JP2005215047A - 画像形成装置 - Google Patents

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扶佐子 秋元
Kimio Kudo
公生 工藤
Kenji Taki
研司 瀧
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Abstract

【課題】複数の感光体ドラムを備えた画像形成装置において、転写紙全域に画像形成を行う際の、転写紙の片寄りによる後続紙の汚れを防止する。
【解決手段】本発明に係る画像形成装置1によれば、動作モードが通常印字モードである場合は、次に画像形成される転写紙がレジストローラ58に到達する前に、少なくとも1色の書込みユニットにより感光体ドラムへの画像の書込みが開始され、動作モードが全域印字モードである場合は、片寄り調整を行って、転写紙の位置に応じて感光体ドラムへの画像の書込み開始位置を調整してから感光体ドラムへの画像の書込みが開始される。全域印字モードであっても、画像データの印字率が算出済みであり、印字領域外枠領域に画像がない場合は、次に画像形成される転写紙がレジストローラ58に到達する前に、少なくとも1色の書込みユニットにより感光体ドラムへの画像の書込みが開始される。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の感光体ドラムを備えた画像形成装置に関する。
一般的に、画像形成装置においては、転写紙全域に画像形成を行うのではなく、印字領域の外側に、数mm程度の印字領域外枠領域を設け、印字領域外枠領域には画像形成を行わないようにしている。これは、転写紙全域に画像形成を行った場合に作像されたトナー像が転写紙からはみ出して2次転写ローラ等の転写手段に付着することにより生じる後続紙の汚れ等を防ぐためである。
一方で、ユーザによっては転写紙全域に画像形成を行いたいとする場合もある。そこで、特許文献1に記載されているように、通常印字モードと全域印字モードを設け、ユーザにより全域印字モードが指定された際に、転写紙全域への画像形成を実現している。
特開2001−117382号公報
しかし、特許文献1においては、連続した印字を行う場合、後続の転写紙が搬送されるまでの間で転写手段のクリーニングを行うには時間が短く、転写手段のクリーニングだけでは転写紙裏面の汚れが残ってしまうことがあった。
一つの感光体ドラムを用いて画像形成を行うモノクロの画像形成装置においては、感光体ドラムに形成されたトナー像と同期をとって転写紙を搬送するレジストローラへ転写紙が到達した際に、転写紙の位置(レジストローラの軸方向の位置)をセンサによって把握し、感光体ドラムへの画像の書込み開始位置を調整する片寄り調整が行われている。この片寄り調整により、トナー像が転写紙からはみだすことのないように作像・転写を行うことは可能である。
しかしながら、複数の感光体ドラムを用いて画像形成を行うカラーの画像形成装置において、PPM(1分当りの出力可能枚数)を確保するため、転写紙がレジストローラへ到達する前にレーザ等による感光体ドラムへの画像の書込みを開始しなければならず、片寄り調整を行うことは困難であった。
本発明の課題は、複数の感光体ドラムを備えた画像形成装置において、転写紙全域に画像形成を行う際の、転写紙の片寄りによる後続紙の汚れを防止することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
複数の感光体ドラムの表面のそれぞれに露光を行って原稿画像の潜像を書込む書込み手段と、前記書込み手段により前記各感光体ドラムに書込まれた画像を現像してトナー像を形成し、前記形成されたトナー像を中間転写ベルトに転写し、レジストローラにより前記中間転写ベルトのトナー像と同期をとって転写紙を搬送し、前記中間転写ベルト上のトナー像を前記転写紙に転写して画像を形成する作像転写手段とを備え、前記転写紙の全域に画像形成を行うことが可能な画像形成装置において、
前記転写紙が前記レジストローラへ到達した際の前記転写紙の位置の片寄りを検知する片寄り検知手段と、
前記転写紙の全域に画像形成を行う場合に、前記片寄り検知手段での検知結果に基づいて前記書込み手段による潜像の書込み開始位置を調整し、前記調整後に前記書込み手段が前記複数の感光体ドラムへの潜像の書込みを開始するよう制御する制御手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記制御手段は、前記転写紙の全域に両面の画像形成を行う場合に、前記転写紙の循環枚数を1枚として前記片寄り検知及び前記書込み開始位置調整後に前記書込み手段による前記複数の感光体ドラムへの潜像の書込みの開始を可能とすることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記転写紙の全域に画像形成を行う場合に、前記原稿画像に基づいて、前記転写紙の各辺から所定範囲に形成される印字領域外枠領域の全面積に占める印字面積の割合を示す印字率を算出する印字率算出手段を備え、
