JP2005213749A - 掘進機 - Google Patents

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Kenichi Nakaguro
憲一 中黒
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Nakaguro Kensetsu KK
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Tokyo Metropolitan Sewerage Service Corp
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Abstract

【課題】 地中に存在する障害物にカッターヘッド部が遭遇したり一部が喰い込んだ場合でも迅速にその障害物を破砕・切断したり喰い込みを解消して掘進作業を続行することのできる掘進機を提供する。
【解決手段】 本発明の掘進機は、シールド筒体10に設けられかつ掘進方向先端にカッタービット28を有して回転されるカッターヘッド部25をシールド筒体10に対し独立して掘進方向に対して前進・後退させる駆動機構15、16を備えていて、その適宜位置で高圧水による掘削、セメント等の注入による地盤改良、障害物のアブレシブスラリーによる切断・破砕を遂行させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、地中に存在する多様な障害物とりわけ既設の老朽化した管路、構造物を破砕するのに好適な掘進機に関する。
掘進機には、掘進方向先端にカッタービットを有するカッターヘッド部をシールド筒体に設け、カッターヘッド部を回転させながら、掘進を行う構成のものが知られている(特許文献1等)。
特開平5−340188号公報
ところで、地中には、例えば老朽化した管路、構造物等の障害物が存在し、地中を掘進中に、これらの管路や構造物等の障害物に遭遇すると、掘進機のカッターヘッド部が管路や構造物等の障害物によりはね返され喰い込んで、カッターヘッド部が回転を停止し、回転掘削、ウォータージェットによる音響前方探査が不可能となり、掘進作業に支障が生じる事態が生じる場合がある。
また、掘進中に軟弱地盤に出会いこれに対し地盤改良を必要となる場合がある。
特に、地中に障害物として図1に示すような例えばH形鋼板1が掘進方向前方に存在する場合、シールド筒体2の先端部に設けられているカッターヘッド部3のカッタービット4が回転中にはね返されあるいは一部がH形鋼板1に喰い込んで、カッターヘッド部3が回転を停止し、掘進作業に支障を生じ易い。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、地中に存在する障害物に遭遇したりカッターヘッド部が喰い込んだ場合でも迅速にその障害や喰い込みを解消し、併せて必要な場合地盤改良を施しつつ掘進作業を続行することのできる掘進機を提供することにある。
請求項1に記載の掘進機は、シールド筒体に設けられかつ掘進方向先端にカッタービットを有して回転されるカッターヘッド部を前進・後退させる駆動機構を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の掘進機は、前記シールド筒体が前胴と中胴と後胴とから構成され、前記カッターヘッド部は前記前胴の先端部に設けられ、前記駆動機構は前記前胴を前記中胴に対して駆動して前記カッターヘッド部を前進・後退させる第1駆動機構と、前記中胴を前記後胴に対して駆動して前記カッターヘッド部を前進・後退させる第2駆動機構とからなることを特徴とする。
請求項3に記載の掘進機は、前記第1駆動機構と前記第2駆動機構とが同時に駆動可能であることを特徴とする。
請求項4に記載の掘進機は、前記駆動機構が方向修正ジャッキにより構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の掘進機は、前記カッターヘッド部にウォータージェット噴射ノズルが前記カッターヘッド部の回転軸に対して偏心して設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の掘進機は、前記カッターヘッド部を後退させた状態で前記カッターヘッド部を回転させながら、前記ウォータージェット噴射ノズルから前記ウォータージェットを噴射させることにより前記障害物を破砕し掘削を円滑に遂行することを特徴とする。
請求項7に記載の掘進機は、ウォータージェットが高圧水、アブレシブスラリー、セメントを切換噴射されるものであることを特徴とする。
請求項1〜請求項4に記載の掘進機によれば、地中に存在する障害物に掘進機が遭遇したりカッターヘッド部が喰い込んだ場合でも迅速にその障害や喰い込みを解消して掘進作業を続行することができる。
