JP2005219548A - 空気圧監視ユニット、空気圧監視システム及び車載中継ユニット - Google Patents

空気圧監視ユニット、空気圧監視システム及び車載中継ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】 TPMSの普及が促進され、また後付けが容易なTPMSを提供する。
【解決手段】 車輪に備えられた空気圧センサユニット3が無線送信するタイヤ2のTPMS信号を受信して、この信号に基づいてタイヤ2の空気圧を監視するように構成された空気圧監視システムに使用される携帯式の空気圧監視ユニット1であり、携帯電話網50を介して他の端末56と通話を行う携帯電話機1に、空気圧の監視を行う空気圧監視手段10A・14と、空気圧の監視の結果を音声又は視覚を介して通知する通知手段10A・18・19を備えた。つまり、携帯電話機1をTPMSの携帯式の車載ECUとして構成した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、無線通信によりタイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システム(TPMS;Tire Pressure Monitoring System)に関する。
TPMSとも呼ばれるタイヤ空気圧監視システム(直接式のシステム)は、車輪に備えられる空気センサユニットと車体に備えられる空気圧監視ユニットの双方から構成され、走行中のタイヤの空気圧を監視することができるシステムであり、これを搭載することにより、快適な走行を実現することができる。
このTPMSに対しては、利便性等を向上するために色々な試みが行われている。例えば、空気圧が適正か否かを判定した結果を、車両の外部にいるユーザに所持される携帯電話やPHS(簡易型携帯電話)等の携帯端末に通知することが特許文献1や特許文献2に記載されている。この特許文献1や特許文献2に記載の技術によれば、タイヤ空気圧を車両の外部から簡単に確認できるので、始業点検等が容易になる。また、空気圧が不足したタイヤに空気を充填する作業が容易になる。
特開2003−341317号公報([請求項1]〜[請求項3]、[発明の効果]、[図1]等) 特開2003−341318号公報([請求項2]、[請求項4]、[発明の効果]、[図1]等)
ところで、前記した技術では、TPMSのシステム一式に加えて、携帯電話やPHS等の通知手段がさらに必要になる。しかし、TPMSを普及させるには、利便性の向上に加えて、より安価なシステムにすることが望まれる。また、例えばTPMSを装備しない車両に後付けでTPMSを装備したい場合、これを簡便に行えるようにすることが望まれる。
そこで、本発明は、TPMSの普及が促進され、また、TPMSを容易に後付けで装備できるようにする技術的手段を提供することを主たる課題とする。
前記課題に鑑み本発明者は鋭意研究を行い、構成の共通化及びTPMSの無線通信機能に着目して本発明を完成するに至った。
即ち、前記課題を解決した本発明(請求項1)は、車輪に備えられた空気圧センサユニットが無線送信するタイヤの空気圧に関する信号を受信して、この信号に基づいてタイヤの空気圧を監視するように構成された空気圧監視システムに使用される携帯式の空気圧監視ユニットである。そして、この携帯式の空気圧監視ユニットは、音声出力部及び表示部の少なくとも一方に接続され、無線基地局を介して任意の端末と音声又は文字を含む通信を行う移動体無線通信手段と、前記空気圧センサユニットが所定のタイミングで無線送信する前記空気圧に関する信号を受信する信号受信手段と、前記受信した空気圧に関する信号を処理して空気圧の監視を行う空気圧監視手段と、前記監視の結果を前記音声出力部による音声及び前記表示部による視覚の少なくとも一方を介して通知する空気圧通知手段と、を携帯端末用の筐体に備えたことを特徴とする。
この請求項1の構成によれば、携帯式の空気圧監視ユニットは、移動体無線通信可能な携帯端末として構成される。つまり、携帯式の空気圧監視ユニットは、移動体無線通信にかかる構成と、空気圧の監視にかかる構成とを携帯端末用の筐体に備える。この構成によれば、空気圧監視ユニットを準備すれば、後は、空気圧センサユニットを車輪に備えるだけ、或いは、空気圧センサユニットが備えられた車輪を車両に装着するだけで、TPMSを車両に装備することができる。
なお、音声又は文字を含む通信とは、例えば、音声出力部に音声を出したり、音楽、警告音等を鳴らせる通信、或いは、電子メール等のように表示部に文字を表示させるような通信を含む意味である。必要に応じて、静止画や動画等を表示させるような通信でもよい。
また、本発明(請求項2)は、請求項1において、音声入力部をさらに備えて、前記空気圧監視ユニットが携帯電話又はPHSとして構成されたことを特徴とする。
総務省と電気通信事業者協会の発表によると、携帯電話とPHSの加入者数は、2002年12月末時点で、約7351万4100件となり、人口普及率が62.0%に達した。また、2003年12月末時点でのPHSを除く携帯電話の加入者数は、7978万7200件であり、国民のうち2人に1人以上が携帯電話を始めとした無線通話可能な携帯端末を有していることになる。この請求項2の発明では、空気圧センサユニットが、このように広く普及した携帯電話又はPHSとして構成される。つまり、携帯電話やPHSをTPMSの携帯式の車載ECUとして構成した。なお、今後は、無線LAN等を利用したIP電話による携帯電話も普及するものと考えられる。
