JP2005219389A - ロール状印字用紙搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造簡単にして、印字用紙に着脱を容易に行えるようにすると共に、廉価なロール状印字用紙搬送装置を得る。
【解決手段】 印字媒体であるロール状に巻回された印字用紙を回動可能に保持する用紙巻き軸と、前記印字用紙を長手方向に順逆双方向に搬送するためのフィードローラと、前記用紙巻き軸と前記フィードローラとを駆動する原動手段と、該原動手段の動力を前記用紙巻き軸と前記フィードローラとに伝達する伝動手段とを有するロール状印字用紙搬送装置において、用紙巻き軸による用紙搬送速度をフィードローラによる用紙搬送速度よりも低速に構成すると共に前記伝動手段と用紙巻き軸との間にスリップクラッチ手段を設ける。
【選択図】 図5

Description

本発明はロール状の用紙を搬送するロール状印字用紙搬送手段の構成に関する。
従来、ロール状印字用紙搬送装置において、ロール状に巻回された印字用紙の搬送時には、前記ロール状に巻回された印字用紙の慣性負荷により、前記ロール紙搬送手段に衝撃負荷がかかることにより送り量が乱れるという問題点があった。これを改善するために緩衝ローラにより緊張された印字用紙に弾力性をもたせることにより、印字用紙の搬送時に発生する衝撃負荷を緩和させているものがあった。このような従来例として「特開平11−246093号」がある。
図9を用いて従来例「特開平11−246093号」について説明する。ロール紙供給スクローラ(101)と図示せぬプラテンとの間の用紙搬送経路に、該経路を横切る方向にほぼ紙幅をカバーする長さを有する緩衝ローラ(103)を配備し、前記ロール紙供給スクローラ(101)から引き出されたロール紙(102)の引き出し部の横幅方向の略全域が、前記緩衝ローラ(103)にU字状に掛け渡されて図示せぬプラテン上に供給されるように成し、前記緩衝ローラ(103)を前後方向に平行移動自在に支承し、前記緩衝ローラ(103)を、前記ロール紙(102)の引き出し部にテンションを付勢する前進方向に付勢している。
特開平11-246093号公報
上述したように、従来技術においては、緩衝ローラにより緊張された印字用紙に弾力性をもたせることにより、印字用紙の搬送時に発生する衝撃負荷を緩和させていた。
本発明の目的は、構造簡単にして、印字用紙に着脱を容易に行えるようにすると共に、廉価なロール状印字用紙搬送装置を得ようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明においては、印字媒体であるロール状に巻回された印字用紙を回動可能に保持する用紙巻き軸と、前記印字用紙を長手方向に順逆双方向に搬送するためのフィードローラと、前記用紙巻き軸と前記フィードローラとを駆動する原動手段と、該原動手段の動力を前記用紙巻き軸と前記フィードローラとに伝達する伝動手段とを有するロール状印字用紙搬送装置において、用紙巻き軸による用紙搬送速度をフィードローラによる用紙搬送速度よりも低速に構成すると共に前記伝動手段と用紙巻き軸との間にスリップクラッチ手段を設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、緩衝ローラ、緩衝ばね、およびこれに付随する部材を設けることなく、フィードローラにロール状に巻回された印字用紙の慣性負荷がかからず、フィードローラと印字用紙とのグリップ部、用紙搬送モータ、および伝動手段に印字用紙の搬送時に発生する衝撃負荷を与えることがないので、印字用紙を正確に送ることができカラー印刷における重ね合わせ印刷を行っても用紙送り精度が向上し印刷品質が良くなる。また、構造が簡単にして廉価に信頼性および耐久性があると共に印字用紙の着脱も容易なロール状印字用紙搬送装置を得ることができる。
印字媒体であるロール状に巻回された印字用紙を回動可能に保持する用紙巻き軸と、前記印字用紙を長手方向に順逆双方向に搬送するためのフィードローラと、前記用紙巻き軸と前記フィードローラとを駆動する原動手段と、該原動手段の動力を前記用紙巻き軸と前記フィードローラとに伝達する伝動手段とを有するロール状印字用紙搬送装置において、用紙巻き軸による用紙搬送速度をフィードローラによる用紙搬送速度よりも低速に構成すると共に前記伝動手段と用紙巻き軸との間にスリップクラッチ手段を設ける。
