JP2005215446A - 画像形成装置およびその反転機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 反転機構部内部に滞留した用紙だけを取り除くだけでジャム処理が完了させる
【解決手段】 反転オプション501の内部で記録媒体の搬送が滞留したときはフラッパ122による搬送方向を反転オプション501側とは逆方向に切り替えて後続する記録媒体を搬送する。
【選択図】 図1

Description

本発明は画像形成装置およびその反転機構に関し、特に反転機構における用紙の搬送制御に関する。
画像形成装置等の用紙搬送装置においては、図10に示すように、所望の画像を記録したプリント用紙はプリント面を下向きにして装置上部に構成した排紙部1001に排紙していた。この場合装置を複雑化せずにページ順通りのプリントアウトが実現できるものの、装置上部に画像読取装置を構成した複合機の場合、ユーザが排紙部に積載されたプリント用紙にアクセスしにくかった。この対応策として、図11に示すように、画像形成装置内部に反転機構を構成し、また画像形成装置外側に排紙トレー1101を構成してユーザがプリント用紙を簡単に取り除けるようにしていた(例えば、特許文献1参照。)。
また内部に反転機構を持たない画像形成装置では、図12に示すように、外付けするオプション装置に反転機構を構成し、ページ順が逆にならないように制御していた。
特開平09−221254号(第2−3項、第1図)
反転機構を有する用紙搬送装置において、反転機構部にジャムが発生した場合は、すべての搬送用紙を停止するように制御していた。したがってユーザは機内に存在するすべての搬送用紙を取り除く必要がり、特に定着器直前で停止した用紙を取り除くには本体カバーを開け、さらに、プロセスカートリッジを抜いてから行なう必要があり、非常に煩わしい処理を行なう必要があった。またジャムした用紙以外のプリント用紙もジャムリカバリ対象用紙とし、ジャム処理後に再プリントしていたため、用紙の無駄な消費に繋がっていた。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、反転機構部内部に滞留した用紙だけを取り除くだけでジャム処理を完了させることができる画像形成装置およびその反転機構の提供を目的としている。
上記課題を解決するため、本発明が提供する画像形成装置は、記録媒体に所望の画像を形成する画像形成手段と、記録媒体を搬送する搬送手段と、搬送手段を駆動する第一の駆動手段と、記録媒体に形成した画像を表裏反転して搬送する反転手段と、反転手段を駆動する第二の駆動手段と、反転手段を利用して排紙するか否かを選択する選択手段と、選択手段によって記録媒体の搬送方向を切り替える切り替え手段とを有し、反転手段内部で記録媒体の搬送が滞留したときは切り替え手段による搬送方向を反転手段側とは逆方向に切り替えて後続する記録媒体を搬送するように制御したことを特徴とする。
また請求項2記載の画像形成装置は、反転手段内部に滞留した記録媒体除去後、滞留した記録媒体以降のページから再画像形成することを特徴とする。
また請求項3記載の画像形成装置は、反転手段内部に記録媒体が滞留した際に排紙した記録媒体は再画像形成しないことを特徴とする。
また請求項4記載の反転機構は、搬送された記録媒体の表裏を変化させずに搬送する第一の搬送手段と、第一の搬送手段を駆動する第一の駆動手段と、搬送された記録紙媒体の表裏を反転させて搬送する第二の搬送手段と、第二の搬送手段を駆動する第二の駆動手段と、第一の搬送手段と第二の搬送手段を切り替える切り替え手段を有し、第二の搬送手段で記録媒体を搬送中に記録媒体が滞留した場合は第一の搬送手段によって後続する記録媒体を搬送するように制御したことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、記録媒体に所望の画像を形成する画像形成手段と、記録媒体を搬送する搬送手段と、搬送手段を駆動する第一の駆動手段と、記録媒体に形成した画像を表裏反転して搬送する反転手段と、反転手段を駆動する第二の駆動手段と、反転手段を利用して排紙するか否かを選択する選択手段と、選択手段によって記録媒体の搬送方向を切り替える切り替え手段とを有し、反転手段内部で記録媒体の搬送が滞留したときは切り替え手段による搬送方向を反転手段側とは逆方向に切り替えて後続する記録媒体を搬送するように制御したことを特徴とし、反転機構内部でジャムが発生したときに後続する記録媒体を装置内に滞留させずに排紙することができる。したがって反転機構部内部に滞留した用紙だけを取り除くだけでジャム処理が完了させることができる。
