JP2005219295A - 印刷装置、印刷方法および印刷用プログラム - Google Patents

印刷装置、印刷方法および印刷用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザのニーズに合わせて種々のインデックス印刷を行うことが可能な印刷装置、印刷方法および印刷用プログラムを提供すること。
【解決手段】 多数の画像データを有する印刷対象データを印刷用紙Pに印刷させる印刷装置10であり、画像データを予め定められたレイアウトに配置し、複数の頁から構成される第1次イメージデータを形成する第1の画像形成手段130と、最終頁131における余白の大きさを判断する余白判断手段112と、最終頁131における余白の割合が一定以上である場合、レイアウト又は画像データが表示される際の寸法サイズの少なくとも一方を変更し、第2次イメージデータを形成する第2の画像形成手段115と、第2次イメージデータに基づくか、又は第2次イメージデータが形成されていない場合には第1次イメージデータに基づいて印刷を実行する印刷実行手段20と、を備えている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、印刷装置、印刷方法および印刷用プログラムに関する。
近年のスタンドアローン方式の印刷(以下、スタンドアローン印刷という。)が可能なプリンタの中には、インデックス印刷を行うことが可能なタイプが存在する。インデックス印刷とは、1つの印刷用紙の中に、小さい寸法サイズの画像(サムネイル画像)を複数並べて配置して印刷することである。かかるインデックス印刷は、特にデジタルカメラの普及に伴なって広く普及している。これは、デジタルカメラで撮影した画像データを、一覧状態とすると、視認性に優れ便利であるためである。特に、デジタルカメラと、スタンドアローン印刷可能なプリンタとの組み合わせにおいて、インデックス印刷が実行されることが多い。
ここで、スタンドアローン印刷を実行可能なプリンタでは、当該プリンタが具備するスロットに、デジタルカメラにて画像データが記録された記録媒体を差し込む。それにより、コンピュータを起動させなくても、当該デジタルカメラで撮影された画像データに対応するサムネイル画像を印刷可能となる。
図14に、インデックス印刷の一例を示す。この図に示すように、インデックス印刷が為された印刷用紙には、通常は、サムネイル画像と共に、当該画像データが撮影された日付等の情報が印刷される。なお、インデックス印刷に関しては、特許文献1記載の技術がある。
特開平11−321011号公報(要約、図6参照)
ところで、インデックス印刷を実行する場合、画像データが1枚の印刷用紙に収まりきらず、2枚等の複数枚に亘ることがある。複数枚に亘ってインデックス印刷が為される場合、最終頁に数少ないサムネイル画像のみが印刷され、残りの大部分が余白、といった状態が生じることがある。このような場合、ユーザは印刷用紙が無駄に消費された、と感じることが多い。また、かかる印刷態様は、印刷用紙およびインクの無駄となる。そのため、このような印刷態様は防止できることが望ましい。
ここで、インデックス印刷する際の印刷態様を、所定の印刷プレビューの表示で確認すして、上述の無駄を防止することは可能である。しかしながら、印刷の都度、印刷プレビューを表示させなければならないとすると、操作回数が多く、ユーザにとって煩わしくなる。また、スタンドアローン印刷においては、印刷プレビューを表示させることが難しいケースがある。また、コンピュータの操作・知識等が少ないユーザにとっては、印刷プレビューの存在すら知らないことがある。このため、大部分のユーザは、インデックス印刷に際して印刷プレビューを表示させることなく、印刷を実行しており、上述の印刷用紙の無駄を生じさせている。
また、現状のインデックス印刷では、印刷されるサムネイル画像のレイアウトおよび寸法サイズは、用紙サイズ毎に定まっており、ユーザ自身の好みに合わせて変更することはできない。したがって、印刷用紙の無駄を防ぐことが困難である。
また、例えば、使用する印刷用紙の枚数が同じであるならば、サムネイル画像の寸法サイズを大きくして見易くしたい、といったユーザの希望も存在する。しかしながら、現状のインデックス印刷では、このようなニーズにも対応していない。
ここで、上述の特許文献1には、インデックス印刷を利用して、スタンドアローン印刷を行うことが可能な技術内容が開示されている。しかしながら、かかる特許文献1記載の内容は、最終頁の無駄を防ぐこと、およびサムネイル画像の寸法サイズを変更して表示することとは関係がない。
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、ユーザのニーズに合わせて種々のインデックス印刷を行うことが可能な印刷装置、印刷方法および印刷用プログラムを提供しよう、とするものである。
上記課題を解決するために、複数の画像データを有する印刷対象データを印刷対象物に印刷させるための印刷装置において、印刷対象データに基づいて、画像データを予め定められたレイアウトに配置して、印刷対象物に印刷させる際の複数の頁から構成される第1次イメージデータを形成する第1の画像形成手段と、第1次イメージデータのうち、最終頁における余白の大きさを判断する余白判断手段と、余白判断手段で最終頁における余白の割合が一定以上であると判断された場合に、第1次イメージデータを構成するレイアウト又は画像データが表示される際の寸法サイズのうち少なくとも一方を変更して、第2次イメージデータを形成する第2の画像形成手段と、第2次イメージデータが形成されている場合には当該第2次イメージデータに基づいて、又は第2次イメージデータが形成されていない場合には第1次イメージデータに基づいて、印刷を実行する印刷実行手段と、を具備している。
このように構成した場合には、複数の画像データを有する印刷対象データに基づいて、第1次イメージデータが形成される。余白判断手段では、この第1次イメージデータに基づいて、最終頁における余白の大きさが判断される。この余白判断手段で、余白の割合が一定以下であると判断された場合には、第2の画像形成手段によって第1次イメージデータを構成するレイアウト又は画像データが表示される際の寸法サイズのうち少なくとも一方が変更され、第2次イメージデータが形成される。そして、この第2次イメージデータが形成された場合には、当該第2次イメージデータに基づいて、また第2次イメージデータが形成されない場合には、第1次イメージデータに基づいて、印刷実行手段によって印刷が実行される。
このように、第1次イメージデータにおける最終頁の余白が一定以下の場合には、表示態様が変更された第2次イメージデータが構成されるので、ユーザが自身の好みに応じた第2次イメージデータを作成して、印刷対象物に印刷させることができる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、第1の画像形成手段は、画像データに対して圧縮処理を行って第1のサムネイル画像データを形成すると共に、第2の画像形成手段は、画像データに対して第1の画像形成手段とは異なる圧縮処理を行って第2のサムネイル画像データを形成するものである。
このように構成した場合には、第1のサムネイル画像データとは異なるサムネイル画像データが、第2の画像形成手段で形成される。それにより、ユーザは自身の好みに応じて作成した第2のサムネイル画像データを配列した状態の第2次イメージデータを作成して、印刷することが可能である。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、第2の画像形成手段は、第2のサムネイル画像データの寸法サイズを、第1のサムネイル画像データと比較して小さくする変更を行うものである。
このように構成した場合には、第2次イメージデータにおいては、変更により小さくなった第2のサムネイル画像データが表示される。このため、第2次イメージデータでは、1頁当たりに表示される第2のサムネイル画像データの個数を多くすることが可能となる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、第1のサムネイル画像データを第2のサムネイル画像データへとするサイズ変更に伴なって、第2次イメージデータでは、該第2のサムネイル画像データの1頁当たりの個数が増えると共に、当該1頁当たりの第2のサムネイル画像データの個数の増加に伴なって、第2次イメージデータにおいては、第1次イメージデータの最終頁に存在している第1のサムネイル画像データに対応する第2のサムネイル画像データが、当該最終頁よりも前の頁に含まれるものである。
このように構成した場合には、最終頁に存在していた第1のサムネイル画像データが、第2のサムネイル画像データを作成したことに伴なって、最終頁よりも前の頁に含まれ、第2次イメージデータが形成される。それにより、第1次イメージデータにおける最終頁が印刷対象物に印刷されない。そのため、当該最終頁に対応する分だけ、印刷対象物の無駄を防止することが可能となる。また、ユーザは余分にインク及び印刷対象物を消費するのを防止でき、印刷コストを削減できると共に紙等の無駄防止により環境的にも好ましくなる。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、第2の画像形成手段は、第2のサムネイル画像データの寸法サイズを、第1のサムネイル画像データと比較して大きくする変更を行うものである。
このように構成した場合には、第2次イメージデータにおいては、変更により大きくなった第2のサムネイル画像データが表示される。このため、第2次イメージデータでは、1頁当たりに表示される第2のサムネイル画像データの個数を少なくすることが可能となる。また、インデックス印刷が為された状態では、個々のサムネイル画像が見易くなる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、第1のサムネイル画像データを第2のサムネイル画像データへとするサイズ変更に伴なって、第2次イメージデータでは、該第2のサムネイル画像データの1頁当たりの個数が減ると共に、当該1頁当たりの第2のサムネイル画像データの個数の減少に伴なって、第2次イメージデータにおいては、第1次イメージデータの最終頁よりも前の頁に存在している第1のサムネイル画像データに対応する第2のサムネイル画像データの一部が、第2次イメージデータにおける最終頁に含まれるものである。