以下発明の実施の形態を一実施例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る一実施例におけるロール紙プリント装置の外観を示す斜視図である。図2は、図1に示すロール紙プリント装置の用紙ホルダユニット2を開いた状態を示す斜視図である。図3は、図1に示すロール紙プリント装置の主要な断面の状態を示す主要断面図である。図4は、図3に示すロール紙プリント装置におけるプリントヘッド6がプリント可能な状態を示す動作説明図である。図5は、本発明の動作原理を示し、ロール状に巻回した印字用紙が最大径のときに印字用紙を巻き戻す状態を示す動作説明図である。図6は、ロール状に巻回した印字用紙が最大径のときに印字用紙を巻き取る状態を示す動作説明図である。図7は、ロール状に巻回した印字用紙が最小径のときに印字用紙を巻き戻す状態を示す動作説明図である。図8は、ロール状に巻回した印字用紙が最小径のときに印字用紙を巻き取る状態を示す動作説明図である。
図1、および図2を用いて、本発明に係る一実施例のロール紙プリント装置の概略の構成について説明する。図1に示すように、枠体1には、印字用紙8およびインクリボン19を容易に交換可能とするための用紙ホルダーユニット2が、枠体1に対して開閉可能に取り付けられている。また、用紙ホルダーユニット2には用紙排出口2aが設けられており、用紙排出口2aから排出された印字用紙8のカットクズを受けるための用紙受けポケット4が開閉可能に取り付けられている。また、図2に示すように、用紙ホルダーユニット2を開くことにより印字用紙8およびインクリボン19が容易に着脱可能となっている。
図3を用いて、図1に示すロール紙プリント装置の主要な構成について説明する。枠体1には、用紙ホルダーユニット2が用紙ホルダーユニット軸2bによって回動可能に取り付けられており、図1に示す閉じた状態と図2に示す開いた状態との間を回動可能となっている。用紙ホルダーユニット2の枠体を構成する用紙ホルダーユニット枠体3には用紙巻き軸7が回転自在に取り付けられており、用紙巻き軸7にはロール状に巻回された印字用紙8が装着されている。また、用紙ホルダーユニット枠体3には、下グリップローラ9と上グリップローラ10が互いにその間を通る印字用紙8を挟持するように回転自在に取り付けられている。下グリップローラ9と上グリップローラ10に隣接してプラテン11が回転可能に取り付けられている。
プラテン11に隣接して印字用紙8を搬送するためのフィードローラ12が回転可能に取り付けられ、フィードローラ12は後述する伝動手段22に連結され、伝動手段22は原動手段である用紙搬送モータ21に連結され、用紙搬送モータ21は図示せぬ制御回路に接続されている。また、フィードローラ12の外周上面にはピンチローラ13が、フィードローラ12との間に印字用紙8を挟持するように回転自在に取り付けられている。フィードローラ12と用紙排出口2aとの間には、印字用紙8をフィードローラ12から用紙排出口2aに案内するための用紙ガイド板14が設けられており、用紙ガイド板14の上方には印字用紙8が通過するための通路を隔てて第1ローラホルダ15および第2ローラホルダ17が設けられている。第1ローラホルダ15と第2ローラホルダ17との間には、印字用紙8の巻き癖を矯正するための巻き癖矯正ローラ16が回転自在に取り付けられており、用紙ガイド板14は、印字用紙8の巻き癖の方向と反対の方向に曲げるために巻き癖矯正ローラ16の外周の一部を囲むように形成されている。このように巻き癖矯正ローラ16と、巻き癖矯正ローラ16の外周の一部を囲むように形成されている用紙ガイド板14とにより巻き癖強制手段を構成している。
用紙巻き軸7に巻回された印字用紙8の端部8aは、引き出されて下グリップローラ9と上グリップローラ10との間を通り、プラテン11の外周の一部に巻き付いて、フィードローラ12とピンチローラ13との間を通り、用紙ガイド板14と、第1ローラホルダ15、巻き癖矯正ローラ16、第2ローラホルダ17との間に形成されている通路を通って用紙排出口2aから排出されるように装着されている。用紙巻き軸7に巻回されていたときの巻き癖がついている印字用紙8は、用紙ガイド板14と、第1ローラホルダ15、巻き癖矯正ローラ16、第2ローラホルダ17との間に形成されている通路を通ることによって、巻き癖矯正ローラ16の外周の一部を囲むように形成されている用紙ガイド板14により巻き癖と反対の方向に曲げられて巻き癖が矯正されるように構成されている。