また、反転手段内部に滞留した記録媒体除去後、滞留した記録媒体以降のページから再画像形成することを特徴とし、簡易な制御でジャムリカバリを実現することができる。
さらに、反転手段内部に記録媒体が滞留した際に排紙した記録媒体は再画像形成しないことを特徴とし、無駄な用紙の消費を妨げることができる。
また本発明の反転機構は、搬送された記録媒体の表裏を変化させずに搬送する第一の搬送手段と、第一の搬送手段を駆動する第一の駆動手段と、搬送された記録紙媒体の表裏を反転させて搬送する第二の搬送手段と、第二の搬送手段を駆動する第二の駆動手段と、第一の搬送手段と第二の搬送手段を切り替える切り替え手段を有し、第二の搬送手段で記録媒体を搬送中に記録媒体が滞留した場合は第一の搬送手段によって後続する記録媒体を搬送するように制御したことを特徴とし、反転機構内部でジャムが発生したときに後続する記録媒体を装置内に滞留させずに排紙することができる。したがって反転機構部内部に滞留した用紙だけを取り除くだけでジャム処理が完了させることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて説明する。
(第一の実施形態)
以下、本発明の第一の実施形態を図1から図4をもとにして説明する。
図1において、101が画像形成装置である。
画像形成装置101において、103は静電潜像担持体たる感光ドラムであり、この感光ドラム103の上方に感光ドラム103の表面を一様に帯電せしめる帯電ローラ104がその表面に当接している。帯電ローラ104の当接位置よりも感光ドラム103の回転方向下流側の帯電された表面には、発光手段によって光ビーム105が照射されるようになっている。この発光手段は、光ビーム105を発する半導体レーザ106と、半導体レーザ106を平行光に偏光するコリメータレンズ107と、光ビーム105を前記感光ドラム103の表面上に走査せしめるポリゴンミラー108と、光ビーム105を前記表面でスポットを形成するように調整する光学レンズ109から形成されており、ポリゴンミラー108はスキャナモータ110によって定速制御されている。さらに、画像データに基づいて、光ビーム105を照射することにより、前記感光ドラム103の表面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、光ビーム105の照射位置よりもさらに感光ドラム103の回転方向下流側で感光ドラム103に当接するように配設された現像装置111によってトナー像として現像される。このトナー像は、感光ドラム103の下方で感光ドラム103に対向するように配設された転写ローラ112によって転写材たる記録紙P上に転写される。この記録紙Pは感光ドラム103の前方(図1において右側)の記録紙カセット113内に収納されているが、手指し給紙114でも給紙が可能である。記録紙カセット113端部には、給紙ローラ115が配設されており、記録紙カセット113内の記録紙Pを搬送路へ送り込む。給紙ローラ115と転写ローラ112の間の搬送路中には、記録紙Pの斜行補正ならびに感光ドラム103上の画像形成と記録紙搬送の同期をとるためのレジストローラ116が配設されており、前述した転写位置へ所定のタイミングで記録紙Pを送り込む。なお、レジストローラ116と給紙ローラ115の間には、レジスト紙有無検知センサ117が配設されており記録紙Pの有無を検知するようになっている。
以上のようにして、未定着トナー像を転写された記録紙Pは、さらに感光ドラム103の後方(図1において左側)の定着装置へと搬送される。該定着装置は内部にハロゲンヒータもしくはセラミックヒータ(図示しない)を有する定着ローラ118と、該定着ローラ118に圧接するように配設された加圧ローラ119で構成されており、転写部から搬送されてきた記録紙Pを上記定着ローラ118と加圧ローラ119の圧接部にて加圧しながら加熱することにより記録紙P上の未定着トナー像を定着せしめる。
圧接部の後方には該圧接部から記録紙Pが排出されることを確認する排紙紙有無検知センサ120が配設されていて、さらに、該排紙紙有無検知センサ120の後方には定着排紙ローラ121が配設されており、定着された記録紙Pをフラッパ122まで搬送する。
フラッパ122は予め制御部〔図示せず〕により切り替えが完了しており、厚紙等のトナー定着面を上側にして1枚ずつ排紙するプリントジョブを実行する場合は、フラッパ122の左側の搬送路を通るようにフラッパ122が切り替えられ、さらに排紙ローラ123によって排紙トレー124に排紙される。