このように構成した場合には、最終頁の前の頁に存在していた第1のサムネイル画像データのうちの一部が、第2のサムネイル画像データを作成したことに伴なって、最終頁に含まれ、第2次イメージデータが形成される。それにより、第1次イメージデータにおける最終頁で生じていた余白部分が減少し、印刷用紙を無駄に使用した、との印象を抱かずに済む。また、インデックス印刷が為された状態では、個々のサムネイル画像が見易くなる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、画像データのサイズ変更は、第1次イメージデータの一部の頁に対して為されると共に、当該一部の頁以外の頁に対しては為されないものである。
このように構成した場合には、第1次イメージデータの一部の画像データのみが、サイズ変更される。そのため、ユーザは、適宜、印刷される印刷用紙の枚数が少なくなるように一部の画像データのみを小さくして詰め込んだり、逆に特定の画像データのみを見易くするように拡大する等、自身で様々な工夫を凝らすことができる。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第2の画像形成手段は、画像データの寸法サイズの変更に伴なって、第2次イメージデータの特定の頁の内部において、多種類の寸法サイズの画像データが組み合わされる態様にレイアウトの変更を行うものである。
このように構成した場合には、第2イメージデータの特定の頁においては、多種類の寸法サイズの画像データが組み合わされる態様で表示/印刷される。そのため、ユーザは、適宜、印刷される印刷用紙の枚数が少なくなるように複数のレイアウトを組み合わせたり、逆に特定の画像データを見易くするように拡大するレイアウトを組み合わせる等、ユーザの希望に合わせて、様々な表示態様とすることができる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第2の画像形成手段は、第1次イメージデータを構成する画像データの行方向および列方向の少なくとも一方の配置個数を変更することによって、レイアウト変更が為された第2次イメージデータを形成するものである。
このように構成した場合には、確実にレイアウト変更が為され、第2次イメージデータにおいては、表示/印刷される画像データの個数を変更することができる。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第2の画像形成手段は、第1次イメージデータを構成する画像データの縦横比の変更を行うものである。
このように構成した場合には、確実にレイアウト変更が為され、第2次イメージデータにおいては、表示/印刷される画像データの個数を変更することができる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第2次イメージデータが形成されていない場合には第1次イメージデータに基づいて、又は第2次イメージデータが形成されている場合には第2次イメージデータに基づいて、解像度変換処理を実行する解像度変換手段と、解像度変換が為された第1次イメージデータ又は第2次イメージデータに基づいて、色変換処理を実行する色変換手段と、色変換処理によって色変換処理が為された画像データに対して、ハーフトーン処理を行う階調変換手段と、ハーフトーン処理によって生成されたビットマップデータから、印刷データを生成する処理を行う駆動制御情報作成手段と、駆動制御情報作成手段によって作成された印刷データを、印刷実行手段側に出力する出力手段と、を具備するものである。
このように構成した場合には、解像度変換手段によって、第1次イメージデータ又は第2次イメージデータに基づいて、解像度変換処理が実行される。また、色変換手段によって、解像度変換処理が為された画像データに対して、色変換処理が実行される。また、階調変換手段によって、色変換処理が為された画像データに対して、ハーフトーン処理が為される。また、駆動制御情報作成手段によって、ビットマップデータに基づいて印刷データが生成される。さらに、出力手段によって、この印刷データが印刷実行手段側に出力される。このようにすれば、第1次イメージデータ又は第2次イメージデータに基づいて、印刷実行手段によって印刷を実行することが可能となる。
また、他の発明は、複数の画像データを有する印刷対象データを印刷対象物に印刷させるための印刷方法において、印刷対象データに基づいて、画像データを予め定められたレイアウトに配置して、印刷対象物に印刷させる際の複数の頁から構成される第1次イメージデータを形成する第1の画像形成ステップと、第1次イメージデータのうち、最終頁における余白の大きさを判断する余白判断ステップと、余白判断ステップで最終頁における余白の割合が一定以上であると判断された場合に、第1次イメージデータを構成するレイアウト又は画像データが表示される際の寸法サイズのうち少なくとも一方を変更して、第2次イメージデータを形成する第2の画像形成ステップと、第2次イメージデータが形成されている場合には当該第2次イメージデータに基づいて、又は第2次イメージデータが形成されていない場合には第1次イメージデータに基づいて、印刷を実行する印刷実行ステップと、を具備するものである。
このように構成した場合、第1の画像形成ステップでは、複数の画像データを有する印刷対象データに基づいて、第1次イメージデータが形成される。また、余白判断ステップでは、第1次イメージデータに基づいて、最終頁における余白の大きさが判断される。この余白判断ステップで、余白の割合が一定以下であると判断された場合には、第2の画像形成ステップにおいて第1次イメージデータを構成するレイアウト又は画像データが表示される際の寸法サイズのうち少なくとも一方が変更され、第2次イメージデータが形成される。そして、第2次イメージデータが形成された場合には、当該第2次イメージデータに基づいて、また第2次イメージデータが形成されない場合には、第1次イメージデータに基づいて、印刷実行ステップによって印刷が実行される。
このように、第1次イメージデータにおける最終頁の余白が一定以下の場合には、表示態様が変更された第2次イメージデータが構成されるので、ユーザが自身の好みに応じた第2次イメージデータを作成して、印刷対象物に印刷させることができる。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、第2次イメージデータが形成されていない場合には第1次イメージデータに基づいて、又は第2次イメージデータが形成されている場合には第2次イメージデータに基づいて、解像度変換処理を実行する解像度変換ステップと、解像度変換が為された第1次イメージデータ又は第2次イメージデータに基づいて、色変換処理を実行する色変換ステップと、色変換処理によって色変換処理が為された画像データに対して、ハーフトーン処理を行う階調変換ステップと、ハーフトーン処理によって生成されたビットマップデータから、印刷データを生成する処理を行う駆動制御情報作成ステップと、駆動制御情報作成ステップによって作成された印刷データを、印刷実行ステップ側に出力する出力ステップと、を具備するものである。
このように構成した場合には、解像度変換ステップによって、第1次イメージデータ又は第2次イメージデータに基づいて、解像度変換処理が実行される。また、色変換ステップにおいて、第1次イメージデータ又は第2次イメージデータに基づいて、色変換処理が実行される。また、階調変換ステップにおいて、色変換処理が為されたイメージ画像に対して、ハーフトーン処理が為される。また、駆動制御情報作成ステップにおいて、ビットマップデータに基づいて印刷データが生成される。さらに、出力ステップにおいて、この印刷データが印刷実行手段側に出力される。このようにすれば、第1次イメージデータ又は第2次イメージデータに基づいて、印刷実行ステップにおいて印刷を実行することが可能となる。
また、他の発明は、複数の画像データを有する印刷対象データを印刷対象物に印刷させるための印刷装置をコンピュータにより制御して印刷を行うコンピュータ読み取り可能な印刷用プログラムにおいて、コンピュータを、印刷対象データに基づいて、画像データを予め定められたレイアウトに配置して、印刷対象物に印刷させる際の複数の頁から構成される第1次イメージデータを形成する第1の画像形成手段、第1次イメージデータのうち、最終頁における余白の大きさを判断する余白判断手段、余白判断手段で最終頁における余白の割合が一定以上であると判断された場合に、第1次イメージデータを構成するレイアウト又は画像データが表示される際の寸法サイズのうち少なくとも一方を変更して、第2次イメージデータを形成する第2の画像形成手段、として機能させるものである。
このように構成した場合には、複数の画像データを有する印刷対象データに基づいて、第1次イメージデータが形成される。余白判断手段では、この第1次イメージデータに基づいて、最終頁における余白の大きさが判断される。この余白判断手段で、余白の割合が一定以下であると判断された場合には、第2の画像形成手段によって第1次イメージデータを構成するレイアウト又は画像データが表示される際の寸法サイズのうち少なくとも一方が変更され、第2次イメージデータが形成される。そして、この第2次イメージデータが形成された場合には、当該第2次イメージデータに基づいて、また第2次イメージデータが形成されない場合には、第1次イメージデータに基づいて、別途の印刷実行手段によって印刷が実行される。
このように、第1次イメージデータにおける最終頁の余白が一定以下の場合には、表示態様が変更された第2次イメージデータが構成されるので、ユーザが自身の好みに応じた第2次イメージデータを作成して、印刷対象物に印刷させることができる。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、第1の画像形成手段、余白判断手段、および第2の画像形成手段に加えて、コンピュータを、第2次イメージデータが形成されていない場合には第1次イメージデータに基づいて、又は第2次イメージデータが形成されている場合には第2次イメージデータに基づいて、解像度変換処理を実行する解像度変換手段、解像度変換が為された第1次イメージデータ又は前記第2次イメージデータに基づいて、色変換処理を実行する色変換手段、色変換処理によって色変換処理が為された画像データに対して、ハーフトーン処理を行う階調変換手段、ハーフトーン処理によって生成されたビットマップデータから、印刷データを生成する処理を行う駆動制御情報作成手段、駆動制御情報作成手段によって作成された印刷データを、印刷実行手段側に出力する出力手段、として機能させるものである。
