JP4727244B2 - 導電性部材の製造方法 - Google Patents
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Description
層形成用材料と導電性粒子とを少なくとも含む混合物を用意する工程と、
前記混合物を攪拌して該混合物中に導電性粒子を分散させる工程と、
前記導電性粒子を分散状態で含む混合物から導電性層を形成する工程と、
前記導電性層を導電性支持体上の被覆層とする工程と
を有し、
前記混合物中への導電性粒子の分散を、前記混合物のみに対する、連続的に分散シェアをn段階(n≧2)に変化させる攪拌処理により行い、かつn−1段階目の分散シェアよりもn段階目の分散シェアが小さい
ことを特徴とする導電性部材の製造方法である。
(1)画像形成装置
図1は、本発明のプロセスカートリッジを具備する画像形成装置例の概略構成図である。本例の画像形成装置は、転写式電子写真利用の反転現像方式、現像兼クリーニング方式(クリーナーレス)の装置である。プロセスカートリッジ6内には、像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体1が配置されており、矢印の方向に所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動される。電子写真感光体1の周囲には、まず、帯電手段としての帯電ローラ2が、電子写真感光体1に所定の押圧力で接触した状態で配置されている。本例では帯電ローラ2を駆動し、電子写真感光体1と等速回転させる。この帯電ローラ2に対して帯電バイアス印加電源S1から所定の直流電圧(この場合−1180Vとした)が印加されることで電子写真感光体1の表面が所定の極性電位(暗部電位−400Vとした)に一様に接触帯電方式・DC帯電方式で帯電処理される。
(実施例1)
下記の要領で本発明の帯電部材としての帯電ローラを作製した。
エピクロルヒドリンゴム:100質量部
四級アンモニウム塩:2質量部
炭酸カルシウム:90質量部
酸化亜鉛:5質量部
脂肪酸:5質量部
以上の材料を60℃に調節した密閉型ミキサーにて10分間混練した後、エピクロルヒドリンゴム100質量部に対してエーテルエステル系可塑剤15質量部を加え、20℃に冷却した密閉型ミキサーで更に20分間混練し、原料コンパウンドを調製した。このコンパウンドに原料ゴムのエピクロルヒドリンゴム100質量部に対し加硫剤としての硫黄1質量部、加硫促進剤としてのノクセラーDM(ジベンゾチアジルスルフィド)1質量部及びノクセラーTS(テトラメチルチウラムモノスルフィド)0.5質量部を加え、20℃に冷却した2本ロール機にて10分間混練した。得られたコンパウンドを、φ6mmステンレス製支持体の周囲にローラ状になるように押出成型機にて成型し、加熱蒸気加硫した後、外径φ12mmになるように研磨処理して弾性層を得た。ローラ長は230mmとした。
続いて、以下に示す材料:
アクリルポリオール溶液(ダイセル化学社製:PLACCEL DC2016):100質量部;
イソシアネートA(IPDI)(デグサ社製:VESTANAT B1370):27質量部;
イソシアネートB(HDI)(旭化成ケミカルズ社製:DURANATE TPA-B80E):17質量部;
導電性粒子(戸田工業社製 CS−Bk100Y:カーボンブラックで被覆されたシリカ粒子):13質量部;
変性ジメチルシリコーンオイル(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製 SH28PA):0.3質量部;及び
メチルイソブチルケトン:300質量部
をミキサーを用いて撹拌し、混合溶液を作製した。次いでこの混合溶液を、平均粒径が0.8mmのガラスビーズをメディアとしてベッセルの容積に対して80%の充填率で充填したビーズミル分散機(アイメックス社製 ウルトラビスコミル)を用いて、ディスク周速8m/s、処理速度600ml/minで21時間循環運転を行い、分散処理をした。さらに、連続してディスク周速を6m/sに変更して、2時間分散処理を行ない、分散溶液を得た。この分散溶液を、ディッピング法にて塗布して、膜厚が15μmの表面層を被覆形成し、ローラ形状の帯電部材を得た。
上記方法にて作製したディッピング用塗布液の、作製初日と作製7日後の粘度測定を行った。粘度の測定には芝浦システム社製ビスメトロン粘度計(VDA-L型)にて、1号ローターを用いて60rpmで測定を行った。結果を表1に示す。作製後、分散性が低下していると思われる塗料は、粘度変化が大きくなっている。
