JP2005216037A - 使用量検針端末 - Google Patents

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  • Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
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Abstract


【課題】 水道、ガス、電気等の使用量は、使用量メータの累積された累積使用量の所定期間の差で決定し、この使用量を基に料金表で料金計算請求している。従量料金が連続的でないため、期間内の使用量の把握(前回検針時の累積使用量と今回検針時の累積使用量の取り扱い)による誤差が発生することがあり利用者に不信感を与えるという問題があった。
【解決手段】 検針時に端末のOCR部により使用量メータの表示部を直接読み込むことで、検針員が使用量メータの見間違いや入力の操作ミスを排除できる。また、使用量の計算と同時に、単価帯の変る使用量であるかを判定して検針員に確認を催促する。また、過去の使用量と比較して今回使用量が所定の範囲内かを判定して、検針員に器機の誤動作等の確認や利用者に使用量が増えたことの警告メッセージで通知する。
【選択図】 図2

Description

使用量検針員が検針結果をOCR部で直接読み取り、読み取りが正常で、かつ使用量メータの累積使用量の取り扱いが妥当であったことの確認を支援する機能を持った端末に関する。
従来、各家庭での使用水量は積算流量計で計測され、係員がこれを検針する事で把握されている。例えば、水道では、水道使用量をもとに、所定の水道料金テーブル(図4a)で計算され、ユーザーに請求されている。
水道料金では、基本料金と従量料金とからなっているが、一般に、従量料金は一般家庭の標準的な使用量までは無料とし、これを超えた使用量に対して従量料金が加算される。さらに、多くの場合、従量料金の単価は、段階的に高くなるように設定されている。
水道の使用量の決定は、毎月または隔月に一度、所定の日程帯(検針員勤務条件等の理由で完全に同じ日に検針できないため、通常は数日間の間で)に、係員が利用者の水道メータの検針を行う。前回の検針時の累積使用量と今回の累積使用量の差をもとに使用量を調べ、料金を決定する。使用量メータ3の使用量の累積量表示は、立方m単位のデジタル的な値の表示31と、立方m以下一桁目のアナログ的な表示32(図3)がされる。多くの自治体等の水道料金は、立方m単位で行われている。
特開平10−198880号公報
特開平6−150069号公報
水道料金やガス、電気では、使用量の単価が連続的でないため(図4a、図4b、図4c)、単に使用量に一つの単価では決定できない。一方、使用量の把握は検針の係員が水道メータを読み込む時に、立方m以下一桁目のアナログ的な表示32を四捨五入するよう指示されていたとしても、係員によっては、全て切り捨てする人や全て繰り上げる人がおり、前回の係員でない人が検針を行うと使用量に最大2立方m弱の誤差が発生することがある。また、毎回の検針は同じ日に行うことが出来なく、前後数日の異なる日になることが一般である。
このため、通常の水道使用量であるにも関わらず水道料金が異なるという問題があった。また、下水利用量は、流入量を把握するものがないことから、水道使用量をもとに決定されており、水道の使用量を正確に把握ができないと利用者の不信感を大きくするという問題もあった。
これらの問題に対して、使用量メータに使用量の変化時(多分有効単価単位の変化)、使用量メータが通信回線等で検針端末に送信し、検針端末で累積しておき、検針端末が利用毎に設定された基準日の使用量を課金計算装置に送ることで基準日の使用量を把握するという「検針情報通報装置」特開平10−198880がある。この方法では使用量メータに特別な機能や回線等が必要となり、容易に実現出来ないという問題がある。
また、積算電力量計等の使用量メータの積算使用量表示をOCRの方式で読み取る「光学的文字認識装置及び該装置の辞書を備えた計数機器読取装置」特開平6−150069がある。しかし、使用量メータの累積使用量を正確に読み取ることができても、単位以下1桁の取り扱いを機械的に行うと、検針日(前回検針日と今回検針日の違いの問題等で)利用者の検針結果に対する不信感をなくすことができない。
さらに、家庭の水道管や水道栓のパッキング等が古くなる等で漏水がおきた時は少量であった場合、気付かないことがあり、長期にわたって漏水となり、漏水に気付くのに遅れるという問題もあった。