このように構成した場合には、解像度変換手段によって、第1次イメージデータ又は第2次イメージデータに基づいて、解像度変換処理が実行される。また、色変換手段によって、解像度変換処理が為された画像データに対して、色変換処理が実行される。また、階調変換手段によって、色変換処理が為された画像データに対して、ハーフトーン処理が為される。また、駆動制御情報作成手段によって、ビットマップデータに基づいて印刷データが生成される。さらに、出力手段によって、この印刷データが印刷実行手段側に出力される。このようにすれば、第1次イメージデータ又は第2次イメージデータに基づいて、印刷実行手段によって印刷を実行することが可能となる。
本発明によると、ユーザのニーズに合わせて種々のインデックス印刷を行うことが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態に係る印刷装置について、図1から図12に基づいて説明する。なお、以下の説明においては、プリンタ20とコンピュータ60との組合せを、印刷装置10と称する。かかる印刷装置10の概念には、プリンタ20とコンピュータ60とがケーブル、ネットワーク等を介して接続されているもの、またはプリンタ20の内部にコンピュータ60が組み込まれ、いわゆるスタンドアローン印刷を行えるもののいずれの場合も含まれる。
最初に、印刷実行手段としてのプリンタ20の構成の概略について説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る印刷装置10の概略構成を示す図である。また、図2は、印刷装置10のうち、制御回路40を中心としたプリンタ20の主要部の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、プリンタ20は、紙送りモータ21によって印刷対象物(以下、印刷用紙Pとする。)を搬送する副走査送り機構と、キャリッジモータ22によってキャリッジ24を紙送りローラ23の軸方向に往復動させる主走査送り機構とを有している。ここで、副走査送り機構による印刷用紙Pの送り方向を副走査方向といい、主走査送り機構によるキャリッジ24の移動方向を主走査方向という。
また、プリンタ20は、キャリッジ24に搭載され、印刷ヘッド25を備えた印刷ヘッドユニット30と、この印刷ヘッドユニット30を駆動してインクの吐出およびドット形成を制御するヘッド駆動機構(不図示)と、これらの紙送りモータ21、キャリッジモータ22、印刷ヘッドユニット30および操作パネル38との信号のやり取りを司る制御回路40とを備えている。
次に、印刷ヘッド25の構成について、図1を参照しつつ説明する。
キャリッジ24には、図1に示すように、DY(ダークイエロー)のインクを収納したカートリッジ31、LM(ライトマゼンタ)のインクを収納したカートリッジ32、LC(ライトシアン)のインクを収納したカートリッジ33、K(ブラック)のインクを収納したカートリッジ34、シアン(C)のインクを収納したカートリッジ35、マゼンタ(M)のインクを収納したカートリッジ36、イエロー(Y)のインクを収納したカートリッジ37の7つのインクカートリッジ31〜37が着脱可能に搭載される。
なお、搭載されるカートリッジは、7色に限られるものではなく、4色、6色および8色等、何色分であっても良い。また、カートリッジ31〜37に充填されるインクは、染料系インクには限られず、顔料系インク等、他の種類のインクを搭載しても良い。
キャリッジ24の下部には印刷ヘッド25が設けられている。印刷ヘッド25には、インク吐出箇所としてのノズルが印刷用紙Pの搬送方向に列状に配置され、それぞれの色のインクに対応したノズル列を形成している。
また、キャリッジ24の下部に設けられ、各インクに対応づけられたノズル列には、ノズル毎に、電歪素子の1つであって応答性に優れたピエゾ素子(不図示)が配置されている。ピエゾ素子は、インク通路を形成する壁面に接する位置に設置されていて、このピエゾ素子の作動によって当該壁面が押されて、インク通路の端部にあるノズルからインク滴を吐出することが可能となっている。ここで、ピエゾ素子は、電圧の印加により結晶構造が歪み、極めて高速に電気−機械エネルギの変換を行う。
本実施の形態では、ピエゾ素子の両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加することにより、ピエゾ素子が電圧の印加時間だけ伸張し、インク通路の一側壁を変形させる。この結果、インク通路の体積はピエゾ素子の伸張に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクが、インク滴となって、ノズルの先端から高速に吐出される。このインク滴が紙送りローラ23に沿わされた印刷用紙Pに染み込むことにより、ドットが形成されて印刷が行われる。インク滴の大きさは、ピエゾ素子への電圧の印加方法によって変更することができる。これにより、例えば、大、中、小の3種類の異なる大きさのドットを形成することができる、いわゆるMSDT(Multi Size Dot Technology)に対応可能となる。
なお、印刷ヘッド25は、ピエゾ素子を用いたピエゾ駆動方式に限られず、その他の方式を用いても良い。その他の方式としては、例えば、インクをヒータで加熱し、発生する泡の力を利用するヒータ方式、磁歪素子を用いる磁歪方式、静電気力を利用した静電方式、ミストを電界で制御するミスト方式等が、主な方式として挙げられる。
制御回路40は、コネクタ47を介してコンピュータ60に接続されている。コンピュータ60は、後述するようにプリンタ20用のドライバプログラムを搭載し、入力装置であるキーボードや、マウス等の操作によるユーザの指令を受け付ける。また、コンピュータ60は、プリンタ20における種々の情報を表示装置の画面表示によりユーザに提示するユーザインターフェイスを構成している。
印刷用紙Pを搬送する副走査送り機構は、紙送りモータ21の回転を紙送りローラ23と用紙搬送ローラ(不図示)とに伝達するギヤトレイン(不図示)を備える。また、プリンタ20は、キャリッジ24の下面と対向する部位にプラテン(不図示)を具備している。印刷に際しては、プラテンの上部を用紙が副走査方向に滑りながら移動する。
また、キャリッジ24を往復動させる主走査送り機構は、紙送りローラ23の軸と並行に架設されキャリッジ24を摺動可能に保持する摺動軸26と、キャリッジモータ22との間に無端の駆動ベルト27を張設するプーリ28と、キャリッジ24の原点位置を検出するとともに、後述する印刷補正用パターンを検出するための光学センサ29とを備えている。なお、光学センサ29は、光を印刷用紙Pに対して投射する光源と、印刷用紙Pからの反射光を対応する画像信号に変換するラインセンサ(または、CCD素子)とによって構成されている。
図2に示すように、制御回路40は、CPU(Central Processing Unit)41、プログラマブルROM(P−ROM(Read Only Memory))43、RAM(Random Access Memory)44、文字のドットマトリクスを記憶したキャラクタジェネレータ(CG(Character Generator))45、およびEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)46を備えた算術論理演算回路として構成されている。
この制御回路40は、さらに、外部のモータ等とのインタフェース(I/F(Interface))であるI/F専用回路50と、このI/F専用回路50に接続され印刷ヘッドユニット30を駆動してインクを吐出させるヘッド駆動回路52と、紙送りモータ21およびキャリッジモータ22を駆動するモータ駆動回路54とを備えている。
I/F専用回路50は、パラレルインタフェース回路を内蔵しており、コネクタ47を介してコンピュータ60から供給される印刷信号PSを受け取ることができる。
次に、印刷装置10のコンピュータ60の構成について、図3を参照しつつ説明する。
図3に示すように、コンピュータ60は、CPU61、ROM62、RAM63、HDD(Hard Disk Drive)64、ビデオ回路65、I/F66、バス67、表示装置68、入力装置69および外部記憶装置70によって構成されている。
ここで、CPU61は、ROM62やHDD64に格納されているプログラムに従って各種演算処理を実行するとともに、装置の各部を制御する制御部である。
ROM62は、CPU61が実行する基本的なプログラムやデータを格納しているメモリである。記憶手段であるRAM63は、CPU61が実行途中のプログラムや、演算途中のデータ等を一時的に格納するメモリである。
HDD64は、CPU61からの要求に応じて、記録媒体であるハードディスクに記録されているデータやプログラムを読み出すとともに、CPU61の演算処理の結果として発生したデータを前述したハードディスクに記録する記録装置である。
ビデオ回路65は、CPU61から供給された描画命令に応じて描画処理を実行し、得られた画像データを映像信号に変換して表示装置68に出力する回路である。
供給手段であるI/F66は、入力装置69および外部記憶装置70から出力された信号の表現形式を適宜変換するとともに、プリンタ20に対して印刷信号PSを出力する回路である。
バス67は、CPU61、ROM62、RAM63、HDD64、ビデオ回路65およびI/F66を相互に接続し、これらの間でデータの授受を可能とする信号線である。
表示装置68は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)モニタやCRT(Cathode Ray Tube)モニタによって構成され、ビデオ回路65から出力された映像信号に応じた画像を表示する装置である。
入力装置69は、例えば、キーボードやマウスを指し、ユーザの操作に応じた信号を生成して、I/F66に供給する装置である。
外部記憶装置70は、例えば、CD−ROM(Compact Disk-ROM)ドライブユニット、MO(Magneto Optic)ドライブユニット、FDD(Flexible Disk Drive)ユニットによって構成され、CD−ROMディスク、MOディスク、FDに記録されているデータあるいはプログラムを読み出してCPU61に供給する装置である。また、MOドライブユニットおよびFDDユニットの場合には、CPU61から供給されたデータを、MOディスクまたはFDに記録する装置である。
図4は、コンピュータ60に実装されているプログラムおよびドライバの機能について説明する図である。なお、これらの機能は、コンピュータ60のハードウエアと、HDD64に記録されているソフトウエアとが協働することにより実現される。この図に示すように、コンピュータ60には、アプリケーションプログラム81、ビデオドライバプログラム82、およびプリンタドライバプログラム90が実装されており、これらが所定のオペレーティングシステム(OS)の下で動作している。