また、複数枚のプリントジョブのようにトナー定着面を下側にし、ページ順が逆にならないように排出する場合は、記録紙Pが右側の搬送路を通るようにフラッパ122を切り替える。反転フラッパ122により、反転フラッパ122右側に搬送された記録紙Pは、反転第一ローラ125によってさらに画像形成装置内部に引き込まれ、記録紙Pの先端が反転センサ126に到達した時点で記録紙Pの搬送速度は増速される。これは、反転通路による搬送距離増加に対しても、画像形成装置の最大搬送枚数を低下させないためである。
反転第一ローラ125によって増速された記録紙Pは、反転センサ126が記録紙Pの先端を検知してから所定期間経過後に反転第二ローラ127を反転し、反転した記録紙Pが排紙ローラ123に到達した時点で反転第二ローラ127を離間させてニップを解除し、再度、正回転してから離間を解除し後続の記録紙Pを待ち受けるように制御する。なお、反転第一ローラ125および反転第二ローラ127は、反転時以外に記録紙Pを搬送するローラ(給紙ローラ115、レジストローラ116、転写ローラ112、定着ローラ118、加圧ローラ119、定着排紙ローラ121、排紙ローラ123)とは別モータで駆動するように制御されている。
128は反転滞留センサであり、反転時におけるジャムの発生により記録紙Pが画像形成装置101内に残留したことを検知するためのセンサである。記録紙Pの用紙後端が反転センサ126を抜けてから所定期間経過しても反転滞留センサ128に到達しないとき、あるいは、一旦、記録紙Pの先端が反転滞留センサ128に到達してから所定期間経過しても記録紙Pの用紙後端が反転滞留センサ128を抜けないときに反転機構部でのジャムと判断している。
129は排紙センサであり、反転させずに記録紙Pを排紙するとき、排紙紙有無センサ120を記録紙Pの後端が抜けてから所定期間経過しても排紙センサ129に記録紙Pが到達しないとき、あるいは、反転時において、反転滞留センサ128を記録紙Pの後端が抜けてから所定期間経過しても排紙センサ129に記録紙Pが到達しないときに排紙ジャムと判断している。
なお、図1の画像形成装置において、反転機構部に関わる電気制御部を抜き出したブロック図が図2である。
図2において、201は画像形成装置全体の制御を司るCPUである。CPU201には、反転センサ126、反転滞留センサ128、排紙センサ129が接続され、反転機構部内を搬送する記録紙Pの搬送位置を確認する。また、記録紙Pを反転機構部に搬送するように切り替えるための反転フラッパ122を駆動するための反転ソレノイド202、反転機構部の搬送駆動源である反転駆動モータ203、反転機構部以外の搬送駆動源であるメインモータ204が各々のモータドライバ205、206を介して接続されている。
このような構成において、本発明における反転機構部で記録紙Pの反転滞留ジャムが発生した場合の制御について図3のフロチャート図を用いて具体的に説明する。なお、本実施形態では連続して搬送される記録紙の用紙間隔が広い場合に限定し、先行する記録紙がジャムを発生した場合でも後続の記録紙は反転機構部に到達していないものとして説明していく。
まずステップ301において、反転センサ126がオンするまで待機し、反転センサ126が記録紙Pの用紙先端を検知するとステップ302においてタイマ1をセットする。ここでセットするタイマ値は、反転機構部に搬送される記録紙Pの用紙長に対して最適なジャム検知時間である。
ステップ303では反転滞留センサ128がオンしたか否か判断し、ステップ304にてステップ302でセットしたタイマ1が終了したと判断するまで反転滞留センサ128を監視する。
ステップ303において反転滞留センサ128がオンしたと判断(ステップ303の判定がYes)すると、ステップ305に遷移し、タイマ2をセットする。ここでセットするタイマ値は記録紙Pの反転に際し、搬送する記録紙Pの長さに対して最適なジャム検知時間である。
ステップ306では反転滞留センサ128がオフしたか否か判断し、ステップ307にてステップ305でセットしたタイマ2が終了したと判断するまで反転滞留センサ128を監視する。
ステップ306において反転滞留センサ128がオフしたと判断(ステップ306の判定がYes)すると、ステップ308に遷移し、タイマ3をセットする。ここでセットするタイマ値は記録紙Pが反転してから排紙するまでに搬送する記録紙Pの長さに対して最適なジャム検知時間である。
ステップ309では排紙センサ129がオンしたか否かを判断し、ステップ310にてステップ308でセットしたタイマ3が終了するまで排紙センサ129を監視し、排紙センサ129が、タイマ3が終了するまでにオンすると(ステップ309の判定がYes)、反転した記録紙Pが問題なく排紙センサ129まで搬送されたと判断して本ルーチンを抜ける。
