JP2005217290A - ヒートシンク、その製造方法および半導体装置 - Google Patents
ヒートシンク、その製造方法および半導体装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 本発明のヒートシンクは、主面におけるマイクロパイプの密度が30個/cm2以上であるSiC基板を用いたことを特徴とする。また、本発明のヒートシンクは、主面におけるマイクロパイプの密度が30個/cm2以上であるSiC基板を用いたサブマウントを備えることを特徴とする。かかるヒートシンクにおいては、SiC基板の少なくとも1面が、Ni、Co、Fe、Mo、Ti、Cr、Al、Au、AgおよびCuからなる群より選ばれる少なくとも1種を含む組成の金属材料により被覆されている態様が好ましい。
【選択図】 図1
Description
本発明のヒートシンクは、主面におけるマイクロパイプの密度が30個/cm2以上であるSiC基板を用いたことを特徴とする。また、本発明のヒートシンクは、主面におけるマイクロパイプの密度が30個/cm2以上であるSiC基板を用いたサブマウントを備えることを特徴とする。
本発明のヒートシンクの製造方法は、主面におけるマイクロパイプの密度が30個/cm2以上であるSiC基板を用いたことを特徴とするヒートシンク、または主面におけるマイクロパイプの密度が30個/cm2以上であるSiC基板を用いたサブマウントを備えることを特徴とするヒートシンクの製造方法である。
本発明のヒートシンクは、主面におけるマイクロパイプの密度が30個/cm2以上であるSiC基板を用いたヒートシンク、または主面におけるマイクロパイプの密度が30個/cm2以上であるSiC基板を用いたサブマウントを備えるヒートシンクである。したがって、各種の電子装置に使用し、電子部品の放熱に利用することができるが、電流のロスが少なく、熱伝導率が高いという特質を生かして、大量の熱を発生する半導体素子を備える半導体装置のヒートシンクとして特に有用である。
単結晶SiC基板を、図2に示すように、種結晶を用いて昇華再結晶を行なう改良レイリー法により作成した。種結晶として、成長面方位が(0001)方向である六方晶型の6H−SiC単結晶からなる基板21を用意した。用意した基板21は、結晶成長面におけるマイクロパイプの密度が30個/cm2であった。基板21を黒鉛製るつぼ23の蓋24の内面に取り付けた。また、黒鉛製るつぼ23の内部には、原料22となる高純度の立方晶型SiC粉末(JIS粒度#250)を充填した。
実施例1で得られたSiC単結晶から、(0001)面に直交する(10−10)面をX線で割り出し、(10−10)面が主面となるように結晶を切り出した以外は、実施例1と同様にしてヒートシンクを製造した。SiC基板の主面におけるマイクロパイプの密度は0個/cm2であった。また、ヒートシンクの電気抵抗率は100mΩ・cm、熱伝導率は480W/mKであった。また、実施例1と同様に金属被膜の剥離試験を行なった結果、剥がれが頻繁に生じた。
種結晶として、結晶成長面におけるマイクロパイプの密度が100個/cm2のSiC基板を用いた以外は、実施例1と同様にしてヒートシンクを製造した。SiC基板の主面におけるマイクロパイプの密度は100個/cm2であった。また、ヒートシンクの電気抵抗率は40mΩ・cm、熱伝導率は480W/mKであった。実施例1と同様に、金属被膜の剥離試験を行なった結果、剥がれは認められなかった。
種結晶として、結晶成長面におけるマイクロパイプの密度が1000個/cm2のSiC基板を用いた以外は、実施例1と同様にしてヒートシンクを製造した。SiC基板の主面におけるマイクロパイプの密度は1000個/cm2であった。また、ヒートシンクの電気抵抗率は10mΩ・cm、熱伝導率は480W/mKであった。実施例1と同様に、金属被膜の剥離試験を行なった結果、剥がれは認められなかった。
Claims (12)
- 電子部品の放熱のために装着するヒートシンクであって、主面におけるマイクロパイプの密度が30個/cm2以上であるSiC基板を用いたことを特徴とするヒートシンク。
- 電子部品の放熱のために装着するヒートシンクであって、主面におけるマイクロパイプの密度が30個/cm2以上であるSiC基板を用いたサブマウントを備えることを特徴とするヒートシンク。
- SiC基板の少なくとも1面が、Ni、Co、Fe、Mo、Ti、Cr、Al、Au、AgおよびCuからなる群より選ばれる少なくとも1種を含む組成の金属材料により被覆されていることを特徴とする請求項1または2に記載のヒートシンク。
- SiC基板の主面が、(0001)面から±10度以内の面であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のヒートシンク。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のヒートシンクの製造方法。
- SiC基板は、成長面におけるマイクロパイプの密度が30個/cm2以上であるSiCを種結晶とする昇華再結晶法により形成することを特徴とする請求項5に記載のヒートシンクの製造方法。
- 原料SiCを2300℃以上に加熱して、結晶成長を行なう請求項6に記載のヒートシンクの製造方法。
- 6670Pa以下の雰囲気で結晶成長を行なう請求項6に記載のヒートシンクの製造方法。
- Ni、Co、Fe、Mo、Ti、Cr、Al、Au、AgおよびCuからなる群より選ばれる少なくとも1種を含む組成の金属材料を、電解メッキ法または化学メッキ法によりSiC基板の少なくとも1面に被覆することを特徴とする請求項5に記載のヒートシンクの製造方法。
- 主面におけるマイクロパイプの密度が30個/cm2以上であるSiC基板を用いたヒートシンク、または主面におけるマイクロパイプの密度が30個/cm2以上であるSiC基板を用いたサブマウントを備えるヒートシンクを有することを特徴とする半導体レーザ装置。
- 主面におけるマイクロパイプの密度が30個/cm2以上であるSiC基板を用いたヒートシンク、または主面におけるマイクロパイプの密度が30個/cm2以上であるSiC基板を用いたサブマウントを備えるヒートシンクを有することを特徴とする電力コントロール用半導体装置。
- 主面におけるマイクロパイプの密度が30個/cm2以上であるSiC基板を用いたヒートシンク、または主面におけるマイクロパイプの密度が30個/cm2以上であるSiC基板を用いたサブマウントを備えるヒートシンクを有することを特徴とする電界効果型半導体装置。
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JP2004023974A JP2005217290A (ja) | 2004-01-30 | 2004-01-30 | ヒートシンク、その製造方法および半導体装置 |
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JP (1) | JP2005217290A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20180316157A1 (en) * | 2014-10-24 | 2018-11-01 | Nichia Corporation | Submount and semiconductor laser device |
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2004
- 2004-01-30 JP JP2004023974A patent/JP2005217290A/ja active Pending
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US20180316157A1 (en) * | 2014-10-24 | 2018-11-01 | Nichia Corporation | Submount and semiconductor laser device |
US10720752B2 (en) * | 2014-10-24 | 2020-07-21 | Nichia Corporation | Submount and semiconductor laser device |
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