これらのうち、アプリケーションプログラム81は、例えば、画像処理プログラムであり、ディジタルカメラ等から取り込まれた画像データから、インデックス印刷を行う際に必要なサムネイル画像データを形成する処理を行って、所定の配置レイアウトに変更する処理を実行する。また、アプリケーションプログラム81は、プリンタドライバプログラム90およびビデオドライバプログラム82に出力する際にも実行される。
このアプリケーションプログラム81は、図4に示すように、キャラクタ発生モジュール82、サムネイル形成モジュール83、余白判断モジュール84、表示モジュール85、モード判断モジュール86、サムネイル再形成モジュール87、ページ自動指定モジュール88を構成要素として有している。
なお、この実施の形態では、サムネイル形成モジュール83と、サムネイル再形成モジュール87とを、別個のモジュールとしているが、これらは共通のモジュールとしても良い。
また、ビデオドライバプログラム82は、ビデオ回路65を駆動するためのプログラムであり、例えば、アプリケーションプログラム81から供給された画像データに対してガンマ処理やホワイトバランスの調整等を行った後、映像信号を生成して表示装置68に供給して表示させる際に実行される。
プリンタドライバプログラム90は、解像度変換モジュール91、色変換モジュール92、色変換テーブル93、ハーフトーンモジュール94、記録率テーブル95、印刷データ生成モジュール96、および分散テーブル97、送信モジュール98を構成要素として有しており、アプリケーションプログラム81によって生成された画像データに対して後述する種々の処理を施して印刷データを生成し、プリンタ20に供給する際に実行される。
図5は、上述のアプリケーションプログラム81およびプリンタドライバプログラム90の各モジュールに対応する手段を表すブロック図である。この図に示すように、アプリケーションプログラム81およびプリンタドライバプログラム90の各モジュールがCPU61によってHDD64から読み込まれ、一時的にRAM63に記憶される。それにより、文字情報発生手段110、第1の画像形成手段111、余白判断手段112、表示手段113、モード判断手段114、第2の画像形成手段115、ページ指定手段116、解像度変換手段117、色変換手段118、階調変換手段119、駆動制御情報作成手段120、出力手段121の各手段が、機能的な構成として擬似的に構成される。なお、以下の説明においては、機能的な構成である、各手段に基づいて説明する。また、擬似的な構成であるこれら各手段は、バス67を介して、互いに接続されている。
ここで、文字情報発生手段110は、CPU61、RAM63等にキャラクタ発生モジュール82が読み込まれることにより構成される。また、第1の画像形成手段111は、CPU61、RAM63等にサムネイル形成モジュール83が読み込まれることにより構成される。また、余白判断手段112は、CPU61、RAM63等に余白判断モジュール84が読み込まれることにより構成される。また、表示手段113は、CPU61、RAM63等に表示モジュール85が読み込まれることにより構成される。また、モード判断手段114は、CPU61、RAM63等にモード判断モジュール86が読み込まれることにより構成される。
また、第2の画像形成手段115は、CPU61、RAM63等にモード再形成モジュール87が読み込まれることにより構成される。また、ページ指定手段116は、CPU61、RAM63等にページ自動指定モジュール88が読み込まれることにより構成される。また、解像度変換手段117は、CPU61、RAM63等に解像度変換モジュール91が読み込まれることにより構成される。また、色変換手段118は、CPU61、RAM63等に色変換モジュール92および色変換テーブル93が読み込まれることにより構成される。
また、階調変換手段119は、CPU61、RAM63等にハーフトーンモジュール94および記録率テーブル95が読み込まれることにより構成される。また、駆動制御情報作成手段120は、CPU61、RAM63等に印刷データ生成モジュール96および分散テーブル97が読み込まれることにより構成される。出力手段121は、CPU61、RAM63等に送信モジュール98が読み込まれると共に、I/F66とにより構成される。
これらのうち、文字情報発生手段110は、アプリケーションプログラム81において文字コードおよび制御コード等に基づいて、文字情報を作成して表示装置68を介して、文字を表示する手段である。また、第1の画像形成手段111は、アプリケーションプログラム81を起動させて第1のサムネイル画像データ(図7〜図11における、サムネイル画像Lに対応するデータ)を形成すると共に、形成されたサムネイル画像データを、印刷用紙Pのサイズに合わせて所定のレイアウトに配置する手段である。この第1の画像形成手段111での処理を行うことにより、インデックス印刷を行う際の、第1段階の印刷イメージ(第1次イメージ画像130(図7〜図11参照)が作成される。
なお、図7〜図11においては、第1次イメージデータが表示装置68において表示されている態様を、符号130を付している。以下の説明においては、第1次イメージデータに基づいて、表示装置68において表示される画像を、第1次イメージ画像130とする。また、後述する第2次イメージデータについても、同様に扱う。
また、余白判断手段112は、第1の画像形成手段111によって形成された、第1次イメージデータに基づく第1次イメージ画像130における最終頁(以下、最終頁131(図7〜図11参照)とする。)の余白の割合がどの程度であるか判断する手段である。この余白判断手段112での余白の割合の判断に際しては、最終頁131に基づいて、文字/画像等からなる印刷領域132(図7〜図9参照)が作成される。そして、この印刷領域132が、最終頁131のトップからどの程度の割合だけ存在するかを判断する。
また、表示手段113は、上述の余白判断手段112での判断の結果、最終頁131において余白の割合が一定以上存在する場合(印刷領域132が一定以下しか存在しない場合)、その旨をユーザにウィンドウ形式(以下、通知ウィンドウ140と称する。)で通知するための手段である。図6は、通知ウィンドウ140の形式を示す図である。この図に示す通知ウィンドウ140では、最終頁131において余白の割合が多い旨(最終頁131において印刷される領域が少ない旨)のメッセージ141が表示されると共に、最終頁131の印刷をどのようにするかについてのモードを選択するモード選択部142が表示される。
なお、モード選択部142において選択される最終頁131の印刷パターンとしては、例えば、(A)節約印刷モード、(B)リッチ印刷モード、(C)最終頁印刷中止モード、および(D)最終頁印刷実行モード、の夫々が、一例として挙げられる。このうち、(A)の節約印刷モードでは、サムネイル画像Lの寸法サイズから、より小さく表示されるように、第2のサムネイル画像データ(図7〜図11においてサムネイル画像Sに対応するデータ)を形成すると共に、該第2のサムネイル画像データに基づいてレイアウトを変更する。この場合、第1の画像形成手段111で形成された最終頁131の1つ前の頁(以下、最終前頁133(図7〜図11参照)と称する。)に、最終頁131に存在しているサムネイル画像Lに対応するサムネイル画像Sが収まるように配置され、印刷用紙Pが節約される。
また、(B)のリッチ印刷モードでは、最終頁131において余白を生じさせずに有効に印刷させる状態とする。すなわち、リッチ印刷モードでは、サムネイル画像Lの寸法サイズから、より大きく表示されるように、第2のサムネイル画像データ(図7〜図11においてサムネイル画像Sに対応するデータ)を形成すると共に、該第2のサムネイル画像データに基づいてレイアウトを変更する。この場合、第1の画像形成手段111で形成された最終頁131において、サムネイル画像Sが存在する領域を広くし、余白を狭めるようにする。
また、(C)の最終頁印刷中止モードでは、最終頁131の印刷のみを中止する。また、(D)の最終頁印刷実行モードでは、最終頁131を、そのままの余白の割合が多い状態で印刷させる。
なお、かかる4つのモードは、印刷の都度、表示されるようにしても良く、また一度いずれかのモードに設定した後に、今後このモードで印刷するように、設定情報として保存しても良い。また、モード選択部142に表示されるモードは、上述の4つには限られない。すなわち、上述の4つのモードの中では、(A)のモードの重要度が一番高いものの、(A)〜(D)のモードの中から少なくとも1つを削除する(少なくとも2つのモードのうち、いずれかのモードが選べる状態として、他のモードを削除する)ようにしても良い。また、(A)〜(D)以外の他のモードを選択可能なように、モード選択部142に追加するようにしても良い。他のモードの例としては、頁毎に印刷するモードを自由に選べる自由選択モード等がある。
また、モード判断手段114は、表示手段113で表示される通知ウィンドウ140のモード選択部142において、どのモードが選択されたかを判断するための手段である。すなわち、上述の(A)〜(D)のいずれのモードが選択されたのかが、当該モード判断手段114にて判断される。
また、第2の画像形成手段115は、モード選択部142で(A)の節約印刷モードを選択した場合、または(B)のリッチ印刷モードを選択した場合に、第1のサムネイル画像データとは異なる圧縮処理を施した第2のサムネイル画像データを形成すると共に、この第2のサムネイル画像データに基づいて、レイアウトを変更して、新たなレイアウトに第2のサムネイル画像データを配置する手段である。
この第2の画像形成手段115は、(A)の節約印刷モードの場合には、サムネイル画像Lよりも小さい寸法サイズのサムネイル画像Sを表示すべく、第2のサムネイル画像データを形成する。また、かかる形成と共に、寸法サイズの小さなサムネイル画像Sが、印刷用紙Pにおいて多数配置されるように、夫々の第2のサムネイル画像データの配置箇所を変更する処理を実行する。それにより、第1の画像形成手段111で形成された最終頁131がなくなると共に、新たに第2次イメージデータが形成される。この第2次イメージデータに基づいて、表示装置68で第2次イメージ画像150が表示されると(図7〜図11参照)、最終頁131に相当する頁がなくなり、1頁分だけ頁数が低減される。
