JP2005213567A - エネルギー線照射による金属または金属酸化物の析出方法 - Google Patents

エネルギー線照射による金属または金属酸化物の析出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 新たな金属および/または金属酸化物の析出方法、および該方法を用いたパターン形成装置を提供する。さらに、析出させた金属および/または金属酸化物を用いて、カーボンファイバー、カーボンチューブ、光導波路、単電子トランジスタ、フィールドエミッタを提供する。
【解決手段】
金属および/または金属酸化物を析出させる方法であって、有機金属化合物および/または有機金属錯体を含む膜を形成する工程、前記膜にエネルギー線を照射し、照射部位に位置する膜に含まれる有機成分を分解して金属および/または金属酸化物を析出させる工程、を含む方法を用いる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、金属および/または金属酸化物を析出させる方法に関する。さらに詳しくは、金属および/または金属酸化物を、微細な粒子状、膜状、ワイヤー状に析出させる方法に関する。また、本発明は、析出させた金属および/または金属酸化物を用いて、カーボンファイバー、カーボンチューブ、光導波路、単電子トランジスタ、フィールドエミッタ等を製造する方法に関する。
本発明を用いて金属および/または金属酸化物を基板に析出させることにより、パターン形成を行うことができる。また、析出した金属および/または金属酸化物は、微粒子、薄膜、ワイヤーの形態で用いられる機能性材料の製造に広く適用でき、超微粒子など、特にナノサイズで使われる電気・磁気・光機能材料や触媒等の材料合成に利用できる。さらにパターン化できるため、配線や粒子形成など、各種の電気・磁気・光デバイスおよび半導体デバイスの製造にも利用できる。
金属および/または金属酸化物を析出させて、微粒子、薄膜、ワイヤーなどを製造する方法としては、蒸着法、スパッタリング法、CVD法、熱分解法、めっき、溶液中沈殿法、ゾルゲル法など様々あるが、これらを任意の位置に析出させる、またはパターン化するためには、例えば基材上に所望の膜を成膜した後、その上にフォトレジスト樹脂の膜付けを行い、さらにパターン化したマスクを通して、孔のあいた部分にのみ光或いは電子線を照射してレジスト樹脂を硬化させ、非照射部を溶剤剥離などで除去した後、下部の膜をエッチングすることでパターン化する方法が取られる(特許文献1参照)。
図1を用いて、従来の微細ピッチの配線回路基板の製造方法を具体的に述べる。図1(a)に示す如く、基材1上に銅等からなる金属箔2をラミネートした後、図1(b)の通り、前記金属箔2上にエッチングフォトレジスト3を塗布する。そして、マスク等を用いて必要部分のみに光を照射する。
この結果、図1(c)に示すように、回路パターン部4が硬化する。その後、図1(d)に示すように、不要部のレジスト3を剥離し、次いで図1(e)の如く、前記回路パターン部4に覆われている部分以外の金属箔2をエッチング等により除去する。
引き続いて図1(f)の様に、前記回路パターン部4のエッチングフォトレジストを剥離する。そして、図1(g)の通り、露出した金属箔2の保護或いは機能付加のため、メッキ処理を施し、メッキ層5を形成する。この様に、前記メッキ層5を前記回路パターン部4上に形成して回路基板が完成する。
しかし、上記のような方法はプロセスが複雑であり、レジスト材料、成膜材料などの高価な材料を必要とし、また、成膜用およびレジスト用の各々の装置が必要となるなど、プロセスに要する費用が高くなるなどの問題がある。
特開昭63−244898号公報
本発明の課題は、金属および/または金属酸化物の新たな析出方法を提供すること、および該方法を用いたパターン形成装置を提供することにある。さらに、本発明の他の課題は、析出させた金属および/または金属酸化物を用いて、カーボンファイバー、カーボンチューブ、光導波路、単電子トランジスタ、フィールドエミッタを提供することにある。
本発明は、金属および/または金属酸化物を析出させる方法であって、有機金属化合物および/または有機金属錯体を含む膜を形成する工程、前記膜にエネルギー線を照射し、照射部位に位置する膜に含まれる有機成分を分解して金属および/または金属酸化物を析出させる工程、を含む方法である。
また、本発明は、析出させる金属および/または金属酸化物が、粒子状、膜状、またはワイヤー状である、上記の方法である。