また、本発明(請求項3)は、請求項1又は請求項2において、前記空気圧に関する信号が、この信号を無線中継する車載中継ユニットを介して受信されるものであることを特徴とする。
中継の際には、例えば電波の増幅や通信プロトコルの変換等が行われる。
また、本発明(請求項4)は、請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、前記移動体無線通信手段が前記信号受信手段を兼ねることを特徴とする。
例えば、(1)後記するように、空気圧センサユニットが直接800MHz帯の電波を送信する場合や、(2)後記するように、車載中継ユニットによりプロトコル変換されて、空気圧センサユニットから315MHz帯で送信された電波が800MHz帯の電波に変換される場合等に、空気圧センサユニットの移動体無線通信手段が信号受信手段を兼ねることができる。
(空気圧監視システム)
また、前記課題を解決した本発明(請求項5)は空気圧監視システムであり、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の携帯式の空気圧監視ユニットと、車輪に備えられて、前記空気圧監視ユニットに所定のタイミングでタイヤの空気圧に関する信号を無線送信する空気圧センサユニットとを含んで構成されることを特徴とする。
(車載中継ユニット)
また、前記課題を解決した本発明(請求項6)は、請求項1又は請求項2に記載の携帯式の空気圧監視ユニットと、車輪に備えられて、所定のタイミングでタイヤの空気圧に関する信号を無線送信する空気圧センサユニットとの間の通信を中継する車載中継ユニットである。そして、この前記車載中継ユニットは、前記空気圧センサユニットが無線送信する前記空気圧に関する信号を受信するユニット側信号受信手段と、前記受信した空気圧に関する信号を増幅又は通信プロトコルを変換して無線送信するユニット側信号送信手段とを備えたことを特徴とする。
携帯式の移動体無線通信可能な機器は、携帯電話や無線通信機能を備えるPDA(Personal Data Assistants)や無線通信機能を備えるノートパソコン等として広く普及している。或いは、今後さらに普及する。請求項1の発明によれば、これらの機器を利用することが可能となるので、構成の共通化により、利便性を向上しつつ安価なシステムにすることができる。しかも、どこにでも置けることからTPMSを装備していない車両に容易にTPMSを後付けすることができる。
請求項2の発明によれば、広く普及している携帯電話やPHSとして構成されるので、一層TPMSの普及が促進される。
請求項3の発明によれば、電波を強めたり、通信のコストが安価な通信プロトコルに変換したり、広く利用されている通信プロトコルに変換したりすることができ、これにより、通信状態を良好にしたり、より利便性を高めたり、よりハードウェアを安価にしたり、通信コストを安価にしたりすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、ハードウェアをより安価にすることが可能で、これより普及が促進される。
請求項5に記載の発明(空気圧監視システム)によれば、例えば、請求項1から請求項4の発明と同様の効果が得られる。
また、請求項6に記載の発明(車載中継ユニット)によれば、例えば、請求項3や請求項4に記載したような効果が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下「実施形態」という)を、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施形態は、第1実施形態と第2実施形態とに分けて説明する。
≪第1実施形態≫
図1は、第1実施形態でのTPMSの概略構成を示す図である。
図1に示されるように、TPMSは、空気圧監視ユニット(車載ECU)を兼ねる携帯電話機1と空気圧センサユニット3とにより構成される。なお、携帯電話機1は車両Cの乗員に携帯される。空気圧センサユニット3は、各車輪に備えられ、各車輪のタイヤ2の空気圧を検出して、空気圧に関する信号(以下「TPMS信号」という)を携帯電話機1に無線送信する機能等を有する。また、携帯電話機1は、無線送信されるTPMS信号を受信する機能や、この受信したTPMS信号を処理する機能(後記する図5参照)や、携帯電話通信網5を介して外部に存在する端末56(後記する図3参照)と通話したり電子メールをやり取りしたりする機能等を有する。
図2は、第1実施形態での空気圧センサユニットの構成を示す機能ブロック図である。
図2に示されるように、空気圧センサユニット3は、CPU31、圧力センサ32、温度センサ33、電池34、センサ側アンテナ35を含んで構成される。圧力センサ32は、タイヤ2の空気室内の圧力を検出してCPU31に出力する機能を有する。温度センサ33は、圧力センサ32が測定している空気の温度を検出してCPU31に出力する機能を有する。なお、タイヤ2は、走行時に熱を発生するため、正しい空気圧を測定するためには温度を測定することが必要になる。電池34は、例えばリチウムイオン電池等の小型で長寿命な電源である。センサ側アンテナ35は、次の表1に例示するTPMS信号を携帯電話機1に無線送信する際に使用されるアンテナである。
