給送手段を回転駆動する駆動力を発生する駆動手段と、
    前記駆動手段から前記シート給送手段に、該シート給送手段をシート給送方向に回転駆動する駆動力を伝達する第1駆動伝達部と、
    前記第1駆動伝達部に配置され、該第1駆動伝達部を介して前記駆動手段から伝達される駆動力を前記シート給送手段に伝達又は遮断するクラッチ手段と、
    前記駆動手段から前記シート給送手段に、該シート給送手段をシート給送方向に回転駆動する駆動力を伝達するための前記第1駆動伝達部とは異なる第2駆動伝達部と、
    を備え、
    前記第2駆動伝達部は、前記駆動手段からの駆動が前記クラッチ手段により前記第1駆動伝達部を介して前記シート給送手段に伝達されないときに、該駆動手段の駆動力を前記シート給送手段に伝達して該シート給送手段を所定の位置に回転させて停止させる欠歯ギアを有することを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記第1駆動伝達部により伝達される駆動力により前記シート給送手段が回転する速度と、前記第2駆動伝達部により伝達される駆動力により前記シート給送手段が回転する速度とを同じに設定したことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記シート給送手段の下流側において、前記第1駆動伝達部に第2のシート給送手段を設け、該第2のシート給送手段のシート給送方向下流側にシート搬送手段を設け、前記シート搬送手段のシート搬送速度を前記第2のシート給送手段のシート給送速度よりも速く設定し、
    前記第1駆動伝達部及び前記第2駆動伝達部を介して前記シート給送手段を回転してシートを給送し、前記シート搬送手段により給送されたシートの搬送を開始したときに前記第2のシート給送手段がシートに連れ回りすることによって前記クラッチ手段が前記第1駆動伝達部での駆動伝達を遮断し、前記第2駆動伝達部は駆動伝達を続けて前記欠歯ギアの欠歯部により駆動伝達が遮断されて前記シート給送手段が前記所定の位置で停止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート給送装置。
  4. 前記シート給送手段が切り欠き部を有するフィードローラであり、前記切り欠き部が給送するシートに対向する前記所定の位置に、前記第2駆動伝達部による駆動伝達で前記シート給送手段を回転させ、且つ前記欠歯ギアの欠歯部で駆動の伝達を遮断して回転を停止させ、前記所定の位置で前記シート給送手段を停止保持するための弾性部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  5. 前記第2駆動伝達部は、前記第1駆動伝達部から駆動が伝達される伝達ギアと、該伝達ギアと同軸上で相対回転可能に設けられた中間ギアとを備え、前記伝達ギアと前記中間ギアとは回転方向で所定位相の伝達遅れを生じさせる遅延部を介して接続され、前記中間ギアと前記欠歯ギアとが噛合可能に設けられており、前記欠歯ギアと前記中間ギアとの噛合が解除されたとき、前記シート給送手段が所定の位置に停止することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  6. 前記遅延部は、前記伝達ギアと前記中間ギアの2つのギアの回転方向の相対位相が所定位相以下になったときにトルクを発生するばねと、前記2つのギアのうちの一方のギアに設けられ、前記ばねの一端を固定する穴と、前記2つのギアのうちの他方のギアに設けられ、前記ばねの他端が遊嵌される円弧溝とにより構成されることを特徴とする請求項5記載のシート給送装置。
  7. 前記一方のギアに設けられた穴と前記他方のギアに設けられた円弧溝とのなす最大角度θと、前記ばねの両端の自由角度ψとがθ>ψとなることを特徴とする請求項6記載のシート給送装置。
  8. 前記欠歯ギアの前記中間ギアと最初に噛み合う歯は、該欠歯ギアの他の歯よりも小さいことを特徴とする請求項5記載のシート給送装置。
  9. 前記欠歯ギアの前記中間ギアと最初に噛み合う歯と、前記中間ギアの歯の少なくとも一方の歯の先端部には略円弧形状が設けられていることを特徴とする請求項5記載のシート給送装置。
  10. 前記駆動手段は正逆転可能であり、前記クラッチ手段は、前記第1駆動伝達部による前記駆動手段の逆転駆動の伝達を遮断し、前記第2駆動伝達部が前記駆動手段の逆転駆動を前記シート給送手段に伝達して前記シート給送手段を所定の位置に回転させることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  11. 前記請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート給送装置と、前記シート給送装置から送り出されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート給送装置と、前記シート給送装置から送り出されたシートの画像を読み取る画像読取部と、を備えたことを特徴とする画像読取装置。
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