さらに、本発明は、基板上に有機金属化合物および/または有機金属錯体を含む膜を形成する工程、前記膜にエネルギー線を照射し、照射部位に位置する膜に含まれる有機成分を分解して金属および/または金属酸化物を析出させて基板上にパターンを形成する工程、を含む上記の方法である。
また、本発明は、エネルギー線の直径、有機金属化合物および/または有機金属錯体の種類、金属の含有量、および膜の厚さから選択される少なくとも1種を変化させることにより、析出させる金属および/または金属酸化物の大きさを制御することを特徴とする、上記の方法である。
さらに、本発明は、有機金属化合物および/または有機金属錯体が、シクロペンタジエニル金属、金属アルコキシド、金属βジケトネート、ジピバロイルメタナト金属塩、金属カルボン酸塩、アセチルアセトン金属塩、ジエタノールアミン金属塩、トリエタノールアミン金属塩、ジエチレングリコール金属塩、アセト酢酸アルキルエステル金属塩、アロン酸エステル金属塩、ヒドラゾン金属塩より選択される少なくとも1種であること特徴とする、上記の方法である。
さらに、本発明は、有機金属化合物および/または有機金属錯体が、 Au、Pt、Pd、Ru、Ag、Cu、Co、Fe、Ni、Al、Si、Ti、V、Cr、Mn、Zn、Ga、Zr、Nb、In、およびSnより選択される少なくとも1種の金属元素を含むことを特徴とする、上記の方法である。
また、本発明は、還元性ガスの存在下でエネルギー線を照射することを特徴とする、上記の方法である。
また、本発明は、還元性ガスが、水素ガスおよび/またはアンモニアガスである、上記の方法である。
さらに、本発明は、金属および/または金属酸化物を析出させた後、エネルギー線未照射部位の有機金属化合物および/または有機金属錯体を除去する工程を含むことを特徴とする、上記の方法である。
また、本発明は、金属および/または金属酸化物を析出させた後、熱処理する工程を含むことを特徴とする、上記の方法である。
さらに、本発明は、金属および/または金属酸化物が、二種以上の金属および/または金属酸化物の合金または混合相であることを特徴とする、上記の方法である。
また、本発明は、エネルギー線が、電子線、赤外線、紫外線、真空紫外線、原子線、X線、γ線および可視光線より選択される少なくとも1種である、上記の方法である。
また、本発明は、上記の方法により得られる金属および/または金属酸化物の粒子、膜、ワイヤー、金型または半導体デバイスである。
さらに、本発明は、カーボンファイバーまたはカーボンチューブを製造する方法であって、上記の方法を用いて、基板上に金属および/または金属酸化物の粒子を形成する工程、前記基板を加熱しながら、前記基板に炭化水素ガスおよび/または一酸化炭素ガスを接触させ、前記粒子上にカーボンファイバーまたはカーボンチューブを形成する工程、を含む方法である。
また、本発明は、光導波路を製造する方法であって、上記の方法を用いて、基板上に金属および/または金属酸化物の粒子のパターンを等間隔に形成する工程、を含む方法である。
さらに、本発明は、単電子トランジスタを製造する方法であって、上記の方法を用いて、金属および/または金属酸化物の粒子を形成する工程、前記粒子を導体島として用いて単電子トランジスタを形成する工程、を含む方法である。
また、本発明は、フィールドエミッタを製造する方法であって、上記の方法を用いて、基板上に金属および/または金属酸化物の粒子を形成する工程、前記粒子をエミッタティップとして用いてフィールドエミッタを形成する工程、を含む方法である。
また、本発明は、上記の方法により得られる、光導波路、単電子トランジスタ、またはフィールドエミッタである。
さらに、本発明は、金属および/または金属酸化物のパターン形成装置であって、有機金属化合物および/または有機金属錯体の膜を形成する装置、およびエネルギー線を照射する装置、を備えることを特徴とする装置である。
本発明により、金属および/または金属酸化物の新たな析出方法を提供でき、この析出方法を用いて簡便なパターン形成を行うことができる。また、本発明により、析出させた金属および/または金属酸化物を用いて、カーボンファイバー、カーボンチューブ、光導波路、単電子トランジスタ、フィールドエミッタを提供することができる。
本発明の金属および/または金属酸化物の析出方法を示す概念図を、図2および図3に示す。