上記課題を解決する為に、請求項1に記載の本発明は、使用量管理システム2と使用量検針端末1を通信または記憶媒体等のデータ交換手段でデータ連携接続しておき、検針員が利用者宅に検針に行く前に、使用量検針端末1に、使用量に応じた単価の適応範囲を記憶した料金テーブル100(図4a)と、検針時に必要な利用者情報(栓番号、氏名、住所、口径、前回の累積使用量等)を利用者マスタ200(図5)に記憶しておく。利用者宅で利用者宅の使用量メータ3(図3)の累積使用量を使用量検針端末1のOCR部15で直接読み込む。読み込んだ使用量メータ3の累積使用量と当該利用者の前回の累積使用量で使用量を計算する。その使用量が料金テーブル100を参照して、単価が変るかを判定し、高い単価帯となる近辺である場合、検針員に使用量メータ3の累積使用量の、特に立方m以下一桁のアナログ的な表示32の扱いが妥当かの確認を催促する確認メッセージを表示部12に表示する。これにより、累積使用量を入力部13等で修正することができ、検針員が変ることにより使用量の判定のバラツキを少なくすることができる。一般の標準的な家庭では、通常基本料金のみであったのに、突然の追加料金となるこを防ぐことができ、利用者に不信感をあたえることをなくすることができる。
請求項2に記載の本発明は、使用量管理システム2と使用量検針端末1を通信または記憶媒体等でデータ連携接続しておき、検針員が利用者宅に検針に行く前に、使用量検針端末1に、使用量に応じた単価の適応範囲を記憶した料金テーブル100(図4a)と、検針時に必要な利用者情報(第1の発明の情報に加えて、少なくとも検針の基準日、基準日累積使用量を持ち)(図5)を使用量管理システム2から受信し、利用者マスタ200に記憶しておく。利用者宅で利用者宅の使用量メータ3(図3)の累積使用量を使用量検針端末1のOCR部15で直接読み取る。読み込んだ使用量メータ3の累積使用量と当該利用者の前回の累積使用量をもとに、標準日と実際検針した日の補正をして、基準日の累積使用量を推定、決定する。この基準日の累積使用量と前回累積使用量で使用量を計算する。このため、毎回の検針日を基準日に検針を行ったようにすることができる。通常、同じ日に行うことはできず最低でも数日のズレがあり、検針日の違いにより料金額が変るという問題を解決することができる。なお、この場合、実際の検針日は、基準日より数日後に行った方が、利用者に無用な不信感を与える(使用していない使用量を請求することが、まれに発生するケースがおきる)ことを排除できる。
さらに、検針時に使用量メータ3の累積使用量表示をもとに、計算した使用量と過去の使用量(図5)を比較することで、検針員は読み取りエラーや操作ミス等の確認、利用者に対しては、異常な使用量となっていることの警告メッセージを利用者に通知することで漏水の早期発見等ができる。
本発明は、水道使用量を検針員が検針結果入力し、当該期間の使用量を決定し、利用者に通知すると共に、検針結果を使用量管理システムに通知する使用量検針端末で、使用量の決定にあたって、利用者が納得するような確認を可能にする仕組みを提供する。
水道や電気、ガスの使用量は、使用する毎に使用量を積算していく使用量メータで把握されているため累積使用量は正確に把握できる。しかし、ある期間の使用量は、その期間のはじめに積算されていた値(前回累積使用量)から検針時に積算されていた値(今回(検針時)累積使用量)の差で把握を行っていたが、この期間の使用量は、単位以下の桁の扱いにより、最大2単位に近いの誤差が発生する可能があった。
本発明により、検針員が使用量メータ3の表示を使用量検針端末1のOCR部15で直接読み取り、これに前回検針時の累積使用量とで自動的に今回使用量を計算し、画面に前回の検針日、前回使用量、今回使用量と合わせて表示する。さらに使用料金単価が変る近辺の値であったかを自動的に判定し、使用料金単価が変る近辺の値であった場合は、確認催促のメッセージを表示、特に立方m以下一桁のアナログ的な表示32の扱いが妥当であったかを確認のためのメッセージ表示を行うことで、検針員に確認を催促することができ、妥当な扱いをすることができ、利用者の不信を払拭することができる。
さらに、基準日を持つことで、毎回の検針日の違いによる、実際の検針日と基準日の値を自動的に補正することで、使用量の誤差を少なくすることが可能となる。また、検針時に使用量メータ3の累積使用量表示をもとに、計算した使用量と過去の使用量(図5)を比較することで、検針員は読み取りエラーや操作ミス等の確認、利用者に対しては、異常な使用量となっていることの警告メッセージを利用者に通知することで漏水の早期発見等の利用者通知することができる。