すなわち、第2次イメージ画像150においては、第1次イメージ画像130における最終前頁133に対応する頁が、最後の頁となる。
ここで、例えばサムネイル画像Lのサイズ変更によって、m0 ×n0 個からm1 ×n1 個へとサムネイル画像Sの配置のレイアウトが変更された場合、p1 ×m1 ×n1 −(p1 ×m0 ×n0 )個分のサムネイル画像Sの空白が、最終前頁133に生じることになる。そのため、最終頁131に存在するサムネイル画像Lがx個であり、m0 はレイアウト変更前の行方向(図7〜図11中、縦方向)のサムネイル画像Lの個数、m1 は同様にレイアウト変更後の行方向の個数、n0 は同様にレイアウト変更前の列方向(図7〜図11中、横方向)の個数、n1 は同様にレイアウト変更後の列方向の個数、p1 は同様にレイアウト変更後の頁数とすると、
p1 ×m1 ×n1 −(p1 ×m0 ×n0 )>x
という関係を満たせば、最終頁131を削減することができる。
なお、第1のサムネイル画像データ、および第2のサムネイル画像データに対応させて、サイズテーブルを用意することになるが、このサイズテーブルには、例えば「小・中・大」と3段階のサイズデータを準備する。デフォルトでは、「中」のサイズデータが選択される設定となっていて、例えばA4サイズの印刷用紙Pの場合には、10行×8列の計80個のサムネイル画像L,Sが配置される。また、「小」のサイズデータを選択した場合には、例えばA4サイズで80個よりも多いサムネイル画像L,S(例えば10行×9列の計90個、11行×9列の計99個等)が配置される。また、「大」のサイズデータを選択した場合には、例えばA4サイズで80個よりも少ないサムネイル画像L,S(例えば9行×8列の計72個、9行×7列の計63個等)が配置される。
なお、かかるサムネイル画像L,Sが配置される個数は、ユーザが設定画面において、自身で設定することを可能としても良い。この設定においては、ユーザは行方向におけるサムネイル画像L,Sの配置個数と、列方向におけるサムネイル画像L,Sの配置個数とを設定することになる。また、サムネイル画像L,Sが配置される個数に関する設定は、「小」の場合に限られず、「大」のサイズのサムネイル画像L,S、および「中」のサイズのサムネイル画像L,Sを設定する場合であっても良い。
図7は、インデックス印刷を行うに際して、第1次イメージデータ(図中、(A)の第1次イメージ画像130を表示する段階)から第2次イメージデータ(図中、(B)の第1次イメージ画像130を表示する段階)を形成する場合において、(A)の節約印刷モードを選択した際の処理のイメージを示す図である。この図に示すように、第2の画像形成手段115での処理を経て第2次イメージ画像150を表示する過程において、(A)の節約印刷モードを選択した場合には、サムネイル画像Lからサムネイル画像Sへと、より寸法サイズが小さくなるように変更される。また、サムネイル画像Lのサイズ変更に伴ない、サムネイル画像Sを配置するレイアウトが変更され、図7において(B)に示す状態となる。
図8は、図7と同様にインデックス印刷を行う際に、(B)のリッチ印刷モードを選択した際の処理のイメージを示す図である。この図に示すように、(B)のリッチ印刷モードを選択した場合には、サムネイル画像Lからサムネイル画像Sへと、より寸法サイズが大きくなるように変更される。また、サムネイル画像Lのサイズ変更に伴ない、サムネイル画像Sを配置するレイアウトが変更され、図8において(A)に示す状態から(B)に示す状態となる。
また、図9に示すように、(B)のリッチ印刷モードを選択した場合において、サムネイル画像Lのレイアウトを変更する処理を、インデックス印刷が為される印刷対象データの全体に対して行わずに、第1次イメージデータ(第1次イメージ画像130に対応)の一部に対してのみ行うようにしても良い。一部に対してのみ、サムネイル画像Lの配置レイアウト変更を行うことを可能とする場合、図6に示す通知ウィンドウ140にて、かかる項目を設けるようにすれば良い。図9においては、(A)に示す状態から、(B)に示す状態となる。この過程においては、最終前頁133に存在するサムネイル画像Lのうちの一部のみが、より大きな寸法サイズへと変更される。なお、かかる一部に対しての配置のレイアウトの変更は、(A)の節約印刷モードにおいて行っても良い。
また、図10に示すように、(A)の節約印刷モード、又は(B)のリッチ印刷モードにおいて、同一の頁の内部であっても、サムネイル画像Sのレイアウトを複数組み合わせることが可能となるようにしても良い。図10は、その一例を示す。この図10に示すように、例えば、A4サイズにおいて上部にはサムネイル画像Sが5行×8列分だけ配置されると共に、下部にはサムネイル画像Sが5行×9列分だけ配置されるように、レイアウトを構成しても良い。なお、レイアウトを複数組み合わせる場合、2つのレイアウトの組み合せのみならず、3つ以上のレイアウトの組み合わせとしても良い。
また、図11に示すように、(A)の節約印刷モード、又は(B)のリッチ印刷モードにおいて、サムネイル画像Sの縦横比を変更するようにしても良い。すなわち、現状のサムネイル画像L,Sでは、縦横比が固定的であり、その変更が不可能となっているが、サムネイル画像Sの配置個数を変更することを可能とするために、ユーザが認識可能な程度に当該サムネイル画像Sの縦横比を変更するようにしても良い。図11に示す例では、(A)に示す長方形状のサムネイル画像Lから、(B)に示す正方形状のサムネイル画像Sとなるように、サムネイル画像Lとサムネイル画像Sとの間で縦横比が変更されている。
また、解像度変換手段117は、アプリケーションプログラム81から供給された画像データの解像度を、印刷ヘッド25の解像度に応じて変換する処理を行う手段である。また、色変換手段118は、RGB(Red, Green, Blue)表色系によって表現されている画像データを、色変換テーブル98を参照して、CMYK(Cyan, Magenta, Yellow, Black)表色系の印刷データに変換する処理を行うための手段である。
また、階調変換手段119は、後述するようなディザ処理により、上述の色変換手段118での処理終了後にCMYK表色系によって表されている印刷データを、記録率テーブル100を参照して、例えば、大、中、小の3種類のドットの組み合わせからなるビットマップデータに変換するための手段である。
また、駆動制御情報作成手段120は、上述の階調変換手段119で作成されたビットマップデータから、各主走査時のドットの記録状態を示すラスタデータと、副走査送り量を示すデータとを含む印刷データを生成して、プリンタ20に供給するための手段である。また、駆動制御情報作成手段120は、階調変換手段119で作成されたビットマップデータから、各主走査時のドットの記録状態を示すラスタデータを生成する際に、分散テーブル97が格納している分散データを参照してドットを印刷する。
なお、駆動制御情報作成手段120によって作成された駆動制御情報は、プリンタ20に供給され、印刷用紙P上に駆動制御情報に応じたインク滴のドットが滴下される。
以上のような印刷装置10を用いて、各種のデータを印刷する場合の処理の流れについて、図12に示すフローチャートに基づいて説明する。
ステップS10:ユーザがインデックス印刷を実行させる場合、まず印刷に先立って、アプリケーションプログラム81を起動させる。この場合、CPU61は、HDD64からアプリケーションプログラム81を読み込んで、インデックス印刷の際に必要となる第1のサムネイル画像データ(サムネイル画像Lに対応)を作成する準備を行う。
ステップS11:ユーザがアプリケーションプログラム81において、例えばHDD64のハードディスクまたはフラッシュメモリを利用したメモリカードに記録されている、画像データ群を指定する。それによって、第1の画像形成手段111は、当該画像データ群の夫々のデータサイズを圧縮し、多数の第1のサムネイル画像データを形成する。この場合、予め記憶されているサイズデータに基づいて、所定の大きさのサムネイル画像データが作成される。
ステップS12:第1の画像形成手段111は、予め設定されている、印刷用紙Pに応じたレイアウトに基づいて、作成された第1のサムネイル画像データを配置する。例えば、A4サイズの印刷用紙Pの場合であって、1頁当たり80個のサムネイル画像Lが80個印刷される設定の場合には、かかる個数分の第1のサムネイル画像データをレイアウト1頁分の中に収める処理を行う。それによって、ユーザは、インデックス印刷を実行する際の印刷イメージを、表示装置68にて閲覧することが可能となる。なお、かかるサムネイル画像Lを配置したレイアウトが、第1次イメージ画像130に対応する。
ステップS13:画像データに付属している情報が存在する場合には、文字情報発生手段110は、その付属情報に基づいて文字情報(図7〜図11における文字情報134)を作成する。ここで、付属情報には、画像データの番号データ、撮影した日付に関する日付データ、および必要に応じて他のデータ等がある。なお、このステップS13は、上述のステップS11,12に先立って実行するようにしても良い。
なお、例えばプリンタ20にて、スタンドアローン印刷を行う場合等も存在するため、サムネイル画像Lおよび文字情報134は、必ずしも表示装置68で表示可能でなくても良い。
ステップS14:第1次イメージデータ(第1次イメージ画像130)が形成された後に、CPU61は、ユーザが印刷する指令を与えたか否かを判断する。この場合において、ユーザが印刷する指令を与えたと判断した場合(Yesの場合)には、次のステップS15へ進行する。また、印刷する指令が与えられていないと判断した場合(Noの場合)には、再びこのステップS14の前に戻る。
ステップS15:インデックス印刷が実行された場合、余白判断手段112は、プリンタドライバプログラム81へのデータ転送に先立って、第1次イメージ画像130の最終頁131の余白の割合(印刷領域132の割合)がどの程度であるか判断する。この判断においては、最終頁131のレイアウトの中で配置される第1のサムネイル画像データ(サムネイル画像Lに対応)の個数をカウントすることにより行う。しかしながら、かかる個数カウントにより、最終頁131の余白の割合を判断せずに、最終頁131のレイアウトの中で配置される第1のサムネイル画像データ(サムネイル画像Lに対応)の最終位置によって、余白の割合を判断しても良い。
なお、最終頁131における余白の割合が一定以上であると判断された場合(サムネイル画像Lの個数が一定以下の場合、ステップS15においてYesの場合)には、次のステップS16に進行する。また、最終頁131における余白の割合が一定以下であると判断された場合(サムネイル画像Lの個数が一定以上の場合、ステップS15においてNoの場合)には、後述するステップS21に進行する。