前記制御手段は、前記印字率算出手段により算出された前記印字率が0又は0近傍の場合には、前記片寄り検知及び前記書込み開始位置調整は行わずに、前記転写紙が前記レジストローラに到達する前に、前記書込み手段が前記複数の感光体ドラムのうち少なくとも一つへの潜像の書込みを開始するように制御することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、
前記転写紙の全域に画像形成を行う全域印字モード及び前記転写紙を前記転写紙の各辺から所定範囲に形成される印字領域外枠領域とそれ以外の印字領域とに区分して前記印字領域のみに画像形成を行う通常印字モードとを有し、
前記全域印字モード又は前記通常印字モードの何れか一方を選択するための選択手段を備え、
前記制御手段は、前記選択手段により前記通常印字モードが選択された場合には、前記転写紙が前記レジストローラへ到達する前に、前記書込み手段が前記複数の感光体ドラムのうち少なくとも一つへの潜像の書込みを開始するように制御することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、転写紙がレジストローラへ到達した際の転写紙の位置の片寄りを検知し、転写紙の全域に画像形成を行う場合に、転写紙の片寄りの検知結果に基づいて、複数の感光体ドラムへ原稿画像の潜像を書込む際の書込み開始位置を調整し、この調整後に複数の感光体ドラムへの潜像の書込みを開始する。従って、転写紙全域に画像形成を行う場合に、転写紙の片寄りに合わせて書込み開始位置を調整するので、転写紙の片寄りによる後続の転写紙の汚れを防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、転写紙の全域に両面の画像形成を行う場合に、転写紙の循環枚数を1枚として片寄り検知及び書込み開始位置調整後に複数の感光体ドラムへの潜像の書込みの開始を可能とするので、両面印字の場合においても、転写紙の片寄りによる後続の転写紙の汚れを防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、原稿画像に基づいて、前記転写紙の各辺から所定範囲に形成される印字領域外枠領域の全面積に占める印字面積の割合を示す印字率を算出し、算出された印字率が0又は0近傍の場合には、転写紙の片寄り検知及び書込み開始位置調整を行わず、転写紙がレジストローラに到達する前に、複数の感光体ドラムのうち少なくとも一つへの潜像の書込みを開始する。従って、転写紙の各辺から所定範囲に形成される領域の印字率が0又は0近傍、即ち、転写紙からトナーがはみ出して後続の転写紙を汚す危険性がない場合には、生産性を確保して画像形成を行うことが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、転写紙の全域に画像形成を行う全域印字モード及び転写紙を転写紙の各辺から所定範囲に形成される印字領域外枠領域とそれ以外の印字領域とに区分して印字領域のみに画像形成を行う通常印字モードとを有し、全域印字モード又は通常印字モードの何れか一方を選択するための選択手段を備え、選択手段により通常印字モードが選択された場合には、転写紙がレジストローラへ到達する前に、複数の感光体ドラムのうち少なくとも一つへの潜像の書込みを開始する。従って、全域印字モードと通常印字モードを選択して切り替えることが可能となり、通常印字モードが選択された場合には、転写紙がレジストローラへ到達する前に、複数の感光体ドラムのうち少なくとも一つへの潜像の書込みを開始して生産性を確保することが可能となる。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本発明に係る画像形成装置1内部の構成例を示す。画像形成装置1は、例えば、電子写真方式のカラー複写機であり、図1に示すように、制御部101、操作表示部102、スキャナ部103、画像処理部104、プリンタ部105、片寄り検知センサ106、印字率算出部107、送受信部108等により構成され、各部はバス109により接続されている。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。制御部101のCPUは、操作表示部102の操作により、ROMに記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成装置1各部の動作を集中制御する。
即ち、制御部101は、通常印字モード又は全域印字モードを選択するための選択手段としての操作表示部102からの入力や送受信部108から受信された制御データに基づいて、動作モードを通常印字モード又は全域印字モードに設定し、書込みユニット40Y、40M、40C、40K(図3参照)に対して画像の書込みを行う領域を指示し、動作モードに応じて各部を集中制御し、後述する画像形成動作制御処理(図5参照)を始めとする各種処理を実行する。