更に、用紙ホルダーユニット枠体3には、インクリボン巻き軸18が回転自在に取り付けられており、インクリボン巻き軸18にはロール状に巻回されたインクリボン19が装着されている。インクリボン巻き軸18からプラテン11を隔てた反対側にはインクリボン巻き取り軸20が回転自在に取り付けられており、インクリボン巻き取り軸20には、インクリボン巻き軸18に装着されたインクリボン19の端部が引き出されて巻き取り可能に取り付けられている。インクリボン19にはイエロー、マゼンタ、シアンのインクがそれぞれ所定の領域を持って順次繰り返し塗布されている。
図4を用いて、プリントヘッド6が印字用紙8にプリントを行う場合の状態について説明する。枠体1には、先端部にプリントヘッド6が固着されているプリントヘッドホルダーユニット5が、プリントヘッドホルダーユニット軸5aによって回動可能に取り付けられており、プリントヘッドホルダーユニット5は、図示せぬプリントヘッドホルダーユニット駆動手段によって、図3に示す待機位置から回動させられて、図4に示すようにプリントヘッド6が、インクリボン19と印字用紙8を重ねてプラテン11に圧接する。
プリントヘッド6がプリントを行うには、第1ガイドローラ16および第2ガイドローラ19によって印字用紙8を搬送しながら行うが、印字用紙8は下記のようにして搬送される。用紙巻き軸7から下グリップローラ9と上グリップローラ10との間を通って伸びてきている印字用紙8は、プラテン11の上面に支えられると共にフィードローラ12とピンチローラ13とにより挟持され、更に、用紙ガイド板14と、第1ローラホルダ15および第2ローラホルダ18との間を通って用紙排出口2aから排出されるように、第1ガイドローラ16および第2ガイドローラ19によって案内されている。更に、印字用紙8の一部は、巻き癖矯正ローラ17と用紙ガイド板14とにより、巻き癖の方向と反対の方向に曲げられている。この状態で印字用紙8を適宜往復走行させながらイエロー、マゼンタ、シアンを順次印字用紙8にプリントすることによってカラープリントを行う。
図5を用いて、ロール状に巻回された印字用紙8が最大径のときに印字用紙8を巻き戻す状態について説明する。用紙巻き軸7には印字用紙8が巻回されており、印字用紙8の一端は引き出されてフィードローラ12とピンチローラ13とにより挟持されている。用紙巻き軸7は、第2スリップクラッチ板26と固着されており、第2スリップクラッチ板26は第1スリップクラッチ板25とフリクション結合されており、一定以上のトルク負荷がかかるとスリップするように構成されている。第1スリップクラッチ板25と第2スリップクラッチ板26とでスリップクラッチ手段を構成している。第1スリップクラッチ板25は伝動手段22に連結されている。
一方、フィードローラ12もフィードローラ軸23により、歯車およびプーリとベルト等で組み合わされた伝動手段22に連結されており、伝動手段22は、原動手段である用紙搬送モータ21の出力軸21aに連結されている。印字用紙8を送り出す際には、用紙搬送モータ21は矢印b方向に回転して、伝動手段22を介してクラッチ軸24、第1スリップクラッチ板25を矢印d方向に回転させ、第1スリップクラッチ板25からフリクションで動力を伝えられる第2スリップクラッチ板26を介して用紙巻き軸7を矢印e方向に46rpmで回転させ、直径10mmのフィードローラ12を矢印c方向に670rpmで回転させるように構成されており、ロール状に巻回された印字用紙8が最大径である直径145mmのときには、用紙巻き軸7は、外周の周速度即ち印字用紙8の搬送速度が280mm/sec.で回転しようとする。而るに、フィードローラ12の外周の周速度は351mm/sec.で回転し、印字用紙8は351mm/sec.で矢印f方向に送り出されるので、その差の、印字用紙8の搬送速度で71mm/sec.の分だけ、スリップクラッチ手段の第1スリップクラッチ板25と第2スリップクラッチ板26との間でスリップし、フィードローラ12と用紙巻き軸7との間の印字用紙8は緊張されている。