ステップS16:余白の割合が一定以上であると判断された場合(ステップS15においてYesの場合)、表示手段113が作動し、この表示手段113によって、コンピュータ60の表示装置68に通知ウィンドウ140(図6参照)が表示される。そして、この通知ウィンドウ140において、最終頁131において余白の割合が多い旨のメッセージ141をユーザに対して表示させる。また、この通知ウィンドウ140には、モード選択部142が表示され、このモード選択部142において、ユーザは最終頁131の印刷形態が選択可能となる。
ステップS17:モード判断手段114は、上述のモード選択部142において、ユーザが最終頁131の印刷形態として、どの印刷形態を選択したかを判断する。なお、この判断においては、(A)の節約印刷モード又は(B)のリッチ印刷モードを選択したか否かが判断され、Yesの場合には、次のステップS18に進行する。また、Noの場合、すなわち、(C)又は(D)を選択した場合には、後述するステップS25に進行する。
ステップS18:ステップS17においてYesの場合、続いて(A)の節約印刷モードが選択されたのか、または(B)のリッチ印刷モードを選択したのかが判断される。この場合において、(A)の節約印刷モードを選択した場合(Yesの場合)には、次のステップS19に進行する。また、(B)のリッチ印刷モードを選択したと判断された場合には、後述するステップS20に進行する。
ステップS19:ユーザがモード選択部142において、(A)の節約印刷モード」を選択した場合、第2の画像形成手段115が作動して、画像データの再構築を行い、第2次イメージデータ(第2次イメージ画像150に対応)が形成される。この再構築に際しては、上述したように、図7に示すサムネイル画像Lからサムネイル画像Sへと、より寸法サイズが小さくなるように変更される。
また、サイズ変更に伴ない、サムネイル画像Sを配置するレイアウトが変更される。それにより、図7において(B)に示すように、1頁当たりに配置されるサムネイル画像Sの個数が多くなる。それにより、最終頁131に存在していたサムネイル画像Lに対応するサムネイル画像Sが最終前頁133に移行した状態の、第2次イメージ画像150が作成/表示される。また、第1次イメージ画像130の最終頁131に対応する頁が削減され、最終頁131の印刷を行わずに済む。なお、このステップS19を経過した場合、次にステップS21に進行する。
ステップS20:ユーザがモード選択部142において、(B)のリッチ印刷モードを選択した場合、上述のステップS19の場合と同様に、第2の画像形成手段115が作動して、画像データの再構築を行う。なお、この画像データの再構築で表示される第2次イメージ画像150では、図8に示すサムネイル画像Lからサムネイル画像Sへと、より寸法サイズが大きくなるように変更される。また、サイズ変更に伴ない、1頁当たりに配置されるサムネイル画像Sの個数が少なくなる。それにより、最終頁131に存在する、サムネイル画像Sの個数が多くなる。なお、このステップS20を経過した場合、次にステップS21に進行する。
ステップS21:上述のようにして、節約印刷モード又はリッチ印刷モードに対応する第2次イメージデータ(第2次イメージ画像150)が作成された場合、または余白が一定未満であって第1次イメージデータ(第1次イメージ画像130)のみの作成に留まった場合、アプリケーションプログラム81での処理から、プリンタドライバプログラム90での処理へと移行する。この場合、予め待機状態にあるプリンタドライバプログラム90に対して、OSを介した後にジョブデータを所定の部位に記録する。そして、解像度変換手段117は、第1次イメージデータ又は第2次イメージデータに基づくジョブデータの解像度を、プリンタ20の解像度(以下、「印刷解像度」と称する)に変換する。
ここで、第2次イメージデータ又は第1次イメージデータに基づくジョブデータの解像度が、印刷解像度よりも低い場合には、解像度変換手段117は、線形補間等により隣接する原画像データの間に新たなデータを生成することで、解像度変換を行う。逆に、第2次イメージデータ又は第1次イメージデータに基づく画像データの解像度が印刷解像度よりも高い場合には、一定の割合で画像データを間引く等の処理を行うことにより、解像度変換を行う。
ステップS22:続いて、色変換手段118が起動され、色変換処理が実行される。色変換処理とは、R,G,Bの階調値からなる画像データを、プリンタ20で使用するDY,LM,LC,K,C,M,Y等の各色の階調値を表す多階調データに変換する処理である。この処理は、R,G,Bの夫々の組み合わせから構成される色を、プリンタ20で表現するためのDY,LM,LC,K,C,M,Yの組み合わせに対応させて記憶している色変換テーブル98を用いて行われる。
なお、上述の色変換テーブル98は、DY,LM,LC,K,C,M,Yの7色の場合についてであるが、当該色変換テーブル98は、7色に限られない。例えば、4色のカートリッジを有する場合には、色変換テーブルも、C,M,Y,Kといった具合に4色分存在し、これらの組み合わせによって用紙上において表現される。
ステップS23:次に、階調変換手段119は、上述の色変換手段118によって色変換が為された画像データに対して、ハーフトーン処理を行う。ここで、ハーフトーン処理とは、原画像データの階調値(本実施の形態では256階調)をプリンタ20が画素毎に表現可能な階調値に減色する処理をいう。ここで、「減色」とは、色を表現する階調の数を減らすことをいう。なお、具体的には、例えば、「ドットの形成なし」、「小ドットの形成」、「中ドットの形成」、および「大ドットの形成」の4階調への減色を行う。
ステップS24:次に、駆動制御情報作成手段120は、ステップS23のハーフトーン処理によって生成されたビットマップデータから、印刷データを生成する処理を実行する。ここで、印刷データとは、各主走査時のドットの記録状態を示すラスタデータと、副走査送り量を示すデータとを含むデータである。なお、印刷データを生成する際には、ドットの分散処理が実行される。また、この印刷データが生成された場合、後述するステップS27に進行する。
ステップS25:上述のステップS17の判断において、Noの場合には、続いて(C)の最終頁印刷中止モードを選択したのか、または(D)の最終頁印刷実行モードを選択したのか、の判断がされる。すなわち、(C)を選択したか否かが判断され、Yesの場合には、次のステップS26に進行する。また、Noの場合、すなわち(C)の最終頁印刷中止モードを選択したと判断された場合には、通常の印刷処理と同様となる。そのため、この場合は、上述のステップS21に進行する。
ステップS26:上述のステップS25においてYesと判断された場合、すなわちモード判断手段114が(C)の印刷形態であると判断した場合には、ページ指定手段116が自動的に起動される。このページ指定手段116は、第1次イメージ画像130に基づく印刷を実行するに際して、最終前頁133まで印刷させると共に最終頁131の印刷を行わないように、自動設定を行い、当該自動設定に関する情報を、印刷データ(印刷信号PS)の中に組み込む。なお、このステップS26の後に、上述のステップS21に進行する。そして、以後の処理は上述のステップS21以降と同様である。
ステップS27:出力手段121は、ステップS20の印刷データ生成処理により生成された印刷データを、プリンタ20に対して出力する。なお、上述の印刷データは所定のページ記述言語にて記述されており、かかるページ記述言語で記載された印刷データがプリンタ20に対して出力/送信される。以上のようにして、コンピュータ60側における処理が終了する。
ステップS28:続いて、プリンタ20側において印刷データが受信され、かかる印刷データに応じて、プリンタ20は、印刷処理を実行する。すなわち、プリンタ20のCPU41は、キャリッジ24を、例えば、ホームポジション(不図示)に移動させるとともに、印刷用紙Pを、該印刷用紙Pの排出側に移動させて、該印刷用紙Pの印刷範囲の先端が、印刷ヘッド25の直下に来るようにする。
次に、CPU41は、キャリッジモータ22を駆動して、印刷ヘッド25を印刷用紙Pの先端部の右端まで移動させる。次に、ヘッド駆動回路52は、印刷しようとするデータを印刷ヘッド25に供給し、所定の色のインクを吐出させるとともに、主走査方向にキャリッジ24を移動させつつ、紙送りモータ21により印刷用紙Pを副走査方向に順次移動させる。このような動作を繰り返すことにより、コンピュータ60から供給された印刷データに基づいて、第1次イメージ画像130又は第2次イメージ画像150に対応する画像データを、印刷用紙Pに印刷させることができる。以上の動作を所定時間継続した後に、印刷動作が終了する。
以上のようにして、印刷用紙Pに対してインデックス印刷が実行され、図7から図11に示すような状態となる。
このような構成の印刷装置10によると、インデックス印刷用の印刷対象データに基づいて、第1次イメージデータが形成され、この第1イメージデータに基づいて、余白判断手段112で最終頁131の余白の割合が判断される。そして、余白判断手段112で、余白の割合が一定未満であると判断された場合には、第2の画像形成手段115によって、第2次イメージデータが形成される。この第2次イメージデータが形成された場合には、第2次イメージ画像150に基づいて、プリンタ20によって印刷が実行される。
このため、ユーザには、インデックス印刷に際して、最終頁131の印刷態様に関する情報が与えられ、ユーザは、かかる情報に基づいて、適切なモードで印刷を実行することができる。それによって、ユーザは、自身の好みに応じた第2次イメージ画像150を作成/表示させて、印刷用紙Pに印刷させることができる。
なお、第1の画像形成手段111が作成する第1のサムネイル画像データと、第2の画像形成手段115が作成する第2のサムネイル画像データとでは、圧縮処理が異なっているため、ユーザが、自身の好みに応じた第2次イメージ画像150を作成/表示して、印刷を行うことが可能となっている。
ここで、ユーザが(A)の節約印刷モードを選択した場合には、第2次イメージ画像150においては、小さい寸法サイズのサムネイル画像Sが表示される。このため、第2次イメージデータを形成し、第2次イメージ画像150を表示させると、1頁当たりに表示されるサムネイル画像Sの個数を多くすることが可能となる。また、かかるサムネイル画像Sが、最終頁131よりも前の頁に含まれる場合、この最終頁131が印刷用紙Pに印刷されない。そのため、当該最終頁131に対応する分だけ、印刷用紙Pの無駄を防止することが可能となる。
