JP2005219762A - キャリヤテープ - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成にて、大長辺サイズである部品を収納するのに必要な収納部寸法が、キャリヤテープにおける最大許容寸法を超えるような場合においても、キャリヤテープ幅あるいは収納部のピッチを変えることなく部品を収納することを可能にする。
【解決手段】キャリヤテープ11に、半導体装置12を収納可能なエンボス部13を一列に並んで形成し、さらにエンボス部13を、エンボス部13の幅方向の中心線18とキャリヤテープの幅方向の中心線17が直交せず、かつエンボス部13のピッチP1が変わらないように形成する。
【選択図】図1
【解決手段】キャリヤテープ11に、半導体装置12を収納可能なエンボス部13を一列に並んで形成し、さらにエンボス部13を、エンボス部13の幅方向の中心線18とキャリヤテープの幅方向の中心線17が直交せず、かつエンボス部13のピッチP1が変わらないように形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体装置あるいはチップ部品などの各種電子部品を、実装機によりPWB(プリントワイヤボード)に自動実装する際に使用される電子部品包装用のキャリヤテープに関するものである。
近年、電子機器の小型軽量化などに伴い、半導体装置あるいはチップ部品などの電子部品に対してボディサイズ縮小等が要求されている。この要求に応じるため、例えば半導体装置として半導体チップとほぼ同サイズに形成されるWLCSP(ウェーハレベルチップサイズパッケージ)が実現している(特許文献1参照)。
一般的に、これら半導体装置の包装には、取り扱いが容易で電子部品の実装効率が良好な、エンボスキャリヤテープ(以下、キャリヤテープと称す)を使ったエンボステーピング包装が多く使われている。
図3は従来のエンボステーピング包装の半導体装置のキャリヤテープの一例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)におけるB−B断面図である。
図3に示すように、キャリヤテープ31には、半導体装置32の外形に適合したエンボス部33が長さ方向に複数並んで形成され、このエンボス部33内に半導体装置32を収納し、その後、エンボス部33の上部開口部を封するようにカバー用テープ34の一部を接着させている。なお、図中の35はキャリヤテープ31とカバー用テープ34との接着部、36は送り穴、P1はエンボス部33の長さ方向のピッチ、W1はキャリヤテープ31の幅、Y2はエンボス部33の長さ方向の寸法である。
その際、キャリヤテープ31の長さ方向に対して、エンボス部33のピッチをできるだけ小さくできるように、半導体装置32の長辺側をエンボス部33の幅方向になるように形成している。
また、エンボス部33の幅方向の中心線38とキャリヤテープの幅方向の中心線37とが直交するように形成されている。
特開2002−19831号公報
一般的なテーピング包装用のキャリヤテープ31では、その幅W1により形成できるエンボス部33の長さ方向の最大許容寸法Y2、すなわち収納できる半導体装置32の長辺の最大許容寸法に制約がある。
そのため、半導体装置32の長辺サイズが大きく、それを収納するに必要なエンボス部33が最大許容寸法を超えるような場合、図4に示すように、テープ幅W1を変えないようにすると、半導体装置42の挿入方向を90°反転させて収納するようにキャリヤテープ41にエンボス部43を形成していた。
このため、キャリヤテープ41の長さ方向のエンボス部43のピッチP2が、図3に示すピッチP1より大きくなり、キャリヤテープ41単位長さあたりの半導体装置42の収納数が減少してしまう。
また、図5に示すように、半導体装置42のサイズが同じで、エンボス部53のピッチP1を変えたくない場合、キャリヤテープ51に形成することができるエンボス部53のテープ幅方向の最大許容寸法を拡大するため、キャリヤテープ51のテープ幅W2を、図3における幅W1より大きくする必要があり、エンボステーピングマシン等の治工具、例えばキャリヤテープ51の送り用のレール幅などを変更する必要があった。
本発明の目的は、前記従来の課題を解決し、簡単な構成にて、大長辺サイズである部品を収納するに必要な収納部寸法が、キャリヤテープにおける最大許容寸法を超えるような場合においても、キャリヤテープ幅あるいは収納部のピッチを変えることなく部品を収納することができるキャリヤテープを提供することにある。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、部品を収納する収納部の幅方向の中心線と、当該キャリヤテープの幅方向の中心線とが直交しないように設定したことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のキャリヤテープにおいて、収納部に、複数の寸法の異なった部品を収納できる収納部分を複数形成したことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2記載のキャリヤテープにおいて、寸法の異なった複数の部品の形状に合わせて、当該キャリヤテープの長さ方向に対して異なった角度に、異なった形状の複数の収納部分を形成したことを特徴としている。
本発明に係るキャリヤテープによれば、半導体装置を収納する収納部の幅方向を当該キャリヤテープの幅方向と直交しないように形成することにより、テープ幅に対して収納部のサイズがテープ幅方向の最大許容寸法を超えるような部品を収納する場合でも、テープ幅あるいは収納部のピッチを変える必要がなくなるため、テープ幅の統一化により、テーピングマシンなどの治工具、例えばキャリヤテープ送り用のレール幅などが不要になり、かつキャリヤテープの単位長さ当りの半導体装置収納数を減らさないで済むことになる。