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、使用量検針端末1であり、携帯用の各種のものがあり、この目的には、HHT装置が適しているが、PDAやノート型パソナルコンピュータ等であってもよい。使用量検針端末1には、本発明の主要となる使用量メータの累積使用量の表示を直接読み取るOCR部15、各種目的の入力部13、検針時の各種情報等の表示を行う表示部12および検針結果の通知書等の印刷を行う印刷部11の機能を持っている。さらに、図示していないが使用量管理システム2と検針に必要なデータおよび検針結果のデータを連携するための機能(通信または、可搬記憶媒体等)の部を持つ。
図2は、本発明の使用量を管理するシステムの全体を示す一例を示す。この例では、使用量管理サーバ21、使用量管理の操作を行うクライアント22と検針員が検針時に使用する使用量検針端末の構成例である。使用量管理システム2は、大型コンピュータ(俗に言われているホストコンピュータ)であっても良く、サーバまたはクライアントであってもよい。また、使用量管理システム2と使用量検針端末1とは、各種の通信であっても、フロッピー(登録商標)、MO等の可搬型各種記憶媒体で必要な情報交換可能な手段でデータ連携できればよい。これのシステム内容および連携手段については公知であり詳細説明は省略する。
図3は、水道の使用量メータ3で、使用量の累積値を表示する累積使用量表示31(デジタル的な表示)と累積使用量把握単位以下1桁目の表示を行う少数点以下一桁表示32(アナログ的表示)の表示を行う。使用量メータは設置時から連続的に使用量を累積表示していく。
水道の例で利用者宅の検針を行う手順を示す。先ず、検針員が検針に行く準備として、使用量検針端末1に使用量システム2から検針先(利用者)とその必要な情報(図4の料金テーブル図4a、図5利用者マスタの情報)を記憶させる。(詳細は省略)
次に図8の手順に従って操作を説明する。利用者宅で、使用量検針端末1の表示部12の初期画面表示S10(図6a) で、利用者番号を入力部13から、「0100225」を入力S20する、画面表示の利用者名「富士 太郎」が表示される。検針対象者の確認S30を行い、間違っていた場合、入力部13から間違いの「2」を入力し、再度初期画面表示に戻る。この場合、検針先が「富士 太郎」であるので、OKの「1」を入力する。使用量検針端末1の入力画面(図6b)の表示が現れる。
検針員は使用量メータ3の累積使用量表示を使用量検針端末1のOCR部15で読み取り、表示部12の検針日累積使用量の表示を行う。OCR部15で読み取りが正常でない場合、何度かトライを行うが正常に読めない場合、使用量メータ3の累積使用量表示を入力部13で検針員が入力S55を行う。
通常は読み取りエラーがないので、自動的に次の、基準日の補正を行うS60のため、利用者マスタ200から富士太郎の基準日「1日」と実際検針日の「5日」を基づいて補正を行う。前回補正の前回累積使用量と今回の検針日を基に補正を行う。この例では、実検針日「5日」と基準日「1日」の補正を行う。
また、この例では、水道料金は隔月毎に行う。従って、基準日より4日遅れて、検針を行ったので、通常60日間である筈であるが、検針間隔が64日であるので、その間の使用量は正比例していたとして計算して補正を行う。詰まり、前回の累積使用量「2561」と今回実検針日の値「2583」で計算して、1日に検針を行ったと推定される「2582」を基準日の累積使用量として表示する。次に、前回の累積使用量と比較して使用量を計算S70し、「21」の表示行う。
次に、料金テーブル100を参照して、使用量の単価の変る使用量であったか否かを判定して所定の値であると判定をS80でおこない、確認を催促するメッセージを画面に表示(図6b)を行う。(単価が変る使用の範囲として「1」とした例(詳細説明略))次いで、当該利用者の過去の水道使用量と比較して、その差が所定の範囲かの判定S95を行い、所定範囲を超えている場合、検針員に入力した値に間違いがないかの確認メッセージを画面表示(図6b)すると共に、異常使用量のフラグを設定(処理中の一時的エリアに(詳細は省略))する。(過去の使用量と比較して異常な使用量の変化の値を「5」とした例であるが、割合であってもよく、例えば、15%以上の場合、異常とする)
単価が変わる使用量の範囲であった場合や、使用量が急増していた場合、検針員に入力結果の確認の入力を催促する。入力の間違いや、入力された、特に立方m以下1桁目の取り扱いが妥当でないと判断された場合は、「2」の入力し、最初の入力画面S40に戻り再度入力をし直す。間違いがなかった場は、「1」の入力すれば、検針結果通知書に検針結果の印刷出力S120を行う。
次に、前記過去の使用量と比較の結果、所定より変化(多く場合)であったか比較S130し、所定以上の前記フラグがONである場合、使用量変化が急激に増えているとの警告メッセージの印刷S140する。前記フラグがOFFの場合、異常なしのメッセージの印刷S150をし、最後に検針員名の印刷S160を行い終了する。