一方、ステップ304においてタイマ1が終了するまでに反転滞留センサ128がオンしない場合、あるいは、ステップ307においてタイマ2が終了するまでに反転滞留センサ128がオフしない場合、あるいは、ステップ310においてタイマ3が終了するまでに排紙センサ129がオンしない場合は、反転機構部においてジャムが発生したと判断してステップ311に遷移する。
ステップ311では反転機構部内で記録紙を搬送するための反転第一ローラ125、および、反転第二ローラ127の駆動源である反転駆動モータ203を停止し、次にステップ312において、記録紙Pを反転機構部に導くための反転フラッパ122の反転駆動ソレノイド202をオフする。この状態においては、反転機構部以外の駆動源はオンしているのでジャムした記録紙Pの後続紙は図4のようにフェースアップ排紙用の搬送路を通り、搬送されることになる。
ステップ313では反転機構部以外に残留紙があるか否かをレジスト紙有無センサ117、および、定着排紙有無検知センサ120で監視し、レジスト紙有無センサ117、および、定着排紙有無検知センサ120で用紙を検知しなくなった場合は(ステップ313の判定がYes)、ステップ314に遷移し、排紙センサ129がオフしたか否かを判断する。ここで排紙センサ129がオフしたと判断すると(ステップ314の判定がYes)、ステップ315に遷移し反転機構部以外の搬送源であるメインモータ204を停止し、本ルーチンを抜ける。
以上説明したように本発明によれば、反転機構部において記録紙Pのジャムが発生した場合は、即座にすべての搬送を停止せずに、反転フラッパをオフすることでフェースアップ用の搬送路に切り替え、ジャムした用紙以外の記録紙を順次排紙することが可能である。
なお、本実施形態においては、連続する記録紙の用紙間隔が広い場合に限定して説明したが、用紙間隔が狭い場合はジャムを発生した用紙以外の位置を正確に判断することでさらに細かい用紙搬送制御が可能なことは言うまでもない。例えば、先行紙がジャムを発生し、後続する2枚目の用紙が反転機構部に搬送されていた場合は、3枚目以降の後続紙を排紙する。あるいは、先行紙がジャムを発生し、先行紙の後端が反転機構部との分岐地点に残留している場合は、後続する記録紙の搬送を行なわない、といった細かい制御が可能である。
(第二の実施形態)
第一の実施形態では、反転機構部を画像形成装置内に構成する系において、反転機構部でジャムが発生した場合の後続紙の搬送制御について説明した。
本実施形態では、反転機構部を画像形成装置本体に構成せずにオプション装置として構成した場合について図5、図6をもとにして説明する。
図5は反転機構部を持たない画像形成装置101に、反転オプションを装着した構成図である。
図5において、103は静電潜像担持体たる感光ドラムであり、この感光ドラム103の上方に感光ドラム103の表面を一様に帯電せしめる帯電ローラ104がその表面に当接している。帯電ローラ104の当接位置よりも感光ドラム103の回転方向下流側の帯電された表面には、発光手段によって光ビーム105が照射されるようになっている。この発光手段は、光ビーム105を発する半導体レーザ106と、半導体レーザ106を平行光に偏光するコリメータレンズ107と、光ビーム105を前記感光ドラム103の表面上に走査せしめるポリゴンミラー108と、光ビーム105を前記表面でスポットを形成するように調整する光学レンズ109から形成されており、ポリゴンミラー108はスキャナモータ110によって定速制御されている。さらに、画像データに基づいて、光ビーム105を照射することにより、前記感光ドラム103の表面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、光ビーム105の照射位置よりもさらに感光ドラム103の回転方向下流側で感光ドラム103に当接するように配設された現像装置111によってトナー像として現像される。このトナー像は、感光ドラム103の下方で感光ドラム103に対向するように配設された転写ローラ112によって転写材たる記録紙P上に転写される。この記録紙Pは感光ドラム103の前方(図5において右側)の記録紙カセット113内に収納されているが、手差し給紙114でも給紙が可能である。記録紙カセット113端部には、給紙ローラ115が配設されており、記録紙カセット113内の記録紙Pを搬送路へ送り込む。給紙ローラ115と転写ローラ112の間の搬送路中には、記録紙Pの斜行補正ならびに感光ドラム103上の画像形成と記録紙搬送の同期をとるためのレジストローラ116が配設されており、前述した転写位置へ所定のタイミングで記録紙Pを送り込む。なお、レジストローラ116と給紙ローラ115の間には、レジスト紙有無検知センサ117が配設されており記録紙Pの有無を検知するようになっている。
