JP2005215356A - プロジェクタ及び光源装置 - Google Patents

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【課題】 放物面リフレクタを有する光源装置を備えたプロジェクタにおいて、電気光学変調装置に照射される照明光束の平行度を向上させることができ、もって画像品質を向上させることのできるプロジェクタを提供する。
【解決手段】 放物面リフレクタ114及び放物面リフレクタ114の焦点近傍に配置された発光管112を含む光源ランプ並びにこの光源ランプを固定するための光源ランプ用筐体を有する光源装置110Aと、第1レンズアレイ120と、第2レンズアレイ130と、重畳レンズ150とを有する照明装置100Aと、この照明装置100Aからの光を画像情報に応じて変調する液晶表示装置400R,400G,400Bと、これら液晶表示装置400R,400G,400Bにより変調された光を投写する投写光学系600とを備えたプロジェクタにおいて、光源ランプ用筐体のフロントガラスとして凸レンズ119Aを用いたことを特徴とするプロジェクタ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プロジェクタ及び光源装置に関する。
図6は、従来のプロジェクタの光学系を示す図である。このプロジェクタ800は、図6に示すように、照明装置802と、液晶表示装置400R,400G,400Bと、投写光学系600とを備え、照明装置802からの照明光束を、液晶表示装置400R,400G,400Bにより画像情報に応じて変調し、これらの変調光束を投写光学系600によりスクリーンSCRなどの投写面上に投写することにより画像表示を実現している(例えば、特許文献1参照。)。
このプロジェクタ800においては、照明装置802は、被照明領域側に略平行な照明光束を射出する光源装置810と、光源装置810からの照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の小レンズを有する第1レンズアレイ820と、第1レンズアレイ820の複数の小レンズに対応する複数の小レンズを有する第2レンズアレイ830と、第2レンズアレイ830からの各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズ850とを有している。
このプロジェクタ800においては、光源装置810として、プロジェクタの小型化を図ることが容易な楕円面リフレクタを有する光源装置、すなわち、楕円面リフレクタ814と、楕円面リフレクタ814の第1焦点近傍に発光中心を有する発光管812と、楕円面リフレクタ814からの集束光を略平行な照明光束に変換する平行化レンズ818とを有する光源装置を用いている。
図7は、このような従来のプロジェクタにおける問題点を説明するために示す図である。このプロジェクタ800は、図7に示すように、発光管812から射出される光や楕円面リフレクタ814で反射される光のうち照明光軸に近い光は、発光管812の端部(図7の位置A)で蹴られてしまい、その分光の利用効率が低下(2〜5%程度)してしまったり、迷光レベルが大きくなって画像品質が劣化してしまったりするという問題があった。
図8は、従来の他のプロジェクタの光学系を示す図である。このプロジェクタ900は、図8に示すように、従来のプロジェクタ800における光源装置810を、放物面リフレクタを有する光源装置910に代えたものである。すなわち、従来の他のプロジェクタ900においては、光源装置910として、放物面リフレクタ914と、この放物面リフレクタ914の焦点近傍に発光中心を有する発光管912とを有する光源装置910を用いている。
この従来の他のプロジェクタ900によれば、従来のプロジェクタ800における問題点を効果的に解決することができる。図9は、このような従来の他のプロジェクタの効果を説明するために示す図である。すなわち、従来の他のプロジェクタ900によれば、発光管912から射出される光や放物面リフレクタ914で反射される光のうち照明光軸に近い光も、発光管912で蹴られてしまうことがなくなり、その結果、光の利用効率が低下してしまったり迷光レベルが大きくなって画像品質が劣化してしまったりすることが効果的に抑制されるようになる。
特開2000−347293号公報(図11及び図14)
しかしながら、従来の他のプロジェクタ900においては、放物面リフレクタ914を用いているため、放物面リフレクタ914からの照明光束はそのまま略平行光として第1レンズアレイ920に向かって進行する。このため、第1レンズアレイ920の大きさが、楕円面リフレクタを用いたプロジェクタの場合よりは、大きくなってしまうために、第1レンズアレイから電気光学変調装置としての液晶表示装置400R,400G,400Bに向かって進行する照明光束の集束角度が大きくなってしまう。その結果、液晶表示装置400R,400G,400Bに照射される照明光束の平行度が低下し、ひいては画像品質が低下し易くなるという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、放物面リフレクタを有する光源装置を備えたプロジェクタにおいて、電気光学変調装置に照射される照明光束の平行度を向上させることができ、もって画像品質を向上させることのできるプロジェクタ及びこれに用いる光源装置を提供することを目的とする。
