JP2005218205A - 半導体モジュールおよび電力変換装置 - Google Patents

半導体モジュールおよび電力変換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
スイッチング時の跳ね上がり電圧を低減できる実装を可能とし、かつ、低速駆動時の素子責務軽減というマトリクスコンバータの効果を活かすことができる半導体モジュールおよびそれを用いた電力変換装置を提供する。
【解決手段】
同じ負荷側主端子に接続される3個の双方向スイッチを含む双方向スイッチ列が、電源側主端子と負荷側主端子の間において、双方向スイッチ列の各々の長手方向が電源側主端子から負荷側主端子へ向かう方向となるように配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、一定周波数の交流電源から任意周波数の交流出力を直接生成する半導体モジュールおよびそれを用いた電力変換装置に関する。
これまで可変速駆動用の電力変換装置としては、交流電源を順変換して平滑化した直流電圧を逆変換することにより任意の周波数を供給する方式が主流であった(インバータ)。それに対して、非特許文献2に記載されるように、一定周波数の交流を任意の周波数に直接変換するマトリクスコンバータによる駆動の例が挙げられている。
また、非特許文献3では、従来のインバータで使われている還流ダイオードを逆並列接続したIGBT2個を、逆向きに直列接続して構成される双方向スイッチ9個をモジュールに内蔵してマトリクスコンバータを構成した例が紹介されている。
一方、マトリクスコンバータを構成するには、非特許文献3のような双方向スイッチではなく、非特許文献1に記載されるような逆阻止型のスイッチング素子を適用することで効率向上が図られる。
また、非特許文献2に記載されている適用例のエレベータに関しては、非常装置確認試験時には、エレベータを止めた状態で、ロープを巻きつけているシーブを空転させることがある。この時には止まった状態で大きな駆動トルクが必要なために、モータの各相電流は一定かつ大電流となる。そのため、従来のインバータでは、特定のスイッチング素子に通電が集中して通常時に比べて著しく温度上昇する。マトリクスコンバータの場合には、モータ電流が一定でも、その相に接続される3個のスイッチで分担することができるために、通常運転時に比べて温度上昇を低減できる。
富士時報 Vol.75,No.8,2002逆阻止IGBTの適用技術 安川技報 Vol.67,No.2,2003エレベータ駆動制御システム IEEE Trans. on Industrial Electronics,Vol.49,No.2,2002
マトリクスコンバータにおいては、電源側に接続されるLCフィルタのコンデンサとスイッチ素子との間の配線インダクタンスを低減することで跳ね上がり電圧を低減できるが、コンデンサを半導体モジュールの主端子に近接させるときに、素子や主端子の配置によっては、冷却経路の障害になる場合がある。また、素子配置によっては発熱の集中があり局所的に温度上昇してしまうため、低速駆動時の素子責務集中を緩和できるという効果が活かせないおそれがある。
本発明は、スイッチング時の跳ね上がり電圧を低減でき、かつ、低速駆動時の素子責務軽減というマトリクスコンバータの効果を活かすことができる素子配置や主端子配置を有する半導体モジュールおよびそれを用いた電力変換装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、同じ負荷側主端子に接続される3個の双方向スイッチを含む双方向スイッチ列が、電源側主端子と負荷側主端子の間において、双方向スイッチ列の各々の長手方向が電源側主端子から負荷側主端子へ向かう方向となるように配置される。
負荷側の同じ相に接続される3個の双方向スイッチを冷却方向に対して並列に配置することができるので、配線インダクタンスを低減しながらも、低速駆動時の素子責務軽減というマトリクスコンバータの効果を活かすことができる。
図1は、本発明の実施例である半導体モジュールにおける半導体チップおよび主端子配置,内部概略配線を示す。図1においては、マトリクスコンバータを構成する9個の双方向スイッチとして、逆阻止IGBTを含む半導体スイッチを用いている。
