JP2005212736A - 車両用ドア装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、車両用ドア装置に関し、操作スイッチの開操作による車両ドアの自動的な開作動を制限することで、誤操作などに起因した降車乗員と他車両との接触事故を防止することを目的とする。
【解決手段】 スライドドアを自動的に開作動させるべく車両乗員により操作されるパワースライドドア開閉スイッチ16と、スライドドアを自動開閉するスライドドアアクチュエータ12と、を設ける。まず、パワースライドドア開閉スイッチ16の初回操作が行われたときに自車両が車両が比較的高速で走行し得る道路上に位置する状況においては、スピーカ20から車両乗員に対して警告のための音声を出力する。そして、その警告音声出力後所定時間内に再びパワースライドドア開閉スイッチ16が操作された場合に、始めてスライドアクチュエータ12を駆動することによりスライドドアを自動開作動させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用ドア装置に係り、特に、車両ドアを車両乗員により操作される操作手段の操作によって自動的に開放側へ開作動させるうえで好適な車両用ドア装置に関する。
従来より、車両の有するスライドドアなどの車両ドアを電動モータを用いて開閉作動する車両用パワードアシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来のシステムにおいては、車両ドアの開閉を制御するうえで、車両の走行状態としての車速及びパーキングブレーキ又はフットブレーキの作動状態が検出される。そして、車速がほぼゼロでありかつパーキングブレーキ又はフットブレーキが作動状態にある場合に、車両が停車していると判断され、電動モータによる車両ドアの開閉が許可される。一般的に、パワードアシステムは、車両ドアが解錠された状態において、例えばインパネ等に配設されたボタン式等の開閉操作スイッチが開操作されたとき、或いは、ドアハンドルの操作によりそのラッチが解除されたときに、車両ドアを全閉状態から開作動させる。従って、上記従来のシステムによれば、車両停車中に車両乗員により開閉操作スイッチの操作が行われると、車両ドアが開作動されることとなる。
実開平5−74941号公報
ところで、開閉操作スイッチは、車両停車中に車両乗員に誤って開操作されたり、子供に勝手に開操作されたりすることがある。かかる場合に開閉操作スイッチの開操作後直ちに車両ドアの開作動が行われるものとすると、車両ドアの開放によって車両乗員が車両周囲を確認することなく無意識に車内から車外の走行道路上へ降りることが可能となるため、車両から降車した車両乗員が不意に自車両にすれ違う対向車両や後続車両と接触するおそれがある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、操作スイッチの開操作による車両ドアの自動的な開作動を制限することで、誤操作などに起因した降車乗員と他車両との接触事故を防止することが可能な車両用ドア装置を提供することを目的とする。
上記の目的は、請求項1に記載する如く、車両ドアを自動的に開作動させるべく車両乗員により操作される操作手段と、車両ドアを自動的に開作動させる開作動手段と、を備える車両用ドア装置であって、前記操作手段の初回操作が行われた場合に車両乗員に対して所定の警告を発する警告出力手段と、前記警告出力手段により所定の警告が発せられた後、所定時間内に再度前記操作手段の操作が行われた場合に前記開作動手段による車両ドアの開作動を開始する開作動制御手段と、を備える車両用ドア装置により達成される。
請求項1記載の発明において、車両ドアを自動的に開作動させるための操作手段が初回操作されると、車両ドアの自動開作動は行われず、車両乗員に対して所定の警告が発せられる。そしてその後、所定時間内に再度操作手段が操作された場合に始めて車両ドアの自動開作動が行われる。かかる構成においては、操作手段の一度の操作だけでは車両ドアの自動開作動は制限されるため、操作手段の車両乗員による誤操作や子供による無意識な操作が行われた際に車両ドアが開放されることはなく、車両乗員が降車可能となる事態は回避される。
この場合、請求項2に記載する如く、請求項1記載の車両用ドア装置において、自車位置が車両の走行する道路上にあるか否かを判別する自車位置判別手段を備え、前記警告出力手段は、前記操作手段の初回操作が行われたときに自車位置が前記道路上にある状況においてのみ車両乗員に対して所定の警告を発することとすれば、車両の走行する道路上において不用意に車両ドアが開放されることはなく、車両乗員が降車可能となる事態は回避される。