(1)本発明のプロジェクタは、放物面リフレクタ及びこの放物面リフレクタの焦点近傍に配置された発光管を含む光源ランプ並びにこの光源ランプを固定するための光源ランプ用筐体を有する光源装置と、この光源装置からの照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の小レンズを有する第1レンズアレイと、この第1レンズアレイの複数の小レンズに対応する複数の小レンズを有する第2レンズアレイと、この第2レンズアレイからの各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズとを有する照明装置と、
この照明装置からの光を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、
この電気光学変調装置により変調された光を投写する投写光学系とを備えたプロジェクタにおいて、
前記光源ランプ用筐体のフロントガラスとして凸レンズを用いたことを特徴とする。
このため、本発明のプロジェクタによれば、放物面リフレクタからの照明光束は光源ランプ用筐体のフロントガラスとして用いた凸レンズによって一旦集束光に変換され、この集束光が第1レンズアレイに向かって照射されるようになるため、第1レンズアレイの大きさをより小さくすることができるようになる。このため、第1レンズアレイから電気光学変調装置に向かって進行する照明光束の集束角度を小さくすることができる。その結果、電気光学変調装置に照射される照明光束の平行度を向上させることが可能になり、ひいては画像品質を向上させることが可能になる。
また、本発明のプロジェクタによれば、光源ランプ用筐体のフロントガラスを凸レンズとしている。この場合、光源ランプ用筐体のフロントガラスは通常光源ランプの極近傍に配置されているために、凸レンズから第1レンズアレイまでの距離を比較的長く取ることができるようになる。その結果、凸レンズのパワーをそれ程大きくすることなく第1レンズアレイの大きさを小さくするができるようになり、そのため、凸レンズを設けることによって新たに発生することになる収差(球面収差、色分離など)を比較的小さなものとすることができる。
(2)上記(1)に記載のプロジェクタにおいては、前記凸レンズは、光入射面が凸面であり、光射出面が平面であることが好ましい。
本発明のプロジェクタにおいては、光射出面が凸面である凸レンズを用いることによっても、上記した優れた効果を得ることができるが、このように光入射面が凸面である凸レンズを用いることにより、仮に発光管が破裂した場合であっても、その破片が凸面に衝突する際にこの凸面の作用によって、光入射面が平面である場合に比べて衝突力を緩和することができる。このため、防爆性の高いプロジェクタとなる。
また、光入射面が凸面である凸レンズを用いることにより、光射出面が凸面である凸レンズを用いる場合に比べて、凸レンズから第1レンズアレイまでの距離をより長く取ることができるようになる。
(3)上記(1)又は(2)に記載のプロジェクタにおいては、前記凸レンズの焦点距離は、前記凸レンズと前記電気光学変調装置との間の間隔よりも大きい値に設定されていることが好ましい。
このように構成することにより、凸レンズのパワーを比較的小さなものにすることによって、上記した収差(球面収差、色分離など)を比較的小さなものに抑制しながら、第1レンズアレイの大きさを十分に小さくすることが可能になる。
(4)上記(1)〜(3)のいずれかに記載のプロジェクタにおいては、前記電気光学変調装置は、マイクロレンズアレイ付きの液晶表示装置であることが好ましい。
電気光学変調装置の中でも、マイクロレンズアレイ付きの液晶表示装置は、照射される照明光束の平行度として高い平行度が要求される。このため、このようなマイクロレンズアレイ付きの液晶表示装置を備えたプロジェクタに本発明を適用した場合の効果は特に大きなものとなる。
(5)本発明の光源装置は、上記(1)〜(4)のいずれかに記載のプロジェクタに用いるための光源装置であって、放物面リフレクタ及びこの放物面リフレクタの焦点近傍に配置された発光管を含む光源ランプ並びにこの光源ランプを固定するための光源ランプ用筐体を有し、この光源ランプ用筐体のフロントガラスとして凸レンズを用いたことを特徴とする。
このため、本発明の光源装置を備えることによって、電気光学変調装置に照射される照明光束の平行度を向上させることができ、もって画像品質を向上させることのできるプロジェクタを提供することが可能となる。
以下、本発明が適用されたプロジェクタ及び光源装置について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係るプロジェクタの光学系を示す図である。なお、以下の説明においては、互いに直交する3つの方向をそれぞれz方向(図1における照明光軸方向)、x方向(図1における紙面に平行かつz軸に直交する方向)及びy方向(図1における紙面に垂直かつz軸に直交する方向)とする。