ここで、通常印字モードは、図2に示すように、転写紙を、転写紙の各辺から予め設定された所定範囲(数mm程度の範囲)に形成される印字領域外枠領域(図2の着色部分)とそれ以外の印字領域とに区分し、転写紙全域に画像形成(印字)を行わず、印字領域のみに画像形成を行うモードである。これは、転写紙の全域に印刷を行うことにより、作像されたトナー像が転写紙からはみ出して後続紙が汚れたり、転写紙が中間転写ベルト56に付着したりすることを防ぐためである。
一方、全域印字モードは、通常印字モードで印字不可能な印字領域外枠領域(図2の着色部分)も含めて画像形成を行うモードである。
操作表示部102は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、制御部101から入力される表示信号の指示に従って表示画面上に各種操作ボタンや装置の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。LCDの表示画面上は、透明電極を格子状に配置して構成された感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネルに覆われており、手指やタッチペン等で押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号として制御部101に出力する。また、操作表示部102は、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタンを備え、ボタン操作による操作信号を制御部101に出力する。
スキャナ部103は、原稿を載置するコンタクトガラスの下部にスキャナを備えて構成され、原稿の画像を読み取る。スキャナは、光源、CCD(Charge Coupled Device)、A/D変換器等により構成され、光源から原稿へ照明走査した光の反射光を結像して光電変換することにより原稿の画像をR、G、B信号として読み取り、読み取った画像をA/D変換して画像処理部104に出力する。ここで、画像は、図形や写真等のイメージデータに限らず、文字や記号等のテキストデータ等も含む。
画像処理部104は、スキャナ部103により読み取って得られた画像データ、送受信部108から送信された画像データに、拡大/縮小、回転、周波数変換、RGBデータからYMCKデータへの色変換、階調補正等の各種画像処理を施してプリンタ部105へ出力する。
プリンタ部105は、電子写真方式により、画像処理部104から入力された原稿画像の画像データに基づいて、転写紙上に画像を形成して出力する。
図3に、プリンタ部105の要部構成を示す。図3に示すように、プリンタ部105は、画像処理部104から入力されたYMCKの各画像データに基づいて、感光体ドラム51Y、51M、51C、51Kにレーザを露光して感光体ドラムに画像の潜像を書込む書込み手段としての書込みユニット40Y、40M、40C、40Kと、Y、M、C、Kの各色のトナー像を形成する感光体ユニット50Y、50M、50C、50Kと、ローラ57の回転自在に感光体ユニット50Y、50M、50C、50Kで形成されたトナー像を転写紙に搬送する中間転写体としての中間転写ベルト56と、転写紙を中間転写ベルト56に形成されたトナー像と同期をとって2次転写ローラ59に搬送するレジストローラ58と、転写紙に中間転写ベルト56上に形成されたトナー像を転写する2次転写ローラ59と、転写紙にトナー像を定着させる定着ユニット60と、転写紙を排紙する排紙ローラ61と、を含んで構成されている。感光体ユニット50Y、50M、50C、50K、中間転写ベルト56、レジストローラ58、2次転写ローラ59は、作像転写手段を構成するものである。
感光体ユニット50Yは、感光体ドラム51Yと、現像器52Yと、帯電器53Yと、クリーナ54Yと、1次転写ローラ55Yとを備えて構成されている。感光体ユニット50M、50C、50Kも同様である。
ここで、プリンタ部105における画像形成について説明する。まず、感光体ユニット50Yにおいて、感光体ドラム51Yが回転し、その表面が帯電器53Yにより帯電され、書込みユニット40Yのレーザ光源の露光によりその帯電部分に画像処理部104から入力されたYデータの画像の潜像が形成される。そして、現像器52Yによりその潜像部分にイエローのトナー像が形成される。そのトナー像は1次転写ローラ55Yの圧接により中間転写ベルト56に転写される(1次転写)。トナー像は、出力対象の画像データに対応するイエローの像となる。転写されなかったトナーは、クリーナ54Yにより除去される。
