JP2005218902A - 異物除去装置におけるバーマグネット構造 - Google Patents

異物除去装置におけるバーマグネット構造 Download PDF

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Abstract

【課題】磁性物を混在する原料や製品等から磁性物を磁着除去する異物除去装置内に収納されている異物除去装置におけるバーマグネット構造を提供する。
【解決手段】この異物除去装置におけるバーマグネット構造のバーマグネット1はマグネット4等とからなる磁場部2とこれに連設されている非磁場部3を一体的に連結したものからなる。このバーマグネット1は非磁場部3を磁場部2と共にスクレーパすることにより磁場部2に磁着していた磁性物を完全に離脱除去することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種の原料や製品(原料等という)内に混在している磁性物を前記原料等を装置内に入出させながら除去する異物除去装置内に設けられるバーマグネット構造に係り、特に、磁着された磁性物を確実に離脱除去できる簡便構造の異物除去装置におけるバーマグネット構造に関する。
各種原料等内には製造工程によっては磁性物が混在する場合が多く、このまま原料等を次工程側に送ると不惻の問題点が発生する恐れが多い。このため、従来より原料等を流通させる場合には異物除去装置を介在させて磁性物を除去する方法が取られている。この異物除去装置としては各種のものがあるが、例えば、「特許文献1」の如きものがあり、また、図5に模式的に示すような異物除去装置がある。これ等の装置には通常バーマグネットが用いられ、バーマグネットにより磁性物を磁着して除去する手段が一般に採用されている。このバーマグネットの構造としても各種のものがあるが、例えば、「特許文献2」に開示するものが挙げられる。
特開2002−113386号(図1) 特許3157387号(図2)
「特許文献1」の特開2002−113386号公報の「磁性物除去装置」における磁性物を磁着するためのバーマグネット構造は「特許文献2」に用いられているバーマグネット構造のものと相異する。そこで図5に示す模式的な異物除去装置10aより磁性物を除去する手段,方法について説明する。この異物除去装置10aに使用されるバーマグネット構造としては前記の「特許文献2」に開示するものが一例として用いられる。
「特許文献2」の特許第3157387号の「バーマグネット及びマグネットフィルタ」はその図2にバーマグネット(1)が開示されている。このバーマグネット(1)は、本体チューブ(2)の内部に中心孔(4a)を有するマグネット本体(3)及び極板(4)を隣接させて軸線方向に並べたものからなり、中心孔(4a)を貫通する連結シャフト(5)の両端のネジ部(5a)にエンドプラグ(6),(6)を螺着してマグネット本体(3)及び極板(4)を本体チューブ(2)内に固持する構造のものからなる。以上の構造により、原料等の内の磁性物をバーマグネット(1)で磁着することができる。
以上のバーマグネット(1)には軸線方向の外周のほぼ全部に磁性物が磁着するため、磁着した磁性物をそのままに放置しておくとバーマグネット(1)の磁着機能が低下する。そのため、磁着している磁性物を時折除去する必要がある。このため、磁着磁性物を除去するためのスクレーパやフィルタが用いられる。なお、これ等についても各種のものがあるが、図5の模式的な異物除去装置10aにより磁着磁性物の除去方法等について説明する。なお、それに先立って図5の異物除去装置10aの概要構造を説明する。
異物除去装置10aは、原料等12の投入される入口13や原料等12中の磁性物12aを磁着除去された磁性物除去原料等12bを次工程側に送るため出口14を有するケース本体15と、この内に収納されている複数本のバーマグネット1aと、バーマグネット1aの外周に磁着された磁性物12aをバーマグネット1aから離脱除去するためのスクレーパ11等を有するものからなる。なお、ケース本体15にはスクレーパ11により除去された磁性体12aを外部に放出するための廃出部16が設けられている。また、バーマグネット1aはシリンダ17等によりその軸線方向に沿って往復動され、スクレーパ11内を通過する構造からなる。
以上の構造の異物除去装置10aによるバーマグネット1aに磁着した磁性物12aをバーマグネット1aから離脱除去する方法を図6により説明する。バーマグネット1aがその軸線方向に移動すると、バーマグネット1aがスクレーパ11に係合する。このイクレーパ11の構造としては各種のものがあるが、このスクレーパ11の機能によりバーマグネット1aの外周に磁着していた磁性物12aは除去される。図6は磁性物12aが除去される最終的な状態を模式的に示したものである。前記のように、磁性物12aは大部分バーマグネット1aの外周から除去されるが、図示のようなバーマグネット1aの端部には漏洩磁場22があり、どうしてもいくらかの磁性物12aが磁着する状態となり残る。この残った磁性物12aは再びバーマグネット1aの外面に付着状態となり、バーマグネット1aの磁性部12aの完全除去ができず、次第に残り磁性物が溜り、バーマグネット1aの磁着機能を低下させる問題点がある。
本発明は、以上の事情に鑑みて発明されたものであり、従来使用されている異物除去装置の主体的構造を変えることなく、装置内に使用されているバーマグネットの構造を工夫することにより磁着した磁性物の完全除去ができ、かつバーマグネットの構造変化も簡便,安価にでき、新設品及び既設の異物除去装置への適用が可能な異物除去装置におけるバーマグネット構造を提供することを目的とする。
本発明は、以上の目的を達成するために、請求項1の発明は、原料や製品内に混在している磁性物を離脱除去する手段を備える異物除去装置内に配置されるバーマグネット構造であって、該バーマグネット構造は、磁場部と非磁場部とからなり、該非磁場部が前記磁場部の端部に連設されるものからなり、その軸長が前記磁場部の端部まわりに発生している漏洩磁場の範囲を越えるものからなることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、前記非磁場部が、前記磁場部と別体構造のものからなり両者の外径が同一のものからなることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、前記異物除去装置には、前記バーマグネットに磁着した前記磁性物を離脱除去するためのスクレーパが設けられ、外スクレーパは前記磁性物の離脱除去時において前記磁場部及び非磁場部を双方に係合するものからなることを特徴とする。