なお、上記説明の過去の使用量に代えて、過去の使用量から検針時の当該利用者の検針日予測累積使用量を使用量管理システム2で計算して、検針に出かける時に、使用量検針端末1の利用者マスタ200に入れでおき、当該利用者の累積使用量と予測累計使用量と比較することで、同様な効果が得られる。また、この予測は使用量管理システム(サーバ)であっても、使用量検針端末1で行ってもよい。
本発明の使用量検針端末を示す図である。 本発明の使用量検針端末を含む使用量管理システム構成図である。 水道使用量メータを示す図である。 料金テーブルを示す図である。 利用者マスタを示す図である。 使用量検針端末画面表示例を示す図である。 検針結果通知書例を示す図である。 本発明の使用量検針端末の検針処理フローチャート図(一例)である。
符号の説明
1 使用量検針端末
2 使用量管理システム
3 使用量メータ
11 印刷部
12 表示部
13 入力部
15 OCR部
21 使用量管理サーバ
22 使用量管理クライアント
31 累積使用量表示
32 少数点以下一桁表示
100 料金テーブル
200 利用者マスタ

Claims (5)

  1. 使用量管理システムと通信または記憶媒体でデータ連携接続し、検針員が検針に必要な情報を前記使用量管理システムから受信、記憶しておき、検針後には検針結果を前記使用量管理システムに送信(出力)する使用量検針端末において、使用量に応じた単価の適応範囲を記憶した料金テーブルと、検針時に必要な利用者情報(少なくとも利用者名、利用者番号、前回検針日、前回累積使用量を含む)を記憶した利用者マスタと、前記利用者宅の使用量メータに表示された累積使用量の値をOCR部で直接読み込んで、前記利用者マスタの当該利用者の検針日累積使用量に登録する入力手段と、前記入力手段で入力された累積使用量の値と前記利用者マスタの前回累積使用量の値で使用量を計算し、その値を当該利用者の使用量に登録する使用量登録手段と、当該使用量の値と前記料金テーブルの単価が変化する使用量と比較して、所定範囲内である場合、前記検針者に、入力の確認を催促する確認要求手段とを持ったことを特徴とする使用量検針端末
  2. 使用量管理システムと通信または記憶媒体でデータ連携接続し、検針員が検針に必要な情報を前記使用量管理システムから受信、記憶しておき、検針後には検針結果を使用量管理システムに送信(出力)する使用量検針端末において、検針時に必要な利用者情報(少なくとも利用者名、利用者番号、前回検針日、前回累積使用量を含む)を記憶した前記利用者マスタと、前記利用者マスタには少なくとも、基準日と基準日累積使用量をさらに持ち、前記利用者宅の使用量メータに表示された累積使用量の値をOCR部で直接読み込んで、前記利用者マスタの当該利用者の検針日累積使用量に登録する入力手段と、前記入力手段で入力された累積使用量の値と当該前回累積使用量を、前記基準日と実検針日との差を基準日累積使用量に補正計算し、その値を前記利用者マスタの前記基準日累積使用量に登録すると共に、この基準日累積使用量と前回累積使用量とをもとに使用量を計算し、その値を前記利用者マスタの当該利用者の使用量に登録する基準日変換手段とを持ったことを特徴とする使用量検針端末
  3. 使用量に応じた単価の適応範囲を記憶した料金テーブルを持ち、前記記載の請求項2の基準日変換手段で基準日に変換された使用量と、前記料金テーブルの単価が変化する使用量と比較して所定範囲内である場合、前記検針者に入力の確認を催促する確認要求手段を持ったことを特徴とする請求項2記載の使用量検針端末
  4. 前記利用者マスタに、当該利用者の過去の使用量または/および、検針日予測累積使用量の一方または両方を持ち、前記過去の使用量と検針結果の使用量または前記検針日予測累積使用量と比較し、使用量の差が所定の以上と判断された場合、利用者に警告メッセージで通知する手段を持ったことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の使用量検針端末
  5. 前記記載の請求項4の前記過去の使用量が、前回検針時の使用量または昨年同期の使用量とすることを特徴とする請求項4記載の使用量検針端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015155832A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 アズビル株式会社 メータデータ確認装置及びメータデータ確認方法
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