感光体ユニット50M、50C、50Kについても同様に、マゼンダのトナー像、シアンのトナー像、黒のトナー像がそれぞれ同様に形成及び転写される。ローラ57、1次転写ローラ55Y、55M、55C、55K、2次転写ローラ59の回転により、中間転写ベルト56も回動され、YMCKのトナー像が中間転写ベルト56上に順に重ねられて転写される。また、給紙ローラ68の回動により給紙トレイ66から転写紙が1枚ずつ搬送され、レジストローラ58の回転により2次転写ローラ59に搬送される。
2次転写ローラ59の圧接部を転写紙が通過することにより、中間転写ベルト56上のYMCKのトナー像が転写紙に転写される(2次転写)。YMCKのトナー像が転写された転写紙は、定着ユニット60を通過する。定着ユニット60の加圧及び加熱により、YMCKのトナー像が転写紙上に定着されてカラー画像が形成される。画像形成された転写紙は、排紙ローラ61により、図示しない排紙トレイなどに搬送される。また、両面印字をする場合には、片面(表面)に画像形成された転写紙が、搬送路切換板64により両面搬送ユニット65に送り込まれ、両面搬送ユニット65により面が反転され、画像形成されていない面(裏面)に再び画像形成するようにレジストローラ58により、2次転写ローラ59に搬送される。このように、両面印字をする場合には、転写紙は、両面に画像形成するために、搬送経路内を循環して反転し、循環後、再度画像形成が行われる。搬送経路内を循環する転写紙の枚数は転写紙のサイズ毎に予め設定されており、これを循環枚数という。両面印刷され、トナーの定着が行われた転写紙は、排紙ローラ61により、図示しない排紙トレイ等に搬送される。
転写紙への画像形成後、ベルトクリーニング62により、中間転写ベルト56上に付着したトナーが除去される。また、2次転写ローラ59に対して、電源67からプラス極性の電流及びマイナス極性の電流を交互に切り換えて所定時間流すことにより、2次転写ローラ59に付着したトナーが中間転写ベルト56に転写され、2次転写ローラ59のクリーニングが行われる。
上述したプリント部105の各部は、制御部101からの制御により図示しない各種モータを介して駆動され、各部の動作タイミングは、制御部101により制御される。制御部101は、PPMを確保するため、次に画像形成される転写紙がレジストローラ58に到達する前に、少なくとも1色の書込みユニットにより感光体ドラムへの画像の書込みが開始されるように各部の動作タイミングを制御する。両面印字の場合には、循環枚数が予め設定された枚数となるように制御する。
ただし、動作モードが全域印字モードであり、画像形成する画像データの印字率が算出されていない場合、或いは、動作モードが全域印字モードであり、画像形成する画像データの印字領域外枠領域に画像がある場合は、制御部101は、各部の動作タイミングの制御を変更し、次に画像形成される転写紙がレジストローラ58に到達し、片寄り検知センサ106からの検知結果が入力され、各書込みユニットの書込み開始位置の調整を行った後、各書込みユニットによる感光体ドラムへの画像の書込みが開始されるように各部の動作タイミングを制御する。通常の画像形成動作とは、この片寄り調整後に書込みを開始して転写紙上に画像形成を行う動作に対し、レジストローラ58への到達前に書込みを開始して転写紙上に画像形成を行う動作を指す。
図1の片寄り検知センサ106は、片寄り検知手段であり、図4に示すように、レジストローラ58近傍に設けられ、レジストローラ58に転写紙が到達した際の転写紙の位置(レジストローラ58の軸方向、即ち、主走査方向における転写紙の位置)の片寄りを検知して制御部101に出力する。
印字率算出部107は、周知の方法を用いて、原稿画像の画像データに基づいて、転写紙のサイズ毎に予め設定されている印字領域外枠領域(図2の着色部分)の全面積に対する、画像を形成すべき面積の割合を求めて印字率を算出し、結果を制御部101へ出力する。例えば、原稿画像のYMCKの各画像データに基づいて、書込みユニット40Y、40M、40C、40Kから感光体ドラム51Y、51M、51C、51Kへ画像を書込む際に、転写紙のサイズ毎に予め設定されている印字領域外枠領域(図2の着色部分)に相当する領域に対して1dot単位でデータの有無を判別して収集し、この収集結果から、印字領域外枠領域の全面積に対する、画像を形成すべき面積の割合を求めて印字率を算出する。
送受信部108は、モデム、LANアダプタやルータやTA(Terminal Adapter)等によって構成され、専用線、或いはISDN回線等の通信回線を介してネットワークNに接続された各装置との通信制御を行い、画像データ等の受信等を行う。
次に、動作について説明する。
図5に、制御部101において、転写紙1枚分(両面印字の場合は1面分)の画像の画像形成動作を行う際に呼び出されて実行される画像形成動作制御処理を示す。以下、図5を参照して、画像形成動作制御処理について説明する。