本発明の請求項1の異物除去装置におけるバーマグネット構造によれば、バーマグネットが磁場部とその端部に連設する非磁場部とから形成されることにより、バーマグネットの磁性物除去作業の最終時において磁性物が非磁場部と係合することにより磁着状態を保持できなくなり、全部離脱される。これにより完全な磁着磁性物の除去が可能になる。
また、本発明の請求項2の異物除去装置におけるバーマグネット構造によれば、このバーマグネット構造は、別体の非磁場部を従来構造の磁場部に連結させる簡便のものからなり、比較的容易に、かつ安価に実施できる。
また、請求項3の異物除去装置におけるバーマグネット構造によれば、スクレーパは磁場部と非磁場部に係合し、かつ請求項2に示されているように両者の外径は同一のため、スクレーパによる非磁場部のスクレーパが確実に行われる。これにより磁場部に残留している磁性体が完全に除去される。
以下、本発明の異物除去装置におけるバーマグネット構造の実施の形態を図面を参照して詳述する。図1は図3に示す本発明用の異物除去装置10内に設置されるバーマグネット1の全体構造を示す軸断面図である。このバーマグネット1は磁性物を磁着するための磁場部2と磁着できない非磁場部3とからなる。
図1に示すように、磁場部2は、チタン等からなる本体チューブ9と、この内部に収納されているマグネット4等とからなる。一方、非磁場部3は非磁性体の筒状部材3aからなり、磁場部2の一端に非磁性体6を介して密接する。
一方、磁場部2及び非磁場部3の両端にはエンドプラグ7,7が固定されている。磁場部2と非磁場部3とは密接した状態で固持される。なお、磁場部2の外径(本体チューブ9の外径)と非磁場部3の筒状部材3aの外径とは同一径のものからなる。また、筒状部剤3aは円筒に限らず任意の形状のものでよい。
一方、図1に示したバーマグネット1は図2に示すようにその一端部には漏洩磁場22が発生している。この漏洩磁場22の範囲を磁場部2の端部からaとすると、少なくとも非磁場部3の軸線方向の長さbはaよりも長寸でなければ非磁場部としての機能が発揮できない。一般にaの寸法は50mm程度であり、bは少なくとも50mm以上の長さが必要である。
次に、以上の構造のバーマグネット1を内部に収納した異物除去装置10の概要構造を図3により説明する。異物除去装置10は、磁性物12aと磁性物除去原料等12bとが混在している原料等12の投入される入口13と磁性物除去原料等12bを次工程側に送るための出口14を有するケース本体15と、この内部に複数本収納されているバーマグネット1等とからなる。なお、ケース本体15には仕切板18やスクレーパ支持板19等が固持され、スクレーパ支持板19には複数本のバーマグネット1に対応するスクレーパ11が固持されている。また、バーマグネット1は使用時には仕切板18とケース本体15の側壁15a間に保持されている。また、仕切板18とスクレーパ支持板19との間には空間部20が形成され、この空間部20に廃出口16に連通する。また、各バーマグネット1はロッド21を介し、シリンダ17と連結される。
以上の構造の異物除去装置10にその入口13から原料等12が投入されると、その流通路に配置されているバーマグネット1の磁場部2に磁性物12aが磁着され、磁性物除去原料等12bは落下しながら出口14から排出される。以上により、磁性物12aの磁着が行われる。
次に、バーマグネット1に磁着している磁性物12aの除去方法を図3及び図4により説明する。シリンダ17を作動することによりバーマグネット1はその軸線方向に沿って移動し、まず、磁場部2がスクレーパ11に係合する。このスクレーパ11の機能により磁場部2に磁着していた磁性物12aは離脱され、空間部20内に落下し廃出部16から排出される。しかしながら、前記のように、磁場部2の移動端側には若干の磁性物12aが残る状態になる。本発明のバーマグネット1は磁場部2に引き続き非磁場部3があり、これがスクレーパ11に係合する。この非磁場部3にはもともと磁性物12aが磁着していないため、この非磁場部3のスクレーピングにより磁場部2に残っていた磁性物12aが完全に除去されて空間部20に落下し廃出部16から排出される。以下、シリンダ17をもとの状態に戻すことにより、磁性物12aの磁着していないバーマグネット1を所定の位置に配置させることができる。
本発明の異物除去装置におけるバーマグネット構造は、以上のような構造のバーマグネット1を装置内に配置するだけの簡便のものからなり、容易に、かつ比較的安価に実施でき既設の異物装置にも適用可能である。また、バーマグネット1の構造を図1のものとしたが磁場部2や非磁場部3の構造については図1のものに限定するものではなく、同一技術的範疇のものがすべて適用されることは勿論である。
産業上の利用の可能性
本発明の異物除去装置におけるバーマグネット構造は、以上の説明のように、マグネットを用いた異物除去装置の全てに適用されるものであり、装置内に導入される原料等は磁性物を混在する恐れがあるものに対しすべて適用される。このため、利用範囲は極めて広い。例えば、原料等は粉体に限らず流体や流動体等に対しても適用される。
本発明の異物除去装置におけるバーマグネット構造に用いられるバーマグネットの全体概要構造を示す軸断面図。 本発明のバーマグネットの磁場部の端部に発生している漏洩磁場の状態を示す模式図。 図1のバーマグネットを配置した異物除去装置の概要全体構造を示す模式的構成図。 本発明の異物除去装置におけるバーマグネット構造を用いたバーマグネットの磁着磁性物の除去方法を説明するための模式図。 従来使用されている異物除去装置の概要構造を示す模式的構成図。 図5の異物除去装置による磁着磁性物の除去方法を説明するための模式図。
符号の説明
1 バーマグネット
2 磁場部
3 非磁場部
3a 筒状部材
4 マグネット
6 非磁性体
7 エンドプラグ
9 本体チューブ
10 異物除去装置
11 スクレーパ
12 原料等(原料及び製品等)
12a 磁性物
12b 磁性物除去原料等
13 入口
14 出口
15 ケース本体
15a 側壁
16 廃出部
17 シリンダ
18 仕切板
19 スクレーパ支持板
20 空間部
21 ロッド
22 漏洩磁場