Figure 2005219548
CPU31は、電池34から電源の供給を受けて作動する機器であり、図示しない論理回路やメモリ等を備えて、空気圧センサユニット3を統括的に制御する制御手段としての機能を有すると共に、図示しない無線送信回路を備えて、センサ側アンテナ35を介して表1に例示するTPMS信号を、例えば315MHz帯の周波数でPCM(Pulse Code Modulation)により無線送信する無線送信手段としての機能を有する。なお、TPMS信号の無線送信は、例えば数分間隔で定期的に行う定期的送信と、数秒間隔で検出される空気圧の変化が所定値以上であった場合に行う非定期的送信とがある。つまり、本実施形態では、請求項の「所定のタイミング」には、前者の定期的送信に示されるような定期的なタイミングと、後者の被定期的送信に示されるような非定期的なタイミングとがある。
表1の信号種別は、定期的送信か非定期的送信かを識別するフラグである。また、表1のセンサIDは、各空気圧センサユニット3に割り当てられたユニークな識別子であり、例えば、当該空気圧センサユニット3が右前輪に備えられているのか、左後輪に備えられているのか等を特定するために使用されたり、他車の空気圧センサユニットが無線送信するTPMS信号と、自身の車両Cの空気圧センサユニット3が無線送信するTPMS信号との混同防止等に使用されたりする。
図3は、第1実施形態での携帯電話機の構成を示すと共に、この携帯電話機と携帯電話網と空気圧センサユニットとの通信関係を示す図である。
図3に示されるように、携帯電話機1は、CPU11、RAM12、ROM13、TPMS無線通信部14、アンテナ14a、移動体無線通信部15、アンテナ15a、キー入力部16、音声入力部17、音声出力部18、表示部19、及び電源手段Batを含んで構成される。このうち、符号11から符号19までの各構成はバスに接続されている。なお、CPU11とRAM12を適宜「主制御部10A」とよび、TPMS無線通信部14と移動体無線通信部15を適宜「無線通信部10B」とよぶ。
この携帯電話機1は、その名称から理解されるように、ハードウェア的には普通の携帯電話であり、これに本実施形態に特有のハードウェア構成としてTPMS無線通信部14及びアンテナ14aを備えている。また、ソフトウェア的には、ROM13にTPMSの空気圧監視ユニットとしての機能を実現するためのプログラムが記憶されており、CPU11がこのプログラムを読み出して実行するように構成されている。
なお、請求項の「移動体無線通信手段」は、「移動体無線通信部15」或いは「主制御部10A及び移動体無線通信部15」に相当する。また、請求項の「信号受信手段」は、「TPMS無線通信部14」或いは「主制御部10A及びTPMS無線通信部14」に相当する。
CPU11は、携帯電話機1を普通の携帯電話として機能させるための制御と、TPMSの車載ECU(空気圧監視ユニット)として機能させるための制御を行う。なお、制御の詳細は後で図面を参照して説明する。RAM12は、随時読み書き可能なメモリであり、CPU11が各種制御を行う際の作業領域として使用される。ROM13は、読出し専用のメモリであり、CPU11が各種制御を行う際に必要とするプログラムやデータを記憶している。TPMS無線通信部14は、図示しない電波の受信回路等を備え、空気圧センサユニット3が送信する315MHz帯のPCMによって無線送信する電波を、アンテナ14aを介して受信する機能と、受信した電波を復調してTPMS信号(表1参照)をCPU11に出力する機能等を有する。移動体無線通信部15は、図示しない電波の送受信回路を備え、携帯電話網5へのデジタル音声通信用の電波の送信、携帯電話網5からのデジタル音声通信用の電波の受信を行う機能を有する。なお、移動体無線通信に使用される電波は800MHz帯(800〜900MHz)の電波であり、空気圧センサユニット3が送信する315MHz帯の電波よりも高い周波数である。ちなみに、表2に移動体無線通信の周波数帯を示す。
Figure 2005219548
キー入力部16は例えばテンキーを含む操作キーであり、音声入力部17は例えばマイクロフォンであり、音声出力部18は例えばスピーカであり、表示部19は例えば小型の液晶パネルである。電源手段Batは、充電可能な小型長寿命な2次電池である。なお、音声出力部18や表示部19は、空気圧が低下した際に、CPU11(図4のTPMS監視制御部112)の判定結果を乗員に通知する空気圧低下通知手段(空気圧通知手段)として使用される。
この各部や手段は、図1に携帯電話機1として示されるような携帯端末用(携帯電話用)の筐体に備えられる。
図3に示されるように、携帯電話網5は、携帯電話交換機51、基地局制御装置52、無線通信基地局53を含んで構成される。携帯電話交換機51或いは基地局制御装置52は、ハンドオーバ機能を実現するため、複数の無線通信基地局53が同じ携帯電話機1から電波を受信した場合、相対的に受信感度が良好な無線通信基地局53からの電波で通話を行うように無線通信基地局53を選択するように構成されている。これにより、携帯電話機1は、移動しながらでも、受信感度の良好な任意の無線通信基地局53を介して、任意の端末56との音声による通話が実現される。もちろん、電子メールのやり取りも行える。なお、携帯電話網5は、携帯電話会社等の通信キャリアが運営管理を行っている。