また、請求項3に記載する如く、請求項2記載の車両用ドア装置において、前記開作動制御手段は、また、前記操作手段の初回操作が行われたときに自車位置が前記道路上にない場合には、前記開作動手段による車両ドアの開作動を開始することとしても、駐車場などの道路上でない場所においては自車両とすれ違う車両はほとんど存在しないので、降車乗員と他車両との接触事故の防止は確保される。
尚、請求項4に記載する如く、請求項2記載の車両用ドア装置において、前記自車位置判別手段は、ナビゲーションデータに基づいて自車位置が前記道路上にあるか否かを判別することとしてもよい。
請求項1乃至4記載の発明によれば、操作スイッチの開操作による車両ドアの開作動を制限することができ、このため、操作スイッチの誤操作などに起因した降車乗員と他車両との接触事故を防止することができる。
図1は、本発明の一実施例である車両に搭載される車両用ドア装置10のシステム構成図を示す。本実施例において、車両は、車両乗員が乗降する際に開閉する車両ドアとしてのスライドドアを有している。このスライドドアは、車両乗員によるスライドドアハンドルが操作されることにより開閉されると共に、電動モータからなるスライドドアアクチュエータ12の駆動によっても開閉される。
すなわち、本実施例の車両用ドア装置10は、車両のスライドドアを自動開閉するスライドドアアクチュエータ12を備えている。スライドドアアクチュエータ12は、コンピュータなどから構成される電子制御ユニット(以下、これをパワースライドドアECUと称す)14に電気的に接続されており、かかるECU14から供給される指令信号に従って駆動される。
パワースライドドアECU14には、車室内のインパネやスライドドア自体に設けられて車両乗員により操作されるパワースライドドア開閉スイッチ16が電気的に接続されている。パワースライドドア開閉スイッチ16は、車両のスライドドアを車両乗員がドアハンドルにより手動開放操作を行うことなく自動的に開閉させるためのスイッチであって、常態でオフ状態に維持され、車両乗員による操作がなされている際にオン状態となるスイッチである。
パワースライドドアECU14は、パワースライドドア開閉スイッチ16の状態に基づいてスライドドアの開作動が要求されたか否か及び閉作動が要求されたか否かを判別する。そして、スライドドアが完全に閉じた全閉位置にある際にパワースライドドア開閉スイッチ16が例えば0.5秒間継続してオン操作されることによりスライドドアの開作動要求がなされたと判別した場合には、スライドドアアクチュエータ12に対してスライドドアを開作動させるための指令信号を供給する。一方、スライドドアが開放位置にある際にパワースライドドア開閉スイッチ16が例えば0.5秒間継続してオン操作されることによりスライドドアの閉作動要求がなされたと判別した場合には、スライドドアアクチュエータ12に対してスライドドアを閉作動させるための指令信号を供給する。
パワースライドドアECU14には、また、ナビゲーションECU18がLAN通信ケーブルを介して接続されている。ナビゲーションECU18は、GPS受信機を有しており、自己に格納する或いはセンタから提供される地図データを用いて自車両の現在位置を測位する機能を有している。また、地図データには、車両が徐行速度を超える比較的高速(例えば時速30km)で走行し得る道路とそれ以外とを区別する情報が含まれている。ナビゲーションECU18は、自車両の現在位置が測位された後、その現在位置が上記した道路上にあるか否かを判別する。ナビゲーションECU18の演算した自車両の現在位置に関するデータは、パワースライドドアECU14に供給される。パワースライドドアECU14は、ナビゲーションECU18からのデータに基づいて自車両の現在位置が車両が比較的高速で走行し得る道路上にあるか否かを把握する。
ナビゲーションECU18には、スピーカ20が電気的に接続されている。スピーカ20は、車室内に設けられており、ナビゲーションECU18から供給される指令信号に従って車両運転者に対して情報の提供として案内音声や警告音声を出力する。ナビゲーションECU18は、後述の如くパワースライドドアECU14からの指令に基づいてスピーカ20に対して音声出力のための指令信号を供給する。
次に、本実施例の車両用ドア装置10の動作について説明する。
本実施例において、車両の車速が例えば3km/h以下となり、かつ、シフトポジションがパーキングレンジにあり又はパーキングブレーキ若しくはフットブレーキが作動状態にあると共に、スライドドアが解錠状態にある状況が形成されると、パワースライドドアの作動条件が成立し、スライドドアのスライドドアアクチュエータ12による自動開閉が許可される。