本発明の実施形態1に係るプロジェクタ1000Aは、図1に示すように、照明装置100Aと、液晶表示装置400R,400G,400Bと、投写光学系600とを備えている。照明装置100Aは、被照明領域側に略平行な照明光束を射出する光源装置110Aと、光源装置110Aからの照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の小レンズを有する第1レンズアレイ120と、第1レンズアレイ120の複数の小レンズに対応する複数の小レンズを有する第2レンズアレイ130と、第2レンズアレイ130からの各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズ150とを有している。
このプロジェクタ1000Aにおいては、光源装置110Aとして、放物面リフレクタ114及び放物面リフレクタ114の焦点近傍に配置された発光管112を含む光源ランプ(図示せず。)並びにこの光源ランプを固定するための光源ランプ用筐体(図示せず。)を有する光源装置を用いている。
図2及び図3は、実施形態1に係るプロジェクタの効果を説明するために示す図である。なお、図3においては、第1レンズアレイ120及び第2レンズアレイ130における各小レンズについては、偏心を省略して示している。また、偏光変換素子140の偏光分離面において反射された偏光についての光線軌跡は省略している。また、ダイクロイックミラー210,220についても省略している。さらにまた、液晶表示装置としては、緑用の液晶表示装置400Gを代表して示している。
実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、光源装置110Aに放物面リフレクタ114を用いている。このため、図2に示すように、発光管112から射出される光や放物面リフレクタ114で反射される光のうち照明光軸に近い光も、発光管112に蹴られてしまうことがなくなり、その結果、光の利用効率が低下してしまったり迷光レベルが大きくなって画像品質が劣化してしまったりすることが効果的に抑制されるようになる。
また、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、光源ランプ用筐体のフロントガラスとして凸レンズ119Aを用いている。このため、図3に示すように、放物面リフレクタ114からの照明光束は光源ランプ用筐体のフロントガラスとしての凸レンズ119Aによって一旦集束光に変換され、この集束光が第1レンズアレイ120に向かって照射されるようになるため、第1レンズアレイ120の大きさをより小さくすることができるようになる。このため、第1レンズアレイから液晶表示装置400R,400G,400Bに向かって進行する照明光束の集束角度を小さくすることができる。その結果、液晶表示装置400R,400G,400Bに照射される照明光束の平行度を向上させることが可能になり、ひいては画像品質を向上させることが可能になる。
また、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、光源ランプ用筐体のフロントガラスとして凸レンズ119Aを用いている。このため、凸レンズ119Aから第1レンズアレイ120までの距離を比較的長く取ることができるようになる。その結果、凸レンズ119Aのパワーをそれ程大きくすることなく第1レンズアレイ120の大きさを小さくするができ、そのため、凸レンズ119Aを設けることによって新たに発生することになる収差(球面収差、色分離など)を比較的小さなものとすることができるという効果もある。
実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、凸レンズ119Aとして、光入射面が凸面であり、光射出面が平面である凸レンズを用いている。
本発明のプロジェクタにおいては、光射出面が凸面である凸レンズ(実施形態2及び実施形態3参照。)を用いることによっても、上記した優れた効果を得ることができるが、このように光入射面が凸面である凸レンズを用いることにより、さらに防爆性に優れたプロジェクタとすることができる。すなわち、仮に発光管が破裂した場合であっても、その破片がフロントガラスの凸面に衝突する際に、この凸面の作用によって、光入射面が平面である場合に比べて衝突力を緩和することができるのである。
また、光入射面が凸面である凸レンズを用いることにより、光射出面が凸面である凸レンズを用いる場合に比べて、凸レンズから第1レンズアレイまでの距離をより長く取ることができるようになる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000Aにおいては、凸レンズ119Aの焦点距離は、凸レンズ119Aと液晶表示装置400R,400G,400Bとの間の間隔よりも大きい値に設定されている。このため、凸レンズ119Aのパワーを比較的小さなものにすることによって、上記した収差(球面収差、色分離など)を比較的小さなもの抑制しながら、第1レンズアレイ120の大きさを十分に小さくすることが可能になる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000Aは、液晶表示装置400R,400G,400Bとして、マイクロレンズアレイ付きの液晶表示装置を用いている。電気光学変調装置の中でも、マイクロレンズアレイ付きの液晶表示装置は、照射される照明光束の平行度として高い平行度が要求される。このため、このようなマイクロレンズアレイ付きの液晶表示装置を備えたプロジェクタに本発明を適用した場合の効果は特に大きなものとなる。
[実施形態2]
図4は、本発明の実施形態2に係るプロジェクタの光学系を示す図である。
実施形態2に係るプロジェクタ1000Bは、図4に示すように、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aとは、光源装置の構成が異なっている。
すなわち、実施形態2に係るプロジェクタ1000Bにおいては、光源装置として、光源ランプ用筐体のフロントガラスとして光入射面が平面であり光射出面が凸面である凸レンズ119Bを用いた光源装置110Bを用いている。
このように、実施形態2に係るプロジェクタ1000Bは、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aとは、光源装置の構成が異なるが、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aの場合と同様に、光源装置として、放物面リフレクタ114及び放物面リフレクタ114の焦点近傍に配置された発光管112を含む光源ランプ(図示せず。)並びにこの光源ランプを固定するための光源ランプ用筐体(図示せず。)を有し、この光源ランプ用筐体のフロントガラスとして凸レンズ119Bを用いた光源装置110Bを用いているため、放物面リフレクタ114からの照明光束は凸レンズ119Bによって一旦集束光に変換され、この集束光が第1レンズアレイ120に向かって照射されるようになるため、第1レンズアレイ120の大きさをより小さくすることができるようになる。このため、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aの場合と同様に、液晶表示装置400R,400G,400Bに照射される照明光束の平行度を向上させることが可能になり、ひいては画像品質を向上させることが可能になる。
また、実施形態2に係るプロジェクタ1000Bによれば、光源ランプ用筐体のフロントガラスを凸レンズ119Bとしているために、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aの場合と同様に、凸レンズ119Bから第1レンズアレイ120までの距離を比較的長く取ることができるようになる。その結果、凸レンズ119Bのパワーをそれ程大きくすることなく第1レンズアレイ120の大きさを小さくするができるようになり、そのため、凸レンズ119Bを設けることによって新たに発生することになる収差(球面収差、色分離など)を比較的小さなものとすることができる。
[実施形態3]
図5は、本発明の実施形態3に係るプロジェクタの光学系を示す図である。
実施形態3に係るプロジェクタ1000Cは、図5に示すように、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aとは、光源装置の構成が異なっている。
すなわち、実施形態3に係るプロジェクタ1000Cにおいては、光源装置として、光源ランプ用筐体のフロントガラスとして光入射面及び光射出面のいずれもが凸面である凸レンズ119Cを用いた光源装置110Cを用いている。
このように、実施形態3に係るプロジェクタ1000Cは、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aとは、光源装置の構成が異なるが、光源装置として、放物面リフレクタ114及び放物面リフレクタ114の焦点近傍に配置された発光管112を含む光源ランプ(図示せず。)並びにこの光源ランプを固定するための光源ランプ用筐体(図示せず。)を有し、この光源ランプ用筐体のフロントガラスとして凸レンズ119Cを用いた光源装置110Cを用いているため、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aの場合と同様に、放物面リフレクタ114からの照明光束は凸レンズ119Cによって一旦集束光に変換され、この集束光が第1レンズアレイ120に向かって照射されるようになるため、第1レンズアレイ120の大きさをより小さくすることができるようになる。このため、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aの場合と同様に、液晶表示装置400R,400G,400Bに照射される照明光束の平行度を向上させることが可能になり、ひいては画像品質を向上させることが可能になる。
また、実施形態3に係るプロジェクタ1000Cによれば、光源ランプ用筐体のフロントガラスを凸レンズ119Cとしているために、実施形態1に係るプロジェクタ1000Aの場合と同様に、凸レンズ119Cから第1レンズアレイ120までの距離を比較的長く取ることができるようになる。その結果、凸レンズ119Cのパワーをそれ程大きくすることなく第1レンズアレイ120の大きさを小さくするができるようになり、そのため、凸レンズ119Cを設けることによって新たに発生することになる収差(球面収差、色分離など)を比較的小さなものとすることができる。