ちなみに、図3では、TPMS無線通信部14がアンテナ14aを介して、車両Cの空気圧センサユニット3と、315MHz帯の電波により直接通信を行うことを示している。また、移動体無線通信部15がアンテナ15aを介して、携帯電話網5の無線通信基地局53と、800MHz帯の電波によりデジタル音声通信を行うことを示している。前者のTPMSによる無線通信は、半径数m〜長くとも十数mの比較的距離の短い通信である。一方、後者の携帯電話網5による無線通信は、半径数百m〜数キロの比較的距離の長い通信である。なお、この第1実施形態では、携帯電話機1と空気圧センサユニット3とでTPMSを構成する。また、携帯電話機1が携帯式の空気圧監視ユニットに相当する。
図4は、図3の主制御部の機能と入出力の関係を模式的に示す図である。
図4に示されるように、主制御部10A(CPU11+RAM12)は、移動体無線通信制御部111と、TPMS監視制御部112とを備える。移動体無線通信制御部111は、通常の携帯電話としての機能をこの携帯電話機1に付与する役割を有する。このため、移動体無線通信部15、キー入力部16、音声入力部17から適宜信号を入力して、普通の携帯電話としての所定の処理を行い、処理結果の信号を移動体無線通信部15、音声出力部18、表示部19に適宜出力する。なお、信号の入出力は、図3に示すバスを通して行われる。
TPMS監視制御部112は、TPMSの空気圧監視ユニットとしての機能をこの携帯電話機1に付与する役割を有する。このため、TPMS無線通信部(信号受信手段)14からTPMS信号(表1参照)を入力し、温度補正した空気圧を算出した後、例えば所定の閾値と比較して空気圧の低下判定を行う(空気圧低下判定手段)。そして、空気圧の低下と判定した場合は、音声や視覚を介して乗員に空気圧の低下を通知するため(空気圧低下通知手段)、処理結果の信号を音声出力部18や表示部19に適宜出力する。ここでも信号の入出力は、図3に示すバスを通して行われる。なお、空気圧低下判定手段は、請求項の「空気圧監視手段」に相当するものとする。また、空気圧低下通知手段は、請求項の「空気圧通知手段」に相当するものとする。
次に、第1実施形態の動作を、図1〜図5を適宜参照して説明する。
図5は、図4のTPMS監視制御部の動作を示すフローチャートである。
車両Cの空気圧センサユニット3は、圧力センサ32で検出した空気圧、温度センサ33で検出した温度、図示しない電圧センサで検出した電池34の電圧をCPU31が処理し、これを所定の送信タイミング(前記した定期的送信・非定期的送信)でTPMS信号としてセンサ側アンテナ35を介して315MHzのPCMにより送信する。
一方、携帯電話機1は、例えば図示しない電源SWのONにより、CPU11がROM13からプログラムを読み込み、携帯電話としての機能及びTPMSの空気圧監視ユニットとしての機能を準備する。つまり、電源SWのONにより、図4に示される主制御部10Aには、移動体無線通信制御部111とTPMS監視制御部112(空気圧低下判定手段、空気圧低下通知手段)が機能する。なお、TPMSの空気圧監視ユニットを兼ねる携帯電話機1の、携帯電話としての機能は普通の携帯電話と何等変わりがないので、TPMSの空気圧監視ユニットとしての機能を主として説明する。
携帯電話機1は、空気圧センサユニット3が電波により送信するTPMS信号を、アンテナ14aを介してTPMS無線通信部14により受信する。図5に示すように、主制御部10Aは、この受信したTPMS信号を、バスを通して入力する(S11)。主制御部10Aは、TPMS信号のセンサIDを読み取る。そして、このセンサIDと予め記憶しているIDデータとを比較してどのタイヤ2についてのTPMS信号かを確認する(S12)。次に、TPMS信号の空気圧と温度を読み取り、空気圧を温度補正して空気圧を算出する(S13)。この算出した空気圧と予め記憶している空気圧低下を判定するための閾値とを比較して空気圧低下を判定する(S14)。S15(「空気圧低下したか?」)において空気圧が低下していない場合(No)は、「Return」に移行して、さらにStartに戻る。これにより、別の空気圧センサユニット3が送信するTPMS信号の処理を行う。一方、S15において空気圧が低下している場合(Yes)は、表示部19を介して視覚的に空気圧の低下を通知すると共に、音声出力部18を介して音声により空気圧の低下を通知する(「画面表示・音声出力」)。なお、音声は、電子的なブザー音でも、電子的に合成した音声でもよい。例えば、「着メロ」のような音楽でもよい。