かかる許可状態において、スライドドアが全開位置を含み開放位置にあるときにパワースライドドア開閉スイッチ16が車両乗員により例えば0.5秒間継続してオン操作されると、パワースライドドアECU14は、スライドドアの自動閉作動が要求されたと判別し、スライドドアアクチュエータ12に対してスライドドアを閉作動させるための指令信号を供給する。スライドドアアクチュエータ12に閉作動要求信号が供給されると、スライドドアがスライドドアアクチュエータ12の駆動により自動的に開放位置から全閉位置へ向けて閉作動されることとなる。かかる処理によれば、車両乗員にドアハンドルによる手動閉じ操作を強いることなく簡易なスイッチ操作のみで、スライドドアを自動的に全閉位置まで移動させることができる。
一方、上記した許可状態において、スライドドアが全閉位置にあるときにパワースライドドア開閉スイッチ16が始めて車両乗員により例えば0.5秒間継続してオン操作されると、パワースライドドアECU14は、スライドドアの自動開作動が要求されたと判別する。
ここで、かかるパワースライドドア開閉スイッチ16の初回操作が行われて自動開作動要求がなされた後直ちにスライドドアが自動開作動されるものとすると、パワースライドドア開閉スイッチ16を車両乗員が誤って操作し或いは子供が勝手に操作したときにも直ちにスライドドアが自動的に開放されて、車両乗員が無意識に車外の道路上へ降りることが可能となり、このため、降車乗員が自車両にすれ違う対向車両や後続車両と接触し易くなるおそれがある。そこで、本実施例の車両用ドア装置10は、かかる不都合を回避すべく、パワースライドドア開閉スイッチ16の開操作によるスライドドアの自動開作動を制限することとしている。
すなわち、本実施例において、パワースライドドアECU14は、パワースライドドア開閉スイッチ16の初回操作によってスライドドアの自動開作動が要求されたと判別した場合、まず、スライドドアアクチュエータ12に対する開作動の指令信号を供給せず、その代わりに、かかる判別時にナビゲーションECU18から供給されるデータに基づいて自車両の現在位置が車両が比較的高速で走行し得る道路上にあるか否かを把握する。
自車両がかかる道路上に位置する状況においては、その道路上で自車両に対してすれ違い走行する他車両が多数存在すると判断でき、車両乗員が自車両から降車した際に他車両との接触事故を引き起こす可能性が高くなる。一方、自車両が駐車場などの上記した道路以外に位置する状況においては、自車両に対してすれ違い走行する他車両はほとんど存在しないと判断でき、車両乗員が自車両から降車しても他車両との接触事故を引き起こすことはほとんどない。
パワースライドドアECU14は、上記の如く自車両の現在位置が道路上にあるか否かを把握した結果、現在位置が道路上にない場合には、その時点でスライドドアアクチュエータ12に対してスライドドアを開作動させるための指令信号を供給する。スライドドアアクチュエータ12に開作動要求信号が供給されると、スライドドアがスライドドアアクチュエータ12の駆動により自動的に全閉位置から全開位置へ向けて開作動されることとなる。かかる処理によれば、上記した道路以外の駐車場などにおいては、車両乗員にドアハンドルによる手動開放操作を強いることなく簡易なスイッチ操作を一回行わせるだけで、スライドドアを自動的に全開位置まで開放させることができる。
一方、パワースライドドアECU14は、上記の如く自車両の現在位置が道路上にあるか否かを把握した結果、現在位置が道路上にある場合には、まず、ナビゲーションECU18に対してスピーカ20から例えば「道路上です。車外へ出るときは注意して下さい。」や「スライドドアを開放しますか?開放するときは再びパワースライドドア開閉スイッチを操作して下さい。」などの警告音声を発生させるための指令信号を供給する。ナビゲーションECU18にパワースライドドアECU14からかかる指令信号が供給されると、スピーカ20から上記の如き警告音声が出力される。この場合、車両乗員は、スピーカ20からの警告音声を聞くことによりパワースライドドア開閉スイッチ16の初回操作に起因してスライドドアの自動開作動が要求されたことを知ることができる。
そして、その警告音声出力が行われた後所定時間(例えば3秒)内にパワースライドドア開閉スイッチ16のオン操作が再び開始され、そのオン操作が例えば0.5秒間継続して行われると、パワースライドドアECU14は、車両乗員が安全確認を行ったとして、スライドドアアクチュエータ12に対してスライドドアを開作動させるための指令信号を供給する。スライドドアアクチュエータ12に開作動要求信号が供給されると、スライドドアがスライドドアアクチュエータ12の駆動により自動的に全閉位置から全開位置へ向けて開作動される。かかる処理によれば、車両の走行する道路においては、車両乗員にドアハンドルによる手動開放操作を強いることなく簡易なスイッチ操作を2回行わせることで、スライドドアを自動的に全開位置まで開放させることができる。
図2は、上記の機能を実現すべく、本実施例の車両用ドア装置10においてパワースライドドアECU14が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図2に示すルーチンは、その処理が終了するごとに繰り返し起動されるルーチンである。図2に示すルーチンが起動されると、まずステップ100の処理が実行される。