以上のようにして、未定着トナー像を転写された記録紙Pは、さらに感光ドラム103の後方(図5において左側)の定着装置へと搬送される。該定着装置は内部にハロゲンヒータもしくはセラミックヒータ(図示しない)を有する定着ローラ118と、該定着ローラ118に圧接するように配設された加圧ローラ119で構成されており、転写部から搬送されてきた記録紙Pを上記定着ローラ118と加圧ローラ119の圧接部にて加圧しながら加熱することにより記録紙P上の未定着トナー像を定着せしめる。
圧接部の後方には該圧接部から記録紙Pが排出されることを確認する排紙紙有無検知センサ120が配設されていて、さらに、該排紙紙有無検知センサ120の後方には定着排紙ローラ121が配設されており、定着された記録紙Pをさらに下流方向(図の左側)の排紙ローラ123まで搬送する。129は排紙センサであり、画像形成装置101は排紙センサ129によって記録紙Pが画像形成装置101から排紙されたことを確認する。
501は反転オプションであり、画像形成装置101でプリントされた記録紙Pは印字面を上側にして反転オプション501に搬入され、反転オプション501内で反転された後、排紙ビン(排紙トレー)502に排紙され積載される。
図6は反転オプション501の内部構成図であり、画像形成装置101から搬送された記録紙は図の右側から搬入され、図の左側に装着される排紙ビン(排紙トレー)502に排紙する。
反転オプション501は1枚のみのプリント用紙に対しては搬入されてきたプリント用紙を反転せずに排紙トレー502に搬送する。したがって排紙トレー502上のプリント用紙は印字面を上側にして積載される。
一方、複数ページのジョブが実行された場合、プリント用紙が搬入された反転オプション501は、反転フラッパ601を駆動し、プリント用紙を図の下側に向ける。そして反転第一ローラ602によって反転機構部内に搬送され、プリント用紙の先端が反転センサ603に到達した時点でプリント用紙の搬送速度は増速される。これは、反転通路による搬送距離増加に対しても、反転オプション501の最大搬送枚数を低下させないためである。
反転第一ローラ602によって増速された記録紙Pは、反転センサ603がプリント用紙の先端を検知してから所定期間経過後に反転第二ローラ604を反転し、反転したプリント用紙が排紙ローラ606に到達した時点で反転第二ローラ604を離間させてニップを解除し、再度、正回転してから離間を解除し後続の記録紙Pを待ち受けるように制御する。
なお、605は反転時におけるジャムの発生によりプリント用紙が反転オプション501内に残留したことを検知するための反転滞留センサであり、607は反転オプション501からプリント用紙が排紙されたことを確認するための反転排紙センサである。
なお、図6の反転オプションにおける電気制御部を抜き出したブロック図が図7である。
図7において、701は画像形成装置全体の制御を司るCPUである。CPU701には、反転センサ603、反転滞留センサ605、反転排紙センサ607が接続され、反転機構部内を搬送するプリント用紙の搬送位置を確認している。また、プリント用紙を反転搬送するように切り替えるための反転フラッパ601を駆動するための反転ソレノイド702、反転機構部の搬送駆動源である反転駆動モータ703、および、排紙ローラ603の搬送駆動源である反転排紙モータ704が各々のモータドライバ705、706を介して接続されている。
このような構成において、本発明における反転オプションにおいて、反転機構部でプリント用紙の反転滞留ジャムが発生した場合の制御について図8のフロチャート図を用いて具体的に説明する。なお、本実施形態では連続して搬送される記録紙の用紙間隔が広い場合に限定し、先行する記録紙がジャムを発生した場合でも後続の記録紙は反転機構部に到達していないものとして説明していく。
まずステップ801において、反転センサ603がオンするまで待機し、反転センサ603がプリント用紙の先端を検知するとステップ802においてタイマ1をセットする。ここでセットするタイマ値は、反転機構部に搬送されるプリント用紙の用紙長に対して最適なジャム検知時間である。
ステップ803では反転滞留センサ605がオンしたか否か判断し、ステップ804にてステップ802でセットしたタイマ1が終了したと判断するまで反転滞留センサ605を監視する。
ステップ803において反転滞留センサ605がオンしたと判断(ステップ803の判定がYes)すると、ステップ805に遷移し、タイマ2をセットする。ここでセットするタイマ値はプリント用紙の反転に際し、搬送するプリント用紙の長さに対して最適なジャム検知時間である。
