JP2005215177A - 帯電部材、画像形成装置、帯電方法およびプロセスカートリッジ - Google Patents
帯電部材、画像形成装置、帯電方法およびプロセスカートリッジ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005215177A JP2005215177A JP2004020009A JP2004020009A JP2005215177A JP 2005215177 A JP2005215177 A JP 2005215177A JP 2004020009 A JP2004020009 A JP 2004020009A JP 2004020009 A JP2004020009 A JP 2004020009A JP 2005215177 A JP2005215177 A JP 2005215177A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charging
- image
- conductive particles
- conductive
- toner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
【解決手段】導電粒子を含有する樹脂層を少なくとも一層有する帯電部材において、該導電粒子がコア粒子と、該コア粒子上の厚さ0.5〜10nmの導電性材料からなる表面層とを有し、該導電粒子の一次粒子径が10〜500nmの範囲でありかつ該導電粒子の体積固有抵抗値が100〜105Ω・cmの範囲であることを特徴とする帯電部材、それを用いた画像形成装置、帯電方法およびプロセスカートリッジとする。
【選択図】なし
Description
SF−1={(MXLNG)2/AREA}×(π/4)×100
AREA:導電粒子の投影面積
MXLNG:絶対最大長
下記の要領で本発明の帯電部材としての帯電ローラを作成した。
エピクロルヒドリンゴム(商品名:エピクロマーCG102、ダイソー社製)100質量部、充填剤としての炭酸カルシウム30質量部、カーボンブラック(商品名:シーストSO、東海カーボン社製)5質量部、酸化亜鉛5質量部、ステアリン酸2質量部、可塑剤としてのDOP5質量部、4級アンモニウム塩2質量部、老化防止剤としての2−メルカプトベンズイミダゾール1質量部を60℃に調節した密閉型ミキサーにて10分間混練し、原料コンパウンドを調製した。このコンパウンドに加硫促進剤としてのDM1質量部、加硫促進剤としてのTS1質量部、加硫剤としての硫黄1質量部を加えて更に15分間オープンロールで混練した。
ラクトン変性アクリルポリオール(商品名:プラクセルDC2009、ダイセル化学工業社製)200質量部を、500質量部のMIBK(メチルイソブチルケトン)に溶解し、固形分20質量%の溶液とした。このアクリルポリオール溶液200質量部に対してカーボンブラックをシリカにコートした導電粒子(一次粒子径 14nm、コート厚さ 2.0nm、カーボンブラックのPH 3.5)30質量部を加え、これに直径0.8mmのガラスビーズ200質量部を加えて、450mlのビンに入れてペイントシェーカを使い12時間分散した。
本発明の導電粒子、例えばカーボンブラックでコートされたシリカは、カーボンブラックとシリカをホイール型混練機にて粉体にせん断を加えることにより作製したものである。前記シリカは表面にシランカップリグ剤等の糊剤を被覆したものを用いてもよい。混練条件としては、混練時間、ホイール回転数は適宜設定し、カーボンブラックのほとんどがシリカに付着するまで混練する。このようにせん断を加えながらカーボンブラックを付着させることにより得られた導電粒子の表面にコートされたカーボンブラックはストラクチャー構造がなく、シリカの形状および粒径を反映した構造となる。
上記のようにして得られた帯電ローラを用いて、以下に示す方法で評価を行った。
実施例1の導電粒子を一次粒子径50nmであるシリカにカーボンブラックを厚さ2nmにコートした導電粒子を20質量部用いた以外は実施例1の帯電ローラと同様にして実施例2のローラを作成した。帯電ローラの電気抵抗は3.5×105Ωであった。用いた導電粒子の諸特性を表1に示す。
実施例1の導電粒子を一次粒子径470nmであるシリカにカーボンブラックを厚さ10nmにコートした導電粒子を15質量部用いた以外は実施例1の帯電ローラと同様にして実施例3のローラを作成した。帯電ローラの電気抵抗は2.3×105Ωであった。用いた導電粒子の諸特性を表1に示す。
実施例1の導電粒子を一次粒子径14nmであるシリカにカーボンブラックを厚さ0.6nmにコートした導電粒子を25質量部用いた以外は実施例1の帯電ローラと同様にして実施例4のローラを作成した。帯電ローラの電気抵抗は5.2×105Ωであった。用いた導電粒子の諸特性を表1に示す。
実施例1の導電粒子を一次粒子径14nmであるシリカにPHが6.5であるカーボンブラックを厚さ1nmにコートした導電粒子を20質量部用いた以外は実施例1の帯電ローラと同様にして実施例5のローラを作成した。帯電ローラの電気抵抗は6.6×105Ωであった。用いた導電粒子の諸特性を表1に示す。
実施例1の導電粒子を一次粒子径50nmであるシリカにカーボンブラックを厚さ1nmにコートした導電粒子を20質量部用いた以外は実施例1の帯電ローラと同様にして実施例6のローラを作成した。帯電ローラの電気抵抗は3.1×105Ωであった。用いた導電粒子の諸特性を表1に示す。
実施例1の導電粒子を一次粒子径260nmであるシリカにカーボンブラックを厚さ2nmにコートした導電粒子を17質量部用いた以外は実施例1の帯電ローラと同様にして実施例7のローラを作成した。帯電ローラの電気抵抗は2.5×105Ωであった。用いた導電粒子の諸特性を表1に示す。
実施例1の導電粒子を一次粒子径30nmである酸化鉄にカーボンブラックを厚さ5nmにコートした導電粒子10質量部用いた以外は実施例1のローラと同様にして実施例8の帯電ローラを作成した。帯電ローラの電気抵抗は7.6×105Ωであった。用いた導電粒子の諸特性を表1に示す。