ステップ100では、スライドドアが全閉状態にある状態においてパワースライドドア開閉スイッチ16の一定時間継続したオン操作によりスライドドアが全閉状態から全開状態へ向けての開作動が要求されたか否かが判別される。本ステップ100の処理は、肯定判定がなされるまで繰り返し実行される。その結果、スライドドアの開作動要求がなされたと判別された場合は、次に、ステップ102の処理が実行される。
ステップ102では、上記ステップ100において肯定判定がなされた時点で、ナビゲーションECU18から供給される自車両の現在位置に関するデータに基づいて、自車両の現在位置が車両が比較的高速で走行し得る道路上にあるか否かが判別される。その結果、自車両がかかる道路上に位置すると判別された場合は、次にステップ104の処理が実行される。一方、自車両がかかる道路上に位置しないすなわち駐車場などの道路以外に位置すると判別された場合は、次にジャンプされてステップ110の処理が実行される。
ステップ104では、ナビゲーションECU18に対してスピーカ20から上記した警告音声を発生させるための指令信号を供給する処理が実行される。本ステップ104の処理が実行されると、以後、ナビゲーションECU18がスピーカ20を駆動することにより、スピーカ20から車両乗員に対する警告音声が出力されることとなる。この場合、車両乗員は、スピーカ20からの警告音声を聞くことによりパワースライドドア開閉スイッチ16の初回操作に起因してスライドドアの自動開作動が要求されたことを知ることが可能となる。
ステップ106では、上記ステップ104においてスピーカ20からの警告音声が出力されてからの経過時間Tが所定時間T0未満であるか否かが判別される。尚、所定時間T0は、車両乗員がパワースライドドア開閉スイッチ16を再操作するのに許容されている時間であり、例えば3秒に設定されている。その結果、T<T0が成立しないと判別される場合は、今回のルーチンは終了される。一方、T<T0が成立すると判別される場合は、次にステップ108の処理が実行される。
ステップ108では、再びパワースライドドア開閉スイッチ16が一定時間継続してオン操作されたか否かが判別される。その結果、否定判定がなされた場合は、上記ステップ106の処理が繰り返し実行される。一方、肯定判定がなされた場合は、次にステップ110の処理が実行される。
ステップ110では、スライドドアの自動開作動を実現すべく、スライドドアアクチュエータ12に対してスライドドアを開作動させるための指令信号を供給する処理が実行される。本ステップ110の処理が実行されると、以後、車両のスライドドアは、スライドドアアクチュエータ12の駆動により全閉位置から全開位置へ向けて開作動されることとなる。本ステップ110の処理が終了すると、今回のルーチンは終了される。
上記図2に示すルーチンによれば、スライドドアの自動開閉が許可されている状況において、パワースライドドア開閉スイッチ16のオン操作が始めて一定時間継続したときに、自車両の現在位置が車両が比較的高速で走行し得る道路上にない場合には直ちにスライドドアを自動開作動させることができる一方、自車両の現在位置がかかる道路上にある場合にはまず車両運転者に対してスピーカ20から警告音声を出力し、その後再びパワースライドドア開閉スイッチ16のオン操作が一定時間継続した場合に始めてスライドドアを自動開作動させることができる。
すなわち、本実施例の構成において、自動開閉が許可されているスライドドアの自動開作動は、車両の走行し得る道路上では、パワースライドドア開閉スイッチ16の1回目のオン操作では実行されることはなく制限され、警告音声出力後の2回目のオン操作で始めて実行される。このため、本実施例の車両用ドア装置10によれば、車両の走行し得る道路上において例えばパワースライドドア開閉スイッチ16の車両乗員による誤操作や子供による無意識な操作が行われたときにもスライドドアが開放されることはなく、車両乗員が降車可能となる事態は回避されるので、パワースライドドア開閉スイッチ16の誤操作などに起因した降車乗員と他車両との接触事故を防止することが可能となっている。
尚、本実施例の構成において、駐車場などの道路以外の場所でのスライドドアの自動開作動は、パワースライドドア開閉スイッチ16の1回目のオン操作で実行される。かかる場所においては自車両にすれ違う他車両はほとんど存在しないので、車両乗員が自車両から降車しても他車両との接触事故を引き起こすことはほとんどない。従って、本実施例の車両用ドア装置10においては、上記した道路でない駐車場などにおいて降車乗員と他車両との接触事故が生じ易くなることはなく、降車しようとしている乗員を速やかに降車させることが可能となっている。