図2に、マトリクスコンバータの概略回路構成を示す。図1に示した逆阻止IGBTの符号は、図2に示した回路における符号と一致している。
図1,図2に示すように、1個の双方向スイッチにおいては、2個の逆阻止IGBTが互いに逆並列に接続される。例えば、逆阻止IGBTであるrup(311)およびrun(312)は、電源側主端子R(21)と負荷側主端子U(24)との間に接続される1個の双方向スイッチとして動作する。ここで、rup,runなどの逆阻止IGBTを示す記号において、r,s,tは、それぞれ電源側主端子R(21),S(22),T(23)に接続されることを表し、u,v,wは、それぞれ負荷側主端子U(24),V(25),W(26)に接続されることを表す。またpは電源側主端子から負荷側主端子に向かって電流を流すIGBTであることを示し、nはその反対の向きに電流を流すIGBTであることを示す。
図1に示すように、矩形状の半導体モジュール1の一辺に沿って電源側主端子R,S,Tが、この順に配置される。この1辺に対向する半導体モジュールの他の一辺に沿って、負荷側主端子U,V,Wがこの順番に、かつR,S,Tとそれぞれ対向するように、配置される。負荷側主端子U,V,Wからは、双方向スイッチを接続するための接続導体が、それぞれ電源側主端子R,S,Tに向かって延びている。各接続導体に隣接して、かつ接続導体の長手方向に沿って、その接続導体の端部となる負荷側主端子に接続される3個の双方向スイッチが1列に配置される。従って、3個の接続導体と3個の双方向スイッチ列が、それらの長手方向がほぼ同じ方向を向くようにして、交互に配置される。各双方向スイッチ列においては、1個の双方向スイッチが2個のIGBTを含むので、6個のIGBTが1列に配列される。また、各双方向スイッチ列における3個の双方向スイッチは、電源側主端子から負荷側主端子に向かって、それぞれ電源主端子R,S,Tに接続される。
例えば、負荷側主端子Uから電源側主端子Rに向かって延びる接続導体には、3個の双方向スイッチ、すなわち、逆阻止IGBTであるrup(311)およびrun(312)を含む双方向スイッチ,sup(321)およびsun(322)を含む双方向スイッチ,tup(331)およびtun(332)を含む双方向スイッチが接続される。これら3個の双方向スイッチは、電源側主端子Rから負荷側主端子Uに向かう順に、それぞれ電源側主端子R,S,Tに接続され、かつ負荷側主端子Uから延びる接続導体に隣接し、その長手方向に沿って配置される。1個の双方向スイッチが2個のIGBTを含むので、双方向スイッチ列は、6個の逆阻止IGBT、すなわち、rup,run,sup,sun,tup,tunを含む。本実施例においては、これら6個の逆阻止IGBTが、電源側主端子Rから負荷側主端子Uに向かって、前記の順番に、接続導体に隣接しかつその長手方向に沿うように、1列に配列される。
図1,図2に示す半導体モジュールの構成をさらに詳細に説明する。
電源側主端子R,S,T(第1,第2および第3の電源側主端子)は、それぞれ3相交流電源73(図2)の1相に接続され、かつ、半導体モジュールの一つの端部となる矩形状モジュール外形の一辺の付近において1列に配置される。また、負荷側主端子U,V,W(第1,第2および第3の負荷側主端子)は、それぞれ3相交流負荷8(図2)の1相に接続され、かつ電源側主端子R,S,Tが配置される一つの端部の反対側端部となる矩形状モジュール外形の他の一辺の付近において1列に配置される。電源側主端子R,S,Tの列の長手方向と負荷側主端子の列の長手方向は互いに略平行である。
負荷側主端子Uに接続される3個の双方向スイッチ、すなわちrup(311)とrun(312)を含み電源側主端子Rに接続される双方向スイッチ(第1の双方向スイッチ),sup(321)とsun(322)を含み電源側主端子Sに接続される双方向スイッチ(第2の双方向スイッチ),tup(331)とtun(332)を含み電源側主端子Tに接続される双方向スイッチ(第3の双方向スイッチ)は、1列に配列される(第1の双方向スイッチ列)。また、負荷側主端子Vに接続される3個の双方向スイッチ、すなわちrvp(341)とrvn(342)を含み電源側主端子Rに接続される双方向スイッチ(第4の双方向スイッチ),svp(351)とsvn(352)を含み電源側主端子Sに接続される双方向スイッチ(第5の双方向スイッチ),tvp(361)とtvn