以上のことから、半導体装置をキャリヤテープに収納する際のテーピングマシン治工具切り替えなどによる稼動ロスをなくし、また、キャリヤテープ成形用の金型も共用できることなどから、キャリヤテープのコストダウンも実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1(a),(b)は本発明の実施形態1に係るエンボスキャリヤテープの一例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)におけるA−A断面図である。
図1に示すように、キャリヤテープ11には、半導体装置12を収納可能なエンボス部13が一列に並んで形成され、このエンボス部13内に半導体装置12を収納し、その後エンボス部13の上部開口部を封するようにカバー用テープ14の一部を接着させている。なお、図中の15はキャリヤテープ11とカバー用テープ14との接着部、16は送り穴、P1はエンボス部13の長さ方向のピッチ、W1はキャリヤテープ11の幅である。
また、エンボス部13の幅方向の中心線18とキャリヤテープの幅方向の中心線17が直交せず、かつエンボス部13のピッチP1が変わらないように形成されている。
実施形態1の構成によれば、キャリヤテープ11のエンボス部13内に半導体装置12を収納し、エンボス部13の上部開口部を封するようにカバー用テープ14を用いて封すれば、キャリヤテープ11の幅W1により制約を受けるエンボス部13の長さ方向の最大許容寸法、すなわち長辺の最大許容寸法を超えた半導体装置を収納することが可能なテーピング包装が実現する。
図2(a)〜(d)は本発明の実施形態2に係るエンボスキャリヤテープの一例を示し、(a)は平面図、(b)〜(d)はエンボス部における半導体装置の収納状態を説明するための平面概略図である。
図2(a)に示すように、キャリヤテープ21には、半導体装置22を収納可能なエンボス部23が一列に並んで形成され、このエンボス部23内に半導体装置22を収納し、その後、エンボス部23の上部開口部を封するようにカバー用テープ24の一部を接着させている。25はキャリヤテープ21とカバー用テープ24との接着部、26は送り穴である。
また、図2(b)〜(d)に示すように、エンボス部23は、寸法の異なった複数(本例では3タイプ)の半導体装置22,22a,22bの形状に合わせ、かつキャリヤテープ21の幅方向の中心線27に対して各々異なった角度に凹凸部を形成してある。
実施形態2の構成によれば、1つのキャリヤテープ21において、複数(ここでは3つ)の寸法の異なる半導体装置22,22a,22bを収納することが可能なテーピング包装が実現し、キャリヤテープの共用化が図れる。
さらに、本実施形態では、エンボスキャリヤテープと半導体装置を一例に取り上げたがエンボスキャリヤテープ以外のテープ、あるいは半導体装置以外のチップ部品などにおいて実施しても同様の効果が得られる。
本発明は、エンボステーピング包装用のキャリヤテープに適用され、キャリヤテープ幅の統一化、およびキャリヤテープの共用化に特に有効である。
11,21 キャリヤテープ
12,22,22a,22b 半導体装置
13,23 エンボス部
14,24 カバー用テープ
15,25 接着部
16,26 送り穴
17,27 キャリヤテープ幅方向の中心線
18 エンボス部幅方向の中心線
12,22,22a,22b 半導体装置
13,23 エンボス部
14,24 カバー用テープ
15,25 接着部
16,26 送り穴
17,27 キャリヤテープ幅方向の中心線
18 エンボス部幅方向の中心線
Claims (3)
- 部品を収納する収納部の幅方向の中心線と、当該キャリヤテープの幅方向の中心線とが直交しないように設定したことを特徴とするキャリヤテープ。
- 前記収納部に、複数の寸法の異なった部品を収納できる収納部分を複数個形成したことを特徴とする請求項1記載のキャリヤテープ。
- 寸法の異なった複数の部品の形状に合わせて、当該キャリヤテープの長さ方向に対して異なった角度に、異なった形状の複数の収納部分を形成したことを特徴とする請求項2記載のキャリヤテープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004027677A JP2005219762A (ja) | 2004-02-04 | 2004-02-04 | キャリヤテープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004027677A JP2005219762A (ja) | 2004-02-04 | 2004-02-04 | キャリヤテープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005219762A true JP2005219762A (ja) | 2005-08-18 |
Family
ID=34995708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004027677A Pending JP2005219762A (ja) | 2004-02-04 | 2004-02-04 | キャリヤテープ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005219762A (ja) |
-
2004
- 2004-02-04 JP JP2004027677A patent/JP2005219762A/ja active Pending
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