Claims (3)

  1. 原料や製品内に混在している磁性物を離脱除去する手段を備える異物除去装置内に配置されるバーマグネット構造であって、該バーマグネット構造は、磁場部と非磁場部とからなり、該非磁場部が前記磁場部の端部に連設されるものからなり、その軸長が前記磁場部の端部まわりに発生している漏洩磁場の範囲を越える長さのものからなることを特徴とする異物除去装置におけるバーマグネット構造。
  2. 前記非磁場部が、前記磁場部と別体構造のものからなり両者の外径が同一のものからなることを特徴とする請求項1に記載の異物除去装置におけるバーマグネット構造。
  3. 前記異物除去装置には、前記バーマグネットに磁着した前記磁性物を離脱除去するためのスクレーパが設けられ、外スクレーパは前記磁性物の離脱除去時において前記磁場部及び非磁場部を双方に係合するものからなることを特徴とする請求項1に記載の異物除去装置におけるバーマグネット構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006136785A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Aisin Sangyo Kk 磁性粉の除去装置
JP2006181428A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Toyo Kasei Kogyo Co Ltd 異物除去装置及び異物除去装置を備えた異物回収装置
CN115716011A (zh) * 2023-01-10 2023-02-28 宁德时代新能源科技股份有限公司 除杂装置、电池生产线以及电池浆料的除杂方法

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