カラーサーマルプリンタにおいては、プリントを行う際には、先ず、印字用紙8を一画面分だけ上記のようにして送り出し、その後、後述するようにして、印字用紙8をインクリボン18と同じ搬送速度で用紙巻き軸7に巻き取る方向に一画面分だけ搬送させながら、プリントヘッド6で印字用紙8にプリントを行う。従って、仮に印字用紙8を装填したときに、ロール状に巻回された印字用紙8とフィードローラ12との間の印字用紙8が、図5に示すように緊張された状態であった場合には、フィードローラ12が回転を開始するときに、ロール状に巻回された印字用紙8の慣性負荷がフィードローラ12にかかり、フィードローラ12と印字用紙8とのグリップ部、用紙搬送モータ21、および伝動手段22に大きな負荷を与えることになる。しかし、現実に印字用紙8を装填するときには、ロール状に巻回された印字用紙8とフィードローラ12との間の印字用紙8は緊張された状態とはならず僅かにたるみがあるので、フィードローラ12と印字用紙8とのグリップ部、用紙搬送モータ21、および伝動手段22に大きな負荷を与えることはない。なお、印字用紙8を装填して一画面をプリントしてから次の一画面をプリントする場合には、後述するようにして、ロール状に巻回された印字用紙8とフィードローラ12との間の印字用紙8はたるんでいるので、フィードローラ12の搬送動作の開始時にはたるんだ印字用紙8を送ることになり、フィードローラ12にロール状に巻回された印字用紙8の慣性負荷がかかることはなく、フィードローラ12と印字用紙8とのグリップ部、用紙搬送モータ21、および伝動手段22に大きな負荷を与えることはない。
図6を用いて、ロール状に巻回された印字用紙8が最大径のときに印字用紙8を用紙巻き軸7に巻き取る状態について説明する。前述したように、プリントを行うときに印字用紙8を用紙巻き軸7に巻き取るので、巻き取る際の搬送速度は前述した巻き戻し動作の時の搬送速度より小さくなっている。印字用紙8を巻き取る際には、用紙搬送モータ21は矢印g方向に回転して、伝動手段22および前記スリップクラッチ手段の第1スリップクラッチ板25と第2スリップクラッチ板26を介して用紙巻き軸7を矢印k方向に7.4rpmで回転させ、直径10mmのフィードローラ12を矢印h方向に107.2rpmで回転させるように構成されており、ロール状に巻回された印字用紙8が最大径である直径145mmのときには、用紙巻き軸7は、外周の周速度即ち印字用紙8の搬送速度が44.8mm/sec.で回転する。一方、フィードローラ12の外周の周速度は56mm/sec.で回転し、印字用紙8は56mm/sec.で矢印m方向に送り出されるので、その差の、印字用紙8の搬送速度で11.2mm/sec.の分だけフィードローラ12と用紙巻き軸7との間の印字用紙8はたるんでくる。このように、印字用紙8の巻き取り動作により印字用紙8にたるみができるので、次の動作である印字用紙8を巻き戻しの際に、フィードローラ12にロール状に巻回された印字用紙8の慣性負荷がかかることはなく、フィードローラ12と印字用紙8とのグリップ部、用紙搬送モータ21、および伝動手段22に大きな負荷を与えることがない。
図7を用いて、ロール状に巻回された印字用紙8が最小径のときに印字用紙8を巻き戻す状態について説明する。印字用紙8を送り出す際には、用紙搬送モータ21は矢印n方向に回転して、伝動手段22を介してクラッチ軸24、第1スリップクラッチ板25を矢印q方向に回転させ、第1スリップクラッチ板25からフリクションで動力を伝えられる第2スリップクラッチ板26を介して用紙巻き軸7を矢印r方向に46rpmで回転させ、直径10mmのフィードローラ12を矢印p方向に670rpmで回転させるように構成されており、ロール状に巻回された印字用紙8が最小径である直径56mmのときには、用紙巻き軸7は、外周の周速度即ち印字用紙8の搬送速度が109mm/sec.で回転しようとする。而るに、フィードローラ12の外周の周速度は351mm/sec.で回転し、印字用紙8は351mm/sec.で矢印f方向に送り出されるので、その差の、印字用紙8の搬送速度で242mm/sec.の分だけ、スリップクラッチ手段の第1スリップクラッチ板25と第2スリップクラッチ板26との間でスリップし、フィードローラ12と用紙巻き軸7との間の印字用紙8は緊張されている。