以上説明した第1実施形態によれば、例えば、携帯電話機1の表示部19を見ながら始業点検を行ったりタイヤ2の空気の充填を行ったりすることができるので、これらの作業が容易になる。また、TPMSのシステム一式に加えて別に携帯電話を購入する必要がなく、かつ相互の構成を共通化しているので無駄が省け、価格相関性の優れた安価なTPMSを提供することができる。また、TPMSを装備しない車両Cにも簡単に後付けでTPMSを装備することができる。殊に、インスツルメントパネル等は各種機器が配置されているので、後付けで空気圧監視ユニットをインスツルメントパネル等に装備することはなかなか困難であるが、空気圧監視ユニット(車載ECU)を兼ねるこの第1実施形態の携帯電話機1であれば、胸ポケット等に入れたり、ダッシュボードの上に置いたり、天井から吊るしたり、助手席の上に置いたり等することができることから、設置場所(置き場所)に困らない。これにより、利用者は幅広い選択肢をもって車両の購入やTPMSの購入を行うことができる。
また、携帯式の音声通話手段としての携帯電話機1は、前記したように国民の多くが持っていることから生産量も多く(つまり安価に生産でき)、この点からも安価なTPMSシステムとすることができる。また、携帯電話機1の操作は誰もが容易に行えることから(多くの人が馴染んだ操作インタフェイスであることから)、操作について困ることが少ない。
ちなみに、図6の携帯電話機1の画面遷移図のように、携帯電話機1のキー入力部16の所定のキー(アローキーと選択キー)を操作することで(図6(a)参照)、任意の車輪のタイヤ2の空気圧を表示部19に表示できるようにしておくのが好ましい(図6(b)参照)。
このためには、携帯電話機1の例えばTPMS無線通信部14が電波の送信回路を有することとして、キー入力部16の所定のキーの操作により、主制御部10AがTPMS無線通信部14に対して無線通信の指示を行うことでアンテナ14aを介して、空気圧センサユニット3にTPMS信号を送信させる所定の電波が送信されるようにしておく。一方、空気圧センサユニット3は、この電波を受信することで、CPU31がセンサ側アンテナ35を介してTPMS信号を送信するようにしておく。そして、主制御部10Aが受信したTPMS信号のセンサIDを読んでフィルタをかけ、該当するセンサIDの空気圧に関してのみ温度補正して、図6(b)のように表示部19に表示するようにしておけばよい。
もちろん、携帯電話機1からのTPMS信号を送信させる所定の電波の中にセンサIDを含めておき、空気圧センサユニット3の側でCPU31がセンサIDを判断して、該当する空気圧センサユニット3のみがTPMS信号を送信するようにしてもよい。これによれば、関係のない空気圧センサユニット3の電池34の消耗が防止される。
なお、図6(a)で所定の車輪を選択するごとに、図6(b)のように空気圧が表示されるようにしてもよいし、図6(a)で所定の車輪を選択すると、以後その選択した所定の車輪について、所定のタイミングで図6(b)のように空気圧が表示されるようにしてもよい。ちなみに、前者の場合は、選択をトリガにして、選択した空気圧センサユニット3からTPMS信号が送信される構成である。
また、空気圧センサユニット3の電池34の消耗を防止するため、例えば携帯電話機1の電源SWのOFF時に空気圧センサユニット3の機能が停止するようにしておくのが好ましい。このためには、例えば携帯電話機1には、携帯電話機1のOFF時に空気圧センサユニット3に対してスリープ信号を送信する構成を設け、空気圧センサユニット3には、スリープ信号を受信すると機能を停止する構成を設けておく。かつ、携帯電話機1の電源SWのON時に空気圧センサユニット3に対してウェイクアップ信号を送信する構成を設け、空気圧センサユニット3には、ウェイクアップ信号を受信すると通常通りの機能を発揮する構成を設けておけばよい。
また、携帯電話機1と空気圧センサユニット3との間に電波の中継器(請求項の「車載中継ユニット」)を設置して、空気圧センサユニット3が送信した電波を増幅器により増幅する中継を行い、携帯電話機1と空気圧センサユニット3との間の通信を良好に行えるようにしてもよい。この場合は、例えばドアミラーに中継器を設置するのが好ましい。ドアミラーならば、容易に中継器を取り付けることができるので、後付け容易という効果を保持でき、しかも、ドアミラーは、運転席やタイヤ2をよく見通せる位置であるので、電波の中継を良好に行うことができる。
≪第2実施形態≫
次に、本発明の第2実施形態を、図面を参照して説明する。
図7は、第2実施形態での携帯電話機の構成を示すと共に、この携帯電話機と携帯電話網と空気圧センサユニットとの通信関係を示す図である。なお、第1実施形態と共通性のある部分については、同一の符号を付して、その説明を省略したり、簡略化したりする。
図7に示されるように、この第2実施形態のTPMSでは、携帯電話機1’と空気圧センサユニット3とは、第1実施形態のように315MHz帯のPCMによる直接の通信を行わない。その代わりに、車載中継ユニット(適宜「中継ユニット」と略称する)により通信プロトコルの変換を行い、315MHz帯のPCMによる無線通信を、800MHz帯の無線パケット通信に変換して空気圧に関する信号(TPMS信号、表1参照)を送信する。