図2(i)、(ii)に示すように、本発明の金属および/または金属酸化物の析出方法は、有機金属化合物および/または有機金属錯体を含む膜を形成した後、この膜にエネルギー線30を照射することにより、有機金属化合物および/または有機金属錯体中の有機成分32を分解・飛散させ、照射部位において金属および/または金属酸化物38を析出させるものである。ここで、有機金属化合物および/または有機金属錯体中の金属元素35は有機分子の一部を形成している。また、有機金属化合物および/または有機金属錯体は金属塩40の部分を中心として会合し、例えば図2(ii)に示すような層状のミセルを形成する場合もある。そして、これらの有機金属化合物および/または有機金属錯体を含む膜にエネルギー線を照射すると、有機金属化合物および/または有機金属錯体が分解されることとなる。最も分解しやすい結合は金属塩の部分であり、例えば、カルボン酸塩であれば下記のような反応で分解し、金属および/または金属酸化物として析出することとなる。
(R−COO)M → MO+CO+R−CO−R
→ M+R−COOH+CO+炭化水素
(M:2価の元素の場合)
そして、熱により有機成分を分解する場合と比べ、エネルギー線を用いた場合は、金属が還元されやすく、遷移金属においても金属或いは価数の小さい酸化物として析出させることができる。
本発明に用いられるエネルギー線としては、有機金属化合物および/または有機金属錯体中の有機成分を分解できるものであれば特に制限はないが、例えば、電子線、赤外線、紫外線、真空紫外線、原子線、X線、γ線または可視光線等を挙げることができる。この中では、好ましくは、電子線、原子線、紫外線が、より好ましくは電子線が用いられる。
照射するエネルギー線のエネルギー量は、用いる有機金属化合物および/または有機金属錯体の種類や量により適宜決定されるものであるが、例えば、電子線の場合は、100eV〜300keVを、好ましくは500eV〜100keVを、より好ましくは1keV〜50keVを挙げることができる。また、エネルギー線が原子線の場合は、2.5eV〜7.5keVを、好ましくは12.5eV〜2.5keVを、より好ましくは25eV〜1.25keVを挙げることができる。また、エネルギー線が紫外線の場合は、波長として、185〜400nmを、好ましくは185〜300nmを、より好ましくは185〜258nmを挙げることができる。
これらのエネルギー線照射では、温度の上昇や周囲への熱の広がりも小さく、局部的に析出を生じさせられるところに特徴がある。このため、ビーム径あるいはマスクの孔の大きさと同等の大きさで金属および/または金属酸化物の析出およびパターン形成が可能となる。エネルギー線の未照射部は有機金属化合物および/または有機金属錯体が変化しないため、溶剤などで洗浄・除去が可能であり、パターン形成が容易となる。
有機金属化合物および/または有機金属錯体が金属および/または金属酸化物に変化する際には、有機成分が除去されて体積収縮が生じるため、金属および/または金属酸化物は、通常微粒子として析出させることができる(図3(i)参照)。
金属および/または金属酸化物を膜状に析出させるには、析出する微粒子が連結するくらいに有機金属化合物および/または有機金属錯体を含む膜中の金属元素の体積割合を高めるか、または膜の厚みを厚くしておいてエネルギー線を照射すればよい(図3(ii)参照)。
本発明では、予め有機金属化合物および/または有機金属錯体の膜を均一な厚みで形成させた場合、これが金属および/または金属酸化物に変化するため、均一で平滑な膜が得られやすい。先に述べたように、体積収縮が大きいため、膜が薄い場合には連結性が十分でないことも考えられるが、ある程度の厚みで有機金属化合物および/または有機金属錯体の膜を形成しておけば、微細粒子からなる平滑な膜が得られることとなる。
さらに、エネルギー線照射後、再度、有機金属化合物および/または有機金属錯体を含む膜を形成し、再び同じ場所にエネルギー線照射を行なえば、より平滑で厚みのました膜を形成することができる。
従来の方法により熱によって有機成分を分解した場合は、比較的温度が高いために結晶化・結晶粒の成長が起こり、析出粒子が比較的大きくなる。このため、再度、有機金属化合物および/または有機金属錯体を含む膜を形成して熱分解を行なっても、大きな粒子が成長するだけで、結晶粒子間の連結を高める効果は小さい。一方、本発明によるエネルギー線照射では、低温でアモルファス状と考えられる均一な微粒子が析出するため、繰り返し操作により粒子間が詰まり、後の熱処理で均一に焼結してより連結性のよい膜が得られることとなる。
金属および/または金属酸化物をワイヤー状に析出させるためには、ビーム径に対して、析出する金属および/または金属酸化物の厚みがより大きくなるように、有機金属化合物および/または有機金属錯体を含む膜の厚みとビーム径を制御すればよい(図3(iii)参照)。エネルギー線として特に電子線を用いた場合は、紫外線などよりも深いところまで照射効果が及ぶため、アスペクト比の大きいワイヤーの形成に有利であり、また、金属原子同士のビーム方向への結合がよく、より長いワイヤーを形成できる。