まず、動作モードが全域印字モードに設定されているか否かが判断され(ステップS1)、全域印字モードに設定されていない場合には(ステップS1;NO)、上述した、通常の画像形成動作が実行される(ステップS2)。即ち、次に画像形成される転写紙がレジストローラ58に到達する前に、少なくとも1色の書込みユニットにより感光体ドラムへの画像の書込みが開始され、画像形成が行われる(ステップS2)。
動作モードが全域印字モードに設定されている場合には(ステップS1;YES)、今回画像形成を行う原稿画像が、印字率算出済みの画像であるか否かが判断され(ステップS3)、印字率算出済みの画像ではない場合(ステップS3;NO)、両面印字が設定されているか否かが判断され(ステップS4)、両面印字が設定されている場合には(ステップS4;YES)、循環枚数が1枚に設定される(ステップS5)。両面印字が設定されていない場合には(ステップS4;NO)、処理はステップS6に移行する。
ステップS6においては、転写紙の片寄り調整が実行される(ステップS6)。即ち、給紙トレイ66からの給紙、あるいは搬送経路内の循環により転写紙がレジストローラ58に到達した際に片寄り検知センサ106から出力される転写紙位置の片寄りの検知結果に基づいて、書込みユニット40Y、40M、40C、40Kのレーザの書込み開始位置が調整される。片寄り調整実行後、書込みユニット40Y、40M、40C、40Kにより、調整された書込み開始位置に応じて感光体ドラム51Y、51M、51C、51Kへの画像の書込みが行われるとともに(ステップS7)、印字率算出部107により印字率が算出され、RAMに保存される(ステップS8)。なお、ここでは印字率はRAMに上書き保存されるものとする。RAMには、表面、裏面の印字率がそれぞれ保存可能なようにエリアが設けられており、転写紙が給紙トレイ66から搬送されたものである場合は表面用のエリアに、搬送経路内の循環が行われたものである場合は裏面用のエリアに印字率が保存される。そして、作像・転写が行われ(ステップS14)、本処理は終了する。即ち、現像器52Y、52M、52C、52Kにより、感光体ドラム51Y、51M、51C、51Kの潜像部分にトナー像が形成され、中間転写ベルト56が回動され、YMCKのトナー像が中間転写ベルト56に順に重ねられて転写され、レジストローラ58により搬送された転写紙上に2次転写ローラ59の圧着によりトナー像が転写され、転写紙上に画像が形成される。
一方、ステップS3において、今回画像形成を行う原稿画像が、印字率算出済みの画像であると判断された場合(ステップS3;YES)、即ち、RAMに印字率が保存されている場合、印字率の算出結果から、印字領域外枠領域に画像が形成されるか否かが判断され(ステップS5)、印字領域外枠領域に画像が形成されないと判断された場合は(ステップS5;NO)、ステップS2で説明したのと同様に、通常の画像形成動作タイミング制御が行われ(ステップS9)、本処理は終了する。ここで、印字率が0又は0近傍である場合に、印字領域外枠領域に画像が形成されないと判断される。印字領域外枠領域に画像が形成されると判断された場合は(ステップS5;YES)、両面印字が設定されている場合においては循環枚数が1枚に設定され(ステップS11)、ステップS6で説明したのと同様に片寄り調整が実行され(ステップS12)、ステップS7で説明したのと同様に感光体ドラムへの画像の書込みが行われ(ステップS13)、作像、転写が行われ(ステップS14)、本処理は終了する。
なお、両面印字時には、転写紙の片面への画像形成が行われた後、この転写紙は搬送路を循環して反転され、次の画像形成動作制御処理においてもう片面(裏面)の画像形成が行われる。
以上説明したように、画像形成装置1によれば、動作モードが通常印字モードである場合は、次に画像形成される転写紙がレジストローラ58に到達する前に、少なくとも1色の書込みユニットにより感光体ドラムへの画像の書込みが開始され、動作モードが全域印字モードである場合は、片寄り調整を行って、転写紙の位置に応じて感光体ドラムへの画像の書込み開始位置を調整してから感光体ドラムへの画像の書込みが開始される。全域印字モードであっても、画像データの印字率が算出済みであり、印字領域外枠領域に画像がない場合は、次に画像形成される転写紙がレジストローラ58に到達する前に、少なくとも1色の書込みユニットにより感光体ドラムへの画像の書込みが開始される。
従って、印字領域外枠領域への画像形成を行わない場合には、PPMを維持して生産性を確保することができ、ユーザが印字領域外枠領域を含めて印字を行うことを選択した場合には、転写紙の片寄りにあわせて書込み開始位置を調整することで、生産性は落ちるが後続の転写紙の汚れを防止することができる。更に、ユーザが印字領域外枠領域を含めて印字を行うことを選択した場合であっても、印字率が算出済みであり、且つ、印字領域外枠領域に印字する画像がなく、転写紙からトナーがはみだして後続する転写紙を汚す危険性がない場合には、レジストローラ58に転写紙が到達する前に感光体ドラムへの画像の書込みを開始するので、2枚目以降の画像形成においては生産性を確保しつつ汚れのない画像を提供することが可能となる。