このため、図7に示されるように、この第2実施形態の携帯電話機1’は、第1実施形態の携帯電話機1が備えていたTPMS無線通信部14及びアンテナ14aを備えない。その代わりに、第1実施形態にはなかった車載中継ユニット4を車両Cのドアミラーに装着している。これにより、空気圧センサユニット3から送信された315MHz帯のPCMによるTPMS信号の電波は、中継ユニット4により中継され、800MHz帯の無線パケット通信として携帯電話網5の無線通信基地局53に送信される。そして、無線通信基地局53から800MHz帯の無線パケット通信で携帯電話機1’に向けて送信される。なお、中継ユニット4の装着場所は、良好に通信を行うという観点からタイヤ2をよく見通せる位置としてドアミラーとしたが、例えばドアハンドルのような他の場所でもよい。ちなみに、中継器ユニット4は、運転席をよく見通せる位置である必要はない。中継ユニット4と携帯電話機1’とは、無線通信基地局53を介して通信するからである。
図8は、図7の主制御部の機能と入出力の関係を模式的に示す図である。
図8に示されるように、主制御部10A’は、移動体無線通信制御部111と、TPMS監視制御部112’とを備える。このうち、TPMS監視制御部112’は、移動体無線通信部15からTPMS信号のパケットデータを信号入力してこれを第1実施形態と同様に処理して、空気圧低下判定手段による空気圧低下判定、空気圧低下通知手段による空気圧低下通知を行う。なお、第1実施形態の主制御部10Aでは、TPMS信号をTPMS無線通信部14から信号入力している点が、この第2実施形態とは異なる。
ちなみに、このような携帯電話機1’であれば、第1実施形態のTPMS無線通信部14のように新たなハードウェアの追加が必要ではなく、ソフトウェア(例えばJava(登録商標)のような言語でプログラミングしたアプリケーション)の追加だけで一般の携帯電話をそのままTPMSの空気圧監視ユニットとして利用することも可能となる(携帯電話用のCPUをそのままTPMS用のCPUに利用)。もちろん携帯電話ではなく、無線通信機能を備えるPDA等を、ソフトウェアの追加だけで空気圧監視ユニットとして利用することもできる。
図9は、図7の中継ユニットの構成を示すと共に、この中継ユニットと携帯電話機と空気圧センサユニットとの通信関係を示す図である。
図9に示されるように、中継ユニット4は、CPU41、RAM42、ROM43、TPMS無線通信部(中継ユニット側中継手段)44、無線パケット通信部(中継ユニット側信号送信手段)45を含んで構成される。CPU41は、この中継ユニット4を統括制御する機能を有すると共に、TPMS無線通信部44が出力するTPMS信号(空気圧センサユニット3が315MHz帯のPCMにより送信する電波に含まれる)を入力する機能、入力したTPMS信号を無線パケット通信部45に出力して無線パケット通信による送信を指示する機能を有する。RAM42は、CPU41の作業領域としての機能を有する。ROM43は、CPU41が実行するプログラムを記憶しておく機能を有する。TPMS無線通信部44は、第1実施形態のTPMS無線通信部14(図3参照)と同様の機能を有し、空気圧センサユニット3が送信する315MHz帯のPCMによる電波を受信して、受信した電波に含まれるTPMS信号をCPU41に出力する機能を有する。無線パケット通信部45は、CPU41の指示に基づき、800MHz帯の電波でTPMS信号を無線パケット通信する機能を有する。この中継ユニット4により、タイヤ2の空気圧が携帯電話機1’に通知されるようになる。なお、図9において、一点鎖線で囲まれた部分でTPMSを構成する。
次に、この第2実施形態の動作を、図7〜図10を適宜参照して説明する。なお、第1実施形態で使用した図2等を説明に適宜使用する。
図10は、第2実施形態の動作を示すシーケンス図である。
図10に示されるように(適宜各図を参照)、タイヤ2の空気圧や温度等を検出した空気圧センサユニットは、空気圧等を、第1実施形態と同様にTPMS信号(表1参照)として、315MHz帯のPCMにより電波で無線送信する(S21)。中継ユニット4は、この電波を受信して、800MHz帯の周波数による無線パケット通信でTPMS信号を携帯電話網5(無線通信基地局53)に送信する(S22)。つまり、中継ユニット4が通信のプロトコルを変換する。携帯電話網5は、無線パケット通信によるTPMS信号を800MHz帯の周波数により携帯電話機1’に送信する(S23)。
このようにしてタイヤ2の空気圧が携帯電話機1’に送信されるが、この空気圧は、第1実施形態と同様にして空気圧監視ユニットとしての携帯電話機1’で処理される(図4参照)。
以上説明した第2実施形態によれば、中継ユニット4が必要になるものの、この中継ユニット4をドアミラー等の取り付け容易な部分に備えるので、第1実施形態と同様の効果が得られる。即ち、後付け容易である。また、携帯電話機1’に特別なハードウェア構成を必要としないので、システムを安価にすることができる。ちなみに、無線パケット通信は、通話時間に応じて課金される通常の料金体系とは異なり、送信したパケット量に応じて課金されるものであることから、携帯電話網5に常時接続した状態であっても、安価にTPMS信号を無線送信することができる。また、無線パケット通信は、例えば自動販売機の残量検知や、各種の情報発信等に広く適用されているため、ハードウェアが安価である。また、機器がコンパクト化されているので、本実施形態のような中継ユニット4に適用するのに適している。