以上のように、ビーム径や照射部のピッチ、有機金属化合物および/または有機金属錯体の種類や金属の含有量、体積率または膜厚を制御することで、金属および/または金属酸化物の疎な粒子から連続膜、ナノワイヤーまで、サイズやピッチ、膜厚を制御して析出させることができる。さらに、金属および/または金属酸化物の析出を制御することにより、微細な金型を製造することが可能となる。
本発明に用いられる有機金属化合物および/または有機金属錯体としては、エネルギー線の照射により金属および/または金属酸化物を析出させるものであれば特に制限はないが、有機金属化合物としては、例えば、シクロペンタジエニル金属等を、有機金属錯体としては、例えば、金属アルコキシド、金属βジケトネート、ジピバロイルメタナト金属塩、金属カルボン酸塩等を挙げることができる。さらに、有機金属錯体としては、アセチルアセトン金属塩、ジエタノールアミン金属塩、トリエタノールアミン金属塩、ジエチレングリコール金属塩、アセト酢酸アルキルエステル金属塩、アロン酸エステル金属塩、ヒドラゾン金属塩等の金属キレート化合物を挙げることができる。これらの中では、好ましくは、金属アルコキシド、金属βジケトネート、ジピバロイルメタナト金属塩、金属カルボン酸塩及びこれらのキレート化合物を挙げることができる。
また、金属カルボン酸塩における、炭素数としては、特に制限はないが、析出した金属および/または金属酸化物中に混入する不純物の炭素を少なくする観点より、通常1〜30のものが用いられ、好ましくは1〜20、より好ましくは1〜16、最も好ましくは1〜14のものである。
また、有機金属錯体の中で、特に金属アミン錯体、ヒドラゾン金属錯体は水素の含有量が高く、これによって析出した金属および/または金属酸化物中の不純物の炭素を少なくすることができる。また、同様に分子中に水素原子を多く含む金属アミン錯体、ヒドラゾン金属錯体は、酸素の混入量の低減にも有効であり、酸化物を形成しやすい金属において、酸素混入の少ない金属を析出させたい場合に用いるとよい。
本発明に用いられる有機金属化合物および/または有機金属錯体に含まれる金属元素としては、エネルギー線の照射により金属および/または金属酸化物が析出するものであれば特に制限はないが、例えば、Au、Pt、Pd、Ru、Ag、Cu、Co、Fe、Ni、Al、Si、Ti、V、Cr、Mn、Zn、Ga、Zr、Nb、In、およびSn等を挙げることができる。これらの中でも、好ましくはAu、Pt、Pd、Ru、Ag、Cu、Co、Fe、Ni、Alを、より好ましくは、Au、Pt、Ag、Cu、Co、Alを、最も好ましくは、Au、Cu、Alを挙げることができる。
なお、2種以上の金属元素を含む有機金属化合物および/または有機金属錯体を用いた場合は、金属元素の種類により、合金や混合相として生成する場合もある。
これらの有機金属化合物および/または有機金属錯体は、いずれも溶媒に均一に分散または溶解し、溶液の塗布により均一な膜形成が可能であり、また、熱分解などで有機成分が除去されやすい材料が好ましく用いられる。また、上記の有機金属化合物および/または有機金属錯体は、単独で用いるほか、2種以上を混合して用いてもよい。
本発明において、有機金属化合物および/または有機金属錯体を含む膜を形成する方法としては、特に制限はないが、通常は、有機金属化合物および/または有機金属錯体を溶解または分散させた溶媒を基板等に塗布し、溶媒を蒸発させることにより膜を形成することができる。
この際に用いる溶媒としては、有機金属化合物および/または有機金属錯体を溶解または分散させることができるものであれば特に制限はないが、例えば、アルコール、ケトン、トルエン等の炭化水素溶液、または酸等を挙げることができる。
また、溶媒を基板等に塗布する方法としては、特に制限はないが、例えば、バーコーター、スピンコーターによる塗布、噴霧コート等を挙げることができる。
本発明において、上述のように有機金属化合物および/または有機金属錯体の種類を選択することにより、析出する金属および/または金属酸化物中の不純物の炭素の量を低減することができるが、さらに水素ガスやアンモニアガスのような還元性ガスの存在下でエネルギー線を照射することにより、炭素の析出を抑制すると共に、生成した炭素を炭化水素に変えてガスとして除去することで、炭素の混入量をさらに低減することが可能となる。
この場合に、用いる還元性ガスの量としては、炭素の混入を低減させることができるものであれば特に制限はないが、例えば、0.2〜1000SCCMを、好ましくは、1〜100SCCMを、より好ましくは、1〜10SCCMを挙げることができる。ここで、SCCMは、Standrd(0℃、101.3kPa)CC/minを示す。