図8を用いて、ロール状に巻回された印字用紙8が最小径のときに印字用紙8を用紙巻き軸7に巻き取る状態について説明する。印字用紙8を巻き取る際には、用紙搬送モータ21は矢印t方向に回転して、伝動手段22および前記スリップクラッチ手段の第1スリップクラッチ板25と第2スリップクラッチ板26を介して用紙巻き軸7を矢印w方向に7.4rpmで回転させ、直径10mmのフィードローラ12を矢印h方向に107.2rpmで回転させるように構成されており、ロール状に巻回された印字用紙8が最小径である直径56mmのときには、用紙巻き軸7は、外周の周速度即ち印字用紙8の搬送速度が17.4mm/sec.で回転する。一方、フィードローラ12の外周の周速度は56mm/sec.で回転し、印字用紙8は56mm/sec.で矢印x方向に送り出されるので、その差の、印字用紙8の搬送速度で38.6mm/sec.の分だけフィードローラ12と用紙巻き軸7との間の印字用紙8はたるんでくる。このように、前述したロール状に巻回された印字用紙8が最大径のときと同様に、印字用紙8の巻き取り動作により印字用紙8にたるみができるので、次の動作である印字用紙8を巻き戻しの際に、フィードローラ12にロール状に巻回された印字用紙8の慣性負荷がかかることはなく、フィードローラ12と印字用紙8とのグリップ部、用紙搬送モータ21、および伝動手段22に負荷を与えることがない。
次に、上述したように印字用紙8を搬送しながら印字用紙8へのプリント動作を説明する。まず印字用紙8を図6においては矢印m、図8においては矢印xの方向に搬送させながらインクリボン19のイエローを一画面分の印字領域にプリントした後、印字用紙8を一画面分戻して、次に印字用紙8を前回と同様に搬送させながらマゼンタを一画面分の印字領域にプリントし、更に印字用紙8を前回と同様に搬送させながらシアンを印字用紙8の一画面分の印字領域にプリントする。このようにインクリボン19のイエロー、マゼンタ、シアンの塗布されている領域を順次印字用紙8の一画面分の印字領域に対応させながらカラープリントを行う。
上述したように、本発明によれば、緩衝ローラ、緩衝ばね、およびこれに付随する部材を設けることなく、フィードローラにロール状に巻回された印字用紙の慣性負荷がかからず、フィードローラと印字用紙とのグリップ部、用紙搬送モータ、および伝動手段に印字用紙の搬送時に発生する衝撃負荷を与えることがないので、構造が簡単にして廉価に信頼性および耐久性があると共に印字用紙の着脱も容易なロール状印字用紙搬送装置を得ることができる。
本発明に係る一実施例におけるロール紙プリント装置の外観を示す斜視図である。 図1に示すロール紙プリント装置の用紙ホルダユニット2を開いた状態を示す斜視図である。 図1に示すロール紙プリント装置の主要な断面の状態を示す主要断面図である。 図3に示すロール紙プリント装置におけるプリントヘッド6がプリント可能な状態を示す動作説明図である。 本発明の動作原理を示し、ロール状に巻回した印字用紙が最大径のときに印字用紙を巻き戻す状態を示す動作説明図である。 ロール状に巻回した印字用紙が最大径のときに印字用紙を巻き取る状態を示す動作説明図である。 ロール状に巻回した印字用紙が最小径のときに印字用紙を巻き戻す状態を示す動作説明図である。 ロール状に巻回した印字用紙が最小径のときに印字用紙を巻き取る状態を示す動作説明図である。 従来例を要部を示す正面図である。
符号の説明
1 枠体
2 用紙ホルダーユニット
2a 用紙排出口
2b 用紙ホルダーユニット軸
3 用紙ホルダーユニット枠体
4 用紙受けポケット
5 プリントヘッドホルダーユニット
5a プリントヘッドホルダーユニット軸
6 プリントヘッド
7 用紙ホルダ
8 印字用紙
8a 用紙端部
9 下グリップローラ
10 上グリップローラ
11 プラテン
12 フィードローラ
13 ピンチローラ
14 用紙ガイド板
15 第1ローラホルダ
16 巻き癖矯正ローラ
17 第2ローラホルダ
18 インクリボン巻き軸
19 インクリボン
20 インクリボン巻き取り軸
21 用紙搬送モータ
22 伝動手段
23 フィードローラ軸
24 クラッチ軸
25 第1スリップクラッチ板
26 第2スリップクラッチ板

Claims (1)

  1. 印字媒体であるロール状に巻回された印字用紙を回動可能に保持する用紙巻き軸と、前記印字用紙を長手方向に順逆双方向に搬送するためのフィードローラと、前記用紙巻き軸と前記フィードローラとを駆動する原動手段と、該原動手段の動力を前記用紙巻き軸と前記フィードローラとに伝達する伝動手段とを有するロール状印字用紙搬送装置において、用紙巻き軸による用紙搬送速度をフィードローラによる用紙搬送速度よりも低速に構成すると共に前記伝動手段と用紙巻き軸との間にスリップクラッチ手段を設けたことを特徴とするロール状印字用紙搬送装置。
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