ところで、上記の実施例においては、パワースライドドア開閉スイッチ16が特許請求の範囲に記載した「操作手段」に、スライドドアアクチュエータ12が特許請求の範囲に記載した「開作動手段」に、それぞれ相当していると共に、パワースライドドアECU14が、上記図2に示すルーチン中ステップ104の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「警告出力手段」が、ステップ110の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「開作動制御手段」が、ステップ102の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「自車位置判別手段」が、それぞれ実現されている。
尚、上記の実施例においては、パワースライドドア開閉スイッチ16の操作に起因する警告音声の出力を、ナビゲーションECU18に接続されているスピーカ20を用いて行うこととしているが、パワースライドドアECU14に直接にスピーカを接続し、そのスピーカを用いて警告音声を出力させることとしてもよい。
また、上記の実施例においては、同じパワースライドドア開閉スイッチ16が2回操作されることによりスライドドアの自動開作動を開始することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、異なる箇所に設けられたパワースライドドア開閉スイッチが所定の順序で操作されることにより、例えば後部座席に設けられたサブスイッチが操作された後に運転席に設けられたメインスイッチが操作されたときにスライドドアの自動開作動を開始することとしてもよい。
また、上記の実施例においては、車両前後方向に開閉されるスライドドアを自動開閉するパワードアシステムを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、運転席や助手席などにおける車幅方向にスイングされるスイング式の車両ドアを自動開閉するシステムに適用することも可能である。
更に、上記の実施例においては、自車両が車両が比較的高速で走行し得る道路上に位置するか否かの判別を、ナビゲーションECU18から供給される自車両の現在位置に関するデータに基づいて行うこととしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、車両に周囲(特に車両前後方向)を撮影するカメラを搭載し、そのカメラの撮像画像を処理することにより道路に描かれた白線などの走行線の認識結果に基づいて自車両が上記した道路上に位置するか否かを判別することとしてもよい。
本発明の一実施例である車両用ドア装置のシステム構成図である。 本実施例の車両用ドア装置において実行される制御ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
10 車両用ドア装置
12 スライドドアアクチュエータ
14 パワースライドドアECU
16 パワースライドドア開閉スイッチ
20 スピーカ

Claims (4)

  1. 車両ドアを自動的に開作動させるべく車両乗員により操作される操作手段と、車両ドアを自動的に開作動させる開作動手段と、を備える車両用ドア装置であって、
    前記操作手段の初回操作が行われた場合に車両乗員に対して所定の警告を発する警告出力手段と、
    前記警告出力手段により所定の警告が発せられた後、所定時間内に再度前記操作手段の操作が行われた場合に前記開作動手段による車両ドアの開作動を開始する開作動制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両用ドア装置。
  2. 自車位置が車両の走行する道路上にあるか否かを判別する自車位置判別手段を備え、
    前記警告出力手段は、前記操作手段の初回操作が行われたときに自車位置が前記道路上にある状況においてのみ車両乗員に対して所定の警告を発することを特徴とする請求項1記載の車両用ドア装置。
  3. 前記開作動制御手段は、また、前記操作手段の初回操作が行われたときに自車位置が前記道路上にない場合には、前記開作動手段による車両ドアの開作動を開始することを特徴とする請求項2記載の車両用ドア装置。
  4. 前記自車位置判別手段は、ナビゲーションデータに基づいて自車位置が前記道路上にあるか否かを判別することを特徴とする請求項2記載の車両用ドア装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012030618A (ja) * 2010-07-28 2012-02-16 Aisin Seiki Co Ltd ドア開閉駆動装置
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