ステップ806では反転滞留センサ605がオフしたか否か判断し、ステップ807にてステップ805でセットしたタイマ2が終了したと判断するまで反転滞留センサ605を監視する。
ステップ806において反転滞留センサ605がオフしたと判断(ステップ806の判定がYes)すると、ステップ808に遷移し、タイマ3をセットする。ここでセットするタイマ値はプリント用紙が反転してから排紙するまでに搬送するプリント用紙の長さに対して最適なジャム検知時間である。
ステップ809では排紙センサ607がオンしたか否かを判断し、ステップ810にてステップ808でセットしたタイマ3が終了するまで排紙センサ607を監視し、排紙センサ607が、タイマ3が終了するまでにオンすると(ステップ809の判定がYes)、反転したプリント用紙が問題なく排紙センサ607まで搬送されたと判断して本ルーチンを抜ける。
一方、ステップ804においてタイマ1が終了するまでに反転滞留センサ605がオンしない場合、あるいは、ステップ807においてタイマ2が終了するまでに反転滞留センサ605がオフしない場合、あるいは、ステップ810においてタイマ3が終了するまでに排紙センサ607がオンしない場合は、反転機構部においてジャムが発生したと判断してステップ811に遷移する。
ステップ811では反転機構部内で記録紙を搬送するための反転第一ローラ602、および、反転第二ローラ604の駆動源である反転駆動モータ703を停止し、次にステップ812において、記録紙Pを反転機構部に導くための反転フラッパ601の駆動ソレノイド702をオフする。
ステップ813では排紙センサ607がオフしたか否かを判断し、排紙センサ607がオフしたと判断すると(ステップ813の判定がYes)、ステップ814に遷移し、反転排紙モータ704を停止し、本ルーチンを抜ける。
以上説明したように本発明によれば、反転機構部においてプリント用紙のジャムが発生した場合は、反転排紙ローラの搬送を停止せずに、反転フラッパをオフすることでフェースアップ用の搬送路に切り替え、ジャムした用紙以外の記録紙を順次排紙することが可能である。
なお、本実施形態においては、連続する記録紙の用紙間隔が広い場合に限定して説明したが、用紙間隔が狭い場合はジャムを発生した用紙以外の位置を正確に判断することでさらに細かい用紙搬送制御が可能なことは言うまでもない。例えば、先行紙がジャムを発生し、後続する2枚目の用紙が反転機構部に搬送されていた場合は、3枚目以降の後続紙を排紙する。あるいは、先行紙がジャムを発生し、先行紙の後端が反転機構部との分岐地点に残留している場合は、後続する記録紙の搬送を行なわない、といった細かい制御が可能である。
(第三の実施形態)
第一、第二の実施形態では、反転機構部においてジャムが発生した場合の、ジャム用紙以外の制御方法について説明した。
本実施形態では、ジャム処理後の再プリントにおける、再プリント対象用紙の制御について説明したものである。
以下、図9のフロチャート図をもとにして本実施形態について説明する。
ステップ901において、ジャムが発生したか否かを判断し、ジャムが発生すると(ステップ901がYes)、ステップ902においてジャムが発生するまでに排紙した枚数をメモリ1に格納する。ステップ903では、ジャム発生後、第一、あるいは、第二の実施形態で実施した処理によって排紙した枚数をメモリ2に格納し、ステップ904において、ジャム用紙を含めた機内残留枚数をメモリ3に格納する。
仮に10ページのジョブをプリント中にジャムが発生し、メモリ1に格納された枚数が3枚、メモリ2に格納された枚数が2枚、メモリ3に格納された枚数が1枚とすると、4ページ目のプリント用紙がジャムを発生し、5ページ、6ページのプリント用紙は無事排紙されたことが判断できる。
そのためリカバリ処理の必要があるページは、4ページと7ページ以降である。
ステップ905では、この判断方法にしたがって導いたページのみリカバリを実行し、本ルーチンを抜ける。
以上説明したように、ジャムが発生した場合に、ジャムが発生するまでに排紙した枚数、ジャム処理で排紙した枚数、および、機内残留枚数からリカバリに必要なページ数を的確に判断することができる。
なおこの制御の場合、ジャム処理で排紙したプリント用紙はジャム処理前に排紙したプリント用紙と印字面が逆で、ページ順もばらばらになってしまう。
制御の簡素化とユーザがページ順を揃える煩わしさを解消するために、ジャム後のリカバリは、プリント枚数を最小にするかジョブを始めからプリントしなおすか選択可能にすることで、さらにユーザニーズにマッチした制御を行なえることは言うまでもない。