また、本発明において、有機金属ガスの存在下においてエネルギー線を照射することにより、さらなる金属層を形成することができる。
本発明において、金属および/または金属酸化物を析出させた後に、熱処理することにより、結晶粒子の結合を強くすること、および炭素や酸素の混入量を低減することができる。この場合、炭素や酸素の低減のために、水素の存在下で熱処理することがより好ましい。
熱処理の温度は、焼結・結晶化などの目的や材料により異なるが、通常150〜800℃であり、好ましくは250〜600℃、より好ましくは350〜500℃である。
本発明において、基板上に有機金属化合物および/または有機金属錯体を含む膜を形成し、この膜にエネルギー線を照射し、照射部位に位置する膜に含まれる有機成分を分解して金属および/または金属酸化物を析出させて基板上にパターンを形成することができる。
また、金属および/または金属酸化物を析出させた後に、エネルギー線を照射していない位置に残った有機金属化合物および/または有機金属錯体を除去することにより、精密なパターンを形成することができる。残った有機金属化合物および/または有機金属錯体を除去する方法としては、特に制限はないが、例えば、溶剤による洗浄を用いることができる。
そして、これらのパターン形成により、半導体デバイスを得ることができる。
次に、本発明のパターン形成装置について説明する。
図4に、電子線を用いた本発明のパターン形成装置の例を示す。図4において、パターン形成装置10は、ウエハ搬入口12、膜形成装置14、電子線照射装置18、洗浄・乾燥装置20、ウエハ搬出口22を備えている。また、ウエハ搬入口12、膜形成装置14、電子線照射装置18、洗浄・乾燥装置20、ウエハ搬出口22の各々の間には、ゲート弁および搬送ロボットを有する搬送路13、16、19、21がそれぞれ配置されている。
ウエハ搬入口12に搬入されたウエハは、搬送路13を通って有機金属化合物および/または有機金属錯体膜形成装置14に搬送される。膜形成装置14において、溶媒に溶解または分散した有機金属化合物および/または有機金属錯体がウエハに塗布され、乾燥される。次にウエハは、搬送路16を通って電子線照射装置18に搬送され、ウエハ上の所定の位置に電子線が照射され、照射部位に位置する膜に含まれる有機成分が分解されて金属および/または金属酸化物が析出し、ウエハにパターンが形成される。電子線は、電子線が通過する軌道に沿って配置された電場あるいは磁場を発生する集光機構により集光され、同じ真空チャンバー内に配置されたウエハに照射される。
電子線の照射は、同一真空チャンバー内にウエハを配置して行う他、異なった真空チャンバーにウエハを入れてもよい。その場合、隔壁により二つの真空領域は隔絶されることとなる。このような構造にすると、ウエハから蒸発する物質による電子線源の汚染を防ぐことができ、結果として電子線源の長寿命化など、低コストのプロセスの実現につながることとなる。
装置の構成によっては、このときウエハを真空チャンバーの外に配置してもよく、その場合は、真空チャンバーの壁に電子線透過用の窓を設けてその窓の外側にウエハを配置することで電子線をウエハに照射する。このように、真空チャンバーの外にウエハを配置すると、ウエハを真空チャンバー内に出し入れする手間が省けるため、より低コストでウエハにパターンなどを形成することができる。
また、ウエハを真空チャンバーの外に配置する場合、ウエハおよび、電子線透過用の窓がおかれる雰囲気は、ヘリウム、アルゴンなどの不活性ガス、あるいは窒素などの他の物質との反応性が低いガスを充満させることにより、電子線照射効果を高めることができる。
また、ウエハを真空チャンバーの外に配置する場合、ウエハの置かれる雰囲気は、有機成分の分解に有効な、酸素、水素、ハロゲン系などの活性ガスを充満させることにより、電子線照射による上記の金属および/または金属酸化物の析出の効果を高めることができる。また、この場合、電子線透過用の窓の材料に対して、劣化や、堆積物の付着が生じるような場合には、これらの現象を避けるため、当該窓周辺だけは、不活性ガス雰囲気となるように、不活性ガスを局所的に供給する機構を設けてもよい。
電子線の照射後、ウエハは、搬送路19を通って洗浄・乾燥装置20に搬送され、溶剤による洗浄と乾燥が行われる。その後、ウエハは、搬送路21を通ってウエハ搬出口22に搬送され、一連のパターン形成工程が終了する。
次に、本発明のカーボンファイバーまたはカーボンチューブを製造する方法について説明する。
本発明のカーボンファイバーまたはカーボンチューブは、本発明の金属および/または金属酸化物の析出方法を用いて、基板上に金属および/または金属酸化物の粒子を形成した後、この基板を加熱しながら、基板に炭化水素ガスおよび/または一酸化炭素ガスを接触させることにより、粒子上にカーボンファイバーまたはカーボンチューブを製造することができる。
この際に用いる金属および/または金属酸化物に含まれる金属元素としては、特に制限はないが、Co、Ni、Fe、Cu若しくはPt、またはこれらの合金が好ましい。
また、金属および/または金属酸化物の粒子の直径としては、特に制限はないが、通常は200nm以下、好ましくは50nm以下、より好ましくは10nm以下のものが用いられる。また、粒子の下限は特にないが、例えば、直径0.4nm以上のものが挙げられる。なお、粒子上に成長するカーボンファイバーまたはカーボンチューブの直径は、粒子の大きさに依存して変化することとなる。
基板を加熱する際の温度としては、特に制限はないが、例えば200℃以上、好ましくは300℃以上、より好ましくは400℃以上であり、また、温度の上限としては、例えば、1200℃を挙げることができる。なお、400〜800℃の温度では、カーボンファイバーが成長しやすく、800〜1200℃では、カーボンチューブが成長しやすい傾向にある。
次に、本発明の光導波路について説明する。図8に、本発明の光導波路の一例を示す。
図8において、本発明の光導波路50は、基板52の上に金属および/または金属酸化物の粒子55が等間隔で並んで配置されている。
本発明の光導波路50は、等間隔に並んだ金属および/または金属酸化物の粒子55による表面プラズモン効果により、粒子55に沿って光が伝播するものである。
また、本発明の光導波路は、本発明の金属および/または金属酸化物の析出方法を用いて、基板の上に金属および/または金属酸化物の粒子のパターンを等間隔に形成することにより製造することができる。
この際の金属および/または金属酸化物の粒子の直径としては、特に制限はないが、通常は1〜400nm、好ましくは10〜200nm、より好ましくは20〜100nm、最も好ましくは30〜50nmのものが用いられる。
また、金属および/または金属酸化物の粒子間の距離としては、特に制限はないが、例えば1000nm以下、好ましくは800nm、より好ましくは500nm以下とすることができる。
次に、本発明の単電子トランジスタについて説明する。図9に、本発明の単電子トランジスタの一例を示す。
図9において、本発明の単電子トランジスタ60は、ソース62、導体島(クーロン島)64、ドレイン66、およびゲート68から構成されている。
本発明の単電子トランジスタ60は、ソース62とドレイン66との間に位置する導体島64に、電子を出し入れすることにより、トランジスタ動作が実現されるものである。
本発明の単電子トランジスタは、本発明の金属および/または金属酸化物の析出方法を用いて、金属および/または金属酸化物の粒子を形成し、この粒子を単電子トランジスタの導体島(クーロン島)として用いて、単電子トランジスタを形成することにより製造することができる。
この際の金属および/または金属酸化物の粒子の直径としては、特に制限はないが、通常は1〜20nm、好ましくは1〜10nm、より好ましくは1〜6nmのものが用いられる。
次に、本発明のフィールドエミッタについて説明する。図10に、本発明のフィールドエミッタの一例を示す。
図10において、本発明のフィールドエミッタ70は、エミッタ電極72、エミッタティップ74、ゲート電極76から構成されている。
本発明のフィールドエミッタ70は、ゲート電極76により電子の引き出し電圧を印加することにより、エミッタティップ74より電子が引き出されることとなる。
本発明のフィールドエミッタは、本発明の金属および/または金属酸化物の析出方法を用いて、基板上に金属および/または金属酸化物の粒子を形成し、この粒子をフィールドエミッタのエミッタティップとして用いて、フィールドエミッタを形成することにより製造することができる。
この際の金属および/または金属酸化物の粒子の直径としては、特に制限はないが、通常は1〜100nm、好ましくは1〜50nm、より好ましくは1〜10nmのものが用いられる。
2−エチルヘキサン酸コバルトのヘキサン溶液を調製し、ガラス基板上にスピンコートして成膜を行ない、80℃で乾燥後、電子線照射を行なった。
照射条件:30kV 18μAx5分、ビーム径 φ4mm
比較例として、未照射の膜、および450℃焼成膜を作成し、比較評価した。
図5に、XPS(X線光電子分光法)によるCoの2p電子の結合エネルギーのシフトを示す。図5a、図5bは、それぞれ電子線照射前、電子線照射後のXPSのチャートである。XPSによる膜の表面分析により、電子線照射によって原料である2−エチルへキサン酸コバルトから、酸化コバルト(CoO)および金属コバルト(Co)の混合系が生成したことが確認できる。
また、膜をトルエンで洗浄することにより、照射部にCoまたはCoOを残して、2−エチルへキサン酸コバルト膜を除去できることを確認した。
2−エチルへキサン酸銅のブタノ―ル溶液を調製し、ガラスおよびシリコン基板上にスピンコートして成膜・乾燥後、電子線照射して、その変化を分析した。
照射条件:30kV 18μAx5分、ビーム径 φ4mm
比較例として、未照射の膜、270℃焼成膜、および500℃焼成膜を作成し、比較評価した。
図6aおよび図6bに、それぞれ電子線照射前、電子線照射後のXPSチャートを示す。図6より、電子線照射により原料である2−エチルへキサン酸銅から、主に酸化第一銅(CuO)および金属銅(Cu)が生成したことを確認することができる。
さらに、SEM観察を行い、2万倍においても認識できないくらいに平滑な膜が形成できていることを確認した。これをAr+50%H中270℃、或いは500℃で焼成し、結晶成長させてからXRD測定を行なった。
図7にXRDパターンを示す。図7より、Cu金属の微粒子からなる膜が形成されたことが確認できる。
塩化金酸とアセト酢酸エチルを1:2のモル比で混合してエタノールに溶解し、均一溶液を調整した。これをガラス基板上にスピンコートして膜を形成し、乾燥した後、電子線を照射した。
照射条件:30kV 18μAx5分、ビーム径 φ4mm
ガラス基板上の膜を、そのままSEM観察したところ、帯電することなく、SEM観察ができることを確認した。これにより、生成した金の膜はSEM観察のための帯電防止膜として働くことが判った。
図1は、従来技術のパターン形成方法を示す図である。 図2は、本発明の金属および/または金属酸化物の析出方法を示す概念図である。 図3は、本発明の金属および/または金属酸化物の析出方法を示す概念図である。 図4は、本発明のパターン形成装置を示す図である。 図5は、電子線照射前後のXPSのチャートを示す図である。 図6は、電子線照射前後のXPSのチャートを示す図である。 図7は、結晶成長させた後のXRDパターンを示す図である。 図8は、本発明の光導波路を示す図である。 図9は、本発明の単電子トランジスタを示す図である。 図10は、本発明のフィールドエミッタを示す図である。
符号の説明
10 パターン形成装置
12 ウエハ搬入口
14 膜形成装置
18 電子線照射装置
20 洗浄・乾燥装置
22 ウエハ搬出口
13、16、19、21 搬送路
30 エネルギー線
32 有機成分
35 金属元素
38 金属および/または金属酸化物
40 金属塩
50 光導波路
52 基板
55 金属および/または金属酸化物の粒子
60 単電子トランジスタ
62 ソース
64 導体島(クーロン島)
66 ドレイン
68 ゲート
70 フィールドエミッタ
72 エミッタ電極
74 エミッタティップ
76 ゲート電極

Claims (25)

  1. 金属および/または金属酸化物を析出させる方法であって、
    有機金属化合物および/または有機金属錯体を含む膜を形成する工程、
    前記膜にエネルギー線を照射し、照射部位に位置する膜に含まれる有機成分を分解して金属および/または金属酸化物を析出させる工程、
    を含む方法。
  2. 析出させる金属および/または金属酸化物が、粒子状、膜状、またはワイヤー状である、請求項1に記載の方法。
  3. 基板上に有機金属化合物および/または有機金属錯体を含む膜を形成する工程、
    前記膜にエネルギー線を照射し、照射部位に位置する膜に含まれる有機成分を分解して金属および/または金属酸化物を析出させて基板上にパターンを形成する工程、
    を含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. エネルギー線の直径、有機金属化合物および/または有機金属錯体の種類、金属の含有量、および膜の厚さから選択される少なくとも1種を変化させることにより、析出させる金属および/または金属酸化物の大きさを制御することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。