請求項5、請求項6、請求項7に記載の掘進機によれば、障害物を迅速に破砕し必要な場合地盤改良を施しつつ効率よく掘削することができる。
図2において、10はシールド筒体、11はヒューム管である。そのシールド筒体10は前胴12、中胴13、後胴14からなっている。中胴13は後胴14に摺動可能に連結され、前胴12は中胴13に摺動可能に連結されている。
その前胴12と中胴13とは第1駆動機構としての方向修正ジャッキ15により連結され、この方向修正ジャッキ15は上下左右方向に配設されている。その中胴13と後胴14とは第2駆動機構としての方向修正ジャッキ16により連結され、この方向修正ジャッキ16は上下方向に一対配設されている。なお、その図1において、11a、11bはリング状シール部材である。
そのシールド筒体10内にはリボンスクリューコンベア17が設けられている。このリボンスクリューコンベア17はスクリューモータ18によって回転駆動される。そのリボンスクリューコンベア17の搬送方向後端側にはリボンスクリューコンベアゲート19が設けられている。このリボンスクリューコンベアゲート19は排土バルブ20に接続されている。その排土バルブ20の排出口は排泥タンク21に臨まされている。20aはその排土バルブの開閉弁である。
そのリボンスクリューコンベア17はケーシング22内に設けられている。そのケーシング22は支持リンク23に支持されている。この支持リンク23は支持軸23aを支点にして揺動可能である。
前胴12にはその先端部分に支持軸受け24が設けられている。支持軸受け24にはカッターヘッド部25が回転可能に支承されている。その図2において、26はそのカッターヘッド部25の回転軸である。そのカッターヘッド部25は図3に示す駆動モータ27によって回転駆動される。そのカッターヘッド部26の先端部には図4に示すように適宜箇所にカッタービット28、先行ビット29、ゲージビット30が取り付けられている。
カッターヘッド部25は破砕物取り入れ口25aを有する。カッターヘッド部25により破砕された破砕物は破砕物取り入れ口25aを介してカッターヘッド部25の内部空間31に取り入れられる。なお、その図2、図3において、25bは土圧計、25cはリボンスクリューコンベア17の先端部を支持する支持筒である。
そのカッターヘッド部25には掘進方向に向けて超高圧水を噴射して掘削したり前方に存在する障害物を破砕する、さらに必要な場合セメントを噴射注入して地盤改良を図るためのウォータージェット噴射ノズル32が設けられている。そのウォータージェット噴射ノズル32は超高圧水、人造ガーネット等の研磨材粒を分散したスラリー、セメントミルクを切換噴射でき、図5に示すようにジャッキ33、34に支持されている。このウォータージェット噴射ノズル32はカッターヘッド部25の回転軸26に対して偏心して設けられている。
そのウォータージェット噴射ノズル32は図6に拡大して示すようにその噴射ノズル位置を半径方向外方と半径方向内方との間で変更可能とされている。そのジャッキ33、34はその噴射ノズル位置を半径方向外方と半径方向内方との間で変更する噴射ノズル位置変更機構として機能する。
ジャッキ33は半径方向内周側でウォータージェット噴射ノズル32の噴射ノズル位置を変更するのに用いられる。また、ジャッキ34は半径方向外周側でウォータージェット噴射ノズル32の噴射ノズル位置を変更するのに用いられる。
ジャッキ34は図6に示すようにウォータージェット噴射ノズル32をカッターヘッド部25の外形25dよりも外側に進出させる構成とされている。そのジャッキ34はその後端が揺動軸35に支持されて、後方に傾動可能とされている。これにより、ウォータージェット噴射ノズル32のメンテナンスの容易化が図られている。
そのウォータージェット噴射ノズル32には、回転軸26の内部に形成された配管36を介して超高圧水が供給されると共に、ホース37を介してアブレシブスラリーまたは必要時セメントミルク等地盤改良材が供給される。このアブレシブスラリーの供給により切断性の向上が図られている。そのウォータージェット噴射ノズル32から噴射されるウォータージェットまたはアブレシブスラリーにより掘進方向前方に存在するH形鋼板1(図1参照)等の障害物が所定の大きさに切断可能とされている。
すなわち、ジャッキ33、34によりウォータージェット噴射ノズル32を半径方向に移動させながらウォータージェットを噴射させると、障害物が半径方向に切断される。ウォータージェット噴射ノズル32の半径方向の位置を一定に維持してカッターヘッド部25を回転させながらウォータージェットを噴射させると、障害物が円周方向に切断される。また、ウォータージェット噴射ノズル32をカッターヘッド部25の外形25dよりも外側に進出させてカッターヘッド部25を回転させながらウォータージェットを噴射させると、カッターヘッド部25の外径よりも大きな穴径を形成しつつ掘進作業を行うことができる。