第一の実施形態を説明するための反転機構を備えた画像形成装置の構成図である。 第一の実施形態を説明するための反転機構の電気ブロック図である。 第一の実施形態を説明するためのフロチャート図である。 第一の実施形態を説明するためのイメージ図である。 第二の実施形態を説明するための反転オプションを装着した画像形成装置の構成図である。 第二の実施形態を説明するための反転オプションの構成図である。 第二の実施形態を説明するための反転オプションの電気ブロック図である。 第二の実施形態を説明するためのフロチャート図である。 第三の実施形態を説明するためのフロチャート図である。 従来例を説明するための構成図である。 従来例を説明するための構成図である。 従来例を説明するための構成図である。
符号の説明
101 画像形成装置
103 感光ドラム
104 帯電ローラ
105 光ビーム
106 半導体レーザ
107 コリメータレンズ
108 ポリゴンミラー
109 光学レンズ
110 スキャナモータ
111 現像装置
112 転写ローラ
113 記録紙カセット
114 手差し給紙部
115 給紙ローラ
116 レジストローラ
117 レジスト紙有無検知センサ
118 定着ローラ
119 加圧ローラ
120 定着排紙有無検知センサ(排紙紙有無検知センサ)
121 定着排紙ローラ
122 反転フラッパ
123 排紙ローラ
124 排紙トレー
125 反転第一ローラ
126 反転センサ
127 反転第二ローラ
128 反転滞留センサ
129 排紙センサ
201 CPU
202 反転ソレノイド
203 反転駆動モータ
204 メインモータ
205 反転モータドライバ
206 メインモータドライバ
501 反転オプション
502 排紙トレー
601 反転フラッパ
602 反転第一ローラ
603 反転センサ
604 反転第二ローラ
605 反転滞留センサ
606 反転排紙ローラ
607 反転排紙センサ
701 CPU
702 反転ソレノイド
703 反転駆動モータ
704 反転排紙モータ
705 反転モータドライバ
706 反転モータドライバ
1001 排紙トレー(排紙部)
1101 排紙トレー

Claims (4)

  1. 記録媒体に所望の画像を形成する画像形成手段と、
    記録媒体を搬送する搬送手段と、
    搬送手段を駆動する第一の駆動手段と、
    記録媒体に形成した画像を表裏反転して搬送する反転手段と、
    反転手段を駆動する第二の駆動手段と、
    反転手段を利用して排紙するか否かを選択する選択手段と、
    選択手段によって記録媒体の搬送方向を切り替える切り替え手段とを有し、
    反転手段内部で記録媒体の搬送が滞留したときは切り替え手段による搬送方向を反転手段側とは逆方向に切り替えて後続する記録媒体を搬送するように制御したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 反転手段内部に滞留した記録媒体除去後、滞留した記録媒体以降のページから再画像形成することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 反転手段内部に記録媒体が滞留した際に排紙した記録媒体は再画像形成しないことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 搬送された記録媒体の表裏を変化させずに搬送する第一の搬送手段と、
    第一の搬送手段を駆動する第一の駆動手段と、
    搬送された記録紙媒体の表裏を反転させて搬送する第二の搬送手段と、
    第二の搬送手段を駆動する第二の駆動手段と、
    第一の搬送手段と第二の搬送手段を切り替える切り替え手段を有し、
    第二の搬送手段で記録媒体を搬送中に記録媒体が滞留した場合は第一の搬送手段によって後続する記録媒体を搬送するように制御したことを特徴とする反転機構。
JP2004023451A 2004-01-30 2004-01-30 画像形成装置およびその反転機構 Withdrawn JP2005215446A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011241001A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Kyocera Mita Corp シート材搬出装置及び画像形成装置

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