(362)を含み電源側主端子Tに接続される双方向スイッチ(第6の双方向スイッチ)も、1列に配列される(第2の双方向スイッチ列)。さらに、負荷側主端子Wに接続される3個の双方向スイッチ、すなわちrwp(371)とrwn(372)を含み電源側主端子Rに接続される双方向スイッチ(第7の双方向スイッチ),swp(381)とswn(382)を含み電源側主端子Sに接続される双方向スイッチ(第8の双方向スイッチ),twp(391)とtwn(392)を含み電源側主端子Tに接続される双方向スイッチ(第9の双方向スイッチ)も、1列に配列される(第3の双方向スイッチ列)。各双方向スイッチ列は、電源側主端子R,S,Tの列と負荷側主端子U,V,Wの列の間において、各双方向スイッチ列の各々の長手方向が、電源側主端子から負荷側主端子へ向かう方向となるように配置される。従って、双方向スイッチ列の各々の長手方向は、電源側主端子の列の長手方向および負荷側主端子の列の長手方向と略垂直である。図1においては、いわば、9個の双方向スイッチが、電源側主端子の列と負荷側主端子の列の間において、電源側主端子の列および負荷側主端子の列の長手方向を行の方向とする3行3列の行列状に配列されている。
負荷のU相電流は、電流が正の場合には3個の逆阻止IGBTすなわち、rup(311),sup(321),tup(331)で転流する。スムーズに転流することで、跳ね上がり電圧が低減される。例えば、sup(321)からtup(331)にスムーズに転流するためには、図2に破線で示したループのインダクタンスを低減することが有効である。
そのためには、モジュール外部のフィルタコンデンサCstまでの配線インダクタンスを低減することが有効であり、Crs,Ctrまでの配線インダクタンスも低減することが好ましいので、フィルタコンデンサ71をR,S,T主端子(それぞれ、21,22,23)に近接して配置することが好ましい。図1に示した構成ならば、半導体モジュール1を冷却するためのヒートシンク9に流れる冷却風は、図1および後述する図4に示すように紙面の横方向、すなわち、双方向スイッチ列の長手方向に略直交する方向であるため、フィルタコンデンサ71を電源側主端子R,S,Tに近接して配置しても冷却風の妨げにはならない。
非特許文献3で記載の例では、冷却方向とモジュールとの向きがはっきりとわからないが、主端子からの配線インダクタンス低減を優先させると、冷却方向はモジュールの長手方向となり、この方向に沿って半導体チップが9個並んでいるので、風上に配置された半導体チップと風下に配置された半導体チップとでは温度差が大きくなるため、風下側のチップ温度で制約されてしまう。図1に示した配置ならば、冷却風の方向には半導体チップが3個しか配置されていないので温度差は比較的小さい。
また、マトリクスコンバータでは低速駆動時に電流責務が複数の素子で分担されるが、非常に低速の場合は、負荷電流の変化が極端に少なくほぼ一定となる。従来のインバータでは、その相の上下どちらかのアームのスイッチング素子と対アームの還流ダイオードに電流責務が集中する。これに対して、マトリクスコンバータでは、例えば、U相電流が正ならば、rup(311),sup(321),tup(331)の3個で分担しているため、1個あたりの発熱は低減できる。しかし、この3個が冷却風の向きに配置されていると、最も風下には結局3個分の温度上昇が降りかかってくる。しかし、図1に示した配置であれば、この3個の逆阻止IGBT,rup,sup,tupが冷却風に対して並列配置されているため、温度上昇は自身の発熱相当となり低減できる。
図3は、半導体モジュール1内のIGBTチップ近傍の配線を示す。ここでは、rup(311)およびrun(312)近傍を例にして説明する。回路としては、図3(2)に示す構成となっており、逆阻止IGBT311と312とが逆並列に接続されて双方向スイッチを構成している。rup(311)はコレクタ基板3114および端子接続導体41を介してR端子21に接続される。また、IGBTチップ上のワイヤボンドを介してU相内部導体44に接続され、ワイヤボンドを介してゲート端子3112および補助エミッタ端子3113に接続される。さらに、ここではコレクタ・エミッタ間電圧により過電流保護することが可能なようにコレクタ検出端子3111を設けている。