リボンスクリューコンベア17は、スクリューコンベア駆動機構としての摺動ジャッキ38によりシールド筒体10に対して前進・後退される。そのリボンスクリューコンベア17は、図7示すように、その破砕物搬送用有効開口17aの開口径Φがリボンスクリューコンベア17のケーシング22の径と略同一である。これにより、図7、図8に示すように、障害物の断片(H形鋼板1の切断片)39が大きな塊のものであっても支障なく効率良く搬送できるものとされている。そのリボンスクリューコンベア17はその前進時に破砕物を採りこみ、後退時に回転されて破砕物を排土タンク21に向けて搬送するものである。
この掘進機による場合、地中に存在するH形鋼板1にカッターヘッド部25が喰い込んだ場合、第1駆動機構としてのジャッキ15を駆動することにより前胴12を中胴13に対して後退させるか、第2駆動機構としてのジャッキ16を駆動することにより中胴13を後胴14に対して後退させるか、これらのジャッキ15,16を同時に駆動するかすることにより、H形鋼板1に対するカッタービット28の喰い込みを解消し易い姿勢にカッターヘッド部25を誘導してH形鋼板1からカッターヘッド部25を引き抜くことができる。
このカッターヘッド部25をH形鋼板1に対して後退させた状態でジャッキ33、34を駆動してウォータージェット噴射ノズル32を半径方向に移動させながらウォータージェット噴射ノズル32からウォータージェットをH形鋼板1に向けて噴射することによりH形鋼板1を半径方向に切断する。
ついで、カッターヘッド部25を回転させながら、ウォータージェット噴射ノズル32から超高圧水またはアブレシブスラリーのウォータージェットをH形鋼板1に向けて噴射することによりH形鋼板1を円周方向に切断して、これを切断破砕して断片39とすることができる。
従って、地中に存在するH形鋼板1にカッターヘッド部25が遭遇したり一部が喰い込んだ場合でも迅速にその喰い込みを解消して効率良くH形鋼1を破砕し、掘進作業を続行することができる。
以上、発明の実施の形態について説明したが、スクリューコンベアゲート19には図9に示すダブルゲートを用いても良い。
H形鋼板を切断する際の不具合を説明するための概要図である。 本発明に係る掘進機のカッターヘッド部の前進・後退させる駆動機構を説明するための縦断面図である。 本発明に係る掘進機のカッターヘッド部を回転させる駆動モータ示す縦断面図である。 図3のカッターヘッド部を矢印方向Xから目視した図である。 図3のカッターヘッド部を矢印方向Yから目視した図である。 図2に示すウォータージェット噴射ノズルの噴射ノズル位置変更機構を説明するための部分拡大図である。 図2に示すリボンスクリューコンベアの作用を説明するための長手方向断面断面図である。 図7のZ−Z線に沿う断面図である。 図2に示すスクリューコンベアゲートの他の例を示す説明図である。
符号の説明
10…シールド筒体
15、16…方向修正ジャッキ(駆動機構)
25…カッターヘッド部
28…カッタービット
32…ウォータージェット噴射ノズル

Claims (7)

  1. シールド筒体に設けられかつ掘進方向先端にカッタービットを有して回転されるカッターヘッド部を掘進方向に対して前記シールド筒体に対し独立して前進・後退させる駆動機構を有することを特徴とする掘進機。
  2. 前記シールド筒体が前胴と中胴と後胴とから構成され、前記カッターヘッド部は前記前胴の先端部に設けられ、前記駆動機構は前記前胴を前記中胴に対して駆動して前記カッターヘッドを前進・後退させる第1駆動機構と、前記中胴を前記後胴に対して駆動して前記カッターヘッドを前進・後退させる第2駆動機構とからなることを特徴とする掘進機。
  3. 前記第1駆動機構と前記第2駆動機構とが同時に駆動可能であることを特徴とする請求項2に記載の掘進機。
  4. 前記駆動機構が方向修正ジャッキにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の掘進機。
  5. 前記カッターヘッド部にウォータージェット噴射ノズルが前記カッターヘッド部の回転軸に対して偏心して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の掘進機。
  6. 前記カッターヘッド部を掘進位置から後退させた状態で前記カッターヘッド部を回転させながら、前記噴射ノズルから前記ウォータージェットを噴射させることを特徴とする請求項5に記載の掘進機。
  7. 前記ウォータージェットが、高圧水、アブレシブスラリー、セメント等を切換噴射されるものであることを特徴とする請求項5または6に記載の掘進機。
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