なお、上記実施の形態における記述内容は、本発明に係る画像形成装置1の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、電子写真方式のカラー複写機を例にとり説明したが、これに限定されず、例えば、カラープリンタ、MFP(マルチファンクションプリンタ)、ファクシミリ装置、複合機等に適用することができる。
その他、画像形成装置1を構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る画像形成装置1の機能的構成を示すブロック図である。 転写紙の印字領域外枠領域を説明するための図である。 図1のプリンタ部105の内部構成を示す図である。 片寄り検知センサ106及び2次転写ローラ59を模式的に示す図である。 図1の制御部101により実行される画像形成動作制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
101 制御部
102 操作表示部
103 スキャナ部
104 画像処理部
105 プリンタ部
40Y、40M、40C、40K 書込みユニット
50Y、50M、50C、50K 感光体ユニット
51Y、51M、51C、51K 感光体ドラム
52Y、52M、52C、52K 現像器
53Y、53M、53C、53K 帯電器
54Y、54M、54C、54K クリーナ
55Y、55M、55C、55K 1次転写ローラ
56 中間転写ベルト
57 ローラ
58 レジストローラ
59 2次転写ローラ
60 定着ユニット
61 排紙ローラ
62 ベルトクリーニング
64 搬送路切換板
65 両面搬送ユニット
66 給紙トレイ
67 電源
68 給紙ローラ
106 片寄り検知センサ
107 印字率算出部
108 送受信部
109 バス

Claims (4)

  1. 複数の感光体ドラムの表面のそれぞれに露光を行って原稿画像の潜像を書込む書込み手段と、前記書込み手段により前記各感光体ドラムに書込まれた潜像を現像してトナー像を形成し、前記形成されたトナー像を中間転写ベルトに転写し、レジストローラにより前記中間転写ベルトのトナー像と同期をとって転写紙を搬送し、前記中間転写ベルト上のトナー像を前記転写紙に転写して画像を形成する作像転写手段とを備え、前記転写紙の全域に画像形成を行うことが可能な画像形成装置において、
    前記転写紙が前記レジストローラへ到達した際の前記転写紙の位置の片寄りを検知する片寄り検知手段と、
    前記転写紙の全域に画像形成を行う場合に、前記片寄り検知手段の検知結果に基づいて前記書込み手段による潜像の書込み開始位置を調整し、前記調整後に前記書込み手段が前記複数の感光体ドラムへの潜像の書込みを開始するよう制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記転写紙の全域に両面の画像形成を行う場合に、前記転写紙の循環枚数を1枚として前記片寄り検知及び前記書込み開始位置調整後に前記書込み手段による前記複数の感光体ドラムへの潜像の書込みの開始を可能とすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転写紙の全域に画像形成を行う場合に、前記原稿画像に基づいて、前記転写紙の各辺から所定範囲に形成される印字領域外枠領域の全面積に占める印字面積の割合を示す印字率を算出する印字率算出手段を備え、
    前記制御手段は、前記印字率算出手段により算出された印字率が0又は0近傍の場合には、前記片寄り検知及び書込み開始位置の調整を行わずに、前記転写紙が前記レジストローラに到達する前に、前記書込み手段が前記複数の感光体ドラムのうち少なくとも一つへの潜像の書込みを開始するように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記転写紙の全域に画像形成を行う全域印字モード及び前記転写紙を前記転写紙の各辺から所定範囲に形成される印字領域外枠領域とそれ以外の印字領域とに区分して前記印字領域のみに画像形成を行う通常印字モードとを有し、
    前記全域印字モード又は前記通常印字モードの何れか一方を選択するための選択手段を備え、
    前記制御手段は、前記選択手段により前記通常印字モードが選択された場合には、前記転写紙が前記レジストローラへ到達する前に、前記書込み手段が前記複数の感光体ドラムのうち少なくとも一つへの潜像の書込みを開始するように制御することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像形成装置。
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