run(312)については、コレクタ基板3124および接続部441を介してU相内部導体44に接続され、エミッタからはワイヤボンドでrupのコレクタ基板3114に接続されている。また、コレクタ基板3114はrvp(341)およびrwp(371)のコレクタにも接続される。
run(312)もワイヤボンドを介してゲート端子3112および補助エミッタ端子3113に接続される。
なお、ゲート端子への接続および配置については、ここで示したのは一例に過ぎず、種々の配置が考えられる。
さらに、接続導体(44など)についても、説明のために紙面と平行な面にしたが、主端子の位置や大きさおよび半導体チップの大きさにあわせてバリエーションがあるので、ここで示した限りではない。
また、図2および図3から、双方向スイッチであるがゆえに、電源側と負荷側とを逆に接続しても、それに応じて制御端子に制御信号を与えれば回路としては有効であり、考え方によっては便利とも言える。すなわち電源側主端子21と負荷側主端子24を入れ替え、同様に電源側主端子22と負荷側主端子25および電源側主端子23と負荷側主端子
26を入れ替えた場合には、図2におけるスイッチ311がrupではなくrunとなり、スイッチ312がrunではなくrupとなる。同様に、スイッチ321がsupではなくrvnに、スイッチ322がsunではなくrvpに、スイッチ331がtupではなくrwnとなり、スイッチ332がtunではなくrwpとなる。このようにマトリクスコンバータ回路としては成り立っており、負荷側主端子24〜26もフィルタコンデンサを近接して接続することは可能である。しかし、内部配線インダクタンスや冷却を考慮すると、負荷側U相に接続される3個の双方向スイッチが冷却風と平行に並んでしまうことになるため、場合によっては温度が上昇し過ぎて破損あるいは寿命低下を引き起こす。したがって、電源側主端子21〜23には電源側主端子であることがわかるように(例えば、図1のようにR,S,Tと)表示し、負荷側主端子24〜26には負荷側主端子であることがわかるように(例えば、図1のようにU,V,Wと)表示することが好ましい。
図4は、図1の半導体モジュールを実装した電力変換装置を示す。ここでは、風冷方式を用いており、半導体モジュール1はヒートシンク9に取り付けられ、各半導体素子からの発熱はヒートシンク9により発熱される。なお、ヒートシンク9に送風するためのファンなどの記載は省略した。
電源側主端子は、その近くに配置されたフィルタコンデンサ71に、配線導体61〜
63により接続される。また、配線導体61〜63は、図示していないが、フィルタリアクトル72を介して3相交流電源73に接続される。一方、負荷側主端子は、配線導体
64〜66により、図示していない3相交流負荷8に接続される。
また、半導体モジュール1は、制御駆動回路基板5によってマトリクスコンバータ動作をするように制御される。なお、図4の実施例では、制御端子のうち、コレクタ検出端子(図3における3121)を削除してエミッタ端子(3113)で代用した場合について示した。このように図3(2)に示したように双方向スイッチを構成するスイッチング素子である逆阻止IGBT311と312とは逆並列接続されているため、コレクタ端子が対となる素子のエミッタ端子で代用することも可能である。但し、主電流が流れる配線を含むことになりチップの電圧に配線インダクタンスの電圧が加わることになるので、図3に示したように各々のコレクタから直接検出することが好ましい。
このような構成にすることで、負荷側の同じ相に接続された3個の双方向スイッチに対しては並列に冷却風が行くために低速駆動時でも局所的な温度上昇が抑えられる。また、電源側主端子に近接してフィルタコンデンサを接続することが可能なため跳ね上がり電圧を抑制することが可能となる。このため、半導体モジュールを最大限有効に利用できると共に、スナバ回路などが小型化できるので、装置全体を小型化できる。
図5は、図1の半導体モジュールを実装した他の電力変換装置であり、ヒートパイプ式冷却を用いた場合を示す。半導体モジュール1は吸熱ブロック91に取り付けられており、吸熱ブロック91からヒートパイプ921〜923を介して放熱フィン93に熱輸送され、放熱フィン93から周辺空気に放熱されることで半導体モジュールの温度上昇が抑制される。なお、ここでは制御駆動基板については省略してある。また、ヒートパイプを3本(921〜923)としたが、発熱量および寸法に応じて本数が決まるため、ここで図示した限りではない。さらに、吸熱ブロック91と放熱フィン93との熱輸送を行うヒートパイプ921〜923にしても、途中で曲げるなどの形状変更もできる。