  5. 有機金属化合物および/または有機金属錯体が、シクロペンタジエニル金属、金属アルコキシド、金属βジケトネート、ジピバロイルメタナト金属塩、金属カルボン酸塩、アセチルアセトン金属塩、ジエタノールアミン金属塩、トリエタノールアミン金属塩、ジエチレングリコール金属塩、アセト酢酸アルキルエステル金属塩、アロン酸エステル金属塩、ヒドラゾン金属塩より選択される少なくとも1種であること特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。
  6. 有機金属化合物および/または有機金属錯体が、 Au、Pt、Pd、Ru、Ag、Cu、Co、Fe、Ni、Al、Si、Ti、V、Cr、Mn、Zn、Ga、Zr、Nb、In、およびSnより選択される少なくとも1種の金属元素を含むことを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の方法。
  7. 還元性ガスの存在下でエネルギー線を照射することを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の方法。
  8. 還元性ガスが、水素ガスおよび/またはアンモニアガスであることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  9. 金属および/または金属酸化物を析出させた後、エネルギー線未照射部位の有機金属化合物および/または有機金属錯体を除去する工程を含むことを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載の方法。
  10. 金属および/または金属酸化物を析出させた後、熱処理する工程を含むことを特徴とする、請求項1ないし9のいずれかに記載の方法。
  11. 金属および/または金属酸化物が、二種以上の金属および/または金属酸化物の合金または混合相であることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載の方法。
  12. エネルギー線が、電子線、赤外線、紫外線、真空紫外線、原子線、X線、γ線および可視光線より選択される少なくとも1種である、請求項1ないし11のいずれかに記載の方法。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載の方法により得られる金属および/または金属酸化物の粒子。
  14. 請求項1ないし12のいずれかに記載の方法により得られる金属および/または金属酸化物の膜。
  15. 請求項1ないし12のいずれかに記載の方法により得られる金属および/または金属酸化物のワイヤー。
  16. 請求項1ないし12のいずれかに記載の方法により得られる金属および/または金属酸化物の金型。
  17. 請求項3に記載の方法により得られる半導体デバイス。
  18. カーボンファイバーまたはカーボンチューブを製造する方法であって、
    請求項1ないし12のいずれかに記載の方法を用いて、基板上に金属および/または金属酸化物の粒子を形成する工程、
    前記基板を加熱しながら、前記基板に炭化水素ガスおよび/または一酸化炭素ガスを接触させ、前記粒子上にカーボンファイバーまたはカーボンチューブを形成する工程、
    を含む方法。
  19. 光導波路を製造する方法であって、
    請求項1ないし12のいずれかに記載の方法を用いて、基板上に金属および/または金属酸化物の粒子のパターンを等間隔に形成する工程、
    を含む方法。
  20. 単電子トランジスタを製造する方法であって、
    請求項1ないし12のいずれかに記載の方法を用いて、金属および/または金属酸化物の粒子を形成する工程、
    前記粒子を導体島として用いて単電子トランジスタを形成する工程、
    を含む方法。
  21. フィールドエミッタを製造する方法であって、
    請求項1ないし12のいずれかに記載の方法を用いて、基板上に金属および/または金属酸化物の粒子を形成する工程、
    前記粒子をエミッタティップとして用いて、フィールドエミッタを形成する工程、
    を含む方法。
  22. 請求項19に記載の方法により得られる光導波路。
  23. 請求項20に記載の方法により得られる単電子トランジスタ。
  24. 請求項21の記載の方法により得られるフィールドエミッタ。
  25. 金属および/または金属酸化物のパターン形成装置であって、
    有機金属化合物および/または有機金属錯体の膜を形成する装置、およびエネルギー線を照射する装置、を備えることを特徴とする装置。
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