図1に示す電子写真方式の画像形成装置に上記で得られた帯電ローラを取り付けて、L/L環境(温度15℃/湿度10%)において、ハーフトーン画像を出力し、目視にてその出力画像を評価した。なお、帯電部材による帯電後の電子写真感光体の表面電位(暗部電位)VDは−400V付近となるように印加電圧(直流電圧のみ)を調節した。表2中のAは得られた画像が非常に良い、Bは良い、Cはハーフトーン画像にわずかにスジ状の欠陥がある、Dはスジの画像欠陥が目立つ、ことを示す。
導電性粒子の分散処理を、3段階として、3段階目のディスク周速を4m/sとして、2時間追加処理を行なった以外は、実施例1と同様にして帯電部材を作製した。この帯電ローラについて実施例1と同様にして評価を行い、その結果を表1及び表2に示す。
導電性粒子の分散時の1段階目のディスク周速を10m/sとした以外は、実施例1と同様にして帯電部材を作製した。この帯電ローラについて実施例1と同様にして評価を行い、その結果を表1及び表2に示す。
導電性粒子にカーボンブラック(三菱化学社製 MA77)を用いた以外は、実施例1と同様にして帯電部材を作製した。
この帯電ローラについて実施例1と同様にして評価を行い、その結果を表1及び表2に示す。
導電性粒子の分散処理を、ディスク周速8m/sで1段階のみとした以外は、実施例1と同様にして帯電部材を作製した。この帯電ローラについて実施例1と同様にして評価を行い、その結果を表1及び表2に示す。
導電性粒子の分散処理を、ディスク周速6m/sで1段階のみとした以外は、実施例1と同様にして帯電部材を作製した。この帯電ローラについて実施例1と同様にして評価を行い、その結果を表1及び表2に示す。
(比較例3)
導電性粒子の分散処理を、ディスク周速8m/sで1段階のみとした以外は、実施例4と同様にして帯電部材を作製した。
2;帯電部材(帯電ローラ)
3;像露光手段
4;現像手段
5;転写手段(転写ローラ)
6;クリーニング手段
S1,S2,S3;バイアス印加電源
P;転写材
11;円筒電極(金属ローラ)
12;固定抵抗器
13;レコーダー
Claims (5)
- 導電性支持体上に、導電性粒子を含む導電性被覆層を少なくとも有する導電性部材の製造方法において、
層形成用材料と導電性粒子とを少なくとも含む混合物を用意する工程と、
前記混合物を攪拌して該混合物中に導電性粒子を分散させる工程と、
前記導電性粒子を分散状態で含む混合物から導電性層を形成する工程と、
前記導電性層を導電性支持体上の被覆層とする工程と
を有し、
前記混合物中への導電性粒子の分散を、前記混合物のみに対する、連続的に分散シェアをn段階(n≧2)に変化させる攪拌処理により行い、かつn−1段階目の分散シェアよりもn段階目の分散シェアが小さい
ことを特徴とする導電性部材の製造方法。 - 前記導電性粒子を前記混合物中に分散する工程に用いる分散機がビーズミルである請求項1に記載の導電性部材の製造方法。
- 前記導電性粒子が複層構成のものであり、該導電性粒子の最外層に含まれる導電性物質がカーボンブラックである請求項1または2に記載の導電性部材の製造方法。
- 前記最外層が、金属酸化物を含む層上に被覆されたものである請求項3に記載の導電性部材の製造方法。
- 前記n段階からなる攪拌処理の1段目からn段階目まで段階を1つ進めるごとに、分散シェアを小さくする請求項1から4のいずれか1項に記載の導電性部材の製造方法。
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JP2003316112A (ja) * | 2002-04-19 | 2003-11-06 | Canon Inc | 帯電部材、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP2006163145A (ja) * | 2004-12-09 | 2006-06-22 | Canon Inc | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
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- 2005-02-04 JP JP2005029523A patent/JP4727244B2/ja active Active
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