また、ユーザは余分にインク及び印刷用紙Pを消費するのを防止でき、印刷コストを削減できると共に紙等の無駄防止により環境的にも好ましくなる。
また、ユーザは、インデックス印刷を行うに際して、印刷プレビューにて、印刷する際の印刷態様を所定の印刷プレビューの表示にて確認する作業が不要となる。このため、印刷の都度、印刷プレビューを表示させなければならない、といった煩わしさから開放させることができる。また、コンピュータの知識等が少なく、印刷プレビューの存在すら知らないユーザにとっても、インデックス印刷に際して、用紙等の印刷用紙Pの無駄を確実に防止することが可能となり、初心者に優しい印刷装置10とすることができる。
さらに、ユーザが(B)のリッチ印刷モードを選択した場合には、第2次イメージ画像150においては、大きい寸法サイズのサムネイル画像Sが表示される。このため、第2次イメージデータを形成し、第2次イメージ画像150を表示させると、1頁当たりに表示されるサムネイル画像Sの個数を少なくすることができる。また、1頁当たりに表示されるサムネイル画像Sの個数を少なくする場合、ユーザにとっては個々のサムネイル画像Sが見易くなる。かかるサムネイル画像Sを形成する場合、最終頁131から頁数が増えない設定で表示させれば、第1次イメージ画像130を形成した段階で生じていた、最終頁131における印刷用紙Pの余白部分を減少させることができる。それにより、ユーザは印刷用紙Pを無駄に使用した、との印象を抱かずに済む。
また、ユーザが(C)の最終頁印刷中止モードを選択した場合、最終頁131の印刷が実行されない。この場合にも、(A)の節約印刷モードと同様に、印刷用紙Pの無駄を防止することが可能となる。また、ユーザは余分にインク及び印刷用紙Pを消費するのを防止でき、印刷コストを削減できると共に紙等の無駄防止により環境的にも好ましくなる。
なお、ユーザが(D)の最終頁印刷実行モードを選択した場合には、従来通りのインデックス印刷を実行することができる。
また、図9に示すように、サムネイル画像Lの寸法サイズの変更は、第1次イメージ画像130の一部の頁に対して為されるようにしても良い。この場合には、ユーザは、適宜、印刷される印刷用紙Pの枚数が少なくなるように、一部のサムネイル画像Lのみを小さくして詰め込んだり、逆に特定のサムネイル画像Lのみを見易くするように拡大する等、自身の好みに応じて、様々な表示態様を選択することができる。
また、図10に示すように、同一頁の内部においても、多種類の寸法サイズのサムネイル画像Sが組み合わせされるレイアウトを採用することも可能である。この場合には、ユーザは、適宜、印刷される印刷用紙Pの枚数が少なくなるように複数の寸法サイズのサムネイル画像Sを組み合わせるレイアウトを採用したり、逆に頁数が増加しない範囲において、特定のサムネイル画像Sを見易くするように拡大する等の、ユーザの希望に合わせた様々な表示態様を実現することができる。
また、作成されるサムネイル画像Sは、サムネイル画像Lと比較して、行方向および列方向の少なくとも一方の配置個数を変更すれば、確実にレイアウト変更が為され、表示/印刷されるサムネイル画像Sの個数を変更することができる。
さらに、図11に示すように、第2の画像形成手段115は、表示されているサムネイル画像Lの寸法サイズの縦横比を変更するようにしても良い。この場合にも、サムネイル画像Lの表示状態から、当該サムネイル画像Lの行方向又は列方向の配置個数が変更され、表示/印刷されるサムネイル画像Sの個数を変更することができる。
また、第2次イメージデータ(第2次イメージ画像150)が形成されるか否かに係らず、解像度変換手段117、色変換手段118、階調変換手段119、駆動制御情報作成手段120および出力手段121を経て、印刷データをプリンタ20側に出力することができる。そのため、いかなる場合でも、複数の画像データから構成される印刷対象データに基づいて、印刷を確実に実行することが可能となる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて述べる。
上述の実施の形態では、コンピュータ60はコネクタ47を介して接続される形態となっている。しかしながら、コンピュータ60は、コネクタ47を介して接続される形態には限られない。例えば、赤外線、ブルートゥース等のワイヤレス方式で、プリンタ20との間で情報の送受信を行うものも、コンピュータ60に該当する。また、コンピュータ60は、デスクトップ型/ノート型等のパーソナルコンピュータには限られず、情報携帯端末をコンピュータとしても良い。
また、上述の実施の形態では、アプリケーションプログラム81側で、第1次イメージデータ(第2次イメージ画像130)および第2次イメージデータ(第2次イメージ画像150)を形成している。しかしながら、アプリケーションプログラム81側ではなく、プリンタドライバプログラム90側で、第1次イメージデータ(第1次イメージ画像130)および第2次イメージデータ(第2次イメージ画像150)の作成を行うようにしても良い。この場合、少なくとも上述のサムネイル形成モジュール83、余白判断モジュール84、表示モジュール85、モード判断モジュール86、サムネイル再形成モジュール87を、プリンタドライバプログラム90が有する状態となる。
また、プリンタドライバプログラム90によって、第1次イメージデータ(第1次イメージ画像130)および第2次イメージデータ(第2次イメージ画像150)を作成/表示させる場合、第1次イメージ画像130に表示されるサムネイル画像Lの全体レイアウトを、頁ごと単純に縮小するようにしても良い。この場合、例えば最終前頁133を縮小することによって生じた余白部分に、最終頁131に表示されているサムネイル画像Lを盛り込むようにして、最終頁131の印刷の無駄を省くようにしても良い。なお、かかる機能は、アプリケーションプログラム81が具備する構成としても良い。
また、上述の実施の形態では、(A)〜(D)のモードを例示して説明している。しかしながら、ユーザが選択できるモードは、この他に種々追加したり、(A)〜(D)のモードのうちのいずれかを削除することも可能である。他のモードの例としては、印刷対象データのうち、例えば古い画像データ、新しい画像データ等の特定の画像データのみを省いて、最終頁131の印刷を省略するように設定しても良い。
また、例えばA4サイズで印刷する場合において、最終前頁133および最終頁131のインデックス印刷のレイアウトを例えばB5サイズに自動的に縮小する、といった具合に、特定の頁分だけ、用紙サイズを変更した場合のレイアウトを活用して印刷するようにしても良い。
また、上述の実施の形態では、プリンタ20として、インクジェット方式のプリンタを例示して説明している。しかしながら、プリンタ20は、インクジェット方式には限られず、レーザ方式、熱転写方式、ワイヤードットインパクト方式、ドラムインパクトプリント方式等、種々の方式のプリンタに対して、本発明を適用することが可能である。
また、上述の実施の形態では、インデックス印刷を行う場合、サムネイル画像L,Sをm行n列の表形式に配列する場合について説明している。しかしながら、サムネイル画像の配列の形式は、かかる表形式の配列には限られない。例えば、リッチ印刷モードを選択した場合には、サムネイル画像Sが図13に示すようなレイアウトとなる第2次イメージデータ(第2次イメージ画像150)を形成しても良い。この図13に示すレイアウトでは、サムネイル画像Sが、菱形を為す状態で配置されている。
また、サムネイル画像Sを配置するレイアウトは、これ以外にも、例えば円形状、楕円状、その他の種々の形状(乗り物、建物、花模様等)を起草させるように構成しても良い。なお、この場合、種々の形態の配置レイアウトから、ユーザの意思によって自由に選択できるようにしても良い。
また、上述の実施の形態では、第1の画像形成手段111および第2の画像形成手段115は、矩形状のサムネイル画像L,Sが表示されるように、第1のサムネイル画像データを形成している。しかしながら、表示されるサムネイル画像Lは、矩形状には限られない。例えば、サムネイル画像L,Sを円形状、楕円形状、菱形状、その他の種々の形状(乗り物、建物、花模様等)に加工して、表示するようにしても良い。
また、上述の実施の形態では、サムネイル画像を印刷するインデックス印刷を行う場合について説明している。しかしながら、かかる印刷は、インデックス印刷には限られない。例えば、画像データが当初からサムネイル画像サイズ並の寸法サイズである等の場合には、そのままの画像データを、上述のように特定のレイアウトとなるように並べて印刷可能である。
本発明の印刷装置、印刷方法および印刷用プログラムは、インクジェット式プリンタ、レーザ方式プリンタといった、プリンタに関する産業において利用することができる。また、コンピュータソフトウエア関連の産業において利用することができる。
本発明の一実施の形態に係る印刷装置の主要部分の概略構成を示す図である。 図1に示す印刷装置中の制御回路を中心としたプリンタの主要部の構成を示すブロック図である。 図1に示す印刷装置中のコンピュータの詳細な構成を示すブロック図である。 図1に示す印刷装置中のコンピュータに実装されている各種プログラムの詳細を示す図である。 図1に示す印刷装置中のコンピュータにおいて、各種プログラムが読み込まれることによって構成される各手段を示すブロック図である。 図1に示す印刷装置において、表示装置に表示される通知ウィンドウの一例を示す図である。 図1に示す印刷装置においてインデックス印刷を行うに際して、(A)の節約印刷モードを選択した際の処理のイメージを示す図である。 図1に示す印刷装置においてインデックス印刷を行うに際して、(B)のリッチ印刷モードを選択した際の処理のイメージを示す図である。 図8と同様に(B)のリッチ印刷モードを選択した場合において、サムネイル画像のレイアウトを変更する処理を、一部のサムネイル画像に対してのみ行う場合の処理のイメージを示す図である。 図1に示す印刷装置において、同一の頁の内部でサムネイル画像のレイアウトを複数組み合わせる場合の処理のイメージを示す図である。 図1に示す印刷装置において、サムネイル画像の縦横比を変更する場合の処理のイメージを示す図である。 図1に示す印刷装置において、インデックス印刷を行う際の処理の流れを説明するフローチャートである。 本発明の変形例に係り、第2次イメージ画像により表示されるサムネイル画像が、菱形を為す状態で配置される場合の処理のイメージを示す図である。 従来の技術において、インデックス印刷の一例を示す図である。