実施例1の導電粒子を一次粒子径40nmである炭酸カルシウムにカーボンブラックを厚さ5nmにコートした導電粒子12質量部用いた以外は実施例1の帯電ローラと同様にして実施例9の帯電ローラを作成した。帯電ローラの電気抵抗は7.2×105Ωであった。用いた導電粒子の諸特性を表1に示す。
実施例1の導電粒子を一次粒子径14nmであるシリカにカーボンブラックを厚さ0.5nm未満にコートした導電粒子50質量部用いた以外は実施例1の帯電ローラと同様にして比較例1の帯電ローラを作成した。帯電ローラの電気抵抗は2.6×108Ωであった。用いた導電粒子の諸特性を表1に示す。
実施例1の導電粒子を一次粒子径14nmであるシリカにカーボンブラックを厚さ15nmにコートした導電粒子7質量部用いた以外は実施例1のローラと同様にして比較例2の帯電ローラを作成した。帯電ローラの電気抵抗は2.6×108Ωであった。用いた導電粒子の諸特性を表1に示す。
実施例1の導電粒子を一次粒子径5μmであるPMMA粒子にカーボンブラックを厚さ30nmにコートした導電粒子を15質量部用いた以外は実施例1の帯電ローラと同様にして比較例3のローラを作成した。帯電ローラの電気抵抗は4.0×105Ωであった。用いた導電粒子の諸特性を表1に示す。
実施例1の導電粒子を一次粒子径3μmでかつ粒度分布を1.1に調製したアルミナ粒子にカーボンブラックを厚さ5nmにコートした導電粒子を15質量部用いた以外は実施例1の帯電ローラと同様にして比較例4のローラを作成した。帯電ローラの電気抵抗は2.0×105Ωであった。用いた導電粒子の諸特性を表1に示す。
実施例1の導電粒子をカーボンで被覆された多孔質シリカを8質量部用いた以外は実施例1の帯電ローラと同様にして比較例5のローラを作成した。帯電ローラの電気抵抗は2.3×105Ωであった。用いた導電粒子の諸特性を表1に示す。
1a コア粒子
1b コートされた導電性材料
2a 導電性支持体
2b 弾性層
2c 表面層
2d 抵抗層
2 帯電ローラ
3 電源
3′ 電源
4 感光ドラム
11 現像器
12 定着ローラ
13 クリーニングブレード
14 転写材
15 ステンレス製の円筒電極
16 抵抗
17 レコーダー
S1 外部電源
Claims (8)
- 導電粒子を含有する樹脂層を少なくとも一層有する帯電部材において、該導電粒子がコア粒子と、該コア粒子上の厚さ0.5〜10nmの導電性材料からなる表面層とを有し、該導電粒子の一次粒子径が10〜500nmの範囲でありかつ該導電粒子の体積固有抵抗値が100〜105Ω・cmの範囲であることを特徴とする帯電部材。
- 前記導電粒子の粒度分布が1.2<D85/D15<12の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の帯電部材。
- 前記導電粒子の形状係数SF−1が150〜200の範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載の帯電部材。
- 前記導電性材料がカーボンブラックであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の帯電部材。
- 前記カーボンブラックが酸性のカーボンブラックであることを特徴とする請求項4に記載の帯電部材。
- 像担持体と、該像担持体を所定の電位に帯電させる帯電手段と、該像担持体の帯電面に静電潜像を形成させる露光手段と、該像担持体上に形成された静電潜像にトナーを転移させて可視化したトナー像を形成させる現像手段と、該トナー像を被転写部材に転写させる転写手段と、を有する画像形成装置において、該帯電手段が、請求項1〜5のいずれかに記載の帯電部材であり、該帯電部材に直流電圧のみを印加して該像担持体を帯電させることを特徴とする画像形成装置。
- 被帯電体を帯電手段で帯電させる帯電方法において、該帯電手段が請求項1〜5のいずれかに記載の帯電部材であり、該帯電部材に直流電圧のみを印加して該被帯電体を帯電させることを特徴とする帯電方法。
- 像担持体上に形成された静電潜像にトナーを転移させて可視化したトナー像を形成し、該トナー像を被転写部材に転写することにより画像を形成する画像形成装置から着脱可能に構成されているプロセスカートリッジであって、像担持体と、該像担持体上に形成された静電潜像にトナーを転移させて可視化したトナー像を形成させる現像手段と、該被転写部材にトナー像が転写された後に該像担持体上に残留したトナーを除去するクリーニング手段と、から選ばれる1つまたは2つ以上が、請求項1〜5のいずれかに記載の帯電部材と一体に支持されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004020009A JP4371833B2 (ja) | 2004-01-28 | 2004-01-28 | 帯電部材、画像形成装置、帯電方法およびプロセスカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004020009A JP4371833B2 (ja) | 2004-01-28 | 2004-01-28 | 帯電部材、画像形成装置、帯電方法およびプロセスカートリッジ |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005215177A true JP2005215177A (ja) | 2005-08-11 |
JP2005215177A5 JP2005215177A5 (ja) | 2007-03-15 |
JP4371833B2 JP4371833B2 (ja) | 2009-11-25 |
Family
ID=34904063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004020009A Expired - Fee Related JP4371833B2 (ja) | 2004-01-28 | 2004-01-28 | 帯電部材、画像形成装置、帯電方法およびプロセスカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4371833B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008058466A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Canon Chemicals Inc | 帯電ローラの製造方法 |