以上、本発明のプロジェクタ及び光源装置を上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態のプロジェクタ1000A〜1000Cは透過型のプロジェクタであるが、本発明は反射型のプロジェクタにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、透過型の液晶表示装置等のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、反射型液晶表示装置のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を反射するタイプであることを意味している。反射型のプロジェクタにこの発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクタと同様の効果を得ることができる。
(2)上記各実施形態のプロジェクタ1000A〜1000Cは、電気光学変調装置としてマイクロレンズ付きの液晶表示装置を用いているが、本発明はこれに限られない。電気光学変調装置としては、一般に、入射光を画像情報に応じて変調するものであればよく、マイクロレンズを備えていない液晶表示装置やマイクロミラー型光変調装置などを利用してもよい。マイクロミラー型光変調装置としては、例えば、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)(TI社の商標)を用いることができる。
この他、本発明は、投写画像を観察する側から投写するフロント投写型プロジェクタにも、投写画像を観察する側とは反対の側から投写するリア投写型プロジェクタにも適用できることはいうまでもない。
実施形態1に係るプロジェクタの光学系を示す図。 実施形態1に係るプロジェクタの効果を説明するために示す図。 実施形態1に係るプロジェクタの効果を説明するために示す図。 実施形態2に係るプロジェクタの光学系を示す図。 実施形態3に係るプロジェクタの光学系を示す図。 従来のプロジェクタの光学系を示す図。 従来のプロジェクタの問題点を説明するために示す図。 従来の他のプロジェクタの光学系を示す図。 従来の他のプロジェクタの効果を説明するために示す図。
符号の説明
800,900,1000A,1000B,1000C…プロジェクタ、100A,100B,100C,802,902…照明装置、110A,110B,110C,810,910…光源装置、112,812,912…発光管、114,914…放物面リフレクタ、814…楕円面リフレクタ、120…第1レンズアレイ、130…第2レンズアレイ、140…偏光変換素子、150…重畳レンズ、200…色分離光学系、300…リレー光学系、400…液晶表示装置、400R…赤色光用の液晶表示装置、400G…緑色光用の液晶表示装置、400B…青色光用の液晶表示装置、500…クロスダイクロイックプリズム、600…投写光学系、SCR…スクリーン

Claims (5)

  1. 放物面リフレクタ及びこの放物面リフレクタの焦点近傍に配置された発光管を含む光源ランプ並びにこの光源ランプを固定するための光源ランプ用筐体を有する光源装置と、この光源装置からの照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の小レンズを有する第1レンズアレイと、この第1レンズアレイの複数の小レンズに対応する複数の小レンズを有する第2レンズアレイと、この第2レンズアレイからの各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズとを有する照明装置と、
    この照明装置からの光を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、
    この電気光学変調装置により変調された光を投写する投写光学系とを備えたプロジェクタにおいて、
    前記光源ランプ用筐体のフロントガラスとして凸レンズを用いたことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記凸レンズは、光入射面が凸面であり、光射出面が平面であることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1又は2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記凸レンズの焦点距離は、前記凸レンズと前記電気光学変調装置との間の間隔よりも大きい値に設定されていることを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記電気光学変調装置は、マイクロレンズアレイ付きの液晶表示装置であることを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のプロジェクタに用いるための光源装置であって、放物面リフレクタ及びこの放物面リフレクタの焦点近傍に配置された発光管を含む光源ランプ並びにこの光源ランプを固定するための光源ランプ用筐体を有し、
    この光源ランプ用筐体のフロントガラスとして凸レンズを用いたことを特徴とする光源装置。
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WO2010064816A2 (ko) * 2008-12-05 2010-06-10 포스앤핏 주식회사 3차원 데이터 생성을 위한 프로젝터용 렌즈 장치, 이미지 캡쳐용 렌즈 장치 및 이들을 구비한 3차원 스캐닝 시스템

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