図6は、図5の電力変換装置における半導体モジュール1内部のIGBTチップ配置を簡略化して示す。図6に示すように、ヒートパイプ921は主に、逆阻止IGBT(半導体チップ)331,332,361,362,391および392で発生した熱の輸送に寄与する。ヒートパイプ922は同様に半導体チップ321,322,351,352,381および382に、ヒートパイプ923は半導体チップ311,312,341,
342,371および372に寄与する。
図6のように、負荷の同じ相に接続される3個のスイッチング素子が、一本のヒートパイプにそれぞれ近接して配置されるために、低速駆動時の発熱が各ヒートパイプに分散されるので、局所的な温度上昇を抑制することができる。
なお、上記各実施例に限らず、本発明の技術的思想の範囲内において、種々の変形例が可能である。例えば、半導体スイッチとしては、IGBTの他、バイポーラトランジスタ,MOSFETや、これらの素子やダイオードなどの他の回路素子を組み合わせた種々のスイッチ回路を適用できる。
本発明の実施例である半導体モジュールを示す。 マトリクスコンバータの概略回路構成を示す。 モジュール内の半導体チップ近傍の配線を示す。 図1の半導体モジュールを実装した電力変換装置を示す。 図1の半導体モジュールを実装した他の電力変換装置を示す。 図5の電力変換装置における半導体モジュール内部のチップ配置を示す。
符号の説明
1…半導体モジュール、5…制御駆動回路基板、8…3相交流負荷、9…ヒートシンク、21〜23…電源側主端子、24〜26…負荷側主端子、41,44…接続導体、61〜66…配線導体、71…フィルタコンデンサ、72…フィルタリアクトル、73…3相交流電源、91…吸熱ブロック、93…放熱フィン、311〜392…逆阻止IGBT、921〜923…ヒートパイプ。

Claims (3)

  1. 3相交流電源が接続される第1,第2および第3の電源側主端子と、
    3相交流負荷が接続される第1,第2および第3の負荷側主端子と、
    前記第1の負荷側主端子に接続され、かつそれぞれ前記第1,第2および第3の電源側主端子と接続される3個の双方向スイッチを含む第1の双方向スイッチ列と、
    前記第2の負荷側主端子に接続され、かつそれぞれ前記第1,第2および第3の電源側主端子と接続される3個の双方向スイッチを含む第2の双方向スイッチ列と、
    前記第3の負荷側主端子に接続され、かつそれぞれ前記第1,第2および第3の電源側主端子と接続される3個の双方向スイッチを含む第3の双方向スイッチ列と、
    を有する半導体モジュールであって、
    前記第1,第2および第3の電源側主端子は、前記半導体モジュールの一つの端部付近において配置され、
    前記第1,第2および第3の負荷側主端子は、前記半導体モジュールにおける前記一つの端部の反対側端部付近において配置され、
    前記第1,第2および第3の双方向スイッチ列は、前記第1,第2および第3の電源側主端子と前記第1,第2および第3の負荷側主端子の間において、前記双方向スイッチ列の各々の長手方向が前記第1,第2および第3の電源側主端子から前記第1,第2および第3の負荷側主端子へ向かう方向となるように配置される半導体モジュール。
  2. 請求項1において、
    前記第1,第2および第3の電源側主端子は1列に配列され、かつ前記第1,第2および第3の負荷側主端子は1列に配列され、
    前記電源側主端子の列の長手方向と前記負荷側主端子の列の長手方向は互いに略平行であり、
    前記第1,第2および第3の双方向スイッチ列の各々の長手方向は、前記電源側主端子の列の長手方向および前記負荷側主端子の列の長手方向と略垂直である半導体モジュール。
  3. 請求項1または請求項2の半導体モジュールを備え、前記双方向スイッチ列の各々の長手方向と略直交する向きに冷媒を流す電力変換装置。
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