JP2005214739A - センサ及び温度センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 インサート形成を行うことなく、円筒金属ケースを固定することができる温度センサを提供する。
【解決手段】 アルミニュームケース30の先端を基部20の第1通孔22aに挿通させ、基部20の中空部22cにアルミニュームケース30のフランジ部30aを収容させ、段部30bを突き当たり部22ccに当接させることでアルミニュームケース30を位置決めする。この状態で、アルミニュームケース30の開口30cを鉤部22dに係合させることで、アルミニュームケース30を基部20に固定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、検出素子を収容する円筒金属ケースを立体状の基部に固定してなるセンサに関し、特に、エバポレータへの取り付け用の取付部と温度検出素子を収容する円筒金属ケースとを立体状の基部へ垂直に立設させてなる温度センサに関するものである。
自動車の空調装置には、冷媒の温度を測定するためエバポレータに温度センサを取り付けている。このエバポレータ用温度センサの構造について図7を参照して説明する。
図7(A)はエバポレータ温度センサ110の平面図であり、図7(B)は図7(A)のb矢視側の側面図であり、図7(C)は図7(A)のc矢視側の側面図であり、図7(D)は、図7(C)のd−d断面図である。
エバポレータ温度センサ110は、略立方形状の基部120に温度センサ32を先端に収容するアルミニュームケース130と、エバポレータに取り付けるための取付部126とが立設されてなる。取付部126には抜け止めの溝126aが形成されている。温度センサからの信号線42に接続されたハーネス40は、基部120の立壁120cから取り出されている。エバポレータ温度センサ110は、温度センサ32を収容し、充填剤122を充填したアルミニュームケース130を成形型内に収容して、樹脂インサート成形により製造される。
図8に、エバポレータ温度センサ110がエバポレータ50に取り付けられた状態を示す。
エバポレータ温度センサ110は、アルミニュームケース130と取付部126とをエバポレータ50のフィン52の隙間に突き刺すことより取り付けられる。
ここで、エバポレータ温度センサを用いる自動車の空調装置として、特許文献1〜特許文献4がある。
特開2002−211233号公報 特開平7−237440号公報 特開平6−48168号公報 特開平5−238253号公報
しかしながら、樹脂インサート成形する際に、250℃前後の熱が加わるため、ハーネス40に250℃以上の耐熱性を有する材質の物を用いる必要があり、エバポレータ温度センサのコストを上げる原因となっていた。
エバポレータ温度センサは、車種、エアコンケースにより種々の位置に取り付けられる。この取り付け位置によっては、ハーネスが非常に長くなって取り扱い難くなる。ここで、インサート成形の際に、ハーネスが長いと成形型内へセットするのが難しく、更に、ハーネスを型に挟み込み易くなる。他方で、種々の取り付け位置に対応させるように、複数の長さのハーネスを用意する必要があるが、長さの異なるハーネスをインサート成形で組み付けることは難しい。このため、自動化が困難で、人手による作業となって製造コストが嵩んでいた。
一方で、インサート成形で基部120に対してハーネス40を固定しないと、ハーネス40が基部120から引き出された付け根部分で曲がり易くなり、自動車の走行中の振動、エアコンコンプレッサーの振動により、該付け根部分で断線を生じることが予想される。
更に、ハーネス40がエバポレータ温度センサ110に対する位置が決まっていないと、エアコンケースにエバポレータ温度センサ110を装着する際には、ハーネス40の曲がりを修正することが必要となる。このため、エバポレータ温度センサ110の装着を自動化し難いという課題が生じる。この装着作業について、図8を参照して説明する。
エアコンケース60内に収容されているエバポレータ50にエバポレータ温度センサ110を装着した後、ハーネス40を溝64に這わせてから、蓋62A、62Bを閉じることで作業が終了する。この作業の際に、ハーネス40の位置が決まっていないと、作業性が低下する。また、ハーネス40の位置が決まらないと、自動組み立てが難しくなる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、インサート成形を行うことなく、円筒金属ケースを固定することができるセンサ、温度センサを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1は、先端部に検出素子32を収容する円筒金属ケース30を立体状の基部20に固定してなるセンサ10であって、