なお、この第2実施形態でも、第1実施形態で図6を参照して説明したように、携帯電話機1’からの指示で、任意のタイヤ2(1本でも4本でも)の空気圧を携帯電話機1’の表示部19に表示できるように構成しておくのが好ましい。また、ウェイクアップ信号やスリープ信号を、例えば携帯電話機1’の電源ONやOFFの際に、中継ユニット4から各空気圧センサユニットに送信できるように構成しておくのが好ましい。ちなみに、第2実施形態では、無線パケット通信を用いるので、中継ユニット4の電源が入っていれば、第1実施形態よりもはるかに遠隔の地からタイヤ2の空気圧を確認することも可能である。
また、タイヤローテーション等により車輪の位置が異なるものとなった場合や、新たな車輪が装着される場合に対応して、センサIDを携帯電話機1’に登録できるようにしておくのが好ましい。この場合は、携帯電話機1’が標準で装備する電源がOFFになっても記憶内容が消えない、例えば送信履歴の記憶等に使用される不揮発メモリをIDデータの記憶部として(図5のS12参照)、図11の(a)(b)に示すような登録画面で登録できるようにしておくのが好ましい。ちなみに、図11(b)では、乗員や整備員が、例えばセンサIDが記載された書面等を見ながら、携帯電話機1’のキー入力部16からセンサIDを手入力して不揮発メモリに登録するものとする。このようにセンサIDを登録しておくことで、前記したように特定のタイヤ2の空気圧を表示できるようなる。また、図5のフローチャートにおいて、空気圧が低下したタイヤ2を特定することができるようになる。
なお、センサIDの入力を省力化するため、携帯電話機1’からの指示により、各空気圧センサユニット3からTPMS信号(表1参照)が送信されるようにしておき、このTPMS信号のセンサIDを利用することでセンサIDの入力を簡略化することができる。この際は、どのセンサIDがどの車輪に対応するかの紐付けを、表示部19に表示されたセンサIDとセンサIDが記載された書面等とを照合して手作業で登録する。
また、(a)センサIDの登録に使用される特殊工具等を用いることで、特定の車輪の空気圧センサユニット3にだけTPMS信号を無線送信させることにより、或いは、(b)特定の車輪の空気圧を一気に増減させることで、特定の車輪の空気圧センサユニット3にだけTPMS信号を無線送信させることにより、登録したい車輪についての空気圧センサユニット3のセンサIDを携帯電話機1’に登録することができる。
このようなセンサIDの登録は、第1実施形態にも適用することができる。
また、空気圧センサユニット3が315MHz帯のPCMによる無線通信でTPMS信号を送信することとしたが、空気圧センサユニット3が800MHz帯の無線パケット通信でTPMS信号を送信するようにしてもよい。この場合、例えば本願出願人が提案している独自の技術であるセンタバルブ方式のホイールに、TPMSの空気圧センサを備えた独自の技術(例えば特願2003−396782、特願2003−409620…)を適用することで、このような構成の空気圧センサユニット3を容易に組み上げることができる。
ちなみに、センタバルブ方式は、空気注入バルブをホイールディスクの中央に備えると共に、この空気注入バルブとタイヤ空気室とを連通する連通孔をホイールディスクに備えた構成をしている。そして、このセンタバルブ方式のホイールにTPMSを適用したものは、ホイールディスクの中央近傍に空気圧センサやCPU(無線送信手段)や電池等の各種デバイスを備えるようにしている。これによって、ホイールバランスをとりやすくし、かつタイヤ2を外さなくとも電池が簡単に交換できるようにしている。つまり、このセンタバルブ方式のTPMSを本願に適用し、かつTPMS信号の送信を無線パケット通信とするようにしてもよい。
また、空気圧センサユニット3の電池34の残量(電池残量)、タイヤ2を新品に交換した日付(タイヤ交換日)、タイヤ2のローテーションを行った日付(タイヤローテーション日)等を、例えばフラッシュメモリ等の携帯電話機1に備えられる書き込み可能な不揮発性メモリ(記憶手段)に記憶しておくことで、つまり、携帯電話機1の記憶手段にログとして電池残量や日付等の記録を残しておくことで、タイヤ2や空気圧センサユニット3のメンテナンス状況を容易に確認できるようになる。ちなみに、電池残量は、前記したようにTPMS信号に含まれるので容易に携帯電話機1に取り込こむことができ、これにより、携帯電話機1のシステム上の日付と電池残量とを紐付けてログに記録を残すことができる。また、タイヤ交換については、例えば、図12の(a)(b)のような画面を介して、携帯電話機1のシステム上の日付と交換したタイヤ2の位置とを紐付けてログに記録を残すことができる。タイヤローテーション日についても、タイヤ交換日と同様に、図12のような画面を介して容易にログに記録を残すことができる。
このように携帯電話機1に残した記録を、図13の(a)(b)のような画面を介して携帯電話機1の表示部19に表示するようにしておくことで、いつでもどこでもログを容易に確認できるようになり、車両2のインスツルメントパネルに表示するよりも格段に便利である。また、第三者にも見せ易くなり、例えば、車両Cがなくとも、外部でサービスマンに記録を見せて話ができるといったように、従来にはない使い方ができる。
以上説明した本発明は、前記した実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。