符号の説明
10…印刷装置
20…プリンタ
21…紙送りモータ
22…キャリッジモータ
23…紙送りローラ
24…キャリッジ
25…印刷ヘッド
30…印刷ヘッドユニット
40…制御回路
60…コンピュータ
81…アプリケーションプログラム
90…プリンタドライバプログラム
110…文字情報発生手段
111…第1の画像形成手段
112…余白判断手段
113…表示手段
114…モード判断手段
115…第2の画像形成手段
116…ページ指定手段
117…解像度変換手段
118…色変換手段
119…階調変換手段
120…駆動制御情報作成手段
121…出力手段
130…第1次イメージ画像(第1次イメージデータに対応)
131…最終頁
132…印刷領域
133…最終前頁
140…通知ウィンドウ
141…メッセージ
142…モード選択部
150…第2次イメージ画像(第2次イメージデータに対応)
P…印刷用紙
L,S…サムネイル画像

Claims (15)

  1. 複数の画像データを有する印刷対象データを印刷対象物に印刷させるための印刷装置において、
    上記印刷対象データに基づいて、上記画像データを予め定められたレイアウトに配置して、上記印刷対象物に印刷させる際の複数の頁から構成される第1次イメージデータを形成する第1の画像形成手段と、
    上記第1次イメージデータのうち、最終頁における余白の大きさを判断する余白判断手段と、
    上記余白判断手段で上記最終頁における上記余白の割合が一定以上であると判断された場合に、上記第1次イメージデータを構成する上記レイアウト又は上記画像データが表示される際の寸法サイズのうち少なくとも一方を変更して、第2次イメージデータを形成する第2の画像形成手段と、
    上記第2次イメージデータが形成されている場合には当該第2次イメージデータに基づいて、又は上記第2次イメージデータが形成されていない場合には上記第1次イメージデータに基づいて、印刷を実行する印刷実行手段と、
    を具備することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記第1の画像形成手段は、前記画像データに対して圧縮処理を行って第1のサムネイル画像データを形成すると共に、前記第2の画像形成手段は、前記画像データに対して前記第1の画像形成手段とは異なる圧縮処理を行って第2のサムネイル画像データを形成することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記第2の画像形成手段は、前記第2のサムネイル画像データの前記寸法サイズを、前記第1のサムネイル画像データと比較して小さくする変更を行うことを特徴とする請求項2記載の印刷装置。
  4. 前記第1のサムネイル画像データを前記第2のサムネイル画像データへとするサイズ変更に伴なって、前記第2次イメージデータでは、該第2のサムネイル画像データの1頁当たりの個数が増えると共に、
    当該1頁当たりの前記第2のサムネイル画像データの個数の増加に伴なって、前記第2次イメージデータにおいては、前記第1次イメージデータの前記最終頁に存在している前記第1のサムネイル画像データに対応する前記第2のサムネイル画像データが、当該最終頁よりも前の頁に含まれることを特徴とする請求項3記載の印刷装置。
  5. 前記第2の画像形成手段は、前記第2のサムネイル画像データの前記寸法サイズを、前記第1のサムネイル画像データと比較して大きくする変更を行うことを特徴とする請求項2記載の印刷装置。
  6. 前記第1のサムネイル画像データを前記第2のサムネイル画像データへとするサイズ変更に伴なって、前記第2次イメージデータでは、該第2のサムネイル画像データの1頁当たりの個数が減ると共に、
    当該1頁当たりの前記第2のサムネイル画像データの個数の減少に伴なって、前記第2次イメージデータにおいては、前記第1次イメージデータの前記最終頁よりも前の頁に存在している前記第1のサムネイル画像データに対応する前記第2のサムネイル画像データの一部が、前記第2次イメージデータにおける最終頁に含まれることを特徴とする請求項5記載の印刷装置。
  7. 前記画像データのサイズ変更は、前記第1次イメージデータの一部の頁に対して為されると共に、当該一部の頁以外の頁に対しては為されないことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の印刷装置。
  8. 前記第2の画像形成手段は、前記画像データの前記寸法サイズの変更に伴なって、前記第2次イメージデータの特定の頁の内部において、多種類の前記寸法サイズの画像データが組み合わされる態様にレイアウトの変更を行うことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の印刷装置。
  9. 前記第2の画像形成手段は、前記第1次イメージデータを構成する前記画像データの行方向および列方向の少なくとも一方の配置個数を変更することによって、レイアウト変更が為された前記第2次イメージデータを形成することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の印刷装置。
  10. 前記第2の画像形成手段は、前記第1次イメージデータを構成する前記画像データの縦横比の変更を行うことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の印刷装置。
  11. 前記第2次イメージデータが形成されていない場合には前記第1次イメージデータに基づいて、又は前記第2次イメージデータが形成されている場合には第2次イメージデータに基づいて、解像度変換処理を実行する解像度変換手段と、
    上記解像度変換が為された前記第1次イメージデータ又は前記第2次イメージデータに基づいて、色変換処理を実行する色変換手段と、
    上記色変換処理によって色変換処理が為された画像データに対して、ハーフトーン処理を行う階調変換手段と、
    上記ハーフトーン処理によって生成されたビットマップデータから、印刷データを生成する処理を行う駆動制御情報作成手段と、
    上記駆動制御情報作成手段によって作成された印刷データを、印刷実行手段側に出力する出力手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の印刷装置。
  12. 複数の画像データを有する印刷対象データを印刷対象物に印刷させるための印刷方法において、
    上記印刷対象データに基づいて、上記画像データを予め定められたレイアウトに配置して、上記印刷対象物に印刷させる際の複数の頁から構成される第1次イメージデータを形成する第1の画像形成ステップと、
    上記第1次イメージデータのうち、最終頁における余白の大きさを判断する余白判断ステップと、
    上記余白判断ステップで上記最終頁における上記余白の割合が一定以上であると判断された場合に、上記第1次イメージデータを構成する上記レイアウト又は上記画像データが表示される際の寸法サイズのうち少なくとも一方を変更して、第2次イメージデータを形成する第2の画像形成ステップと、
    上記第2次イメージデータが形成されている場合には当該第2次イメージデータに基づいて、又は上記第2次イメージデータが形成されていない場合には上記第1次イメージデータに基づいて、印刷を実行する印刷実行ステップと、
    を具備することを特徴とする印刷方法。
  13. 前記第2次イメージデータが形成されていない場合には前記第1次イメージデータに基づいて、又は前記第2次イメージデータが形成されている場合には第2次イメージデータに基づいて、解像度変換処理を実行する解像度変換ステップと、
    上記解像度変換が為された前記第1次イメージデータ又は前記第2次イメージデータに基づいて、色変換処理を実行する色変換ステップと、
    上記色変換処理によって色変換処理が為された画像データに対して、ハーフトーン処理を行う階調変換ステップと、
    上記ハーフトーン処理によって生成されたビットマップデータから、印刷データを生成する処理を行う駆動制御情報作成ステップと、
    上記駆動制御情報作成ステップによって作成された印刷データを、前記印刷実行ステップ側に出力する出力ステップと、
    を具備することを特徴とする請求項12記載の印刷方法。
  14. 複数の画像データを有する印刷対象データを印刷対象物に印刷させるための印刷装置をコンピュータにより制御して印刷を行うコンピュータ読み取り可能な印刷用プログラムにおいて、
    上記コンピュータを、
    上記印刷対象データに基づいて、上記画像データを予め定められたレイアウトに配置して、上記印刷対象物に印刷させる際の複数の頁から構成される第1次イメージデータを形成する第1の画像形成手段、
    上記第1次イメージデータのうち、最終頁における余白の大きさを判断する余白判断手段、
    上記余白判断手段で上記最終頁における上記余白の割合が一定以上であると判断された場合に、上記第1次イメージデータを構成する上記レイアウト又は上記画像データが表示される際の寸法サイズのうち少なくとも一方を変更して、第2次イメージデータを形成する第2の画像形成手段、
    として機能させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な印刷用プログラム。
  15. 前記第1の画像形成手段、前記余白判断手段、および前記第2の画像形成手段に加えて、前記コンピュータを、
    前記第2次イメージデータが形成されていない場合には前記第1次イメージデータに基づいて、又は前記第2次イメージデータが形成されている場合には第2次イメージデータに基づいて、解像度変換処理を実行する解像度変換手段、
    上記解像度変換が為された前記第1次イメージデータ又は前記第2次イメージデータに基づいて、色変換処理を実行する色変換手段、
    上記色変換処理によって色変換処理が為された画像データに対して、ハーフトーン処理を行う階調変換手段、
    上記ハーフトーン処理によって生成されたビットマップデータから、印刷データを生成する処理を行う駆動制御情報作成手段、
    上記駆動制御情報作成手段によって作成された印刷データを、印刷実行手段側に出力する出力手段、
    として機能させることを特徴とする請求項14記載のコンピュータ読み取り可能な印刷用プログラム。
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