前記円筒金属ケース30の先端部反対側の開口30c近傍の外径を大きくしてフランジ部30aを設け、前記基部20の上面20aに前記円筒金属ケース30の先端部を該上面20aに挿通させる通孔22aを設け、前記通孔22aの直下に該通孔22aと連通する前記円筒金属ケース30のフランジ部30aを収容する中空部22cを設け、該中空部22cの直下に内側へ突出する鉤部22dを設け、
前記円筒金属ケース30の先端を前記基部20の通孔22aに挿通させ、前記基部20の中空部22cに前記円筒金属ケース30のフランジ部30aを収容させ、前記円筒金属ケース30の開口30cを前記鉤部22dに係合させることで、該円筒金属ケース30を該基部20に固定したことを技術的特徴とする。
請求項2は、先端部に温度検出素子32を収容する円筒金属ケース30と、被測定部材への取り付け用の取付部とを立体状の基部20へ垂直に立設させてなる温度センサであって、
前記円筒金属ケース30の先端部反対側の開口30c近傍の外径を大きくしてフランジ部30aを設け、
前記基部20の上面20aに前記円筒金属ケース30の先端部を該上面20aに対して垂直に挿通させる第1通孔22aを設け、第1通孔22aの直下で該第1通孔22aと連通する前記円筒金属ケース30のフランジ部30aを収容する中空部22cを設け、該中空部22cの直下に前記円筒金属ケース30を挿通させるための第2通孔22eと該第2通孔22eの内側に突出する鉤部22dを設け、
前記円筒金属ケース30の先端を前記基部20の第1通孔22aに挿通させ、前記基部20の中空部22cに前記円筒金属ケース30のフランジ部30aを収容させ、前記円筒金属ケース30の開口30cを前記鉤部22dに係合させることで、該円筒金属ケース30を該基部20に固定したことを技術的特徴とする。
請求項1では、円筒金属ケース30の先端部反対側の開口30c近傍の外径を大きくしてフランジ部30aを設ける。一方、立体状の基部20に、上面20aに円筒金属ケース30を該上面20aに対して垂直に挿通させる通孔22aを設け、通孔22aの直下に該通孔22aと連通する円筒金属ケース30のフランジ部30aを収容する中空部22cを設け、中空部22cの直下に内側へ突出する鉤部22dを設ける。そして、円筒金属ケース30の先端を基部20の通孔に挿通させ、基部20の中空部22cに円筒金属ケース30のフランジ部30aを収容させ、円筒金属ケース30の開口30cを鉤部22dに係合させることで、該円筒金属ケース30を該基部20に固定する。即ち、基部20の通孔22aに突き刺すことで円筒金属ケース30を固定させれるので、インサート成形を行うことなく、円筒金属ケース30を固定することができる。また、インサート成形を行うことがないので、ハーネスにインサートに耐える耐熱性が要求されなくなり、汎用性の高い安価なハーネスを用いることが可能になる。
請求項2の温度センサでは、円筒金属ケース30の先端部反対側の開口30c近傍の外径を大きくしてフランジ部30aを設ける。一方、立体状の基部20に、上面20aに円筒金属ケース30を該上面20aに対して垂直に挿通させる第1通孔22aを設け、第1通孔22aの直下に該第1通孔22aと連通する円筒金属ケース30のフランジ部30aを収容する中空部22cを設け、該中空部22cの直下に円筒金属ケース30を挿通させるための第2通孔22eと該第2通孔22eの内側に突出する鉤部22dを設ける。そして、円筒金属ケース30の先端を基部20の第1通孔22aに挿通させ、基部20の中空部22cに円筒金属ケース30のフランジ部30aを収容させ、円筒金属ケース30の開口30cを鉤部22dに係合させることで、該円筒金属ケース30を該基部20に固定する。即ち、基部20の第1通孔22aに突き刺すことで円筒金属ケース30を固定させれるので、インサート成形を行うことなく、円筒金属ケース30を固定することができる。また、インサート成形を行うことがないので、ハーネスにインサートに耐える耐熱性が要求されなくなり、汎用性の高い安価なハーネスを用いることが可能になる。
請求項3の温度センサでは、円筒金属ケース30の開口30cにテーパーを設けて端部を尖らせてあるので、該開口30cが、樹脂で基部20の一部として一体成形された鉤部22dに食い込み、円筒金属ケース30を基部20に対して強固に固定することができる。
請求項4の温度センサでは、一対の鉤部22dで円筒金属ケース30を挟持するため、円筒金属ケース30を基部20に対して強固に固定することができる。また、基部20の下面20bのハーネスを収容するための溝部22fの長手方向と直角方向に、即ち、ハーネスの収容位置(溝部)から遠い位置に鉤部22dを設けてある。このため、取り付けの際にハーネスが鉤部22dに干渉することがなくなり、円筒金属ケース30の基部20への取り付けを容易に行うことができる。
請求項5では、基部20の立壁に垂直に突出する略棒形状のガイド部を設け、ガイド部28とハーネス40とをチューブ44内に収容することで、該ハーネス40をガイド部28に当接状態で固定する。即ち、インサート成形を用いることなく基部20に対してハーネス40を固定できる。このため、ガイド部28の剛性により基部20から取り出される根本部分でハーネス40が曲がり難くなって、断線することがなくなる。また、温度センサに対してハーネスの位置が一定となるので、ハーネスが邪魔することがなくなり、温度センサの組付けを自動で行うことが可能になる。
請求項6では、ガイド部28に好適にはチューブ44の内径よりも大きな外径を有するリブ28aを設けてある。このため、リブ28aの抵抗でチューブ44が抜け難くなり、チューブ44でガイド部28にハーネス40を固定することで、基部20から取り出される根本部分でハーネス40が断線することがなくなる。
請求項7では、2分割したガイド部28A、28Bでハーネス40を挟持するため、ガイド部28によりハーネス40を強固に固定することができる。
請求項8では、基部20の立壁20cのリング状の溝24にチューブ44の先端を収容するため、チューブ44が抜け難くなり、チューブ44でガイド部28にハーネス40を固定することで、基部20から取り出される根本部分でハーネス40が断線することがなくなる。
[第1実施形態]
本発明の温度センサをエバポレータ温度センサに適用した第1実施形態について図1、図2を参照して説明する。
図1(A)は本発明の第1実施形態に係るエバポレータ温度センサの平面図であり、図1(B)は図1(A)のb矢視側の側面図であり、図1(C)は図1(A)のc矢視側の側面図であり、図1(D)は底面図である。
図1(B)に示すようにエバポレータ温度センサ10は、上面20a、下面20b、立壁20cとを備える略立方形状の基部20と、基部20の上面20aに垂直に立設されるエバポレータ50への取り付け用の取付部26と、基部20の上面20aに垂直に立設されるアルミニュームケース30とからなる。取付部26は、先端が尖っており、側面には返し26aが設けられている(図1(C)参照)。
図2(A)は、図1(B)に示すエバポレータ温度センサ10のe−e断面図であり、図2(B)は、図2(A)中の基部20を示す断面図であり、図2(C)は、図2(A)中のアルミニュームケース30を示す断面図であり、図2(D)は、図2(A)中で円で囲んだ部分の拡大図である。図2(C)に示すようにアルミニュームケース30は、下端に開口30cを有する袋状に形成されており、開口30cから上部に先端側よりも径の大きなフランジ部30aが形成されており、フランジ部30aの上部には断面クランク状の段部30bが形成されている。アルミニュームケース30の先端近傍には温度検出素子32が置かれ、信号線42及びハーネス40を介して開口30cから外部へ接続されている。該アルミニュームケース30内には充填材36が充填されている。
図2(B)に示すように基部20には、上面20aにアルミニュームケース30を該上面20aに対して垂直に挿通させる第1通孔22aが設けられ、第1通孔22aの直下に該第1通孔22aと連通するアルミニュームケース30のフランジ部30aを収容するための中空部22cが設けられている。中空部22cは、フランジ部30aに対応させた円筒状の空間で、直壁22cwと、段部30bに当接する平坦面からなる突き当たり部22ccとから構成されている。該中空部22cの直下には、アルミニュームケース30を挿通させるための第2通孔22eと、該第2通孔22eの内側に突出する鉤形状の鉤部22dとが設けられている。図1(D)に示すように、鉤部22dは、第2通孔22eの中心方向に延在するように一対設けられている。第1実施形態では、鉤部22dを一対設けたが、1つであっても、3個以上であってもよい。
図1(D)及び図1(C)に示すように、基部20の下面22bにはハーネス40を収容するための溝部22fが、基部20の長手方向に沿って形成されている。
図2(B)に示す基部20への図2(C)に示すアルミニュームケース30の取付は、アルミニュームケース30の先端を基部20の第1通孔22aに挿通させ、基部20の中空部22cにアルミニュームケース30のフランジ部30aを収容させ、段部30bを突き当たり部22ccに当接させることでアルミニュームケース30を位置決めする。この状態で、アルミニュームケース30の開口30cを鉤部22dに係合させることで、該アルミニュームケース30を該基部20に固定する。即ち、基部20の第1通孔22aに突き刺すことでアルミニュームケース30を固定させれるので、インサート成形を行うことなく、アルミニュームケース30を基部20に固定することができる。また、インサート成形を行うことがないので、ハーネスにインサートに耐える耐熱性が要求されなくなり、汎用性の高い安価なハーネスを用いることが可能になる。
更に、インサート成形を行わないため、種々の長さのハーネス40が付けられたアルミニュームケース30を容易に基部20へ組み付けることができる。このため、種々の長さのハーネス40、特に長いハーネス40を備えるアルミニュームケース30をも基部20へ自動組み付けすることが可能になる。
図2(A)中で円で囲んだ部分の拡大図である図2(D)に示すように、アルミニュームケース30の開口30cにテーパーを設けて端部を尖らせてある。このため、開口30cが、樹脂で基部20の一部として一体成形された鉤部22dに食い込み、アルミニュームケース30を基部20に対して、インサート成形と同等の保持強度で固定することができる。
第1実施形態では、図1(D)に示すように一対の鉤部22dでアルミニュームケース30を挟持するため、アルミニュームケース30を基部20に対して強固に固定することができる。また、基部20の下面20bのハーネス44を収容するための溝部22fの長手方向と直角方向に、即ち、ハーネス44の収容位置(溝部)から遠い位置に鉤部22dを設けてある。このため、取り付けの際にハーネス44が鉤部22dに干渉することがなくなり、アルミニュームケース30の基部20への取り付けを容易に行うことができる。
第1実施形態のエバポレータ温度センサ10では、アルミニュームケースとして熱の良伝導体であるアルミニュームケース30を用いるため、エバポレータ50の温度を短時間で温度検出素子32へ伝えることができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係るエバポレータ温度センサ10について図3、図4を参照して説明する。
図3(A)は本発明の第2実施形態に係るエバポレータ温度センサの平面図であり、図3(B)は図3(A)のb矢視側の側面図であり、図3(C)は図3(A)のc矢視側の側面図であり、図3(D)は底面図である。
第2実施形態のエバポレータ温度センサ10は、図1,図2を参照して上述した第1実施形態と同様である。但し、第2実施形態では、ハーネス40に沿って、立壁20cに垂直に突出する略棒形状のガイド部28が設けられている。ガイド部28の略中央位置には、外径をビニールチューブ44の内径よりも大きくしたリブ28aが設けられている。
ガイド部28とハーネス40とは、ハーネス保護用のビニールチューブ44の端部内に収容されている。ここで、ビニールチューブ44内に収容することで、該ハーネス40をガイド部28に当接状態で固定する。リブ28aの大きさは、ビニールチューブ44の抜け止めとしての役割を果たすように設定されている。
第2実施形態のエバポレータ温度センサ10のエバポレータ50への装着作業について、図4を参照して説明する。
エアコンケース60内に収容されているエバポレータ50の所定位置のフィン52の隙間に、取付部26、アルミニュームケース30を突き刺すことでエバポレータ温度センサ10を装着する。エバポレータ温度センサ10を所定位置に取り付けることで、ハーネスを収容するビニールチューブ44は溝64内に収容されている。この後、蓋62A、62Bを閉じることで作業が終了する。第2実施形態では、エバポレータ温度センサ10の位置を決めれば、ビニールチューブ44(ハーネス)の位置が決まるため、エバポレータ温度センサ10のエアコンケース60への自動組み付けが可能になる。
第2実施形態のエバポレータ温度センサ10では、基部20の立壁20cに垂直に突出する略棒形状のガイド部28を設け、ガイド部28とハーネス40とをビニールチューブ44内に収容することで、該ハーネス40をガイド部28に当接状態で固定する。即ち、インサート成形によりハーネス40を固定するのではなく、組み立てによりハーネス40を基部20に固定することができる。このため、ガイド部28の剛性により基部20から取り出される根本部分でハーネス40が曲がり難くなって、エンジン、エアコンコンプレッサ等の振動により断線することがなくなる。また、エバポレータ温度センサ10に対してハーネス40の位置が一定となるので、ハーネス40が邪魔することがなくなり、エバポレータ温度センサ10の組付けを自動で行うことが可能になる。なお、第2実施形態では、取付部26が抜け止めの返し26aを備えるため、取付部26をエバポレータの冷却フィンに突き刺すことで返し26aが係合し、エバポレータ温度センサ10をエバポレータ50の冷却フィン52に容易に取り付けることができる。
また、ガイド部28にはビニールチューブ44の内径よりも大きな外径を有するリブ28aを設けてあるので、リブ28aの抵抗でビニールチューブ44が抜け難くなり、ビニールチューブ44でガイド部28にハーネス40を固定することで、基部20から取り出される根本部分でハーネス40が断線することがなくなる。
エバポレータ温度センサのエバポレータへの搭載位置は、エバポレータの種類、エアコンケースの形状等により異なる。しかしながら、第2実施形態のエバポレータ温度センサ10では、ビニールチューブ44の長さを変えることで種々の位置への搭載に対応できるため、エバポレータ温度センサ10に汎用性を持たせることができる。
[第2実施形態の第1改変例]
第2実施形態の第1改変例に係るエバポレータ温度センサ10について図5を参照して説明する。
図5(A)は第2実施形態の第1改変例に係るエバポレータ温度センサの平面図であり、図5(B)は図5(A)のb矢視側の側面図であり、図5(C)は図5(A)のc矢視側の側面図であり、図5(D)は底面図である。
第2実施形態の第1改変例のエバポレータ温度センサ10は、ガイド部28の構成を除き第2実施形態と同様であるため、ガイド部28の説明のみを行う。ここで、第2実施形態では、ガイド部28が一本の棒状に形成されたが、第2実施形態の第1改変例では、図5(A)に示すように、ガイド部28が2本の棒状のガイド部材28A、28Bからなり、ガイド部材28A、28Bの間にハーネス40を挟持する構成になっている。
図5(B)に示すように、片側のガイド部材28Bには、略中央位置に外径を大きくしたリブ28aが設けられている。
第2実施形態の第1改変例のエバポレータ温度センサ10では、ガイド部材28A、28Bでハーネス40を挟持するため、ガイド部28によりハーネス40をより強固に固定することができる。
[第2実施形態の第2改変例]
第2実施形態の第2改変例に係るエバポレータ温度センサ10について図6を参照して説明する。
図6(A)は第2実施形態の第2改変例に係るエバポレータ温度センサの平面図であり、図6(B)は図6(A)のb矢視側の側面図であり、図6(C)は図6(A)のc矢視側の側面図であり、図6(D)は底面図である。
第2実施形態の第2改変例のエバポレータ温度センサ10では、基部20の立壁20cにビニールチューブ44の先端部を収容するためのリング状の溝24が形成されている。他の構成は、第2実施形態と同様である。
第2実施形態の第2改変例では、基部20の立壁20cのリング状の溝24にビニールチューブ44の先端を収容するため、ビニールチューブ44が抜け難くなり、ビニールチューブ44でガイド部28にハーネス40を固定することで、基部20から取り出される根本部分でハーネス40が断線することがなくなる。なお、第2実施形態の第2改変例では、ガイド部28が第2実施形態と同様の構成からなるが、第2実施形態の第1改変例のガイド部28の構成に第2実施形態の第2改変例の溝を適用することも勿論可能である。
上述した実施形態では、本発明の温度センサをエバポレータ温度センサに適用した例を挙げたが、例えば、ラジエータ用の温度センサにも適用可能であり、更に、種々のセンサにも応用することができる。更に、上述した実施形態では、円筒金属ケースとしてアルミニュームケースを用いる例を挙げたが、例えば、銅製、ステンレス製の円筒金属ケースの組み付けにも本発明の構成が適用可能であることは言うまでもない。
図1(A)は本発明の第1実施形態に係るエバポレータ温度センサの平面図であり、図1(B)は図1(A)のb矢視側の側面図であり、図1(C)は図1(A)のc矢視側の側面図であり、図1(D)は底面図である。 図2(A)は、図1(B)に示すエバポレータ温度センサのe−e断面図であり、図2(B)は、図2(A)中の基部を示す断面図であり、図2(C)は、図2(A)中のアルミニュームケースを示す断面図であり、図2(D)は、図2(A)中で円で囲んだ部分の拡大図である。 図3(A)は第2実施形態の第1改変例に係るエバポレータ温度センサの平面図であり、図3(B)は図3(A)のb矢視側の側面図であり、図3(C)は図5(A)のc矢視側の側面図であり、図3(D)は底面図である。 第2実施形態の第1改変例に係るエバポレータ温度センサがエバポレータに取り付けられた状態を示す斜視図である。 図5(A)は第2実施形態の第1改変例の第1改変例に係るエバポレータ温度センサの平面図であり、図5(B)は図5(A)のb矢視側の側面図であり、図5(C)は図5(A)のc矢視側の側面図であり、図5(D)は底面図である。 図6(A)は第2実施形態の第2改変例に係るエバポレータ温度センサの平面図であり、図6(B)は図6(A)のb矢視側の側面図であり、図6(C)は図6(A)のc矢視側の側面図であり、図6(D)は底面図である。 図7(A)は従来技術に係るエバポレータ温度センサの平面図であり、図7(B)は図7(A)のb矢視側の側面図であり、図7(C)は図7(A)のc矢視側の側面図であり、図7(D)は、図7(C)のd−d断面図である。 従来技術に係るエバポレータ温度センサがエバポレータに取り付けられた状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 エバポレータ温度センサ
20 基部
20a 上面
20b 下面
20c 立壁
22a 第1通孔
22c 中空部
22d 鉤部
22e 第2通孔
22f 溝部
24 溝
26 取付部
28 ガイド部
28a リブ
30 アルミニュームケース
30a フランジ部
30b 段部
30c 開口
32 温度検出素子
40 ハーネス
44 ビニールチューブ
50 エバポレータ

Claims (8)

  1. 先端部に検出素子を収容する円筒金属ケースを立体状の基部に固定してなるセンサであって、
    前記円筒金属ケースの先端部反対側の開口近傍の外径を大きくしてフランジ部を設け、 前記基部の上面に前記円筒金属ケースの先端部を該上面に挿通させる通孔を設け、前記通孔の直下に該通孔と連通する前記円筒金属ケースのフランジ部を収容する中空部を設け、該中空部の直下に内側へ突出する鉤部を設け、
    前記円筒金属ケースの先端を前記基部の通孔に挿通させ、前記基部の中空部に前記円筒金属ケースのフランジ部を収容させ、前記円筒金属ケースの開口を前記鉤部に係合させることで、該円筒金属ケースを該基部に固定したことを特徴とするセンサ。
  2. 先端部に温度検出素子を収容する円筒金属ケースと、被測定部材への取り付け用の取付部とを立体状の基部へ垂直に立設させてなる温度センサであって、
    前記円筒金属ケースの先端部反対側の開口近傍の外径を大きくしてフランジ部を設け、 前記基部の上面に前記円筒金属ケースの先端部を該上面に対して垂直に挿通させる第1通孔を設け、該第1通孔の直下で当該第1通孔と連通する前記円筒金属ケースのフランジ部を収容する中空部を設け、該中空部の直下に前記円筒金属ケースを挿通させるための第2通孔と該第2通孔の内側に突出する鉤部を設け、
    前記円筒金属ケースの先端を前記基部の第1通孔に挿通させ、前記基部の中空部に前記円筒金属ケースのフランジ部を収容させ、前記円筒金属ケースの開口を前記鉤部に係合させることで、該円筒金属ケースを該基部に固定したことを特徴とする温度センサ。
  3. 前記円筒金属ケースの開口にテーパーを設けて端部を尖らせたことを特徴とする請求項2の温度センサ
  4. 前記基部の下面に前記温度検出素子からのハーネスを収容するための溝部を設け、該溝部の長手方向と直角方向に、前記鉤部を一対設けたことを特徴とする請求項2又は請求項3の温度センサ。
  5. 前記基部の立壁に垂直に突出する略棒形状のガイド部を設け、
    前記温度検出素子からのハーネスを、前記円筒金属ケース内を介して前記基部の立壁から取り出し、
    チューブに前記ガイド部と前記ハーネスとを収容することで、該ハーネスをガイド部に当接状態で固定したことを特徴とする請求項2又は請求項3の温度センサ。
  6. 前記ガイド部にチューブの抜け止め用のリブを設けたことを特徴とする請求項5の温度センサ
  7. 前記ガイド部を2分割し、分割した中央部に前記ハーネスを収容するようにしたことを特徴とする請求項5又は請求項6の温度センサ。
  8. 前記基部の立壁にリング状の溝を設け、前記チューブの先端を収容するようにしたことを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれか1の温度センサ。
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