例えば、携帯電話機1による通信を800MHz帯としたが、周波数帯がこれに限定されるものではない。また、携帯電話機1での通信を主として説明したが、無線LANによるIP(Internet Protocol)電話の携帯端末(携帯電話)等に本発明を適用してもよい。また、請求項の用語について、「空気圧の監視」が、空気圧の低下だけを監視するものであってもよい。また、「空気圧通知手段」が、空気圧の低下だけを通知する手段であってもよい。もちろん、携帯電話機1に標準で装備されているバイブレータ機能により通知するようにしてもよい。また、例えば、図6、図11、図12及び図13について、択一的な選択手法を示したが、選択手法がこれに限られるものではない。例えば、チェックボックスを画面に表示して、チェックボックスで車輪や項目を選択させるようにして、チェックボックスにチェックマークが入ったものについて、空気圧を表示させたり、データを登録させたり、ログ情報を表示させたりするようにしてもよい。
第1実施形態でのTPMSの概略構成を示す図である。 第1実施形態での空気圧センサユニットの構成を示す機能ブロック図である。 第1実施形態での携帯電話機の構成を示すと共に、この携帯電話機と携帯電話網と空気圧センサユニットとの通信関係を示す図である。 図3の主制御部の機能と入出力の関係を模式的に示す図である。 図4のTPMS監視制御部の動作を示すフローチャートである。 携帯電話の画面遷移図である。 第2実施形態での携帯電話機の構成を示すと共に、この携帯電話機と携帯電話網と空気圧センサユニットとの関係を示す図である。 図7の主制御部の機能と入出力の関係を示す図である。 図7の中継ユニットの構成を示すと共に、この中継ユニットと携帯電話機と空気圧センサユニットとの通信関係を示す図である。 第2実施形態のTPMSの動作を示すシーケンス図である。 (a)はセンサIDを登録する車輪を選択する画面であり、(b)はセンサIDを入力する画面である。 タイヤ交換日を登録する画面であり、(a)は交換したタイヤを選択する画面、(b)は確認画面を示す。 携帯電話機の記憶手段に記録されたログを閲覧する画面であり、(a)はタイヤ交換日を登録する画面であり、(a)は表示内容を選択する画面、(b)は表示画面を示す。
符号の説明
1、1’ 携帯電話機(携帯式の空気圧監視ユニット)
10A 主制御部(移動体無線通信手段、信号受信手段)
112 TPMS監視制御部(空気圧監視手段、空気圧通知手段)
14 TPMS無線通信部(信号受信手段)
15 移動体無線通信部(移動体無線通信手段)
18 音声出力部
19 表示部
2 タイヤ
3 空気圧センサユニット
53 無線通信基地局(無線基地局)
56 端末

Claims (6)

  1. 車輪に備えられた空気圧センサユニットが無線送信するタイヤの空気圧に関する信号を受信して、この信号に基づいてタイヤの空気圧を監視するように構成された空気圧監視システムに使用される携帯式の空気圧監視ユニットであって、
    音声出力部及び表示部の少なくとも一方に接続され、無線基地局を介して任意の端末と音声又は文字を含む通信を行う移動体無線通信手段と、
    前記空気圧センサユニットが所定のタイミングで無線送信する前記空気圧に関する信号を受信する信号受信手段と、
    前記受信した空気圧に関する信号を処理して空気圧の監視を行う空気圧監視手段と、
    前記監視の結果を前記音声出力部による音声及び前記表示部による視覚の少なくとも一方を介して通知する空気圧通知手段と、
    を携帯端末用の筐体に備えたこと、
    を特徴とする携帯式の空気圧監視ユニット。
  2. 音声入力部をさらに備えて、前記空気圧監視ユニットが携帯電話又はPHSとして構成されたこと、を特徴とする請求項1に記載の携帯式の空気圧監視ユニット。
  3. 前記空気圧に関する信号が、この信号を無線中継する車載中継ユニットを介して受信されるものであること、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯式の空気圧監視ユニット。
  4. 前記移動体無線通信手段が前記信号受信手段を兼ねること、を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の携帯式の空気圧監視ユニット。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の携帯式の空気圧監視ユニットと、
    車輪に備えられて、前記空気圧監視ユニットに所定のタイミングでタイヤの空気圧に関する信号を無線送信する空気圧センサユニットとを含んで構成されること、
    を特徴とする空気圧監視システム。
  6. 請求項1又は請求項2に記載の携帯式の空気圧監視ユニットと、車輪に備えられて、所定のタイミングでタイヤの空気圧に関する信号を無線送信する空気圧センサユニットとの間の通信を中継する車載中継ユニットであって、
    前記車載中継ユニットは、
    前記空気圧センサユニットが無線送信する前記空気圧に関する信号を受信するユニット側信号受信手段と、
    前記受信した空気圧に関する信号を増幅又は通信プロトコルを変換して無線送信するユニット側信号送信手段とを備えたこと、
    を特徴とする車載中継ユニット。
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