JP2005212306A - 樹脂成形型用詰め栓加工方法 - Google Patents

樹脂成形型用詰め栓加工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005212306A
JP2005212306A JP2004022524A JP2004022524A JP2005212306A JP 2005212306 A JP2005212306 A JP 2005212306A JP 2004022524 A JP2004022524 A JP 2004022524A JP 2004022524 A JP2004022524 A JP 2004022524A JP 2005212306 A JP2005212306 A JP 2005212306A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plug
filling
narrow
masking sheet
ring groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004022524A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahide Kobayashi
隆英 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
Priority to JP2004022524A priority Critical patent/JP2005212306A/ja
Publication of JP2005212306A publication Critical patent/JP2005212306A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】
ウェットエッチングにより詰め栓の表面に底がシャープな凹形状の多数個のエンボスを加工可能とした樹脂成形型用詰め栓加工方法を提供する。
【解決手段】
詰め栓1の表面に多数個のエンボス2を加工するために、前記エンボス2の円周相当の小幅スリット4を設けた第1のマスキングシート3aで詰め栓1の表面を被覆してエッチング液を塗布し詰め栓の表面に所要深さの小幅リング溝5をウェットエッチング加工する第1工程と、この第1工程で得た詰め栓1の表面を前記小幅リング溝5と同径の円穴6を設けた第2のマスキングシート3bで前記円穴6を小幅リング溝5に合致するよう被覆してエッチング液を塗布し前記小幅リング溝5を内周円とするエンボス2をウェットエッチング加工する第2工程とにより加工するようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、樹脂成形型に入れ子をボルトで固定した後のボルト穴を埋める詰め栓又は水穴加工後の水穴端を埋める詰め栓の加工方法に関するものである。
図3で示すように樹脂の射出成形型の可動型7には入れ子8をボルトで固定し、また、冷却用の水穴9を備えている。前記入れ子8をボルトで固定した後にボルト穴を埋める詰め栓1が着脱可能にねじ込まれ、前記水穴9の端部を埋める詰め栓1が着脱可能にねじ込まれる。
この詰め栓1は、その表面に着脱するためのねじ回し工具を挿入するマイナス溝を設けたものがあるが、マイナス溝に樹脂が入り、樹脂製品の外面にヒケが発生して外観不良となっている。これを改善するためにるため、図1で示すように詰め栓1の表面に微小深さの多数個のエンボス2を設けたものが採用されている。
前記表面に多数個のエンボス2を設けた詰め栓1によれば、樹脂製品の外面にエンボスが具現されるだけでヒケは発生せず外観を良好にし、エンボス2に係合する専用の工具を使用することにより詰め栓1の着脱が容易に得られる利点を有している。
しかし、このエンボス2を加工するには、前記エンボス2に係合する専用の工具の引っ掛かりを確保するためにエンボス2の底がシャープな凹形状にしなければならない。そのためには放電加工が適当であるが、この放電加工は高価でありコストを高くする問題がある。
この放電加工の問題を解消するために、エッチング液を用いたウェットエッチングでエンボスを加工する方法が採られている。これは、図4で示すようにマスキングシート3にエンボス2と同径の円穴6を開け、マスキングシート3を詰め栓1の表面を前記マスキングシート3で被覆してエッチング液を塗布し、マスキングシート3の円穴6の部分をエッチング液によってエンボス2を加工している。しかし、この場合、図5で示すようにウェットエッチング加工後のエンボス2の底はRが付きダレが生じてシャープな凹形状が得られない不具合があった。
特開平8−39613公報 特開平8−227754公報
本発明は、ウェットエッチングにより詰め栓の表面に底がシャープな凹形状の多数個のエンボスを加工可能とした樹脂成形型用詰め栓加工方法を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明は、請求項1に記載の通り、樹樹脂成形型に入れ子をボルトで固定した後のボルト穴を埋めるための詰め栓又は水穴加工後の水穴端を埋めるための詰め栓の加工方法であって、前記詰め栓の表面に多数個のエンボスを加工するために、前記エンボスの円周相当の小幅スリットを設けた第1のマスキングシートで詰め栓の表面を被覆してエッチング液を塗布し詰め栓の表面に所要深さの小幅リング溝をウェットエッチング加工する第1工程と、この第1工程で得た詰め栓の表面を前記小幅リング溝と同径の円穴を設けた第2のマスキングシートで前記円穴を小幅リング溝に合致するよう被覆してエッチング液を塗布し前記小幅リング溝を内周円とするエンボスをウェットエッチング加工する第2工程とからなることを特徴とするものである。
本発明によると、第2工程でウェットエッチング加工したエンボスは第1工程でウェットエッチング加工した所要深さの小幅リング溝により、この小幅リング溝を内周円とする底がシャープな凹形状のエンボスを放電加工に比較して低コスト及び加工時間を低減することが可能であると共に、詰め栓破損時の再製作が容易である等の効果を有している。
以下本発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて説明する。図1において、1は詰め栓であり、その表面には微小深さの多数個のエンボス2が設けられている。この詰め栓1の外周面には図3で示すように入れ子9をボルトで固定した後のボルト穴や水穴10の端部にねじ込むための図示省略している雄ねじが設けられている。
本発明は図2で示すように、先ず第1工程で前記エンボス2の円周相当の小幅スリット4を設けた第1のマスキングシート3aで詰め栓1の表面を被覆してエッチング液を塗布し詰め栓1の表面に所要深さの小幅リング溝5をウェットエッチング加工する。
次いで第2工程で、前記第1工程で得た詰め栓1の表面を前記小幅リング溝4と同径の円穴6を設けた第2のマスキングシート3bで前記円穴6を小幅リング溝4に合致するよう被覆してエッチング液を塗布し前記小幅リング溝4を内周円とするエンボス2をウェットエッチング加工する。
前記ウェットエッチング加工するためのエッチング液は、例えば、フッ素酸とフッ化アンモニウム水溶液が適当である。また、エンボス2の深さはエッチング液の塗布回数で任意に決定する。
本発明は前記第1工程でエンボス2の円周相当の小幅スリット4を設けた上で第2工程によって小幅リング溝4と同径の円穴6を設けた第2のマスキングシート3bで前記円穴6を小幅リング溝4に合致するよう詰め栓1の表面を被覆してエンボス2をウェットエッチング加工することにより、エンボス2の内周囲及び底は小幅リング溝4の存在によってシャープな凹形状に形成されるのである。
このように本発明では、詰め栓1の表面のエンボス2をウェットエッチング加工により加工精度の高いシャープな凹形状に低コストで短時間で加工することができ、しかも、詰め栓破損時の再製作が容易であるという利点を有している。
詰め栓の表面をマスキングシートで被覆した状態の斜視図 本発明方法を図1のA部拡大部示す加工工程図 詰め栓が用いられる樹脂成形型の部分図 従来のウェットエッチング加工におけるマスキングシートの部分図 従来のウェットエッチング加工したエンボスを示す詰め栓の断面図
符号の説明
1 詰め栓
2 エンボス
3 マスキングシート
3a 第1のマスキングシート
3b 第2のマスキングシート
4 小幅スリット
5 小幅リング溝
6 円穴
7 可動型
8 入れ子
9 水穴