JP2009009057A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Canon Inc | 帯電部材及び電子写真画像形成装置 |
-
2004
- 2004-01-28 JP JP2004020009A patent/JP4371833B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008058466A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Canon Chemicals Inc | 帯電ローラの製造方法 |
JP2009009057A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Canon Inc | 帯電部材及び電子写真画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4371833B2 (ja) | 2009-11-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1624347B1 (en) | Charging member, process cartridge, and electrophotographic apparatus | |
JP5140920B2 (ja) | 画像形成装置 | |
CN111722497A (zh) | 充电装置、处理盒和图像形成设备 | |
JP2007093937A (ja) | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2007101864A (ja) | 帯電部材及び電子写真装置 | |
JP2007292298A (ja) | 帯電部材の製造方法 | |
JP2001166563A (ja) | 導電部材、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2003207966A (ja) | 電子写真用部材及び画像形成装置 | |
JP2017058642A (ja) | 帯電部材、帯電装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP4371833B2 (ja) | 帯電部材、画像形成装置、帯電方法およびプロセスカートリッジ | |
JP7424139B2 (ja) | 帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP4713900B2 (ja) | 導電性部材の製造方法及び電子写真用導電性部材 | |
JP2007225708A (ja) | 導電性ロール及びその製造方法、帯電ロール、転写ロール、クリーニングロール並びに画像形成装置 | |
JP2003207967A (ja) | 電子写真用ローラ及び画像形成装置 | |
JP2005148488A (ja) | 画像形成装置部品 | |
JP2005300667A (ja) | 帯電部材及びその製造方法 | |
JP5182447B2 (ja) | 導電性弾性部材及び画像形成装置 | |
JP4727244B2 (ja) | 導電性部材の製造方法 | |
JP2006065059A (ja) | 導電性部材 | |
JP2006084544A (ja) | 帯電部材、画像形成装置、帯電方法及びプロセスカートリッジ | |
JP2007108319A (ja) | 電子写真用帯電ローラー | |
JP2007199598A (ja) | 帯電部材、帯電部材の製造方法及び接触帯電装置 | |
JP2006162856A (ja) | 帯電部材及び電子写真装置 | |
JP6801197B2 (ja) | 帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP3078345B2 (ja) | 現像装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070126 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070126 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20080207 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20090223 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20090303 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20090303 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090529 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090602 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090731 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090825 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090901 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120911 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130911 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |