JP2005214440A - 蓄熱床暖房装置及び蓄熱床暖房装置の蓄熱運転制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
簡単な構成で、蓄熱材の蓄熱量に応じた蓄熱開始時刻を決定し、蓄熱運転をすることができる蓄熱床暖房装置及びその蓄熱運転制御方法を提供すること。
【解決手段】
コントローラ部に、蓄熱運転前に行われる予備蓄熱運転時のPTCヒータへの通電量を計測する通電量計測部と、該通電量からPTCヒータの抵抗値を計算し、同抵抗値に基づくヒータ温度により蓄熱材温度を推定する蓄熱材温度推定部と、蓄熱材温度から予め設定された通電時間補正表に基づき通電補正時間を抽出し、通電時間記録部に保存されている前日通電時間と該通電補正時間とを加算し通電時間を決定し、通電終了時刻から該通電時間を逆算し得られる通電開始時刻をタイマー部に設定する通電時間演算部と、前記通電開始時刻と通電終了時刻とを監視し、それぞれ通電開始信号及び通電終了信号を生成するタイマー部とを有してなることを特徴とする蓄熱床暖房装置及びその蓄熱運転制御方法である。
【選択図】図1
簡単な構成で、蓄熱材の蓄熱量に応じた蓄熱開始時刻を決定し、蓄熱運転をすることができる蓄熱床暖房装置及びその蓄熱運転制御方法を提供すること。
【解決手段】
コントローラ部に、蓄熱運転前に行われる予備蓄熱運転時のPTCヒータへの通電量を計測する通電量計測部と、該通電量からPTCヒータの抵抗値を計算し、同抵抗値に基づくヒータ温度により蓄熱材温度を推定する蓄熱材温度推定部と、蓄熱材温度から予め設定された通電時間補正表に基づき通電補正時間を抽出し、通電時間記録部に保存されている前日通電時間と該通電補正時間とを加算し通電時間を決定し、通電終了時刻から該通電時間を逆算し得られる通電開始時刻をタイマー部に設定する通電時間演算部と、前記通電開始時刻と通電終了時刻とを監視し、それぞれ通電開始信号及び通電終了信号を生成するタイマー部とを有してなることを特徴とする蓄熱床暖房装置及びその蓄熱運転制御方法である。
【選択図】図1
Description
本発明は、床暖房に必要な熱を予め蓄熱材に保持し、該熱を放出し暖房を行う蓄熱床暖房装置及び、該蓄熱床暖房装置の蓄熱運転制御方法に関するものである。
近年、一般住宅において、床暖房装置を用いた暖房を行う例が増えてきている。この床暖房装置には、電気ヒータを内装するもの、温水等の熱媒を循環させるパイプを内装するもの、蓄熱材を内装し、該蓄熱材に予め必要な熱量を蓄え、床暖房時にこの熱を放出するものなどが用いられている。
このうち蓄熱材を用いる蓄熱床暖房装置は、夜間の電力使用量が落ちる時間帯に電気代を低く抑える制度が広く普及しているため、蓄熱材への蓄熱は、このいわゆる深夜電力時間帯に集中して行われている。
図5(a)は、蓄熱床暖房装置の一般的なものを示している。
この蓄熱床暖房装置では、、床材1裏面側に蓄熱材2とこれを加熱する加熱ヒータ8と、蓄熱運転を制御するコントローラ部3とを備え、該加熱ヒータ8には、平板状の加熱ヒータ本体83の裏面側にコードヒータ81を適宜間隔で配し、さらに所定部位に加熱ヒータ8の温度を測定するためのセンサ82を設け、センサ信号線43を通してコントローラ部3にセンサ信号を入力し、その値に応じて加熱ヒータ8への通電を加熱ヒータ8への電源線44を介して制御している。
この蓄熱床暖房装置の蓄熱運転は、以下の様に行われる。
図5(b)は、蓄熱運転時のセンサ82の温度(実線)と蓄熱材2の温度(点線)とを示したグラフである。またこの例では、深夜電力時間帯が23時〜翌朝7時の時間帯で、この時間いっぱいを使って蓄熱運転を行っている。なお、蓄熱材温度は実際には測定を行わないが、検討のため蓄熱材2に温度計を付け、測定したグラフとなっている。
このグラフによると、23時に蓄熱運転が開始され、加熱ヒータ8の温度が上昇し、蓄熱完了温度に至ると、on−off制御により蓄熱完了温度を超えないようにされる。これは、例えば蓄熱材2の耐熱温度への保障や蓄熱材2を蓄熱完了温度以上で加熱をした場合、不要な電力を消費するので、これを防ぐためである。
一方蓄熱材温度は、この例では一旦温度が低下し、ついで温度が上昇していき、蓄熱完了時刻以前に蓄熱完了温度に達したので、加熱ヒータ8の制御により、蓄熱材温度も制御している。そして深夜電力時間帯の終わりである翌朝7時に、蓄熱運転を終了している。以後、蓄熱材2の放熱により、床暖房を行うため、漸次蓄熱材温度は低下していく。
ところで毎日の気温は変動するため、蓄熱材2からの放熱量は日によりまちまちである。したがって毎日同じ時刻に蓄熱運転を行うと、蓄熱完了時刻以前に蓄熱材温度が蓄熱完了温度に達してしまうことや、逆に蓄熱完了時刻になっても蓄熱完了温度に達せず、蓄熱運転を打ち切ってしまうおそれがある。
そこで例えば、必要な蓄熱量を確保するために、蓄熱運転開始直前の蓄熱量を判断し、所定量以上の蓄熱量であれば、その分蓄熱運転開始時刻を後ろにずらせ、蓄熱完了時刻に丁度蓄熱完了温度に蓄熱材2の温度が達するようにすることを行っている。
また、蓄熱運転前の蓄熱材2の温度低下率を計測し、これに基づいて蓄熱運転時間を決定し、蓄熱完了時刻の蓄熱運転時間前に蓄熱運転を開始することなど、色々な方法が行われている。
特開2001−90969号公報
一方で実際の蓄熱床暖房装置では、蓄熱材の温度測定は、加熱ヒータのセンサを蓄熱運転が始まる前に流用して用いているが、できるだけ簡素化した構成のものが求められている。
本願発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたものであり、その課題は、従来より簡単な構成であって、蓄熱材の蓄熱量に応じた蓄熱開始時刻を決定し、蓄熱運転をすることができる蓄熱床暖房装置及び蓄熱床暖房装置の蓄熱運転制御方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本願発明は、床材裏面側の蓄熱材とこれを加熱するPTCヒータと、蓄熱運転を制御するコントローラ部とを備えた蓄熱床暖房装置において、コントローラ部に、蓄熱運転前に行われる予備蓄熱運転時のPTCヒータへの通電量を計測する通電量計測部と、該通電量からPTCヒータの抵抗値を計算し、同抵抗値に基づくヒータ温度により蓄熱材温度を推定する蓄熱材温度推定部と、蓄熱材温度から予め設定された通電時間補正表に基づき通電補正時間を抽出し、通電時間記録部に保存されている前日通電時間と該通電補正時間とを加算し通電時間を決定し、予め設定される通電終了時刻から該通電時間を逆算し得られる通電開始時刻をタイマー部に設定する通電時間演算部と、前記通電開始時刻と通電終了時刻とを監視し、それぞれ通電開始信号及び通電終了信号を生成するタイマー部とを有してなることを特徴とする蓄熱床暖房装置としている。
また、床材裏面側の蓄熱材とこれを加熱するPTCヒータと、蓄熱運転を制御するコントローラ部とを備え、該コントローラ部内には通電量計測部、蓄熱材温度推定部、通電時間演算部及びタイマー部が設けられた蓄熱床暖房装置において、蓄熱運転開始前に蓄熱材温度を計測する予備蓄熱運転を行い、該予備蓄熱運転時に、通電量計測部においてPTCヒータの通電量を計測し、同計測値に基づき蓄熱材温度推定部においてPTCヒータ抵抗値を計算し、同抵抗値に基づくヒータ温度を蓄熱材温度と推定し、通電時間演算部において、予め設定された通電時間補正表の該蓄熱材温度に対応した通電補正時間を抽出し、通電時間記録部に記録されている前日通電時間に通電補正時間を加算し通電時間を計算すると共に、予めタイマー部に設定されている通電終了時刻から該通電時間遡った時刻を通電開始時刻としてタイマー部に設定し、タイマー部において、設定された通電開始時刻及び通電終了時刻を監視し、それぞれ通電開始信号及び通電終了信号を生成することでコントローラ部において蓄熱運転制御を行わせることを特徴とする蓄熱床暖房装置の蓄熱運転制御方法としている。
本願発明の蓄熱床暖房装置及び蓄熱床暖房装置の蓄熱運転制御方法においては、上記のように蓄熱運転前に予備蓄熱運転を行い、このときのPTCヒータへの通電量から、同PTCヒータの抵抗値を得てPTCヒータの温度を得、これを蓄熱材の温度と推定し、蓄熱材の温度に応じた通電補正時間を抽出し、これを前日の通電時間に加算することで当日の通電時間を決定し、蓄熱開始時刻を決定しているので、センサが不要な簡易な構成でありながら、蓄熱開始時刻を前後に動かすことができ、より確実な蓄熱運転が可能となる。
本願発明の最良の形態を図1〜図3に示される以下の実施例にて説明する。なお、図1は本願発明の要部となる判定フロチャートを、図2は本願発明に用いられている蓄熱床暖房装置の動作を説明する断面図を、図3は、同蓄熱床暖房装置のコントローラ部の内部構成概略図をそれぞれ示している。
本実施例では、床材1裏面側の蓄熱材2とこれを加熱するPTCヒータ3と、蓄熱運転を制御するコントローラ部4とを備えた蓄熱床暖房装置において、コントローラ部4に、蓄熱運転前に行われる予備蓄熱運転時のPTCヒータ3への通電量を計測する通電量計測部401と、該通電量からPTCヒータ3の抵抗値を計算し、同抵抗値に基づくヒータ温度により蓄熱材温度を推定する蓄熱材温度推定部402と、蓄熱材温度から予め設定された通電時間補正表に基づき通電補正時間を抽出し、通電時間記録部407に保存されている前日通電時間と該通電補正時間とを加算し通電時間を決定し、予め設定される通電終了時刻から該通電時間を逆算し得られる通電開始時刻をタイマー部404に設定する通電時間演算部403と、前記通電開始時刻と通電終了時刻とを監視し、それぞれ通電開始信号及び通電終了信号を生成するタイマー部404とを有してなることを特徴とする蓄熱床暖房装置を用いている。
したがって、蓄熱運転前に予備蓄熱運転を行い、このときのPTCヒータ3への通電量から、同PTCヒータ3の抵抗値を得てPTCヒータ3の温度を得、これを蓄熱材2の温度と推定し、蓄熱材2の温度に応じた通電補正時間を抽出し、これを前日の通電時間に加算することで当日の通電時間を決定し、蓄熱開始時刻を決定しているので、センサが不要な簡易な構成でありながら、蓄熱開始時刻を前後に動かすことができ、より確実な蓄熱運転が可能となる。
ここで図3にコントローラ部3の概要を示し、その制御対象であるPTCヒータ3との関連も含め、蓄熱運転制御方法を説明する。なお、図3には、コントローラ部3の内部構成のうち、本願発明に関連する部分のみを示している。
なおコントローラ部3は、PTCヒータ3へ電力を供給する電源線41に設けられる電流検知部11を用いて、PTCヒータ3への通電量を測定している。またPTCヒータ3への通電制御は、コントローラ部3から電源線41の中途に設けられるリレー10の開閉を制御し行われる。
この蓄熱床暖房装置においては、床材1裏面側の蓄熱材2とこれを加熱するPTCヒータ3と、蓄熱運転を制御するコントローラ部4とを備え、該コントローラ部4内には通電量計測部401、蓄熱材温度推定部402、通電時間演算部403及びタイマー部404が設けられた蓄熱床暖房装置において、蓄熱運転開始前に蓄熱材温度を計測する予備蓄熱運転を行い、該予備蓄熱運転時に、通電量計測部401においてPTCヒータ3の通電量を計測し、同計測値に基づき蓄熱材温度推定部402においてPTCヒータ3の抵抗値を計算し、同抵抗値に基づくヒータ温度を蓄熱材温度と推定し、通電時間演算部403において、予め設定された通電時間補正表の該蓄熱材温度に対応した通電補正時間を抽出し、通電時間記録部407に記録されている前日通電時間に通電補正時間を加算し通電時間を計算すると共に、予めタイマー部404に設定されている通電終了時刻から該通電時間遡った時刻を通電開始時刻としてタイマー部404に設定し、タイマー部404において、設定された通電開始時刻及び通電終了時刻を監視し、それぞれ通電開始信号及び通電終了信号を生成することでコントローラ部4において蓄熱運転制御を行わせることを特徴とする蓄熱床暖房装置の蓄熱運転制御方法により蓄熱運転が行われている。
図4はPTCヒータ3の温度に応じたPTCヒータ3の抵抗値の関係を図示している。このうち例えば90℃以下の対応をPTCヒータ温度換算表として用いている。なお90℃以上は、異常状態として判断し、加熱中断などの制御を行うようにコントローラ部3でしている。
予備蓄熱運転時には、図4中の凡そ40℃〜50℃領域の抵抗値が通常得られる。そして表1に示されるような通電時間補正表の該当部分の通電補正時間を選択する。そして実際に蓄熱運転を開始すると、このPTCヒータ3の発熱温度は凡そ70℃近辺と設計されているが、蓄熱材2にPTCヒータ3の発熱量の殆どが吸収され、蓄熱材2自体の温度がPTCヒータ3の温度を規制するので、蓄熱材2の温度が上昇してくるまでは抵抗値は低く抑えられ、PTCヒータ3としての発熱量は大きいままである。
そして蓄熱材2の潜熱域を越え、蓄熱材温度がさらに上昇を始めると、PTCヒータ3の全体の温度もそれにつれ高くなるので、PTCヒータ3の抵抗値が上昇し、通電量が減ることでPTCヒータ3の発熱量は抑えられてくる。
なお、当日の運転時間は、翌日の蓄熱運転のために通電時間記録部407に予備運転終了後に記録される。また蓄熱材温度推定部402には、図4に基づくPTCヒータ温度換算表がPTCヒータ温度換算表記録部405に記録され用いられる。なおこの表は、用いられるPTCヒータ固有のもので、本実施例に用いられるPTCヒータ3に対応して作成されるので、例えばPTCヒータ3の特性を変更したものを用いると、このPTCヒータ温度換算表はそれに応じて変更されなければならない。
ここで実際の判断例を説明する。ここでは図4に示したPTCヒータ特性のPTCヒータ3で、蓄熱材2は潜熱域が50℃のものを用いている。
当日の23時に予備蓄熱運転を行う。このとき通電量計測部401においてPTCヒータ3一枚当りの通電量を計測し、そのときの抵抗値により蓄熱材温度推定部402において蓄熱材温度を推定する。例えば、0.4kΩであれば図4のグラフ(PTCヒータ温度換算表としてPTC温度換算表記録部に記録されている)からヒータ温度が44℃となり、蓄熱材温度が44℃と推定される。
この蓄熱材温度から通電時間補正表記録部406に記録されている通電時間補正表(表1)をもとに通電時間演算部403において通電補正時間が+40分であると抽出され、通電時間記録部407に記録されている前日の通電時間(仮に7時間とする)に加算され、当日の通電時間が7時間40分となる。したがって通電時間演算部403ではさらに、通電開始時刻を通電終了時刻7時から逆算し、23時20分と決定し、タイマー部404に設定する。そのため23時に予備運転が開始されていたので、一旦PTCヒータへの通電をとめ、23時20分になったときに蓄熱運転を開始することになる。
なお図1にはこの制御方法の要部を一例として示しているが、深夜電力時間帯が前夜23時〜翌朝7時までとなっている地域において、予備蓄熱運転が23時に蓄熱運転の開始時に同時に行うものを示している。この場合、決定された通電開始時刻が23時より後になった時は、一旦蓄熱運転を休止して蓄熱開始時刻に蓄熱運転を再開する。この他、必要により予備蓄熱運転を例えば19時から始めるなど、全く別の時間帯に行っても良い。
ここで本実施例に用いられている蓄熱床暖房装置について図2を用いて説明する。なお、本実施例以外の蓄熱床暖房装置であっても、本願発明の趣旨に合致するものであれば本願発明に含まれるのは言うまでもない。
本蓄熱床暖房装置は、図2(a)(b)にその状態遷移を示しているが、蓄熱材2からの放熱量を制御することが可能なものである。すなわち、蓄熱材2を床材1の裏面側に中空部5を介して配し、該中空部5には蓄熱材2からの放熱量を制御する袋体61の上面にアルミ層62を形成した放熱制御袋6が、蓄熱材2の上面に載置され、放熱制御状態に応じて、袋体61の空気量を調節するファン7を利用することで、膨縮させられるものである。なお、放熱制御自体は、中空部5内でのアルミ層62の露出状態に応じ熱抵抗を変化させることで行うものである。
なお、中空部5は上面を床材1、下面を蓄熱材2上面略全面に挟まれ、側面を蓄熱材2を床材1に吊るす側面板で囲まれる空間である。そして蓄熱材2の裏面にはPTCヒータ3を貼着している。
この放熱制御も含め、蓄熱床暖房装置の制御全体は、コントローラ部3により行われ、該コントローラ部3には、ファン7の回転制御、PTCヒータ3への通電on/offや、利用者への情報提供など種々の機能を有するものである。
なお、ファン7はファン制御線42で、PTCヒータ3は電源線41でそれぞれコントローラ部3と接続されている。
図2(a)は、放熱制御袋6が縮み、中空部5内にアルミ層62が露出した状態である。このとき本蓄熱床暖房装置では、蓄熱材2からの放熱量が抑制されない状態となり、これを放熱促進状態とし、例えばより部屋を暖めたいときや、蓄熱材2からの放熱量が不足してくる蓄熱運転開始前などに利用する。
一方図2(b)は、放熱制御袋6が膨らみ、アルミ層62を床材1裏面に押し付け、中空部5内でアルミ層62が露出しないようにした状態である。このとき蓄熱材2からの放熱量が抑制され、例えば、蓄熱材2からの放熱が多い状態であるのに対し一定量以上の放熱量を必要としない蓄熱運転終了後の日中などに用いられる。コントローラ部3ではこれら放熱制御を自動で行っている。
1 床材
2 蓄熱材
3 PTCヒータ
4 コントローラ部
41 電源線
42 ファン制御線
43 センサ信号線
44 電源線
401 通電量計測部
402 蓄熱材温度推定部
403 通電時間演算部
404 タイマー部
405 PTCヒータ温度換算表記録部
406 通電時間補正表記録部
407 通電時間記録部
5 中空部
6 放熱制御袋
61 袋体
62 アルミ層
7 ファン
8 加熱ヒータ
81 コードヒータ
82 センサ
83 加熱ヒータ本体
9 電源
10 リレー
11 電流検知部
2 蓄熱材
3 PTCヒータ
4 コントローラ部
41 電源線
42 ファン制御線
43 センサ信号線
44 電源線
401 通電量計測部
402 蓄熱材温度推定部
403 通電時間演算部
404 タイマー部
405 PTCヒータ温度換算表記録部
406 通電時間補正表記録部
407 通電時間記録部
5 中空部
6 放熱制御袋
61 袋体
62 アルミ層
7 ファン
8 加熱ヒータ
81 コードヒータ
82 センサ
83 加熱ヒータ本体
9 電源
10 リレー
11 電流検知部
Claims (2)
- 床材裏面側の蓄熱材とこれを加熱するPTCヒータと、蓄熱運転を制御するコントローラ部とを備えた蓄熱床暖房装置において、コントローラ部に、蓄熱運転前に行われる予備蓄熱運転時のPTCヒータへの通電量を計測する通電量計測部と、該通電量からPTCヒータの抵抗値を計算し、同抵抗値に基づくヒータ温度により蓄熱材温度を推定する蓄熱材温度推定部と、蓄熱材温度から予め設定された通電時間補正表に基づき通電補正時間を抽出し、通電時間記録部に保存されている前日通電時間と該通電補正時間とを加算し通電時間を決定し、予め設定される通電終了時刻から該通電時間を逆算し得られる通電開始時刻をタイマー部に設定する通電時間演算部と、前記通電開始時刻と通電終了時刻とを監視し、それぞれ通電開始信号及び通電終了信号を生成するタイマー部とを有してなることを特徴とする蓄熱床暖房装置。
- 床材裏面側の蓄熱材とこれを加熱するPTCヒータと、蓄熱運転を制御するコントローラ部とを備え、該コントローラ部内には通電量計測部、蓄熱材温度推定部、通電時間演算部及びタイマー部が設けられた蓄熱床暖房装置において、蓄熱運転開始前に蓄熱材温度を計測する予備蓄熱運転を行い、該予備蓄熱運転時に、通電量計測部においてPTCヒータの通電量を計測し、同計測値に基づき蓄熱材温度推定部においてPTCヒータ抵抗値を計算し、同抵抗値に基づくヒータ温度を蓄熱材温度と推定し、通電時間演算部において、予め設定された通電時間補正表の該蓄熱材温度に対応した通電補正時間を抽出し、通電時間記録部に記録されている前日通電時間に通電補正時間を加算し通電時間を計算すると共に、予めタイマー部に設定されている通電終了時刻から該通電時間遡った時刻を通電開始時刻としてタイマー部に設定し、タイマー部において、設定された通電開始時刻及び通電終了時刻を監視し、それぞれ通電開始信号及び通電終了信号を生成することでコントローラ部において蓄熱運転制御を行わせることを特徴とする蓄熱床暖房装置の蓄熱運転制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004018043A JP2005214440A (ja) | 2004-01-27 | 2004-01-27 | 蓄熱床暖房装置及び蓄熱床暖房装置の蓄熱運転制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004018043A JP2005214440A (ja) | 2004-01-27 | 2004-01-27 | 蓄熱床暖房装置及び蓄熱床暖房装置の蓄熱運転制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005214440A true JP2005214440A (ja) | 2005-08-11 |
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ID=34902668
Family Applications (1)
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JP2004018043A Withdrawn JP2005214440A (ja) | 2004-01-27 | 2004-01-27 | 蓄熱床暖房装置及び蓄熱床暖房装置の蓄熱運転制御方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005214440A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103528114A (zh) * | 2013-09-24 | 2014-01-22 | 芜湖市科华新型材料应用有限责任公司 | 分布式、非蓄电、非逆变太阳光伏变功率蓄能电热系统及控制方法 |
-
2004
- 2004-01-27 JP JP2004018043A patent/JP2005214440A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103528114A (zh) * | 2013-09-24 | 2014-01-22 | 芜湖市科华新型材料应用有限责任公司 | 分布式、非蓄电、非逆变太阳光伏变功率蓄能电热系统及控制方法 |
CN103528114B (zh) * | 2013-09-24 | 2016-09-28 | 芜湖市科华新型材料应用有限责任公司 | 分布式、非蓄电、非逆变太阳光伏变功率蓄能电热系统及控制方法 |
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