Claims (1)

  1. 樹脂成形型に入れ子をボルトで固定した後のボルト穴を埋めるための詰め栓又は水穴加工後の水穴端を埋めるための詰め栓の加工方法であって、前記詰め栓の表面に多数個のエンボスを加工するために、前記エンボスの円周相当の小幅スリットを設けた第1のマスキングシートで詰め栓の表面を被覆してエッチング液を塗布し詰め栓の表面に所要深さの小幅リング溝をウェットエッチング加工する第1工程と、この第1工程で得た詰め栓の表面を前記小幅リング溝と同径の円穴を設けた第2のマスキングシートで前記円穴を小幅リング溝に合致するよう被覆してエッチング液を塗布し前記小幅リング溝を内周円とするエンボスをウェットエッチング加工する第2工程とからなることを特徴とする樹脂成形型用詰め栓加工方法。
JP2004022524A 2004-01-30 2004-01-30 樹脂成形型用詰め栓加工方法 Pending JP2005212306A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004022524A JP2005212306A (ja) 2004-01-30 2004-01-30 樹脂成形型用詰め栓加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004022524A JP2005212306A (ja) 2004-01-30 2004-01-30 樹脂成形型用詰め栓加工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005212306A true JP2005212306A (ja) 2005-08-11

Family

ID=34905840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004022524A Pending JP2005212306A (ja) 2004-01-30 2004-01-30 樹脂成形型用詰め栓加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005212306A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110055492A (zh) * 2019-04-09 2019-07-26 深圳市华星光电技术有限公司 一种掩膜片成形结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110055492A (zh) * 2019-04-09 2019-07-26 深圳市华星光电技术有限公司 一种掩膜片成形结构
CN110055492B (zh) * 2019-04-09 2021-03-23 Tcl华星光电技术有限公司 一种掩膜片成形结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2008049048A3 (en) Tool for forming a three dimensional article or container
CN102960935B (zh) 化妆品容器及其制造方法
US20080007110A1 (en) Structure of a spoke positioning pocket
JP4920719B2 (ja) スペーサーナットの製造方法
JP2005212306A (ja) 樹脂成形型用詰め栓加工方法
US20090029247A1 (en) Side terminal and insert, method and apparatus for manufacturing same
ATE508063T1 (de) Verfahren zur herstellung von kunststoffverschlüssen
RU2005130613A (ru) Способ безрезьбового крепления герметизирующих и разгерметизирующих полых пробок в циркуляционных отверстиях корпуса скважинного фильтра на проволочной основе
KR101478041B1 (ko) 냉간 단조를 이용한 전자동 주차 브레이크 시스템용 헬리컬 캐리어 제조방법 및 장치
JP5013729B2 (ja) タイヤ
US10265887B2 (en) Mould for producing atomizer nozzles, mould set, negative mould and method for producing an atomizer nozzle
CN205834761U (zh) 一种薄壁产品盲孔加工治具
DE60207114D1 (de) Verfahren zum kaltformen eines selbsthaftenden aufnahmebefestigungselements
CN103934635A (zh) 一种高压开关触指的制作方法及其夹具
CN203797504U (zh) 易装拆天花灯
JP6544218B2 (ja) 電極製造方法
US20110115322A1 (en) Motor rear cover
US9724960B2 (en) Automobile wheel disk
JP5945884B2 (ja) 化粧料塗布体の製造方法
JP2007059365A (ja) スパークプラグシェル及びその製造方法
TW200420411A (en) Method for manufacturing integrally formed container and labell
JP2009241568A (ja) 金輪付き筆記具用キャップ
JP2002054416A (ja) オイルパン及びその製造方法
TW201518152A (zh) 自行車水壺架之製造方法
JP2010100024A (ja) インサート金具及びその製造方法